網走市観光スポット(道の駅「流氷街道網走」)

 道の駅「流氷街道網走」のある網走市には「博物館・網走監獄」をはじめたくさんの観光スポットがあります。このページでは道の駅近くのスポットから、市内のキャンプ場、「流氷館」や「北方民族博物館」などの文化施設、濤沸湖、能取湖、能取岬などの自然遺産を紹介します。



🙆 記事一覧(画像をクリックしてください)
  • 🎪 キャンプ場てんとらんど(オホーツク公園)・のとろ・呼人浦・ふくろうの渓谷
  • 🐯 流氷砕氷船・流氷物語号・春カニ合戦・しおさい公園(花火大会)・
  • 🏠 博物館網走監獄・流氷館・北方民族博物館、モヨロ貝塚館・美術館・博物館
  • 🌸 大曲湖畔園地・はなてんと・フロックス公園・シマリス公園
  • 🐦 能取湖・サンゴ草・能取岬灯台、網走原生牧場・藻琴湖・濤沸湖水鳥湿地センター

 網走周辺の観光は「ConnecTrip」(MAP CODE:305 551 143*17、目的地設定不可050-1099-3708、網走市字呼人812-2)が取り扱っています。営業時間09:00-16:00/8月は無休、9月以降は金土日祝日オープン。体験・ツアーは随時受け付けています。
 また道の駅周辺のスポットなら「レンタサイクル」(電動アシストあり)が便利です。



道の駅「流氷街道網走」と観光スポット
道の駅「流氷街道網走」と観光スポット


●キャンプ場 [TOPへ]

網走市キャンプ場
網走市キャンプ場


てんとらんど》…地図上、一番南・車中泊可
 オートキャンプ場「てんとらんど」道の駅から南西へ6.3km(0152-45-2277、網走市字八坂1番地)開設期間は4月終わり~10月半ば。「北海道立オホーツク公園」内にあります。「天都山」という博物館集合地帯に立地、子ども広場も近くにあり、施設として一番充実しているでしょう。キャンプ場は家族向け、設備も整っていて大人気、予約は必須。「センター・ロッジ」が受付です。
 カーナビだと「センター・ハウス」(パークゴルフ場などの公園受付)に連れて行かれる可能性があります。スマホのナビで「てんとらんど」を指定するとキャンプ場に到達するでしょう。「はな・てんと」(MAP CODE:305 553 325*30、網走市呼人28-3)向かいの進入路が入口です。「はな・テント」をナビの目的地にしてもいいかもしれません。「オホーツク公園」は大きな公園ですが、「公園受付」から「てんとらんど」へは車での移動はできません。Google Map

網走市・てんとらんど案内図
網走市・てんとらんど案内図


施設など
 「流氷街道網走」は交通量の多い市街地に位置していますので、この広いキャンプ場に移動してくるのも一案です。フリーサイトあるいはキャンピングカーサイトで車中泊が可能です。高齢の方には割引あり。
 網走には多くの観光地、また公園内にも多くの施設ありで、1日ではとても回りきれません。やはりどこかで2~3泊は必要です。

 センターロッジ内にはWi-Fiが、キャンプ場内フリーテントサイトにも弱めながら飛んでいます。
 トイレは女子、男子ともにウォシュレット、多機能トイレにはオストメイト機器がついています。キャンピングカー用のダンプステーションあり。
 無料のシャワー室(朝シャワーあり)、コインランドリー(電気式)も完備。近隣の店舗から肉や海鮮を配達してくれるサービスもあります。まさに高規格オートキャンプ場です。

 高台にあるキャンプ場は夜は星空が綺麗、夏(7月~8月)にはさそり座が大きく見えます。10月にはもう、オリオン座も見えます。風の強い日があるかもしれません。ネット上にキャンプ場内の詳細な施設一覧があります。
 キャンプ場内のシャワーで物足りない人、入浴施設は、網走湖畔温泉の「ホテル網走湖荘」(0152-48-2311、西へ7.4km・直線距離2km弱だけど道がない)、「温泉旅館もとよし」(0152-48-2241、西へ7.5km・直線距離2km弱)が近いようです。

