道の駅「おだいとう(別海町)」(道東エリア釧路・根室 112)
北海道の道の駅一覧(テキスト版・解説版・域内道の駅一覧)・ブログの書き方・北のチップス
住所:北海道野付郡別海町尾岱沼(おだいとう)5-27 (現在地からのルートを表示)
電話番号:0153-86-2449 MAP CODE:448 418 657
営業時間や休館日などは「道の駅ホームページ」(おしらせ)をご覧ください
《近くの道の駅》
(東)国後島
(西79km)摩周温泉
(南57km)スワン44ねむろ
(北64km)知床・らうす
🙆 記事一覧
●トイレ事情 ●風呂事情 ●洗濯事情
●駐車可能台数
●敷地内の店 ●レストラン ●コンビニや店・ガソリン・郵便局
●観光スポットや行事 +標津町・中標津町
●地名由来 ●地図
24hトイレのウォシュレットは女子3、男子1、ベビーチェアがついています。多機能トイレにウォシュレット1とオストメイト機器1、おむつ交換台、着替え台があります。ほか男女それぞれに和式トイレがあります。ぬるい水が出ます。2018年の改修できれいになりました。補充の紙がないのが心配です。ゴミ箱はありません。
倍賞千恵子さんの「別海讃歌」(別海町)が流れます。とてもいい歌です。
温泉は車で行く距離に…。距離を気にしなければたくさんあります。道の駅から別海町の市街地は南西へ25kmほど離れています。
《野付温泉》…別海町
直近「公衆浴場浜の湯」(野付温泉浜の湯)。道の駅から北へ4km(0153-86-2600、野付郡別海町尾岱沼港町235-5)営業時間14:00-22:00/火曜定休。ナトリウム塩化物泉、源泉かけ流し。入浴料はちょっぴり安め。湯が音を立てて排水口へ流れています。ボディソープ・シャンプー要持参。公衆浴場ですが、温泉。ぬるめの主浴槽(湯の吹き出し口は熱い)、水に近い小浴槽(28℃、泉質が異なり、アルカリ性単純泉)があります。硫黄のにおいのする食塩泉。シャワーなど蛇口は温泉成分でまっ黒、タイルの床は茶色になっています(シャワー湖オウンはナトリウム塩化物泉、シャワー低温はアルカリ性単純泉)。風情のある露天風呂は台風で使用中止(2021年、直ってました)。懐かしさを感じるお風呂。脱衣所にはかごと有料のドライヤーあり、ロッカーは休憩スペースにあります。画像は貼り紙が多いですが、定休日のこと、石けん類がないことなどが書かれています。
古いカーナビに案内させると、上を走る国道244号上で案内が終了し、たどり着きません。下の道道363号に降りましょう。
《行き方》 道の駅からだと、国道244号を北方向へ3.7kmでセイコーマートと信号のある交差点、ここを右(海側)に折れ坂(道道363号)を下ります。600mほどで左手に奥の深い空き地(未舗装)が…、その一番奥に「営業中」の赤い文字の看板を見つけたら(夜は屋根の看板に灯りがつきます)、左に折れ看板のところへ…、そこが温泉です。
折れずに道路(道道363号)を進み、きれいな「野付湯元うたせ屋」(日帰り入浴なし)まで来ると50mほど行き過ぎです。カーナビ、スマホナビに任せると、崖の上の国道上で「目的地に到達」してしまいます(2020年、Google Mapで修正されている模様)。ナビの「目的地」の崖下に温泉は位置します。海側の道道363号に降りるのが肝心です。
《尾岱沼温泉》…別海町
「尾岱沼シーサイドホテル」北へ6km(0153-86-2316、野付郡別海町尾岱沼岬町29)13:00-20:00。入浴料はふつう。ボディソープ・シャンプー備え付け。
「トドワラ荘」北へ6.2km(0153-86-2306、野付郡別海町尾岱沼岬町29)13:00-20:00。入浴料はふつう。内湯と露天のひとつずつ。露天風呂から野付湾を見渡せます。「四角い太陽」が見えるかも。一泊二食付きでもリーズナブルな宿泊料。
《標津町の温泉+野湯》
「公衆浴場くすのき」北へ17km(0153-82-3412、標津郡標津町南八条西1-4-1)15:00-21:30(13:00-土日)。入浴料は安い。ボディソープ・シャンプー要持参。ちょと熱め。ケロリン桶あり。「公衆浴場」とありますが、温泉です。サウナあり。「オホーツク温泉ホテル楠」(0153-82-3411、標津郡標津町南八条西1-4-1)を目指していくと良いでしょう。ホテルの裏手にあります。
「標津川温泉ぷるけの館ホテル川畑」北へ17km(0153-82-2006、標津郡標津町南3条西1丁目1-5)早朝風呂07:00-09:00・14:00-20:00/不定休。入浴料はふつう。源泉かけ流し。露天風呂あり。
(野湯)「川北温泉」道の駅から北西へ37km(MAP CODE: 658 395 843*22、0153-82-2131、標津郡標津町字川北1-3)いつでも/冬季閉鎖・ほぼ6月に開設。60℃の白色の湯、自分で埋める。混浴露天、扇型の湯船が作られています(浴槽はひとつで、男女に分かれるよう一応中央に仕切り・丸太の壁がある)。備え付け洗面器あり。「秘境温泉神秘の湯」と呼ばれています。緑のカーテンが付いた殿・姫の脱衣所、簡易トイレあり。熊出没注意。「川北温泉愛好会」の無償管理です。
(秘境の野湯)「薫別温泉」ほぼ北へ43km(MAP CODE: 658 758 352*40、標津郡標津町薫別)いつでも。標津市街地のずっと北にある野湯。薫別川の崖の途中に開いた丸い穴に湧出する温泉。湯温がかなり高く、下の薫別川から一生懸命水を汲まなくてはならない。マニアしか行かないところ。対岸の崖下(川岸)からも湯が沸き出しています、水で埋める手間が省けるかも‥。当然、熊出没注意。
《別海町市街地ほか》
別海温泉「べっかい郊楽苑(別海町ふるさと交流館)」南西へ25km(0153-75-0711、野付郡別海町別海141番地3)11:30-22:00。入浴料はふつう。ボディソープ・シャンプー備え付け。モール泉。源泉かけ流し。サウナ、露天風呂あり。休憩所あり。宿泊可。
「別海まきばの湯しまふくろう」南西へ42km(0153-77-2960、野付郡別海町西春別321)10:00-22:00(17:00-木曜)。入浴料はふつう。ボディソープ・シャンプー備え付け。源泉かけ流し、塩化物泉。露天あり。画像右手にワイルドなレストラン、焼き肉ハウスあり。店舗名は温泉のみの感じですが、宿泊可。
大きな駐車場があります。「共春バス待合所」があり、きれいなトイレがあります。「共春」はバス停名、阿寒バスが乗り入れています。
「クローバーハウス西春別温泉」西へ53km(0153-77-1170、野付郡別海町西春別95-3)11:00-22:00。入浴料安め。ボディソープ・シャンプー要持参。源泉かけ流し。湯の色が黒に近いモール泉。露天風呂、サウナあり。食事・宿泊可。
《中標津町》…中標津には市街地と養老牛に温泉があります。旅館組合の日帰り入浴案内
「中標津保養所温泉旅館」西へ30km(0153-72-0368、標津郡中標津町東20条北8丁目)。日帰り入浴(06:30-22:00)あり。入浴料はふつう。ナトリウム塩化物温泉。大浴場、露天(冬も可)、岩盤浴。
「ホテルマルエー温泉」(0153-73-3815、中標津町西1条北3丁目3)。入浴料はちょと高い。ナトリウム塩化物泉。サウナあり。日帰り入浴(07:00-21:00)あり。夕食バイキングと入浴のセットあり。
「トーヨーグランドホテル」(0153-73-1234 、中標津町東20条北1丁目)。入浴料はふつう。ナトリウム塩化物泉(アルカリ性温泉)。大浴場、露天、サウナ。日帰り入浴(10:00-23:00)あり。
「ホテル モアン」(0153-74-0111、中標津町東25条南2丁目2)。入浴料はちょと高い。ナトリウム塩化物泉。大浴場、露天、サウナ。日帰り入浴(15:00-22:00)あり。
「ホテルマルエー温泉俵橋」(0153-78-7888、中標津町俵橋15-40-36)。入浴料はふつう。源泉かけ流し。大浴場、露天、岩盤浴(女性)。日帰り入浴(06:00-21:00)あり。夕食バイキングと入浴セットあり。
2023/06で日帰り入浴は終了(宿泊のみ)「養老牛温泉 湯宿だいいち」西へ59km(0153-78-2131、標津郡中標津町養老牛518)13:00-15:00。入浴料は高い(2021年5月改訂)。源泉かけ流し。標津川沿いの露天風呂充実。木を主体に使った浴室。貸し切り風呂あり(要予約)。宿泊客のみの浴室もありますが、日帰り入浴でも充分楽しめます。ただし利用できる時間が短い。宿泊すると、お風呂と海の幸を堪能できます。
(野湯のゆ)2021年の事故で現在立ち入り禁止。2023/03/16安全上の理由で、湯船や脱衣用の小屋、貯湯槽などすべてが更地になりました。「養老牛温泉からまつの湯」西へ62km(0153-73-3111、標津郡中標津町養老牛国有林内)いつでも。無色透明の湯。源泉(70℃超)と沢水のバルブがあり湯温を調整します。水着禁止、混浴露天。「パウシベツ川」河畔にあり、せせらぎを耳にしながら入浴できます。トタン葺きのワイルドな脱衣所(一般用と女性用)があります。なぜか「男性用」はありません。
北方向(標津町)「コインランドリーくるくる2」道の駅から北へ18km(0153-85-7225、標津郡標津町南1条西1丁目1)営業時間05:00-24:00。
西へ(中標津町)「ホワイトピア中標津店」西へ30km(0153-72-2771、標津郡中標津町東6条北1丁目1-5)07:00-23:00。
南西方向(別海町)「AQUA (アクア)」南西へ22km(0153-75-3839、野付郡別海町別海常盤町20番地)06:00-24:00。稼働状況。
根室市「Eスペース」南東へ73km(0153-23-3141、根室市大正町3丁目7番地)05:00-24:00。稼働状況。
大型・普通車・身障者用:7台・47台・2台(1台分屋根付き)/EV急速充電器あり(敷地の最南)。国道244号に沿ってなが~く伸びた駐車場。国道側の大型車駐車スペースとの距離はほとんどありません。Google Map。
春別川河口の湖というか沼というか、そこに11月~3月、白鳥が飛来します(河口が氷結している間は白鳥は居場所を変えます)。標津サーモン科学館(北へ20km)、野付半島の「ネイチャーセンター」、「トドワラ」、「野付埼灯台」を見て回るにはやはり宿泊の必要がありそうです。尾岱沼市街地のすこし北に「トドワラ荘」(0153-86-2306)という温泉民宿(日帰り入浴あり)もあります。
レストラン「四角い太陽」についてはつぎの「レストラン」に書きました。レストラン脇に小さな売店があります。道の駅の営業時間は09:00-17:00(冬季は16:00終了)/月曜定休(9月〜6月は火曜定休)。
道の駅周辺
