道の駅「知床・らうす」(道東エリア釧路・根室 63)
北海道の道の駅一覧(テキスト版・解説版・域内道の駅一覧)・ブログの書き方・北のチップス
住所:北海道目梨郡羅臼町本町361-1 (現在地からのルートを表示)
電話番号:0153-87-5151 MAP CODE:757 353 706
営業時間や休館日などは「道の駅ホームページ」(おしらせ)をご覧ください
《近くの道の駅》
(東)根室海峡・国後島
(西33km)うとろ・シリエトク(オホーツクエリア・冬期は111km)
(南64km)おだいとう
(北24km)相泊港
🙆 記事一覧
●トイレ事情 ●風呂事情 ●洗濯事情
●駐車可能台数
●敷地内の店 ●レストラン ●コンビニや店・ガソリン・郵便局
●観光スポットや行事
●地名由来 ●地図
ホームページやスタンプ帳等に「ウォシュレット完備」という記載はありませんが、喜んでくだされ、全国のウォシュレットファンのみなさま、ウォシュレットだよ。女子5、男子2。機器は2018年に取替え。多機能トイレに1、おむつ交換台があります。和式なし。残念ながらちょと臭う。外光がうまく取り入れられていなくて灯りも弱く薄暗い。ゴミ箱はありません。
駅舎内にはクルーズ船の運行状況や動物の出現について一覧が貼り出してあります。画像の、左が食事処、右奥三角屋根が売店「海鮮工房」、その間の両側に脇壁の建物が駅舎とトイレ。
《道の駅からの直近》
国道334号・知床横断道路をウトロ側(北西)に3kmほど登ったところにホテルが2軒(ホテル峰の湯、らうす第一ホテル)並んであり、いずれも日帰り入浴あり。第一ホテルの方は終了時間が早い。
「ホテル峰の湯」(0153-87-3001、目梨郡羅臼町湯ノ沢町7-3)13:00-21:00。入浴料はふつう。ボディソープ・シャンプー備え付け。きれいな透明の湯。源泉かけ流し。露天風呂あります。「らうす第一ホテル」と隣り合わせ。
「陶灯りの宿 らうす第一ホテル」(0153-87-2259、目梨郡羅臼町湯ノ沢町1)15:00-23:00。入浴料はふつう。ボディソープ・シャンプー備え付け。露天風呂あり。宿泊の方にはコインランドリーサービスあり。
道の駅裏に足湯「魚の城下町本町らうす丸の足湯」(6月上旬~9月下旬)あり。船型の浴槽は設置してありますが、いつもやっているわけではないようです。
《熊の湯(羅臼温泉)》…道の駅の西方向
有名な(野湯のゆ)「熊の湯」北西へ4km・国道334号沿い、上記ホテルをさらに1km知床峠側へ(問合せ0153-87-2126 羅臼町役場産業課、羅臼町湯ノ沢町)いつでも入浴可。入浴料は(太っ腹な)無料。男女別の脱衣所と露天風呂、さらに駐車場付き(国道沿い駐車帯 MAP CODE: 757 409 513*41)。硫黄を含み、白濁の湯。なかなか熱い(勝手にうめてはいけないらしい)。「入浴10か条」があるので、よく読んでご入浴を。クマちゃんが襲ってくる心配のない真冬にも雪を見ながら入浴可。朝05:00-07:00は清掃のため入浴不可。
車が駐まっていれば先客ありです。シーズン中はたくさん駐まっています。2020年夏(7/22)、クマ出没のため一時閉鎖されました(知床羅臼ビジターセンターtwitter)。
《相泊温泉》…道の駅北方向
こちらも有名な(野湯)「相泊温泉(あいどまりおんせん)」北東へ23km(MAP CODE: 974 353 737*22、羅臼町役場0153-87-2111、目梨郡羅臼町相泊 道道87号沿い)入浴可能期間4月下旬~9月中旬、24時間入浴可。塩分を含んだ湯。シーズンになると湯船が掘り起こされ、また入れるようになります。清掃日には07:00-11:00入浴不可。以前は「すてきな屋根、荷物を置ける棚」などあったのですが、現在は四角の湯船がひとつ、海を見ながらの入浴です。トイレは道路脇の駐車帯に。リアルタイムの情報はfacebookへ。
《セセキ温泉》…道の駅北方向
「相泊温泉」のすぐ手前に「セセキ温泉」(MAP CODE: 974 352 058*22)もあります。満潮時には水没する秘湯、浴槽が造ってあります。トイレは道路の向こうです。海岸沿いに看板が建っています。800m南下で「セセキの滝」あり。周辺は道路崖の上から水が流れ落ち滝となっています。近くの「チトカンベ岩」もそのひとつ。
《羅臼の宿 まるみ》…道の駅から南方向
「羅臼の宿 まるみ」道の駅から国道335号を6.5km南下(0153-88-1313、羅臼町八木浜町24)14:00-20:00。入浴料はちょと高い。含イオウナトリウム塩化物冷鉱泉、天然掛け流し。低温サウナあり。海に面しています。電気式洗濯機・乾燥機2セットあり。宿泊客が多いと断られる場合あり。
洗濯・乾燥機一体型など新しい機械が良ければ、標津町の「コインランドリーくるくる2」南へ46km(0153-85-7225、標津郡標津町南1条西1丁目1-1、営業時間05:00-24:00)、もしくは根室市街(南へ136km)まで行きます。
あるいは道の駅「おだいとう」の「洗濯事情」をご覧ください。
大型・普通車・身障者用:3台・25台・2台。駐車可能台数は非常に少ない、それと一台あたりのスペースがすこ~しばかり狭いようです。バイク用駐車スペースは道を渡った海側の三角地(画像一番上の赤枠)、「ご理解ありがとうございます」というメッセージが駐車場にあります。南側にどこの敷地との明示のない、未舗装の広い駐車場があります。Google Map。
ということで上に述べた「未舗装の広い駐車場」は2021年、舗装されて50台分ほどの「道の駅駐車場」になりました。駅舎や食堂前の普通車用駐車スペースはなくなりましたので、数的にはすごい増加にはならなそうですが、きちんと区割りされていますので、ずいぶん駐めやすいと思います。
食堂の1Fではホッケフライバーガーやザンギバーガーなどいろいろなハンバーガーを売っています。ここではコーヒーを\200ほどで提供してくれます。
《道の駅と周辺》
道の駅1・2階に「知床食堂」があります、11:00-21:00(5月~10月)、07:00-19:00(11月~4月)。餃子定食から鹿肉丼、海鮮丼までいろいろ揃っていて、夜も遅い時間までやっているので、なかなか便利です。その日のおすすめメニューは店の前のホワイトボードに書き出されます。海鮮丼は値段も結構しますがぜひ食べてみるべき。明るい時間に2Fで食べると海が見渡せます。
(夜)「旬菜家ゆらり」北へ500m(0153-87-2988、羅臼町富士見町108-12)17:00-22:30/日曜定休。海産物料理の店。ホッケ定食が人気。駐車場は3台分ほど。
