室蘭・登別観光スポット(道の駅「みたら室蘭」)
このページは室蘭と登別の観光スポットについて記しています(道の駅「みたら室蘭」)。
室蘭市(観光案内)は周りを海に取り囲まれ、海岸には奇妙な形の岩が多数存在します。その中には陸上からも見られるもの、海上からの方が映えるもの、アクセスがとても難しいものなど多種多様です。道の駅の真西から絵鞆半島をぐるっと東へ回ってイタンキ浜までご案内します。
また室蘭は鉄鋼の町として古くから栄えました。室蘭湾沿いに点在する「炭鉄港」の史跡を取り上げています。
登別市(観光案内)は室蘭市の北東にあり、1日約1万トンの自然湧出湯量と多様な泉質が自慢の登別温泉があります。川に湯が流れているところ(自然の足湯)、ぐつぐつ煮えたぎっているように見える沼もあります。絶対ひと目みたい「地獄谷」も。訪れる観光客は国内外から年間じつに400万人。「温泉総選挙2018・外国人おもてなし部門」では第3位になりました。近くには時代村や水族館、熊牧場もあります。道内ばかりでなく国内有数の観光都市です。
このページには「入浴できる温泉」情報はありません。日帰りで利用できる温泉は「みたら室蘭(風呂事情)」、食事処・レストランも「みたら室蘭(レストラン)」に掲載しています。
画像はタップすると、大きくなります。それでも小さければ、二本指で広げてください。赤●は温泉・銭湯、黄色●は観光スポットです。
《室蘭市立水族館》
道の駅の向かいは「室蘭市立水族館」、北海道最古(1953年開館)の水族館で、海獣ショー、ペンギンのお散歩などが行われています。
《白鳥大橋と展望台》…(室蘭市立水族館に戻る)
「白鳥大橋」は道の駅から見える大きな橋(展望台の説明)。この橋を臨む展望台はたくさん。クルージング(すぐ下で紹介)で海から眺めることもできます。
《室蘭港クルージング》…(室蘭港クルージングに戻る)
室蘭の観光はなんといってもクルージング。「スターマリン 道の駅みたら営業所」(0143-27-2870、室蘭市祝津町4丁目16-19)が取り扱います。道の駅向かって右手にある施設(24hトイレの向かい)。乗り場には20分前に着くよう求められますので、受付を早く済ませておきましょう。
〔コース〕
コースは、①白鳥大橋主塔登頂クルーズ(5名以上で催行)、②地球岬遊覧、③湾内クルーズ、④大黒島クルーズ、⑤ナイトクルーズ、⑥イルカウォッチング(期間限定6月~8月中旬)。
〔出航時間・場所〕
ほとんどが10:00の出港です。乗り場はふたつ。[1]道の駅みたら室蘭横(道の駅西側のマリーナ)と[2]白鳥大橋のたもと(スターマリン0143-27-2870、室蘭市祝津町1丁目127-12・道の駅からは白鳥大橋橋脚の向こう側、約900m)。
季節と当日の海上状況で出港する港([1]/[2])が変更になります。
ナイトクルージングは灯りきらめく室蘭の街を横に見ながら、白鳥大橋をくぐります。地球岬の遊覧は海からの岬の眺望が素晴らしいです。
《イルカウォッチング》…(室蘭港クルージングに戻る)
イルカウォッチングではイルカをほぼ必ずと言って良いほど見られるでしょう。女性の船長さんが海洋動物の習性をくわしくご存じです。クジラやシャチにも会えるかも。ただ動物が相手なので、出会えることができればラッキーです。
〔服装〕
どのクルージングも船上、とくに夜は夏でも寒くなります、出港して五分もすれば肌寒くなります。乗船時、ライフジャケットを羽織りますがもちろん袖なし、防寒の用途ではありません。少し厚めの羽織るものを持って行けば震えてカメラの焦点が合わない、ということもないでしょう。
《室蘭港エンルムマリーナ》…(室蘭港クルージングに戻る)
道の駅西側のマリーナに出ると大黒島(室蘭八景)が左手(防波堤の先っちょ)に見えます。「マリーナ」は海洋レクリエーション基地となっています。下の画像に見えるように、エンルムマリーナにはホッキ貝がたくさん入った「母恋めし(ぼこい)」の販売所もあります。「母恋めし」はなんと無人駅「母恋駅」の売店でも販売されています。地名「母恋」はアイヌ語「ぽく・おい」(ホッキ貝の多いところ)がもとになっています。
〔略語の説明〕
室蘭には「室蘭八景」という観光スポットがあります。室蘭港の夜景、黒百合が咲く大黒島(残念ながら渡れません)、大黒島を望む絵鞆岬(えともみさき、室蘭市絵鞆町2丁目)、チキウ岬展望台(室蘭市母恋南町4-77)、トッカリショ展望台(室蘭市母恋南町3丁目)、金屏風・銀屏風の断崖絶壁(室蘭市母恋南町4丁目・増市町2丁目、エンルムマリーナから出港する海上クルーズがおすすめ)、マスイチ浜展望台(室蘭市増市町2丁目)。
ここでは室蘭八景も含め、道の駅に近いところから順に海岸沿いに観光スポットをご紹介します。観光スポット先頭に…、
「八景」とあるのは室蘭市が定めた「室蘭八景」、市民の投票で選ばれました
「ピリカ」とあるのは国指定景勝地「ピリカノカ」(室蘭のピリカノカ)
「船から」は陸からでは全容がわからない、クルーズ船からの観光がふさわしいところ
「難」はトレッキング等の装備が必要なところ
また起点なしの(km)は道の駅からの距離です。訪問の際の手がかりにしてください。
《絵鞆岬展望台》…(室蘭八景に戻る)
(八景)「絵鞆岬展望台(えともみさき)」道の駅から西へ1.4km(MAP CODE:159 277 845*44)道の駅から1.5km。一段高くなった展望台があります。ここからは目の前の岩礁(えびす島)、エンルムマリーナから臨んだ「大黒島」(右手)が見えるばかりでなく、噴火湾(内浦湾)を越えて昭和新山(低いはげ山)、有珠山(岬・大黒島を結んだ線上の一番高いはげ山)、羊蹄山(大黒島の右手)が眺望できます。少し振り返れば「白鳥大橋」が見えます。赤ブロックの頑丈なトイレあり。画像右手は集合住宅、こんなきれいなところに住んでいるなんてうらやましい。なお「えとも」はアイヌ語で「突き出している頭(岬)を意味するそうです。
《銀屏風》…(室蘭八景に戻る)
(八景・船から)「銀屏風」(MAP CODE:159 248 854*52、室蘭市増市町2丁目)絵鞆岬から南東へ1.6km(道の駅から3.1km)。恵比寿島とハルカラモイの間の崖一面を指します。夕日があたると銀色に輝くところから名づけられました。トッカリショ側にある「金屏風」と一対で室蘭八景の一つ。海から見た方が良いでしょう。肉眼でもきれいですが、双眼鏡などがあるともっときれいに見えるでしょう。
《ハルカラモイ》…(室蘭八景に戻る)
(ピリカ・船から)「ハルカラモイ」(MAP CODE:159 248 651*58、室蘭市増市町2丁目)銀屏風から0.8km(3.7km)。銀屏風とひとつづきの断崖。ハルカラモイはアイヌ語で「食料・とる・入江」の意味。深くえぐれた崖の下には、浜辺(立ち入り禁止の立て札あり)。崖の中腹にアイヌ語で「アフンルパロ」(入る道の口)といういくつもの洞窟があります。国指定名勝地「ピリカノカ」(アイヌ語で「美しい・形」)のひとつ。こちらも海から見る観光スポットです。
《マスイチ浜》…(室蘭八景に戻る)
(八景・ピリカ)「マスイチ浜」(MAP CODE:159 219 847*33、室蘭市増市町2丁目)ハルカラモイから1km南下(4km)。アイ…(室蘭八景に戻る)ヌ語の「マスイ・チセ」(ウミネコの家)が語源。展望台あり。こちらも赤ブロックの頑丈なトイレあり。細い「ローソク岩」(MAP CODE:159 249 152*30)が北300mにあり、岩の間からのぞき込めます。ほかにカモメが並んだような「カモメ岩」、象が寝そべったような「象岩」などの奇岩が多数、南側に「追直漁港(おいなおしぎょこう)」などがみえます。国指定名勝地「ピリカノカ」のひとつ。「浜」という名がついていますが展望台。展望台は2層に分かれています。画像は上の展望台から。
《測量山展望台》…(室蘭八景に戻る)
「測量山展望台」(展望所のMAP CODE:159 250 342*14、室蘭市清水町1丁目)マスイチ浜展望台から東へ2km(5.2km)。標高200mの山頂展望台、山頂まで車で行けます。途中の「測量山唐松平」には大型バス用駐車スペースと野外ステージがあります。展望台への階段は夜にはフットライト点灯。山頂のテレビ塔は日没から深夜まで色とりどりにライトアップされます。テーブル・ベンチ設置。
