道の駅「うとろ・シリエトク(斜里町)」(道東エリア・オホーツク 99)
北海道の道の駅一覧(テキスト版・解説版・域内道の駅一覧)・ブログの書き方・北のチップス
住所:北海道斜里郡斜里町ウトロ西186-8 (現在地からのルートを表示)
電話番号:0152-22-5000 MAP CODE:894 824 880
営業時間や休館日などは「道の駅ホームページ」(おしらせ)をご覧ください
《近くの道の駅》
(東33km)知床・らうす(国道334号・知床横断道路が冬季積雪不通のとき、113km)
(南西37km)しゃり
(南)知床連山(知床岳~海別岳うなべつだけ)
(北)オホーツク海
🙆 記事一覧
●トイレ事情 ●風呂事情 ●洗濯事情
●駐車可能台数
●敷地内の店 ●レストラン ●コンビニや店・ガソリン・郵便局
●観光スポットや行事(流氷・冬の知床五湖) ●世界自然遺産「知床半島」観光案内
●地名由来 ●地図
ほぼ南北に伸びる駅舎の南端に24hトイレがあります。個室はぜんぶウォシュレット。通常道の駅には駅舎内トイレ・24hトイレと2つに分けて造られていますが、ここはひとつだけ。そのトイレが大きく、女子はなんと23の個室にウォシュレット、男子5、おむつ交換台。多機能トイレにウォシュレット2とオストメイト機器2、簡易ベッドがあります。手洗は石けんつき。建物自体も大きいなら、個室もゆったりしています。観光客の多さを見越したということなのでしょう。画像では、24hトイレは一番手前の建物です。別室の授乳室があります。
トイレは実際は別棟なのですが、駅舎同様のデザインで一体感がある切妻の建物になっています。斜里町には知床半島付け根の「しゃり」と、ここ「うとろ・シリエトク」と2つの道の駅があります。「しゃり」も小さいわけではありませんが、なにやらかすんでしまいそう。
この道の駅も釣り客の長期滞在が目立ちます。トイレ内に貼られた「注意」を見ると、あまりマナーは良くないようです。
《ウトロ温泉》
「ウトロ温泉夕陽台の湯」北東へ1.3km(0152-24-2811、斜里郡斜里町ウトロ東429)14:00-20:00/営業は6月~10月無休。冬期は閉鎖です。入浴料ふつう。国設知床野営場そば、キャンプ場の利用者(割引あり)もやってきます。ボディソープ・シャンプー備え付け。男女ともに露天風呂あり。湯は透明に近い食塩泉、露天は少し濁っています。主浴槽は5~6人、露天は3人入れるほどの大きさ。脱衣所にはかごのみ、扇風機あり。返金式ロッカーが浴室前の廊下に。休憩室(フロア、畳敷き)、ドライヤー、洗濯機1台はその一番奥にあります。高台にあり、ウトロ港を見下ろせます。徒歩での行き方は「観光スポット」に書いています。「夕陽台展望台」への途中にある建物です。
「知床第一ホテル」東へ1.5km(0152-24-2334、斜里郡斜里町ウトロ香川306)15:00-17:00。入浴料はとても高い(プール利用料金を含みます)。透明のきれいな湯。
「知床夕陽のあたる家」北東へ2km(0152-24-2764、斜里郡斜里町ウトロ温泉)受付15:00-18:00・20:00までに退館。入浴料は高い。透明のきれいな湯。玄関前にコインランドリーあり。
「国民宿舎桂田」北東へ2km(0152-24-2752、斜里郡斜里町ウトロ東361)15:00-21:00。入浴料はちょい高め。源泉かけ流し。褐色の湯。冬期限定の流氷露天風呂あり、入浴料は高い。
「ホテル知床」南東へ2km(0152-24-2131、斜里郡斜里町ウトロ香川37番地)日帰り入浴は4月25日~10月下旬まで、受付15:00-20:00・20:30までに退館。入浴料ふつう。露天風呂は源泉かけ流し。濁り湯。
《岩尾別温泉》
「ホテル地の涯」北東へ13km(0152-24-2331、斜里郡斜里町岩尾別岩尾別温泉)11:00-18:30。入浴料ちょと高め。透明の湯、青色に見えることがある。露天は混浴(湯浴み着あり)。「羅臼岳」への登山に便利。コース案内が温泉のホームページにあります。
(野湯)「岩尾別温泉露天風呂」北東へ13km(0152-24-2331、斜里郡斜里町岩尾別)冬期不可。湯がきれい、階段状の湯壺がとってもすてき。「ホテル地の涯」のすぐそば。やんちゃに遊べます。
