013 トイレうんちく(施設設備)

北のチップス一覧・北海道の道の駅一覧:テキスト版解説版


ウォシュレット普及率
紙が備え付けていないトイレ
トイレのチェーン店
使える人が限定されていそうなトイレ
子育て応援自動販売機と授乳室
インバウンドとトイレ



 喜んでください。北海道では、道の駅の24hトイレはほとんどがウォシュレットです。でも時に、とても豪華な施設なのに和式のみ(国交省の設置要件は「原則、洋式」)だったりもします。
 24hトイレは道の駅の設置要件です、きれい汚いの違いはあっても、道の駅には必ず備えられています。快適度の違いは個々のブログ記事に書いています。信じられないことにオホーツクエリア「かみゆうべつ」の24hトイレは冬季閉鎖です。

和式トイレ
和式トイレ


●道の駅24hトイレのウォシュレット普及率(2020/10)
 2020年以降、ウォシュレットへの更新工事がとくに進みました。以下のデータ(ウォシュレット)は2020年以前のものとしてご理解ください。
  • 道北エリア 23/26 (88%・41市町村)
    26駅中23駅の「24hトイレ」にウォシュレットあり、%の後はエリア内市町村数
    2021年とうまウォシュレット化
  • オホーツクエリア 17/20 (85%・18市町村)2020年「しらたき」追加
  • 釧路・根室エリア 7/7 (100%・13)全・道の駅ウォシュレット化済み
  • 十勝エリア 11/16 (69%・19)
  • 道央エリア北部 13/13 (100%・23)2021年芦別ウォシュレット化
  • 道央エリア南部 7/10 (70%・21)
  • 道央エリア西部 14/20 (70%・26)(大滝除外)
  • 道南エリア 10/15 (67%・18)

 道の駅は1市町村に1つとは限りません。たとえば、遠軽町には3つ、湧別町・大空町・斜里町(オホーツクエリア)・士幌町・足寄町・鹿追町(十勝エリア)・蘭越町・洞爺湖町・伊達市(道央エリア西部)・森町・函館市(道南エリア)には2つの道の駅があります。
 複数になった経緯はいろいろです。隣り合った小さい町がそれぞれ道の駅を設置、その後合併した例。合併後にふたつめの道の駅を設置した例など。
 北海道には179の市町村があります。


●多機能トイレのみにウォシュレットがある道の駅もあります。
 元和台、足寄湖、みついし、真狩フラワーセンター、つど~る・プラザ・さわら





紙が備え付けていないトイレ
 道の駅のトイレは管理が行き届いているので、紙がないことはありません。公園やキャンプ場など「平地」にあるトイレもほぼ大丈夫です。ありがとうございます。

「危険」なトイレは以下のとおり…、 座る前に確認を…、


表示のないトイレがほとんどですが…
表示のないトイレがほとんどですが…


 観光スポットにある「公衆トイレ」は水道等凍結防止のため冬期はたいてい閉鎖されます。なお北海道の「冬期」はおおむね「11月~4月終わりころ」です。キャンプ場などは10月から「冬」に入るところもあります。そして4月終わりのゴールデンウィークが(春・観光)シーズンの始まりです。

日勝峠展望台トイレ(冬期閉鎖中)
日勝峠展望台トイレ(冬期閉鎖中 4月)





●さわやかトイレ
 北海道にはたくさんの「さわやかトイレ」があります。トイレのチェーン店です。たいていは冷たい洋式トイレですが、「鐘のなる町ちっぷべつ」のようにウォシュレットつきのトイレもあります。道の駅ばかりでなく、キャンプ場などにも支店があります。どれも「さわやかトイレ」の名称をつけています。

さわやかトイレ
さわやかトイレ


 「月極」という会社が経営している「月極駐車場」と同じようなチェーン店と思えば良いでしょう。
 下は緊急電話つきの「さわやかトイレ」。賀老の滝キャンプ場近く(駐車場)にあります。周りに人家はありません。その代わりに「緊急電話」が設置されているのでしょう🐻。

賀老の滝さわやかトイレ
賀老の滝さわやかトイレ





●使える人が限定されていそうな道の駅トイレ

トイレのドアには…
トイレのドアには…






●子育て応援自動販売機

子育て応援自動販売機
子育て応援自動販売機

 「子育て応援自動販売機」は常温保存のミルク、お尻拭きシート、紙おむつ(3サイズ)を販売(場所により微妙に価格が異なる)。自販機とは別に、お湯の入ったポット、授乳室を備えているところもあります。2020年以降、「子育て応援自動販売機」と授乳室が多くの道の駅で設置されています。以下の道の駅一覧は2020年までのデータです。

 国交省は道の駅を防災拠点としても考えていますが、この「子育て応援自動販売機」もそのひとつ。2020年12月で道内11の道の駅に設置されています。これからどんどん増えていくことでしょう。浜頓別の道の駅が道内初はもちろん全国初、先陣を切りました。


 自販機はなくても、物産館等で常温ミルクなどを販売している道の駅もあります、南ふらの

 自販機等でミルクを販売するのであれば、「授乳室」が必要です。車の中では外からのぞかれるかもしれません。…ということで、下の画像のような授乳室(「マオイの丘公園」)が設置されています。「てしお」では駅舎内にあります。
 多機能トイレにパイプ椅子を置いただけのところがありますが、赤ちゃんの食事をトイレで摂らせないでほしい。

道の駅の授乳室
道の駅の授乳室





インバウンドとトイレ

 年間560万人の観光客が訪れるという美瑛・富良野は一大観光地。最近はさらにインバウンドの大きな波が押し寄せ、美瑛の駅、また道の駅などでは日本語より外国語の方がうるさいほどです。それとともにトイレの使い方なども大問題。使用済みの紙を便器に捨てない習慣の国。沖縄ではトイレ個室に高さ60~70cmの大きなゴミ箱を備えるようになりました。

北海道観光地のトイレの貼り紙
北海道観光地のトイレの貼り紙


 「白金ビルケ」の道の駅では小学生の女の子がここではいやだとお母さんに大声で訴えていました。美瑛の駅では個室が紙であふれかえっていました。

 観光客が増えれば、風習の異なる国からの訪問客が多くなれば、いろいろなところが汚れるのも当然と言えば当然ですが、自国の慣習をそのまま開陳して見せなくても…とか、いろいろ思ってしまいます。



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