「いさみ寿し」北へ400m(0153-87-2148、目梨郡羅臼町富士見町4-7 いこいビル1F)16:30-22:00/火曜定休。回らない寿司店。
「純の番屋」南へ400m(0153-87-5667、目梨郡羅臼町礼文町2-8)5月~10月までの営業/そのほかの月は冬期休業。『北の国から2002』という映画のロケに使われた食堂、道の駅の近くです。海鮮丼や焼き魚、煮魚定食また「北の国から定食」があります。夕方までの営業のようです。
《南の方》
「知床羅臼 濱田商店」(0153-87-3311、羅臼町礼文町365-1)店舗通年10:30-16:00/食堂2月~10月上旬10:30-15:30(残りの期間は冬期休業・LO15:00)。店舗と食堂のある海鮮のお店。カニ(タラバ)押しの店、6月まではウニ丼、6月からは時鮭定食、7月からは「ぼたんえび」、「北海しまえび」。ネットショップあり。
道の駅から2km南下。500m以内にツルハドラッグ羅臼店(0153-87-5270)と、セイコーマート羅臼礼文店(0153-87-3552、ホットシェフ)あり。
(昼)「港の食事処 みね家」(0153-88-3080、予約080-5593-9906、羅臼町峯浜町10)営業期間はゴールデンウィーク~雪が降るまで11:00-15:00/火曜定休。おすすめは(きっとお刺身や焼き魚などが付く)「おまかせ定食」。峯浜漁港にある食事処。
道の駅から19km南下、近くに(北方向)羅臼町郷土資料館(0153-88-3850)、根室峯浜簡易郵便局(0153-88-3007)、(南方向すぐ近く)峯浜港公園(トイレ)があります。
直近「セイコーマート富士見店」北へ350m(0153-87-3858、目梨郡羅臼町富士見町4)06:00-25:00。5席のイートイン。ホットシェフあり。隣が出光のガソリンスタンド。
「セイコーマート羅臼礼文店」2.2km南下・国道335号沿い(0153-87-3552、目梨郡羅臼町礼文町56番14)05:00-24:00。ホットシェフあり。
「セイコーマート羅臼あしざき店」6.5km南下(0153-88-2002、目梨郡羅臼町八木浜町24番地)06:30-23:00。
その後はさらに46km南下すると、標津町にセイコーマートとセブンイレブンがあります。
「羅臼郵便局」北へ400m(0153-87-2080、羅臼町富士見町32)のATMは日曜日も15:00まで稼働しています。駐車場が2台分です。直近の「セイコーマート富士見店」のすぐ近く。
ガソリンスタンドはすぐ近くです。
「三菱商事エネルギー 本町セルフバイパスSS」道の駅すぐ南、見えます(0153-87-2250、目梨郡羅臼町本町71-14)07:00-19:00。
「出光羅臼SS / 羅臼アポロ石油」上に書いた「セイコーマート富士見店」の隣(0153-87-2203、目梨郡羅臼町船見町45)07:30-19:00/土日は08:00-18:00。
「ENEOS羅臼SS / 北海道エネルギー」南へ2km(0153-87-2051、目梨郡羅臼町礼文町225-2)07:30-18:30/日曜08:00-18:00。隣が「ツルハドラッグ羅臼店」(0153-87-5270)です。
「三菱商事エネルギー麻布SS / 羅臼石油」南へ7.6km(0153-88-2651、目梨郡羅臼町麻布町20-1)07:30-18:30。
標津町(道の駅から46km南下)にもあるので、海岸線を通って南下するのであれば、とくに問題なさそうです。
羅臼町がまとめた「らうすのみどころ」もあります。
《羅臼山波切不動寺・マッカウス洞窟》…下の市街地地図(右側)をご覧ください
「羅臼山波切不動寺」(0153-87-2643、羅臼町共栄町106-1)。高野山真言宗の寺、本尊は不動明王。北海道八十八ヶ所霊場、第三十六番札所、最も東に位置する。敷地内の滝・洞窟には「ひかりごけ」が自生。寺院名の「波切」は漁船が漁から帰るとき風で船が進まなくなったとき、不動明王に祈って無事に帰ってこられたことにちなむ。
寺院の奥にある「マッカウス洞窟」はひかりごけや冬期の氷旬で有名なところ、でしたが現在は金網と柵で囲われてしまっています。南にある「郷土資料館」で人工培養のヒカリゴケが展示されているそう。
松浦武四郎が春この地に立ち寄ったとき、洞窟で野宿したことが日誌に記されています。
《クジラの見える丘公園》…下の市街地地図(右側)をご覧ください
「クジラの見える丘公園」波切不動寺から北へ2.6km(問合せ0153-87-2126、羅臼町共栄町)。ツチクジラ、マッコウクジラ、ミンククジラ、シャチなど、そして潮吹きを双眼鏡で目視できるところ。ときに大学研究チームがいることがあります。紅白の灯台が建っています。対岸の国後島までは26kmほどです。紹介記事。
道道沿いに紅白の灯台が見えたら「ざいもく岩トンネル」(長さ500mくらい)を抜け、100mでヘアピンカーブが出てきます。ここに入って、頂上まで行くと灯台があります。その下が展望デッキです。
《天狗岩》
「天狗岩」クジラの見える丘公園から道道87号を北へ5.1km(問合せ 0153-87-2126、羅臼町海岸町)。道道すぐそばに天狗といったらいいのか、ゴジラといったらいいのか。
駐車場等はありませんが、すぐそばに「海抜8m」看板のある側道・駐車帯ががあります。海岸に降りたいときはすこし引き返し、小さな「オッカバケ川」の向こう「オッカバケ漁港」まで降りれば、岩まで到達可能です。もし九月、10月の訪問であれば、カラフトマスなどが背びれを出して川を遡上しているかもしれません。
《知床世界遺産ルサフィールドハウス》
「知床世界遺産ルサフィールドハウス」(0153-89-2722、羅臼町北浜8番地)開館期間5月~10月・09:00-17:00/火曜休館・冬期は長い休業。知床半島の自然、どんな植物、動物がいるかなどを学ぶことができます。サンドイッチやコーヒーがあることもあります。ちなみに「ルサ」というのはアイヌ語で、「道が・そこから・浜に・出て行くところ」という意味だそう、斜里側には同じ語源の「ルシャ川」があります。
すぐ近くに「ルサ川」が流れ、秋(8月下旬以降が良いでしょう)に鮭やカラフトマスの遡上が見られます。橋の直下は深くなっていますが、海辺は浅く背びれに触ることもできるでしょう。
《熊岩・セセキの滝》
「熊岩」ルサフィールドハウスから道道87号を1.8km(問合せ0153-87-2126、羅臼町昆布浜)。道路崖側の岩。すぐそばに「熊岩」の案内板。海から眺めると「立ち上がった熊」に見えるとか…。駐車場等はありません。