夕飯はちょと無理そうですが、駅舎内に「レストラン四角い太陽」(0153-86-2449)があります。ホッキフライカレー、ホタテフライカレー、カレーや牛丼など。営業時間はほぼ11:00-14:00(LO)あたりのようです。ソフトクリームは17:00まで、冬季は16:00まで。早めに終了の可能性あり。
〔ジャンボホタテバーガーの店〕
道の駅では、ジャンボホタテバーガーは今はやってなくて「双葉寿司」(0153-75-2221)、下にあげた「はまなす」、「ロマン」(0153-75-2458/木曜定休)、「カフェオーク」(0153-75-0995/月火曜定休)、「郊楽苑(別海町ふるさと交流館)」(0153-75-0711/月曜定休)、「レストランNOTSUKEのつけ」(0153-82-1270、トドワラの近く/水曜定休)で入手可能だそうです(以上の店は「別海ジャンボ牛乳&ジャンボホタテバーガー加盟店」です)。「NOTSUKE」以外は別海町の市街地(道の駅から南西へ23km)にあります。
尾岱沼の市街地「食事処白帆」道の駅から北へ4.7km(0153-86-2033、野付郡別海町尾岱沼港町170)11:00-20:30。寿司、ラーメン、揚げ物、丼物、定食。
標津町の市街地(ちょと遠い、野付半島には近くなります)
「郷土料理武田」北へ18km(0153-82-3007、標津郡標津町南1条西1丁目1-5)11:00-14:00・17:00-21:30/木曜定休。主として海鮮。
「ファミリーレストランいし橋」北へ18km(0153-82-2438、標津郡標津町南1条東1丁目1-7)11:00-19:00/火曜定休。ラーメンや丼物。
別海町の市街地(なお遠い)
(昼)「レストランはまなす」南西23km(0153-75-1311、野付郡別海町別海旭町94)10:00-15:00。「若鶏カツ定」が人気。少なめ、普通、大盛り、特盛りの4種の盛り方。初心者は「少なめ」から入門。ここの「少なめ」が「世間の普通盛り」。
中標津町市街地(内陸の中標津町には「ラ・キンコ」をはじめ、10軒ほどの食事処があります)
「レストラン・パブ ラ・キンコ」西へ31km(0153-73-5017、標津郡中標津町西3条北2丁目1)11:00-21:00(水曜-16:00)/木曜定休。
「ファミリーレストランみちのく」西へ27km(0153-73-3007、標津郡中標津町東40条南1丁目9)11:00-19:30/月曜定休。
「レストラン河亭」西へ31km(0153-72-2772、標津郡中標津町大通北1丁目)11:00-15:00・17:00-20:00/水曜定休。
「ビスターレ・ビスターレ 中標津店」(0153-72-8898、中標津町南町3-10東武サウスヒルズ)11:00-21:30。インドカレーの店。サウスヒルズのショッピングセンターの中にあります。「チーズナン シーフードカレー」がおすすめ。
コンビニは車で行く距離にあります。オホーツク海側、北方四島側はおおむねガソリン代が高いです。とくに尾岱沼周辺は札幌などと比べると\10円以上異なります。最も安い旭川と比べるともちろんそれ以上に異なります。道内で安いのは旭川周辺や十勝地方、内浦湾の一部です。十勝地方の陸別は意外と安いんですよ。
コンビニ直近「セイコーマート尾岱沼店」道の駅から国道244号を北へ3.7km(0153-86-2110、野付郡別海町尾岱沼潮見町190-1)06:00-23:00。ホットシェフあり。直近の温泉への途上にあります。
「セブンイレブン標津町店」北へ18km(0153-82-2060、標津郡標津町南4条西1丁目1-19)24h営業。標津町にはさらに1kmほど北上すると「セイコーマートこんどう標津店」(0153-82-2107)があります。
「ローソン中標津東7条北店」西へ30km(0153-72-4243、標津郡中標津町東7条北1丁目1-2)24h営業。中標津町にはたくさんあります。
別海町市街地(南西へ23km)にも4軒ほどあります。根室市へは73km離れています。
ガソリンスタンドは尾岱沼市街地に3軒あります。いずれも給油機が1台~2台の店舗、スプレーガン式洗車機があります。
直近「出光尾岱沼SS / 野付アポロ石油」道の駅から国道244号を北へ3.6km(0153-86-2100、野付郡別海町尾岱沼潮見町240)08:00-19:00(土日曜 -18:00)。上記「セイコーマート尾岱沼店」のすぐ先です。
「尾岱沼 SS/野付石油商会」北へ3.8km(0153-86-2416、別海町尾岱沼潮見町141)08:00-18:00。
「コスモ石油尾岱沼 / 尾岱沼石油」国道244号を北へ4.4km(0153-86-2103、野付郡別海町尾岱沼港町24)07:30-19:00(日祝08:00-18:00)。
ガソリンスタンドはほかに標津町(北へ19km)、中標津町(西へ28km)、別海町市街地(南西へ23km)へ。いずれも複数軒が営業しています。
郵便局の直近は「尾岱沼郵便局(おだいとうゆうびんきょく)」国道244号経由・北へ4.8km山側(0153-86-2001、野付郡別海町尾岱沼潮見町67)ATMは土曜お昼まで。
「野付漁業協同組合直売店 海紋」(0153-86-2061、別海町尾岱沼港町179番地)09:00-17:00/日曜定休。野付漁協の直売店。ほたて貝柱、北海シマエビなど海鮮がどっさり、「おかま」なるものも。缶詰なども取り扱っています。道に大きな看板があります。
《別海町》
別海町の観光スポットは、①道の駅周辺(野付半島、尾岱沼)、根室市に近い②風連湖畔公園、少し内陸に入った③別海町市街地、弟子屈町に近いぐっと内陸の④西春別の四か所に分けられます。町では「別海十景」を設定、そのうち半数が道の駅周辺に存在します。
別海十景の「十」は数を表すより、「十くらい」の意味です。「竜神崎」や「野付の千島桜」はリンク先一覧にはありませんが、現地に行くと「別海十景」の看板が掲げられています。
《野付半島》
「おだいとう」は春別川の河口湖(尾袋沼)のそば、野付半島やトドワラ近くにある道の駅です。野付半島やトドワラを見ないで、「おだいとう」にまで来る意味はないでしょう。民宿での宿泊も魅力的です。
野付半島を中心とする景色は、砂嘴が描く毛筆のアート、なんと全長28kmの日本一長大な砂嘴(さし)です。夏にはゴマフアザラシがやってきます。打瀬漁は夏(6月中旬~7月中旬)と秋(10月中旬~11月上旬)、白鳥を見るのは冬の初めと終わり、野付半島に出るにはやっぱり夏が良いでしょう。でも、トドワラ周辺の海は冬(12月終わり~)凍りつき、歩くこともできます。
野付半島の案内は「野付半島ネイチャーセンター」にまかせましょう。ガイドツアーなどもやっています。
〔ナラワラ〕
「ナラワラ」(MAP CODE:941 663 307*88、別海町野付ナラワラ)。「ナラワラ」とは立ち枯れのナラの木の林のこと、トドワラへの途上にあります。看板・展望スペースあり。画像は沼の向こうがナラワラです。紹介記事。
〔野付半島ネイチャーセンター〕
「野付半島ネイチャーセンター」(0153-82-1270、別海町野付63番地)夏09:00-17:00・冬09:00-16:00/年末年始休館。「ネイチャーセンター」は1Fがお土産屋さん、食事処(食事処は臨時のお休みがあるので1階売店・レストランで確認を)など、2Fで野付半島の自然や動植物の案内をしてもらえます。望遠鏡のついた展望テラスがあります。なお24h利用できるトイレはセンターの外(四角な感じの建物・冬期は閉鎖)にあります。
センターではさまざまなアドベンチャーを夏も冬も提供しています。
・トラクターバス(予約不要)、トレッキング、クルーズ(船は「別海町観光船」を使用します)
ガイドツアーを催していて、夏期は「トドワラ往復コース」などを催行。すぐ下にあげた「別海町観光船」(店舗は野付半島対岸・尾岱沼市街地にあります)とセットになったコースもあります。冬は「トドワラ・氷平線コース」などがあります。いずれも要予約、電話かホームページ上のメールで。なおセンターから先のトドワラ方向はトラクターバス(冬期はお休み)以外、徒歩の道のりです。
・スノーモービルが曳くソリ(要予約)
冬の特別コース・「氷平線ソリツアー」(約40分)は氷の上をそりで行くガイドツアー。1月中旬~3月上旬ごろの開催(氷の状態による)、2名以上から、一日5回(お昼前の便は、バスが到着するのでお客さんが多いかも…)。「氷下待ち網漁見学コース」(約60分)もあり、こちらは野付湾独特の漁の見学。一日に6回ほどの出発、防寒着や毛布の無料貸し出しがあります。
〔野付湾観光船〕
「別海町観光船」道の駅から北へ4km(0153-86-2533、別海町尾岱沼港町232)運航は6月~10月終わりころまで・08:30-16:30。打瀬漁とアザラシは観光船に乗って見ることもできます。帆を広げた状態の漁船は陸からだと望遠鏡が必要です。道の駅2F展望室に望遠鏡があります。漁は早朝~午前中の時間帯に行われます。詳しくはリンク先を…。twitter。
コースは、伝馬船アサヒ号による湾内クルーズ、外海に出る国後ネイチャーウォッチング・野付半島沖合ウォッチング、期間限定(7月~8月)アザラシウォッチングなどがあります。散策も加えたトドワラコース、期間限定(5月~7月)アサリの潮干狩りもあります。
ネイチャーセンターと合同のアクティビティがありますが、ガイドさんが付く分お高くなります。またガイドの数だけ(たいていひとり)乗船できる人数が少なくなります。節約したければ観光船に直接申し込む、野付のことをよく知りたいと思えばセンターを通して申し込むとよいでしょう。
〔野付半島原生花園・トドワラ・キナチャウス〕
「野付半島原生花園」(MAP CODE:941 489 883*88)と「トドワラ」(MAP CODE:941 610 500*66)はいずれも「別海十景」のひとつ。「ネイチャーセンター」のむこうにあります。
「原生花園」は「トドワラ探勝線歩道」をたどるとすぐに出てきます。「エゾゼンテイカ」や「エゾノシシウド」などの花の案内板があります。
「トドワラ」は「トドマツの立ち枯れ群」という意味で、トドワラ探勝線歩道の突端にあります(看板あり)。木道が現れるのですぐに分かるでしょう。歩道はトラクター道と平行になっていて迷い込むと危険です。立ち枯れで荒涼とした景色を見せるトドワラは侵食が進んでいて将来消えるかもしれないといわれています。「ネイチャーセンター」から1時間ほどで往復できます。トドワラ直前に、「トドワラトイレ」(冬期は閉鎖)。
シーズン中はトラクターバスも運行。また船に乗っての、野付湾上からの観光も楽しめます。夏の間野付湾に集まる「ゴマフアザラシ」を見る観光船も運航しています。秋にはさんご草の群生も識別できるほどに赤く染まり、コクガンの渡りも見られます。コクガンのつぎには白鳥が姿を見せ始めます。そして冬、湾が凍ると「氷平線」なるものが出現、氷の上を歩けます(ネイチャーセンターがソリツアーなどを取り扱っています)。