「てんとらんど」からの風景
「てんとらんど」からの風景


道立オホーツク公園
 「てんとらんど」が位置する「北海道立オホーツク公園」(センター・ハウス0152-45-2277)には大人のパークゴルフ場(2か所・冬は歩くスキー場)から子ども向けの施設が充実しています。とくにお子さん向けにはふわふわドームや大きなジャングルジム、大きなネット遊具や滑り台などのある「ぼうけんの森」そして雨の日も安心な屋内遊具場「ころころひろば」があります。散策するにもとても良い場所です。センターハウスには休憩室、またパークゴルフの受付、冬は歩くスキーの受付があります。

道立「オホーツク公園」案内図
道立「オホーツク公園」案内図


呼人浦キャンプ場(よびとうら)》
 「呼人浦キャンプ場」(0152-44-6111、網走市字呼人)4月下旬~10月上旬。網走湖畔のキャンプ場。受付、料金は不要。焚き火禁止、ゴミ持ち帰り。トイレは「さわやかトイレ」。
 網走湖畔の「網走湖カヌー体験」(集合場所:網走市呼人浦キャンプ場)は6月~11月はじめまでの開催。リーズナブルな料金設定です。「網走湖カヌー体験」はweb上からの申込。ぜひ小さな船の乗り心地を経験してください。
 キャンプ場からの入浴施設は、「温泉旅館もとよし」があります。
 冬、キャンプ場は閉鎖されますが、網走湖上ではワカサギ釣り(会場0152-48-2289・問合せ0152-44-5849、手ぶら可・レンタルのテントあり、駐車場80台、釣りは昼間のみ08:30-16:00)、ワカサギ氷下漁の見学、スノーシュー体験が可能です。体験・見学等は「モンベル小清水店」(0152-67-7062)へ。

レイクサイドパーク・のとろ》…地図上、一番北
 「レイクサイドパーク・のとろ」(0152-47-1255、網走市能取港町5丁目1番)開設期間5月~10月。能取湖東岸に展開する広々としたキャンプ場。コテージ、パオ、貸しテントあり。センターハウスにウォシュレット、コインシャワーの設備あり。パークゴルフ場もあります。キャンプ場の料金は少し高めかも。
 お風呂は、「網走ロイヤルホテル」(0152-43-1888、東へ9.5km)が近いようです。
 4月中旬~7月中旬までは能取湖のアサリ潮干狩りが無料開放です。湖面と水平のキャンプ場敷地は広々とした開放感でいっぱい。
 湖畔をすこし南に行ったところに「水産科学センター 川と湖の学習館」(0152-47-1166、網走市能取港町1丁目1番地)4月~11月開館09:00-16:00/月曜休館・冬期休館。

ふくろうの渓谷》…「てんとらんど」よりも南です、地図にはありません
 「ふくろうの渓谷」道の駅から南へ9km(網走市豊郷131)通年営業・9月終わり~4月は冬季営業(冬期は予約必須)。森を切り開いて造られた菜園付きキャンプ場、自然の動物がたくさん。オートサイトあり。instagram


●流氷砕氷船、流氷物語号、春カニ合戦・花火大会・流氷天望 [TOPへ]

網走市・お祭り
網走市・お祭りなど


流氷砕氷船オーロラ》…夏も運行します
 「流氷砕氷船オーロラ」は道の駅からの出港。砕氷船は1月下旬~4月初めまでの運行。蓮の葉状の氷を見たり、氷に留まる鳥を見るのはなんともいえない経験。夕日をカメラに収めることができる「夜のナイトクルーズ」(2月~3月金土日、18:00-19:00)も盛況です。道の駅内の「クルーズカウンター」で受付。twitter