道の駅目の前の「知床ノーブルホテル」すぐ向こう。営業時間は04:00-23:00。2022年6月店舗も含め改修、機械は4.5kg洗い洗濯機5台(洗剤は自動投入、400円)、ガス式乾燥機4台(8分100円)。両替機があります。洗濯が終わったら、乾燥機に移し替えです(洗濯乾燥機はありません)。道の駅利用者が順番待ちをすることがあります。画像は冬の撮影で、休業中です。
ホテル「夕陽のあたる家」(0152-24-2764、夕陽台展望台のすぐそば・日帰り入浴可)の手前に「コインランドリー」(06:30-20:00)があります。上記コインランドリーとほとんど同型の機械ですが、ガス式乾燥機もあります、洗濯機5台、乾燥機3台(うち2台はガス式)。洗剤は「手」動投入、洗剤自販機(1袋100円)あり。両替機はありません。管理は「夕陽のあたる家」ですが、だれでも使えるようです。
上の「風呂」の項に書きましたように「ウトロ温泉夕陽台の湯」には洗濯コーナーに家庭用電気洗濯機1台があります、乾燥機はありません。お風呂に入ってご利用ください。
また「北こぶし 知床 ホテル&リゾート」には洗濯機・乾燥機が6セットあります(24時間運転)。お泊まりになってご利用ください。
大型・普通車・身障者用:12台・108台・2台/EV急速充電器あり。一面の大きな駐車場です。南西端にキャンピングカー用スペースを拡張しています。二輪用駐車スペースと身障者用スペースは屋根つきです。二輪車用スペースは屋根なし(北東端)もあります。大型車のスペースは南西端にまとめられています。駅舎前の場所的によい位置に普通車駐車スペースがあります。国道334号と駐車場の間にはグリーンベルトがあります。Google Map。
MICHI-NO-EKI以外のWi-Fiも飛んでいます。強力です。
「ウトロ漁協直販店ごっこや」は鮭のお土産などたくさん。なんと1m近くのブリが3,000円もしない値段(ブリを食べる習慣のない北海道ではだいたい東北の半分の値段です)で出ていたりします。
レストランでは海鮮丼などを食べられますが、閉店が15時というのは惜しい。
道の駅でよく見られる、「戸外の屋台」みたいな店はありません。自販機(24時間対応)も駅舎内です。
「三代目 千葉商店」道の駅目の前(0152-26-8815、斜里町ウトロ西)11:00-14:00・17:30-20:00/木曜定休。2019年開店の洋食レストラン、と言っても「海鮮丼」や「いくら丼」はちゃんとあります、がここはオリジナルの「タンバルライス」(単品、セット)を食べてみましょう。店の中はとってもきれい。
「波飛沫(なみしぶき)」南西350m(0152-24-3557、斜里郡斜里町ウトロ西176-10)11:00-14:00・17:30-21:00/月曜定休(04月~10月)/日曜定休(11月~03月)。お昼はラーメン主体です。夜はご飯や焼き鳥もできるそう。
「荒磯料理 熊の家(くまのや)」道の駅すぐ前100m、看板が見える(0152-24-2917、斜里郡斜里町ウトロ西187-11)11:00-15:00・17:00-20:00。荒磯盛りに御飯・味噌汁を付けて刺身定食に。その他、刺身は1品からでも。季節により毛ガニ活作り、うに活造りなどがあります。
(昼)「マルミヤ大宮商店」上記熊の家のすぐ隣(0152-24-2288、斜里町ウトロ西187-12)09:00-17:00/日曜定休。海鮮料理や麺類。ここの名物は「知床ちぇぷ饅」、一度ご賞味あれ。海産物の小売販売、地方発送も可。
「食事処 潮風」北東1.3km(0152-24-3368、斜里郡斜里町ウトロ香川23)11:00-14:00・17:30-24:00/日曜定休。海鮮料理、ランチあり。
「海鮮料理 番屋」北東1.1km(0152-24-3055、斜里郡斜里町ウトロ香川180)11:00-14:00・17:00-24:00。
(昼)「ボンズホーム」知床ノーブルホテルの裏手・「ウトロ駐在所」の横の道を少し南へ(0152-24-2271、斜里郡斜里町ウトロ東217)11:30-17:00。じゃが芋栗じゃが芋メニュー・手作りケーキ・7日間煮込んだカレーなどがあります。宿泊可、レンタサイクル(宿泊客専用)あり。
(シーズン中・朝昼)「ウトロ漁協婦人部食堂」ゴジラ岩の少し手前(0152-24-3191、斜里町ウトロ東117)営業期間4月下旬~10月・08:30-15:30/期間中無休。
「セイコーマートウトロ西店」道の駅目の前(0152-24-3030、斜里郡斜里町ウトロ西183番地8)09:00-19:00/冬期10月~4月休業。