「セセキの滝」ルサフィールドハウスから道道87号を5.4km(問合せ0153-87-2126、羅臼町瀬石)。道路際、30mの高さの岩から、雪解けの水が落ちる滝(5月が水量が多い)。冬は氷瀑になります。800m先に「瀬石温泉」。
《瀬石温泉・相泊温泉(野湯)》
「風呂事情」をご覧ください。
《相泊漁港(あいどまり)》
「相泊漁港」は「ルサフィールドハウス」から道道87号を8km北上。車で行ける最北地点。道の両側に「この先行き止まり」、「キケン道なし」の大きな看板。この先に行こうと思えば(車両は進入禁止)、登山と同じ、「知床入林箱」に氏名を書いて、出かけることになります。死亡事故も起きているので、準備は入念に。
相泊漁港には「アイドマリ川」という小さな川が流れていて、ここにも鮭やカラフトマスが押し寄せます。川幅1mほど、水深も10~20cmの小さな川に隙間なく大きな魚体が音を立てて上流を目指しています。背びれをなでなですることもできます。そんなに近くを泳いでいます。鮭の遡上は8月下旬頃から始まります。9月中旬~下旬の方が魚影は濃いかもしれません。気候に左右されるので、時期を合わせるのはなかなか難しいかも…。紹介記事。
相泊漁港からは知床半島突端の知床岬まで船で行く「知床らうすリンクル」(080-6072-0705、羅臼町相泊426-2・受付がすぐ近く)が出ています。春~秋のツアーばかりでなく、冬のツアーもあります。
《知床峠展望台》
「知床峠展望台」(展望台MAP CODE:757 493 152*00、羅臼町湯ノ沢町 知床峠)。知床横断道路(国道334号)途中にある羅臼岳麓の展望台(標高738m)。知床連山や大樹海、国後島を望みます。11月初旬~4月下旬は通行不可となり、羅臼町から斜里町ウトロへの距離(峠経由33km)は斜里町市街へ迂回するため、113kmになります。
《目梨展望台》
「目梨展望台」(羅臼町湯ノ沢)。羅臼湖に至る「羅臼湖歩道」にある展望台(標高734m)。知床連山を一望し、反対側には根室海峡の向こうに国後島が浮かびます。経路にはクマが昼寝をしているかもしれないので充分気をつけて。紹介と案内図、紹介記事。
羅臼湖歩道の終端・「羅臼湖展望台」までは約3km。途中携帯トイレブースはありますが、トイレはありません。携帯トイレ(持参あるいは購入)と長靴(下に紹介の「ビジターセンター」でレンタル可)必須。
《熊越の滝》
「熊越の滝」(問合せ0153-87-2828、羅臼町国有林230林班)。落差は約15m、途中滝見展望台あり。スノーシューがあれば冬も訪問可。羅臼八景、クマ出没注意。下に紹介の知床羅臼ビジターセンターが起点(登山口みたいなもの)。センターに地図あり、説明もしてもらえます。
《羅臼温泉野営場》
「知床国立公園 羅臼温泉野営場」(問合せ0153-87-2126、羅臼町湯の沢町)6月13日~9月26日。要利用料。屋根付き炊事棟3ときれいなトイレ2のみ。ゴミ箱あり、有料ゴミ袋(要分別)あり。オートキャンプ不可。予約不可。レンタル品なし。風呂は近く(150m)の「熊ノ湯」が利用できます、一応囲いの付いた「女湯」もあります。
《知床羅臼ビジターセンター》
「羅臼ビジターセンター」道の駅から3.4km西、ホテル峰の湯のすぐ向こう・ウトロ寄り(0153-87-2828、目梨郡羅臼町湯ノ沢町6-27)09:00-17:00/月曜休館・7月~9月は無休。知床と羅臼の案内が受けられます。羅臼湖と湿原、熊越の滝などへの散策路を教えてもらえます。羅臼湖へは携帯トイレや長靴(センターで1日500円のレンタル)、ヒグマ対策が必要です。センターに熊スプレーのレンタルがあります。興味のある方は準備万端、複数人のグループで挑戦してください。センター内にはクマちゃんが何頭もいます。
センター建物の裏には規模は小さいですが間歇泉(北海道指定天然記念物)が噴き出しており、センター内で噴出の予定時間(ほぼ1時間ごと・時季により予測不可能の場合があります)がわかります。間欠泉への途中に湿地帯があるのでしっかりした靴でないと濡れてしまうかもしれません(センターで長靴の貸し出しがあります)。センター内で知床半島の自然についての短編映画が何度も上映されています。センターは2007年にリニューアルしました。
《動物ウォッチング観光船》…春~夏、羅臼の海のシャチはぜひみたい
〔概要〕
「動物ウォッチングの観光船」はほとんどが道の駅近くの羅臼漁港(羅臼観光船乗り場)から出航。ときに北東の相泊港、南の於尋麻布港(おたずねまっぷ)から。
「知床羅臼観光案内所」(観光協会)は道の駅駅舎内です。波や風のことは専門の知識が必要なのと、出会える動物のこと、どこの港から船が出るのかなどをここで相談するのが一番でしょう。
「羅臼観光協会」のお知らせ、観光船の休業等はfacebookで。
観光船は種々、上に述べましたように観光協会のページに掲載されています。また道の駅にも出港の時間や出会う確率の高い動物名を書いた「観光船情報」があります。
大きい船は安定していますが岸に近づけず(クマなどが小さくしか見えない)、小さい船は波の影響を受け揺れやすく(乗り物酔いする人は気をつけて)少々の波で引き返すことになったりします。
〔クルーズ船業者〕
①「知床ネイチャークルーズ」(予約0153-87-4001、羅臼町本町27-1)07:00-18:00。ホームページトップに予約状況、動物カレンダー(冬・オオワシ、オジロワシ、春~シャチ、クジラ、イルカ、ミズナギドリ)があります。
②「ゴジラ岩観光」(0153-85-7575、羅臼町本町30-2)08:00-17:00。アクティビティとして4月終わり~10月中旬・ホエール・バードウォッチングクルーズ、1月終わり~3月中旬根室海峡流氷クルーズ。予約・運行状況はそれぞれのアクティビティのページへ。半島北のウトロのクルーズも取り扱っているので、コース・アクティビティを間違えないように。
③「観光船アルランⅢ世(知床アルラン)」(0153-87-4477、羅臼町八木浜町24)。夏のクルーズ運航期間4月下旬~10月中旬(クジラ、シャチ、イルカ)、冬のクルーズ運航期間1月下旬~3月下旬(流氷、オジロワシ、オオワシ)、所要時間はいずれも2時間半。
④相泊漁港からは「知床らうすリンクル」が運行(夏・ヒグマボートクルーズ)しています(下の「相泊漁港」のところにも書いています)。冬は羅臼漁港発の流氷クルーズ、於尋麻布(おたずねまっぷ)漁港(道の駅から国道335号を8km南下・鰹節の「のりとも朝倉商店」(0153-88-2303)をめざすといいでしょう)発トド観察クルーズあり。
