023 北海道ではなにを着たらいいですか(道中)

北のチップス一覧・北海道の道の駅一覧:テキスト版解説版


結論:
●昼間は、本州以南と同じ服装で構いません。夏は汗が出るほど暑くなることがあります。
 でも…、

《夏》
 【気温】…夏でも気温が一桁℃に下がることがあるので、薄手でも良いのでダウンのジャケット、厚手のズボン(スカートや短パンは不可)を必ず用意しましょう。前触れなく急に下がります。
 また下界が通常の気温でも、夏山に(ロープウェイで)登ったり、川の上や海上のクルージングに出るときはダウンジャケットを持参しましょう。上着がないと、手が震えてカメラの焦点が合いません。夜はなおさら。

 【虫・草の葉】…夏はアブやハエの大量発生の時期です。草地を歩いたり、海辺を散策したりするときは、長袖に長ズボンを。北海道ではマダニ対策も忘れずに(下のリンクを参照ください)。
 虫に刺されるだけでなく、皮膚が草の葉に触れただけでも、赤くはれ上がってかゆくてたまらなくなることがあります。見てみると、虫に連続で刺されたみたいに「直線の刺され痕」がついていたりします。おそらく葉っぱの仕業です。掻くと血管やリンパ管に沿ってかゆみだけでなく腫れが広がることがあります。

《冬》
 冬の寒さは市街地にいるときなら建物の中に入れば、逃れることが可能です。凍結した湖上などでは肌が出ないように手袋はもちろんゴーグル等、とくに耳カバーが必須。また靴下なども含め二重にします。市街地でも携帯電話等の防寒は忘れずに。

以下、個別に…、
履き物
夏と夏山、虫除けスプレー、カラス対策の帽子
秋と春
冬の服装と携帯電話



履き物[TOPへ]
 北海道を車中泊で回ろうというのなら、ハイヒールやサンダルは不可
 市街地を外れると、湿原みたいにびしょびしょのところ、山に登ると地面から煙や湯気が出ていたり…。

 とくに4月~5月は雪解けの時期。芝生みたいに見えるところも水深5cm~10cmの「湿原」になっていることがあります。スニーカーなどでは水を吸ってきたないでしょうね。

 冬はすねあたりまでの高さの履き物が良いかも…。新雪の中を歩き回らなければ厚手の履き物で間に合うでしょう。
 底がぎざぎざに加工されているものか、スパイクつき(かかとに金属の滑り止めがついているもの)で…。

 ゴムで靴に留める滑り止めだけ空港なんかでも売っています(う~ん、そこまでしなくても)。小股で歩けば、ころびません。
 ころんでも手を出さず、背中から「自然に」倒れれば(手脚を丸めて猫ちゃんごろ~んの姿勢)、骨折などのけがはしません。





基本、夏でも「長袖に長ズボン+予備にダウンを1枚」[TOPへ]

夏でもダウンを
夏でもダウンを

 長袖+長ズボンの目的は、夏でも気温がそう上がらないことがあるのと、虫対策があります。

【寒い】
 10年くらい前、8月に北海道に来たとき、昼間18℃から上がらず、コートを買いました。夏でもコートを売っていることがすごい。2、3年前の根室では8月朝の気温が7℃でした。夏でもストーブを入れます。九州などでは朝からミ~ンミ~ン、ワシュ、ワシュ、ワシュという声が聞こえて、30℃超えもあるというのに。

【虫】
 また夏は道内とくに内陸部に虫が多く、アブなどはもちろんハエでも噛みつくのがいます。またマダニが芝生や灌木のなかにいたりするので、「長袖・長ズボン」はマダニ対策の意味もあります。
 「ディート」(12歳以下不可)や「イカリジン」といったマダニに対応した薬剤が入った虫除けスプレーを持っているといいでしょう。
 アース製薬「マダニ対策
 国立感染症研究所「マダニ対策
 当ブログの「マダニ対策