「キナチャウス」はトドワラの先にある尖岬(せんこう)で、トドワラからは木道を伝っていきます。両側に海を見ながら細い道を歩くのは不思議な感覚です。キナチャウスからは桟橋があり、野付半島の船着き場になっています。
《野付埼灯台・野付半島野鳥観察舎》
「野付埼灯台」(MAP CODE:941 522 306*58、別海町野付龍神崎)。道道950号線始点(駐車場あり)から徒歩350mのところにある白い灯台(「灯台循環式トイレ」があります・冬期は閉鎖)。近くに「野付半島 野鳥観察舎(ハイド)」があります。「竜神崎」は「別海十景」のひとつです。
トドワラ方向とは別ルートです。「野付半島ネイチャーセンター」の前を通る「道道950号」を駐車場のある「道道950号線始点」(センターから南3km)まで進みます。舗装はここまで。道道950号線始点からつぎの「アラハマ ワンド」までは5kmほどあります。
《アラハマ ワンド》
「アラハマ ワンド」駐車場から約5km。野付半島のほとんど先端にある江戸時代の遺跡。江戸時代には番屋が立ち並び、遊郭もあったほどの大きな町だったとのこと。「キラク」という幻の街もあったとか。現在は「荒浜岬遺跡」となっていて、土塁や溝、敷石が遺されています。
《尾岱沼概観》
「尾岱沼」は道の駅すぐ東にある河口湖、冬まだ水が凍る前には白鳥などの水鳥が群れます。4.3km北上すると、尾岱沼(町の名)の市街地です。ここには漁港、野付温泉や尾岱沼温泉があります。
《尾岱沼のキャンプ場》
「尾岱沼ふれあいキャンプ場」(0153-86-2208、別海町尾岱沼岬町66番地)開設期間4月下旬~10月。バンガロー(16棟、予約は営業時間中 0153-86-2208)とフリーテントサイト(予約不要)があります。バンガローは安め、フリーサイトにも利用料金がかかります。キャンピングカーも泊まれます。貸しテント、貸し毛布などあり。ゴミは分別、有料ゴミ袋あり。センターハウスにシャワー室、コインランドリー、水洗トイレ(全部で2か所)、コミュニティールームあり。炊事場3か所は屋根付き、野外炉あり。潮干狩りフェスティバルが春から初夏にかけて開かれます。
〔別海町観光船〕
野付湾を案内してくれる観光船の取扱所は尾岱沼漁港にありますが、「野付半島↑」に掲載しています。「野付半島ネイチャーセンター」と併せてお読みください。
〔野付漁業協同組合直売店 海紋〕
海産物の直売店は「コンビニ・店・ガソリン・郵便局」に書いています。
〔尾岱沼漁港のお祭り・みなと公園〕
「別海ジャンボホタテ・ホッキ祭り」道の駅から北へ4km(MAP CODE:448 537 757*67、野付郡別海町尾岱沼港町179-2尾岱沼漁港特設会場)4月または5月の開催。ホタテやホッキがお安く販売されるだけでなく、ホタテカレー、ホッキ飯、ホタテ貝焼き、町中で推薦の「別海ジャンボホタテバーガー」が販売されます。
すぐ南に「尾岱沼みなと公園」(問合せ0153-75-2111、別海町尾岱沼港町69番地16)があります。滑り台などがある、普通の公園。バーベキューハウス(要事前申込み)トイレ(公園ともに冬季閉鎖)があります。駐車場はないことになっていますが、最南に車を駐めすぎて更地になったスペースがあります。
〔野付の千島桜〕
「野付の千島桜」(別海町尾岱沼潮見町217番地1)は野付小学校の校門わきにあります。明治期の終わりころに当時の小学生が野付半島から3本運んできたうちの一本、樹齢が150年と伝えられています。背がそう高くなく、枝を横に張り広げ、千島桜特有の樹形をしています。花期は5月初旬~中旬頃(15日頃を目指していくといいでしょう)。
小学校(0153-86-2013)の校門から南50mに「チシマザクラ」と書いた看板と細い入口、そしてその奥に駐車場があります(校門は使わないよう気をつけましょう、奥にロータリーが見えたら、そこは校門です)。
これより下のスポットは道の駅から南下、「走古丹(はしりこたん)」上の道道475号沿いにあります。
《第一次伊能忠敬測量隊最東端測量の地》
「第一次伊能忠敬測量隊最東端測量の地」(MAP CODE:734 755 337*55、別海町本別海)。宗谷岬に銅像が建つ伊能忠敬。1800年9月25日、現在の本別海西別川河口付近)に到着し測量をしました。正確な場所は分からないそうですが、「ニシベツ伊能忠敬研究会」などによって建てられた記念柱の場所を別海町が測量地としたとのこと。「…測量隊最東端到達記念柱」と表記されることがあります。
国道244号から道道475号に入り、ほとんど90度にカーブする頂点から100数十メートルの地点です。そこからさらに200mほど進むと、「本別海一本松」(本別海3番地23先)という強風雪でいびつな形になった松の木があります。明治時代の植栽、樹齢は130年以上。東北地方から百人以上の漁夫を募集し、この地の番屋で漁業に従事させました。本別海は別海町の発祥の地とされます。
《走古丹原生花園》
走古丹の砂嘴(さし)上にある「走古丹原生花園(はしりこたん)」(MAP CODE 734 609 782*58、野付郡別海町走古丹)は道の駅から国道244号経由・道道475号線風蓮湖公園線沿い、南下24km右手にあります。夏、ハマナスやエゾカンゾウ、センダイハギ、ノハナショウブ、ヒオウギアヤメの咲く原生花園、「別海十景」のひとつ。駐車場やトイレはありません。リンク先につぎの「3匹の子ぶたの家」の画像もあります。
《三匹の子ぶたの家》
「走古丹原生花園」から1kmほどさらに南下すると左手、海側に「3匹の子ぶたの家」(MAP CODE:734 609 614*63)があります。三軒の番屋跡が並んでいます。SNSで拡散した風景とのこと。三軒の家がレンガと木材、藁の家に見えたのでしょうか。豚はいません。
《風蓮湖畔公園》
「風蓮湖畔公園」(別海町走古丹7番地1/5月~10月まで・冬季閉鎖)は走古丹で唯一と言ってよい集落にある公園。集落は50世帯ほどだそう。走古丹漁港そばに、すべり台やブランコ、四阿(あずまや)のある公園とトイレ(公園からは道を渡ります)が設置されています。近くに「民宿 風蓮湖荘」(0153-75-8246、別海町走古丹1-64)という民宿(5部屋)があり、白鳥など渡り鳥の撮影者などに人気があるそうです。
《走古丹先端》
「走古丹先端」(別海町走古丹)。第一次伊能忠敬測量隊最東端測量の地から12kmの砂州・走古丹を南下した先端。観光スポットとして町や観光協会が設定したものではなく、とくにバイク乗りの人たちに愛されているスポット、「最果て感がすごい」そうです。道道は走古丹集落の手前で分岐し、先端への道は舗装道路と砂地の繰り返し。砂地は目が細かく、とくにバイクは車輪を取られやすいので、転倒に気をつけて。
これより下のスポットは国道244号や道道930号沿いにあります。
《ヤウシュベツ川湿原》
「ヤウシュベツ川湿原」道の駅から国道244号を27km南下(MAP CODE:496 656 008*20、別海町奥行)。ヤウシュベツ川が風蓮湖に注ぎ込むところにあります。国道上「万年橋」がかかっていて、すこし離れたところに「別海十景 ヤウシュベツ川湿原」の木製の小さな看板があります。橋のたもと(南側)のすぐ下は「ヤウシュベツ川カヌーポート」になっていて、2時間半の航行を楽しめます(要予約、根室から無料送迎)。
《駅逓所・駅や停留所跡》
「旧奥行臼駅逓所(おくゆきうす)」と「標津線旧奥行臼駅」と、「旧別海村営軌道風連線 奥行臼停留所(第一~第三)」
これら一連の鉄道関連史跡は国道243号・パイロット国道から分岐した道道930号・上風連奥行線沿い、「歴史の里」にあります。南下すると上に挙げた順番で右左と並んでいますが、道道入り口あたりに国道用の駐車場とトイレ(奥行駐車場、MAP CODE:496 535 294*06)があり、駅逓所のつぎに「オクユキウスの大楢」が立っています。奥行臼駅の周辺には鉄路が残されています。
一番目を引く「駅逓所」(奥行15番地12、開館期間5/1~11/3・10:00-16:30/月曜休館・冬期はお休み)はほぼ完璧な形で保存されています。明治43年10月に開設、北海道開発と連動して独自に発達した「駅逓制度」、道内には最盛期600超の駅逓がありました。2011(平成23)年、国史跡指定。5月になると、桜の季節です。
なお、旧奥行臼駅逓所から国道243号を9km南下すると、根室の「明郷 伊藤牧場(あけさと)」(0153-26-2181)に到達します。
《新酪農村展望台》
「新酪農村展望台」(MAP CODE:496 558 242*12、別海町別海396番地7)。「別海十景 新酪農村」の看板あり。駐車場あり、トイレなし。高さ10mの展望台からは北海道らしい緑の大平原と牛たち、そこを走る直線道路が目に飛び込んできます。6月上旬頃~8月上旬頃の牧草収穫期にはたくさんの牧草ロール(牛たちの冬期の餌)が転がります。なお牧草地は農地です、立入禁止、踏み荒らされた牧草は餌にはできません。
《別海町 郷土資料館》
「別海町 郷土資料館」(0153-75-0802、別海町別海宮舞町30)09:00-17:00/毎月第2・4月曜・毎月第1・3・5日曜・毎月第1・3土曜お休み(複雑すぎて問い合わせた方がよい)。別海の先史から、開拓時代を経て現在に至る歴史をたどる資料館。江戸時代末期の野付半島に関する文書を保存する「加賀家文書館」併設。
《別海町ふれあいキャンプ場》
「別海町ふれあいキャンプ場」(0153-75-0982、別海町別海141番地4)開設期間5月~10月第1日曜まで。別海町市街地に近いキャンプ場。オートサイト71台分、バイクサイト、テントサイトがあります。水洗トイレ2か所、ランドリー、屋根付き炊事場2か所などがあります。入場料と利用料が必要です。貸しテント、貸し毛布、貸し自転車などがあります。電源の利用も可能です(先着順)。ゴミは分別して、有料ゴミ袋で管理棟に出す。20:00~07:00ゲート閉鎖、夜間外出できません。おひとり様、手ぶらキャンプ大歓迎。温泉施設「べっかい郊楽苑」(0153-75-0711)まで徒歩5分。近くに「ふるさとの森動物館」(0153-75-2294)などの施設があります。
とてもよく似た名前「尾岱沼ふれあいキャンプ場」とは別の施設です。
《ふるさとの森動物館》
「ふるさとの森動物館」(0153-75-2294、別海町別海140番地の1)10:00-17:00/月曜休館・年末年始休館。ポニー、ウサギ、ヤギ、鹿、エゾ狸、ハクトウワシ、トンビ、白鳥、ウコッケイ、ボリスブラウン、チャボなどすこしなじみのある動物を飼育展示しています。ハクトウワシはとても珍しい鳥。キャンプ場のすぐ近く。
《CAFE TRUNK・別海ミルクハウス・ポークチャップの店 ロマン》
これらは国道243号沿いにある飲食店です。