道の駅「流氷街道網走」テラス
道の駅「流氷街道網走」おーろら3
網走川河口・流氷とオオワシ
網走川河口・流氷とオオワシ


 宿は、各ホテル(網走観光協会の宿泊一覧)などで早くから予約を募っています。
 冬以外のシーズンも観光船は運行(1日2回・09:00と13:30出港)しています。「網走ネイチャークルーズ」が4月~10月まで運行。小型観光船「チパシリ」などが沖合まで連れて行ってくれます。渡り鳥の大群やナガスクジラなどを観察できます(当日の条件によります、運行自体も気象条件に左右されます)。
予約
 申込期限があり、午前の便は前日17:00まで、午後は当日10:00まで。料金は道の駅のクルーズカウンターで支払い。催行時間は3時間ほど。問合せ・申込は電話(0152-43-6000)、あるいはネットで。ネットで申し込む場合は、前々日17:00までに予約とのこと。乗船名簿(PDF)を書いておいた方が手間が省けるでしょう。
 なお、「オーロラ2」は2022年3月で引退、19トンの「オーロラ3」が3月運行開始しました。

観光列車・流氷物語号
 ()JR網走駅からは1月終わり~2月のひと月間、「流氷物語号」という観光列車(ラッピング塗装のディーゼルカー)が斜里駅まで走ります。1時間の小旅行、オホーツクの流氷を眺めながらのひとときです。自由席のみ(網走出発の場合、左手が海側)。

春カニ合戦》…道の駅駐車場
 網走では毎年5月中旬~下旬の日曜日、道の駅「流氷街道網走」の駐車場で、キャッチフレーズ「網走のカニは空を飛ぶ」でおなじみ「春カニ合戦」が開かれます。参加券(前売り、当日)を購入すると、料理とビール・ソフトドリンク飲み放題、お祭り会場での買い物券がついています。参加券は道の駅とほか市内の観光案内所や飲食店で購入できます。春カニ合戦当日は駐車場が使えません(2023年は5/21日曜日開催10:00-16:00)。

網走市・春はかにの季節
網走市・春はかにの季節
茹でかに
茹でかに


 さらに「カニまきエントリー抽選券」がついていて、エントリーすると午前の部と午後の部それぞれ100名が選ばれます。ゆでカニがモチまきのように空を飛び、キャッチすればカニをいただけるというもの。皆さんかごを手に(+手袋・ヘルメット)参加します。
 春から夏までのほぼ三ヶ月、市内飲食店や宿泊施設で「網走かにめしキャンペーン」が開かれ、スタンプを集めると、道の駅で抽選し、ゆでカニやカニ煎餅などの豪華景品が当たります。

しおさい公園》…夏の花火大会・冬の流氷天望
 「しおさい公園」道の駅から南東へ1.4km(MAP CODE:305 649 791*25、問合せ0152-44-6111、網走市台町2丁目6)トイレあり。道の駅の少し南方にある公園。高台にあり、道の駅方向はもちろん、帽子岩など網走港がよく見えます。近距離の臨場感はありませんが、見晴台があって夏の花火大会(7月中旬開催・「流氷街道網走」周辺)、冬(2月以降)の流氷を見るにはもってこいの所。知床連山の説明書きがあります。駐車場は数台分あります。
 東へ少し離れて「旧日本軍トーチカ跡」があります(斜面にあるコンクリート構造物で、お子さん連れなんかだと近寄らない方が良いでしょう)。


●網走市の博物館・美術館(博物館網走監獄など) [TOPへ]
    1~3は天都山と周辺にあります(地図上、南西方向)
  1. 博物館 網走監獄
  2. オホーツク流氷館
  3. 北方民族博物館