展望台からは白鳥大橋や室蘭港を俯瞰することができます、360度のパノラマ。夜に登れば、港の夜景(室蘭八景)が絶品です。
もともと道路計画用に当たりをつけた場所で「見当山」と呼ばれていたのが、その後「測量山(そくりょうざん)」と呼ばれるようになったもの。昭和初期に与謝野鉄幹・晶子夫妻が訪れたことが記録に残っています。
…が、画像に見えるように、昼間はトビや鷹をねらうカメラマンがいっぱいで、展望台下にある駐車場(20台分ほど)もいっぱいです。しかも鳥が飛ぶのやホバリングをずっと待っているので、車が動かず空きスペースができません。😓
《DENZAI環境科学館》…(室蘭八景に戻る)
「DENZAI環境科学館」(0143-22-1058、室蘭市本町2丁⽬2-1)3月~10月10:00-17:00・11月~2月10:00-16:00/月曜休館・夏冬休みには休館日なし(休館日カレンダー)。市立図書館を併設した「こども科学館」(有料)。展示室、プラネタリウム(オルフェス導入)あり、おもちゃの病院、天体観測会などが開かれます。2021年に改修し、とてもきれいな施設に生まれ変わりました。
《チャラツナイ展望所》…(室蘭八景に戻る)
「チャラツナイ展望所」(MAP CODE:159 194 336*03、室蘭市母恋南町1丁目)測量山から5.2km(6.4km)。このあたりにも奇岩が点在し、一番大きい岩は「ムカルソ」(「マサカリ岩」の意味)。(難)岩に「蓬莱門」という穴が開いていています。満潮時には小舟も通るほどの大きな穴で、干潮時のみ近くで見ることができます。崖の上からは見えません。もし「蓬莱門」まで行くのであれば、しっかりとした装備が必要です(蓬莱門への行き方)。
《チキウ岬と展望台》…(室蘭八景に戻る)
(八景・ピリカ)「チキウ岬と展望台」(駐車場MAP CODE:159 195 104*14、道の駅から南東へ8km)は昭和の終わり頃には北海道景勝地等で何度も1位を取ったスポット、お客さんが多いです。遙か彼方の水平線は素晴らしい景色を見せてくれます。「地球岬」と書かれることもありますが、「断崖」を意味するアイヌ語「チケプ」が「チキウ」の語源。地球と関係ないことはありませんが、天体としての地球を意味するものではありません。駐車場に食堂や売店が4軒(全部開いているとは限りません)、Wi-Fiが飛んでいます(SSID等は最初の階段登り口に表示されています)。
《金屏風》…(室蘭八景に戻る)
(八景・船から)「金屏風」(MAP CODE:159 195 235*41、室蘭市母恋南町4丁目)チキウ岬のすぐ近く700m(7.4km)。「銀屏風」とともに「室蘭八景」の観光スポット。地球岬とトッカリショの間にあります。赤褐色を帯びた高さ100mほどの崖が朝日を浴びて金色に輝くところから名づけられました。朝陽の金屏風、夕陽の銀屏風と言われます。
《トッカリショ浜》…(室蘭八景に戻る)
(八景・ピリカ・難)「トッカリショ浜」(MAP CODE:159 226 040*63、室蘭市母恋南町3丁目)金屏風から北東1.5km(南東8.4km)。トッカリショはアイヌ語「トカル・イショ」(アザラシの岩)を語源とすることば。岩をアザラシにたとえたのか、アザラシが棲処にしていたのかはわかりませんが、岩の雄大さと海の青が映える浜。干潮時、浜まで降りることはできますが、かなりの困難と危険を伴います(浜に降りる)。
「トッカリショ浜展望台」(MAP CODE:159 196 782*14、金屏風から650m北上)が丘の上にあります。ここは日中に行っても、夕方、夜行っても良いところ。日中は海と空の青丘の緑、白い岩肌がコントラストを作り出すでしょう。夕暮れ時には夕日が、夜には月明かりがトッカリショの岩々を照らしだします。「トッカリショ」の浜や岬は船の上から見ることにいたしましょう。
《亀岩》…(室蘭八景に戻る)
「亀岩」(MAP CODE:159 226 218*33、室蘭市母恋南町3丁目)トッカリショ展望台から北へ350m(南東8.4km)。高台から海へと亀が甲羅から頭を出したような岩があります。
《イタンキ浜》…(室蘭八景に戻る)
「イタンキ」にはアクセスの難しいスポットとすぐに行けるスポットがあります。
「イタンキ海蝕洞」(MAP CODE:159 226 736*03、室蘭市御前水町2丁目)トッカリショ展望台から北へ1km(南東7.5km)。火山岩が海の波に浸食され洞窟を形作っています。干潮時のみ歩いて、満潮時はカヤック等で間近に見ることができます。
干潮時には歩いてもいけます。イタンキ浜からトッカリショ方向へ海岸伝いに南下、でっかい海食洞をくぐったり、そそり立つ崖を目の前にできます。濡れた岩や砂の上を歩くのでトレッキングの装備があった方が無難(とくに靴)。
「イタンキ浜の鳴り砂」(MAP CODE:159 257 763*47、室蘭市東町3丁目1-9)トッカリショ展望台から北東へ6km(東へ11km)。海浜の洞窟から奇岩、そして鳴り砂まで、室蘭には不思議がいっぱいです。こちらはイタンキ浜の砂浜。「海蝕洞」(鳴り砂は洞のすぐ北)に比べれば、楽に到達できます。浜の歩き方は足を滑らせるように歩きます。背後に「イタンキの丘」(MAP CODE:159 287 131*60)や「汐見公園」(MAP CODE:159 287 622*71)があります。
「イタンキ」は入江が「お椀」のようになっていることから名づけられたといったような説やそのほかの説がいくつかあります。
《母恋富士下の桜並木》…(室蘭八景に戻る)
海岸から外れて山の方へ上り、工場地帯の近くまで行くと、「母恋富士下の桜並木」(MAP CODE:159 224 437*66、室蘭市母恋北町1丁目12)ちきう岬から北へ2.8km(南東へ5.8km)。「母恋富士(ぼこいふじ)」という標高141mの山の麓にある桜の名所。道の両側に桜が植樹され、その枝が両側から道を覆い桜のトンネルになります。花期は5月中旬。「JR母恋駅」が近く(徒歩3分)です。
《モロラン陣屋跡(室蘭市民俗資料館・とんてん館)》…(炭鉄港に戻る)
「モロラン陣屋跡」(MAP CODE:159 429 008*55、室蘭市陣屋町2丁目5番)「みたら室蘭」から北へ7km。陣屋とは国境・沿岸警備の砦。江戸時代の末期、東北・南部藩士たちが噴火湾東端の沿岸警備にあたりました。ロシア・アメリカなどの異国船が相次いで来訪(1853[嘉永6]年にペリーが浦賀に来港)し、北海道を含む日本列島の北方域は諸外国の侵犯に脅かされていました。警備を任されたのは南部藩で、函館から幌別までを担当しました。ここに据えられた大砲は弾が飛ばなかったとも言われ、砲弾は隣接(直線道路がないので北に大回り)する「室蘭市民俗資料館(とんてん館)」(0143-59-4922、室蘭市陣屋町2丁目4番25号)に保存されています。資料館の開館時間は10:00-16:00/月曜休館・1月下旬~3月中旬まで休み。Googleマップ。
《炭鉄港》…(炭鉄港に戻る)
日本の工業化・近代化を支えた「炭鉄港」が「日本遺産」として認定されたのは2019年5月。炭鉄港は炭鉱、製鉄所、港湾、鉄道に関わる遺産で、日本全国の施設を対象にしています。道の駅から近い順にご紹介します。おおむね上にご紹介した奇岩等の北側、室蘭湾側・国道36号沿いにあります。非公開の施設があります。
北海道の炭鉱関連遺産「炭鉄港」については、道の駅「三笠」のページで触れています。
〔三菱合資室蘭出張所〕…(炭鉄港に戻る)
「三菱合資室蘭出張所」(MAP CODE:159 281 016*82、室蘭市緑町2-2)10:00-17:00/土日祝休館。1915(大正4)年の建設、薄緑の「洋館」、二階建て。三菱合資会社出張所として石炭の品質調査・分析・仕分けをしました。2015年建築100年を迎えました。現在は、一般社団法人「むろらん100年建造物保存会」が所有。駐車場が2、3台分。
〔旧室蘭駅舎〕…(炭鉄港に戻る)
「旧室蘭駅舎」道の駅から南東3.5km(0143-23-0102、室蘭市海岸町1丁目5番1号)08:00-19:00(冬期は-17:00)/休館日は元旦のみ。1912(明治45)年の建設、道内の駅舎の中では最古の木造建築物。寄せ棟造りの立派な建物。玄関部が別棟で壁時計がつけられています。