「CAFE TRUNK(カフェトランク)」キャンプ場から東へ2.3km(0153-74-8133、別海町別海旭町94)11:00-17:30/木曜休館。本格的なコーヒーとパンケーキ、アイスクリームを堪能できるお店。コーヒーはカップになみなみと注がれて出てきます。パンケーキはおなかを空かせていかないと遺してしまいそう。北海道によくある「ここから入るんですか」的な店構えと玄関、「TRUNK」と書かれた看板の横にある扉を押してみましょう。
「JA道東あさひ 別海ミルクハウス」キャンプ場から東へ2.1km(0153-75-3091、別海町別海緑町36)4月下旬~9月下旬の営業・10:00-17:30(日曜09:30-17:00)。ミルクスタンド。別海牛乳を100%使った、濃厚すっきりのソフトクリームがだんぜんおすすめ。
「ポークチャップの店 ロマン」キャンプ場から南東へ3.2km(0153-75-2458、別海町別海鶴舞町120-3)11:00-16:00/木曜定休。700g(焼き上がりに要50分)という巨大なポークチャップが出てくるお店。電話でお願いしておくと少し早めにありつけるかも…。ジャンボホタテバーガーも人気です。ふつうにカレーなどのメニューもあります。店舗のHP。
《掩体壕(えんたいごう)》
「掩体壕」つぎに記載の鉄道記念館から北へ10km(別海町本別34番)は飛行機の防空壕。道道13号沿いにコンクリートでできた屋根らしきものがあります。正式には「旧陸軍計根別(けねべつ)第一飛行場1号有蓋掩体(ゆうがいえんたい)」という長い名前。幅が34m、高さ5m、奥行き22m。周囲は牧草地(雑草を生やしている土地ではありません、畑です)、立入禁止。
《別海町鉄道記念館》
「別海町鉄道記念館」(問合せ0153-75-3094、別海町西春別駅前西町271)通年開館09:00-15:00/月曜定休。別海をJR標津線(1989平成元年廃止)が走っていた頃の遺産を展示。木造の建物自体はSLを思わせる形になっています。周囲は「鉄道記念公園」(5月~10月の開園)になっていて、蒸気機関車D51やディーゼル車、ラッセル車、駅名標が野外展示されています。
別海十景の「茨散沼(ばらさんとう)」(MAP CODE:941 000 637*30)や、「町立小野沼公園」(MAP CODE:448 241 037*55)などにも足を伸ばすと良いでしょう。別海町観光協会の「観光スポット」もご覧ください。
《標津サーモン科学館》
別海町まで来たなら、ぜひ北部・標津町の「標津サーモン科学館」(0153-82-1141、標津郡標津町北1条西6丁目1番1-1号 標津サーモンパーク内)を訪れたいもの。2月~11月・09:30-17:00の開館(12月と1月は冬期休館)、5月~10月は無休、その他の月は水曜日が休館。鮭の仲間の展示種類では国内No. 1。
どでかいチョウザメの展示、小さいチョウザメに指を食べられる経験などもできます。食べられると「食べられた証明書」をもらえます。20%も割引のJAF優待割引があります。
2F展示室が「日本遺産・鮭の聖地エキシビジョンルーム」として2020年4月にリニューアル。縄文時代~江戸時代末期の約一万年続くサケと人の歴史についての展示。縄文時代のサケの骨、アイヌの人たちが鮭の豊漁に沸き立つ様子などが描かれたびょうぶ(レプリカ)などを目にできます(「日本遺産・鮭の聖地の物語」 )。
11月は鮭の産卵を間近に見られる「シロザケの産卵行動」が標津川につながった「魚道水槽」で展示されます。1日に1回~3回、産卵行動が見られるそうです。時間に余裕のあるときに行ってみてはいかがでしょうか。映像で見たことのある人も、肉眼で見るのはなかなか貴重な体験です。
《標津町のキャンプ場》
「しべつ海の公園オートキャンプ場」サーモン科学館から東へ2km(バンガローとオートサイト予約0153-82-2265、標津町2町南三条1-1)開設期間4月終わり~10月。利用料と一人当たりの清掃協力金が必要。流し付きバンガロー4棟、電源と流し台付きオートサイト7区画、広い芝生のフリーサイトは6,000㎡。共同炊事場2棟。テントや寝袋などの貸し用具あり。日中は管理人がいます。2006年の開設。
海際に釣り突堤100mがあり、釣りが楽しめます。春から秋にかけカレイ、秋から冬にかけコマイ、9月あたりにカラフトマスや白鮭が釣れるそうです(開設期間は積雪のない時期)。
《標津町北方領土館》
「標津町北方領土館」(0153-82-2422、標津町北2条東1丁目1番14号)夏09:00-16:00・冬09:00-15:00/月曜休館。標津町から北方領土・国後島まではほんの24km。北方領土は4島合わせると九州・福岡県よりも広い面積。北方領土館は日本固有の領土・北方領土の歴史、北方領土の産業と生活、返還要求運動のあゆみやビザなし交流の変遷等についてデータを展示しています。根室市の「北方領土資料館」、「四島交流センター(ニ・ホ・ロ)」ととともに訪れたいところ。
《標津線根室標津駅跡・根室標津駅跡転車台》
「標津線根室標津駅跡」(標津町北3条西2丁目)。JR標津線の終着駅・根室標津駅は1989(平成元)年標津線の廃止とともに廃止になりました。駅はその後撤去、今は花壇のある公園。近くに「標津バスセンター」(0153-82-2155)という大きなバス停があります。
駅跡に面影は何もありませんが、南下100mほどに終着駅を彷彿とさせる「転車台」と蒸気機関車C11が展示されています。「紹介記事」も駅跡にはほとんど触れず、転車台の紹介です。
「根室標津駅跡転車台」は「広場」になっていて、「根室標津駅」の文字とともに手押し転車台が展示されています。とくに「冬まつり」が盛況のようで、イルミネーションや大きなSL像・雪のすべり台などで飾られます。ときどき夏など実際に回してみることがあるそうです(標津転車台保存会のfacebook)。
《ポー川史跡自然公園・ビジターセンター》
「ポー川史跡自然公園」(MAP CODE: 658 359 853*00、標津町伊茶仁)は国の天然記念物「標津湿原」80haを擁する大きな公園(630ha、東京ディズニーランド12個分)。これ以上は蛇行できないだろうというくらい蛇行しているポー川沿いの公園です。サーモン科学館から北へ3kmほど、しべつ海の公園から北へ3.5km。体験プログラム「標津遺跡群ガイドツアー」、「原始河川ポー川カヌー」などがあります(要予約)。
〔公園ビジターセンター〕
公園内に「公園ビジターセンター」(0153-82-3674、標津町伊茶仁2784番地)09:00-17:00/開館期間4/29~11/23(期間中無休)。まずはここで公園や湿原の情報を手に入れて出発です。公園内各所での所要時間目安が「利用案内」にあります(が、全部を目指すとなるとゆうに一日はかかります)。園内で利用できるレンタサイクル(先着順・無料)があります。「園内のみどころ」というページには「見どころ」と一緒に「園内マップ」があります。
園内の施設により入場料が必要です(開拓の村、遺跡エリアは要入場料)。湿原内には木道が通っています。ビジターセンターが休みになる冬期、「自然公園スノーシュートレッキング」が開催されます。地元ガイドと一緒にスノーシューで歩くツアーで、2日前までの要予約(要料金)。
ビジターセンターから北へ200mで、「標津町歴史民俗資料館・開拓の村」(0153-82-3674、標津町伊茶仁2784)09:00-17:00/冬期(11/24~4/28まで)休館。
《伊茶仁カリカリウス遺跡(いちゃに)》
「伊茶仁カリカリウス遺跡」(MAP CODE:658 358 578*81、標津町伊茶仁57-1)24hオープン・冬期は積雪のため入れません。ポー川史跡自然公園の奥、ポー川沿いに広がる台地に形成された遺跡。この遺跡では2,549件の竪穴住居跡が発見されています。伊茶仁カリカリウス遺跡、古道遺跡(ふるどう)、三本木遺跡を総称して標津遺跡群と呼ばれます。竪穴住居はおそらく10,000を超えると推測されています。
《レンタサイクル》
中標津町市街地にはレンタサイクルがあります、「サイクルステーションはやし」(0153-72-2507、中標津町大通南1丁目4)09:00-18:30/日曜定休。4時間880円、営業時間内1,100円(営業時間内に返却)。下に紹介の「開陽台展望館」までだと、北西へ13km。
市街地の西
《モアン山》
「モアン山(やま)」(MAP CODE:613 833 802*57。中標津町養老牛)。道道150号線沿いの山(標高は357m)、南側山肌に有名な「牛」の文字が浮かび上がります(道道上、防雪柵が続き見通せないところあり)。道道505号上の北東側登山口(チェーン着脱所)からは放牧期間外(11月上旬~翌年5月下旬・4月くらいまで積雪あり)に登山可能。道道150号沿いの南側登山口(MAP CODE:613 802 373*40)からは通年登山可。低山ということもあり南側登山口からの登山道はよく踏みならされています。バスツアーなども行われています、紹介記事。
なお「もあん」はアイヌ語で「も」は「静か」と「あん」は「ある」あるいは「ワシを捕獲する小屋」、詳細不明のようです。
《養老の滝》
「養老の滝」(MAP CODE:910 057 042*15、中標津町養老牛)。南の「湯宿だいいち」から北へ1.5km(徒歩20分)ほどのところにある、落差4mの小さな滝。直前まで車で行けます。8月中旬くらいからサクラマスの遡上が見られます。紹介記事。
《養老牛温泉 湯宿だいいち》
「養老牛温泉」は上の「風呂事情」をご覧ください。
《荒川版画美術館》
「荒川版画美術館」(0153-73-7151、中標津町俣落2000-8)10:00-17:00/木曜休館。佐伯農場内、古いサイロを再利用した小さな美術館、すぐそばに「荒川」が流れています。中標津ゆかりの木版画家松本五郎、細見浩、根本茂男の作品を展示しています。すぐ北に「むそう村」(目的地設定不可090-3395-7540)というキャンプ場、すぐ南に「レストラン牧舎」(0153-73-7151、instagram)があります。
市街地の北
《クテクンの滝》
(要経験あるいは要ガイド)「クテクンの滝」(MAP CODE:976 342 212*17、中標津町武佐)開陽台から北へ直線距離で8km。武佐岳の西側にあります。開陽台の東に「林道入口」があり、ここから「クテクンベツ林道」に入ります(「クテクンの滝9km」、「武佐岳登山口3km」の標識)。滝に近づくと駐車場があります。そこからはずっと沢をさかのぼります。落差25mの滝、滝つぼの周りが大きくえぐられ空洞状になっています。「中標津郷土館」(0153-72-2190、中標津町丸山2丁目15)がまとめた「夏のクテクンの滝」、「冬のクテクンの滝」案内が役に立ちます。クマなどの出没に注意が必要なだけでなく、装備や地図についての知識も必要です。