〔羅臼の海の特徴〕
「動物ウォッチング観光船」は観光協会のHPにまとめられています。また同じページに「動物遭遇率カレンダー」があり、とても参考になります。ミンククジラは4月くらいから羅臼沿岸に出てくるようです。ツチクジラ、マッコウクジラは7月~9月。ヒグマは4月~6月、シャチもほぼ同じ頃。海洋生物に出会う確率はオホーツク側よりずいぶん高いと思います。
たとえばシャチ。確認済み個体数が多いのは北欧のノルウェーで900頭(2018年データ)。これはノルウェーの沿岸1300kmに棲息する数。一方、知床・羅臼側では416頭。半分もいないじゃないかと思うことなかれ。これだけの頭数が羅臼海岸ほんの51kmの間に棲息しているのです。「シャチひれ密度」がずいぶん高いことがわかります。となれば、シャチに出会う確率はもうとっても高いものになります。4月~6月に群れを作ります。「北の知床観光。」の案内もどうぞ、twitter。
さらに2019年になって白シャチが春夏と複数回観察されているので、白シャチに出会えるかも…。ワシやアザラシなどは冬です。
《羅臼国後展望塔》
「羅臼国後展望塔」(0153-87-4560、羅臼町礼文町32-1)09:00-17:00・秋以降は10:00-15:00/5月~10月は無休・11月~4月は月曜休館。海抜167mの高台にある展望塔。展示スペースはいつでも訪問可。近くに「羅臼町100年記念公園」があります。
《羅臼オートキャンプ場》
「羅臼オートキャンプ場」(予約管理棟0153-88-1094、羅臼町幌萌町628-7)開設期間7月上旬~9月下旬。有料。キャンピングカー、オートサイト(電源あり・なし)、フリーサイト(料金は人数分)あり。炊事棟2・トイレ2あり。ゴミ箱、有料ゴミ袋(要分別)あり。ペット不可。レンタル用品なし。温泉は国道を6km北上したところ、「羅臼の宿 まるみ」(0153-88-1313、入浴時間14:00-20:00)宿泊客が多いと断られる場合あり。周りに電気柵が張り巡らされるので、電気柵にもクマ出没にも気をつけて。町の案内。
《羅臼町郷土資料館》
「羅臼町郷土資料館」(0153-88-3850、羅臼町峯浜町307)09:00-17:00/土日休館。先史時代から続縄文時代の羅臼の歴史をわかりやすく展示。オホーツク文化「北海道松法川北岸遺跡出土品」は国指定重要文化財。また立入禁止のマッカウス洞窟内ヒカリゴケはここで生態展示されています。
続縄文時代とは、年代的に日本本土の弥生時代(稲作文化)に相当、北海道では縄文時代以降も米を作らなかったので「続縄文」としている。北海道で稲作が始まるのは本土からの和人が大挙して移住する明治時代以降。北海道の稲作については、①寒すぎて米ができなかった、②食料が豊富で稲作をする必要がなかったなどが言われています。明治期に風呂の湯を運んで田んぼに入れたなどの苦労話を聞くと、①はもっとものようですが…。
羅臼にはとても難しい地名がいくつもあります。「植別」(うえんべつ・上川郡当麻町の道の駅「とうま」の住所が「宇園別」、十勝エリアの陸別には「ウエンベツ」があります)、「居間布」(おるまっぷ)、「春刈古丹」(しゅむかるこたん)、「礼文知」(れぶんしらり)、「立刈臼」(たっかりゅうす)、そして極めつけは「於尋麻布」(おたずねまっぷ)。これは「川口にカンバの木がある」という意味だそう。今では「麻布町」(あざぶちょう)となり、「於尋麻布」の名は漁港に残っています。道の駅から南へ8kmほどのところです。場所がわからないときにはきっと「地図を見るべし」ということなのでしょう。
羅臼にはそうとうな昔からアイヌ民族が住み、また松前藩との交易もあったことが知られています。また1858年には松浦武四郎の調査も入っています。その後、1930(昭和5)年には「羅臼村」となり、1961(昭和36)年に「羅臼町」となりました。現在5,000人ほどの人たちが暮らしています。
電話番号:0153-87-5151 MAP CODE:757 353 706
#「その他のオプション」をクリックした後、出てきた大きな地図の左側「道の駅知床・らうす」の文字列の前に「札幌から」など入力し、エンターキーを押すと出発地からの距離、時間、ルートが示されます。
参考URL:
https://www.michi-no-eki.jp/stations/views/18848
http://www.hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/2217/
https://kanko.rausu-town.jp/spots/view/34
#cheap & clean_stay_in_vehicle_at_MichinoEki_Hokkaido
概要(最終訪問日:2019年10月05日)
《この道の駅のミッション❓》 おみやげ屋さん「海鮮工房」で実家宛のお土産を送る
- 釧路・根室エリア(根室管内)、国道335号沿いの道の駅、1999年設置(設置番号63)
- 24hトイレはウォシュレット(売店と食事処の中間の建物)、部屋全体がなかなか暗い(快適度7)
- 温泉は道の駅西側3kmほどに2軒あり
- コインランドリーは羅臼郵便局の前に旧式機械
- 海産物の売店と海鮮の食事処が敷地の大半を占め、駐車場は2021年拡張、駐車場向こうにガソリンスタンドがあります(車中泊度◎)
- 売店には魚介類や「羅臼の昆布」がたくさん並べてあります。道の駅はそう大きい方ではありませんが、いつも賑わっています
- 食事処は1Fと2Fに店が入っています。1Fにはハンバーガーの店も、2Fでは羅臼産の魚介を出してくれます。羅臼では7月から激レア海産物「ブドウエビ」が出てきます(刺身、寿司)
- 道の駅休業等はfacebookで
- 北東に相泊漁港があり、ここはぜひ脚を伸ばしたいところ
- キャンプ場は市街地周辺と南に1軒ずつあります
住所:北海道目梨郡羅臼町本町361-1 (現在地からのルートを表示)
電話番号:0153-87-5151 MAP CODE:757 353 706
営業時間や休館日などは「道の駅ホームページ」(おしらせ)をご覧ください
《近くの道の駅》
(東)根室海峡・国後島
(西33km)うとろ・シリエトク(オホーツクエリア・冬期は111km)
(南64km)おだいとう
(北24km)相泊港
▶オホーツク管内(南)概略図
▶釧路・根室エリア概略図
🙆 記事一覧
●トイレ事情 ●風呂事情 ●洗濯事情