現在は「観光案内所」として使用され、ホールは展示場、休憩所。室蘭市「赤ちゃんの駅」事業の一環で、授乳スペース、おむつ交換台、ミルク用のお湯ポットを備えています。トイレはそれなりの施設です。駅舎ライトアップは24:00まで。駐車場あります。入館料等無料。
ナビには「観光案内所」、「観光協会」として表示される可能性があります。画像は蒸気機関車D51と向こうに旧駅舎です。
〔瑞泉閣・鍛刀所〕…(炭鉄港に戻る)
(非公開)「瑞泉閣・鍛刀所」(鍛刀所MAP CODE:159 253 045*77、室蘭市茶津町4)。1911(明治44)年、日本製鋼所室蘭製作所を大正天皇(当時は皇太子)がご視察の際の宿泊所として建設。現在は室蘭製作所の迎賓館として使用され、一般公開はされていません。レンガ組みの立派な門があります。
一方、鍛刀所(0143-22-0143)は1907(明治40)年に設立された日本製鋼所の室蘭製作所。日本刀の鍛錬場1918(大正7)年に衰退する日本刀製作技術の保存・向上のために鍛刀所が建設されました。愛好家の注文などにより、年間10振りほどを制作しているそうです(撮影不可)。
〔日本製鋼所旧火力発電所〕…(炭鉄港に戻る)
(非公開)「日本製鋼所旧火力発電所」道の駅から南東5km(室蘭市茶津町4番地)。1909(明治42)年に建設された火力発電施設で、レンガ造り。イギリスから輸入した発電機3機とボイラー20基を設置していました。1961年廃止、現在は多目的施設となっています。
室蘭では、ほかに恵比寿・大黒天像、日本製鋼所室蘭製作所製造複葉機エンジン「室0号」、工場景観と企業城下町のまちなみが構成遺産となっています。
室蘭市の観光情報スポット「おっと!むろらん」もご覧ください。
登別温泉の日帰り入浴については「みたら室蘭(風呂事情)」をご覧ください。登別の食事処は登別国際観光コンベンション協会「観光スポット・イベント」から「食事」を洗濯してください。
《オロフレ峠展望台》(登別市に戻る)
「オロフレ峠展望台」(MAP CODE;603 459 826*50、登別市カルルス町)11月下旬~6月上旬冬季閉鎖。標高930メートルにある展望台。羊蹄山を真正面に見ます。晴れた日の訪問でないと、美しさが損なわれます。見所は雲海と秋の紅葉。雲海はいつ出るか予測が難しいですが、紅葉ならゲートが閉まる前に訪問すればきれいなところを見られます。北東500mに「羅漢岩(らかんいわ)」、南東1.5kmに「カルルス 氷筍」があります。
《のぼりべつ文化交流館(カント・レラ)》(登別市に戻る)
「のぼりべつ文化交流館」(0143-84-2069、登別市登別温泉町123番地)埋蔵文化財展示室の開館は4月~10月10:00-17:00・11月10:00-17:00・11月10:00-16:00/月曜休館・12月~3月は冬期休館。「クマ牧場」のロープウェイ乗り場から南へ5km。中学校を利用した施設。古代や縄文文化の埋蔵品が展示され、竪穴式住居が再現されています。
《新登別大橋》(登別市に戻る)
「新登別大橋」(MAP CODE:603 196 434*14、登別市上登別町~札内町 道道782号線上)。登別温泉から意外と近く、上記「のぼりべつ文化交流館」からは南西へ2.5km、クマ牧場ロープウェイ乗り場からは4.5km。全長240mの朱色のアーチ橋で、下を流れる登別川と深い渓谷(川までは120m)を真下に見ます。渓谷には漆が多いらしく秋を鮮やかに彩ります。橋には遊歩道が付いています。南側に駐車場とトイレ(MAP CODE:603 196 369*65)があります。
《登別伊達時代村》…、(登別市に戻る)
道の駅から32kmには「登別伊達時代村」(0143-83-3311、登別市中登別町53-1)は伊達政宗時代の仙台藩の建物が再現されています。資料館には忍者の実の姿や登別の開拓史が展示され、劇場では時代劇が毎日上演。貸衣装があり、江戸時代のコスプレを楽しめます。村の中にはちょんまげ姿の村人が歩いているので、恥ずかしいことなどちっともありません。ほんとにひとつの村と言って良いほどの大きな施設です。
西の方に「伊達市」という町があって、場所を間違える人がときおり出没するのですが、登別市に「登別伊達時代村」はあります。
《登別マリンパークニクス》…、(登別市に戻る)
道の駅「みたら室蘭」から北東へ約29kmには「登別マリンパークニクス」(0143-83-3800、登別市登別東町1-22)という水族館「ニクス城」があります。アシカショーやイルカショーが行われます。ペンギンパレードは大人気。クラゲの水槽、イルミネーションのついたイワシの水槽。「陸族館」という動物園には、は虫類、両生類が…。JAF優待(会員含む5名まで)あります。
ニクス城はデンマーク「イーエスコウ城の様式美」を忠実に再現したものだそう。ロイヤルコペンハーゲン(デンマーク)のコレクションも「ニクス城」に展示です。
《アイヌ伝承の洞窟(アフンルパロ)》(登別市に戻る)
「アイヌ伝承の洞窟(アフンルパロ)」(MAP CODE:603 143 013*57、白老町虎杖浜)。上記「登別マリンパークニクス」からほぼ東へ1.2km、海岸沿い。「地獄への入口」とも言われる岩の穴。打ち寄せる波の砂に埋もれてしまいそうだったのを、町のボランティアが砂を掻きだして修復。紹介記事。
《知里幸恵 銀のしずく記念館》(登別市に戻る)
「知里幸恵 銀のしずく記念館」(0143-83-5666、登別市登別本町2丁目34-7)09:30-16:30/火曜定休・12月20日~2月は冬期休館。有料。上記「登別マリンパークニクス」からほぼ西へ1.4km。登別に生まれたアイヌの知里幸恵(ちりゆきえ、1903[明治36]年~1922[大正11]年)の生涯と業績をたどる記念館。「アイヌ神謡稿」、「アイヌ伝説集」ノート3冊をまとめ、金田一京助に師事。心臓麻痺で急逝(19歳)。
《登別市郷土資料館(文化伝承館)幌別ダム》(登別市に戻る)
「登別市郷土資料館」(0143-88-1339、登別市片倉町6丁目27番地2)10:00-16:00(夏期は17:00まで)/月曜休館。有料。JR幌別駅から北西へ2.4km、幌別ダムすぐ近く。古代のクッタラ火山の噴火、仙台藩士片倉家主従、アイヌ文化に関する資料などを展示。アイヌ文化に関してはweb場からも閲覧できます(アイヌミュージアムバーチャルガイド)。
〔登別温泉入口〕 (登別温泉に戻る)
つぎの画像の鬼は登別東インター前にある「歓迎鬼像」(MAP CODE:603 171 516*14)。インターを降りて左折すれば、6kmで「登別温泉」へ、歓迎鬼像から600mほど進んでさらに左折すれば「登別伊達時代村」、2km南下で水族館「登別マリンパークニクス」です。
〔登別温泉の駐車場〕 (登別温泉に戻る)
上の地図に駐車場を9か所(南の「花鐘亭はなや」あたり~北は「大湯沼」まで)、[P] の文字で記しています。ほとんどが有料です。また、温泉街にはほとんどなく、「湯澤神社」あたりから地獄谷まで駐車場が連続します。
〔のぼりべつクマ牧場〕 (登別温泉に戻る)
「のぼりべつクマ牧場」(0143-84-2225、登別市登別温泉町224番地)は道の駅から34km。登別温泉街の南東「四方嶺」山頂にあり、「登別温泉ロープウェイ(ゴンドラリフト)」で登っていきます。140頭余りのヒグマが飼われていて、ガラス越しのご対面もできます。最近は札幌市街にも出てきたりして人を怖がらせるヒグマですが、ここなら襲われることもなく安心です。駐車場料金、牧場入場料が必要です。営業時間は夏09:00-17:00、冬期09:30-16:30。最終入場時間が閉園時刻の40分前。
駐車場はかなりの傾斜、北海道の人はパーキングブレーキをかけない人が多いですが、ここではしっかりかけましょう。
この熊牧場の敷地はもともと展望台で、「倶多楽湖(くったらこ)」(室蘭・登別観光スポット)を見るためのもの。ところが霧や曇りの日で倶多楽湖が見えないことがあるので、残念な日には熊を見て楽しんでもらおうという意図で熊牧場は作られました。倶多楽湖は日本一まん丸の湖、透明度は摩周湖ほどと言われます。
〔アイヌ生活資料館(ユーカラの里)〕 (登別温泉に戻る)
