小樽市・余市町・仁木町の観光スポット(道の駅「スペース・アップルよいち」)
以下、東から、小樽市、余市町、仁木町の順に観光スポットを取り上げます。温泉・レストラン・スイーツの店は「スペースアップルよいち」のページに記載しています。
西の神威岬周辺は「かもえない観光スポット」に掲載します。岬は道の駅「オスコイ!かもえない」が直近、北へ22kmです。
《小樽観光全般》
駐車場、モデルコース・レンタサイクル、トイレ、観光タクシー
別ページ:小樽の食事処、小樽のスイーツ
〔駐車場〕
小樽の市街地に駐車場はたくさんありますが、数が足りていない状況です。たいていどこも満車状態。店舗が建て込んだ市街地の店には駐車場もない店がたくさんあります。また「無料の駐車場」はありません(コンビニの駐車場も時間制限のあるところがあります、制限を超えると有料)。駐車場の例「小樽市のスイーツ」。
〔モデルコース〕
小樽観光には「モデルコース」があり、「レンタサイクル」(リンク先に7軒ほど掲載)も…。あまり坂の方に行かないのであれば、レンタサイクルはおすすめです。小樽運河に行けば、人力車(こちらも7軒ほど)もあります。
〔トイレ〕
運河沿いや周辺に水洗の公衆トイレがあります。設置された年がとても古くぽっちゃん式、また水を流すボタンが感応式。10秒~15秒ほど黒ボタンを押し続けてください。すごい勢いで音を立てて流れ始めたら成功です。携帯電話などむやみに触ったり、胸のポケットに入れてたりすると落とす可能性があります。もう絶対手の届かない深~い穴の向こうです。
〔観光タクシー〕
タクシーで観光地を巡るという手もあります。小樽観光貸切ジャンボタクシーや観光貸切タクシーが走っています。3時間周遊、5時間周遊、日帰り観光コースなどいろいろあります。小樽だけでなく、周辺の町へも足を伸ばしてくれます。希望や相談にも乗ってくれるようです、たとえば、白鳥を見たいとか、湖巡りをしたいとか:「北海道観光ジャンボタクシー」(090-8276-4671 / 0134-25-0204)。料金はリンク先に明示してあります。
《小樽運河》 (運河クルーズトップに戻る)
「小樽運河」(JR小樽駅からまっすぐ海の方向に650m進むと運河に到達)駐車場は150m先、海際です(小樽市観光駐車場、以下「小樽港クルーズターミナル」までこの駐車場が直近)。〔🗾Googleマップ〕。
運河畔の散策路が心をしっとり落ち着かせます。絵を描くおじさん、楽器を奏でるおじさんなどがいます。運河を水上から見る「小樽運河クルーズ」(0134-31-1733、小樽市港町5-4)10:30-18:00。下の左画像、カメラの位置の橋のたもとに受付あり。橋の上からの写真ばかりでなく、水上からの小樽市もまた映える光景です。イタリアあたりの景色に似ているかも…。橋の上には人力車のお兄さんも立っています。らくちん観光とお姫様・お殿様気分を味わうには「人力車」(0134-27-7771)で。小樽運河クルーズの様子(mayaのX twitter)。
〔小樽・余市 ゆき物語…青の運河〕 (運河クルーズトップに戻る)
「小樽運河」は冬期間、11月~翌年2月14日「小樽・余市 ゆき物語…青の運河」、2月中旬の1週間「小樽雪あかりの路」というキャンドルライトのお祭り。いずれも夜のお祭り、連続日程で開催です。運河の岸辺、橋上が青いイルミネーションで飾られます。「雪あかりの路」では運河上にたくさんの「浮き玉キャンドル」、またお客さんが思い思いのメッセージを綴る「メッセージキャンドル」が浮かべられます。
おまつりの会場は運河ばかりでなく、鉄道遺産の手宮線(上の左画像の右手、100mほど直進で道路を横切る線路があります、廃線跡なので線路を歩いても怒られません)、朝里川温泉、天狗山、小樽芸術村、そのほか市内約40か所で「雪あかりの路」が設けられ、スノーキャンドルで彩られます。
《おたる潮まつり》 (運河クルーズトップに戻る)
「おたる潮まつり」(まつり実行委員会事務局0134-32-4111、小樽市花園2-12-1)2022年は7月22日(金)~24日(日)。祭り会場は「小樽港第3号ふ頭周辺」ほかです。小樽市の発展を祈念する祭り。市挙げての踊りパレード「潮ねりこみ」や花火大会、みこしパレードなどアトラクション多数です。小樽港第3号ふ頭周辺(小樽港クルーズ「あおばと」が出港する埠頭周辺)がメーン会場、数多くの潮ちょうちんが夜空に揺らぎます。
《小樽港クルーズターミナル》 (運河クルーズトップに戻る)
「小樽港クルーズターミナル」(小樽市港町3-3)。小樽港第3号埠頭に設けられたクルーズ観光船専用ターミナル。岸壁脇にかまぼこ形の建物があります。乗員乗客用の建物で中に入ることはできません。ここは接岸した大きな船を見るのが最適の場所。トイレは駐車場向こうにある「小樽国際インフォメーションセンター」(観光協会0134-33-1661・お土産屋さん)へ。「クルーズ 寄港情報」。〔🗾Googleマップ〕。
ターミナル内に車で入ることはできません。駐車場に車を入れて、徒歩で向かいましょう〔🗾〕。
あまり大きい船はこの岸壁からは全体を捉えられないので、そのときはつぎに挙げた「色内埠頭公園」へ。
《色内埠頭公園》 (運河クルーズトップに戻る)
「色内埠頭公園」(小樽市色内3丁目12番)。中心は多目的広場(球技場)で大きな面積を占めています。野球場やサッカー場として使われます。大型遊具あり、お子様も楽しそうです。ここは対岸の「クルーズターミナル」が見渡せるところ、大きな船も一望できます。トイレあり。駐車場🅿31台。〔🗾Googleマップ〕。
お花好きにはハマナスが咲き誇る夏がいいでしょう。手入れがよいので、花が大きく、秋になってもたくさん咲いています。一番の目玉は赤と白ばかりでなくほのかなピンク咲き(一重・八重)があること。とっても珍しいです。ついでながら、八重咲きの花には実はなりません(参考:七重八重花は咲けども山吹の実のひとつだになきぞ悲しき)。
《色内駅跡地》 (運河クルーズトップに戻る)
「色内駅跡地」(MAP CODE:493 690 251*23、小樽市色内1丁目14)。夏は散策、冬は「雪あかりの路」。旅客専用駅「色内仮停車場」として開設された駅の跡地。道路をy横切る線路が敷設されたままです(「一時停止の必要はありません」という案内板あり)。駐車場はありません。〔🗾Googleマップ〕。
旧国鉄手宮線(幌内鉄道の一部)は手宮から南小樽2.8kmを運行し、貨物(石炭、ニシン)用の線路でしたが、小樽の経済発展とともに色内に人口が集中したため旅客用の駅が作られました。手宮線跡地は現在遊歩道となって南側始点(MAP CODE:493 690 043*46、色内1丁目13-1)から北側始点(MAP CODE:493 720 697*04、色内1丁目7)まで1.8kmほどの距離です。左画像奥の建物は「市立小樽美術館・小樽文学館」(0134-34-0035)。
「小樽運河クルーズ」からJR小樽駅方向へ300mほど戻ると、通り(「中央通り」)のこっちと向こうに線路が走っています。そこから南へ300mで「色内駅跡」、あと200mで「旧手宮線遊歩道(南側始点)」です。北方向は1.5kmで「小樽市総合博物館本館」(終点・0134-33-2523)です。
《小樽市総合博物館 本館》 (運河クルーズトップに戻る)
「小樽市総合博物館 本館」(0134-33-2523、小樽市手宮1丁目3番6号)09:30-17:00/火曜定休・年末年始お休み。要入館料。総合博物館という名称ですが、本館の方は鉄道関連の博物館(前身は「鉄道記念館」)。広い駐車場🅿(120台分)があります。駐車場脇に青い客車のレストランあり。〔🗾Googleマップ〕。
博物館玄関脇に三笠~小樽間の鉄道敷設に尽力したクロフォード像が建っています。Joseph Ury Crawford(1842-1924米国)は三笠の石炭を需要地本州に積み出す港に室蘭と小樽の二案があったのを、工費の安い小樽案を提案。また小樽案は途中石狩川で小さな舟に乗り換え、小樽から輸送という案だったのを、石狩川は冬期凍結するため冬期の輸送が全くできないではないかと言うことで、測量をし直し、全部陸上輸送の小樽案遂行に持って行きました。小樽はその後日本銀行支店が置かれるほどの活況を呈しました。なお、産炭地だった三笠市には「クロフォード公園」があります。
館内に展示されている小型の蒸気機関車「しずか号」、明治時代に「北海道炭礦鉄道」が建造した「大勝号」。日清戦争に勝利してこの名前に、現存する車体は国内最古のもので1954年復元され、2010年に「鉄道記念物」に指定されました。
戸外奥に赤れんがの建物が二棟あります(夏期のみ見学可・左画像)。四角の弧を描いた建物が一号車庫、かまぼこ屋根は三号車庫、中央に転車台があり、いずれも「旧手宮鉄道施設」として重要文化財の指定を受けています。第三号車庫は1885(明治18)年竣工の現存する最古の機関車庫。そのほか貯水槽・危険品庫、高架桟橋の擁壁が85mにわたって遺っています。北海道鉄道発祥の地「0マイルの碑」(PDF)が建っています。ちなみに11月28日(北海道に鉄道が開通した日)は「北海道の鉄道の日」。
戸外で今なお乗客を乗せて運ぶ「アイアンホース号」(乗車整理券を受付で配布・先着順、200mの線路を往復運行・転車台で方向転換します)、お子さんと乗るには最適です。機関車やラッセル車、昭和時代のディーゼル車、特急などが展示されています。mayaのX twitter。
道を挟んで、1600年前の壁面彫刻が遺る、国指定史跡「手宮洞窟」があります。少し暗すぎ。
《小樽市手宮洞窟保存館》 (運河クルーズトップに戻る)
「博物館」から道をはさんですぐ北に「小樽市手宮洞窟保存館」(0134-24-1092、小樽市手宮1丁目3番4号)09:30-17:00/火曜定休・11月上旬~4月下旬。要入館料。博物館からだと徒歩が便利。道路際に建っていて、駐車場なし。〔🗾Googleマップ〕。
洞窟は国内に2例しかないと言われる「壁面彫刻(国指定史跡)」を見ることができます。北海道で4世紀~5世紀の続縄文文化の人々が描いたとされ、北東アジアとの交流を示すものとされます。なお、「続縄文文化の人々」というのはアイヌ民族ではありません。アイヌ民族の台頭は13世紀頃とされます。
「幻の滝」は4月、雪解け水が多いときだけ水が流れ落ちる滝。水源は崖の上にある「手宮公園」の中にあるとのこと。保存館と滝の距離は40mほどです。
《手宮緑化植物園(手宮公園)》 (運河クルーズトップに戻る)
「手宮緑化植物園(手宮公園)」(0134-22-7773、小樽市手宮3丁目12-1)営業期間4月終わり~11月初め/休憩所は09:00-17:00の開館で月曜閉館(多機能トイレ・ウォシュレットあり)。上記「小樽市総合博物館 本館」のすぐ北隣の公園(隣と言っても公園は崖の上)。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
春は種々の桜、ツツジの咲く、秋にはドウダンツツジの紅葉がきれいなところ。小樽港が望めます。
場所は「博物館」のすぐ北ですが、北側は山になっているので直接は行けません、公園を越えたずっと北側の正門(休憩所・約1km・駐車場なし)まで回ります、あるいは公園の中を突っ切って公園駐車場(台数に限りあり)に乗り入れます。
《運河館(小樽総合博物館分館)》 (運河クルーズトップに戻る)
「運河館」(0134-22-1258、小樽市色内2丁目1番20号)。小樽総合博物館本館とは別に要入館料、割安の共通入館チケットあり(2日間有効)。本館から南へ1.2km、道道454号沿い。運河館から北へ100mほど離れて(コメダ珈琲のすぐ向こう側)運河館の駐車場🅿(無料10台分)があります(「小樽市博物館P」という表示)。〔🗾Googleマップ〕。
本館の方は小樽の近代化を展示していますが、こちらは小樽の古代から歴史、自然そして北前船やニシン景気に沸いた江戸、明治期を、そして運河の歴史を展示しています。ニシン漁を描いた彩色の絵は圧巻です。建物は札幌軟石、小樽軟石(凝灰岩)を使用した「小樽倉庫」(1893年建設)を利用したもの。軟石の内側は角材の壁になっています。倉庫として建てられたにもかかわらず、屋根には「しゃちほこ」が立っています。ひな祭りやこどもの日などにイベントが開催されます。
JR小樽駅からまっすぐ東進して「LeTAO運河プラザ店」(旧小樽市観光物産プラザ)(0134-64-1001)の奥に当たる場所に「運河館」はあります。建物正面に「消防犬ブン公」の象が建っています。「小樽市観光物産プラザ」は2024/03で閉館。「運河プラザ」の後継は西へ200m(運河を越える)移動して「小樽国際インフォメーションセンター」で小樽港そばにあります。〔🗾Googleマップ〕。
運河プラザは2024/10、スイーツの店「LeTAO運河プラザ店」(当ブログ記事)になりました。
「運河プラザ」の建物はもともと1894(明治27)年に完成した「旧小樽倉庫」(上の運河館と同じ)。構造的な特徴は外壁を見てわかるとおり、石造り、これは札幌軟石、小樽軟石と呼ばれる加工がしやすく(木工用ののこでも切れます)、それでいて堅牢な石材を用いています。小樽の場合、さらに内側に板ではなく角材を用いて格子状の壁を貼り付けていることです。これを木骨石造(もっこつせきぞう)造りと呼びます。これにより外部の耐久性と内部の柔軟性を併せ持つ、火災につよい建築物を実現し、小樽に数多く建てられたのです。
小樽では1887(明治20)年頃からこの構造の建物が建てられるようになり、1904(明治37)年の稲穂町の大火をきっかけにして、急速に広がったと言われます。スイーツの店が建ち並ぶ堺町本通りを歩くと、ここかしこに木骨石造の建物があることに気づくでしょう。
《おたる水族館》 (運河クルーズトップに戻る)
○「おたる水族館」(0134-33-1400、小樽市祝津3丁目303)10:00-16:00。水族館へは、シーズン中だと船で行くコース(水族館セット券あり、小樽港第3埠頭から)と陸路(山側コースと海側コース)があります。冬期は陸路のみ、またJR小樽駅前から年中バスが運行しています。広い駐車場🅿あり(おじさんの案内あり)。〔🗾Googleマップ〕。
冬はペンギンの雪中散歩があり、目の前をペンギンがよちよちと歩いて行きます。イルカショーはオタリア(アシカの種類)のショーと一緒にあり、跳びはねたり回転したりと、賢い芸に観客も大喜びです。館内には北海道にゆかりの、鮭やホッケ、ニシンなどのほかに石狩川で時に見られる大きなチョウザメが展示されています。
観覧車などを備えた遊園地(祝津マリンランド 0134-33-1400)が併設されています(4月中旬~10初旬の開園、冬季閉鎖)。駐車場は夏期有料、冬期無料(冬も案内のおじさんがいます)。水族館へは陸路(バス便あり)、水路でも行けます。水路は冬期お休みです。〔🗾Googleマップ〕。
水族館は高島岬という、石狩湾の西の突端にあります。周辺に「ニシン御殿」(0134-22-1038・冬期休業)、「日和山灯台」、「岬展望台」、「小樽祝津パノラマ展望台」(0134-32-4111)。〔🗾Googleマップ〕。
祝津港に民宿青塚食堂(0134-22-8034)、小樽海上観光船 祝津港チケット売場(0134-29-3131)、小樽 青の洞窟 グラスボート(090-7621-1092)。〔🗾Googleマップ〕。
道道454号(ニシン街道)沿いに、「旧 白鳥家番屋」、「茨木家中出張番屋」、「旧茨木輿八郎番屋」が100mおきに並んでいます。駐車場🅿は「白鳥家番屋」の背後に広い公共駐車場があります、トイレあり。〔🗾Googleマップ〕。
散策で回るのに適しています。民宿青塚食堂以外は冬期休業です。右画像は冬、トドがやってくる「トド岩」(日和山灯台から)。
《小樽北岸オタモイ周辺(陸からの訪問・海からの遊覧)》
「オタモイ」は小樽市街地から7kmほどの海岸。昭和初期に「オタモイ遊園地」や高級料亭「竜宮閣」があったところ。遊園地跡までは車で行けます。以前は歩いて行けた竜宮閣跡は海上から小さく見えます。ちなみに「オタモイ」はアイヌ語で、「砂の入り江」、小樽で数少ないカタカナ地名。
《陸からの訪問》
小樽の海岸は…、以下の順で市街地から遠くなります。祝津、オタモイ海岸崖の中腹、オタモイ海岸の向こう
《海上遊覧》
「小樽観光フェニックス」(通年営業)以外、いずれも4月下旬~10月中旬の運行。休日や夏期は運行本数が増えることがあります。波が高かったりすると運行休止になります。祝津港の向こうが外洋で波がたいてい高いのです。右画像はカモメに餌をやっているところ
〔青の洞窟クルーズ〕
「青の洞窟クルーズ」に使用される船は洞窟に入るので、10人乗りほどの小さい船、風の影響を受けやすいというか、波の上で跳ねたりするので酔いやすい人注意。また波風の影響を受けやすいので、外洋にある青の洞窟への航行は休止になることが多いです。またカンカン照りより少し曇った空の方が洞窟内の水がきれいにみえます。
《道道1号沿い・朝里ダム》 (小樽市内陸部トップに戻る)
「朝里ダム」(MAP CODE:493 455 676*62、小樽市朝里川温泉1丁目)。14年の工期の後1993年完成の重力式ダム(朝里川あさりがわ)。高さ74m、堤長390m。ダム湖の名前は「オタルナイ湖」。10台分ほどの駐車場🅿、トイレあり。〔🗾Googleマップ〕。