●駐車可能台数
●敷地内の店 ●レストラン ●コンビニや店・ガソリン・郵便局
●観光スポットや行事
●地名由来 ●地図
24hトイレはウォシュレット
ホームページやスタンプ帳等に「ウォシュレット完備」という記載はありませんが、喜んでくだされ、全国のウォシュレットファンのみなさま、ウォシュレットだよ。女子5、男子2。機器は2018年に取替え。多機能トイレに1、おむつ交換台があります。和式なし。残念ながらちょと臭う。外光がうまく取り入れられていなくて灯りも弱く薄暗い。ゴミ箱はありません。
駅舎内にはクルーズ船の運行状況や動物の出現について一覧が貼り出してあります。画像の、左が食事処、右奥三角屋根が売店「海鮮工房」、その間の両側に脇壁の建物が駅舎とトイレ。
道の駅「知床・らうす」 |
《道の駅からの直近》
国道334号・知床横断道路をウトロ側(北西)に3kmほど登ったところにホテルが2軒(ホテル峰の湯、らうす第一ホテル)並んであり、いずれも日帰り入浴あり。第一ホテルの方は終了時間が早い。
「ホテル峰の湯」(0153-87-3001、目梨郡羅臼町湯ノ沢町7-3)13:00-21:00。入浴料はふつう。ボディソープ・シャンプー備え付け。きれいな透明の湯。源泉かけ流し。露天風呂あります。「らうす第一ホテル」と隣り合わせ。
「陶灯りの宿 らうす第一ホテル」(0153-87-2259、目梨郡羅臼町湯ノ沢町1)15:00-23:00。入浴料はふつう。ボディソープ・シャンプー備え付け。露天風呂あり。宿泊の方にはコインランドリーサービスあり。
《熊の湯(羅臼温泉)》…道の駅の西方向
有名な(野湯のゆ)「熊の湯」北西へ4km・国道334号沿い、上記ホテルをさらに1km知床峠側へ(問合せ0153-87-2126 羅臼町役場産業課、羅臼町湯ノ沢町)いつでも入浴可。入浴料は(太っ腹な)無料。男女別の脱衣所と露天風呂、さらに駐車場付き(国道沿い駐車帯 MAP CODE: 757 409 513*41)。硫黄を含み、白濁の湯。なかなか熱い(勝手にうめてはいけないらしい)。「入浴10か条」があるので、よく読んでご入浴を。クマちゃんが襲ってくる心配のない真冬にも雪を見ながら入浴可。朝05:00-07:00は清掃のため入浴不可。
車が駐まっていれば先客ありです。シーズン中はたくさん駐まっています。2020年夏(7/22)、クマ出没のため一時閉鎖されました(知床羅臼ビジターセンターtwitter)。
「熊の湯」案内 |
羅臼町・熊の湯 |
《相泊温泉》…道の駅北方向
こちらも有名な(野湯)「相泊温泉(あいどまりおんせん)」北東へ23km(MAP CODE: 974 353 737*22、羅臼町役場0153-87-2111、目梨郡羅臼町相泊 道道87号沿い)入浴可能期間4月下旬~9月中旬、24時間入浴可。塩分を含んだ湯。シーズンになると湯船が掘り起こされ、また入れるようになります。清掃日には07:00-11:00入浴不可。以前は「すてきな屋根、荷物を置ける棚」などあったのですが、現在は四角の湯船がひとつ、海を見ながらの入浴です。トイレは道路脇の駐車帯に。リアルタイムの情報はfacebookへ。
《セセキ温泉》…道の駅北方向
「相泊温泉」のすぐ手前に「セセキ温泉」(MAP CODE: 974 352 058*22)もあります。満潮時には水没する秘湯、浴槽が造ってあります。トイレは道路の向こうです。海岸沿いに看板が建っています。800m南下で「セセキの滝」あり。周辺は道路崖の上から水が流れ落ち滝となっています。近くの「チトカンベ岩」もそのひとつ。
《羅臼の宿 まるみ》…道の駅から南方向
「羅臼の宿 まるみ」道の駅から国道335号を6.5km南下(0153-88-1313、羅臼町八木浜町24)14:00-20:00。入浴料はちょと高い。含イオウナトリウム塩化物冷鉱泉、天然掛け流し。低温サウナあり。海に面しています。電気式洗濯機・乾燥機2セットあり。宿泊客が多いと断られる場合あり。
●洗濯事情 [TOPへ] (「道の駅」近くのコインランドリー一覧)
羅臼町内に1軒(店名のない)コインランドリーがあります。「中村ビューティーサロン」の隣(羅臼郵便局と羅臼消防署の中間辺り)。旧式の機械、小銭と洗剤を事前に用意する必要があります。駐車場はありません。洗濯・乾燥機一体型など新しい機械が良ければ、標津町の「コインランドリーくるくる2」南へ46km(0153-85-7225、標津郡標津町南1条西1丁目1-1、営業時間05:00-24:00)、もしくは根室市街(南へ136km)まで行きます。
あるいは道の駅「おだいとう」の「洗濯事情」をご覧ください。
大型・普通車・身障者用:3台・25台・2台。駐車可能台数は非常に少ない、それと一台あたりのスペースがすこ~しばかり狭いようです。バイク用駐車スペースは道を渡った海側の三角地(画像一番上の赤枠)、「ご理解ありがとうございます」というメッセージが駐車場にあります。
道の駅「知床・らうす」駐車場 |
ということで上に述べた「未舗装の広い駐車場」は2021年、舗装されて50台分ほどの「道の駅駐車場」になりました。駅舎や食堂前の普通車用駐車スペースはなくなりましたので、数的にはすごい増加にはならなそうですが、きちんと区割りされていますので、ずいぶん駐めやすいと思います。
●敷地内の店 [TOPへ]
羅臼漁協直営店が入る「海鮮工房」には鮮魚、干物や羅臼昆布などいい品物が揃っています。また店のおばさんがこころよく相談に乗ってくれます。道の駅「知床らうす」海鮮工房 |
食堂の1Fではホッケフライバーガーやザンギバーガーなどいろいろなハンバーガーを売っています。ここではコーヒーを\200ほどで提供してくれます。
●レストラン [TOPへ]
道の駅と周辺、南の方
《道の駅と周辺》
道の駅1・2階に「知床食堂」があります、11:00-21:00(5月~10月)、07:00-19:00(11月~4月)。餃子定食から鹿肉丼、海鮮丼までいろいろ揃っていて、夜も遅い時間までやっているので、なかなか便利です。その日のおすすめメニューは店の前のホワイトボードに書き出されます。海鮮丼は値段も結構しますがぜひ食べてみるべき。明るい時間に2Fで食べると海が見渡せます。
道の駅「知床らうす」知床食堂 |
(夜)「旬菜家ゆらり」北へ500m(0153-87-2988、羅臼町富士見町108-12)17:00-22:30/日曜定休。海産物料理の店。ホッケ定食が人気。駐車場は3台分ほど。
「いさみ寿し」北へ400m(0153-87-2148、目梨郡羅臼町富士見町4-7 いこいビル1F)16:30-22:00/火曜定休。回らない寿司店。