コンビニは歩いて行ける距離に2軒。道をはさんで向かい合わせ。
「セブンイレブン斜里ウトロ店」ほぼ北へ450m・ベレケ川を渡ります(0152-24-3511、斜里郡斜里町ウトロ東224)06:00-24:00(24h営業ではありません)。
「セイコーマートウトロ店」(0152-22-5012、斜里郡斜里町ウトロ東156)06:00-21:00。セブンイレブンの向かいにあります。ホットシェフあり。
「セイコーマートウトロ店」のすぐ向こうが「宇登呂郵便局」(ATMは日曜17:00まで)です。
ガソリンスタンドも近く、歩いてだって行けます。
「ENEOS ウトロSS」南西450m(0152-24-2149、斜里郡斜里町ウトロ西91-1)08:00-18:00。お食事処「波飛沫(なみしぶき)」のすぐ西です。
「出光 ウトロSS」北東600m(0152-24-2327、斜里郡斜里町ウトロ東192)08:00-18:30(日曜 -18:00)。国道334号沿い「セイコーマートウトロ店」の100mほど向こうです。自動洗車機と手持ちのスプレーガンがありますが、おじさんがやってくれます(料金はガソリンスタンドの壁に書いてあります)。
《知床ウトロ観光概観》
ウトロは人気の観光地なので、道の駅にはキャンピングカーがたくさんです。風呂や食事、洗濯などそう遠くないところでまかなえます。観光スポットがたくさんで、1日~2日ではとても回りきれません。知床半島巡りのクルーズにも乗るとなるとついつい長逗留になりそうです。
宿泊の選択肢もキャンプ場(国設知床野営場)のテント泊、国民宿舎、「アイヌの宿・酋長の家」などの民宿、「しれとこ村」などのペンションで夜を過ごすことも、あるいはすぐ近くの豪華なホテル泊もおおいに「あり」でしょう。
シーズン中の観光地は多すぎて、別ページ「世界自然遺産・知床半島観光案内」にしました。国道334号周辺の運転危険地帯と観光スポットをまとめた「マップ(PDF、北海道開発局)」があります。
ここでは冬期の流氷とアクティビティについて紹介します。
《冬の流氷》
流氷は着岸すれば、斜里からウトロの海岸にかけ、どこからでも見ることができます。斜里市街地寄りの以久科原生花園(いくしなげんせいかえん・除雪してあるときもあり、トイレなし)からも、弁財覆道やオシンコシンの滝あたりからも、プユニ岬の展望台(MAP CODE:757 601 319*47)からも海岸沿いに見えるでしょう。
ただし流氷はいったん着岸しても、風ですぐに沖に流されたりしますので、良い時期に行き会わせるのは意外と難しいかもしれません。流氷が知床半島を回り(ニュースで流れます)、羅臼の方へ進出する時季が良いかも…。
国道334号の「知布別橋・流氷展望広場」(MAP CODE:642 745 899*88)からはずっと下の方に流氷が見えます。ここには「知布泊(ちっぷどまり)」(0152-28-2022)という名の喫茶店があります。寒い時でも店の中からなら大丈夫。
〔近づくには…〕
国道334号「遠音別橋」(MAP CODE:894 635 230*71・橋の向こうに駐車帯あり)はオシンコシンの滝より斜里市街地寄りです。道路上からも充分楽しめる景色が広がります。ガードレールの切れ目から岸へ下りていくこともできます。ただし流氷に乗ろうとか「無謀な経験」をしようとは思わないでください。流氷は思うほど安定した乗り物ではありません。海に落ちたらほぼ助かりません。
道の駅の向こう、国道334号を幌別川に向かって北上すると、「幌別橋」(MAP CODE:757 571 863*66)があります(橋の手前に駐車帯あり)。そのあたりからがよく見えるでしょう。近づくにはスパイクの付いた靴などを履くと良いでしょう。海に浮かぶ流氷に乗ってはいけません。滑って落ちたら最後、助かりません。「ああ、流氷の上ではこんなになるんだぁ」と気づいても、その知恵はこの世では生かせません。つぎの画像はいずれも2月中旬の撮影。
《流氷ウォーク》
「流氷ウォーク」のツアーに参加すれば、流氷の上を歩くだけでなく、泳ぐこともできます。ガイド付きの「流氷ウォーク」は五社ほどが取り扱っています。知床だけでできる体験です。ガイドなしで、またウェットスーツなしで流氷に乗ったりしないでください。生死に関わります。