円を描く道道1号のループ橋(朝里大橋・通称朝里スカイループ)が堤頂から眺められ、素晴らしい景観を作り出します。道路脇駐車場(トイレあり)からも橋の描く円が見えます。
道道1号向かいに「朝里ダム展望広場」、「金児杜鵑花句碑(かねこ とけんか)」(み佛に瀧のしぶきや百合の花、1935年建立のち移設)があります(道を渡っては行けず、ダムから350mで山側に折れる道があるので、それをたどります。2024年現在、通行止めのバリケード)。駐車場🅿あり。〔展望広場への入口🗾Googleマップ〕。
なお、道道1号は山間の渓谷などを通って南下、札幌市定山渓温泉に通じます。
〔朝里ダム記念館〕 (小樽市内陸部トップに戻る)
「朝里ダム記念館」(0134-52-0241、小樽市朝里川温泉2丁目580-10)開館期間4月下旬~11月上旬10:00-16:00。オタルナイ湖畔にある記念館。周辺の湖畔園地のセンターとしての役割を果たしています。朝里ダムの紹介、北海道旅行の注意点などを提示、休憩所にもなっています(トイレあり)。冬期は休館です。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
〔朝里ダム湖畔園地〕 (小樽市内陸部トップに戻る)
「朝里ダム湖畔園地」(ダム記念館周辺・冬季閉鎖)。遊歩道もあり、きれいに整備された公園。秋には紅葉が目を引きます。ダムの堤頂を渡ると、湖畔向かい側の木道「朝里ダム左岸側散策路」を歩けます。
〔魚留の滝〕 (小樽市内陸部トップに戻る)
「魚留の滝」朝里ダムから南へ5km・道道1号経由(小樽市朝里川温泉3丁目)。落差12m、かなりりっぱな滝。道道1号を南下すると、「朝里ダム管理所」から4.6kmで山側に「魚留の滝」案内標識。細い道をたどって川の方へ降りていきます。高圧線鉄塔を過ぎてすぐに再度案内板。5分ほどで滝が見えます(道道上の案内標識から約400m)。道はクマザサなどが刈られているとは思いますが、藪の中をいける服装・靴・手袋が好ましいです。紹介記事。駐車場🅿なし。〔滝入口🗾Googleマップ〕。
〔朝里川温泉オートキャンプ場〕 (小樽市内陸部トップに戻る)
「朝里川温泉オートキャンプ場」朝里川温泉郷にあります(目的地設定不可0800-800-3074、0134-52-1185、小樽市朝里川温泉2-686)4月終わり~11月初め/貸別荘は通年。「ウィンケルビレッジ」という宿泊施設の中のキャンプ場。〔🗾Googleマップ〕。
オートキャンプ場(電源付き、パオハウス、KOYAハウス)、コンドミニアム(ふろ、ウォシュレット、寝具、冷蔵庫、炊飯器、電子レンジ、食器、調理器具等)、別荘(ふろ、ウォシュレット、冷蔵庫、炊飯器、電子レンジ、調理器具、食器、寝具等完備)。車中泊サイト(2区画・電源つき)が一番安い。ネット予約。参考:別荘プラン一覧。
朝里川が流れていて釣りをしたり、川辺で涼むことができます。夜間車での出入り不可。利用料の他に公共費やリサイクルゴミ処理協力金が必要、ペットと泊まる場合はペットの利用料も必要。テント、寝袋、タープ、バーベキュー用具はレンタル可。
《国道393号沿い・毛無山》 (小樽市内陸部トップに戻る)
「毛無山展望所」(MAP CODE:493 512 485*42、小樽市天神4丁目1)。標高470にある展望台で、昼の眺望もあることながら、夜の小樽の輝き、花火のきらめきもぜひ見てもらいたいもののひとつです。トイレなし。「毛無」はアイヌ語の「けなし」(山林)から。山梨県にある毛無山は「木無し/木成し」から(「木成し」は木がおおい茂っていること)。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
展望所まではくねくねと曲がった道なので、車の運転には気をつけて。毛無山(標高548m)は展望所から国道393号を1km南下するとあります、登山口は展望所のすぐ南。なお、国道を南下すると、赤井川村、倶知安町へと通じます。
〔北海道ワイン醸造所〕 (小樽市内陸部トップに戻る)
「北海道ワイン醸造所」(0134-34-2181、小樽市朝里川温泉1-130)09:00-17:00。ワイナリーの見学可能。直売所あり。また月に一度、食事とワインの体験会「Winery Lunch」が開かれています(冬期も開催・無料送迎あり・限定12名・詳しくはホームページで)。直営農場が小樽市ばかりでなく、道央の鶴沼(浦臼町・直売所もあり)、石川県穴水町にあります。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
〔ワインの丘公園〕 (小樽市内陸部トップに戻る)
「ワインの丘公園」(MAP CODE:493 542 797*80、小樽市朝里川温泉1丁目)。「北海道ワイン醸造所」すぐ北側にある公園。蒸気機関車(D51 286号機・59614号機・スハフ44)のある付近は「ワインカーニバル in おたる」の会場。SLの向こう側(画像)の小高くなったところが「ワインの丘 展望台」。紹介記事。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
《道道697号・奥沢水源地》 (小樽市内陸部トップに戻る)
「奥沢水源地」天狗山から南へ4.4km(水管橋MAP CODE:164 568 542*10、小樽市0134-32-4111、小樽市天神2丁目19番)4月下旬~11月初め、10:00-16:00。勝納川(かつないがわ)上流にある奥沢水源地には「階段式溢流路」(かいだんしきいつりゅうろ)という水路があります。通称・水すだれ。これを見るには、階段の下の方に架けられている「水管橋」(すいかんばし・水道管を通す橋)に立つのが一番。上流を見ると、水がしぶきと水玉を伴い転がり落ちてきます。夏のひとときを癒やしてくれる光景です。水管橋は天候などの理由で閉鎖されることがあります。なお、水源地はその上流にあります。駐車場🅿あり。〔駐車場🗾Googleマップ〕。
未舗装の駐車場から道道697号を西へ30mほど、南に折れる道を100mほどたどれば、水管橋です。
《道道956号経由・小樽望洋シャンツェオートキャンプ場》 (小樽市内陸部トップに戻る)
◯「小樽望洋シャンツェオートキャンプ場」(0134-52-1185、小樽市朝里川温泉1-146-4)7/23(木)~8/22(土)は連日営業、それ以外は7月~9月の土曜・祝前日営業。利用料は高め、要ペット料金。要ゴミ処理料金。連泊は割引あり。オートサイトの電源なし。車乗り入れ可。上の地図、「北海道ワイン醸造所」の東側。予約。〔🗾Googleマップ〕。
《市道経由経由ロープウェイ・天狗山》 (小樽市内陸部トップに戻る)
「天狗山」(ロープウェイ乗り場0134-33-7381、小樽市最上2丁目16-15)09:00-21:00。天狗山は冬はスキー場、夏は景色のきれいな展望台(5つの展望台)になっています。ロープウェイ乗り場と山頂(未舗装)に駐車場🅿あり。スキー場なので山頂への道路は冬も除雪。〔🗾Googleマップ〕。
「シマリス園🗾」(冬、シマリスは冬眠中、早ければ10月下旬くらいから)や天狗山スライダーという全長400mのボブスレー遊具、ジップライン、また夕方(18:00-19:00)催行される熱気球フライトがあります(いずれも冬は休止)。レストランあり。
「展望台」から見る小樽の街は、函館、札幌と並び北海道の三大夜景のひとつ(紹介記事)。展望台はロープウェイ山頂駅建物に付帯の「天狗山屋上展望台」(左画像)、東へ少し離れた「第3展望台・満天ステージ🗾」が見晴らしがいいようです。
展望台を出発点にして山頂まで登る、全長1.6kmの散策路(約30分の所要時間)があります。
天狗山への行き方は①ロープウェイを利用、②車で山頂駐車場(MAP CODE:164 626 231*36)まで、あるいは③徒歩で、三種類の路程です。車で山頂まで行く場合、駐車場のMAP CODEが設定できないときは「おたる自然の村」(MAP CODE:164 624 475*26)を目的地に設定し、近づいたら(入口に看板あり)村に入らずそのまま道なりに3km進むと、小樽市管轄の頂上駐車場(未舗装、かなりでこぼこ)に到着です。「天狗山展望台」はそこから300m、駐車場からロープウェイの発着場が見えます。
〔天狗山スキー場〕 (小樽市内陸部トップに戻る)
「天狗山スキー場」(0134-33-7381)。ロープウエイ降り場から下にスキー場が広がります。降り場付近がファミリーコース(最大斜度16度)。ほかに中級者用から上級者用まで全部で5コース(最大斜度40度)。手ぶら可。「スキー教室」(0134-34-1628)もあります。そり遊びなどができる「山麓スノーパーク」(そりレンタルを含んだ入場料)あり。カフェや天狗をフィーチャーしたショップがあります。
〔穴滝〕 (小樽市内陸部トップに戻る)
「穴滝」(MAP CODE:164 502 399*44、小樽市天神2丁目107)。落差5mの滝。国道393号から道道697号に入り、それに連なる市道を南下します。「天神浄水場」(0134-22-1224、小樽市天神2丁目107)から三叉路の分岐まで1.7km、分岐(右路を選択)から滝まで4.5kmです。分岐入口は広そうに見えますが、なかなかの隘路になっています。ここからは歩くか、車で行くかを選択します(両側に迫るヤブで車に傷が付く可能性)。2kmくらいで広場があるので車を駐めます。道が狭いのとゲートが閉まっていると思いますので、ここからは徒歩です。大きな岩穴が見えてきたら、穴に入りその向こうの滝とご対面です。紹介記事。〔🗾Googleマップ〕。
〔おたる自然の村野営場〕 (小樽市内陸部トップに戻る)
「おたる自然の村野営場」(MAP CODE:164 624 474*14、目的地設定不可0134-25-1701、小樽市天狗山1丁目152)5月~10月。ナビの目的地設定は施設名で。「おこばち山荘」という受付・宿泊施設(宿泊は要予約)があり、入浴はここで可。バンガロー、常設テント、持ち込みテントサイトあり。シュラフ、炊事用具のレンタルあり(料金表)。フットパス、自然体験農園あり。サイト内車乗り入れ不可。〔🗾Googleマップ〕。
建築資材の軟石については「札幌軟石」を参照ください
《旧日本郵船小樽支店》 (小樽市歴史的建造物(札幌・小樽軟石)トップに戻る)
○「旧日本郵船小樽支店」運河公園正面(0134-22-3316、小樽市色内3丁目7番8号)は明治期の建物。日露戦争講和条約を結ぶ際、樺太の国境を定める会議が行われました。昭和期の終わりに保存修理が施され、復元されました。ガイドさんがいて丁寧に説明してくれます。駐車場はありません。〔🗾Googleマップ〕。
2018年から保存修理工事に取りかかり、2024(令和6)年6月にリニューアルオープンの予定でしたが、工事が2025/01まで延び、その後開館準備がありオープンはさらに伸びる模様です(総合博物館内の掲示によると、予定は2025/05まで)。
向かいの「運河公園」(問合せ0134-32-4111、小樽市色内3丁目6)トイレあり。隣に小樽軟石の「旧 日本石油倉庫」や「青の洞窟ボートクルーズ」の発着場などがあります。
また買い物には「マックスバリュー手宮店」(0134-24-3320)・「ツルハドラッグ 小樽手宮店」(0134-33-6058)の大きなショッピングセンターが北方250mに、「ラルズマート 手宮店」が南西200m内にあります。
《渋沢栄一ゆかりの建物》 (小樽市歴史的建造物(札幌・小樽軟石)トップに戻る)
2024年一万円札の肖像画が渋沢栄一に変わります。小樽には渋沢栄一ゆかりのスポットが四つあります。
〔澁澤倉庫・小樽GOLDSTONE〕
「澁澤倉庫」は現在「小樽GOLDSTONE(ゴールドストーン)」運河公園から南へ300m(0134-33-5610)というカフェ・レストランになっています。余市の道の駅案内の「小樽市レストラン」をご覧ください。「小樽市歴史的建造物」指定。「日銀通り」から北へ1km、「運河プラザ」から北へ800m。
〔旧第一銀行小樽支店》 (小樽市歴史的建造物(札幌・小樽軟石)トップに戻る)
👀外から見るだけ(日銀通り)「旧第一銀行小樽支店」小樽運河ターミナルの向かい側(MAP CODE:493 690 289*01、問合せ0134-32-4111、小樽市色内1-10-21)。1924(大正13)年建築。鉄筋コンクリート造4階建。「小樽市歴史的建造物」指定。この施設の前身は「第一国立銀行」で日本では最古の銀行。現在は紳士服縫製加工の「トップジェント・ファッション・コア」という店になっています。西へ100mで「旧日本銀行小樽支店」。駐車場はすぐ裏手にコインパーキング「小樽色内駐車場 🗾」、ただし中に入れるわけではありません。〔🗾Googleマップ〕。
〔渋澤倉庫小樽》 (小樽市歴史的建造物(札幌・小樽軟石)トップに戻る)
「渋澤倉庫小樽B・C」浅草橋観光案内所の裏手(小樽市港町5-4)小樽運河にある倉庫。現在、炭火焼きの店「北海あぶりやき運河倉庫」という店、駐車場になっています。〔🗾Googleマップ〕。
「渋澤倉庫小樽第二埠頭倉庫」(小樽市港町5-4)小樽第二埠頭にある倉庫。渋沢栄一没後に建てられた倉庫。現在も渋澤倉庫所有。「浅草橋観光案内所」からまっすぐ海へ。〔🗾Googleマップ〕。
《旧安田銀行小樽支店》 (小樽市歴史的建造物(札幌・小樽軟石)トップに戻る)
👀「旧安田銀行小樽支店」運河プラザから西へ180m(MAP CODE:493 690 611*65、問合せ0134-32-4111、小樽市色内2丁目11−1)。1930(昭和5)年に建てられた鉄筋コンクリート造の2階建ての建物ですが、あまりの重厚さに2階建てとは思えません。円柱の柱が特徴的です。小樽市指定歴史的建造物。「花ごころ」というお寿司屋さんが営業していましたが、閉店です。駐車場なし。〔🗾Googleマップ〕。
《旧丸ヨ白方支店》 (小樽市歴史的建造物(札幌・小樽軟石)トップに戻る)
「旧丸ヨ白方支店(まるよしらかた)」運河プラザから南西へ700m(MAP CODE:493 690 241*36、0134-32-4111、小樽市稲穂2丁目14-1)。明治末期、酒醸造店「丸ヨ白方」の支店として建てられた木造一部木骨石造3階建タイル張り。丸みを帯びた外観、アーチ型の窓が特徴的。2014年小樽市の「歴史的建造物第81号」に指定されました。現在は「December3」という輸入雑貨屋さんが入っています。
《浅草橋観光案内所》 (小樽市歴史的建造物(札幌・小樽軟石)トップに戻る)
小樽西洋美術館の向かいが小樽観光案内所の「浅草橋観光案内所」(0134-23-7740、小樽市港町5)09:00-18:00 🗾。小樽の観光で困ったら、ここ「浅草橋観光案内所」か「小樽国際インフォメーションセンター」(0134-33-1661、小樽市港町5-3、09:00-20:00 🗾)に行くのがよいでしょう。
《旧三菱銀行小樽支店》 (小樽市歴史的建造物(札幌・小樽軟石)トップに戻る)
「旧三菱銀行小樽支店」小樽運河ターミナルと同じ建物(MAP CODE:493 690 321*81、小樽市色内1丁目1-12)1922年(大正11年)に建てられた鉄筋コンクリート造り4階建て。現在は北海道中央バスの「小樽運河バスターミナル」(市内観光のバスもここから発着です)として使われ、小樽名物「ぱんじゅう」の「桑田屋」なども入っています。正面に6本の円柱が建っていて建物の風格を現しています。
《硝子工房nico・小樽大正硝子館本店》 (小樽市歴史的建造物(札幌・小樽軟石)トップに戻る)
「硝子工房nico」小樽運河ターミナルの南100m(0134-27-4484・制作体験予約0134-32-5101小樽大正硝子館本店、小樽市色内1-1-8)10:00-18:00/木曜定休。店名のとおり、ガラス工房、ガラス吹きの体験(約20分間)ができます(要予約)。手に取ってしっくりくるガラス器、かわいい系のものを販売。駐車場は4台分。隣はコロッケ屋さん、道の向かいは「小樽大正硝子館本店」です。
「小樽大正硝子館本店」(0134-32-5101、小樽市色内1-1-8)09:00-98:00。明治39年に建てられた小樽軟石の店舗(旧名取高三郎商店・小樽歴史的建造物指定)。店内には自宅の寝室にきっとほしくなるステンドグラスのランプ、ガラスの花束、もちろんたくさんのきらめく食器類。店舗外観や内装と相まって、いつまでも過ごしたいと思わせる店内です。吹きガラス体験が可能です(吹きガラス予約ページ)。3台分の駐車場あり。
周辺には「びーどろ館」、や「とんぼ玉館」、「宇宙(そら)」などガラス関連の店舗がいっぱい(本店リンク先をご覧ください)。
《小樽芸術村・ニトリ美術館》 (小樽市歴史的建造物(札幌・小樽軟石)トップに戻る)
「小樽芸術村 ステンドグラス美術館(旧高橋倉庫)」小樽運河ターミナルから北へ100m(小樽芸術村0134-31-1033、小樽市色内1丁目3-1)5月~10月09:30-17:00/無休・11月~4月10:00-16:00/水曜定休・年末年始。イギリス、19世紀後半から20世紀初頭にかけて制作去れ、実際に教会の窓を飾っていたステンドグラス。