「純の番屋」南へ400m(0153-87-5667、目梨郡羅臼町礼文町2-8)5月~10月までの営業/そのほかの月は冬期休業。『北の国から2002』という映画のロケに使われた食堂、道の駅の近くです。海鮮丼や焼き魚、煮魚定食また「北の国から定食」があります。夕方までの営業のようです。
純の番屋 |
《南の方》
「知床羅臼 濱田商店」(0153-87-3311、羅臼町礼文町365-1)店舗通年10:30-16:00/食堂2月~10月上旬10:30-15:30(残りの期間は冬期休業・LO15:00)。店舗と食堂のある海鮮のお店。カニ(タラバ)押しの店、6月まではウニ丼、6月からは時鮭定食、7月からは「ぼたんえび」、「北海しまえび」。ネットショップあり。
道の駅から2km南下。500m以内にツルハドラッグ羅臼店(0153-87-5270)と、セイコーマート羅臼礼文店(0153-87-3552、ホットシェフ)あり。
(昼)「港の食事処 みね家」(0153-88-3080、予約080-5593-9906、羅臼町峯浜町10)営業期間はゴールデンウィーク~雪が降るまで11:00-15:00/火曜定休。おすすめは(きっとお刺身や焼き魚などが付く)「おまかせ定食」。峯浜漁港にある食事処。
道の駅から19km南下、近くに(北方向)羅臼町郷土資料館(0153-88-3850)、根室峯浜簡易郵便局(0153-88-3007)、(南方向すぐ近く)峯浜港公園(トイレ)があります。
●コンビニ・店・ガソリン・郵便局 [TOPへ] (ANRE 停電時も給油可能なGS)
コンビニはわりと近くにあります。直近の店は歩いても行けます。羅臼町には全部で3軒のセイコーマートがあります。市街地以外は国道沿い・海沿いにあります。直近「セイコーマート富士見店」北へ350m(0153-87-3858、目梨郡羅臼町富士見町4)06:00-25:00。5席のイートイン。ホットシェフあり。隣が出光のガソリンスタンド。
「セイコーマート羅臼礼文店」2.2km南下・国道335号沿い(0153-87-3552、目梨郡羅臼町礼文町56番14)05:00-24:00。ホットシェフあり。
「セイコーマート羅臼あしざき店」6.5km南下(0153-88-2002、目梨郡羅臼町八木浜町24番地)06:30-23:00。
その後はさらに46km南下すると、標津町にセイコーマートとセブンイレブンがあります。
「羅臼郵便局」北へ400m(0153-87-2080、羅臼町富士見町32)のATMは日曜日も15:00まで稼働しています。駐車場が2台分です。直近の「セイコーマート富士見店」のすぐ近く。
ガソリンスタンドはすぐ近くです。
「三菱商事エネルギー 本町セルフバイパスSS」道の駅すぐ南、見えます(0153-87-2250、目梨郡羅臼町本町71-14)07:00-19:00。
「出光羅臼SS / 羅臼アポロ石油」上に書いた「セイコーマート富士見店」の隣(0153-87-2203、目梨郡羅臼町船見町45)07:30-19:00/土日は08:00-18:00。
「ENEOS羅臼SS / 北海道エネルギー」南へ2km(0153-87-2051、目梨郡羅臼町礼文町225-2)07:30-18:30/日曜08:00-18:00。隣が「ツルハドラッグ羅臼店」(0153-87-5270)です。
「三菱商事エネルギー麻布SS / 羅臼石油」南へ7.6km(0153-88-2651、目梨郡羅臼町麻布町20-1)07:30-18:30。
標津町(道の駅から46km南下)にもあるので、海岸線を通って南下するのであれば、とくに問題なさそうです。
羅臼町がまとめた「らうすのみどころ」もあります。
道の駅「知床・らうす」と観光スポット |
市街地の北(道道87号沿い・南から順に相泊(道の駅から24km)まで
《羅臼山波切不動寺・マッカウス洞窟》…下の市街地地図(右側)をご覧ください
「羅臼山波切不動寺」(0153-87-2643、羅臼町共栄町106-1)。高野山真言宗の寺、本尊は不動明王。北海道八十八ヶ所霊場、第三十六番札所、最も東に位置する。敷地内の滝・洞窟には「ひかりごけ」が自生。寺院名の「波切」は漁船が漁から帰るとき風で船が進まなくなったとき、不動明王に祈って無事に帰ってこられたことにちなむ。
寺院の奥にある「マッカウス洞窟」はひかりごけや冬期の氷旬で有名なところ、でしたが現在は金網と柵で囲われてしまっています。南にある「郷土資料館」で人工培養のヒカリゴケが展示されているそう。
松浦武四郎が春この地に立ち寄ったとき、洞窟で野宿したことが日誌に記されています。
《クジラの見える丘公園》…下の市街地地図(右側)をご覧ください
「クジラの見える丘公園」波切不動寺から北へ2.6km(問合せ0153-87-2126、羅臼町共栄町)。ツチクジラ、マッコウクジラ、ミンククジラ、シャチなど、そして潮吹きを双眼鏡で目視できるところ。ときに大学研究チームがいることがあります。紅白の灯台が建っています。対岸の国後島までは26kmほどです。紹介記事。
道道沿いに紅白の灯台が見えたら「ざいもく岩トンネル」(長さ500mくらい)を抜け、100mでヘアピンカーブが出てきます。ここに入って、頂上まで行くと灯台があります。その下が展望デッキです。
羅臼町・クジラの見える丘公園 |
《天狗岩》
「天狗岩」クジラの見える丘公園から道道87号を北へ5.1km(問合せ 0153-87-2126、羅臼町海岸町)。道道すぐそばに天狗といったらいいのか、ゴジラといったらいいのか。
駐車場等はありませんが、すぐそばに「海抜8m」看板のある側道・駐車帯ががあります。海岸に降りたいときはすこし引き返し、小さな「オッカバケ川」の向こう「オッカバケ漁港」まで降りれば、岩まで到達可能です。もし九月、10月の訪問であれば、カラフトマスなどが背びれを出して川を遡上しているかもしれません。
《知床世界遺産ルサフィールドハウス》
「知床世界遺産ルサフィールドハウス」(0153-89-2722、羅臼町北浜8番地)開館期間5月~10月・09:00-17:00/火曜休館・冬期は長い休業。知床半島の自然、どんな植物、動物がいるかなどを学ぶことができます。サンドイッチやコーヒーがあることもあります。ちなみに「ルサ」というのはアイヌ語で、「道が・そこから・浜に・出て行くところ」という意味だそう、斜里側には同じ語源の「ルシャ川」があります。
すぐ近くに「ルサ川」が流れ、秋(8月下旬以降が良いでしょう)に鮭やカラフトマスの遡上が見られます。橋の直下は深くなっていますが、海辺は浅く背びれに触ることもできるでしょう。
