留萌市の観光スポット(道の駅「るもい船場公園」)

🔝  留萌市(るもいし)の観光スポットについて触れています。

 留萌市(るもいし)には「黄金岬(おうごんみさき)」、「神居岩総合公園」・「千望台」、海水浴場「ゴールデンビーチるもい」・「礼受牧場トリム」などの観光地があります。
 「黄金岬」、「神居岩総合公園」、「ゴールデンビーチるもい」にはキャンプ場があります。レンタサイクルは道の駅で借りられます。


道の駅「るもい」と観光スポット
道の駅「るもい」と観光スポット




留萌市の日本海側① …留萌に戻る

黄金岬(おうごんみさき)》
 「黄金岬」道の駅から西へ2.9km・道道22号経由(MAP CODE:416 390 328*66、留萌市大町2丁目)は江戸末期から「のろし台」として利用されたところ、ニシンの見張り台として使われました。駐車場🅿はキャンプ場用のものが道路沿いに40台分ほど。トイレ🚻あり。〔🗾Googleマップ〕。
 ニシン漁の最盛期は江戸末期から昭和30年ころ、じつに100年以上。「群来(くき)」という産卵のため鰊の大「群」が岸に押し寄せて「来」るとのろしでそれを知らせました。一場所で鰊が千石も捕れたというので、千石場所と言われます(1石は約180リットルとされますが、明治19年のメートル法の採用との絡みで実際にどれくらいの量なのかはわかりません)。その夕陽の中押し寄せる群来がこがね色に輝いたところから岬の名前がついたと言われます。左画像は岬に建つ「波濤の門」、風と波のすさまじさを表しているとのこと。留萌はとくに冬、風が強くそのため波も高いです。波が来ていないように見えても見えない潮が飛んできています。海際に立ち寄るときは、すぐに洗える服装で…。郵便局の風景印は近くの「留萌郵便局」で。
 海側は節理の入った火山岩(カンラン石玄武岩柱状節理)の岩場。干潮時には潮だまりができイソガニがたくさんいます。シーズン中はゲソ(イカの足)を使ってのイソガニ釣りが盛んです。ザリガニ釣りと同じですぐに釣れます。ゲソは海の家で販売です。黄金岬の夕陽は、「日本一の落陽」と言われます。

留萌市・黄金岬波濤の門
留萌市・黄金岬波濤の門
黄金岬・岩場
黄金岬・岩場


岬とキャンプ場》 …留萌市の日本海側①に戻る)
 道路(道道22号)をはさんでラーメン屋などの食堂が3軒ほどあり、すぐ北側の細い敷地が駐車場と「黄金岬キャンプ場」です。道の駅から西へ2.9km・道道22号経由。売店・食堂がキャンプ場開設と同じ期間開いています。駐車場🅿、トイレ🚻、炊事場があります。〔🗾Googleマップ〕。
 キャンプ場(4月下旬~10月初旬の開設)は予約、利用料なし。道路と高台の間の狭い敷地にあります。テントを一列にしか張れない狭さ(鰊番屋の寝台[ねだい]を連想させます)。駐車場と炊事場、トイレ(和式のみ)があります。ゴミは持ち帰り。車中泊は駐車場でできます。駐車場は3か所、細長いところがキャンプ場のすぐそばです。冬期、トイレと炊事場は閉鎖です。

留萌市海のふるさと館》 …留萌市の日本海側①に戻る)
 キャンプ場の南に「留萌市海のふるさと館」道の駅から西へ2.9km・道道22号経由(0164-43-6677、留萌市大町2丁目)4月下旬~10月下旬の開館・09:00-16:00。〔🗾Googleマップ〕。
 留萌の歴史を道具・映像で展示しています。留萌市のキャラクターがいるかもしれない「KAZUMOちゃん食堂」があります。キャンプ場の北側、背後の高台に上がる道があり、それを南下(250m)するか、南側駐車場から北へ(50m)上がります。江戸時代終わりに、ニシン漁用の「のろし台」があったところです。北へ600mほど、海際に「波灯の女」という灯りを持つ女性像が座っています。像の下に「躍動留萌」の案内板。