美術館の中できらびやかな色を見せています。北海道の家具・インテリアの会社「ニトリ」が経営する「小樽芸術村」の中にあります。芸術村にはほかに「似鳥美術館(旧北海道拓殖銀行小樽支店)」、「旧三井銀行小樽支店」があります。入場券は、三館共通券が幾分安くなります(紹介記事)。
〔似鳥美術館〕 (小樽市歴史的建造物(札幌・小樽軟石)トップに戻る)
「似鳥美術館(ニトリ)」には二階までの吹き抜けがありそれを支える六本の古典的円柱は圧巻です。横山大観、川合玉堂などの日本画、岸田劉生の洋画などを展示(地階から4階まで)しています。前身は北海道の経済を長く支えてきた「旧北海道拓殖銀行」の「小樽支店」です。小樽運河ターミナルから日銀通りをはさんで向かいです。
〔旧三井銀行小樽支店〕 (小樽市歴史的建造物(札幌・小樽軟石)トップに戻る)
「旧三井銀行小樽支店」は明治から昭和初期まで北日本随一の経済都市と呼ばれた頃に建てられた銀行支店。重厚なルネサンス様式の外観に圧倒されます。2021年、国の重要文化財に指定されました。小樽運河ターミナルから日銀通りを渡って北へ120m。
〔小樽西洋美術館〕 (小樽市歴史的建造物(札幌・小樽軟石)トップに戻る)
「小樽西洋美術館」小樽運河ターミナルから東へ運河を渡って130m(似鳥美術館0134-31-1033、小樽市港町6-5)。小樽運河が完成した2年後1925(大正14)年に建設された倉庫「小樽旧浪華倉庫」を改装し、2022年5月に開館の美術館です。芸術村からは少し離れた港町(美術村の前の通りを東進150mほど)にありますが、2021年にニトリが取得、「日銀通り」にかかる「浅草橋」のすぐそば。家具とステンドグラス、マイセンのポプリポット、寝室に置く感じの焼き物、ガレやルソーなどのガラス器などを展示しています。1F入り口に広いお店つき、外にテラス席。内部はフラッシュを使わない限り、撮影可。
《旧日本銀行小樽支店》 (小樽市歴史的建造物(札幌・小樽軟石)トップに戻る)
小樽芸術村の前の通りは「日銀通り」と呼ばれ、たくさんの史跡が遺っています。
「旧日本銀行小樽支店(金融資料館)」小樽運河ターミナルから西へ180m(0134-21-1111、小樽市色内1丁目11-16)09:30-17:00(12月~3月は10:00-)/水曜定休。1912(明治45)年7月竣工、レンガ造り2階建て、表面モルタル仕上げで石造り風。屋根に4つのドームがあります。内部にはらせん階段などがあるそうなのですが、見学不可。設計は東京駅や日本銀行本店本館を手掛けた辰野金吾、その弟子の長野宇平治ら。2002(平成14)年まで営業。地元では「北のウォール街」と呼ばれるほどの活況を呈しました。現在、日本銀行の歴史や日本銀行の業務、小樽の発展を展示する金融資料館。
《市立小樽美術館》 (小樽市歴史的建造物(札幌・小樽軟石)トップに戻る)
「市立小樽美術館」小樽運河ターミナルから西へ220m(0134-34-0035、小樽市色内1-9-5)09:30-17:00(有料)/月曜休館。小樽市分庁舎2階を改装、1979(昭和54)年8月に市立小樽美術館が開館。中村善作や一原有徳、また小樽市にゆかりのある芸術家の作品を展示。文学館と同じ建物です。駐車場あり。
画像左手カラマツ手前の小さな建物が「色内駅跡地」、右手白の二階建てが「市立小樽美術館・小樽文学館」。
向かいは「色内駅跡地」(MAP CODE:493 690 251*23、小樽市色内1丁目14)。旅客専用駅「色内仮停車場」として開設された駅の跡地。詳しくは上の「小樽運河とクルーズ」中段あたりをご覧ください。
《旧三井物産小樽支店》 (小樽市歴史的建造物(札幌・小樽軟石)トップに戻る)
外から見るだけ「旧三井物産小樽支店」小樽運河ターミナルから西へ160m(MAP CODE:493 690 284*01、色内1丁目9番1号)。1876(明治9)年に創立の三井銀行(今の三井住友銀行)は1880年小樽の「北のウォール街」(この用語は後世の人の造語のようで、当時の人たちはせいぜい「小樽ウォール街」「色内銀行街」「小樽銀行街」と呼んでいたようです)に出張店を設立、のちに1927(昭和2年)に小樽で最初の鉄骨鉄筋コンクリート造のビル(5階建)を建てました。内部は非公開。
「旧北海道銀行本店」小樽運河ターミナルから西へ160m(色内1丁目8番6号)。基壇部分は石造り、外壁はモルタル塗装、ルネサンス様式で建てられています(1912年、明治45年建築)。「北海道銀行」という名前ですが、いまの「北海道銀行」とのつながりはありません。ワイン&カフェレストラン「小樽バイン」(0134-24-2800)として現在は営業中です(おすすめ)。
《オルゴール堂》 (小樽市歴史的建造物(札幌・小樽軟石)トップに戻る)
小樽市街には、店の前の大きなオルゴール(蒸気時計)が時を奏でる「オルゴール堂」メルヘン交差点・常夜灯の向かい(0134-22-1108)があります。ろうそくの「小樽キャンドル工房」(0134-24-5880)、ガラス工芸とその美術館「北一ガラス花園店・北一ヴェネツィア美術館」(0134-33-1993)は近隣です。JR小樽駅からは南西2.2km。ガラス器の展示販売だけでなく、「ガラスの彫刻製作体験」と、「とんぼ玉アレンジメント体験」あり。
店の向かい側(右画像)には待ち合わせの場所に使われる「小樽海関所灯台」(通称、常夜灯)があります。常夜灯の向こうに見える大きな建物はスイーツの「ルタオ本店」です。
《田中酒造 亀甲蔵》 (小樽市歴史的建造物(札幌・小樽軟石)トップに戻る)
「田中酒造 亀甲蔵」メルヘン交差点・常夜灯から南へ750m・JR南小樽駅から南東へ500m(0134-21-2390、小樽市信香町2番2号 のぶかちょう)09:05-17:55。1927年(昭和2年)建造の木造二階建て、小樽市の「歴史的建造物」。現在、酒蔵(酒造メーカー)として営業中。代表銘柄「宝川(たからがわ)」。15分ほどの酒蔵(亀甲蔵)見学コースあり。酒をもちろん販売。フルーツ甘酒、どらトッツォ(どら焼き)などもあります。駐車場あり。北へ2.5kmで本店(0134-23-0390 🗾)あり。画像、カメラ側にセブンイレブンと駐車場🅿あり。駐車場は左画像建物裏手にもあり。〔🗾Googleマップ〕。
田中酒造「おたる秋の味覚市」(問合せ0134-21-2390)、会場は2か所:①田中酒造本店(小樽市色内3-2-5)②田中酒造亀甲蔵(小樽市信香町2番2号)。お酒だけでなく北海道、小樽のうまいものに巡り会えるお祭りです。9月中旬~10月初旬、約3週間の開催です。
《にしん御殿 旧青山別邸 小樽貴賓館》 (小樽市歴史的建造物(ニシン漁・石炭)トップに戻る)
「にしん御殿 小樽貴賓館(旧青山別邸)」(0134-24-0024)は「おたる水族館」から南へ1.2km。ニシンが群来(くき・ニシンの集団)となって幾度も押し寄せた繁栄の時代を偲ばせます。駐車場🅿あり(Googleマップで東方向90mに「🅿」とあるところ)。〔🗾Googleマップ〕。
1917(大正6)年、青山家二代目政吉が娘夫婦の民治・政恵とともにお金に糸目をつけずに贅を尽くして建てたまさに「御殿」。娘政恵は日本一の大地主本間家邸宅(山形県酒田市)に招かれその豪勢さ、豪華さに魅せられ「本間家に負けない別荘を」と、望んだのでした。そのため宮大工など当時腕の立つ職人50数名をわざわざ酒田から呼び寄せました。総工費は31万円、新宿のデパート建設費が50万円と言われた時代です。ニシン漁がどれほどの金を生み出す産業だったがわかる建物です。
2010(平成22)年、国登録有形文化財に指定。北海道の日本海側には、鰊御殿と呼ばれるものがたくさんありますが、国の指定を受けたものはここだけ。小平にある「旧花田家番屋」は「御殿」ではなく「番屋」として国の重要文化財に指定されています。
「旧青山別邸の食事」(0134-24-0024、小樽市祝津3丁目63、営業時間9:00-17:00/年始の1週間がお休み)では食事とお茶をいただけます。「にしんお重」、「にしんそば」、お茶と和菓子のセットなどがあります。
〔祝津鰊御殿〕 (小樽市歴史的建造物(ニシン漁・石炭)トップに戻る)
2024年現在工事中・立ち入り禁止「祝津鰊御殿」小樽水族館から東へ300m(0134-22-1038、小樽市祝津3丁目228)。1897(明治30)年、積丹の泊村に漁師の邸宅として建てられ、1958年(昭和33年)に現在地へ移築復元。建物の西方向に駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
博物館として使用され、ニシン漁の資料から道具、写真が展示されています(小樽水族館の管理)。すぐ近くに、赤と白に塗られた「日和山灯台」があります。
祝津漁港・道道454号沿いに「番屋群」があります。番屋の名称等は上の「おたる水族館」へ。
《銀鱗荘》 (小樽市歴史的建造物(ニシン漁・石炭)トップに戻る)
「小樽築港」から東へ1.5km山頂(おたる水族館からは南下10km)に、「銀鱗荘」(0134-54-7010、小樽市桜1丁目1番地)という温泉つきの旅館(料亭湯宿)があります。こちらも鰊御殿、その昔「猪俣安之丞邸」だったところ。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
昔の栄華を今に伝える建築物として豪華な異彩を放っています。鰊漁で財を成した猪俣安之丞の余市町の邸宅(明治後期の建築)を昭和13年に移築したもの、小樽市指定歴史的建造物、国指定登録有形文化財、小樽市の登録有形文化財は「JR小樽駅」「旧青山家別邸」についで3件目。
こちらは和食や洋食(グリル銀鱗荘/水木曜定休)がいただけます。グリル銀鱗荘でランチを予約をする場合は、入湯時刻の制限(11:30~あるいは12:00~15:00まで)がありますが、日帰り入浴を無料で楽しめます。食事等すべて要予約です。もう少し詳しくは「風呂事情」へ。
《アンワインドホテル&バー小樽》 (小樽市歴史的建造物(ニシン漁・石炭)トップに戻る)
欧風の宿「アンワインドホテル&バー小樽」小樽運河のすぐ近く(0134-64-5810、小樽市色内1-8-25)。もともと昭和6年建設の「越中屋ホテル」を大胆に改造したホテル。宿泊すると朝食サービス、夕方のワインサービスを受けられます。ホテル前に立つと豪華さが際立ちます。〔🗾Googleマップ〕。
《旧邸》 (小樽市歴史的建造物(ニシン漁・石炭)トップに戻る)
小樽市にはニシンにまつわる邸宅ばかりでなく、名士の邸宅も建設されました。列挙になりますが、訪問の一助に…。ただし、今も人が住んでいるところ、道が狭くとても行けそうにないところなどあるのでご注意を…。駐車場はほとんどのところにありません。
「旧板谷邸(いたや)」(MAP CODE:493 690 084*03、小樽市東雲町1-19)海運業などで財をなした板谷宮吉の邸宅。現在、日本料理店「海宝樓」の一部として再生。坂がきつい、道が狭い。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
「旧小樽区公会堂・旧岡崎家能舞台」(MAP CODE:164 689 373*28、小樽市花園5丁目2-1)明治の終わりに大正天皇(当時は皇太子)の宿泊所として建築。海運商で名を馳せた藤山要吉が小樽市に建物の寄付を申し出ました。野球場や体育館、迷路や回廊などの子どもの遊び場がある「小樽公園」内にあります。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
👀「旧坂牛邸」(MAP CODE:164 659 818*88、小樽市入船5丁目8-15)弁護士・坂牛直太郎の邸宅。設計は田上義也、家具も田上デザインのものが置かれました。現在も居住中。〔🗾Googleマップ〕。
「旧寿原邸」(MAP CODE:493 660 806*11、小樽市東雲町8-1)小樽を代表する実業家寿原家の邸宅。夏期・土日祝日に一般公開。〔🗾Googleマップ〕。
👀「旧花園町会館」(MAP CODE:493 660 365*03、小樽市花園4丁目3-8)町の会館、小樽の萩原米治郎の設計。現在、町内会会館。〔🗾Googleマップ〕。
👀「旧遠藤又兵衛邸」(MAP CODE:164 719 018*33、小樽市富岡1丁目9-4)海産物卸商・遠藤又兵衛の邸宅。現在、宗教団体の所有物。〔🗾Googleマップ〕。
《炭鉄港遺産》 (小樽市歴史的建造物(ニシン漁・石炭)トップに戻る)
2019年05月認定された日本遺産「炭鉄港」に、小樽では港湾の部として、小樽港北防波堤 🗾、北炭ローダー基礎 🗾、色内銀行街(旧三井物産及び旧三菱商事小樽支店)🗾、鉄道遺産として手宮線跡及び附属施設 🗾、旧手宮鉄道施設(機関車庫三号)、小樽中央市場 🗾が指定されています。
《小樽・住吉神社》 (小樽市歴史的建造物(ニシン漁・石炭)トップに戻る)
「住吉神社」JR南小樽駅から南西へ400m(0134-23-0785、小樽市住ノ江2丁目5)。1868(明治元)年の創建、明治32年本殿造営。非常に大きな神社で「小樽の神社」(小樽総鎮守)と言えばこの神社があげられます。連続する赤い鳥居でも有名です。花手水などもきれいなところ。「せたけ石」という子どもの身長を測る石があります。紹介記事。〔🗾Googleマップ〕。
《フルーツ観光農園》 (余市くだもの・ウィスキートップに戻る)
余市は北の「増毛町」(留萌市のすぐ南・「留萌市と増毛町の観光スポット」をご覧ください)、南の仁木町同様、果物の町です。「観光農園」の地図が道の駅にあります(2021年、屋根付き駐車場の設置にともない、下の画像の案内は撤去されました)。
余市町の観光農園や果物直売所は国道5号沿い(フルーツ街道)にたくさん並んでいます。
さくらんぼ(6月中旬~8月中旬)、ぶどう(8月上旬~10月中旬)、(9月中旬~10月中旬)などフルーツ狩りや開花時期のカレンダーと共に11軒の観光農園の場所が示してあります。だいたいの料金も表示してあります。ネット上にも観光農園の紹介があります(余市町観光協会)。
ほかに、梨、プラム、プルーン、いちご、桃、ブルーベリーの開花、果物狩りの時期もわかります。「手ずからの果物」の味はまたおいしさが一段と増します。観光協会案内。観光農園。
《フゴッペ洞窟》 (余市くだもの・ウィスキートップに戻る)
「フゴッペ洞窟・ヨイチ運上家・余市水産博物館・福原漁場」の4館に入れる共通入場券(2日間有効)あり。洞窟から西の漁場まで5.4km。
「フゴッペ洞窟」道の駅から東へ5km(0135-22-6170、余市郡余市町栄町)09:00-16:30/月曜休館、開館4月中旬~12月上旬、要入場料。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
「続縄文時代」と呼ばれる時代の遺跡で、発見したのが当時(1950年)中学生だったこと、洞窟壁面にたくさんの彩色ではない絵が彫られていることで有名になり、三年後、国の史跡になりました。洞窟といっても奥行きは5m、鍾乳洞などと同じように考えて入ると失望します。価値は彫られた壁画にあります。おそらく崖の下に開いていた穴を住居あるいは祭式に利用したと思われます。写真の建物は洞窟への入口になっていて、洞窟は裏手の山にあります。
「続縄文時代」は北海道で紀元前3世紀頃から紀元後7世紀に栄えた文化を指し、日本の弥生時代から古墳時代に相当します。北海道では稲作文化は明治期以降に出現するので、弥生時代と区別してこう呼びます。続縄文の後は、擦文時代(飛鳥・平安時代)、アイヌ文化期(鎌倉時代以降)。
《旧下ヨイチ運上家》 (余市くだもの・ウィスキートップに戻る)
「旧下ヨイチ運上家(うんじょうや)」道の駅から北へ1.6km(0135-23-5915、余市郡余市町入舟町10)09:00-16:30/月曜定休(12月中旬~4月上旬はお休み)有料(建物向かいに小屋みたいな白い壁の建物・受付があります)。駐車場🅿は道路沿いに。〔🗾Googleマップ〕。
アイヌ民族との交易拠点だった「ヨイチ場所」の施設「運上屋」(アイヌとの交易を行う場所・出張所。松前藩がもともとは家臣に与えた交易独占権であったものを、のちに商人が代わりに請け負うようになったもの。商人は「上がり」を家臣に上納した。商人の活動は商売のみにとどまらず、のちに民政にまで及んだ)。江戸時代、松前藩の許可により、請負商人・竹屋林長左衛門が建てたもの。この建物は現存する唯一の「運上屋」。上と下の建物があったが、この建物は「下」。画像向こうの方に神社がまつってある。
《余市水産博物館》 (余市くだもの・ウィスキートップに戻る)
「よいち水産博物館」旧下ヨイチ運上家から南へ1.2km・直線距離で200mも離れていないですが(0135-22-6187、余市町入舟町21)09:00-16:30/月曜休館・12月中旬~4月上旬冬期休館。「水産」という名前がついているとおり、北前船やニシン漁など余市の漁業の展示が中心ですが、会津藩士入植からニッカウィスキーの設立に至る余市の歴史を知る上でも勉強になる施設です。デジタルミュージアム。facebook。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