  4. 以下はほぼ道の駅周辺にあります(地図上、北東方向)
  5. モヨロ貝塚館
  6. 網走市立美術館
  7. 網走市立郷土博物館

網走市・博物館
網走市・博物館


博物館 網走監獄》…監獄飯をお昼に食べるなら、朝一番の訪問がおすすめ
◯網走と言えば、映画『網走番外地』(1965)、漫画『ゴールデンカムイ』(2014~)などでたいそう有名になった「博物館網走監獄」(0152-45-2411、網走市字呼人[よびと]1-1)08:30-18:00(05月~09月)、09:00-17:00(10月~4月)。道の駅からから南西へ5.5km。「てんとらんど」ゲートカードなどで入場料割引、JAF優待(1グループ)あり。
 敷地が広く(約17ヘクタール・東京ドームは約5ha)、囚人房ばかりでなく、休泊所、風呂や労働の場面、裁判所など見学する場所がたくさんあるので、かなり時間がかかります。監獄を出たら、お昼に「監獄食堂」の定食(案内)を食べるのが定番のコース。
 博物館を出たところにあるお土産屋さん、「クマ出没」とか「模範囚」と書かれたタオルや服などが売られていますが、「網走監獄」と銘の入った丼(お茶碗)もあります。お家に帰って、これで「くさい飯」を食べるのもいいかも…。twitter

博物館・網走監獄
博物館・網走監獄
再現された裁判所
再現された裁判所


 網走にあった「監獄」はもともとは分監。明治期に「集治監」という名の刑務所が全国で6か所建設されましたが、そのうちのなんと半分・3カ所が北海道に造られ、さらにその下部組織(分監)として網走監獄が建てられました。そのあたりの簡単な経緯については「ライスランド深川」に書いています。
 北海道開拓時代と囚人がどのような関係があるのか、道路建設や水道敷設、鉄道、港湾の建設にどう関わったか、なぜ開拓に囚人がかり出されたのか、北方からの他民族南下政策とどんな関係があるのかなどもわかるかと思います。博物館を出る頃には、囚人が単に罪を犯して服役したという側面ばかりでなく、日本の発展や国防に関わった面もあったということがわかるのではないでしょうか。

 なお車のナビ、タクシーの行き先に「網走刑務所」と告げると本物の刑務所に行ってしまいます。公開されているのは「博物館 網走監獄」(旧網走刑務所)です。
 本物の刑務所内には「幻の桜並木」(網走市二見ケ岡農場)があります。立ち入りが禁止されている刑務所内の桜並木は五月初旬の土曜日一日だけ公開されます。2015年紹介記事facebook。

オホーツク流氷館
 「網走監獄」から北東へ2.6km「オホーツク流氷館」(0152-43-5951、網走市天都山[てんとざん]244番地3)があります(「てんとらんど」ゲートカードなどで入場料割引)。-15℃の流氷体感室、流氷の成り立ちを見せてくれるシアター、2Fにはしゃれたカフェレストラン(11:00-17:00)、2Fと3Fは展望室と展望台になっています。晴れていれば眺望がすごい。Wi-Fiあり。流氷の成り立ち三条件について係の人が簡単に説明してくれます。レストランや展望室等だけなら入館は無料です。建物前の駐車場ばかりでなく奥に第二駐車場があります。こちらの方が平坦で広いです。
 天都山一帯は公園(天都山さくら公園)になっていて、東方向に雄大な知床連山を望めます。五月には桜の木々の向こうに雪をかぶった連山が見えます。桜開花情報

網走市・オホーツク流氷館
網走市・オホーツク流氷館
流氷館からの眺望
流氷館からの眺望


北方民族博物館
◯「オホーツク流氷館」から南へ1.3kmあるいは1km(経路による)ほどにある「北方民族博物館」(0152-45-3888、網走市字潮見309-1)はぜひ訪れたいところ(開館時間09:30-16:30・夏期7月~9月09:00-17:00)、有料(「てんとらんど」ゲートカードなどで割引)。アイヌ民族やモヨロ人を含む北方民族の文化や歴史、生活がわかりやすく展示されています。生活様式が全世界で均一化しつつある現代、博物館で示される雪と氷に閉ざされた苛酷な生活はおおきな衝撃です。音声ガイドあり。