「流氷ウォーク」から「知床五湖ガイドツアー」まで道の駅目の前の「シンラ」(0152-22-5522)が取り扱っています、普通の家みたいでわかりにくいですが(レストラン「三代目 千葉商店」の50mほど右側)、予約なら電話かネットで。
《蜃気楼》
流氷がやってくると沖合いに蜃気楼が発生することがあります。これを見るには流氷に近づく必要はありません。斜里から能取岬を見ると「ワニの口」みたいに見えたり、沖合いに流氷の壁がまるで氷山(幻氷)のように見えたりします。蜃気楼は厳冬期の朝に発生しやすいそうです。放射冷却によると考えられているのでしんしんと冷えた夜の後が良いかもしれませんね。蜃気楼の発生を予測してくれる「蜃気楼ナビ」をご覧ください。その日の予測が出ています。
《冬の知床五湖》
「厳冬期の知床五湖ツアー」はガイドツアーのみ、個人で行くことはできません。7社ほどが取り扱っています。だいたい3km行程で4時間のコースです(各社いろいろなメニューを取りそろえています。
「おしんこしん」はアイヌ語「おしゅんくし」(エゾ松の多いところ)から。「オシンコシンの滝」はもともと「ちゃらせない」(水が滑り落ちる・川)と呼ばれていたそうなのですが、近くの地名ですり替えられてしまったそう。
「プユニ(岬)」は「穴のあるところ」という意味(上から見下ろす冬の流氷原は見もの)、「カムイワッカ(湯の滝)」は「魔神の水」。「カムイ」(神)・「ワッカ」(水)はもともと硫黄を含んだ毒水を意味したとのこと。カムイワッカの湯は強酸性です。
アイヌ語の「シレトク」あるいは「シリエトク」は「大地の行き詰まり」という意味。「シリ」は「陸・島・半島」、「エトク」は「突端」。シレトコを「地の果て」とか「大地果てるところ」とするとなにやら感傷的な意味合いを含みますが、そうしたものとは無縁の地名。単に「突端」という意味です。
電話番号:0152-22-5000 MAP CODE:894 824 880
#「その他のオプション」をクリックした後、出てきた大きな地図の左側「道の駅うとろ・シリエトク」の文字列の前に「札幌から」など入力し、エンターキーを押すと出発地からの距離、時間、ルートが示されます。
参考URL:
https://www.michi-no-eki.jp/stations/views/18884
http://www.hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/2884/
https://www.utopia-shiretoko.co.jp/utoro-siretok/
#cheap & clean_stay_in_vehicle_at_MichinoEki_Hokkaido
概要(最終訪問日:2023年2月8日)
《この道の駅のミッション❓》 となりの「知床世界遺産センター」でクマや自然との共生に必要な知識を身につける
- オホーツクエリア(沿岸部)、国道334号沿いの道の駅、2017年設置(設置番号99)
北側に「知床世界遺産センター」 - 24hトイレはウォシュレット(快適度8)
- 温泉は2km内にウトロ温泉、少し離れて岩尾別温泉
- コインランドリーは付近に2か所。洗濯機・乾燥機一体型はありませんが、いずれもガス乾燥機設置
- 駐車場は拡張され、100台以上の広さ、南端にキャンピングカー用スペース、バイク駐輪場(車中泊度◎)
Wi-FiはMICHI-NO-EKIのほかに道の駅独自のものも飛んでいて強力 - 自動販売機は屋内(24時間対応)に、屋外に露店の出店はありません
- 知床半島東に位置する「羅臼町」へは夏と冬で経路距離が異なります。冬期、知床横断道(国道334号)は積雪により不通
- 観光地は「世界自然遺産知床半島観光案内」をご覧ください。キャンプ場は同ページ「1日目」の最後に記載
- 「自然公園法が改正」され、2022年4月より知床国立公園ではヒグマの待ち伏せや餌やり行為を含め接近行為が禁止。違反すると、最大30万円の罰金
住所:北海道斜里郡斜里町ウトロ西186-8 (現在地からのルートを表示)
電話番号:0152-22-5000 MAP CODE:894 824 880
営業時間や休館日などは「道の駅ホームページ」(おしらせ)をご覧ください
《近くの道の駅》
(東33km)知床・らうす(国道334号・知床横断道路が冬季積雪不通のとき、113km)
(南西37km)しゃり