《旧余市福原漁場》 (余市くだもの・ウィスキートップに戻る)
「旧余市福原漁場(ぎょば)」は上に紹介の「運上屋」から西へ1km足らず・国道228号沿い(0135-22-5600、余市町浜中町150-1)09:00-16:30/冬期休業(12/31~4/4)。有料。建物を少し外れて入場券売り場と駐車場🅿。〔🗾Googleマップ〕。
福原家が明治期に経営していた漁場の一部をニシンの漁場として復活・再現したもの。ニシン漁は明治期以降急速に衰退したため、経営者は没落し繁栄を誇った当時の家屋はあまり残っていません。そのなかでも「福原漁場」は漁場経営を知る貴重な史跡です。希望がある場合は、事前予約(博物館 0135-22-6187)の上で、教育委員会やボランティアの人がガイドをしてくれます。国指定重要文化財。文化遺産オンライン。
《余市神社》 (余市くだもの・ウィスキートップに戻る)
「余市神社」道の駅から北へ4km(0135-22-3840、余市町富沢町14丁目4)。余市市街地北の外れにある、天照大神等の神々を祀る神社。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
例大祭は6月10日。社殿は神明造。1827(文政10)年京都伏見稲荷の分霊を余市に勧請したのが始まり。境内に樹齢300年と推定される「サイカチの木」。サイカチ(皁莢)は本州中部以南によく見られるマメ科の落葉高木。初夏、淡黄の花を付けます。
《余市町営美園墓地》 (余市くだもの・ウィスキートップに戻る)
「余市町営美園墓地」西へ1.2km(余市町美園町30-1)。広い墓地の中から下記の二つを探すのは難しいかも。時間に余裕を持って。
〔会津藩士之墓〕
「会津藩士之墓」(MAP CODE:164 664 396*25、余市町美園長10-29)。今でこそ余市の果物は「リンゴ」と、言われるくらいに町を代表するものになっていますが、大昔から穫れていたわけではありません。墓地へ曲がるとすぐに石材店の石像群、その向こうが駐車場🅿。木の下にある階段をたどり、一番上まで行くと「藩士之墓」です。〔🗾Googleマップ〕。
幕末の動乱期、会津藩士たちは新政府軍に反逆し、生き残ったものはのち江戸に謹慎。1869(明治2)年、蝦夷地行きが命じられ、旧会津藩士団103戸333名は小樽に上陸しました。処遇が定まらないまま一年半が過ぎ、その後ようやく余市への移住が始まりました。移住が完結したのは、明治4年7月のことです。
1875(明治8)年アメリカから呼び寄せたケプロンのもとでリンゴやなし、サクランボを栽培。4年後の1879(明治12)年、ようやく日本で初めて(諸説あり)のりんごが結実し、「緋衣」(ひのころも、ひごろも)と名付けられました。「緋衣」、「国光」、「紅玉」は現在も、余市の代表品種です。現在、会津若松市と余市町は親善交流都市です(2015・平成27年締結)。
〔竹鶴政孝・竹鶴リタ 墓碑〕 (余市くだもの・ウィスキートップに戻る)
「竹鶴政孝・竹鶴リタ 墓碑」(MAP CODE:164 664 335*04、余市町美園町10-29)。竹鶴政孝がニッカウヰスキーを設立したのは、1934(昭和9)年のこと。ジェシー・ロベールタ・カウン(リタ)は翌年余市に汽車でやってきました。「女だてら」に馬を操る一方、漬物やイカの塩辛を上手に作ったと言われます。なくなったのは1961(昭和36)年、64歳。政孝が亡くなったのは1979(昭和54)年のことです。紹介記事。〔🗾Googleマップ〕。
《ニッカウヰスキー余市蒸溜所》 (余市くだもの・ウィスキートップに戻る)
◯「ニッカウヰスキー余市蒸溜所」南東へ350m・国道229号沿いに歩いて「リタロード」と書いてある信号を右に(0135-23-3131、余市郡余市町黒川町7-6)。観光バスなども駐まる一般駐車場はリタロード側からはちょうど反対側にあります。〔入口🗾Googleマップ〕。〔予約者駐車場🅿Googleマップ〕。〔一般駐車場🅿Googleマップ〕。
NHKの朝のドラマ主人公のモデルとなった「竹鶴政孝」がはじめたウィスキー蒸留所。もともとは「大日本果汁」というジュースの会社。大日本果汁から「ニッカ」という社名が生まれました。
今でも石炭直火で蒸留しています。「ニッカミュージアム」では蒸留の道具、大きなポットスティルやウィスキー樽、ウィスキーの歴史、また政孝・リタ夫妻のパネル展示、移築されたリタの家、竹鶴邸もご覧いただけます。早足でも1時間はかかるでしょう。予約して行った方がよりよく理解できます。2021年、国の重要文化財に指定されました。
一通り見て回ったら、ウィスキーの試飲、またレストラン「樽」(11:00-16:00)で食事もいただけます。なお「ニッカ会館」1Fに授乳室があります。下の画像に見えている建物はレストランと試飲会場です。中央に大きなポットスティルが見えます。
〔ガイドツアー〕
蒸留所見学が開催されています。無料のガイドツアー(蒸溜所見学約50分・無料試飲約20分、1名~9名受付)と有料セミナーがあります。ガイドツアー予約は「蒸溜所見学について」(09:00から30分おき)から。有料セミナーはイベント開催日(不定期)に。
《えびす岩と大黒岩》 (余市の奇岩トップに戻る)
「えびす岩と大黒岩(夫婦岩)」道の駅から北西へ8.2km(MAP CODE: 654 868 109*25、余市郡余市町白岩町172)。夏の間は磯遊びや海水浴にも人気のスポットです。小樽側から来ると国道229号上「ワッカケトンネル」の東側に海側に折れる三叉路(トンネルを抜けてすぐ、つぎのトンネルが見え、左手に「白岩→」の標識あり、矢印に従って右折します)を入ると、道路上からすぐ近くに別名「夫婦岩」が見えます。その先、同じ浜に「出足平漁港(でたりひら)」があります。〔🗾Googleマップ〕。
《ローソク岩》 (余市の奇岩トップに戻る)
◯「ローソク岩」(MAP CODE: 938 327 035*44、余市郡余市町潮見町沖)。町のシンボル的奇岩。「ワッカケトンネル」(MAP CODE:654 868 162*41)を抜けるとすぐに駐車場([ P ]の案内表示あり)。ここからもローソク岩は見えます。高さは45m、根元に鳥居が建っています、でもちょと遠すぎます。〔🗾Googleマップ〕。
〔ろうそく岩の見えるところとダイビング・カヤック〕 (余市の奇岩トップに戻る)
「ローソク岩」がよく見えるポイントは3つあります(漁港や私有地に入り込んだり、車を駐めたりは厳禁、漁港は公共の場所ではなく仕事場です)。
① ひとつは上に書いた駐車場からも見える西方向の「島泊漁港」(MAP CODE:654 867 766*28、余市郡余市町潮見町)。〔🗾Googleマップ〕。
② もう一つは国道229号の「滝の間トンネル」(東側)と「豊浜トンネル」(西側)の間(トンネルの切れ目)にある「湯内漁港」の浜辺。漁港の先端(ローソク岩まで1km強)まで行くと良いでしょう。〔🗾Googleマップ〕。
「マリンビレッジ」(0135-23-2890、余市郡余市町豊浜町63-8 🗾)というダイビングステーションが山側に、「かむいちぇぷシーカヤックサービス」(090-3996-8543、余市郡余市町豊浜町16-3 🗾)が海側にあります。
③ もうひとつ(一番近い)は「滝ノ澗ノ岬」(MAP CODE:654 896 618*52)。残念ながら、岬先端まで行くのは無理ですが、「島泊漁港」から海岸沿いの細い道を歩いて岬を目指すと、「ローソク岩」が真正面に見える砂浜があります。ここだと岩まで800mほどです。〔🗾Googleマップ〕。
〔撮影に好適な時期と時間〕 (余市の奇岩トップに戻る)
「ローソク岩」を撮影するには、時期と時間があります。時期は7月下旬、時間は当然、夕方。頃合いが一致すると、なんということでしょう、岩のてっぺんに太陽が載っかり、まさに「ローソク岩」になるのです。島泊漁港から湯内漁港まで2kmほどの道のりです。その間で岩と夕日の角度をなんとか合わせると良いのではと思います。
「ローソク岩」のビューポイントを三カ所紹介しましたが、もっと近くに行きたいと言う方は、上にあげたダイビングあるいはカヤックで近づくと良いでしょう(要予約)。晴れが何日か続いた後が海の水は濁っていません。いずれも営業期間があります。リンク先のページでご確認ください。上にも述べていますが、漁港や私有地に入り込んだり、車を駐めたりは厳禁、漁港は公共の場所ではなく仕事場です。
《余市観光クルーズ》
「余市観光クルーズ」(0135-48-5379、余市町入舟町3-1)。余市マリーナにある観光船。小樽の青の洞窟、余市のローソク岩、夫婦岩に連れて行ってくれます。関連記事。〔🗾Googleマップ〕。
《お祭り》 (仁木町トップに戻る)
仁木町のキャッチコピーは「果実とやすらぎの里」。余市の内陸にあたります、そして同じように果物がたくさん穫れるところです。夏は「さくらんぼ祭り」(7月上旬~中旬、農村公園フルーツパークにき)、秋には「うまいもんじゃ祭り」(10月第1日曜日、場所はさくらんぼ祭りと同じ)で賑わいます。国道5号と函館本線が町を南北に走ります。仁木町産シャインマスカットは2020年ブランド名を「ラ・ラ・シャイン」としました。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
《フルーツパークにき》 (仁木町トップに戻る)
「農村公園フルーツパークにき」(0135-32-3500、余市郡仁木町東町16-121)。果樹見本園にはりんご、さくらんぼ、プルーンなどが栽培されています。花卉園(かきえん)には町の花・ラベンダーとコスモスが咲き誇ります。円形と平屋型の育苗温室では年中色とりどりの果物が実をつけ、花を咲かせています。ここは行ってみる価値のあるところ。町の紹介。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
フルーツパークには展望台があり、天気が良ければ余市町を越えて日本海まで見渡せます。ほかにも多目的イベント広場、とっても長いローラー滑り台、遊具広場などがあります。広場は上記ふたつの祭りの会場になります。
農村公園の近くには「フルーツ街道」が走り、周辺には果物狩りなどができるたくさんの観光農園(仁木町観光協会)があります。リンゴやブドウはもちろんのこと、さくらんぼ推し。ゆるキャラの「ニキボー」がいます。観光農園。
「仁木町観光案内マップ」(PDF)があります。
〔コテージ宿泊〕 (仁木町トップに戻る)
フルーツパーク内に、二階建ての「コテージ」(予約:0135-32-3500、受付時間09:00-16:00)もあり、トイレ・シャワー室・テレビ・冷蔵庫・調理器具・ベッド(6名分)・寝具等は完備。風呂はありませんが、シャワー室があり、タオル等は備え付け。ボディソープ・シャンプー要持参。まな板、包丁などキッチン用品、小皿などの食器も揃っています。6名まで宿泊できます、家族連れなら割安感。
ゴミはもち帰りを推奨、現地処理の場合はゴミ袋を購入の上三種に分別(割高になりますがゴミ袋は1種類から購入できます)。予約は4月1日から。
《観光農園さくらんぼ山》 (仁木町トップに戻る)
「観光農園さくらんぼ山」(0135-32-2285、仁木町南町9丁目138)果物狩りの期間6月中旬~10月下旬。さくらんぼ、プラム、ぶどう、りんご、プルーンの果物狩りが楽しめます。個人の食事はジンギスカンと「ぶどう館」で摂ります(要予約)。果物狩り・食事とも団体のお客さんが多いです。〔🗾Googleマップ〕。
《キャンプ場》 (仁木町トップに戻る)
「ノチウアウトドアPARK」(目的地設定不可090-6213-0484、仁木町大江3丁目254)通年営業/水曜定休。2022年オープンのオートキャンプ場。利用料はかなり高め、連泊割りあり。手ぶら可。売店あり。炊事場(温水)、トイレ(女性用のみウォシュレット)、シャワーあり。ゴミは有料引き取り。小さなルベシベ川が流れている。予約。〔🗾Googleマップ〕。
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西の神威岬周辺は「かもえない観光スポット」に掲載します。岬は道の駅「オスコイ!かもえない」が直近、北へ22kmです。
余市町と周辺の観光スポット
小樽市・余市町・仁木町位置図 |
●小樽市の観光地 [TOP]
- 小樽観光全般
駐車場、モデルコース、トイレ、観光タクシー - 運河・港とクルーズ、博物館
小樽運河、総合博物館(鉄道・運河)、小樽水族館、小樽港・青の洞窟クルーズ - 小樽市 内陸部
朝里川ダム周辺道道1号沿い、毛無山国道393号沿い、天狗山道道697号など - 歴史的建造物(札幌・小樽軟石)
旧日本郵船、渋沢栄一関連建造物、旧日本銀行小樽支店、小樽芸術村、オルゴール・ガラス器、田中酒造 - 歴史的建造物(ニシン漁・石炭)
旧青山別邸、銀鱗荘、旧邸、住吉神社
小樽市位置図 |
(小樽トップに戻る)
小樽観光全般
《小樽観光全般》
駐車場、モデルコース・レンタサイクル、トイレ、観光タクシー
別ページ:小樽の食事処、小樽のスイーツ
〔駐車場〕
小樽の市街地に駐車場はたくさんありますが、数が足りていない状況です。たいていどこも満車状態。店舗が建て込んだ市街地の店には駐車場もない店がたくさんあります。また「無料の駐車場」はありません(コンビニの駐車場も時間制限のあるところがあります、制限を超えると有料)。駐車場の例「小樽市のスイーツ」。
〔モデルコース〕
小樽観光には「モデルコース」があり、「レンタサイクル」(リンク先に7軒ほど掲載)も…。あまり坂の方に行かないのであれば、レンタサイクルはおすすめです。小樽運河に行けば、人力車(こちらも7軒ほど)もあります。
〔トイレ〕
運河沿いや周辺に水洗の公衆トイレがあります。設置された年がとても古くぽっちゃん式、また水を流すボタンが感応式。10秒~15秒ほど黒ボタンを押し続けてください。すごい勢いで音を立てて流れ始めたら成功です。携帯電話などむやみに触ったり、胸のポケットに入れてたりすると落とす可能性があります。もう絶対手の届かない深~い穴の向こうです。
小樽・公衆トイレ |
〔観光タクシー〕
タクシーで観光地を巡るという手もあります。小樽観光貸切ジャンボタクシーや観光貸切タクシーが走っています。3時間周遊、5時間周遊、日帰り観光コースなどいろいろあります。小樽だけでなく、周辺の町へも足を伸ばしてくれます。希望や相談にも乗ってくれるようです、たとえば、白鳥を見たいとか、湖巡りをしたいとか:「北海道観光ジャンボタクシー」(090-8276-4671 / 0134-25-0204)。料金はリンク先に明示してあります。
運河・港とクルーズ、博物館など (小樽トップに戻る)
- 小樽運河(クルーズ・冬期小樽余市ゆき物語…青の運河)
- おたる潮まつり(小樽港第3埠頭周辺)
- 小樽港クルーズターミナル
- 色内埠頭公園
- 色内駅跡地
- 小樽市総合博物館 本館
- 手宮洞窟保存館
- 手宮緑化植物園(手宮公園)
- 小樽総合博物館 運河館(運河プラザ)
- おたる水族館
- 小樽北岸オタモイ周辺(陸からの訪問・海からの遊覧)
- 青の洞窟クルーズ
小樽市・運河とクルーズなど |
《小樽運河》 (運河クルーズトップに戻る)
「小樽運河」(JR小樽駅からまっすぐ海の方向に650m進むと運河に到達)駐車場は150m先、海際です(小樽市観光駐車場、以下「小樽港クルーズターミナル」までこの駐車場が直近)。〔🗾Googleマップ〕。
運河畔の散策路が心をしっとり落ち着かせます。絵を描くおじさん、楽器を奏でるおじさんなどがいます。運河を水上から見る「小樽運河クルーズ」(0134-31-1733、小樽市港町5-4)10:30-18:00。下の左画像、カメラの位置の橋のたもとに受付あり。橋の上からの写真ばかりでなく、水上からの小樽市もまた映える光景です。イタリアあたりの景色に似ているかも…。橋の上には人力車のお兄さんも立っています。らくちん観光とお姫様・お殿様気分を味わうには「人力車」(0134-27-7771)で。小樽運河クルーズの様子(mayaのX twitter)。
小樽運河(南方向) |
小樽運河(北方向) |
〔小樽・余市 ゆき物語…青の運河〕 (運河クルーズトップに戻る)
「小樽運河」は冬期間、11月~翌年2月14日「小樽・余市 ゆき物語…青の運河」、2月中旬の1週間「小樽雪あかりの路」というキャンドルライトのお祭り。いずれも夜のお祭り、連続日程で開催です。運河の岸辺、橋上が青いイルミネーションで飾られます。「雪あかりの路」では運河上にたくさんの「浮き玉キャンドル」、またお客さんが思い思いのメッセージを綴る「メッセージキャンドル」が浮かべられます。
おまつりの会場は運河ばかりでなく、鉄道遺産の手宮線(上の左画像の右手、100mほど直進で道路を横切る線路があります、廃線跡なので線路を歩いても怒られません)、朝里川温泉、天狗山、小樽芸術村、そのほか市内約40か所で「雪あかりの路」が設けられ、スノーキャンドルで彩られます。
小樽・余市 ゆき物語…青の運河 |
《おたる潮まつり》 (運河クルーズトップに戻る)