【やっぱり暑い】
 でも歩き回ったりすると暑いし、ときどきはやっぱり本州くらいに暑い日があるんですよね。

 それでも…、夏でも…、薄手のダウンを一枚持っておくことをお勧めします。


カラス対策に帽子を[TOPへ]
 4月〜7月初めくらいはカラスの子育て時期です。そばを通るだけでつがいで襲ってきます。しかも後ろから、羽音を立てず…。札幌の大通公園で連続3回、頭をつつかれた人を見ました。

 子育ての時期を外れても、食べ物を手に持って歩くのは危険です。これも後ろからカラスがねらってきます。
 札幌円山公園で、どこぞのお兄さんが唐揚げかなにかの串を口にくわえたとたん、後からカラスが襲い奪っていきました。頬が痛そうでした。
 大通公園ではお祭りのとき、妙齢のお姉さんが、手にしていた串を奪われました。しばらく口がきけないみたいでした、「とっとっ、取られたぁ」。「とっとっとぉ?」という福岡の人かと思ってしまった。





●夏山に行くときは厚手のズボン[TOPへ]

 北海道最高峰の旭岳(標高2,291m)やその東の黒岳(1,984m)には、ロープウェイが途中まで通っています。夏でも凍死した事故の記録が残ります。

 北海道の標高は「平地で、+1,000m」と言われます。高山では急に天気が崩れたり、霧が出て寒くなったりします。身体が濡れたりすると急激に体温が奪われ、「低体温症」になる虞があります。低体温症は意識を失ったりするだけでなく、命にも関わることがあります。

 初冬の格好をするのがちょうど良いくらい。「夏は暑い」という「本州の常識」を捨てましょう。





秋、春は本州での冬の服装[TOPへ]

 肌が出ない服装が必須。細いズボンは風が吹くと、冷気が肌までしみこんできて寒いです。同じ理由で、タイツなどもあまり効果はありません。

 下はタイツ+ズボンがいいかも、上はやっぱりダウンを…。

 6月で10℃台はざら、一方秋は9月下旬くらいから紅葉狩りのシーズンですが、スカートを履いてたりするともう寒さの我慢大会になり、芯から冷えます。

 旭岳はだいたい9月下旬に初雪が降ります。2019年は9月19日、初雪で5cm積もり、糠平源泉郷では4℃以下になったとのことです。4℃って冬の気温ですよね。





冬には身体も携帯電話も、防寒対策をしっかり[TOPへ]

 冬の北海道は、氷や雪のお祭りがたくさん。代表的なものは「札幌の雪まつり」。札幌だったら、寒ければ地下街や建物の中に逃げ込むことができますが…。

 早朝などには-20℃以下にもなることがあります。通常-10℃くらいには下がります。

 流氷を見たり、層雲峡の氷瀑を見たり、糠平源泉郷のタウシュベツ川橋梁を見物するときは、ダウン2枚、ズボン2枚、手袋も靴下も2枚、という具合に重ね着をしましょう。帽子や耳カバー、マフラー、カイロも複数、必須です。首から入る風が身体の熱を奪うので、マフラーや襟巻きがなかなか威力を発揮します。肌を露出させないことが大事です。
 コートやジャンパーはとうぜんフード付きがおすすめ、ゴーグルつきのスキー用の服装が良いかもしれません。

冬は、携帯電話も防寒対策を!
 手持ちのカイロで暖めましょう。あるいは身体に密着させて体温が電話機本体に伝わるようにしておきます。
 携帯電話を上着のポケットに入れたり、手に持って歩いたりすると、電池が低温ですぐにダメになります。本体自体がうんともすんとも言わなくなったり、電池残量表示が異常に少なくなったり…。症状は回復することもあれば、そのままダメになったり…。
 写真を撮るのに手持ちする場合は、カイロを当てておくのがとても効力を発揮します。でも指を出しておくと凍傷の心配が…。




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