(南)知床連山(知床岳~海別岳うなべつだけ)
(北)オホーツク海
▶オホーツク管内(南)概略図

▶釧路・根室エリア概略図

🙆 記事一覧
●トイレ事情 ●風呂事情 ●洗濯事情
●駐車可能台数
●敷地内の店 ●レストラン ●コンビニや店・ガソリン・郵便局
●観光スポットや行事(流氷・冬の知床五湖) ●世界自然遺産「知床半島」観光案内
●地名由来 ●地図
24hトイレはきれいなウォシュレット
ほぼ南北に伸びる駅舎の南端に24hトイレがあります。個室はぜんぶウォシュレット。通常道の駅には駅舎内トイレ・24hトイレと2つに分けて造られていますが、ここはひとつだけ。そのトイレが大きく、女子はなんと23の個室にウォシュレット、男子5、おむつ交換台。多機能トイレにウォシュレット2とオストメイト機器2、簡易ベッドがあります。手洗は石けんつき。建物自体も大きいなら、個室もゆったりしています。観光客の多さを見越したということなのでしょう。画像では、24hトイレは一番手前の建物です。別室の授乳室があります。
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道の駅「うとろ・シリエトク」 |
トイレは実際は別棟なのですが、駅舎同様のデザインで一体感がある切妻の建物になっています。斜里町には知床半島付け根の「しゃり」と、ここ「うとろ・シリエトク」と2つの道の駅があります。「しゃり」も小さいわけではありませんが、なにやらかすんでしまいそう。
この道の駅も釣り客の長期滞在が目立ちます。トイレ内に貼られた「注意」を見ると、あまりマナーは良くないようです。
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ウトロ道の駅周辺案内(左斜め下が北方向) |
《ウトロ温泉》
「ウトロ温泉夕陽台の湯」北東へ1.3km(0152-24-2811、斜里郡斜里町ウトロ東429)14:00-20:00/営業は6月~10月無休。冬期は閉鎖です。入浴料ふつう。国設知床野営場そば、キャンプ場の利用者(割引あり)もやってきます。ボディソープ・シャンプー備え付け。男女ともに露天風呂あり。湯は透明に近い食塩泉、露天は少し濁っています。主浴槽は5~6人、露天は3人入れるほどの大きさ。脱衣所にはかごのみ、扇風機あり。返金式ロッカーが浴室前の廊下に。休憩室(フロア、畳敷き)、ドライヤー、洗濯機1台はその一番奥にあります。高台にあり、ウトロ港を見下ろせます。徒歩での行き方は「観光スポット」に書いています。「夕陽台展望台」への途中にある建物です。
「知床第一ホテル」東へ1.5km(0152-24-2334、斜里郡斜里町ウトロ香川306)15:00-17:00。入浴料はとても高い(プール利用料金を含みます)。透明のきれいな湯。
「知床夕陽のあたる家」北東へ2km(0152-24-2764、斜里郡斜里町ウトロ温泉)受付15:00-18:00・20:00までに退館。入浴料は高い。透明のきれいな湯。玄関前にコインランドリーあり。
「国民宿舎桂田」北東へ2km(0152-24-2752、斜里郡斜里町ウトロ東361)15:00-21:00。入浴料はちょい高め。源泉かけ流し。褐色の湯。冬期限定の流氷露天風呂あり、入浴料は高い。
「ホテル知床」南東へ2km(0152-24-2131、斜里郡斜里町ウトロ香川37番地)日帰り入浴は4月25日~10月下旬まで、受付15:00-20:00・20:30までに退館。入浴料ふつう。露天風呂は源泉かけ流し。濁り湯。
《岩尾別温泉》
「ホテル地の涯」北東へ13km(0152-24-2331、斜里郡斜里町岩尾別岩尾別温泉)11:00-18:30。入浴料ちょと高め。透明の湯、青色に見えることがある。露天は混浴(湯浴み着あり)。「羅臼岳」への登山に便利。コース案内が温泉のホームページにあります。
(野湯)「岩尾別温泉露天風呂」北東へ13km(0152-24-2331、斜里郡斜里町岩尾別)冬期不可。湯がきれい、階段状の湯壺がとってもすてき。「ホテル地の涯」のすぐそば。やんちゃに遊べます。
●洗濯事情 [TOPへ] (「道の駅」近くのコインランドリー一覧)