「おたる潮まつり」(まつり実行委員会事務局0134-32-4111、小樽市花園2-12-1)2022年は7月22日(金)~24日(日)。祭り会場は「小樽港第3号ふ頭周辺」ほかです。小樽市の発展を祈念する祭り。市挙げての踊りパレード「潮ねりこみ」や花火大会、みこしパレードなどアトラクション多数です。小樽港第3号ふ頭周辺(小樽港クルーズ「あおばと」が出港する埠頭周辺)がメーン会場、数多くの潮ちょうちんが夜空に揺らぎます。
《小樽港クルーズターミナル》 (運河クルーズトップに戻る)
「小樽港クルーズターミナル」(小樽市港町3-3)。小樽港第3号埠頭に設けられたクルーズ観光船専用ターミナル。岸壁脇にかまぼこ形の建物があります。乗員乗客用の建物で中に入ることはできません。ここは接岸した大きな船を見るのが最適の場所。トイレは駐車場向こうにある「小樽国際インフォメーションセンター」(観光協会0134-33-1661・お土産屋さん)へ。「クルーズ 寄港情報」。〔🗾Googleマップ〕。
ターミナル内に車で入ることはできません。駐車場に車を入れて、徒歩で向かいましょう〔🗾〕。
あまり大きい船はこの岸壁からは全体を捉えられないので、そのときはつぎに挙げた「色内埠頭公園」へ。
小樽港クルーズターミナル・にっぽん丸 |
パナマ船籍カーニバル・パノラマ |
《色内埠頭公園》 (運河クルーズトップに戻る)
「色内埠頭公園」(小樽市色内3丁目12番)。中心は多目的広場(球技場)で大きな面積を占めています。野球場やサッカー場として使われます。大型遊具あり、お子様も楽しそうです。ここは対岸の「クルーズターミナル」が見渡せるところ、大きな船も一望できます。トイレあり。駐車場🅿31台。〔🗾Googleマップ〕。
小樽市・色内埠頭公園 |
対岸に停泊中のにっぽん丸 |
お花好きにはハマナスが咲き誇る夏がいいでしょう。手入れがよいので、花が大きく、秋になってもたくさん咲いています。一番の目玉は赤と白ばかりでなくほのかなピンク咲き(一重・八重)があること。とっても珍しいです。ついでながら、八重咲きの花には実はなりません(参考:七重八重花は咲けども山吹の実のひとつだになきぞ悲しき)。
《色内駅跡地》 (運河クルーズトップに戻る)
「色内駅跡地」(MAP CODE:493 690 251*23、小樽市色内1丁目14)。夏は散策、冬は「雪あかりの路」。旅客専用駅「色内仮停車場」として開設された駅の跡地。道路をy横切る線路が敷設されたままです(「一時停止の必要はありません」という案内板あり)。駐車場はありません。〔🗾Googleマップ〕。
旧国鉄手宮線(幌内鉄道の一部)は手宮から南小樽2.8kmを運行し、貨物(石炭、ニシン)用の線路でしたが、小樽の経済発展とともに色内に人口が集中したため旅客用の駅が作られました。手宮線跡地は現在遊歩道となって南側始点(MAP CODE:493 690 043*46、色内1丁目13-1)から北側始点(MAP CODE:493 720 697*04、色内1丁目7)まで1.8kmほどの距離です。左画像奥の建物は「市立小樽美術館・小樽文学館」(0134-34-0035)。
「小樽運河クルーズ」からJR小樽駅方向へ300mほど戻ると、通り(「中央通り」)のこっちと向こうに線路が走っています。そこから南へ300mで「色内駅跡」、あと200mで「旧手宮線遊歩道(南側始点)」です。北方向は1.5kmで「小樽市総合博物館本館」(終点・0134-33-2523)です。
小樽・色内駅跡地 |
手宮線跡地(こっち側) |
《小樽市総合博物館 本館》 (運河クルーズトップに戻る)
「小樽市総合博物館 本館」(0134-33-2523、小樽市手宮1丁目3番6号)09:30-17:00/火曜定休・年末年始お休み。要入館料。総合博物館という名称ですが、本館の方は鉄道関連の博物館(前身は「鉄道記念館」)。広い駐車場🅿(120台分)があります。駐車場脇に青い客車のレストランあり。〔🗾Googleマップ〕。
博物館玄関脇に三笠~小樽間の鉄道敷設に尽力したクロフォード像が建っています。Joseph Ury Crawford(1842-1924米国)は三笠の石炭を需要地本州に積み出す港に室蘭と小樽の二案があったのを、工費の安い小樽案を提案。また小樽案は途中石狩川で小さな舟に乗り換え、小樽から輸送という案だったのを、石狩川は冬期凍結するため冬期の輸送が全くできないではないかと言うことで、測量をし直し、全部陸上輸送の小樽案遂行に持って行きました。小樽はその後日本銀行支店が置かれるほどの活況を呈しました。なお、産炭地だった三笠市には「クロフォード公園」があります。
小樽市総合博物館 本館 |
功労者クロフォード像 |
館内に展示されている小型の蒸気機関車「しずか号」、明治時代に「北海道炭礦鉄道」が建造した「大勝号」。日清戦争に勝利してこの名前に、現存する車体は国内最古のもので1954年復元され、2010年に「鉄道記念物」に指定されました。
戸外奥に赤れんがの建物が二棟あります(夏期のみ見学可・左画像)。四角の弧を描いた建物が一号車庫、かまぼこ屋根は三号車庫、中央に転車台があり、いずれも「旧手宮鉄道施設」として重要文化財の指定を受けています。第三号車庫は1885(明治18)年竣工の現存する最古の機関車庫。そのほか貯水槽・危険品庫、高架桟橋の擁壁が85mにわたって遺っています。北海道鉄道発祥の地「0マイルの碑」(PDF)が建っています。ちなみに11月28日(北海道に鉄道が開通した日)は「北海道の鉄道の日」。
小樽博物館・旧手宮鉄道施設 |
手宮高架桟橋(館内模型) |
戸外で今なお乗客を乗せて運ぶ「アイアンホース号」(
道を挟んで、1600年前の壁面彫刻が遺る、国指定史跡「手宮洞窟」があります。少し暗すぎ。
小樽市総合博物館・アイアンホース号 |
館内展示・しづか号 |
《小樽市手宮洞窟保存館》 (運河クルーズトップに戻る)
「博物館」から道をはさんですぐ北に「小樽市手宮洞窟保存館」(0134-24-1092、小樽市手宮1丁目3番4号)09:30-17:00/火曜定休・11月上旬~4月下旬。要入館料。博物館からだと徒歩が便利。道路際に建っていて、駐車場なし。〔🗾Googleマップ〕。
洞窟は国内に2例しかないと言われる「壁面彫刻(国指定史跡)」を見ることができます。北海道で4世紀~5世紀の続縄文文化の人々が描いたとされ、北東アジアとの交流を示すものとされます。なお、「続縄文文化の人々」というのはアイヌ民族ではありません。アイヌ民族の台頭は13世紀頃とされます。
「幻の滝」は4月、雪解け水が多いときだけ水が流れ落ちる滝。水源は崖の上にある「手宮公園」の中にあるとのこと。保存館と滝の距離は40mほどです。
《手宮緑化植物園(手宮公園)》 (運河クルーズトップに戻る)
「手宮緑化植物園(手宮公園)」(0134-22-7773、小樽市手宮3丁目12-1)営業期間4月終わり~11月初め/休憩所は09:00-17:00の開館で月曜閉館(多機能トイレ・ウォシュレットあり)。上記「小樽市総合博物館 本館」のすぐ北隣の公園(隣と言っても公園は崖の上)。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
春は種々の桜、ツツジの咲く、秋にはドウダンツツジの紅葉がきれいなところ。小樽港が望めます。
場所は「博物館」のすぐ北ですが、北側は山になっているので直接は行けません、公園を越えたずっと北側の正門(休憩所・約1km・駐車場なし)まで回ります、あるいは公園の中を突っ切って公園駐車場(台数に限りあり)に乗り入れます。
小樽市・手宮緑化植物園 |
《運河館(小樽総合博物館分館)》 (運河クルーズトップに戻る)
「運河館」(0134-22-1258、小樽市色内2丁目1番20号)。小樽総合博物館本館とは別に要入館料、割安の共通入館チケットあり(2日間有効)。本館から南へ1.2km、道道454号沿い。運河館から北へ100mほど離れて(コメダ珈琲のすぐ向こう側)運河館の駐車場🅿(無料10台分)があります(「小樽市博物館P」という表示)。〔🗾Googleマップ〕。
本館の方は小樽の近代化を展示していますが、こちらは小樽の古代から歴史、自然そして北前船やニシン景気に沸いた江戸、明治期を、そして運河の歴史を展示しています。ニシン漁を描いた彩色の絵は圧巻です。建物は札幌軟石、小樽軟石(凝灰岩)を使用した「小樽倉庫」(1893年建設)を利用したもの。軟石の内側は角材の壁になっています。倉庫として建てられたにもかかわらず、屋根には「しゃちほこ」が立っています。ひな祭りやこどもの日などにイベントが開催されます。
小樽市総合博物館・運河館 |
運河館・北前船 |
JR小樽駅からまっすぐ東進して「LeTAO運河プラザ店」(旧小樽市観光物産プラザ)(0134-64-1001)の奥に当たる場所に「運河館」はあります。建物正面に「消防犬ブン公」の象が建っています。「小樽市観光物産プラザ」は2024/03で閉館。「運河プラザ」の後継は西へ200m(運河を越える)移動して「小樽国際インフォメーションセンター」で小樽港そばにあります。〔🗾Googleマップ〕。
運河プラザは2024/10、スイーツの店「LeTAO運河プラザ店」(当ブログ記事)になりました。
「運河プラザ」の建物はもともと1894(明治27)年に完成した「旧小樽倉庫」(上の運河館と同じ)。構造的な特徴は外壁を見てわかるとおり、石造り、これは札幌軟石、小樽軟石と呼ばれる加工がしやすく(木工用ののこでも切れます)、それでいて堅牢な石材を用いています。小樽の場合、さらに内側に板ではなく角材を用いて格子状の壁を貼り付けていることです。これを木骨石造(もっこつせきぞう)造りと呼びます。これにより外部の耐久性と内部の柔軟性を併せ持つ、火災につよい建築物を実現し、小樽に数多く建てられたのです。
小樽では1887(明治20)年頃からこの構造の建物が建てられるようになり、1904(明治37)年の稲穂町の大火をきっかけにして、急速に広がったと言われます。スイーツの店が建ち並ぶ堺町本通りを歩くと、ここかしこに木骨石造の建物があることに気づくでしょう。
運河プラザ(現LeTAO) |
小樽国際インフォメーションセンター |
《おたる水族館》 (運河クルーズトップに戻る)
○「おたる水族館」(0134-33-1400、小樽市祝津3丁目303)10:00-16:00。水族館へは、シーズン中だと船で行くコース(水族館セット券あり、小樽港第3埠頭から)と陸路(山側コースと海側コース)があります。冬期は陸路のみ、またJR小樽駅前から年中バスが運行しています。広い駐車場🅿あり(おじさんの案内あり)。〔🗾Googleマップ〕。
冬はペンギンの雪中散歩があり、目の前をペンギンがよちよちと歩いて行きます。イルカショーはオタリア(アシカの種類)のショーと一緒にあり、跳びはねたり回転したりと、賢い芸に観客も大喜びです。館内には北海道にゆかりの、鮭やホッケ、ニシンなどのほかに石狩川で時に見られる大きなチョウザメが展示されています。
観覧車などを備えた遊園地(祝津マリンランド 0134-33-1400)が併設されています(4月中旬~10初旬の開園、冬季閉鎖)。駐車場は夏期有料、冬期無料(冬も案内のおじさんがいます)。水族館へは陸路(バス便あり)、水路でも行けます。水路は冬期お休みです。〔🗾Googleマップ〕。
おたる水族館・ペンギンの雪中散歩 |
おたる水族館・イルカショー |
水族館は高島岬という、石狩湾の西の突端にあります。周辺に「ニシン御殿」(0134-22-1038・冬期休業)、「日和山灯台」、「岬展望台」、「小樽祝津パノラマ展望台」(0134-32-4111)。〔🗾Googleマップ〕。
祝津港に民宿青塚食堂(0134-22-8034)、小樽海上観光船 祝津港チケット売場(0134-29-3131)、小樽 青の洞窟 グラスボート(090-7621-1092)。〔🗾Googleマップ〕。
道道454号(ニシン街道)沿いに、「旧 白鳥家番屋」、「茨木家中出張番屋」、「旧茨木輿八郎番屋」が100mおきに並んでいます。駐車場🅿は「白鳥家番屋」の背後に広い公共駐車場があります、トイレあり。〔🗾Googleマップ〕。
散策で回るのに適しています。民宿青塚食堂以外は冬期休業です。右画像は冬、トドがやってくる「トド岩」(日和山灯台から)。
小樽市祝津・日和山灯台 |
小樽・トド岩 |
《小樽北岸オタモイ周辺(陸からの訪問・海からの遊覧)》
「オタモイ」は小樽市街地から7kmほどの海岸。昭和初期に「オタモイ遊園地」や高級料亭「竜宮閣」があったところ。遊園地跡までは車で行けます。以前は歩いて行けた竜宮閣跡は海上から小さく見えます。ちなみに「オタモイ」はアイヌ語で、「砂の入り江」、小樽で数少ないカタカナ地名。
《陸からの訪問》
小樽の海岸は…、以下の順で市街地から遠くなります。祝津、オタモイ海岸崖の中腹、オタモイ海岸の向こう
- 祝津(しゅくつ)‥小樽水族館、赤屋根の鰊御殿(2024年現在工事で、立ち入り禁止)、日和山灯台、トド岩(小樽祝津パノラマ展望台や日和山灯台からよく見えます)などがあるところ。左画像の左手は「祝津マリンランド」という遊園地、展望台のある建物は「ホテルノイシュロス小樽」。ホテルのすぐ下に「小樽祝津パノラマ展望台」があります(展望台から見えた群来・鰊の大群)。〔祝津パノラマ展望台🗾Googleマップ〕。
- オタモイ海岸崖の中腹‥オタモイ唐門、オタモイ遊園地跡までは車・陸路可。
「オタモイ簡易郵便局」(0134-26-4241)前の市道を(上下二車線・中央線あり)をそのまま北へ500m進みます。3階建てのおうちの角に「オタモイ海岸 この先1.5km」の標識(交番まで行くと、行き過ぎ)。左・海側に折れそのまま進みます。急傾斜、車が離合できるほどの舗装道を一番奥に進むと正面に「オタモイ園地」の看板、左手に未舗装の駐車場🅿・トイレ(使用可?😱)。右手すぐ近くに「赤岩オタモイ線歩道」カラー案内板、この奥に「オタモイ唐門」(遊園地の遺物)あり。〔オタモイ遊園地跡🗾Googleマップ〕。
「オタモイ園地」看板 オタモイ唐門(移設済み)
ここ(オタモイ園地看板🗾)に駐車してあと歩いてもよいですが、先にさらに細い舗装路(車一台分の道幅・離合に気をつけて)が通じています。ここからはつづら折れ。ヘアピンカーブを7回抜けて(七曲がりの坂)、未舗装の広場(オタモイ海岸駐車場・遊園地跡)に到達。車はここまで行けます。海側に「オタモイ遊園地」の説明板と高級料亭「竜宮閣」と書かれた撮影フレームがあります。この広場(遊園地跡)には昭和初期、弁天堂、演芸場、弁天閣が建っていたそうです。1952(昭和27)年、竜宮閣が火事で全焼、その後遊園地も忘れ去られてしまいました。
小樽・オタモイ遊園地跡 オタモイ遊園地・説明板
説明板のところに柵があり、この向こうにオタモイ海岸と竜宮閣跡に通じる道があったのですが、崩落しているとのことで立ち入り禁止になっています。ちなみに説明板すぐ近くの小道は海岸へ、広場への進入路に近い方の小道は竜宮閣に通じています。いずれも途中まで舗装、途中崩落。
オタモイ海岸(つるかけ岩方向) オタモイ竜宮閣跡
竜宮閣あたりからの日本海の眺めは絶景だったのですが、残念です。寄せる波音、崖のここかしこに見える節理、そして空を赤く染める夕日。右画像は遊園地跡の方向、すぐ下はオタモイ海岸です。
竜宮閣跡からの眺め 竜宮閣跡からの眺め - オタモイ海岸の向こう‥つるかけ岩、青の洞窟、窓岩(陸路では行けません)
「青の洞窟」へのクルーズ等で船長さんが連れて行ってくれます。
小樽水族館(海上から) |
鰊御殿(海上から) |
つるかけ岩 |
窓岩 |
《海上遊覧》
「小樽観光フェニックス」(通年営業)以外、いずれも4月下旬~10月中旬の運行。休日や夏期は運行本数が増えることがあります。波が高かったりすると運行休止になります。祝津港の向こうが外洋で波がたいてい高いのです。右画像はカモメに餌をやっているところ
オタモイ周遊 |
オタモイ周遊(子供たちも大喜び) |
- 「小樽海上観光船(船名:あおばと、かいよう)」(0134-29-3131、小樽市港町4-2)4月中旬~10月下旬の運行。運河プラザからまっすぐ海の方向へ150m。駐車場はすぐ近くの「小樽市観光駐車場」(割引特典あり)へ。〔🗾Googleマップ〕。祝津港にも、チケット売場があります〔🗾〕。
(あおばと)定員68名、船室あり、寒くても大丈夫。トイレあり。3コース(祝津港おたる水族館行き20分、断崖絶壁の赤岩海岸行き45分、奇岩のオタモイ周遊90分)。ペット不可。
(かいよう)定員55名。土日祝日の運航。トイレあり。小樽港内を道内唯一の屋形船で巡ります(40分)。ペット不可。
レンタサイクル(4月~10月)は1日ワンコイン。 - 「小樽観光フェニックス」ゴールドストーンカフェ斜め向い(011-211-8405本社の電話番号目的地設定不可、小樽市色内3丁目3)通年営業・受付09:00-18:00、前日までに要予約。全長20mのPHOENIXⅡ号、船室、2Fデッキ、トイレあり。小樽港内巡り40分、窓岩・青の洞窟行き90分(洞窟内には入りません)、ナイトクルーズ1時間40分。〔🗾Googleマップ〕。
〔青の洞窟クルーズ〕