網走市・北方民族博物館
網走市・北方民族博物館
北方民族博物館・特別展
北方民族博物館・特別展


モヨロ貝塚館
 道の駅から国道39号経由で網走川を渡るとほぼ1kmで「モヨロ貝塚館」(0152-43-2608、網走市北1条東2丁目)。開館時間は09:00-17:00・冬は-16:00/月曜定休・7月~9月は無休。1,300年前に大陸から渡ってきて、暮らしていたとされる海獣狩猟民・モヨロ人の遺跡です。日本の縄文文化とは異なる「オホーツク文化」を発展させたと言われます。
 1913(大正2)年にたくさんの生活用品が発見されました。館内では係の人がガイドをしてくれます。
 「モヨロ貝塚」は隣りにあります。深さ2メートルほどの縦穴住居跡があります。「貝塚館」では土器製作の体験プログラムを実施しています。
 入館料が10%割引になるJAF優待あり。東側は網走海岸、網走川の河口がすぐそばです。2020年、「ブラタモリ」がやってきました。
 左の画像内、電柱のところに駐車場と博物館へのエレベーター・連絡橋があります。フェンスのついた左手道路は散歩道です(車不可)。

網走市・モヨロ貝塚館
網走市・モヨロ貝塚館
史跡モヨロ貝塚縦穴住居跡
史跡モヨロ貝塚縦穴住居跡


網走市立美術館
 「網走市立美術館」(0152-44-5045、網走市南6条西1丁目)10:00-16:00/月曜と祝日休館。観覧有料。網走出身の画家(居串佳一)の遺作寄贈を契機に誕生した美術館、道内二番目の設立美術館。現在は網走やオホーツク出身画家の作品を収集・展示。

網走市立郷土博物館
 「網走市立郷土博物館」道の駅から南西へ1km(0152-43-3090、網走市桂町1-1)09:00-17:00・冬は-16:00/月曜休館。観覧有料。メルヘンチックな建物には網走の郷土の歴史が展示されています。オホーツクの海の動物、草原や森林に棲む鳥類、森に棲むクマなどの動物、網走の植物、また網走で発掘されたさまざまな土器など。建設は1936(昭和11)年、北海道でも最も古い博物館のひとつです。冬には2Fから流氷を眺めることができます。「モヨロ貝塚館」は分館。


●網走市のお花・シマリスなど [TOPへ]

網走市・お花など
網走市・お花など


大曲湖畔園地ひまわり畑
 道の駅から西へ6km「大曲湖畔園地ひまわり畑」(MAP CODE:305 611 532*52、網走市字三眺[さんちょう]25)。毎年130万本のひまわりが花を咲かせます。種まきの時期を二つに分け、第1期は7月中旬頃~7月一杯が見頃。第2期の9月中旬~10月にはライトアップ、さまざまなイベントが催されます。第2期にはなんと260万本の花が咲きほこるとか。7月、9月(9月最終週~10月初めが時期的に◯)のひまわり、どちらも見事です。
 時期により、ひとり数本までひまわりの花を摘み取ることができます。8月終わり頃からコスモスなども花開きます。少し歩くと網走湖畔に出ます。湖畔園地は、映画『北の桜守』(2018)のロケ地にもなりました。

網走市大曲園地・コスモス(9月初旬)
網走市大曲園地・コスモス(9月初旬)
大曲湖畔園地ひまわり畑
大曲湖畔園地ひまわり畑(10月はじめ)


フラワーガーデンはな・てんと
 「道立オホーツク公園センターハウス」から南西3kmに「フラワーガーデンはな・てんと」(MAP CODE:305 553 325*30、網走市呼人28-3)があります。こちらは企業や町内会の皆さんが丹精込めて作った花園にサルビア、マリーゴールド、ケイトウ、白妙菊などが咲いています。花期は7月上旬~10月中旬ですが、やはり8月上旬あたりが見頃でしょう。冬はスキー場になります。入園は無料。
 キャンプ場「てんとらんど」は左画像内、右手の道路を渡ってすぐ、案内と入口道路があります。