「アイヌ生活資料館」(0143-84-2225、登別市登別温泉町224番地)。クマ牧場にある施設。場所は「園内マップ」を。クマ牧場に入場すれば、この資料館も訪れることができます。資料館とチセ(家屋)野外の展示があります。
〔からくり閻魔堂〕 (登別温泉に戻る)
「からくり閻魔堂(えんまどう)」は「セブンイレブン 登別温泉店」(0143-84-3911)を150mほど温泉奥へ進んだところ。「地獄の審判」の時間(1日に6回)になると、現世で悪いことをしている人にはえんま様の顔が恐ろしいものに見えます。恐ろしい顔に見える時間はリンク先の中程「地獄の審判は1日6回」あたりをご覧ください。「閻魔堂」は2021年2月リニューアルしました。もっと怖くなったかな。
「閻魔堂」のすぐそばに「温泉市場」(0143-84-2560)という海鮮をいただけるお店があります。牡蠣を焼いたり、丼をいただけたりします。お弁当のテイクアウトあり、売り切れご免。営業時間は平日11:00-16:00、金土日祝は17:00まで。
〔泉源公園〕 (登別温泉に戻る)
温泉街の中、「泉源公園」(MAP CODE: 603 287 026*74、登別市登別温泉町泉源公園)には間欠泉が噴き出しています。噴出のようすを目の前で見ることができます。3時間ごとに8mの湯を噴き上げます。噴き上げるところを見られなくても、ぐつぐつと激しい音をひっきりなしに立てている噴出口と湯煙(画像左手)を見ることはできます。公園には色とりどりの鬼の金棒が立っています。九本もあるそうです。金棒には願い事の書かれた絵馬がかかっています。九本目を探すのが難しいかも…。登別のパワースポット。駐車場はありません。
〔湯澤神社〕 (登別温泉に戻る)
「湯澤神社」(0143-84-2439、登別市登別温泉町106)。祭神は滝川乃湯元翁尊(たきがわのゆもとおきなのみこと)などで例祭日は8月18日。創建は不詳とのことですが、1858(安政5)年に地獄谷に祀られていた神様を現在地に移したという。参道の階段がすこし急かもしれないので、気をつけて。
登別温泉の奥(道の駅から北東へ35km)には「登別地獄谷」があります。この地獄谷と、下にご紹介する大湯沼、大湯沼川天然足湯(一番下)の3カ所は登別では外せないところ。日帰りで利用できる温泉は「みたら室蘭(風呂事情)」をご覧ください。
〔ガイドマップ〕 (登別地獄谷に戻る)
地獄谷周辺の「ガイドマップ(PDF)登別グランドホテル」があります。登別は山腹に沿って道路が作られ目的地への到達がなにやら難しいところ。マップを見れば、間欠泉や焔魔堂の場所(散策マップの中央)もすぐわかります。地図の一番下、「バスターミナル」あたりから北上するとよいでしょう。大湯沼や奥の湯(散策マップの上の方)、大湯沼天然足湯は大湯沼の左にあります。
また、コンベンション協会の時間に合わせた「モデルコース」、「散策マップ(PDF)」も参考になります。
〔登別地獄谷駐車場〕 (登別地獄谷に戻る)
「登別地獄谷駐車場」のMAP CODEは603 287 235*11、道道350号・倶多楽湖公園線沿い、温泉街や熊牧場登り口を通り過ぎて、地獄谷に向かう入口にあります(要駐車料)。クマ牧場(ロープウェイ山麓駅)にも駐車場はありますが、かなりの傾斜、こちらも駐車料金が必要です。
〔登別パークサービスセンター〕 (登別地獄谷に戻る)
地獄谷の入口(登別地獄谷駐車場を過ぎて地獄谷寄り)には「登別パークサービスセンター」(0143-84-3141)があります。トイレがあるばかりでなく、情報を仕入れたり、傘や長靴を借りたりもできます。
〔地獄谷・展望台〕 (登別地獄谷に戻る)
地獄谷の住所は「無番地」となっていますが、登別温泉街を小さい鬼、大きい鬼を見ながら、木道をずっと奥に歩いて行けば地獄谷に到達します、地獄にはたくさんの鬼やえんま様がいるのです。硫黄のにおいがすごい。夜には木道がライトアップされます。「地獄の灯り」は幻想的です(元に戻る)。
〔鉄泉池〕 (登別地獄谷に戻る)
地獄谷一番奥に間欠泉「鉄泉池」があります。ここまでずっと木道を辿りながら歩いて行きます。「鉄泉池」の湯は高温(80℃)で、しかも吹き出す周期が一定しません。触れないように囲いが作ってあります。地獄谷は硫黄と高温で植物はほとんど育ちませんが、それでも小さい植物が育っているのを見るのは驚きです。背後の日和山、登別原始林には高山植物が育っています。
地獄谷の山側には「地獄谷・大湯沼自然探勝路」があります。地獄谷と大湯沼を俯瞰することができます。「探勝路」の先に「大湯沼」があります(有料駐車場・トイレあり)。
〔大湯沼・奥の湯(駐車場)〕 (登別地獄谷に戻る)
「大湯沼」(駐車場MAP CODE: 603 288 875*28)は、地獄谷から歩いて1kmほど、車だといったん駐車場に戻り、道道350号を北上します(距離は1.4kmほど)。大湯沼にも30台ほどの駐車場があります(管理人がいて、おじさんの勤務時間中は有料)。おじさんの勤務時間に開くトイレがあります。
なお、リンク先ホームページは「地獄谷」全体の紹介。「大湯沼」はかなり下の方に記事があります。
大きな鍋のようにぐつぐつと煮えたぎっています。大湯沼のすぐ奥に、「奥の湯」があります。大湯沼よりは小さいですが、こちらもぐつぐつと煮えたぎっています。
少し離れて山の上、大湯沼展望台(大湯沼に案内矢印のついた黒い木製看板が建っています)、また日和山展望台(大湯沼から1kmほど、歩いてもいけます、MAP CODE: 603 288 875*28)があります。
〔大湯沼展望台〕 (登別地獄谷に戻る)
「大湯沼展望台」(MAP CODE:603 288 723*48、登別市登別温泉町)。
〔大湯沼川天然足湯〕 (登別地獄谷に戻る)
川のように流れる自然の足湯「大湯沼川天然足湯」(大湯沼川探勝歩道の大正地獄すぐ近く)は大湯沼から西500m。大湯沼から流れ出した湯の川です。大湯沼の駐車場に車を置いて、もと来た道を徒歩で引き返します。途中少し分かりにくい「大湯沼足湯」の案内が2か所ほど出現、500mほどで右手に案内板[大正地獄・天然足湯→]とともに降り口があります(周辺は駐車禁止になっていて、赤いコーンがたくさん並べてあるので分かりやすいと思います)。
あとは未舗装の坂と木道を道なりに下って行けば、足湯に到達します。すぐ近くに「大正地獄」という源泉の噴き出し口(2020年立ち入り禁止)あり。タオルを忘れずに…。尻の下に敷く銀マットは備え付けがあります。湯の中を歩き回る人には不要でしょう。なお足湯周辺の道は散策路になっていて、地元の人が散歩やジョギングをしているかもしれません。
登別国際観光コンベンション協会の「観光スポット・イベント」もご覧ください。
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室蘭市(観光案内)は周りを海に取り囲まれ、海岸には奇妙な形の岩が多数存在します。その中には陸上からも見られるもの、海上からの方が映えるもの、アクセスがとても難しいものなど多種多様です。道の駅の真西から絵鞆半島をぐるっと東へ回ってイタンキ浜までご案内します。
また室蘭は鉄鋼の町として古くから栄えました。室蘭湾沿いに点在する「炭鉄港」の史跡を取り上げています。
登別市(観光案内)は室蘭市の北東にあり、1日約1万トンの自然湧出湯量と多様な泉質が自慢の登別温泉があります。川に湯が流れているところ(自然の足湯)、ぐつぐつ煮えたぎっているように見える沼もあります。絶対ひと目みたい「地獄谷」も。訪れる観光客は国内外から年間じつに400万人。「温泉総選挙2018・外国人おもてなし部門」では第3位になりました。近くには時代村や水族館、熊牧場もあります。道内ばかりでなく国内有数の観光都市です。
このページには「入浴できる温泉」情報はありません。日帰りで利用できる温泉は「みたら室蘭(風呂事情)」、食事処・レストランも「みたら室蘭(レストラン)」に掲載しています。
●《室蘭市》 [TOPへ]
室蘭市
- 道の駅の近辺(室蘭市立水族館、白鳥大橋展望台)
- 室蘭港クルージング(イルカウォッチングなど、室蘭港エンルムマリーナ)
- 室蘭八景・ピリカノカ(絵鞆岬展望台、測量山、チキウ岬、イタンキ浜など)