「青の洞窟クルーズ」に使用される船は洞窟に入るので、10人乗りほどの小さい船、風の影響を受けやすいというか、波の上で跳ねたりするので酔いやすい人注意。また波風の影響を受けやすいので、外洋にある青の洞窟への航行は休止になることが多いです。またカンカン照りより少し曇った空の方が洞窟内の水がきれいにみえます。
小樽・青の洞窟クルーズ |
洞窟内の青い海水 |
- 「元祖!小樽青の洞窟クルーズ(株)ツウセン」(0134-23-8942本社の電話番号目的地設定不可、小樽市色内3丁目3-1)受付08:00-18:00。青の洞窟行き、サンセットクルーズ(夏季限定17:40出航)あり。ネット予約、時刻表、欠航や服装。有料駐車場🅿25台分が乗り場にあります、ツウセンHPから事前決済の場合のみ最初の2時間無料(アクセス)。予約なしでもワンコインで駐車可能。〔🗾Googleマップ〕。
- 「龍宮クルーズ(青の洞窟観光)」(0134-32-3911、小樽市港町4-5)4月~10月中頃までの営業。青の洞窟行き(80分)、港内コース(40分)。予約をした方がいいでしょう。時刻表。欠航、服装。乗り場は小樽港第三埠頭(クルーズ船専用)と色内埠頭公園のちょうど中間にあります。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
- 「小樽 青の洞窟 グラスボート」(090-7621-1092、小樽市祝津3丁目197 マリーナ内)4月~9月の営業。船底から青の洞窟内をのぞき込めます(所要時間60分)。予約。乗り場は小樽水族館近く「小樽祝津マリーナ」(0134-32-4031)にあります。カーナビの目的地はマリーナにするとよいでしょう。マリーナには食事処などがあります。小樽運河からは4kmちょっと離れています。駐車場🅿、トイレはマリーナ内。西隣に公共駐車場もあり。〔🗾Googleマップ〕。
小樽市 内陸部 (小樽トップに戻る)
- 道道1号沿い・朝里ダム周辺 ダム記念館、ダム湖畔園地、魚留の滝、朝里川温泉オートキャンプ場
- 国道393号沿い・毛無山 北海道ワイン醸造所、ワインの丘公園
- 道道697号経由・奥沢水源地
- 道道956号経由・小樽望洋シャンツェオートキャンプ場
- 市道経由・ロープウェイ・天狗山 スキー場、穴滝、おたる自然の村野営場
小樽市 内陸部 |
《道道1号沿い・朝里ダム》 (小樽市内陸部トップに戻る)
「朝里ダム」(MAP CODE:493 455 676*62、小樽市朝里川温泉1丁目)。14年の工期の後1993年完成の重力式ダム(朝里川あさりがわ)。高さ74m、堤長390m。ダム湖の名前は「オタルナイ湖」。10台分ほどの駐車場🅿、トイレあり。〔🗾Googleマップ〕。
円を描く道道1号のループ橋(朝里大橋・通称朝里スカイループ)が堤頂から眺められ、素晴らしい景観を作り出します。道路脇駐車場(トイレあり)からも橋の描く円が見えます。
道道1号向かいに「朝里ダム展望広場」、「金児杜鵑花句碑(かねこ とけんか)」(み佛に瀧のしぶきや百合の花、1935年建立のち移設)があります(道を渡っては行けず、ダムから350mで山側に折れる道があるので、それをたどります。2024年現在、通行止めのバリケード)。駐車場🅿あり。〔展望広場への入口🗾Googleマップ〕。
なお、道道1号は山間の渓谷などを通って南下、札幌市定山渓温泉に通じます。
朝里ダム |
朝里大橋・ループ橋(10月) |
〔朝里ダム記念館〕 (小樽市内陸部トップに戻る)
「朝里ダム記念館」(0134-52-0241、小樽市朝里川温泉2丁目580-10)開館期間4月下旬~11月上旬10:00-16:00。オタルナイ湖畔にある記念館。周辺の湖畔園地のセンターとしての役割を果たしています。朝里ダムの紹介、北海道旅行の注意点などを提示、休憩所にもなっています(トイレあり)。冬期は休館です。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
〔朝里ダム湖畔園地〕 (小樽市内陸部トップに戻る)
「朝里ダム湖畔園地」(ダム記念館周辺・冬季閉鎖)。遊歩道もあり、きれいに整備された公園。秋には紅葉が目を引きます。ダムの堤頂を渡ると、湖畔向かい側の木道「朝里ダム左岸側散策路」を歩けます。
紅葉の朝里ダム湖畔園地(10月) |
〔魚留の滝〕 (小樽市内陸部トップに戻る)
「魚留の滝」朝里ダムから南へ5km・道道1号経由(小樽市朝里川温泉3丁目)。落差12m、かなりりっぱな滝。道道1号を南下すると、「朝里ダム管理所」から4.6kmで山側に「魚留の滝」案内標識。細い道をたどって川の方へ降りていきます。高圧線鉄塔を過ぎてすぐに再度案内板。5分ほどで滝が見えます(道道上の案内標識から約400m)。道はクマザサなどが刈られているとは思いますが、藪の中をいける服装・靴・手袋が好ましいです。紹介記事。駐車場🅿なし。〔滝入口🗾Googleマップ〕。
〔朝里川温泉オートキャンプ場〕 (小樽市内陸部トップに戻る)
「朝里川温泉オートキャンプ場」朝里川温泉郷にあります(目的地設定不可0800-800-3074、0134-52-1185、小樽市朝里川温泉2-686)4月終わり~11月初め/貸別荘は通年。「ウィンケルビレッジ」という宿泊施設の中のキャンプ場。〔🗾Googleマップ〕。
オートキャンプ場(電源付き、パオハウス、KOYAハウス)、コンドミニアム(ふろ、ウォシュレット、寝具、冷蔵庫、炊飯器、電子レンジ、食器、調理器具等)、別荘(ふろ、ウォシュレット、冷蔵庫、炊飯器、電子レンジ、調理器具、食器、寝具等完備)。車中泊サイト(2区画・電源つき)が一番安い。ネット予約。参考:別荘プラン一覧。
朝里川が流れていて釣りをしたり、川辺で涼むことができます。夜間車での出入り不可。利用料の他に公共費やリサイクルゴミ処理協力金が必要、ペットと泊まる場合はペットの利用料も必要。テント、寝袋、タープ、バーベキュー用具はレンタル可。
《国道393号沿い・毛無山》 (小樽市内陸部トップに戻る)
「毛無山展望所」(MAP CODE:493 512 485*42、小樽市天神4丁目1)。標高470にある展望台で、昼の眺望もあることながら、夜の小樽の輝き、花火のきらめきもぜひ見てもらいたいもののひとつです。トイレなし。「毛無」はアイヌ語の「けなし」(山林)から。山梨県にある毛無山は「木無し/木成し」から(「木成し」は木がおおい茂っていること)。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
展望所まではくねくねと曲がった道なので、車の運転には気をつけて。毛無山(標高548m)は展望所から国道393号を1km南下するとあります、登山口は展望所のすぐ南。なお、国道を南下すると、赤井川村、倶知安町へと通じます。
小樽市・毛無山展望所 |
〔北海道ワイン醸造所〕 (小樽市内陸部トップに戻る)
「北海道ワイン醸造所」(0134-34-2181、小樽市朝里川温泉1-130)09:00-17:00。ワイナリーの見学可能。直売所あり。また月に一度、食事とワインの体験会「Winery Lunch」が開かれています(冬期も開催・無料送迎あり・限定12名・詳しくはホームページで)。直営農場が小樽市ばかりでなく、道央の鶴沼(浦臼町・直売所もあり)、石川県穴水町にあります。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
〔ワインの丘公園〕 (小樽市内陸部トップに戻る)
「ワインの丘公園」(MAP CODE:493 542 797*80、小樽市朝里川温泉1丁目)。「北海道ワイン醸造所」すぐ北側にある公園。蒸気機関車(D51 286号機・59614号機・スハフ44)のある付近は「ワインカーニバル in おたる」の会場。SLの向こう側(画像)の小高くなったところが「ワインの丘 展望台」。紹介記事。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
小樽市・ワインの丘公園 |
《道道697号・奥沢水源地》 (小樽市内陸部トップに戻る)
「奥沢水源地」天狗山から南へ4.4km(水管橋MAP CODE:164 568 542*10、小樽市0134-32-4111、小樽市天神2丁目19番)4月下旬~11月初め、10:00-16:00。勝納川(かつないがわ)上流にある奥沢水源地には「階段式溢流路」(かいだんしきいつりゅうろ)という水路があります。通称・水すだれ。これを見るには、階段の下の方に架けられている「水管橋」(すいかんばし・水道管を通す橋)に立つのが一番。上流を見ると、水がしぶきと水玉を伴い転がり落ちてきます。夏のひとときを癒やしてくれる光景です。水管橋は天候などの理由で閉鎖されることがあります。なお、水源地はその上流にあります。駐車場🅿あり。〔駐車場🗾Googleマップ〕。
未舗装の駐車場から道道697号を西へ30mほど、南に折れる道を100mほどたどれば、水管橋です。
奥沢水源地水管橋(すいかんばし) |
奥沢水源地階段式溢流路 |
《道道956号経由・小樽望洋シャンツェオートキャンプ場》 (小樽市内陸部トップに戻る)
◯「小樽望洋シャンツェオートキャンプ場」(0134-52-1185、小樽市朝里川温泉1-146-4)7/23(木)~8/22(土)は連日営業、それ以外は7月~9月の土曜・祝前日営業。利用料は高め、要ペット料金。要ゴミ処理料金。連泊は割引あり。オートサイトの電源なし。車乗り入れ可。上の地図、「北海道ワイン醸造所」の東側。予約。〔🗾Googleマップ〕。
《市道経由経由ロープウェイ・天狗山》 (小樽市内陸部トップに戻る)
「天狗山」(ロープウェイ乗り場0134-33-7381、小樽市最上2丁目16-15)09:00-21:00。天狗山は冬はスキー場、夏は景色のきれいな展望台(5つの展望台)になっています。ロープウェイ乗り場と山頂(未舗装)に駐車場🅿あり。スキー場なので山頂への道路は冬も除雪。〔🗾Googleマップ〕。
「シマリス園🗾」(冬、シマリスは冬眠中、早ければ10月下旬くらいから)や天狗山スライダーという全長400mのボブスレー遊具、ジップライン、また夕方(18:00-19:00)催行される熱気球フライトがあります(いずれも冬は休止)。レストランあり。
「展望台」から見る小樽の街は、函館、札幌と並び北海道の三大夜景のひとつ(紹介記事)。展望台はロープウェイ山頂駅建物に付帯の「天狗山屋上展望台」(左画像)、東へ少し離れた「第3展望台・満天ステージ🗾」が見晴らしがいいようです。
展望台を出発点にして山頂まで登る、全長1.6kmの散策路(約30分の所要時間)があります。
天狗山への行き方は①ロープウェイを利用、②車で山頂駐車場(MAP CODE:164 626 231*36)まで、あるいは③徒歩で、三種類の路程です。車で山頂まで行く場合、駐車場のMAP CODEが設定できないときは「おたる自然の村」(MAP CODE:164 624 475*26)を目的地に設定し、近づいたら(入口に看板あり)村に入らずそのまま道なりに3km進むと、小樽市管轄の頂上駐車場(未舗装、かなりでこぼこ)に到着です。「天狗山展望台」はそこから300m、駐車場からロープウェイの発着場が見えます。
小樽天狗山・屋上展望台 |
小樽天狗山・シマリス園 |
〔天狗山スキー場〕 (小樽市内陸部トップに戻る)
「天狗山スキー場」(0134-33-7381)。ロープウエイ降り場から下にスキー場が広がります。降り場付近がファミリーコース(最大斜度16度)。ほかに中級者用から上級者用まで全部で5コース(最大斜度40度)。手ぶら可。「スキー教室」(0134-34-1628)もあります。そり遊びなどができる「山麓スノーパーク」(そりレンタルを含んだ入場料)あり。カフェや天狗をフィーチャーしたショップがあります。
〔穴滝〕 (小樽市内陸部トップに戻る)
「穴滝」(MAP CODE:164 502 399*44、小樽市天神2丁目107)。落差5mの滝。国道393号から道道697号に入り、それに連なる市道を南下します。「天神浄水場」(0134-22-1224、小樽市天神2丁目107)から三叉路の分岐まで1.7km、分岐(右路を選択)から滝まで4.5kmです。分岐入口は広そうに見えますが、なかなかの隘路になっています。ここからは歩くか、車で行くかを選択します(両側に迫るヤブで車に傷が付く可能性)。2kmくらいで広場があるので車を駐めます。道が狭いのとゲートが閉まっていると思いますので、ここからは徒歩です。大きな岩穴が見えてきたら、穴に入りその向こうの滝とご対面です。紹介記事。〔🗾Googleマップ〕。
〔おたる自然の村野営場〕 (小樽市内陸部トップに戻る)
「おたる自然の村野営場」(MAP CODE:164 624 474*14、目的地設定不可0134-25-1701、小樽市天狗山1丁目152)5月~10月。ナビの目的地設定は施設名で。「おこばち山荘」という受付・宿泊施設(宿泊は要予約)があり、入浴はここで可。バンガロー、常設テント、持ち込みテントサイトあり。シュラフ、炊事用具のレンタルあり(料金表)。フットパス、自然体験農園あり。サイト内車乗り入れ不可。〔🗾Googleマップ〕。
歴史的建造物(札幌・小樽軟石) (小樽トップに戻る)
小樽市・歴史的建造物(札幌・小樽軟石) |
《旧日本郵船小樽支店》 (小樽市歴史的建造物(札幌・小樽軟石)トップに戻る)
○「旧日本郵船小樽支店」運河公園正面(0134-22-3316、小樽市色内3丁目7番8号)は明治期の建物。日露戦争講和条約を結ぶ際、樺太の国境を定める会議が行われました。昭和期の終わりに保存修理が施され、復元されました。ガイドさんがいて丁寧に説明してくれます。駐車場はありません。〔🗾Googleマップ〕。
2018年から保存修理工事に取りかかり、2024(令和6)年6月にリニューアルオープンの予定でしたが、工事が2025/01まで延び、その後開館準備がありオープンはさらに伸びる模様です(総合博物館内の掲示によると、予定は2025/05まで)。
向かいの「運河公園」(問合せ0134-32-4111、小樽市色内3丁目6)トイレあり。隣に小樽軟石の「旧 日本石油倉庫」や「青の洞窟ボートクルーズ」の発着場などがあります。
また買い物には「マックスバリュー手宮店」(0134-24-3320)・「ツルハドラッグ 小樽手宮店」(0134-33-6058)の大きなショッピングセンターが北方250mに、「ラルズマート 手宮店」が南西200m内にあります。
《渋沢栄一ゆかりの建物》 (小樽市歴史的建造物(札幌・小樽軟石)トップに戻る)
2024年一万円札の肖像画が渋沢栄一に変わります。小樽には渋沢栄一ゆかりのスポットが四つあります。
〔澁澤倉庫・小樽GOLDSTONE〕
「澁澤倉庫」は現在「小樽GOLDSTONE(ゴールドストーン)」運河公園から南へ300m(0134-33-5610)というカフェ・レストランになっています。余市の道の駅案内の「小樽市レストラン」をご覧ください。「小樽市歴史的建造物」指定。「日銀通り」から北へ1km、「運河プラザ」から北へ800m。
渋沢栄一ゆかりの小樽GOLDSTONE CAFE |
〔旧第一銀行小樽支店》 (小樽市歴史的建造物(札幌・小樽軟石)トップに戻る)
👀外から見るだけ(日銀通り)「旧第一銀行小樽支店」小樽運河ターミナルの向かい側(MAP CODE:493 690 289*01、問合せ0134-32-4111、小樽市色内1-10-21)。1924(大正13)年建築。鉄筋コンクリート造4階建。「小樽市歴史的建造物」指定。この施設の前身は「第一国立銀行」で日本では最古の銀行。現在は紳士服縫製加工の「トップジェント・ファッション・コア」という店になっています。西へ100mで「旧日本銀行小樽支店」。駐車場はすぐ裏手にコインパーキング「小樽色内駐車場 🗾」、ただし中に入れるわけではありません。〔🗾Googleマップ〕。
渋沢栄一ゆかりの旧第一銀行小樽支店 |
〔渋澤倉庫小樽》 (小樽市歴史的建造物(札幌・小樽軟石)トップに戻る)
「渋澤倉庫小樽B・C」浅草橋観光案内所の裏手(小樽市港町5-4)小樽運河にある倉庫。現在、炭火焼きの店「北海あぶりやき運河倉庫」という店、駐車場になっています。〔🗾Googleマップ〕。
「渋澤倉庫小樽第二埠頭倉庫」(小樽市港町5-4)小樽第二埠頭にある倉庫。渋沢栄一没後に建てられた倉庫。現在も渋澤倉庫所有。「浅草橋観光案内所」からまっすぐ海へ。〔🗾Googleマップ〕。
《旧安田銀行小樽支店》 (小樽市歴史的建造物(札幌・小樽軟石)トップに戻る)
👀「旧安田銀行小樽支店」運河プラザから西へ180m(MAP CODE:493 690 611*65、問合せ0134-32-4111、小樽市色内2丁目11−1)。1930(昭和5)年に建てられた鉄筋コンクリート造の2階建ての建物ですが、あまりの重厚さに2階建てとは思えません。円柱の柱が特徴的です。小樽市指定歴史的建造物。「花ごころ」というお寿司屋さんが営業していましたが、閉店です。駐車場なし。〔🗾Googleマップ〕。
旧安田銀行小樽支店 |
正面 |
《旧丸ヨ白方支店》 (小樽市歴史的建造物(札幌・小樽軟石)トップに戻る)