網走市・フラワーガーデンはな・てんと
網走市・フラワーガーデンはな・てんと(9月)
はな・てんと(10月)
はな・てんと(10月)


あばしりフロックス公園
 「はな・てんと」から南へ7.5kmに「あばしりフロックス公園」(MAP CODE:305 403 009*52、観光協会問合せ0152-44-5849、網走市呼人465)があります。要協力金。高台に造られた10ヘクタールの庭園には赤と白のフロックスがいっぱい。ボランティアの皆さんがカラマツ林を開墾し、18年にわたりフロックスを少しずつ植えてきました。現在は10ヘクタールに15万株のフロックスが丘いっぱいに咲きます。トラクターバスで園内を一周できます。遠くに網走湖が見えます。開園期間の7月下旬~9月上旬(これ以外は休園)が見頃ですが、夏真っ盛りの8月中旬(お盆の頃)が最適です。

あばしりフロックス公園
あばしりフロックス公園
フロックス
フロックス


オホーツクシマリス公園
 「フロックス公園」からは北東へ8km「オホーツクシマリス公園」(0152-48-2427、網走市呼人352)は網走湖畔です。シマリスがハウス内をたくさん走り回っています。5月上旬から10月上旬までの開園、ただし10月になると大部分が冬眠に入っているとのこと。お眠が早いのね。要入園料(えさ付き)です。入場の前に厳しいお姉さんの講義を5分ほど受講します。「シマリス公園」はカーナビなどで「夕陽の家」の名称で出てくることがあります。
 道路上に木の上のお家(右画像)が見えたら、「シマリス公園」です。

オホーツクシマリス公園(夕陽の家)
オホーツクシマリス公園(夕陽の家)で
シマリス公園目印
シマリス公園目印


 上記ふたつの施設はいずれも「はなてんと」と同じ「呼人(よびと)」という住所で、10kmも離れていませんが、曲がりくねった道を通るのでかなりの距離があるように感じます。また「フロックス公園」直前のダート路1kmほどはかなり大変。晴れていればほこりが、雨が降れば泥と水しぶきが…。「メルヘンの丘めまんべつ」から訪問した方が、少しですが近いかもしれません。


●網走市海岸、濤沸湖水鳥湿地センターなど [TOPへ]
能取湖周辺

網走市・能取湖周辺観光スポット
網走市・能取湖周辺観光スポット


網走市鉄道記念館
 「網走市鉄道記念館」(問合せ0152-44-6111、網走市卯原内89-1)。1Fがバス待合室(24h解放)で、2Fが展示室(水曜日は休館)。湧網線 卯原内駅跡に造られた記念館で、2F展示室のほか、すぐ隣の「卯原内交通公園」に機関車などを配置しています(こちらは冬期お休み・ブルーシートに包まれています)。国道239号沿いで機関車は大きいのでそばを通るときに見えます。

卯原内サンゴ草群落地
 湖南岸の卯原内地区は「卯原内サンゴ草群落地」(MAP CODE:525 359 344*60、道の駅から西へ15km)と呼ばれ、秋(8月下旬~9月)には能取湖湖岸は「アッケシソウ」(さんご草)で岸辺一面が真っ赤に染まります。さんご草はサロマ湖などほかの湖にも生育していますが、能取湖のさんご草はその生育敷地の広さ(3ヘクタール以上)で日本一と言われています。群落地の先まで木道が敷かれています(「卯原内郵便局」[0152-47-2800]がすぐ近く)。9月上旬には「さんご草祭り」が開かれ、歌や踊りがあり、地元特産品・海産物の店が出ます。