《開陽台展望館》
◯標津の内陸部、中標津町には日本の展望スポットランキング10位の「開陽台展望館」(MAP CODE:976 104 357*58、中標津町俣落)が…。標高270mから360度の眺望が広がります。4月下旬~9月までは09:00-17:30、10月は09:00-16:30の開館、その他の月は休館です。月曜休館。「開陽台」でネット検索すると、炉端焼き店舗が表示されることがあります。
軽食コーナー、展望室と屋上に望遠鏡があります。牛がまどろむ開陽台牧場、格子状の防風林、直線道路ミルクロードが見渡せます。早朝には四角い太陽が見えるかもしれません。なお中標津町市街地(「おだいとう」から西へ32km)と養老牛温泉(西へ60km)に、5軒の旅館と2軒の日帰り入浴施設があります(中標津町日帰り温泉マップPDF)。
《格子状防風林》
「格子状防風林」道東の根釧台地(中標津、別海、標津、標茶町にまたがる台地)に広がる防風林、北海道遺産。防風林の幅は180m、総延長は648km、宇宙からも格子状の模様が観察されるとのこと。夏の海霧、冬の毛嵐から農作物や農民の生活を守ってきたもの。植林ではなく、原生林を今の形に残して伐採したものです。この防風林の全容を見るには飛行機に乗る以外手はありませんが、開陽台展望台からその片鱗を見ることができます。これだけでも台地と防風林の大きさ、北海道の広さが実感できます。晴れた日を選んで訪問しましょう。防風林の中では馬上トレッキングなどの活動が行われています。
《ミルクロード》
「中標津町ミルクロード」(中標津町武佐)。開陽郵便局(0153-74-2210、中標津町開陽85)を中間点とする道道775号・上武佐計根別停車場線、約10km弱の直線区間。東側の武佐簡易郵便局(0153-74-2113、中標津町武佐むさ85)がほぼ起点、西側の道道833号・俣落西五条線との交差点(信号機あり)が終点。ライダーの聖地とされます。斜里町の「天に続く道」などと同様に直線で、奥まで続く道路が魅力的。牛乳運搬のタンクローリーが通ることから名前がつけられました。北側に開陽台があります(紹介記事)。
十勝エリア足寄町にも「ミルクロード」があります。旧道の駅足寄湖(2022年道の駅登録が抹消・施設は従来通り利用可)で紹介。
《ほしのふる里開陽の丘》
南東へ2km離れて、公園「ほしのふる里開陽の丘」(MAP CODE:658 062 771*55、標津郡中標津町開陽1110-19)。8月いっぱい、ひまわりが満開になります(時期をずらして植えているそう)。周りに展望台、真ん中にレストハウスがあります。小さな流れに沿った「川の散策路」、レストハウスでは蕎麦やうどんの軽食、コーヒーなどをいただけます。ひまわり園は個人の所有、公園維持のために募金箱があります。中標津空港までは南東8kmです。
〔宿泊施設〕
敷地内の「星のふる里コテージA」は5月~11月の開設。冷蔵庫やテレビなどの家具も備えた。別荘風のコテージ、利用料が週単位で決められています。
市街地
《中標津空港》
「中標津空港」(0153-73-5601、中標津町北中16-9)。北海道でいちばん東の空港。札幌(新千歳まで1時間)と東京(2時間)を結ぶ便が就航しています。軽食を出すカフェがあります。
《ゆめの森公園》
「道立ゆめの森公園」(0153-72-0471、中標津町北中2-5)屋内施設は08:00-18:00。中標津空港すぐ前の公園。東京ドーム約12個分の広さ。巨大なドーム型屋内遊技場や親水施設があります。パークゴルフ場5コース、デイキャンプ場、コスモス園やジャガイモ畑、遊具は足こぎトロッコなどたくさん。冬は歩くスキーが楽しめます(レンタルのスキーセットあり)。
《中標津町のキャンプ場》
中標津には、開陽台から南東13kmに「緑ヶ丘森林公園キャンプ場」(公園管理事務所0153-73-2191、標津郡中標津町北中3番地16、開設期間5月~10月)があります。収容人員が1,000名。シャワー室、ジンギスカンやバーベキューハウスあり。トイレは4か所。貸しテント、貸し寝袋あり。ロッジ(11棟)の料金が安く、キャンプファイヤーの薪料金とほとんど同じ。一体が「ゆめの森公園」、「森林公園」、さらには中標津の空港まであり、その中に「森林資料館・研修舎」、「野鳥観察センター」、よろこびの森・ふれあいの森・いきがいの森・いこいの森・記念の森・さくらの森・パークゴルフ場などがあります、施設のほとんどが利用無料です。
すぐ近くにアイスクリームで有名な「ラ・レトリなかしべつ」(0153-72-0777、中標津町北中9−17)11:00-16:00/火曜定休。
開陽台にもキャンプ場はありますが、施設に難があります。
《中標津温泉》
「中標津温泉」については上の「風呂事情」をご覧ください。
「尾岱沼」という地名は、アイヌ語で「砂の岬」を表す「オタ・エトゥ」が語源だそう。和人が「オダイトー」と濁って発音し、それに漢字が当てられたとのことです。でも「岬」が「沼」に変換されるとは…。「オタ・エトゥ」を「オタエ・トゥ(沼の意味)」と解釈したのでしょうね。
「別海」の方は「川の折れ目」の意味の「ペッ・カイ」あたりが語源だとか。別海町の真ん中を流れる「西別川」(にしべつがわ)の流域の様子を表したものだそう。アイヌ語の方は「跳ねる」らしいのですが、「別海」は1971年の町制施行以来「べつかい」と「跳ねない」読み方で統一されました。
なお「西別川」は摩周湖の伏流水が源流で、別海町の上水道水源、「バイカモ」の群落で有名です。バイカモは標茶町の「虹別オートキャンプ場」(5月~10月開設、フリーテントサイトの料金は安い、分別の上ゴミ処理可)の敷地奥に生息している様子が見られます。ただ上流は立ち入り禁止です。
「おだいとう」の道の駅の建物を見ると人口はあまり多くないのかなという感じですが、20,000を超えていた1960年当時よりは減少したものの現在15,000人ほどの多くの町民が暮らしています。
沿岸部では早くから漁業が行われていたそうですが、内陸部へは明治30年代から入植が始まり、周りの村との合併・切り離しを繰り返し、1971(昭和46)年町制を施行しました。内陸部への入植以降、その方面の人口が増加(2023年初頭14,000強)したため町の中心は沿岸部からそちらに移りました。
別海町は「高級アイスクリーム」の原料供給地としても有名です。道内のコンビニでカップアイス「べつかいのアイスクリーム屋さん」が手に入ります。
《標津町》
標津町には日本最大のサケ展示や研究に特化した水族館「標津サーモン科学館」があります。「鮭の聖地」といわれる「しべつ」の由来は特定は難しいようですが、「し・ぺつ」(大きな川)や、「しべをつ」(サケがいる)だとのこと。「神の魚」(かむいちぇぷ)とされたサケは標津の町とは切り離せない存在です(標津地名の由来)。
鮭料理は昔からの「ちゃんちゃん焼き」(石狩周辺発祥と伝えられます)、「秋あじ鍋」、「三平汁」などがあり、新しいところでは「しべつ鮭三代漬け丼」、これは鮭といくらを町特産の鰹節のダシのたれに漬け込み、標津川を溯った「ブナ鮭」の鮭節を添え、さらにホタテの漬けを添えた鮭三昧の丼ぶりです。標津町と関わりの深いサケ。標津町の遺跡(ポー川史跡自然公園、伊茶仁カリカリウス遺跡など)の、あらゆる時代の堅穴から多量の鮭の骨が見つかります。
日本最大規模と言われるポー川史跡については全体の発掘調査がまだのようですので、国の予算等を使った全容解明が待たれるところです。
標津町の人口は1960年代8,000まで行きましたが、現在5,000ほどの人が住んでいます。町は2007(平成17)年「日本で最も美しい村連合」に加盟しました。
《中標津町》
「なかしべつ」は海側の標津町の内側にあるための命名。標津川の中流域にあることからという説もあります。もともとは標津村の一地域でしたが、1946(昭和21)年、標津村から分村し、中標津村(町制は1950年から)となりました。空港などの施設のほか、国の機関なども多く設置されています。2010年頃人口のピークを迎え、現在減少に転じています。2023年初めで23,000ほどのひとが暮らしています。北海道ではかなり多い方になります。
電話番号:0153-86-2449 MAP CODE:448 418 657
#「その他のオプション」をクリックした後、出てきた大きな地図の左側「道の駅おだいとう」の文字列の前に「札幌から」など入力し、エンターキーを押すと出発地からの距離、時間、ルートが示されます。
参考URL:
https://www.michi-no-eki.jp/stations/views/18897
http://www.hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/3099/
https://betsukai.jp/kanko/kanko_shisetsu/roadside_station/
#cheap & clean_stay_in_vehicle_at_MichinoEki_Hokkaido
概要(最終訪問日:2019年10月05日)
- 釧路・根室エリア(根室管内)、国道244号沿い、2011年設置(設置番号112)
- 24hトイレは2018年改修・ウォシュレット(快適度9)
- 風呂やコンビニ、ガソリンスタンド、食事は北へ4kmの尾岱沼港町あるいは潮見町の市街地へ。別海町市街地は南西23km、中春別は西20km、西春別は西51km(弟子屈町まで西30km)
- 駐車場は国道との間にある一面(車中泊度◯)
- 尾岱沼に来たなら、「野付半島」と「トドワラ」、夏・秋のシマエビ打瀬舟漁、夏のゴマフアザラシは外せません。トドワラの浅い海は冬には凍ります
- 別海町は「べつかいちょう」という発音、跳ねません
- キャンプ場は「観光スポット」に記載しました(別海町、標津町、中標津町)
住所:北海道野付郡別海町尾岱沼(おだいとう)5-27 (現在地からのルートを表示)
電話番号:0153-86-2449 MAP CODE:448 418 657
営業時間や休館日などは「道の駅ホームページ」(おしらせ)をご覧ください
《近くの道の駅》
(東)国後島
(西79km)摩周温泉
(南57km)スワン44ねむろ
(北64km)知床・らうす
▶釧路・根室エリア概略図
🙆 記事一覧
●トイレ事情 ●風呂事情 ●洗濯事情
●駐車可能台数
●敷地内の店 ●レストラン ●コンビニや店・ガソリン・郵便局
●観光スポットや行事 +標津町・中標津町
●地名由来 ●地図
24hトイレはきれいなウォシュレット
24hトイレのウォシュレットは女子3、男子1、ベビーチェアがついています。多機能トイレにウォシュレット1とオストメイト機器1、おむつ交換台、着替え台があります。ほか男女それぞれに和式トイレがあります。ぬるい水が出ます。2018年の改修できれいになりました。補充の紙がないのが心配です。ゴミ箱はありません。