「旧丸ヨ白方支店(まるよしらかた)」運河プラザから南西へ700m(MAP CODE:493 690 241*36、0134-32-4111、小樽市稲穂2丁目14-1)。明治末期、酒醸造店「丸ヨ白方」の支店として建てられた木造一部木骨石造3階建タイル張り。丸みを帯びた外観、アーチ型の窓が特徴的。2014年小樽市の「歴史的建造物第81号」に指定されました。現在は「December3」という輸入雑貨屋さんが入っています。
《浅草橋観光案内所》 (小樽市歴史的建造物(札幌・小樽軟石)トップに戻る)
小樽西洋美術館の向かいが小樽観光案内所の「浅草橋観光案内所」(0134-23-7740、小樽市港町5)09:00-18:00 🗾。小樽の観光で困ったら、ここ「浅草橋観光案内所」か「小樽国際インフォメーションセンター」(0134-33-1661、小樽市港町5-3、09:00-20:00 🗾)に行くのがよいでしょう。
小樽浅草橋観光案内所 |
《旧三菱銀行小樽支店》 (小樽市歴史的建造物(札幌・小樽軟石)トップに戻る)
「旧三菱銀行小樽支店」小樽運河ターミナルと同じ建物(MAP CODE:493 690 321*81、小樽市色内1丁目1-12)1922年(大正11年)に建てられた鉄筋コンクリート造り4階建て。現在は北海道中央バスの「小樽運河バスターミナル」(市内観光のバスもここから発着です)として使われ、小樽名物「ぱんじゅう」の「桑田屋」なども入っています。正面に6本の円柱が建っていて建物の風格を現しています。
旧三菱銀行小樽支店 |
《硝子工房nico・小樽大正硝子館本店》 (小樽市歴史的建造物(札幌・小樽軟石)トップに戻る)
「硝子工房nico」小樽運河ターミナルの南100m(0134-27-4484・制作体験予約0134-32-5101小樽大正硝子館本店、小樽市色内1-1-8)10:00-18:00/木曜定休。店名のとおり、ガラス工房、ガラス吹きの体験(約20分間)ができます(要予約)。手に取ってしっくりくるガラス器、かわいい系のものを販売。駐車場は4台分。隣はコロッケ屋さん、道の向かいは「小樽大正硝子館本店」です。
「小樽大正硝子館本店」(0134-32-5101、小樽市色内1-1-8)09:00-98:00。明治39年に建てられた小樽軟石の店舗(旧名取高三郎商店・小樽歴史的建造物指定)。店内には自宅の寝室にきっとほしくなるステンドグラスのランプ、ガラスの花束、もちろんたくさんのきらめく食器類。店舗外観や内装と相まって、いつまでも過ごしたいと思わせる店内です。吹きガラス体験が可能です(吹きガラス予約ページ)。3台分の駐車場あり。
周辺には「びーどろ館」、や「とんぼ玉館」、「宇宙(そら)」などガラス関連の店舗がいっぱい(本店リンク先をご覧ください)。
小樽大正硝子館本店 |
《小樽芸術村・ニトリ美術館》 (小樽市歴史的建造物(札幌・小樽軟石)トップに戻る)
「小樽芸術村 ステンドグラス美術館(旧高橋倉庫)」小樽運河ターミナルから北へ100m(小樽芸術村0134-31-1033、小樽市色内1丁目3-1)5月~10月09:30-17:00/無休・11月~4月10:00-16:00/水曜定休・年末年始。イギリス、19世紀後半から20世紀初頭にかけて制作去れ、実際に教会の窓を飾っていたステンドグラス。
美術館の中できらびやかな色を見せています。北海道の家具・インテリアの会社「ニトリ」が経営する「小樽芸術村」の中にあります。芸術村にはほかに「似鳥美術館(旧北海道拓殖銀行小樽支店)」、「旧三井銀行小樽支店」があります。入場券は、三館共通券が幾分安くなります(紹介記事)。
小樽芸術村 ステンドグラス美術館(旧高橋倉庫) |
〔似鳥美術館〕 (小樽市歴史的建造物(札幌・小樽軟石)トップに戻る)
「似鳥美術館(ニトリ)」には二階までの吹き抜けがありそれを支える六本の古典的円柱は圧巻です。横山大観、川合玉堂などの日本画、岸田劉生の洋画などを展示(地階から4階まで)しています。前身は北海道の経済を長く支えてきた「旧北海道拓殖銀行」の「小樽支店」です。小樽運河ターミナルから日銀通りをはさんで向かいです。
小樽芸術村 似鳥美術館(旧北海道拓殖銀行小樽支店) |
〔旧三井銀行小樽支店〕 (小樽市歴史的建造物(札幌・小樽軟石)トップに戻る)
「旧三井銀行小樽支店」は明治から昭和初期まで北日本随一の経済都市と呼ばれた頃に建てられた銀行支店。重厚なルネサンス様式の外観に圧倒されます。2021年、国の重要文化財に指定されました。小樽運河ターミナルから日銀通りを渡って北へ120m。
小樽芸術村 旧三井銀行小樽支店 |
〔小樽西洋美術館〕 (小樽市歴史的建造物(札幌・小樽軟石)トップに戻る)
「小樽西洋美術館」小樽運河ターミナルから東へ運河を渡って130m(似鳥美術館0134-31-1033、小樽市港町6-5)。小樽運河が完成した2年後1925(大正14)年に建設された倉庫「小樽旧浪華倉庫」を改装し、2022年5月に開館の美術館です。芸術村からは少し離れた港町(美術村の前の通りを東進150mほど)にありますが、2021年にニトリが取得、「日銀通り」にかかる「浅草橋」のすぐそば。家具とステンドグラス、マイセンのポプリポット、寝室に置く感じの焼き物、ガレやルソーなどのガラス器などを展示しています。1F入り口に広いお店つき、外にテラス席。内部はフラッシュを使わない限り、撮影可。
小樽西洋美術館 |
内部 |
《旧日本銀行小樽支店》 (小樽市歴史的建造物(札幌・小樽軟石)トップに戻る)
小樽芸術村の前の通りは「日銀通り」と呼ばれ、たくさんの史跡が遺っています。
「旧日本銀行小樽支店(金融資料館)」小樽運河ターミナルから西へ180m(0134-21-1111、小樽市色内1丁目11-16)09:30-17:00(12月~3月は10:00-)/水曜定休。1912(明治45)年7月竣工、レンガ造り2階建て、表面モルタル仕上げで石造り風。屋根に4つのドームがあります。内部にはらせん階段などがあるそうなのですが、見学不可。設計は東京駅や日本銀行本店本館を手掛けた辰野金吾、その弟子の長野宇平治ら。2002(平成14)年まで営業。地元では「北のウォール街」と呼ばれるほどの活況を呈しました。現在、日本銀行の歴史や日本銀行の業務、小樽の発展を展示する金融資料館。
旧日本銀行小樽支店 |
内部 |
《市立小樽美術館》 (小樽市歴史的建造物(札幌・小樽軟石)トップに戻る)
「市立小樽美術館」小樽運河ターミナルから西へ220m(0134-34-0035、小樽市色内1-9-5)09:30-17:00(有料)/月曜休館。小樽市分庁舎2階を改装、1979(昭和54)年8月に市立小樽美術館が開館。中村善作や一原有徳、また小樽市にゆかりのある芸術家の作品を展示。文学館と同じ建物です。駐車場あり。
画像左手カラマツ手前の小さな建物が「色内駅跡地」、右手白の二階建てが「市立小樽美術館・小樽文学館」。
向かいは「色内駅跡地」(MAP CODE:493 690 251*23、小樽市色内1丁目14)。旅客専用駅「色内仮停車場」として開設された駅の跡地。詳しくは上の「小樽運河とクルーズ」中段あたりをご覧ください。
色内駅跡地と市立小樽美術館(右手) |
《旧三井物産小樽支店》 (小樽市歴史的建造物(札幌・小樽軟石)トップに戻る)
外から見るだけ「旧三井物産小樽支店」小樽運河ターミナルから西へ160m(MAP CODE:493 690 284*01、色内1丁目9番1号)。1876(明治9)年に創立の三井銀行(今の三井住友銀行)は1880年小樽の「北のウォール街」(この用語は後世の人の造語のようで、当時の人たちはせいぜい「小樽ウォール街」「色内銀行街」「小樽銀行街」と呼んでいたようです)に出張店を設立、のちに1927(昭和2年)に小樽で最初の鉄骨鉄筋コンクリート造のビル(5階建)を建てました。内部は非公開。
「旧北海道銀行本店」小樽運河ターミナルから西へ160m(色内1丁目8番6号)。基壇部分は石造り、外壁はモルタル塗装、ルネサンス様式で建てられています(1912年、明治45年建築)。「北海道銀行」という名前ですが、いまの「北海道銀行」とのつながりはありません。ワイン&カフェレストラン「小樽バイン」(0134-24-2800)として現在は営業中です(おすすめ)。
旧北海道銀行本店 |
《オルゴール堂》 (小樽市歴史的建造物(札幌・小樽軟石)トップに戻る)
小樽市街には、店の前の大きなオルゴール(蒸気時計)が時を奏でる「オルゴール堂」メルヘン交差点・常夜灯の向かい(0134-22-1108)があります。ろうそくの「小樽キャンドル工房」(0134-24-5880)、ガラス工芸とその美術館「北一ガラス花園店・北一ヴェネツィア美術館」(0134-33-1993)は近隣です。JR小樽駅からは南西2.2km。ガラス器の展示販売だけでなく、「ガラスの彫刻製作体験」と、「とんぼ玉アレンジメント体験」あり。
店の向かい側(右画像)には待ち合わせの場所に使われる「小樽海関所灯台」(通称、常夜灯)があります。常夜灯の向こうに見える大きな建物はスイーツの「ルタオ本店」です。
小樽オルゴール堂 |
小樽海関所灯台(常夜灯) |
《田中酒造 亀甲蔵》 (小樽市歴史的建造物(札幌・小樽軟石)トップに戻る)
「田中酒造 亀甲蔵」メルヘン交差点・常夜灯から南へ750m・JR南小樽駅から南東へ500m(0134-21-2390、小樽市信香町2番2号 のぶかちょう)09:05-17:55。1927年(昭和2年)建造の木造二階建て、小樽市の「歴史的建造物」。現在、酒蔵(酒造メーカー)として営業中。代表銘柄「宝川(たからがわ)」。15分ほどの酒蔵(亀甲蔵)見学コースあり。酒をもちろん販売。フルーツ甘酒、どらトッツォ(どら焼き)などもあります。駐車場あり。北へ2.5kmで本店(0134-23-0390 🗾)あり。画像、カメラ側にセブンイレブンと駐車場🅿あり。駐車場は左画像建物裏手にもあり。〔🗾Googleマップ〕。
小樽・田中酒造 |
田中酒造内部 |
田中酒造「おたる秋の味覚市」(問合せ0134-21-2390)、会場は2か所:①田中酒造本店(小樽市色内3-2-5)②田中酒造亀甲蔵(小樽市信香町2番2号)。お酒だけでなく北海道、小樽のうまいものに巡り会えるお祭りです。9月中旬~10月初旬、約3週間の開催です。
歴史的建造物(ニシン漁・石炭) ほぼ北から順に (小樽トップに戻る)
- にしん御殿 小樽貴賓館(旧青山別邸)
- 鰊御殿
- 銀鱗荘
- アンワインドホテル&バー小樽
- 旧坂牛邸などの旧邸
- 炭鉄港遺産
- 住吉神社
小樽市・歴史的建造物(ニシン漁・石炭) |
《にしん御殿 旧青山別邸 小樽貴賓館》 (小樽市歴史的建造物(ニシン漁・石炭)トップに戻る)
「にしん御殿 小樽貴賓館(旧青山別邸)」(0134-24-0024)は「おたる水族館」から南へ1.2km。ニシンが群来(くき・ニシンの集団)となって幾度も押し寄せた繁栄の時代を偲ばせます。駐車場🅿あり(Googleマップで東方向90mに「🅿」とあるところ)。〔🗾Googleマップ〕。
1917(大正6)年、青山家二代目政吉が娘夫婦の民治・政恵とともにお金に糸目をつけずに贅を尽くして建てたまさに「御殿」。娘政恵は日本一の大地主本間家邸宅(山形県酒田市)に招かれその豪勢さ、豪華さに魅せられ「本間家に負けない別荘を」と、望んだのでした。そのため宮大工など当時腕の立つ職人50数名をわざわざ酒田から呼び寄せました。総工費は31万円、新宿のデパート建設費が50万円と言われた時代です。ニシン漁がどれほどの金を生み出す産業だったがわかる建物です。
2010(平成22)年、国登録有形文化財に指定。北海道の日本海側には、鰊御殿と呼ばれるものがたくさんありますが、国の指定を受けたものはここだけ。小平にある「旧花田家番屋」は「御殿」ではなく「番屋」として国の重要文化財に指定されています。
「旧青山別邸の食事」(0134-24-0024、小樽市祝津3丁目63、営業時間9:00-17:00/年始の1週間がお休み)では食事とお茶をいただけます。「にしんお重」、「にしんそば」、お茶と和菓子のセットなどがあります。
小樽市・旧青山別邸(右手) |
天井画 |
〔祝津鰊御殿〕 (小樽市歴史的建造物(ニシン漁・石炭)トップに戻る)
2024年現在工事中・立ち入り禁止「祝津鰊御殿」小樽水族館から東へ300m(0134-22-1038、小樽市祝津3丁目228)。1897(明治30)年、積丹の泊村に漁師の邸宅として建てられ、1958年(昭和33年)に現在地へ移築復元。建物の西方向に駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
博物館として使用され、ニシン漁の資料から道具、写真が展示されています(小樽水族館の管理)。すぐ近くに、赤と白に塗られた「日和山灯台」があります。
祝津漁港・道道454号沿いに「番屋群」があります。番屋の名称等は上の「おたる水族館」へ。
小樽祝津・鰊御殿(パノラマ展望台から) |
小樽祝津・鰊御殿(崖下から) |
《銀鱗荘》 (小樽市歴史的建造物(ニシン漁・石炭)トップに戻る)
「小樽築港」から東へ1.5km山頂(おたる水族館からは南下10km)に、「銀鱗荘」(0134-54-7010、小樽市桜1丁目1番地)という温泉つきの旅館(料亭湯宿)があります。こちらも鰊御殿、その昔「猪俣安之丞邸」だったところ。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
昔の栄華を今に伝える建築物として豪華な異彩を放っています。鰊漁で財を成した猪俣安之丞の余市町の邸宅(明治後期の建築)を昭和13年に移築したもの、小樽市指定歴史的建造物、国指定登録有形文化財、小樽市の登録有形文化財は「JR小樽駅」「旧青山家別邸」についで3件目。
こちらは和食や洋食(グリル銀鱗荘/水木曜定休)がいただけます。グリル銀鱗荘でランチを予約をする場合は、入湯時刻の制限(11:30~あるいは12:00~15:00まで)がありますが、日帰り入浴を無料で楽しめます。食事等すべて要予約です。もう少し詳しくは「風呂事情」へ。
《アンワインドホテル&バー小樽》 (小樽市歴史的建造物(ニシン漁・石炭)トップに戻る)
欧風の宿「アンワインドホテル&バー小樽」小樽運河のすぐ近く(0134-64-5810、小樽市色内1-8-25)。もともと昭和6年建設の「越中屋ホテル」を大胆に改造したホテル。宿泊すると朝食サービス、夕方のワインサービスを受けられます。ホテル前に立つと豪華さが際立ちます。〔🗾Googleマップ〕。
《旧邸》 (小樽市歴史的建造物(ニシン漁・石炭)トップに戻る)
小樽市にはニシンにまつわる邸宅ばかりでなく、名士の邸宅も建設されました。列挙になりますが、訪問の一助に…。ただし、今も人が住んでいるところ、道が狭くとても行けそうにないところなどあるのでご注意を…。駐車場はほとんどのところにありません。
「旧板谷邸(いたや)」(MAP CODE:493 690 084*03、小樽市東雲町1-19)海運業などで財をなした板谷宮吉の邸宅。現在、日本料理店「海宝樓」の一部として再生。坂がきつい、道が狭い。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
「旧小樽区公会堂・旧岡崎家能舞台」(MAP CODE:164 689 373*28、小樽市花園5丁目2-1)明治の終わりに大正天皇(当時は皇太子)の宿泊所として建築。海運商で名を馳せた藤山要吉が小樽市に建物の寄付を申し出ました。野球場や体育館、迷路や回廊などの子どもの遊び場がある「小樽公園」内にあります。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
👀「旧坂牛邸」(MAP CODE:164 659 818*88、小樽市入船5丁目8-15)弁護士・坂牛直太郎の邸宅。設計は田上義也、家具も田上デザインのものが置かれました。現在も居住中。〔🗾Googleマップ〕。
「旧寿原邸」(MAP CODE:493 660 806*11、小樽市東雲町8-1)小樽を代表する実業家寿原家の邸宅。夏期・土日祝日に一般公開。〔🗾Googleマップ〕。
👀「旧花園町会館」(MAP CODE:493 660 365*03、小樽市花園4丁目3-8)町の会館、小樽の萩原米治郎の設計。現在、町内会会館。〔🗾Googleマップ〕。
👀「旧遠藤又兵衛邸」(MAP CODE:164 719 018*33、小樽市富岡1丁目9-4)海産物卸商・遠藤又兵衛の邸宅。現在、宗教団体の所有物。〔🗾Googleマップ〕。
《炭鉄港遺産》 (小樽市歴史的建造物(ニシン漁・石炭)トップに戻る)
2019年05月認定された日本遺産「炭鉄港」に、小樽では港湾の部として、小樽港北防波堤 🗾、北炭ローダー基礎 🗾、色内銀行街(旧三井物産及び旧三菱商事小樽支店)🗾、鉄道遺産として手宮線跡及び附属施設 🗾、旧手宮鉄道施設(機関車庫三号)、小樽中央市場 🗾が指定されています。
《小樽・住吉神社》 (小樽市歴史的建造物(ニシン漁・石炭)トップに戻る)
「住吉神社」JR南小樽駅から南西へ400m(0134-23-0785、小樽市住ノ江2丁目5)。1868(明治元)年の創建、明治32年本殿造営。非常に大きな神社で「小樽の神社」(小樽総鎮守)と言えばこの神社があげられます。連続する赤い鳥居でも有名です。花手水などもきれいなところ。「せたけ石」という子どもの身長を測る石があります。紹介記事。〔🗾Googleマップ〕。