網走市・卯原内サンゴ草群落地(9月上旬)
網走市・卯原内サンゴ草群落地(9月上旬)
サンゴ草の群落
サンゴ草の群落


能取湖
 道の駅から西へ11km、「能取湖(のとろこ)」があります。海跡湖で、すぐ北のサロマ湖同様、オホーツク海に通じています。湖は4月中旬~7月中旬までアサリの潮干狩りに解放されています。山の登山口にあるような入山・登山届けみたいな用紙(参加届け)に必要事項を記入して、受付箱に投函してくださいとのことです。

網走市・能取湖畔駐車場
網走市・能取湖畔駐車場(トイレあり)


 潮干狩りの可能な場所は二見ヶ岡(ふたみがおか)漁港から湖口漁港までの能取湖東岸5km。「レイクサイドパークのとろ」(0152-47-1255、参加届けの受付あり・紹介)から北方向の岸辺です。参加届けの受付はそのほか北方向3か所にあります。地図や捕獲してよい貝の種類について。採取可能な貝はアサリのみでそのほかの貝を捕ると密漁になり罰せられます。

美岬トンネル西側駐車帯(みさき)》
 岬の3.4km西側(美岬トンネル1,030mのすぐ向こう)に「美岬トンネル西側駐車帯」(10台分)、こちらも流氷の接岸地、流氷撮影ポイントになっています。

能取岬・美岬トンネル西側駐車帯
能取岬・美岬トンネル西側駐車帯
駐車帯に押し寄せた流氷(2月中旬)
駐車帯に押し寄せた流氷(2月中旬)


能取岬・灯台
○能取湖のオホーツク海側は「能取岬(のとろみさき)」(網走市美岬)です。こちらも人気の観光地、外せない観光地です。「オホーツクの塔」、黒白に塗られた八角灯台、『南極料理人』など岬を舞台にした映画の碑が建っています。岬の上からオホーツク海が広々と遙か遠くまで見えます。
 岬の広大さを強調した画像がほしいときは岬の少し手前に「網走市営美岬牧場」駐車場(道が二手に分かれるところ、MAP CODE:991 074 499*67)からが撮影ポイント。牧場には人なつこい馬や牛が放牧されています。秋、干し草ロールがたくさんころがっている時期があります。柵が閉まっているときは立ち入り禁止。

能取岬と灯台
能取岬と灯台
岬に押し寄せた流氷(2月中旬)
岬に押し寄せた流氷(2月中旬)


 ここは観光シーズンばかりでなく、流氷の季節には氷が着岸するので冬も人気(冬の平均気温は-6℃)、朝は-20℃に下がることもあります。大陸産観光客も多いです。テーブルやベンチも設置されています。息を止めたい公衆トイレがあります(冬季閉鎖)。

クジラの滝
 「クジラの滝」(MAP CODE:958 600 749*32、網走市美岬)。灯台から網走市に向け出発すると、すぐに丁字路、道道76号・網走公園線に入ります。丁字路から1kmほどで海側に車1台分ほどの駐車帯様のものがあります。そこから(踏みならされた小道あり・途中300mほどで直角に折れます)森に入り1km弱で滝に到着です。滝の直前に小屋のような建築物(昔トイレとして使われていたようです)があります。滝は海のすぐそば、滑らないよう気をつけて。おそらく冬の氷瀑の方が見応えがあるでしょう。紹介記事

二ツ岩
 「二ツ岩」(MAP CODE:305 766 589*61、網走市二ツ岩4-2)。能取岬灯台から道道76号・網走公園線を網走市街地方向に向かって行くと、森の中の急カーブが出てきます。そこをぬけると、すぐに「← 二ツ岩200m」の道路標識。標識に従って、左に折れると一番奥に旅館(高齢者施設)のような建物があり、その向こうが「二ツ岩」(左画像)です。紹介記事
 これでは二つは見えませんので、道道を1kmほど南下すると、岩がだんだん二つに見えてきます。適当なところに駐まって(駐車帯等はありません)、望遠レンズを用いて撮影すると二つの岩が写ります(右画像)。近くで撮るにせよ、遠くから撮影するにせよなかなかやっかいな岩です。