- 炭鉄港などの歴史遺産(三菱合資室蘭出張所、旧室蘭駅舎など)
画像はタップすると、大きくなります。それでも小さければ、二本指で広げてください。赤●は温泉・銭湯、黄色●は観光スポットです。
室蘭市の観光スポット |
道の駅の近辺 (トップに戻る)
《室蘭市立水族館》
道の駅の向かいは「室蘭市立水族館」、北海道最古(1953年開館)の水族館で、海獣ショー、ペンギンのお散歩などが行われています。
室蘭市立水族館 |
《白鳥大橋と展望台》…(室蘭市立水族館に戻る)
「白鳥大橋」は道の駅から見える大きな橋(展望台の説明)。この橋を臨む展望台はたくさん。クルージング(すぐ下で紹介)で海から眺めることもできます。
- 「白鳥大橋展望台」(MAP CODE:159 339 013*00、室蘭市祝津町1丁目)
- 「白鳥湾展望台」(下の画像、MAP CODE:159 427 004*11、問合せ0143-25-3320、室蘭市崎守町17番地、軽食店舗・トイレあり)
- 「八丁平展望台」(MAP CODE:159 405 193*30、問合せ0143-25-3320、室蘭市八丁平1丁目)
- 「祝津公園展望台」(MAP CODE:159 308 103*47、室蘭市祝津町3丁目、大きな公園内・トイレあり)
- 「潮見公園展望台」(MAP CODE:159 287 622*71、室蘭市みゆき町3丁目)
- 「測量山展望台」(後述)
白鳥大橋(道の駅からの眺め) |
白鳥湾展望台からの眺め |
室蘭港クルージング・イルカウォッチング (トップに戻る)
- 室蘭港クルージング(コース・出航時間場所)
- イルカウォッチング(服装)
- 室蘭港エンルムマリーナ(母恋めし)
《室蘭港クルージング》…(室蘭港クルージングに戻る)
室蘭の観光はなんといってもクルージング。「スターマリン 道の駅みたら営業所」(0143-27-2870、室蘭市祝津町4丁目16-19)が取り扱います。道の駅向かって右手にある施設(24hトイレの向かい)。乗り場には20分前に着くよう求められますので、受付を早く済ませておきましょう。
〔コース〕
コースは、①白鳥大橋主塔登頂クルーズ(5名以上で催行)、②地球岬遊覧、③湾内クルーズ、④大黒島クルーズ、⑤ナイトクルーズ、⑥イルカウォッチング(期間限定6月~8月中旬)。
〔出航時間・場所〕
ほとんどが10:00の出港です。乗り場はふたつ。[1]道の駅みたら室蘭横(道の駅西側のマリーナ)と[2]白鳥大橋のたもと(スターマリン0143-27-2870、室蘭市祝津町1丁目127-12・道の駅からは白鳥大橋橋脚の向こう側、約900m)。
季節と当日の海上状況で出港する港([1]/[2])が変更になります。
室蘭・白鳥大橋 |
ナイトクルージングは灯りきらめく室蘭の街を横に見ながら、白鳥大橋をくぐります。地球岬の遊覧は海からの岬の眺望が素晴らしいです。
《イルカウォッチング》…(室蘭港クルージングに戻る)
イルカウォッチングではイルカをほぼ必ずと言って良いほど見られるでしょう。女性の船長さんが海洋動物の習性をくわしくご存じです。クジラやシャチにも会えるかも。ただ動物が相手なので、出会えることができればラッキーです。
室蘭港クルージング・イルカウォッチング(7月) |
〔服装〕
どのクルージングも船上、とくに夜は夏でも寒くなります、出港して五分もすれば肌寒くなります。乗船時、ライフジャケットを羽織りますがもちろん袖なし、防寒の用途ではありません。少し厚めの羽織るものを持って行けば震えてカメラの焦点が合わない、ということもないでしょう。
《室蘭港エンルムマリーナ》…(室蘭港クルージングに戻る)
道の駅西側のマリーナに出ると大黒島(室蘭八景)が左手(防波堤の先っちょ)に見えます。「マリーナ」は海洋レクリエーション基地となっています。下の画像に見えるように、エンルムマリーナにはホッキ貝がたくさん入った「母恋めし(ぼこい)」の販売所もあります。「母恋めし」はなんと無人駅「母恋駅」の売店でも販売されています。地名「母恋」はアイヌ語「ぽく・おい」(ホッキ貝の多いところ)がもとになっています。
室蘭港エンルムマリーナ |
室蘭ガイドマップ |
室蘭八景・ピリカノカ(室蘭海辺の展望台・奇岩など)(トップに戻る)
〔略語の説明〕
室蘭には「室蘭八景」という観光スポットがあります。室蘭港の夜景、黒百合が咲く大黒島(残念ながら渡れません)、大黒島を望む絵鞆岬(えともみさき、室蘭市絵鞆町2丁目)、チキウ岬展望台(室蘭市母恋南町4-77)、トッカリショ展望台(室蘭市母恋南町3丁目)、金屏風・銀屏風の断崖絶壁(室蘭市母恋南町4丁目・増市町2丁目、エンルムマリーナから出港する海上クルーズがおすすめ)、マスイチ浜展望台(室蘭市増市町2丁目)。
ここでは室蘭八景も含め、道の駅に近いところから順に海岸沿いに観光スポットをご紹介します。観光スポット先頭に…、
「八景」とあるのは室蘭市が定めた「室蘭八景」、市民の投票で選ばれました
「ピリカ」とあるのは国指定景勝地「ピリカノカ」(室蘭のピリカノカ)
「船から」は陸からでは全容がわからない、クルーズ船からの観光がふさわしいところ
「難」はトレッキング等の装備が必要なところ
また起点なしの(km)は道の駅からの距離です。訪問の際の手がかりにしてください。
室蘭市南部の観光スポット |
《絵鞆岬展望台》…(室蘭八景に戻る)
(八景)「絵鞆岬展望台(えともみさき)」道の駅から西へ1.4km(MAP CODE:159 277 845*44)道の駅から1.5km。一段高くなった展望台があります。ここからは目の前の岩礁(えびす島)、エンルムマリーナから臨んだ「大黒島」(右手)が見えるばかりでなく、噴火湾(内浦湾)を越えて昭和新山(低いはげ山)、有珠山(岬・大黒島を結んだ線上の一番高いはげ山)、羊蹄山(大黒島の右手)が眺望できます。少し振り返れば「白鳥大橋」が見えます。赤ブロックの頑丈なトイレあり。画像右手は集合住宅、こんなきれいなところに住んでいるなんてうらやましい。なお「えとも」はアイヌ語で「突き出している頭(岬)を意味するそうです。
室蘭・絵鞆岬展望台 |
《銀屏風》…(室蘭八景に戻る)
(八景・船から)「銀屏風」(MAP CODE:159 248 854*52、室蘭市増市町2丁目)絵鞆岬から南東へ1.6km(道の駅から3.1km)。恵比寿島とハルカラモイの間の崖一面を指します。夕日があたると銀色に輝くところから名づけられました。トッカリショ側にある「金屏風」と一対で室蘭八景の一つ。海から見た方が良いでしょう。肉眼でもきれいですが、双眼鏡などがあるともっときれいに見えるでしょう。
室蘭・銀屏風 |
《ハルカラモイ》…(室蘭八景に戻る)
(ピリカ・船から)「ハルカラモイ」(MAP CODE:159 248 651*58、室蘭市増市町2丁目)銀屏風から0.8km(3.7km)。銀屏風とひとつづきの断崖。ハルカラモイはアイヌ語で「食料・とる・入江」の意味。深くえぐれた崖の下には、浜辺(立ち入り禁止の立て札あり)。崖の中腹にアイヌ語で「アフンルパロ」(入る道の口)といういくつもの洞窟があります。国指定名勝地「ピリカノカ」(アイヌ語で「美しい・形」)のひとつ。こちらも海から見る観光スポットです。
《マスイチ浜》…(室蘭八景に戻る)
(八景・ピリカ)「マスイチ浜」(MAP CODE:159 219 847*33、室蘭市増市町2丁目)ハルカラモイから1km南下(4km)。アイ…(室蘭八景に戻る)ヌ語の「マスイ・チセ」(ウミネコの家)が語源。展望台あり。こちらも赤ブロックの頑丈なトイレあり。細い「ローソク岩」(MAP CODE:159 249 152*30)が北300mにあり、岩の間からのぞき込めます。ほかにカモメが並んだような「カモメ岩」、象が寝そべったような「象岩」などの奇岩が多数、南側に「追直漁港(おいなおしぎょこう)」などがみえます。国指定名勝地「ピリカノカ」のひとつ。「浜」という名がついていますが展望台。展望台は2層に分かれています。画像は上の展望台から。
室蘭・マスイチ浜 |
《測量山展望台》…(室蘭八景に戻る)