留萌市の丘の上 …留萌に戻る

神居岩総合公園とキャンプ場
 留萌川、JR留萌本線の北側にある「神居岩総合公園」(5月~10月開設の無料「神居岩総合公園キャンプ場」あり)は「風呂事情」に記載しました。海が見えないのが残念ですが、波しぶきがかかる心配はなく、キャンプ場使用料は無料です。道の駅から東へ4.5kmほど。日帰り入浴のできる「ホテル神居岩」が近くです。

見晴公園》 …留萌市の丘の上に戻る)
 「見晴公園」は東の高台を登ったところ・道の駅から南へ1.5km(MAP CODE:416 333 723*88、留萌市見晴町2丁目)。〔🗾Googleマップ〕。
 北から野球場、テニスコート、留萌市文化センター(0164-42-3333)、森と芝生の地域があります。芝生の上にD61型蒸気機関車が屋外展示、また24hトイレがあります。駐車場はトイレの前、文化センター前、テニスコート前にあります。トイレとテニスコートは200mほど離れています。

千望台と五十嵐億太郎像》 …留萌市の丘の上に戻る)
 見晴公園から南東1.5kmに、「千望台」道の駅から4.6km南下・市道沿い(MAP CODE:416 303 328*18、0164-42-0569、留萌市礼受町)があります。見晴公園同様、日本海を臨める公園です。〔🗾Googleマップ〕。
 晴れていれば、天売島、焼尻島を見ることができます。広場では五十嵐のおじさんが巻物かなにかを手にいつも立っています。「千望台休憩所HeartLand Cafe」(4月下旬~のオープン・10:00-17:00/火曜定休)というカフェがあり、ハンバーガーや飲物をいただけます。同じ建物に展望室とトイレがありますが、夜間・休日および冬期の利用はできないようです。
 「五十嵐億太郎の像」と「頌徳日」は千望台にならんで建っています。南の小樽には広井勇や伊藤長右衛門ら、港の造成に尽力した人物がいますが、ここ留萌港には五十嵐億太郎がいます。億太郎は水産業を営んでいた人ですが、当時(1907[明治40]年)の内務大臣原敬を留萌に招き、港の必要性、増毛よりも留萌の方が地理的に優れていることなどを説き、港の誘致に成功しました。像は誘致に尽力した34歳の姿を描いています。頌徳碑は1953年、見晴公園に完成、像は1984年に完成し、頌徳碑も移設されました。

留萌市・千望台
留萌市・千望台
千望台・五十嵐億太郎の像
千望台・五十嵐億太郎の像と頌徳碑


 「るるもっぺ憩いの森」道の駅南へ5.9km・千望台を過ぎて市道の先端(MAP CODE:416 273 197*60、留萌市礼受町680番地の1)は千望台から南へ1kmほど。散策路と池があります。〔🗾Googleマップ〕。

留萌ダム》 …留萌市の丘の上に戻る)
 「留萌ダム」(MAP CODE:416 016 029*22、留萌市大字留萌村字チバベリ)は「憩いの森」からはかなり内陸に入ります(憩いの森から深川留萌道路経由・南東へ21km、道の駅から17km、憩いの森からはいったん海方向に戻るので遠回り)。JR留萌線の「幌糠駅」のすぐ南、ひまわりの町・北竜町がかなり近くになります。〔🗾Googleマップ〕。
 留萌川の支流「チバベリ川」と「チバベリ右川」に設けられたロックフィルダム。1983年に着工し2009年に竣工、完成までにじつに25年もの歳月を費やしたダムです。ふたつの川を堰きとめたため、ダム湖が二手に分かれています。ダム堤が広くきれいな形をしています。
 チバベリ湖ではカヌーやSUP(立ち漕ぎボード)などの体験(問合せ080-3393-9546)が可能です。
 「ちばべり」については、「ち」が「われら」、「ば」は「~の上」、「べ」は「水」、「り」は「路」を表し、「われらのかみ手の水路」という意味だそう。