直近は道の駅から歩いていける距離、2軒目は「夕陽台展望台」および「国設知床野営場」の近く。いずれも冬期休業。道の駅目の前の「知床ノーブルホテル」すぐ向こう。営業時間は04:00-23:00。2022年6月店舗も含め改修、機械は4.5kg洗い洗濯機5台(洗剤は自動投入、400円)、ガス式乾燥機4台(8分100円)。両替機があります。洗濯が終わったら、乾燥機に移し替えです(洗濯乾燥機はありません)。道の駅利用者が順番待ちをすることがあります。画像は冬の撮影で、休業中です。
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右手、背の高い建物が知床ノーブルホテル |
ホテル「夕陽のあたる家」(0152-24-2764、夕陽台展望台のすぐそば・日帰り入浴可)の手前に「コインランドリー」(06:30-20:00)があります。上記コインランドリーとほとんど同型の機械ですが、ガス式乾燥機もあります、洗濯機5台、乾燥機3台(うち2台はガス式)。洗剤は「手」動投入、洗剤自販機(1袋100円)あり。両替機はありません。管理は「夕陽のあたる家」ですが、だれでも使えるようです。
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ホテル夕陽のあたる家とコインランドリー |
上の「風呂」の項に書きましたように「ウトロ温泉夕陽台の湯」には洗濯コーナーに家庭用電気洗濯機1台があります、乾燥機はありません。お風呂に入ってご利用ください。
また「北こぶし 知床 ホテル&リゾート」には洗濯機・乾燥機が6セットあります(24時間運転)。お泊まりになってご利用ください。
大型・普通車・身障者用:12台・108台・2台/EV急速充電器あり。一面の大きな駐車場です。南西端にキャンピングカー用スペースを拡張しています。二輪用駐車スペースと身障者用スペースは屋根つきです。二輪車用スペースは屋根なし(北東端)もあります。大型車のスペースは南西端にまとめられています。駅舎前の場所的によい位置に普通車駐車スペースがあります。国道334号と駐車場の間にはグリーンベルトがあります。Google Map。
MICHI-NO-EKI以外のWi-Fiも飛んでいます。強力です。
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道の駅「うとろ・シリエトク」駐車場 |
●敷地内の店 [TOPへ]
駅舎内「ユートピア知床」で知床ならではのものを販売。知床探検用のソックスなどもあります(カムイワッカの滝で使えます)。「コケモモソフトクリーム」はおすすめ。「ウトロ漁協直販店ごっこや」は鮭のお土産などたくさん。なんと1m近くのブリが3,000円もしない値段(ブリを食べる習慣のない北海道ではだいたい東北の半分の値段です)で出ていたりします。
レストランでは海鮮丼などを食べられますが、閉店が15時というのは惜しい。
道の駅でよく見られる、「戸外の屋台」みたいな店はありません。自販機(24時間対応)も駅舎内です。
●レストラン [TOPへ]
駅舎内の海鮮のおいしいレストランは15:00までの営業。近場からいくつか上げましょう。「三代目 千葉商店」道の駅目の前(0152-26-8815、斜里町ウトロ西)11:00-14:00・17:30-20:00/木曜定休。2019年開店の洋食レストラン、と言っても「海鮮丼」や「いくら丼」はちゃんとあります、がここはオリジナルの「タンバルライス」(単品、セット)を食べてみましょう。店の中はとってもきれい。
「波飛沫(なみしぶき)」南西350m(0152-24-3557、斜里郡斜里町ウトロ西176-10)11:00-14:00・17:30-21:00/月曜定休(04月~10月)/日曜定休(11月~03月)。お昼はラーメン主体です。夜はご飯や焼き鳥もできるそう。
「荒磯料理 熊の家(くまのや)」道の駅すぐ前100m、看板が見える(0152-24-2917、斜里郡斜里町ウトロ西187-11)11:00-15:00・17:00-20:00。荒磯盛りに御飯・味噌汁を付けて刺身定食に。その他、刺身は1品からでも。季節により毛ガニ活作り、うに活造りなどがあります。
(昼)「マルミヤ大宮商店」上記熊の家のすぐ隣(0152-24-2288、斜里町ウトロ西187-12)09:00-17:00/日曜定休。海鮮料理や麺類。ここの名物は「知床ちぇぷ饅」、一度ご賞味あれ。海産物の小売販売、地方発送も可。
「食事処 潮風」北東1.3km(0152-24-3368、斜里郡斜里町ウトロ香川23)11:00-14:00・17:30-24:00/日曜定休。海鮮料理、ランチあり。