倍賞千恵子さんの「別海讃歌」(別海町)が流れます。とてもいい歌です。
道の駅「おだいとう」24hトイレは奥の建物 |
温泉は車で行く距離に…。距離を気にしなければたくさんあります。道の駅から別海町の市街地は南西へ25kmほど離れています。
《野付温泉》…別海町
直近「公衆浴場浜の湯」(野付温泉浜の湯)。道の駅から北へ4km(0153-86-2600、野付郡別海町尾岱沼港町235-5)営業時間14:00-22:00/火曜定休。ナトリウム塩化物泉、源泉かけ流し。入浴料はちょっぴり安め。湯が音を立てて排水口へ流れています。ボディソープ・シャンプー要持参。公衆浴場ですが、温泉。ぬるめの主浴槽(湯の吹き出し口は熱い)、水に近い小浴槽(28℃、泉質が異なり、アルカリ性単純泉)があります。硫黄のにおいのする食塩泉。シャワーなど蛇口は温泉成分でまっ黒、タイルの床は茶色になっています(シャワー湖オウンはナトリウム塩化物泉、シャワー低温はアルカリ性単純泉)。風情のある露天風呂は台風で使用中止(2021年、直ってました)。懐かしさを感じるお風呂。脱衣所にはかごと有料のドライヤーあり、ロッカーは休憩スペースにあります。画像は貼り紙が多いですが、定休日のこと、石けん類がないことなどが書かれています。
古いカーナビに案内させると、上を走る国道244号上で案内が終了し、たどり着きません。下の道道363号に降りましょう。
別海町・公衆浴場浜の湯 |
《行き方》 道の駅からだと、国道244号を北方向へ3.7kmでセイコーマートと信号のある交差点、ここを右(海側)に折れ坂(道道363号)を下ります。600mほどで左手に奥の深い空き地(未舗装)が…、その一番奥に「営業中」の赤い文字の看板を見つけたら(夜は屋根の看板に灯りがつきます)、左に折れ看板のところへ…、そこが温泉です。
折れずに道路(道道363号)を進み、きれいな「野付湯元うたせ屋」(日帰り入浴なし)まで来ると50mほど行き過ぎです。カーナビ、スマホナビに任せると、崖の上の国道上で「目的地に到達」してしまいます(2020年、Google Mapで修正されている模様)。ナビの「目的地」の崖下に温泉は位置します。海側の道道363号に降りるのが肝心です。
《尾岱沼温泉》…別海町
「尾岱沼シーサイドホテル」北へ6km(0153-86-2316、野付郡別海町尾岱沼岬町29)13:00-20:00。入浴料はふつう。ボディソープ・シャンプー備え付け。
「トドワラ荘」北へ6.2km(0153-86-2306、野付郡別海町尾岱沼岬町29)13:00-20:00。入浴料はふつう。内湯と露天のひとつずつ。露天風呂から野付湾を見渡せます。「四角い太陽」が見えるかも。一泊二食付きでもリーズナブルな宿泊料。
《標津町の温泉+野湯》
「公衆浴場くすのき」北へ17km(0153-82-3412、標津郡標津町南八条西1-4-1)15:00-21:30(13:00-土日)。入浴料は安い。ボディソープ・シャンプー要持参。ちょと熱め。ケロリン桶あり。「公衆浴場」とありますが、温泉です。サウナあり。「オホーツク温泉ホテル楠」(0153-82-3411、標津郡標津町南八条西1-4-1)を目指していくと良いでしょう。ホテルの裏手にあります。
「標津川温泉ぷるけの館ホテル川畑」北へ17km(0153-82-2006、標津郡標津町南3条西1丁目1-5)早朝風呂07:00-09:00・14:00-20:00/不定休。入浴料はふつう。源泉かけ流し。露天風呂あり。
道の駅「おだいとう」にある「四角い太陽」の案内 |
(野湯)「川北温泉」道の駅から北西へ37km(MAP CODE: 658 395 843*22、0153-82-2131、標津郡標津町字川北1-3)いつでも/冬季閉鎖・ほぼ6月に開設。60℃の白色の湯、自分で埋める。混浴露天、扇型の湯船が作られています(浴槽はひとつで、男女に分かれるよう一応中央に仕切り・丸太の壁がある)。備え付け洗面器あり。「秘境温泉神秘の湯」と呼ばれています。緑のカーテンが付いた殿・姫の脱衣所、簡易トイレあり。熊出没注意。「川北温泉愛好会」の無償管理です。
(秘境の野湯)「薫別温泉」ほぼ北へ43km(MAP CODE: 658 758 352*40、標津郡標津町薫別)いつでも。標津市街地のずっと北にある野湯。薫別川の崖の途中に開いた丸い穴に湧出する温泉。湯温がかなり高く、下の薫別川から一生懸命水を汲まなくてはならない。マニアしか行かないところ。対岸の崖下(川岸)からも湯が沸き出しています、水で埋める手間が省けるかも‥。当然、熊出没注意。
《別海町市街地ほか》
別海温泉「べっかい郊楽苑(別海町ふるさと交流館)」南西へ25km(0153-75-0711、野付郡別海町別海141番地3)11:30-22:00。入浴料はふつう。ボディソープ・シャンプー備え付け。モール泉。源泉かけ流し。サウナ、露天風呂あり。休憩所あり。宿泊可。
「別海まきばの湯しまふくろう」南西へ42km(0153-77-2960、野付郡別海町西春別321)10:00-22:00(17:00-木曜)。入浴料はふつう。ボディソープ・シャンプー備え付け。源泉かけ流し、塩化物泉。露天あり。画像右手にワイルドなレストラン、焼き肉ハウスあり。店舗名は温泉のみの感じですが、宿泊可。
大きな駐車場があります。「共春バス待合所」があり、きれいなトイレがあります。「共春」はバス停名、阿寒バスが乗り入れています。
別海まきばの湯しまふくろう |
「クローバーハウス西春別温泉」西へ53km(0153-77-1170、野付郡別海町西春別95-3)11:00-22:00。入浴料安め。ボディソープ・シャンプー要持参。源泉かけ流し。湯の色が黒に近いモール泉。露天風呂、サウナあり。食事・宿泊可。
《中標津町》…中標津には市街地と養老牛に温泉があります。旅館組合の日帰り入浴案内
「中標津保養所温泉旅館」西へ30km(0153-72-0368、標津郡中標津町東20条北8丁目)。日帰り入浴(06:30-22:00)あり。入浴料はふつう。ナトリウム塩化物温泉。大浴場、露天(冬も可)、岩盤浴。
「ホテルマルエー温泉」(0153-73-3815、中標津町西1条北3丁目3)。入浴料はちょと高い。ナトリウム塩化物泉。サウナあり。日帰り入浴(07:00-21:00)あり。夕食バイキングと入浴のセットあり。
「トーヨーグランドホテル」(0153-73-1234 、中標津町東20条北1丁目)。入浴料はふつう。ナトリウム塩化物泉(アルカリ性温泉)。大浴場、露天、サウナ。日帰り入浴(10:00-23:00)あり。
「ホテル モアン」(0153-74-0111、中標津町東25条南2丁目2)。入浴料はちょと高い。ナトリウム塩化物泉。大浴場、露天、サウナ。日帰り入浴(15:00-22:00)あり。
「ホテルマルエー温泉俵橋」(0153-78-7888、中標津町俵橋15-40-36)。入浴料はふつう。源泉かけ流し。大浴場、露天、岩盤浴(女性)。日帰り入浴(06:00-21:00)あり。夕食バイキングと入浴セットあり。
2023/06で日帰り入浴は終了(宿泊のみ)「養老牛温泉 湯宿だいいち」西へ59km(0153-78-2131、標津郡中標津町養老牛518)13:00-15:00。入浴料は高い(2021年5月改訂)。源泉かけ流し。標津川沿いの露天風呂充実。木を主体に使った浴室。貸し切り風呂あり(要予約)。宿泊客のみの浴室もありますが、日帰り入浴でも充分楽しめます。ただし利用できる時間が短い。宿泊すると、お風呂と海の幸を堪能できます。
(野湯のゆ)2021年の事故で現在立ち入り禁止。2023/03/16安全上の理由で、湯船や脱衣用の小屋、貯湯槽などすべてが更地になりました。
●洗濯事情 [TOPへ] (「道の駅」近くのコインランドリー一覧)
車で行く距離です。北方向(標津町)「コインランドリーくるくる2」道の駅から北へ18km(0153-85-7225、標津郡標津町南1条西1丁目1)営業時間05:00-24:00。
西へ(中標津町)「ホワイトピア中標津店」西へ30km(0153-72-2771、標津郡中標津町東6条北1丁目1-5)07:00-23:00。
南西方向(別海町)「AQUA (アクア)」南西へ22km(0153-75-3839、野付郡別海町別海常盤町20番地)06:00-24:00。稼働状況。
根室市「Eスペース」南東へ73km(0153-23-3141、根室市大正町3丁目7番地)05:00-24:00。稼働状況。
大型・普通車・身障者用:7台・47台・2台(1台分屋根付き)/EV急速充電器あり(敷地の最南)。国道244号に沿ってなが~く伸びた駐車場。国道側の大型車駐車スペースとの距離はほとんどありません。Google Map。
春別川河口の湖というか沼というか、そこに11月~3月、白鳥が飛来します(河口が氷結している間は白鳥は居場所を変えます)。標津サーモン科学館(北へ20km)、野付半島の「ネイチャーセンター」、「トドワラ」、「野付埼灯台」を見て回るにはやはり宿泊の必要がありそうです。尾岱沼市街地のすこし北に「トドワラ荘」(0153-86-2306)という温泉民宿(日帰り入浴あり)もあります。
道の駅「おだいとう」駐車場 |
●敷地内の店 [TOPへ]
白鳥の飛来を観察できる「白鳥台」、北方領土返還を祈願する「叫びの塔」が敷地内にあります。東方向は野付湾と野付半島で、駅舎3Fの別海北方展望台からその特異な形状を観察できるかもしれません。よく見える望遠鏡があります。北方四島を見るために置いてあるようです。夏(6月中旬~7月中旬)と秋(10月中旬~11月上旬)には江戸時代から続く伝統漁法、シマエビ漁の打瀬舟が「尾岱沼漁港」(道の駅から北へ4km・風呂事情に上げた「公衆浴場浜の湯」すぐ近く)から出ます(リンク先に見学時間や方法について記載があります)。漁法は2004年に北海道遺産に登録されました。レストラン「四角い太陽」についてはつぎの「レストラン」に書きました。レストラン脇に小さな売店があります。道の駅の営業時間は09:00-17:00(冬季は16:00終了)/月曜定休(9月〜6月は火曜定休)。
道の駅おだいとう「叫びの塔」 |
●レストラン [TOPへ]
道の駅周辺
夕飯はちょと無理そうですが、駅舎内に「レストラン四角い太陽」(0153-86-2449)があります。ホッキフライカレー、ホタテフライカレー、カレーや牛丼など。営業時間はほぼ11:00-14:00(LO)あたりのようです。ソフトクリームは17:00まで、冬季は16:00まで。早めに終了の可能性あり。
〔ジャンボホタテバーガーの店〕