知床世界遺産ルサフィールドハウス |
《熊岩・セセキの滝》
「熊岩」ルサフィールドハウスから道道87号を1.8km(問合せ0153-87-2126、羅臼町昆布浜)。道路崖側の岩。すぐそばに「熊岩」の案内板。海から眺めると「立ち上がった熊」に見えるとか…。駐車場等はありません。
「セセキの滝」ルサフィールドハウスから道道87号を5.4km(問合せ0153-87-2126、羅臼町瀬石)。道路際、30mの高さの岩から、雪解けの水が落ちる滝(5月が水量が多い)。冬は氷瀑になります。800m先に「瀬石温泉」。
《瀬石温泉・相泊温泉(野湯)》
「風呂事情」をご覧ください。
《相泊漁港(あいどまり)》
「相泊漁港」は「ルサフィールドハウス」から道道87号を8km北上。車で行ける最北地点。道の両側に「この先行き止まり」、「キケン道なし」の大きな看板。この先に行こうと思えば(車両は進入禁止)、登山と同じ、「知床入林箱」に氏名を書いて、出かけることになります。死亡事故も起きているので、準備は入念に。
相泊漁港には「アイドマリ川」という小さな川が流れていて、ここにも鮭やカラフトマスが押し寄せます。川幅1mほど、水深も10~20cmの小さな川に隙間なく大きな魚体が音を立てて上流を目指しています。背びれをなでなですることもできます。そんなに近くを泳いでいます。鮭の遡上は8月下旬頃から始まります。9月中旬~下旬の方が魚影は濃いかもしれません。気候に左右されるので、時期を合わせるのはなかなか難しいかも…。紹介記事。
相泊橋 |
相泊漁港からは知床半島突端の知床岬まで船で行く「知床らうすリンクル」(080-6072-0705、羅臼町相泊426-2・受付がすぐ近く)が出ています。春~秋のツアーばかりでなく、冬のツアーもあります。
市街地周辺(西から東へ)(羅臼町の地図に戻る)
- 知床峠展望台
- 目梨展望台
- 熊越の滝
- 羅臼温泉野営場
- 野湯「熊の湯」は「風呂事情」をご覧ください
- 知床羅臼ビジターセンター・間歇泉
- 動物ウォッチング観光船 知床ネイチャークルーズ、ゴジラ岩観光、知床アルラン、知床らうすリンクル
- 羅臼国後展望塔
- 映画『北の国から2002』のロケ地「純の番屋」は「レストラン」をご覧ください
- 海鮮(おみやげ・食事)の「濱田商店」は「レストラン(南の方)」をご覧ください
羅臼町市街地周辺の観光スポット |
《知床峠展望台》
「知床峠展望台」(展望台MAP CODE:757 493 152*00、羅臼町湯ノ沢町 知床峠)。知床横断道路(国道334号)途中にある羅臼岳麓の展望台(標高738m)。知床連山や大樹海、国後島を望みます。11月初旬~4月下旬は通行不可となり、羅臼町から斜里町ウトロへの距離(峠経由33km)は斜里町市街へ迂回するため、113kmになります。
知床峠から見る羅臼岳 |
知床峠から見る国後島 |
《目梨展望台》
「目梨展望台」(羅臼町湯ノ沢)。羅臼湖に至る「羅臼湖歩道」にある展望台(標高734m)。知床連山を一望し、反対側には根室海峡の向こうに国後島が浮かびます。経路にはクマが昼寝をしているかもしれないので充分気をつけて。紹介と案内図、紹介記事。
羅臼湖歩道の終端・「羅臼湖展望台」までは約3km。途中携帯トイレブースはありますが、トイレはありません。携帯トイレ(持参あるいは購入)と長靴(下に紹介の「ビジターセンター」でレンタル可)必須。
《熊越の滝》
「熊越の滝」(問合せ0153-87-2828、羅臼町国有林230林班)。落差は約15m、途中滝見展望台あり。スノーシューがあれば冬も訪問可。羅臼八景、クマ出没注意。下に紹介の知床羅臼ビジターセンターが起点(登山口みたいなもの)。センターに地図あり、説明もしてもらえます。
《羅臼温泉野営場》
「知床国立公園 羅臼温泉野営場」(問合せ0153-87-2126、羅臼町湯の沢町)6月13日~9月26日。要利用料。屋根付き炊事棟3ときれいなトイレ2のみ。ゴミ箱あり、有料ゴミ袋(要分別)あり。オートキャンプ不可。予約不可。レンタル品なし。風呂は近く(150m)の「熊ノ湯」が利用できます、一応囲いの付いた「女湯」もあります。
《知床羅臼ビジターセンター》
「羅臼ビジターセンター」道の駅から3.4km西、ホテル峰の湯のすぐ向こう・ウトロ寄り(0153-87-2828、目梨郡羅臼町湯ノ沢町6-27)09:00-17:00/月曜休館・7月~9月は無休。知床と羅臼の案内が受けられます。羅臼湖と湿原、熊越の滝などへの散策路を教えてもらえます。羅臼湖へは携帯トイレや長靴(センターで1日500円のレンタル)、ヒグマ対策が必要です。センターに熊スプレーのレンタルがあります。興味のある方は準備万端、複数人のグループで挑戦してください。センター内にはクマちゃんが何頭もいます。
知床羅臼ビジターセンター |
センター内のクマ |
センター建物の裏には規模は小さいですが間歇泉(北海道指定天然記念物)が噴き出しており、センター内で噴出の予定時間(ほぼ1時間ごと・時季により予測不可能の場合があります)がわかります。間欠泉への途中に湿地帯があるのでしっかりした靴でないと濡れてしまうかもしれません(センターで長靴の貸し出しがあります)。センター内で知床半島の自然についての短編映画が何度も上映されています。センターは2007年にリニューアルしました。
羅臼ビジターセンター裏の間歇泉 |
《動物ウォッチング観光船》…春~夏、羅臼の海のシャチはぜひみたい
〔概要〕
「動物ウォッチングの観光船」はほとんどが道の駅近くの羅臼漁港(羅臼観光船乗り場)から出航。ときに北東の相泊港、南の於尋麻布港(おたずねまっぷ)から。
「知床羅臼観光案内所」(観光協会)は道の駅駅舎内です。波や風のことは専門の知識が必要なのと、出会える動物のこと、どこの港から船が出るのかなどをここで相談するのが一番でしょう。
「羅臼観光協会」のお知らせ、観光船の休業等はfacebookで。
観光船は種々、上に述べましたように観光協会のページに掲載されています。また道の駅にも出港の時間や出会う確率の高い動物名を書いた「観光船情報」があります。
大きい船は安定していますが岸に近づけず(クマなどが小さくしか見えない)、小さい船は波の影響を受け揺れやすく(乗り物酔いする人は気をつけて)少々の波で引き返すことになったりします。
〔クルーズ船業者〕