「測量山展望台」(展望所のMAP CODE:159 250 342*14、室蘭市清水町1丁目)マスイチ浜展望台から東へ2km(5.2km)。標高200mの山頂展望台、山頂まで車で行けます。途中の「測量山唐松平」には大型バス用駐車スペースと野外ステージがあります。展望台への階段は夜にはフットライト点灯。山頂のテレビ塔は日没から深夜まで色とりどりにライトアップされます。テーブル・ベンチ設置。
展望台からは白鳥大橋や室蘭港を俯瞰することができます、360度のパノラマ。夜に登れば、港の夜景(室蘭八景)が絶品です。
もともと道路計画用に当たりをつけた場所で「見当山」と呼ばれていたのが、その後「測量山(そくりょうざん)」と呼ばれるようになったもの。昭和初期に与謝野鉄幹・晶子夫妻が訪れたことが記録に残っています。
室蘭・測量山展望台 |
…が、画像に見えるように、昼間はトビや鷹をねらうカメラマンがいっぱいで、展望台下にある駐車場(20台分ほど)もいっぱいです。しかも鳥が飛ぶのやホバリングをずっと待っているので、車が動かず空きスペースができません。😓
《DENZAI環境科学館》…(室蘭八景に戻る)
「DENZAI環境科学館」(0143-22-1058、室蘭市本町2丁⽬2-1)3月~10月10:00-17:00・11月~2月10:00-16:00/月曜休館・夏冬休みには休館日なし(休館日カレンダー)。市立図書館を併設した「こども科学館」(有料)。展示室、プラネタリウム(オルフェス導入)あり、おもちゃの病院、天体観測会などが開かれます。2021年に改修し、とてもきれいな施設に生まれ変わりました。
《チャラツナイ展望所》…(室蘭八景に戻る)
「チャラツナイ展望所」(MAP CODE:159 194 336*03、室蘭市母恋南町1丁目)測量山から5.2km(6.4km)。このあたりにも奇岩が点在し、一番大きい岩は「ムカルソ」(「マサカリ岩」の意味)。(難)岩に「蓬莱門」という穴が開いていています。満潮時には小舟も通るほどの大きな穴で、干潮時のみ近くで見ることができます。崖の上からは見えません。もし「蓬莱門」まで行くのであれば、しっかりとした装備が必要です(蓬莱門への行き方)。
《チキウ岬と展望台》…(室蘭八景に戻る)
(八景・ピリカ)「チキウ岬と展望台」(駐車場MAP CODE:159 195 104*14、道の駅から南東へ8km)は昭和の終わり頃には北海道景勝地等で何度も1位を取ったスポット、お客さんが多いです。遙か彼方の水平線は素晴らしい景色を見せてくれます。「地球岬」と書かれることもありますが、「断崖」を意味するアイヌ語「チケプ」が「チキウ」の語源。地球と関係ないことはありませんが、天体としての地球を意味するものではありません。駐車場に食堂や売店が4軒(全部開いているとは限りません)、Wi-Fiが飛んでいます(SSID等は最初の階段登り口に表示されています)。
室蘭・チキウ岬灯台 |
《金屏風》…(室蘭八景に戻る)
(八景・船から)「金屏風」(MAP CODE:159 195 235*41、室蘭市母恋南町4丁目)チキウ岬のすぐ近く700m(7.4km)。「銀屏風」とともに「室蘭八景」の観光スポット。地球岬とトッカリショの間にあります。赤褐色を帯びた高さ100mほどの崖が朝日を浴びて金色に輝くところから名づけられました。朝陽の金屏風、夕陽の銀屏風と言われます。
《トッカリショ浜》…(室蘭八景に戻る)
(八景・ピリカ・難)「トッカリショ浜」(MAP CODE:159 226 040*63、室蘭市母恋南町3丁目)金屏風から北東1.5km(南東8.4km)。トッカリショはアイヌ語「トカル・イショ」(アザラシの岩)を語源とすることば。岩をアザラシにたとえたのか、アザラシが棲処にしていたのかはわかりませんが、岩の雄大さと海の青が映える浜。干潮時、浜まで降りることはできますが、かなりの困難と危険を伴います(浜に降りる)。
「トッカリショ浜展望台」(MAP CODE:159 196 782*14、金屏風から650m北上)が丘の上にあります。ここは日中に行っても、夕方、夜行っても良いところ。日中は海と空の青丘の緑、白い岩肌がコントラストを作り出すでしょう。夕暮れ時には夕日が、夜には月明かりがトッカリショの岩々を照らしだします。「トッカリショ」の浜や岬は船の上から見ることにいたしましょう。
室蘭・トッカリショ浜展望台 |
《亀岩》…(室蘭八景に戻る)
「亀岩」(MAP CODE:159 226 218*33、室蘭市母恋南町3丁目)トッカリショ展望台から北へ350m(南東8.4km)。高台から海へと亀が甲羅から頭を出したような岩があります。
《イタンキ浜》…(室蘭八景に戻る)
「イタンキ」にはアクセスの難しいスポットとすぐに行けるスポットがあります。
「イタンキ海蝕洞」(MAP CODE:159 226 736*03、室蘭市御前水町2丁目)トッカリショ展望台から北へ1km(南東7.5km)。火山岩が海の波に浸食され洞窟を形作っています。干潮時のみ歩いて、満潮時はカヤック等で間近に見ることができます。
干潮時には歩いてもいけます。イタンキ浜からトッカリショ方向へ海岸伝いに南下、でっかい海食洞をくぐったり、そそり立つ崖を目の前にできます。濡れた岩や砂の上を歩くのでトレッキングの装備があった方が無難(とくに靴)。
「イタンキ浜の鳴り砂」(MAP CODE:159 257 763*47、室蘭市東町3丁目1-9)トッカリショ展望台から北東へ6km(東へ11km)。海浜の洞窟から奇岩、そして鳴り砂まで、室蘭には不思議がいっぱいです。こちらはイタンキ浜の砂浜。「海蝕洞」(鳴り砂は洞のすぐ北)に比べれば、楽に到達できます。浜の歩き方は足を滑らせるように歩きます。背後に「イタンキの丘」(MAP CODE:159 287 131*60)や「汐見公園」(MAP CODE:159 287 622*71)があります。
「イタンキ」は入江が「お椀」のようになっていることから名づけられたといったような説やそのほかの説がいくつかあります。
《母恋富士下の桜並木》…(室蘭八景に戻る)
海岸から外れて山の方へ上り、工場地帯の近くまで行くと、「母恋富士下の桜並木」(MAP CODE:159 224 437*66、室蘭市母恋北町1丁目12)ちきう岬から北へ2.8km(南東へ5.8km)。「母恋富士(ぼこいふじ)」という標高141mの山の麓にある桜の名所。道の両側に桜が植樹され、その枝が両側から道を覆い桜のトンネルになります。花期は5月中旬。「JR母恋駅」が近く(徒歩3分)です。
モロラン陣屋跡・炭鉄港などの歴史遺産(トップに戻る)
《モロラン陣屋跡(室蘭市民俗資料館・とんてん館)》…(炭鉄港に戻る)
「モロラン陣屋跡」(MAP CODE:159 429 008*55、室蘭市陣屋町2丁目5番)「みたら室蘭」から北へ7km。陣屋とは国境・沿岸警備の砦。江戸時代の末期、東北・南部藩士たちが噴火湾東端の沿岸警備にあたりました。ロシア・アメリカなどの異国船が相次いで来訪(1853[嘉永6]年にペリーが浦賀に来港)し、北海道を含む日本列島の北方域は諸外国の侵犯に脅かされていました。警備を任されたのは南部藩で、函館から幌別までを担当しました。ここに据えられた大砲は弾が飛ばなかったとも言われ、砲弾は隣接(直線道路がないので北に大回り)する「室蘭市民俗資料館(とんてん館)」(0143-59-4922、室蘭市陣屋町2丁目4番25号)に保存されています。資料館の開館時間は10:00-16:00/月曜休館・1月下旬~3月中旬まで休み。Googleマップ。
《炭鉄港》…(炭鉄港に戻る)
日本の工業化・近代化を支えた「炭鉄港」が「日本遺産」として認定されたのは2019年5月。炭鉄港は炭鉱、製鉄所、港湾、鉄道に関わる遺産で、日本全国の施設を対象にしています。道の駅から近い順にご紹介します。おおむね上にご紹介した奇岩等の北側、室蘭湾側・国道36号沿いにあります。非公開の施設があります。
北海道の炭鉱関連遺産「炭鉄港」については、道の駅「三笠」のページで触れています。
〔三菱合資室蘭出張所〕…(炭鉄港に戻る)
「三菱合資室蘭出張所」(MAP CODE:159 281 016*82、室蘭市緑町2-2)10:00-17:00/土日祝休館。1915(大正4)年の建設、薄緑の「洋館」、二階建て。三菱合資会社出張所として石炭の品質調査・分析・仕分けをしました。2015年建築100年を迎えました。現在は、一般社団法人「むろらん100年建造物保存会」が所有。駐車場が2、3台分。