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ゴールデンビーチるもい・海水浴場とキャンプ場
 「ゴールデンビーチるもい」道の駅から南西へ3.5km・国道231号経由(MAP CODE: 416 331 214*10、問合せ0164-43-6817、留萌市沖見町地先)開設期間:7月11日~8月23日(年により変動)、北海道の海水浴場にしては珍しく、一か月以上も開設しています。1kmの浜辺が続く北海道最大の海水浴場。イギリスのBlackpoolみたいな感じ。〔🗾Googleマップ〕。
 シーズン中は緑地帯エリアに「元気テント村」(テント、テーブル、椅子をあらかじめセット)というキャンプ場ができあがります。そばの国道を走っていると、色とりどりの賑わいと楽しさが伝わって来ます。シャワー(有料、ちょっと割高)やトイレ(期間限定4下旬~10月中旬)があります。テントを張るには、砂浜無料、緑地有料です。道路ぎわに建つ巨大バス停(2か所)にもトイレがあります。トイレ屋根の高さは道内一、目立っています。
 駐車場🅿は840台分のスペースがあります。有料、少々割高、もし車中泊するとなると、2日分の駐車料金が必要です。すこし北に「神居岩総合公園」という無料のキャンプ場があります(風呂事情をご覧ください)。

礼受牧場》 …留萌市の日本海側②に戻る)
 「礼受牧場(れうけぼくじょう)」道の駅から4.3km南下・ゴールデンビーチるもい傍(国道231号)を南下(0164-43-0964、留萌市大字礼受町294-1)開場期間4月下旬~9月下旬。〔🗾Googleマップ〕。
 牧場は日本海を臨み、きれいなところ。菜の花の五月、バーベキューの夏。「礼受牧場トリム」というレストランがあり、人気のソフトクリームを販売、オリジナルラーメン・夕陽色の「オロロンラーメン」、「るもい浜焼き」というバーベキューセットなどがあります。営業時間は10:00-18:00(月曜定休)。6月中旬~8月は無休、20:00まで開いています。

留萌市・礼受牧場
留萌市・礼受牧場
礼受牧場から見る日本海
礼受牧場から見る日本海


旧留萌佐賀家漁場》 …留萌市の日本海側②に戻る)
 「旧留萌佐賀家漁場」道の駅から南西へ4.9km・国道231号沿い(MAP CODE:802 899 345*44、問合せ0164-42-0435[市生涯学習係]、留萌市礼受町13番地の1)期間限定の内部公開。毎年8月最初の一週間に公開されます。〔🗾Googleマップ〕。
 毎年8月初めの一週間内部見学が可能、10:00-16:00。1844(江戸時代の弘化元)年に佐賀家八代平之丞が漁場(ぎょば)開設、1957(昭和32)年まで113年間ニシン漁を営んできたところ。現在の建物は明治初期建造と推察。1903(明治36)年にはトタ倉(製品保管)、船倉、廊下(ニシンの保管)、背後の丘の稲荷社が付加。国指定史跡。中には「留萌のニシン漁労用具」(3,745点)が保管されており、こちらは国指定重要有形民俗文化財。漁場は一軒の建物ではなく、上記の建造物を備えた大きな敷地。市の案内図をごらんください。建物自体の外部からの見学はいつでもできます、内部はHPからYouTubeの動画をご覧になれます(撮影者の頭部がほとんど常に表示)。また旧留萌線の線路を渡った山頂にある稲荷社へも登頂用のロープがありましたが、現在立ち入り禁止になっています。

留萌市・旧留萌佐賀家漁場
留萌市・旧留萌佐賀家漁場母屋
旧留萌佐賀家漁場・神社
旧留萌佐賀家漁場・稲荷社から日本海を望む




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