①「知床ネイチャークルーズ」(予約0153-87-4001、羅臼町本町27-1)07:00-18:00。ホームページトップに予約状況、動物カレンダー(冬・オオワシ、オジロワシ、春~シャチ、クジラ、イルカ、ミズナギドリ)があります。
②「ゴジラ岩観光」(0153-85-7575、羅臼町本町30-2)08:00-17:00。アクティビティとして4月終わり~10月中旬・ホエール・バードウォッチングクルーズ、1月終わり~3月中旬根室海峡流氷クルーズ。予約・運行状況はそれぞれのアクティビティのページへ。半島北のウトロのクルーズも取り扱っているので、コース・アクティビティを間違えないように。
③「観光船アルランⅢ世(知床アルラン)」(0153-87-4477、羅臼町八木浜町24)。夏のクルーズ運航期間4月下旬~10月中旬(クジラ、シャチ、イルカ)、冬のクルーズ運航期間1月下旬~3月下旬(流氷、オジロワシ、オオワシ)、所要時間はいずれも2時間半。
④相泊漁港からは「知床らうすリンクル」が運行(夏・ヒグマボートクルーズ)しています(下の「相泊漁港」のところにも書いています)。冬は羅臼漁港発の流氷クルーズ、於尋麻布(おたずねまっぷ)漁港(道の駅から国道335号を8km南下・鰹節の「のりとも朝倉商店」(0153-88-2303)をめざすといいでしょう)発トド観察クルーズあり。
〔羅臼の海の特徴〕
「動物ウォッチング観光船」は観光協会のHPにまとめられています。また同じページに「動物遭遇率カレンダー」があり、とても参考になります。ミンククジラは4月くらいから羅臼沿岸に出てくるようです。ツチクジラ、マッコウクジラは7月~9月。ヒグマは4月~6月、シャチもほぼ同じ頃。海洋生物に出会う確率はオホーツク側よりずいぶん高いと思います。
たとえばシャチ。確認済み個体数が多いのは北欧のノルウェーで900頭(2018年データ)。これはノルウェーの沿岸1300kmに棲息する数。一方、知床・羅臼側では416頭。半分もいないじゃないかと思うことなかれ。これだけの頭数が羅臼海岸ほんの51kmの間に棲息しているのです。「シャチひれ密度」がずいぶん高いことがわかります。となれば、シャチに出会う確率はもうとっても高いものになります。4月~6月に群れを作ります。「北の知床観光。」の案内もどうぞ、twitter。
さらに2019年になって白シャチが春夏と複数回観察されているので、白シャチに出会えるかも…。ワシやアザラシなどは冬です。
《羅臼国後展望塔》
「羅臼国後展望塔」(0153-87-4560、羅臼町礼文町32-1)09:00-17:00・秋以降は10:00-15:00/5月~10月は無休・11月~4月は月曜休館。海抜167mの高台にある展望塔。展示スペースはいつでも訪問可。近くに「羅臼町100年記念公園」があります。
市街地の南(北から順に郷土資料館まで・いずれも国道335号沿い)(羅臼町の地図に戻る)
- 羅臼オートキャンプ場
- 羅臼町郷土資料館
- 「港の食事 処みね家」は「レストラン(南の方)」をご覧ください。
《羅臼オートキャンプ場》
「羅臼オートキャンプ場」(予約管理棟0153-88-1094、羅臼町幌萌町628-7)開設期間7月上旬~9月下旬。有料。キャンピングカー、オートサイト(電源あり・なし)、フリーサイト(料金は人数分)あり。炊事棟2・トイレ2あり。ゴミ箱、有料ゴミ袋(要分別)あり。ペット不可。レンタル用品なし。温泉は国道を6km北上したところ、「羅臼の宿 まるみ」(0153-88-1313、入浴時間14:00-20:00)宿泊客が多いと断られる場合あり。周りに電気柵が張り巡らされるので、電気柵にもクマ出没にも気をつけて。町の案内。
《羅臼町郷土資料館》
「羅臼町郷土資料館」(0153-88-3850、羅臼町峯浜町307)09:00-17:00/土日休館。先史時代から続縄文時代の羅臼の歴史をわかりやすく展示。オホーツク文化「北海道松法川北岸遺跡出土品」は国指定重要文化財。また立入禁止のマッカウス洞窟内ヒカリゴケはここで生態展示されています。
続縄文時代とは、年代的に日本本土の弥生時代(稲作文化)に相当、北海道では縄文時代以降も米を作らなかったので「続縄文」としている。北海道で稲作が始まるのは本土からの和人が大挙して移住する明治時代以降。北海道の稲作については、①寒すぎて米ができなかった、②食料が豊富で稲作をする必要がなかったなどが言われています。明治期に風呂の湯を運んで田んぼに入れたなどの苦労話を聞くと、①はもっとものようですが…。
●地名由来 [TOPへ]
町名「らうす」は「獣や魚の骨臓物が沢山あるところ」を意味するアイヌ語の「ラウシ」が転化したと考えられています。昔から猟場・漁場だったのでしょう。羅臼にはとても難しい地名がいくつもあります。「植別」(うえんべつ・上川郡当麻町の道の駅「とうま」の住所が「宇園別」、十勝エリアの陸別には「ウエンベツ」があります)、「居間布」(おるまっぷ)、「春刈古丹」(しゅむかるこたん)、「礼文知」(れぶんしらり)、「立刈臼」(たっかりゅうす)、そして極めつけは「於尋麻布」(おたずねまっぷ)。これは「川口にカンバの木がある」という意味だそう。今では「麻布町」(あざぶちょう)となり、「於尋麻布」の名は漁港に残っています。道の駅から南へ8kmほどのところです。場所がわからないときにはきっと「地図を見るべし」ということなのでしょう。
羅臼にはそうとうな昔からアイヌ民族が住み、また松前藩との交易もあったことが知られています。また1858年には松浦武四郎の調査も入っています。その後、1930(昭和5)年には「羅臼村」となり、1961(昭和36)年に「羅臼町」となりました。現在5,000人ほどの人たちが暮らしています。
松浦武四郎の足跡 |
●地図 [TOPへ]
住所:北海道目梨郡羅臼町本町361-1 (現在地からのルートを表示)電話番号:0153-87-5151 MAP CODE:757 353 706
#「その他のオプション」をクリックした後、出てきた大きな地図の左側「道の駅知床・らうす」の文字列の前に「札幌から」など入力し、エンターキーを押すと出発地からの距離、時間、ルートが示されます。
参考URL:
https://www.michi-no-eki.jp/stations/views/18848
http://www.hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/2217/
https://kanko.rausu-town.jp/spots/view/34
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