015 動物・キツネ対策(道中)

北のチップス一覧・北海道の道の駅一覧:テキスト版解説版

こわいキツネくん

 人気のない道を走っていると、突如、車の前に飛び出してきて、きちんとお座りするキタキツネがいたりします。餌をもらおうとしているのです。「おぉ、かわいい!」と思うのは人の常。

 でも「かわいい」のついでに餌をやると、餌になれたキツネはこの技を常に使うように…。キツネに興味のない車はスピードを落とさずに轢いていくことになります。

 えさをやってはいけません。野生動物にえさをやるのは自然の法則に反します。

足早に歩くキタキツネ
足早に歩くキタキツネ





 つぎに北海道のキツネは「エキノコックス」に冒されています。病原菌(寄生虫とその卵)は糞便によってまき散らされます。触ると感染する恐れがあります。

 エキノコックスは肝機能障害を起こす病気で、潜伏期間が5~15年、現在のところ切除以外の有効な治療法がありません。しだいにお腹がふくれてきます。

対策として…、
①キツネには餌をやらない
②キツネには触らない
③湧き水などの生水を飲まない。北海道は湧き水が多いのです。
 水源から直接飲むことが可能で、糞便が混入する恐れのない、京極や真狩の特定の湧水は生水もかまわないとされますが、湧水近くには沸かして飲むようにという注意書きがあります。溜まっている湧き水や登山道沿いに流れる水は非常に危険です。

 また「土」にも注意が必要です。山にはどんぐりが落ちていますが、どんぐりは当然土まみれです。お子さんはどんぐりで遊んだ後、手指を口に入れるかもしれません。どんぐりに付いていた土にはエキノコックスが紛れ込んでいることがあります。山や公園で泥遊びをした後には必ず手を洗うことが必要、そもそも泥遊びをしないようにすることが肝心です。



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