道の駅では、ジャンボホタテバーガーは今はやってなくて「双葉寿司」(0153-75-2221)、下にあげた「はまなす」、「ロマン」(0153-75-2458/木曜定休)、「カフェオーク」(0153-75-0995/月火曜定休)、「郊楽苑(別海町ふるさと交流館)」(0153-75-0711/月曜定休)、「レストランNOTSUKEのつけ」(0153-82-1270、トドワラの近く/水曜定休)で入手可能だそうです(以上の店は「別海ジャンボ牛乳&ジャンボホタテバーガー加盟店」です)。「NOTSUKE」以外は別海町の市街地(道の駅から南西へ23km)にあります。
尾岱沼の市街地「食事処白帆」道の駅から北へ4.7km(0153-86-2033、野付郡別海町尾岱沼港町170)11:00-20:30。寿司、ラーメン、揚げ物、丼物、定食。
標津町の市街地(ちょと遠い、野付半島には近くなります)
「郷土料理武田」北へ18km(0153-82-3007、標津郡標津町南1条西1丁目1-5)11:00-14:00・17:00-21:30/木曜定休。主として海鮮。
「ファミリーレストランいし橋」北へ18km(0153-82-2438、標津郡標津町南1条東1丁目1-7)11:00-19:00/火曜定休。ラーメンや丼物。
別海町の市街地(なお遠い)
(昼)「レストランはまなす」南西23km(0153-75-1311、野付郡別海町別海旭町94)10:00-15:00。「若鶏カツ定」が人気。少なめ、普通、大盛り、特盛りの4種の盛り方。初心者は「少なめ」から入門。ここの「少なめ」が「世間の普通盛り」。
中標津町市街地(内陸の中標津町には「ラ・キンコ」をはじめ、10軒ほどの食事処があります)
「レストラン・パブ ラ・キンコ」西へ31km(0153-73-5017、標津郡中標津町西3条北2丁目1)11:00-21:00(水曜-16:00)/木曜定休。
「ファミリーレストランみちのく」西へ27km(0153-73-3007、標津郡中標津町東40条南1丁目9)11:00-19:30/月曜定休。
「レストラン河亭」西へ31km(0153-72-2772、標津郡中標津町大通北1丁目)11:00-15:00・17:00-20:00/水曜定休。
「ビスターレ・ビスターレ 中標津店」(0153-72-8898、中標津町南町3-10東武サウスヒルズ)11:00-21:30。インドカレーの店。サウスヒルズのショッピングセンターの中にあります。「チーズナン シーフードカレー」がおすすめ。
●コンビニ・店・ガソリン・郵便局 [TOPへ] (ANRE 停電時も給油可能なGS)
最後に漁協の直売店を書いています。
コンビニは車で行く距離にあります。オホーツク海側、北方四島側はおおむねガソリン代が高いです。とくに尾岱沼周辺は札幌などと比べると\10円以上異なります。最も安い旭川と比べるともちろんそれ以上に異なります。道内で安いのは旭川周辺や十勝地方、内浦湾の一部です。十勝地方の陸別は意外と安いんですよ。
コンビニ直近「セイコーマート尾岱沼店」道の駅から国道244号を北へ3.7km(0153-86-2110、野付郡別海町尾岱沼潮見町190-1)06:00-23:00。ホットシェフあり。直近の温泉への途上にあります。
「セブンイレブン標津町店」北へ18km(0153-82-2060、標津郡標津町南4条西1丁目1-19)24h営業。標津町にはさらに1kmほど北上すると「セイコーマートこんどう標津店」(0153-82-2107)があります。
「ローソン中標津東7条北店」西へ30km(0153-72-4243、標津郡中標津町東7条北1丁目1-2)24h営業。中標津町にはたくさんあります。
別海町市街地(南西へ23km)にも4軒ほどあります。根室市へは73km離れています。
ガソリンスタンドは尾岱沼市街地に3軒あります。いずれも給油機が1台~2台の店舗、スプレーガン式洗車機があります。
直近「出光尾岱沼SS / 野付アポロ石油」道の駅から国道244号を北へ3.6km(0153-86-2100、野付郡別海町尾岱沼潮見町240)08:00-19:00(土日曜 -18:00)。上記「セイコーマート尾岱沼店」のすぐ先です。
「尾岱沼 SS/野付石油商会」北へ3.8km(0153-86-2416、別海町尾岱沼潮見町141)08:00-18:00。
「コスモ石油尾岱沼 / 尾岱沼石油」国道244号を北へ4.4km(0153-86-2103、野付郡別海町尾岱沼港町24)07:30-19:00(日祝08:00-18:00)。
ガソリンスタンドはほかに標津町(北へ19km)、中標津町(西へ28km)、別海町市街地(南西へ23km)へ。いずれも複数軒が営業しています。
郵便局の直近は「尾岱沼郵便局(おだいとうゆうびんきょく)」国道244号経由・北へ4.8km山側(0153-86-2001、野付郡別海町尾岱沼潮見町67)ATMは土曜お昼まで。
「野付漁業協同組合直売店 海紋」(0153-86-2061、別海町尾岱沼港町179番地)09:00-17:00/日曜定休。野付漁協の直売店。ほたて貝柱、北海シマエビなど海鮮がどっさり、「おかま」なるものも。缶詰なども取り扱っています。道に大きな看板があります。
別海・中標津・標津町 |
《別海町》
別海町の観光スポットは、①道の駅周辺(野付半島、尾岱沼)、根室市に近い②風連湖畔公園、少し内陸に入った③別海町市街地、弟子屈町に近いぐっと内陸の④西春別の四か所に分けられます。町では「別海十景」を設定、そのうち半数が道の駅周辺に存在します。
別海十景の「十」は数を表すより、「十くらい」の意味です。「竜神崎」や「野付の千島桜」はリンク先一覧にはありませんが、現地に行くと「別海十景」の看板が掲げられています。
道の駅「おだいとう」と別海町の観光スポット |
①別海町・道の駅周辺(野付半島・尾岱沼の順に) 〔観光スポットトップに戻る〕
- 野付半島 (野付半島入口から順に…) ナラワラ、野付半島ネイチャーセンター、野付湾観光船、野付半島原生花園・トドワラ・キナチャウス、野付埼灯台・野付半島野鳥観察舎、アラハマ ワンド
- 尾岱沼に行く
別海町・野付半島と尾岱沼 |
《野付半島》
「おだいとう」は春別川の河口湖(尾袋沼)のそば、野付半島やトドワラ近くにある道の駅です。野付半島やトドワラを見ないで、「おだいとう」にまで来る意味はないでしょう。民宿での宿泊も魅力的です。
野付半島を中心とする景色は、砂嘴が描く毛筆のアート、なんと全長28kmの日本一長大な砂嘴(さし)です。夏にはゴマフアザラシがやってきます。打瀬漁は夏(6月中旬~7月中旬)と秋(10月中旬~11月上旬)、白鳥を見るのは冬の初めと終わり、野付半島に出るにはやっぱり夏が良いでしょう。でも、トドワラ周辺の海は冬(12月終わり~)凍りつき、歩くこともできます。
野付半島の案内は「野付半島ネイチャーセンター」にまかせましょう。ガイドツアーなどもやっています。
〔ナラワラ〕
「ナラワラ」(MAP CODE:941 663 307*88、別海町野付ナラワラ)。「ナラワラ」とは立ち枯れのナラの木の林のこと、トドワラへの途上にあります。看板・展望スペースあり。画像は沼の向こうがナラワラです。紹介記事。
野付半島・ナラワラ(楢の枯れ木群) |
〔野付半島ネイチャーセンター〕
「野付半島ネイチャーセンター」(0153-82-1270、別海町野付63番地)夏09:00-17:00・冬09:00-16:00/年末年始休館。「ネイチャーセンター」は1Fがお土産屋さん、食事処(食事処は臨時のお休みがあるので1階売店・レストランで確認を)など、2Fで野付半島の自然や動植物の案内をしてもらえます。望遠鏡のついた展望テラスがあります。なお24h利用できるトイレはセンターの外(四角な感じの建物・冬期は閉鎖)にあります。
センターではさまざまなアドベンチャーを夏も冬も提供しています。
・トラクターバス(予約不要)、トレッキング、クルーズ(船は「別海町観光船」を使用します)
ガイドツアーを催していて、夏期は「トドワラ往復コース」などを催行。すぐ下にあげた「別海町観光船」(店舗は野付半島対岸・尾岱沼市街地にあります)とセットになったコースもあります。冬は「トドワラ・氷平線コース」などがあります。いずれも要予約、電話かホームページ上のメールで。なおセンターから先のトドワラ方向はトラクターバス(冬期はお休み)以外、徒歩の道のりです。
・スノーモービルが曳くソリ(要予約)
冬の特別コース・「氷平線ソリツアー」(約40分)は氷の上をそりで行くガイドツアー。1月中旬~3月上旬ごろの開催(氷の状態による)、2名以上から、一日5回(お昼前の便は、バスが到着するのでお客さんが多いかも…)。「氷下待ち網漁見学コース」(約60分)もあり、こちらは野付湾独特の漁の見学。一日に6回ほどの出発、防寒着や毛布の無料貸し出しがあります。
野付半島の碑(ネイチャーセンターとなり) |
〔野付湾観光船〕
「別海町観光船」道の駅から北へ4km(0153-86-2533、別海町尾岱沼港町232)運航は6月~10月終わりころまで・08:30-16:30。打瀬漁とアザラシは観光船に乗って見ることもできます。帆を広げた状態の漁船は陸からだと望遠鏡が必要です。道の駅2F展望室に望遠鏡があります。漁は早朝~午前中の時間帯に行われます。詳しくはリンク先を…。twitter。
コースは、伝馬船アサヒ号による湾内クルーズ、外海に出る国後ネイチャーウォッチング・野付半島沖合ウォッチング、期間限定(7月~8月)アザラシウォッチングなどがあります。散策も加えたトドワラコース、期間限定(5月~7月)アサリの潮干狩りもあります。
ネイチャーセンターと合同のアクティビティがありますが、ガイドさんが付く分お高くなります。またガイドの数だけ(たいていひとり)乗船できる人数が少なくなります。節約したければ観光船に直接申し込む、野付のことをよく知りたいと思えばセンターを通して申し込むとよいでしょう。
〔野付半島原生花園・トドワラ・キナチャウス〕
「野付半島原生花園」(MAP CODE:941 489 883*88)と「トドワラ」(MAP CODE:941 610 500*66)はいずれも「別海十景」のひとつ。「ネイチャーセンター」のむこうにあります。
「原生花園」は「トドワラ探勝線歩道」をたどるとすぐに出てきます。「エゾゼンテイカ」や「エゾノシシウド」などの花の案内板があります。
「トドワラ」は「トドマツの立ち枯れ群」という意味で、トドワラ探勝線歩道の突端にあります(看板あり)。木道が現れるのですぐに分かるでしょう。歩道はトラクター道と平行になっていて迷い込むと危険です。立ち枯れで荒涼とした景色を見せるトドワラは侵食が進んでいて将来消えるかもしれないといわれています。「ネイチャーセンター」から1時間ほどで往復できます。トドワラ直前に、「トドワラトイレ」(冬期は閉鎖)。
野付半島・トドワラ(10月はじめ) |