〔旧室蘭駅舎〕…(炭鉄港に戻る)
「旧室蘭駅舎」道の駅から南東3.5km(0143-23-0102、室蘭市海岸町1丁目5番1号)08:00-19:00(冬期は-17:00)/休館日は元旦のみ。1912(明治45)年の建設、道内の駅舎の中では最古の木造建築物。寄せ棟造りの立派な建物。玄関部が別棟で壁時計がつけられています。
現在は「観光案内所」として使用され、ホールは展示場、休憩所。室蘭市「赤ちゃんの駅」事業の一環で、授乳スペース、おむつ交換台、ミルク用のお湯ポットを備えています。トイレはそれなりの施設です。駅舎ライトアップは24:00まで。駐車場あります。入館料等無料。
ナビには「観光案内所」、「観光協会」として表示される可能性があります。画像は蒸気機関車D51と向こうに旧駅舎です。
旧室蘭駅舎 |
〔瑞泉閣・鍛刀所〕…(炭鉄港に戻る)
(非公開)「瑞泉閣・鍛刀所」(鍛刀所MAP CODE:159 253 045*77、室蘭市茶津町4)。1911(明治44)年、日本製鋼所室蘭製作所を大正天皇(当時は皇太子)がご視察の際の宿泊所として建設。現在は室蘭製作所の迎賓館として使用され、一般公開はされていません。レンガ組みの立派な門があります。
一方、鍛刀所(0143-22-0143)は1907(明治40)年に設立された日本製鋼所の室蘭製作所。日本刀の鍛錬場1918(大正7)年に衰退する日本刀製作技術の保存・向上のために鍛刀所が建設されました。愛好家の注文などにより、年間10振りほどを制作しているそうです(撮影不可)。
〔日本製鋼所旧火力発電所〕…(炭鉄港に戻る)
(非公開)「日本製鋼所旧火力発電所」道の駅から南東5km(室蘭市茶津町4番地)。1909(明治42)年に建設された火力発電施設で、レンガ造り。イギリスから輸入した発電機3機とボイラー20基を設置していました。1961年廃止、現在は多目的施設となっています。
室蘭では、ほかに恵比寿・大黒天像、日本製鋼所室蘭製作所製造複葉機エンジン「室0号」、工場景観と企業城下町のまちなみが構成遺産となっています。
室蘭市の観光情報スポット「おっと!むろらん」もご覧ください。
●《登別市・温泉》 [TOPへ]
登別市
登別市 (ほぼ北から順に)
- オロフレ峠展望台
- のぼりべつ文化交流館(カント・レラ)
- 新登別大橋
- 登別伊達時代村
- 登別マリンパークニクス
- アイヌ伝承の洞窟(アフンルパロ)
- 知里幸恵 銀のしずく記念館
- 登別市立郷土資料館・文化伝承館・幌別ダム
- 登別温泉・地獄谷
登別温泉の日帰り入浴については「みたら室蘭(風呂事情)」をご覧ください。登別の食事処は登別国際観光コンベンション協会「観光スポット・イベント」から「食事」を洗濯してください。
登別市観光スポット |
《オロフレ峠展望台》(登別市に戻る)
「オロフレ峠展望台」(MAP CODE;603 459 826*50、登別市カルルス町)11月下旬~6月上旬冬季閉鎖。標高930メートルにある展望台。羊蹄山を真正面に見ます。晴れた日の訪問でないと、美しさが損なわれます。見所は雲海と秋の紅葉。雲海はいつ出るか予測が難しいですが、紅葉ならゲートが閉まる前に訪問すればきれいなところを見られます。北東500mに「羅漢岩(らかんいわ)」、南東1.5kmに「カルルス 氷筍」があります。
《のぼりべつ文化交流館(カント・レラ)》(登別市に戻る)
「のぼりべつ文化交流館」(0143-84-2069、登別市登別温泉町123番地)埋蔵文化財展示室の開館は4月~10月10:00-17:00・11月10:00-17:00・11月10:00-16:00/月曜休館・12月~3月は冬期休館。「クマ牧場」のロープウェイ乗り場から南へ5km。中学校を利用した施設。古代や縄文文化の埋蔵品が展示され、竪穴式住居が再現されています。
《新登別大橋》(登別市に戻る)
「新登別大橋」(MAP CODE:603 196 434*14、登別市上登別町~札内町 道道782号線上)。登別温泉から意外と近く、上記「のぼりべつ文化交流館」からは南西へ2.5km、クマ牧場ロープウェイ乗り場からは4.5km。全長240mの朱色のアーチ橋で、下を流れる登別川と深い渓谷(川までは120m)を真下に見ます。渓谷には漆が多いらしく秋を鮮やかに彩ります。橋には遊歩道が付いています。南側に駐車場とトイレ(MAP CODE:603 196 369*65)があります。
《登別伊達時代村》…、(登別市に戻る)
道の駅から32kmには「登別伊達時代村」(0143-83-3311、登別市中登別町53-1)は伊達政宗時代の仙台藩の建物が再現されています。資料館には忍者の実の姿や登別の開拓史が展示され、劇場では時代劇が毎日上演。貸衣装があり、江戸時代のコスプレを楽しめます。村の中にはちょんまげ姿の村人が歩いているので、恥ずかしいことなどちっともありません。ほんとにひとつの村と言って良いほどの大きな施設です。
西の方に「伊達市」という町があって、場所を間違える人がときおり出没するのですが、登別市に「登別伊達時代村」はあります。
登別伊達時代村 |
《登別マリンパークニクス》…、(登別市に戻る)
道の駅「みたら室蘭」から北東へ約29kmには「登別マリンパークニクス」(0143-83-3800、登別市登別東町1-22)という水族館「ニクス城」があります。アシカショーやイルカショーが行われます。ペンギンパレードは大人気。クラゲの水槽、イルミネーションのついたイワシの水槽。「陸族館」という動物園には、は虫類、両生類が…。JAF優待(会員含む5名まで)あります。
ニクス城はデンマーク「イーエスコウ城の様式美」を忠実に再現したものだそう。ロイヤルコペンハーゲン(デンマーク)のコレクションも「ニクス城」に展示です。
登別マリンパークニクス |
ニクス城は水の上 |
《アイヌ伝承の洞窟(アフンルパロ)》(登別市に戻る)
「アイヌ伝承の洞窟(アフンルパロ)」(MAP CODE:603 143 013*57、白老町虎杖浜)。上記「登別マリンパークニクス」からほぼ東へ1.2km、海岸沿い。「地獄への入口」とも言われる岩の穴。打ち寄せる波の砂に埋もれてしまいそうだったのを、町のボランティアが砂を掻きだして修復。紹介記事。
《知里幸恵 銀のしずく記念館》(登別市に戻る)
「知里幸恵 銀のしずく記念館」(0143-83-5666、登別市登別本町2丁目34-7)09:30-16:30/火曜定休・12月20日~2月は冬期休館。有料。上記「登別マリンパークニクス」からほぼ西へ1.4km。登別に生まれたアイヌの知里幸恵(ちりゆきえ、1903[明治36]年~1922[大正11]年)の生涯と業績をたどる記念館。「アイヌ神謡稿」、「アイヌ伝説集」ノート3冊をまとめ、金田一京助に師事。心臓麻痺で急逝(19歳)。
《登別市郷土資料館(文化伝承館)幌別ダム》(登別市に戻る)
「登別市郷土資料館」(0143-88-1339、登別市片倉町6丁目27番地2)10:00-16:00(夏期は17:00まで)/月曜休館。有料。JR幌別駅から北西へ2.4km、幌別ダムすぐ近く。古代のクッタラ火山の噴火、仙台藩士片倉家主従、アイヌ文化に関する資料などを展示。アイヌ文化に関してはweb場からも閲覧できます(アイヌミュージアムバーチャルガイド)。
登別温泉と地獄谷 (登別市に戻る)
登別温泉と地獄谷 |
〔登別温泉入口〕 (登別温泉に戻る)
つぎの画像の鬼は登別東インター前にある「歓迎鬼像」(MAP CODE:603 171 516*14)。インターを降りて左折すれば、6kmで「登別温泉」へ、歓迎鬼像から600mほど進んでさらに左折すれば「登別伊達時代村」、2km南下で水族館「登別マリンパークニクス」です。
登別市・温泉入口 |
〔登別温泉の駐車場〕 (登別温泉に戻る)
上の地図に駐車場を9か所(南の「花鐘亭はなや」あたり~北は「大湯沼」まで)、[P] の文字で記しています。ほとんどが有料です。また、温泉街にはほとんどなく、「湯澤神社」あたりから地獄谷まで駐車場が連続します。
〔のぼりべつクマ牧場〕 (登別温泉に戻る)