小樽・住吉神社 |
住吉神社参道 |
●余市町の観光地 [TOP]
- 余市くだもの・ウィスキーなど
フルーツ農園、フゴッペ洞窟、旧運上家・漁場(ぎょば)、ニッカウヰスキー余市蒸溜所 - 余市の奇岩
えびす岩と大黒岩(夫婦岩)、ローソク岩
余市町の観光地 |
余市くだもの・ウィスキーなど ほぼ北から順に (余市町トップに戻る)
《フルーツ観光農園》 (余市くだもの・ウィスキートップに戻る)
余市は北の「増毛町」(留萌市のすぐ南・「留萌市と増毛町の観光スポット」をご覧ください)、南の仁木町同様、果物の町です。「観光農園」の地図が道の駅にあります(2021年、屋根付き駐車場の設置にともない、下の画像の案内は撤去されました)。
余市町の観光農園や果物直売所は国道5号沿い(フルーツ街道)にたくさん並んでいます。
さくらんぼ(6月中旬~8月中旬)、ぶどう(8月上旬~10月中旬)、(9月中旬~10月中旬)などフルーツ狩りや開花時期のカレンダーと共に11軒の観光農園の場所が示してあります。だいたいの料金も表示してあります。ネット上にも観光農園の紹介があります(余市町観光協会)。
ほかに、梨、プラム、プルーン、いちご、桃、ブルーベリーの開花、果物狩りの時期もわかります。「手ずからの果物」の味はまたおいしさが一段と増します。観光協会案内。観光農園。
道の駅にあった余市観光農園案内地図 |
《フゴッペ洞窟》 (余市くだもの・ウィスキートップに戻る)
「フゴッペ洞窟・ヨイチ運上家・余市水産博物館・福原漁場」の4館に入れる共通入場券(2日間有効)あり。洞窟から西の漁場まで5.4km。
「フゴッペ洞窟」道の駅から東へ5km(0135-22-6170、余市郡余市町栄町)09:00-16:30/月曜休館、開館4月中旬~12月上旬、要入場料。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
「続縄文時代」と呼ばれる時代の遺跡で、発見したのが当時(1950年)中学生だったこと、洞窟壁面にたくさんの彩色ではない絵が彫られていることで有名になり、三年後、国の史跡になりました。洞窟といっても奥行きは5m、鍾乳洞などと同じように考えて入ると失望します。価値は彫られた壁画にあります。おそらく崖の下に開いていた穴を住居あるいは祭式に利用したと思われます。写真の建物は洞窟への入口になっていて、洞窟は裏手の山にあります。
「続縄文時代」は北海道で紀元前3世紀頃から紀元後7世紀に栄えた文化を指し、日本の弥生時代から古墳時代に相当します。北海道では稲作文化は明治期以降に出現するので、弥生時代と区別してこう呼びます。続縄文の後は、擦文時代(飛鳥・平安時代)、アイヌ文化期(鎌倉時代以降)。
余市町・フゴッペ洞窟 |
《旧下ヨイチ運上家》 (余市くだもの・ウィスキートップに戻る)
「旧下ヨイチ運上家(うんじょうや)」道の駅から北へ1.6km(0135-23-5915、余市郡余市町入舟町10)09:00-16:30/月曜定休(12月中旬~4月上旬はお休み)有料(建物向かいに小屋みたいな白い壁の建物・受付があります)。駐車場🅿は道路沿いに。〔🗾Googleマップ〕。
アイヌ民族との交易拠点だった「ヨイチ場所」の施設「運上屋」(アイヌとの交易を行う場所・出張所。松前藩がもともとは家臣に与えた交易独占権であったものを、のちに商人が代わりに請け負うようになったもの。商人は「上がり」を家臣に上納した。商人の活動は商売のみにとどまらず、のちに民政にまで及んだ)。江戸時代、松前藩の許可により、請負商人・竹屋林長左衛門が建てたもの。この建物は現存する唯一の「運上屋」。上と下の建物があったが、この建物は「下」。画像向こうの方に神社がまつってある。
余市・旧下ヨイチ運上家 |
《余市水産博物館》 (余市くだもの・ウィスキートップに戻る)
「よいち水産博物館」旧下ヨイチ運上家から南へ1.2km・直線距離で200mも離れていないですが(0135-22-6187、余市町入舟町21)09:00-16:30/月曜休館・12月中旬~4月上旬冬期休館。「水産」という名前がついているとおり、北前船やニシン漁など余市の漁業の展示が中心ですが、会津藩士入植からニッカウィスキーの設立に至る余市の歴史を知る上でも勉強になる施設です。デジタルミュージアム。facebook。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
《旧余市福原漁場》 (余市くだもの・ウィスキートップに戻る)
「旧余市福原漁場(ぎょば)」は上に紹介の「運上屋」から西へ1km足らず・国道228号沿い(0135-22-5600、余市町浜中町150-1)09:00-16:30/冬期休業(12/31~4/4)。有料。建物を少し外れて入場券売り場と駐車場🅿。〔🗾Googleマップ〕。
福原家が明治期に経営していた漁場の一部をニシンの漁場として復活・再現したもの。ニシン漁は明治期以降急速に衰退したため、経営者は没落し繁栄を誇った当時の家屋はあまり残っていません。そのなかでも「福原漁場」は漁場経営を知る貴重な史跡です。希望がある場合は、事前予約(博物館 0135-22-6187)の上で、教育委員会やボランティアの人がガイドをしてくれます。国指定重要文化財。文化遺産オンライン。
《余市神社》 (余市くだもの・ウィスキートップに戻る)
「余市神社」道の駅から北へ4km(0135-22-3840、余市町富沢町14丁目4)。余市市街地北の外れにある、天照大神等の神々を祀る神社。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
例大祭は6月10日。社殿は神明造。1827(文政10)年京都伏見稲荷の分霊を余市に勧請したのが始まり。境内に樹齢300年と推定される「サイカチの木」。サイカチ(皁莢)は本州中部以南によく見られるマメ科の落葉高木。初夏、淡黄の花を付けます。
《余市町営美園墓地》 (余市くだもの・ウィスキートップに戻る)
「余市町営美園墓地」西へ1.2km(余市町美園町30-1)。広い墓地の中から下記の二つを探すのは難しいかも。時間に余裕を持って。
〔会津藩士之墓〕
「会津藩士之墓」(MAP CODE:164 664 396*25、余市町美園長10-29)。今でこそ余市の果物は「リンゴ」と、言われるくらいに町を代表するものになっていますが、大昔から穫れていたわけではありません。墓地へ曲がるとすぐに石材店の石像群、その向こうが駐車場🅿。木の下にある階段をたどり、一番上まで行くと「藩士之墓」です。〔🗾Googleマップ〕。
幕末の動乱期、会津藩士たちは新政府軍に反逆し、生き残ったものはのち江戸に謹慎。1869(明治2)年、蝦夷地行きが命じられ、旧会津藩士団103戸333名は小樽に上陸しました。処遇が定まらないまま一年半が過ぎ、その後ようやく余市への移住が始まりました。移住が完結したのは、明治4年7月のことです。
1875(明治8)年アメリカから呼び寄せたケプロンのもとでリンゴやなし、サクランボを栽培。4年後の1879(明治12)年、ようやく日本で初めて(諸説あり)のりんごが結実し、「緋衣」(ひのころも、ひごろも)と名付けられました。「緋衣」、「国光」、「紅玉」は現在も、余市の代表品種です。現在、会津若松市と余市町は親善交流都市です(2015・平成27年締結)。
余市町・会津藩士之墓 |
りんご |
〔竹鶴政孝・竹鶴リタ 墓碑〕 (余市くだもの・ウィスキートップに戻る)
「竹鶴政孝・竹鶴リタ 墓碑」(MAP CODE:164 664 335*04、余市町美園町10-29)。竹鶴政孝がニッカウヰスキーを設立したのは、1934(昭和9)年のこと。ジェシー・ロベールタ・カウン(リタ)は翌年余市に汽車でやってきました。「女だてら」に馬を操る一方、漬物やイカの塩辛を上手に作ったと言われます。なくなったのは1961(昭和36)年、64歳。政孝が亡くなったのは1979(昭和54)年のことです。紹介記事。〔🗾Googleマップ〕。
《ニッカウヰスキー余市蒸溜所》 (余市くだもの・ウィスキートップに戻る)
◯「ニッカウヰスキー余市蒸溜所」南東へ350m・国道229号沿いに歩いて「リタロード」と書いてある信号を右に(0135-23-3131、余市郡余市町黒川町7-6)。観光バスなども駐まる一般駐車場はリタロード側からはちょうど反対側にあります。〔入口🗾Googleマップ〕。〔予約者駐車場🅿Googleマップ〕。〔一般駐車場🅿Googleマップ〕。
NHKの朝のドラマ主人公のモデルとなった「竹鶴政孝」がはじめたウィスキー蒸留所。もともとは「大日本果汁」というジュースの会社。大日本果汁から「ニッカ」という社名が生まれました。
今でも石炭直火で蒸留しています。「ニッカミュージアム」では蒸留の道具、大きなポットスティルやウィスキー樽、ウィスキーの歴史、また政孝・リタ夫妻のパネル展示、移築されたリタの家、竹鶴邸もご覧いただけます。早足でも1時間はかかるでしょう。予約して行った方がよりよく理解できます。2021年、国の重要文化財に指定されました。
一通り見て回ったら、ウィスキーの試飲、またレストラン「樽」(11:00-16:00)で食事もいただけます。なお「ニッカ会館」1Fに授乳室があります。下の画像に見えている建物はレストランと試飲会場です。中央に大きなポットスティルが見えます。
〔ガイドツアー〕
蒸留所見学が開催されています。無料のガイドツアー(蒸溜所見学約50分・無料試飲約20分、1名~9名受付)と有料セミナーがあります。ガイドツアー予約は「蒸溜所見学について」(09:00から30分おき)から。有料セミナーはイベント開催日(不定期)に。
ニッカウヰスキー余市蒸溜所 |
博物館・ポットスティル |
余市の奇岩 (余市町トップに戻る)
《えびす岩と大黒岩》 (余市の奇岩トップに戻る)
「えびす岩と大黒岩(夫婦岩)」道の駅から北西へ8.2km(MAP CODE: 654 868 109*25、余市郡余市町白岩町172)。夏の間は磯遊びや海水浴にも人気のスポットです。小樽側から来ると国道229号上「ワッカケトンネル」の東側に海側に折れる三叉路(トンネルを抜けてすぐ、つぎのトンネルが見え、左手に「白岩→」の標識あり、矢印に従って右折します)を入ると、道路上からすぐ近くに別名「夫婦岩」が見えます。その先、同じ浜に「出足平漁港(でたりひら)」があります。〔🗾Googleマップ〕。
余市町・えびす岩と大黒岩 |
《ローソク岩》 (余市の奇岩トップに戻る)
◯「ローソク岩」(MAP CODE: 938 327 035*44、余市郡余市町潮見町沖)。町のシンボル的奇岩。「ワッカケトンネル」(MAP CODE:654 868 162*41)を抜けるとすぐに駐車場([ P ]の案内表示あり)。ここからもローソク岩は見えます。高さは45m、根元に鳥居が建っています、でもちょと遠すぎます。〔🗾Googleマップ〕。
余市町・ローソク岩(島泊から携帯で) |
ローソク岩(望遠200mm) |
〔ろうそく岩の見えるところとダイビング・カヤック〕 (余市の奇岩トップに戻る)
「ローソク岩」がよく見えるポイントは3つあります(漁港や私有地に入り込んだり、車を駐めたりは厳禁、漁港は公共の場所ではなく仕事場です)。
① ひとつは上に書いた駐車場からも見える西方向の「島泊漁港」(MAP CODE:654 867 766*28、余市郡余市町潮見町)。〔🗾Googleマップ〕。
② もう一つは国道229号の「滝の間トンネル」(東側)と「豊浜トンネル」(西側)の間(トンネルの切れ目)にある「湯内漁港」の浜辺。漁港の先端(ローソク岩まで1km強)まで行くと良いでしょう。〔🗾Googleマップ〕。
「マリンビレッジ」(0135-23-2890、余市郡余市町豊浜町63-8 🗾)というダイビングステーションが山側に、「かむいちぇぷシーカヤックサービス」(090-3996-8543、余市郡余市町豊浜町16-3 🗾)が海側にあります。
③ もうひとつ(一番近い)は「滝ノ澗ノ岬」(MAP CODE:654 896 618*52)。残念ながら、岬先端まで行くのは無理ですが、「島泊漁港」から海岸沿いの細い道を歩いて岬を目指すと、「ローソク岩」が真正面に見える砂浜があります。ここだと岩まで800mほどです。〔🗾Googleマップ〕。
〔撮影に好適な時期と時間〕 (余市の奇岩トップに戻る)
「ローソク岩」を撮影するには、時期と時間があります。時期は7月下旬、時間は当然、夕方。頃合いが一致すると、なんということでしょう、岩のてっぺんに太陽が載っかり、まさに「ローソク岩」になるのです。島泊漁港から湯内漁港まで2kmほどの道のりです。その間で岩と夕日の角度をなんとか合わせると良いのではと思います。
「ローソク岩」のビューポイントを三カ所紹介しましたが、もっと近くに行きたいと言う方は、上にあげたダイビングあるいはカヤックで近づくと良いでしょう(要予約)。晴れが何日か続いた後が海の水は濁っていません。いずれも営業期間があります。リンク先のページでご確認ください。上にも述べていますが、漁港や私有地に入り込んだり、車を駐めたりは厳禁、漁港は公共の場所ではなく仕事場です。
《余市観光クルーズ》
「余市観光クルーズ」(0135-48-5379、余市町入舟町3-1)。余市マリーナにある観光船。小樽の青の洞窟、余市のローソク岩、夫婦岩に連れて行ってくれます。関連記事。〔🗾Googleマップ〕。
●仁木町の観光地 [TOP]
仁木町の観光地 |
《お祭り》 (仁木町トップに戻る)
仁木町のキャッチコピーは「果実とやすらぎの里」。余市の内陸にあたります、そして同じように果物がたくさん穫れるところです。夏は「さくらんぼ祭り」(7月上旬~中旬、農村公園フルーツパークにき)、秋には「うまいもんじゃ祭り」(10月第1日曜日、場所はさくらんぼ祭りと同じ)で賑わいます。国道5号と函館本線が町を南北に走ります。仁木町産シャインマスカットは2020年ブランド名を「ラ・ラ・シャイン」としました。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
《フルーツパークにき》 (仁木町トップに戻る)
「農村公園フルーツパークにき」(0135-32-3500、余市郡仁木町東町16-121)。果樹見本園にはりんご、さくらんぼ、プルーンなどが栽培されています。花卉園(かきえん)には町の花・ラベンダーとコスモスが咲き誇ります。円形と平屋型の育苗温室では年中色とりどりの果物が実をつけ、花を咲かせています。ここは行ってみる価値のあるところ。町の紹介。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
フルーツパークには展望台があり、天気が良ければ余市町を越えて日本海まで見渡せます。ほかにも多目的イベント広場、とっても長いローラー滑り台、遊具広場などがあります。広場は上記ふたつの祭りの会場になります。
農村公園フルーツパークにき |
農村公園ローラー滑り台 |
農村公園の近くには「フルーツ街道」が走り、周辺には果物狩りなどができるたくさんの観光農園(仁木町観光協会)があります。リンゴやブドウはもちろんのこと、さくらんぼ推し。ゆるキャラの「ニキボー」がいます。観光農園。
「仁木町観光案内マップ」(PDF)があります。
〔コテージ宿泊〕 (仁木町トップに戻る)
フルーツパーク内に、二階建ての「コテージ」(予約:0135-32-3500、受付時間09:00-16:00)もあり、トイレ・シャワー室・テレビ・冷蔵庫・調理器具・ベッド(6名分)・寝具等は完備。風呂はありませんが、シャワー室があり、タオル等は備え付け。ボディソープ・シャンプー要持参。まな板、包丁などキッチン用品、小皿などの食器も揃っています。6名まで宿泊できます、家族連れなら割安感。
ゴミはもち帰りを推奨、現地処理の場合はゴミ袋を購入の上三種に分別(割高になりますがゴミ袋は1種類から購入できます)。予約は4月1日から。
仁木町・農村公園コテージ |
農村公園広場 |
《観光農園さくらんぼ山》 (仁木町トップに戻る)
「観光農園さくらんぼ山」(0135-32-2285、仁木町南町9丁目138)果物狩りの期間6月中旬~10月下旬。さくらんぼ、プラム、ぶどう、りんご、プルーンの果物狩りが楽しめます。個人の食事はジンギスカンと「ぶどう館」で摂ります(要予約)。果物狩り・食事とも団体のお客さんが多いです。〔🗾Googleマップ〕。
仁木町・さくらんぼ山 |
さくらんぼ山のリンゴ |
《キャンプ場》 (仁木町トップに戻る)
「ノチウアウトドアPARK」(目的地設定不可090-6213-0484、仁木町大江3丁目254)通年営業/水曜定休。2022年オープンのオートキャンプ場。利用料はかなり高め、連泊割りあり。手ぶら可。売店あり。炊事場(温水)、トイレ(女性用のみウォシュレット)、シャワーあり。ゴミは有料引き取り。小さなルベシベ川が流れている。予約。〔🗾Googleマップ〕。
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