「海鮮料理 番屋」北東1.1km(0152-24-3055、斜里郡斜里町ウトロ香川180)11:00-14:00・17:00-24:00。
(昼)「ボンズホーム」知床ノーブルホテルの裏手・「ウトロ駐在所」の横の道を少し南へ(0152-24-2271、斜里郡斜里町ウトロ東217)11:30-17:00。じゃが芋栗じゃが芋メニュー・手作りケーキ・7日間煮込んだカレーなどがあります。宿泊可、レンタサイクル(宿泊客専用)あり。
(シーズン中・朝昼)「ウトロ漁協婦人部食堂」ゴジラ岩の少し手前(0152-24-3191、斜里町ウトロ東117)営業期間4月下旬~10月・08:30-15:30/期間中無休。
●コンビニ・店・ガソリン・郵便局 [TOPへ] (ANRE 停電時も給油可能なGS)
閉業 コンビニは歩いて行ける距離に2軒。道をはさんで向かい合わせ。
「セブンイレブン斜里ウトロ店」ほぼ北へ450m・ベレケ川を渡ります(0152-24-3511、斜里郡斜里町ウトロ東224)06:00-24:00(24h営業ではありません)。
「セイコーマートウトロ店」(0152-22-5012、斜里郡斜里町ウトロ東156)06:00-21:00。セブンイレブンの向かいにあります。ホットシェフあり。
「セイコーマートウトロ店」のすぐ向こうが「宇登呂郵便局」(ATMは日曜17:00まで)です。
ガソリンスタンドも近く、歩いてだって行けます。
「ENEOS ウトロSS」南西450m(0152-24-2149、斜里郡斜里町ウトロ西91-1)08:00-18:00。お食事処「波飛沫(なみしぶき)」のすぐ西です。
「出光 ウトロSS」北東600m(0152-24-2327、斜里郡斜里町ウトロ東192)08:00-18:30(日曜 -18:00)。国道334号沿い「セイコーマートウトロ店」の100mほど向こうです。自動洗車機と手持ちのスプレーガンがありますが、おじさんがやってくれます(料金はガソリンスタンドの壁に書いてあります)。
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知床・観光スポット |
《知床ウトロ観光概観》
ウトロは人気の観光地なので、道の駅にはキャンピングカーがたくさんです。風呂や食事、洗濯などそう遠くないところでまかなえます。観光スポットがたくさんで、1日~2日ではとても回りきれません。知床半島巡りのクルーズにも乗るとなるとついつい長逗留になりそうです。
宿泊の選択肢もキャンプ場(国設知床野営場)のテント泊、国民宿舎、「アイヌの宿・酋長の家」などの民宿、「しれとこ村」などのペンションで夜を過ごすことも、あるいはすぐ近くの豪華なホテル泊もおおいに「あり」でしょう。
シーズン中の観光地は多すぎて、別ページ「世界自然遺産・知床半島観光案内」にしました。国道334号周辺の運転危険地帯と観光スポットをまとめた「マップ(PDF、北海道開発局)」があります。
ここでは冬期の流氷とアクティビティについて紹介します。
《冬の流氷》
流氷は着岸すれば、斜里からウトロの海岸にかけ、どこからでも見ることができます。斜里市街地寄りの以久科原生花園(いくしなげんせいかえん・除雪してあるときもあり、トイレなし)からも、弁財覆道やオシンコシンの滝あたりからも、プユニ岬の展望台(MAP CODE:757 601 319*47)からも海岸沿いに見えるでしょう。
ただし流氷はいったん着岸しても、風ですぐに沖に流されたりしますので、良い時期に行き会わせるのは意外と難しいかもしれません。流氷が知床半島を回り(ニュースで流れます)、羅臼の方へ進出する時季が良いかも…。
国道334号の「知布別橋・流氷展望広場」(MAP CODE:642 745 899*88)からはずっと下の方に流氷が見えます。ここには「知布泊(ちっぷどまり)」(0152-28-2022)という名の喫茶店があります。寒い時でも店の中からなら大丈夫。
〔近づくには…〕
国道334号「遠音別橋」(MAP CODE:894 635 230*71・橋の向こうに駐車帯あり)はオシンコシンの滝より斜里市街地寄りです。道路上からも充分楽しめる景色が広がります。ガードレールの切れ目から岸へ下りていくこともできます。ただし流氷に乗ろうとか「無謀な経験」をしようとは思わないでください。流氷は思うほど安定した乗り物ではありません。海に落ちたらほぼ助かりません。