「のぼりべつクマ牧場」(0143-84-2225、登別市登別温泉町224番地)は道の駅から34km。登別温泉街の南東「四方嶺」山頂にあり、「登別温泉ロープウェイ(ゴンドラリフト)」で登っていきます。140頭余りのヒグマが飼われていて、ガラス越しのご対面もできます。最近は札幌市街にも出てきたりして人を怖がらせるヒグマですが、ここなら襲われることもなく安心です。駐車場料金、牧場入場料が必要です。営業時間は夏09:00-17:00、冬期09:30-16:30。最終入場時間が閉園時刻の40分前。
駐車場はかなりの傾斜、北海道の人はパーキングブレーキをかけない人が多いですが、ここではしっかりかけましょう。
この熊牧場の敷地はもともと展望台で、「倶多楽湖(くったらこ)」(室蘭・登別観光スポット)を見るためのもの。ところが霧や曇りの日で倶多楽湖が見えないことがあるので、残念な日には熊を見て楽しんでもらおうという意図で熊牧場は作られました。倶多楽湖は日本一まん丸の湖、透明度は摩周湖ほどと言われます。
のぼりべつクマ牧場 |
〔アイヌ生活資料館(ユーカラの里)〕 (登別温泉に戻る)
「アイヌ生活資料館」(0143-84-2225、登別市登別温泉町224番地)。クマ牧場にある施設。場所は「園内マップ」を。クマ牧場に入場すれば、この資料館も訪れることができます。資料館とチセ(家屋)野外の展示があります。
〔からくり閻魔堂〕 (登別温泉に戻る)
「からくり閻魔堂(えんまどう)」は「セブンイレブン 登別温泉店」(0143-84-3911)を150mほど温泉奥へ進んだところ。「地獄の審判」の時間(1日に6回)になると、現世で悪いことをしている人にはえんま様の顔が恐ろしいものに見えます。恐ろしい顔に見える時間はリンク先の中程「地獄の審判は1日6回」あたりをご覧ください。「閻魔堂」は2021年2月リニューアルしました。もっと怖くなったかな。
「閻魔堂」のすぐそばに「温泉市場」(0143-84-2560)という海鮮をいただけるお店があります。牡蠣を焼いたり、丼をいただけたりします。お弁当のテイクアウトあり、売り切れご免。営業時間は平日11:00-16:00、金土日祝は17:00まで。
〔泉源公園〕 (登別温泉に戻る)
温泉街の中、「泉源公園」(MAP CODE: 603 287 026*74、登別市登別温泉町泉源公園)には間欠泉が噴き出しています。噴出のようすを目の前で見ることができます。3時間ごとに8mの湯を噴き上げます。噴き上げるところを見られなくても、ぐつぐつと激しい音をひっきりなしに立てている噴出口と湯煙(画像左手)を見ることはできます。公園には色とりどりの鬼の金棒が立っています。九本もあるそうです。金棒には願い事の書かれた絵馬がかかっています。九本目を探すのが難しいかも…。登別のパワースポット。駐車場はありません。
登別・泉源公園 |
3時間ごとに湯を拭き上げる間歇泉 |
〔湯澤神社〕 (登別温泉に戻る)
「湯澤神社」(0143-84-2439、登別市登別温泉町106)。祭神は滝川乃湯元翁尊(たきがわのゆもとおきなのみこと)などで例祭日は8月18日。創建は不詳とのことですが、1858(安政5)年に地獄谷に祀られていた神様を現在地に移したという。参道の階段がすこし急かもしれないので、気をつけて。
登別・湯澤神社 |
登別地獄谷 (登別市に戻る)
- 登別温泉
- 登別地獄谷
登別温泉の奥(道の駅から北東へ35km)には「登別地獄谷」があります。この地獄谷と、下にご紹介する大湯沼、大湯沼川天然足湯(一番下)の3カ所は登別では外せないところ。日帰りで利用できる温泉は「みたら室蘭(風呂事情)」をご覧ください。
〔ガイドマップ〕 (登別地獄谷に戻る)
地獄谷周辺の「ガイドマップ(PDF)登別グランドホテル」があります。登別は山腹に沿って道路が作られ目的地への到達がなにやら難しいところ。マップを見れば、間欠泉や焔魔堂の場所(散策マップの中央)もすぐわかります。地図の一番下、「バスターミナル」あたりから北上するとよいでしょう。大湯沼や奥の湯(散策マップの上の方)、大湯沼天然足湯は大湯沼の左にあります。
また、コンベンション協会の時間に合わせた「モデルコース」、「散策マップ(PDF)」も参考になります。
〔登別地獄谷駐車場〕 (登別地獄谷に戻る)
「登別地獄谷駐車場」のMAP CODEは603 287 235*11、道道350号・倶多楽湖公園線沿い、温泉街や熊牧場登り口を通り過ぎて、地獄谷に向かう入口にあります(要駐車料)。クマ牧場(ロープウェイ山麓駅)にも駐車場はありますが、かなりの傾斜、こちらも駐車料金が必要です。
〔登別パークサービスセンター〕 (登別地獄谷に戻る)
地獄谷の入口(登別地獄谷駐車場を過ぎて地獄谷寄り)には「登別パークサービスセンター」(0143-84-3141)があります。トイレがあるばかりでなく、情報を仕入れたり、傘や長靴を借りたりもできます。
〔地獄谷・展望台〕 (登別地獄谷に戻る)
地獄谷の住所は「無番地」となっていますが、登別温泉街を小さい鬼、大きい鬼を見ながら、木道をずっと奥に歩いて行けば地獄谷に到達します、地獄にはたくさんの鬼やえんま様がいるのです。硫黄のにおいがすごい。夜には木道がライトアップされます。「地獄の灯り」は幻想的です(元に戻る)。
登別温泉地獄谷展望台から |
登別温泉地獄谷 |
〔鉄泉池〕 (登別地獄谷に戻る)
地獄谷一番奥に間欠泉「鉄泉池」があります。ここまでずっと木道を辿りながら歩いて行きます。「鉄泉池」の湯は高温(80℃)で、しかも吹き出す周期が一定しません。触れないように囲いが作ってあります。地獄谷は硫黄と高温で植物はほとんど育ちませんが、それでも小さい植物が育っているのを見るのは驚きです。背後の日和山、登別原始林には高山植物が育っています。
登別・鉄泉池 |
地獄谷の山側には「地獄谷・大湯沼自然探勝路」があります。地獄谷と大湯沼を俯瞰することができます。「探勝路」の先に「大湯沼」があります(有料駐車場・トイレあり)。
地獄谷・大湯沼自然探勝路案内 |
〔大湯沼・奥の湯(駐車場)〕 (登別地獄谷に戻る)
「大湯沼」(駐車場MAP CODE: 603 288 875*28)は、地獄谷から歩いて1kmほど、車だといったん駐車場に戻り、道道350号を北上します(距離は1.4kmほど)。大湯沼にも30台ほどの駐車場があります(管理人がいて、おじさんの勤務時間中は有料)。おじさんの勤務時間に開くトイレがあります。
なお、リンク先ホームページは「地獄谷」全体の紹介。「大湯沼」はかなり下の方に記事があります。
大きな鍋のようにぐつぐつと煮えたぎっています。大湯沼のすぐ奥に、「奥の湯」があります。大湯沼よりは小さいですが、こちらもぐつぐつと煮えたぎっています。
少し離れて山の上、大湯沼展望台(大湯沼に案内矢印のついた黒い木製看板が建っています)、また日和山展望台(大湯沼から1kmほど、歩いてもいけます、MAP CODE: 603 288 875*28)があります。
登別・蒸気を吹き上げる大湯沼 |
登別・奥の湯 |
〔大湯沼展望台〕 (登別地獄谷に戻る)
「大湯沼展望台」(MAP CODE:603 288 723*48、登別市登別温泉町)。
大湯沼展望台から |
〔大湯沼川天然足湯〕 (登別地獄谷に戻る)
川のように流れる自然の足湯「大湯沼川天然足湯」(大湯沼川探勝歩道の大正地獄すぐ近く)は大湯沼から西500m。大湯沼から流れ出した湯の川です。大湯沼の駐車場に車を置いて、もと来た道を徒歩で引き返します。途中少し分かりにくい「大湯沼足湯」の案内が2か所ほど出現、500mほどで右手に案内板[大正地獄・天然足湯→]とともに降り口があります(周辺は駐車禁止になっていて、赤いコーンがたくさん並べてあるので分かりやすいと思います)。
あとは未舗装の坂と木道を道なりに下って行けば、足湯に到達します。すぐ近くに「大正地獄」という源泉の噴き出し口(2020年立ち入り禁止)あり。タオルを忘れずに…。尻の下に敷く銀マットは備え付けがあります。湯の中を歩き回る人には不要でしょう。なお足湯周辺の道は散策路になっていて、地元の人が散歩やジョギングをしているかもしれません。
登別・大湯沼川天然足湯 |
登別国際観光コンベンション協会の「観光スポット・イベント」もご覧ください。
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