網走市・二ツ岩
網走市・二ツ岩
二つ見える二ツ岩
二つ見える二ツ岩




網走市街地以南

網走市・南の観光スポット
網走市・南の観光スポット


網走原生牧場観光センター
 「網走原生牧場観光センター」国道244号経由・道の駅から南東へ8km(0152-46-2121、網走市藻琴225)11:00-21:00。オホーツク海に面した総合体験施設、小高い丘の上にあります。広々とした牧場レストラン、野外バーベキューなどがあり、子供遊具施設、アルパカのいる子供動物園、森林浴公園、パークゴルフ場などが展開しています。ほとんどの施設が無料開放されています。乗馬体験では浜辺を馬で散策します。こうした施設にしては夜遅くまで開いています。
 さらに2〜3km南下すると特大シジミで有名な藻琴湖、5km南下で濤沸湖水鳥湿地センターがあります。

網走国定公園 藻琴湖
 「網走国定公園 藻琴湖」(網走市藻琴)。周囲7km、面積98haの汽水湖。シジミ漁で有名、1月下旬~3月下旬の寒シジミ漁は網走の冬の風物詩です。漁獲種はシジミのほか、ワカサギ、チカ、ニシン、牡蠣などです(さかなの金川facebook)。タンチョウ,チュウヒの繁殖地。濤沸湖とともに、環境省の「重要湿地(017)」に選定されています。
 目印になる施設として「藻琴郵便局」(0152-46-2800、網走市藻琴119-1)があります。駐車場や展望台等は特にありません。南西38kmに斜里岳があります。

JR北浜駅
 無人駅「JR北浜駅」(MAP CODE:305 447 653*06、網走市北浜)のすぐ隣には「北浜駅展望台」と書かれた木造の展望台があります。ここはシーズン中は「オホーツク海の見える駅」ですが、冬(ほぼ2月)になると流氷が押し寄せ、流氷スポットとしても名前が知られています。
 駅は大正3年の開業、駅舎内は旅人のいろんな名刺や切符が所狭しと貼り付けられています。駅舎併設の「Lunch 停車場」という名の食事処の内部は列車の内装、店の中からも海を見ることができます(カフェについては、道の駅のページをご覧ください)。流氷の冬は屋内に入った方が良いでしょうね。列車は往復14本ほどが行き交います(時刻表)ので、木造の駅舎、列車、流氷のショットをねらうのもおすすめです。

網走市・JR北浜駅
網走市・JR北浜駅
展望台からの冬景色
展望台からの冬景色


濤沸湖水鳥湿地センター・野鳥観察舎
 「濤沸湖水鳥・湿地センター(とうふつこ)」国道244号経由・道の駅から南東へ12km(0152-46-2400、網走市北浜203-3)は濤沸湖の北・「JR北浜駅」付近に位置します。周辺に白鳥公園、野鳥観察舎(10月中旬~5月中旬まで利用可)。濤沸湖はラムサール条約に登録された汽水湖です。冬が近くなるとオオハクチョウや鴨がたくさんやってきます。湖の氷の上で休むオオハクチョウを見ることができます。センターの営業時間は09:00-17:00/月曜休館。「野鳥観察舎」はセンター建物のすぐ隣(左画像の左端の建物)。すぐ近くに「どさんこ」種でしょうか、馬が放牧されています。

網走市・濤沸湖水鳥湿地センター
網走市・濤沸湖水鳥湿地センター
濤沸湖
濤沸湖


 「水鳥湿地センター」からの濤沸湖は観察舎に登るとよく見えます。陸地からだと州が邪魔になって景観が得られません。
 湿地センターからさらに約5kmほど南下すると、「小清水原生花園」(斜里郡小清水町浜小清水217)があります。エゾスカシユリやハマナスなどの見頃は7月中頃です。「はなやか小清水」をごらんください。
 小清水の道の駅近くに「平和橋」(はなやか小清水)という濤沸湖の南端に架かる橋があり、湖の眺望はここからが一番いいかもしれません。



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