道の駅の向こう、国道334号を幌別川に向かって北上すると、「幌別橋」(MAP CODE:757 571 863*66)があります(橋の手前に駐車帯あり)。そのあたりからがよく見えるでしょう。近づくにはスパイクの付いた靴などを履くと良いでしょう。海に浮かぶ流氷に乗ってはいけません。滑って落ちたら最後、助かりません。「ああ、流氷の上ではこんなになるんだぁ」と気づいても、その知恵はこの世では生かせません。つぎの画像はいずれも2月中旬の撮影。
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知床流氷・遠音別橋から |
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知床流氷・オロンコ岩から |
《流氷ウォーク》
「流氷ウォーク」のツアーに参加すれば、流氷の上を歩くだけでなく、泳ぐこともできます。ガイド付きの「流氷ウォーク」は五社ほどが取り扱っています。知床だけでできる体験です。ガイドなしで、またウェットスーツなしで流氷に乗ったりしないでください。生死に関わります。
「流氷ウォーク」から「知床五湖ガイドツアー」まで道の駅目の前の「シンラ」(0152-22-5522)が取り扱っています、普通の家みたいでわかりにくいですが(レストラン「三代目 千葉商店」の50mほど右側)、予約なら電話かネットで。
《蜃気楼》
流氷がやってくると沖合いに蜃気楼が発生することがあります。これを見るには流氷に近づく必要はありません。斜里から能取岬を見ると「ワニの口」みたいに見えたり、沖合いに流氷の壁がまるで氷山(幻氷)のように見えたりします。蜃気楼は厳冬期の朝に発生しやすいそうです。放射冷却によると考えられているのでしんしんと冷えた夜の後が良いかもしれませんね。蜃気楼の発生を予測してくれる「蜃気楼ナビ」をご覧ください。その日の予測が出ています。
《冬の知床五湖》
「厳冬期の知床五湖ツアー」はガイドツアーのみ、個人で行くことはできません。7社ほどが取り扱っています。だいたい3km行程で4時間のコースです(各社いろいろなメニューを取りそろえています。
●地名由来 [TOPへ]
「ウトロ」はアイヌ語「うとるちくし」(間をわれわれが通るところ)から。オロンコ岩やゴジラ岩、ローソク岩などがあり、この間を通ったということが地名の由来とする説もあれば、松浦武四郎は「船が通る」という意味だろうかと問いかけています。「おしんこしん」はアイヌ語「おしゅんくし」(エゾ松の多いところ)から。「オシンコシンの滝」はもともと「ちゃらせない」(水が滑り落ちる・川)と呼ばれていたそうなのですが、近くの地名ですり替えられてしまったそう。
「プユニ(岬)」は「穴のあるところ」という意味(上から見下ろす冬の流氷原は見もの)、「カムイワッカ(湯の滝)」は「魔神の水」。「カムイ」(神)・「ワッカ」(水)はもともと硫黄を含んだ毒水を意味したとのこと。カムイワッカの湯は強酸性です。
アイヌ語の「シレトク」あるいは「シリエトク」は「大地の行き詰まり」という意味。「シリ」は「陸・島・半島」、「エトク」は「突端」。シレトコを「地の果て」とか「大地果てるところ」とするとなにやら感傷的な意味合いを含みますが、そうしたものとは無縁の地名。単に「突端」という意味です。
●地図 [TOPへ]
住所:北海道斜里郡斜里町ウトロ西186-8 (現在地からのルートを表示)電話番号:0152-22-5000 MAP CODE:894 824 880
#「その他のオプション」をクリックした後、出てきた大きな地図の左側「道の駅うとろ・シリエトク」の文字列の前に「札幌から」など入力し、エンターキーを押すと出発地からの距離、時間、ルートが示されます。
参考URL:
https://www.michi-no-eki.jp/stations/views/18884
http://www.hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/2884/
https://www.utopia-shiretoko.co.jp/utoro-siretok/
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