018 虫対策(道中)

北のチップス一覧・北海道の道の駅一覧:テキスト版解説版


虫対策①:アブやマダニ
虫対策②:水虫



虫対策①

要点
●服装は夏でも長そで・長ズボン
●ダニ忌避剤の入った虫除けスプレーを携帯

 北海道は夏場、虫が大変。内陸部の方が多いような感じです。夏真っ盛りにお邪魔すると、車から出たとたん駐車場の草むらからアブなどが飛び出してきます。アブばかりでなく、ゴマフハエなど、噛みつくのがいて、かゆみが続きます。

 また草むらなどにはマダニが生息していることがあります。マダニは食いつくと、頭部を皮膚の下に入れ、血を吸います。腹部が皮膚の上に出ていて、血を吸うと膨れ、いぼができたように見えます(取ったり、潰したりしてはいけません。皮膚科で取ってもらいます)。
 放っておくとマダニが媒介するウィルスが血液を巡り、血小板減少や脳症を引き起こし死ぬことがあります。熱が出たり、嘔吐や下痢の症状が出たら、マダニが原因の感染症の疑いがあります。

 また北海道では夏でも気温が急に下がったりすることもあります。旭岳や層雲峡の黒岳にロープウェイで登ると、天候が急変し雪が降ることもあります。平地でも夏場20℃以下に下がることもあります。

 で、長袖・長ズボンそれからマダニ忌避剤・ディート(12歳未満使用禁止)やイカリジンの成分が入った虫除けスプレーは必須です。短パンのみで芝生に寝転がったりしている人を見かけることがありますがとんでもないことです。
 国立感染症研究所の「マダニ対策」、アース製薬の「マダニ対策」もあわせてお読みください。





虫対策②

 もう一つやっかいな虫が「水虫」。これは各地の温泉をめぐっていれば致し方のないところ。

対策としては…、
●公衆浴場・温泉では足の裏を脱衣場の床につけない。飛ばない限り無理ですが…、といって膝で歩けば良いというものでもありません
●靴下、下着は風呂の後、必ず新しいものに
●水虫にかかったら、皮膚科を受診・薬を3か月以上塗り続ける(自己診断で市販薬を使うよりも、結局経済的)

  1. 脱衣場では足の裏を床にできるだけくっつけないよう、靴下を浴場まで履いていくのもひとつの手
  2. 浴室内では足の裏や指の間をよく洗う
  3. 浴室から出る前に出口あたりを水や湯で流す
  4. 浴室から出たら、足の裏をできるかぎり床にくっつけない。別の靴下を履いてもいいですね
  5. 温泉を出て不安があるときは、水などで足をよく洗う

  6. 白癬菌は一時的な接触では病気を引き起こさないそう、で、靴下や下着は風呂の後には必ず取り替える(これ、大事)

  7. もし水虫が襲撃してきたら、足指の間の皮膚が剥けたり、かゆくなったりの反応が出るので、すぐに皮膚科にかかる
  8. 良くなるまで、根気よく3か月以上薬を塗り続ける(これが一番大事)
  9. 皮膚科で菌が残っていないかを確認する(これ、一番大事)

  10.  川湯温泉の湯については、殺菌効果についての実証実験結果が発表されています。ただし脱衣場などの床やマットについてはやっぱり充分気をつけて。水虫は温泉内で感染というよりは、脱衣場等のマットなどから感染する割合が多いのです。


 ネットの情報、酢を使うとか、足を海水につけるとか、いまだに民間療法みたいなのが大きく掲載されていてちょっとびっくり(役に立ちません)。


足のとげを抜く少年
足のとげを抜く少年




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