シーズン中はトラクターバスも運行。また船に乗っての、野付湾上からの観光も楽しめます。夏の間野付湾に集まる「ゴマフアザラシ」を見る観光船も運航しています。秋にはさんご草の群生も識別できるほどに赤く染まり、コクガンの渡りも見られます。コクガンのつぎには白鳥が姿を見せ始めます。そして冬、湾が凍ると「氷平線」なるものが出現、氷の上を歩けます(ネイチャーセンターがソリツアーなどを取り扱っています)。
「キナチャウス」はトドワラの先にある尖岬(せんこう)で、トドワラからは木道を伝っていきます。両側に海を見ながら細い道を歩くのは不思議な感覚です。キナチャウスからは桟橋があり、野付半島の船着き場になっています。
野付半島・キナチャウス |
《野付埼灯台・野付半島野鳥観察舎》
「野付埼灯台」(MAP CODE:941 522 306*58、別海町野付龍神崎)。道道950号線始点(駐車場あり)から徒歩350mのところにある白い灯台(「灯台循環式トイレ」があります・冬期は閉鎖)。近くに「野付半島 野鳥観察舎(ハイド)」があります。「竜神崎」は「別海十景」のひとつです。
トドワラ方向とは別ルートです。「野付半島ネイチャーセンター」の前を通る「道道950号」を駐車場のある「道道950号線始点」(センターから南3km)まで進みます。舗装はここまで。道道950号線始点からつぎの「アラハマ ワンド」までは5kmほどあります。
《アラハマ ワンド》
「アラハマ ワンド」駐車場から約5km。野付半島のほとんど先端にある江戸時代の遺跡。江戸時代には番屋が立ち並び、遊郭もあったほどの大きな町だったとのこと。「キラク」という幻の街もあったとか。現在は「荒浜岬遺跡」となっていて、土塁や溝、敷石が遺されています。
- 野付半島に戻る
- 尾岱沼概観 (北から順に…) 尾岱沼ふれあいキャンプ場、別海町観光船、野付漁業協同組合直売店 海紋、尾岱沼漁港のお祭り・みなと公園、野付の千島桜
《尾岱沼概観》
「尾岱沼」は道の駅すぐ東にある河口湖、冬まだ水が凍る前には白鳥などの水鳥が群れます。4.3km北上すると、尾岱沼(町の名)の市街地です。ここには漁港、野付温泉や尾岱沼温泉があります。
《尾岱沼のキャンプ場》
「尾岱沼ふれあいキャンプ場」(0153-86-2208、別海町尾岱沼岬町66番地)開設期間4月下旬~10月。バンガロー(16棟、予約は営業時間中 0153-86-2208)とフリーテントサイト(予約不要)があります。バンガローは安め、フリーサイトにも利用料金がかかります。キャンピングカーも泊まれます。貸しテント、貸し毛布などあり。ゴミは分別、有料ゴミ袋あり。センターハウスにシャワー室、コインランドリー、水洗トイレ(全部で2か所)、コミュニティールームあり。炊事場3か所は屋根付き、野外炉あり。潮干狩りフェスティバルが春から初夏にかけて開かれます。
〔別海町観光船〕
野付湾を案内してくれる観光船の取扱所は尾岱沼漁港にありますが、「野付半島↑」に掲載しています。「野付半島ネイチャーセンター」と併せてお読みください。
〔野付漁業協同組合直売店 海紋〕
海産物の直売店は「コンビニ・店・ガソリン・郵便局」に書いています。
〔尾岱沼漁港のお祭り・みなと公園〕
「別海ジャンボホタテ・ホッキ祭り」道の駅から北へ4km(MAP CODE:448 537 757*67、野付郡別海町尾岱沼港町179-2尾岱沼漁港特設会場)4月または5月の開催。ホタテやホッキがお安く販売されるだけでなく、ホタテカレー、ホッキ飯、ホタテ貝焼き、町中で推薦の「別海ジャンボホタテバーガー」が販売されます。
すぐ南に「尾岱沼みなと公園」(問合せ0153-75-2111、別海町尾岱沼港町69番地16)があります。滑り台などがある、普通の公園。バーベキューハウス(要事前申込み)トイレ(公園ともに冬季閉鎖)があります。駐車場はないことになっていますが、最南に車を駐めすぎて更地になったスペースがあります。
〔野付の千島桜〕
「野付の千島桜」(別海町尾岱沼潮見町217番地1)は野付小学校の校門わきにあります。明治期の終わりころに当時の小学生が野付半島から3本運んできたうちの一本、樹齢が150年と伝えられています。背がそう高くなく、枝を横に張り広げ、千島桜特有の樹形をしています。花期は5月初旬~中旬頃(15日頃を目指していくといいでしょう)。
小学校(0153-86-2013)の校門から南50mに「チシマザクラ」と書いた看板と細い入口、そしてその奥に駐車場があります(校門は使わないよう気をつけましょう、奥にロータリーが見えたら、そこは校門です)。
②走古丹(はしりこたん) (道道475号沿い・北から順に) 〔観光スポットトップに戻る〕
別海町・走古丹(砂州) |
これより下のスポットは道の駅から南下、「走古丹(はしりこたん)」上の道道475号沿いにあります。
《第一次伊能忠敬測量隊最東端測量の地》
「第一次伊能忠敬測量隊最東端測量の地」(MAP CODE:734 755 337*55、別海町本別海)。宗谷岬に銅像が建つ伊能忠敬。1800年9月25日、現在の本別海西別川河口付近)に到着し測量をしました。正確な場所は分からないそうですが、「ニシベツ伊能忠敬研究会」などによって建てられた記念柱の場所を別海町が測量地としたとのこと。「…測量隊最東端到達記念柱」と表記されることがあります。
国道244号から道道475号に入り、ほとんど90度にカーブする頂点から100数十メートルの地点です。そこからさらに200mほど進むと、「本別海一本松」(本別海3番地23先)という強風雪でいびつな形になった松の木があります。明治時代の植栽、樹齢は130年以上。東北地方から百人以上の漁夫を募集し、この地の番屋で漁業に従事させました。本別海は別海町の発祥の地とされます。
《走古丹原生花園》
走古丹の砂嘴(さし)上にある「走古丹原生花園(はしりこたん)」(MAP CODE 734 609 782*58、野付郡別海町走古丹)は道の駅から国道244号経由・道道475号線風蓮湖公園線沿い、南下24km右手にあります。夏、ハマナスやエゾカンゾウ、センダイハギ、ノハナショウブ、ヒオウギアヤメの咲く原生花園、「別海十景」のひとつ。駐車場やトイレはありません。リンク先につぎの「3匹の子ぶたの家」の画像もあります。
《三匹の子ぶたの家》
「走古丹原生花園」から1kmほどさらに南下すると左手、海側に「3匹の子ぶたの家」(MAP CODE:734 609 614*63)があります。三軒の番屋跡が並んでいます。SNSで拡散した風景とのこと。三軒の家がレンガと木材、藁の家に見えたのでしょうか。豚はいません。
《風蓮湖畔公園》
「風蓮湖畔公園」(別海町走古丹7番地1/5月~10月まで・冬季閉鎖)は走古丹で唯一と言ってよい集落にある公園。集落は50世帯ほどだそう。走古丹漁港そばに、すべり台やブランコ、四阿(あずまや)のある公園とトイレ(公園からは道を渡ります)が設置されています。近くに「民宿 風蓮湖荘」(0153-75-8246、別海町走古丹1-64)という民宿(5部屋)があり、白鳥など渡り鳥の撮影者などに人気があるそうです。
《走古丹先端》
「走古丹先端」(別海町走古丹)。第一次伊能忠敬測量隊最東端測量の地から12kmの砂州・走古丹を南下した先端。観光スポットとして町や観光協会が設定したものではなく、とくにバイク乗りの人たちに愛されているスポット、「最果て感がすごい」そうです。道道は走古丹集落の手前で分岐し、先端への道は舗装道路と砂地の繰り返し。砂地は目が細かく、とくにバイクは車輪を取られやすいので、転倒に気をつけて。
これより下のスポットは国道244号や道道930号沿いにあります。
《ヤウシュベツ川湿原》
「ヤウシュベツ川湿原」道の駅から国道244号を27km南下(MAP CODE:496 656 008*20、別海町奥行)。ヤウシュベツ川が風蓮湖に注ぎ込むところにあります。国道上「万年橋」がかかっていて、すこし離れたところに「別海十景 ヤウシュベツ川湿原」の木製の小さな看板があります。橋のたもと(南側)のすぐ下は「ヤウシュベツ川カヌーポート」になっていて、2時間半の航行を楽しめます(要予約、根室から無料送迎)。
《駅逓所・駅や停留所跡》
「旧奥行臼駅逓所(おくゆきうす)」と「標津線旧奥行臼駅」と、「旧別海村営軌道風連線 奥行臼停留所(第一~第三)」
これら一連の鉄道関連史跡は国道243号・パイロット国道から分岐した道道930号・上風連奥行線沿い、「歴史の里」にあります。南下すると上に挙げた順番で右左と並んでいますが、道道入り口あたりに国道用の駐車場とトイレ(奥行駐車場、MAP CODE:496 535 294*06)があり、駅逓所のつぎに「オクユキウスの大楢」が立っています。奥行臼駅の周辺には鉄路が残されています。
一番目を引く「駅逓所」(奥行15番地12、開館期間5/1~11/3・10:00-16:30/月曜休館・冬期はお休み)はほぼ完璧な形で保存されています。明治43年10月に開設、北海道開発と連動して独自に発達した「駅逓制度」、道内には最盛期600超の駅逓がありました。2011(平成23)年、国史跡指定。5月になると、桜の季節です。
なお、旧奥行臼駅逓所から国道243号を9km南下すると、根室の「明郷 伊藤牧場(あけさと)」(0153-26-2181)に到達します。
《新酪農村展望台》
「新酪農村展望台」(MAP CODE:496 558 242*12、別海町別海396番地7)。「別海十景 新酪農村」の看板あり。駐車場あり、トイレなし。高さ10mの展望台からは北海道らしい緑の大平原と牛たち、そこを走る直線道路が目に飛び込んできます。6月上旬頃~8月上旬頃の牧草収穫期にはたくさんの牧草ロール(牛たちの冬期の餌)が転がります。なお牧草地は農地です、立入禁止、踏み荒らされた牧草は餌にはできません。
③別海町市街地 (北から順に) 〔観光スポットトップに戻る〕
別海町市街地 |
《別海町 郷土資料館》
「別海町 郷土資料館」(0153-75-0802、別海町別海宮舞町30)09:00-17:00/毎月第2・4月曜・毎月第1・3・5日曜・毎月第1・3土曜お休み(複雑すぎて問い合わせた方がよい)。別海の先史から、開拓時代を経て現在に至る歴史をたどる資料館。江戸時代末期の野付半島に関する文書を保存する「加賀家文書館」併設。
《別海町ふれあいキャンプ場》
「別海町ふれあいキャンプ場」(0153-75-0982、別海町別海141番地4)開設期間5月~10月第1日曜まで。別海町市街地に近いキャンプ場。オートサイト71台分、バイクサイト、テントサイトがあります。水洗トイレ2か所、ランドリー、屋根付き炊事場2か所などがあります。入場料と利用料が必要です。貸しテント、貸し毛布、貸し自転車などがあります。電源の利用も可能です(先着順)。ゴミは分別して、有料ゴミ袋で管理棟に出す。20:00~07:00ゲート閉鎖、夜間外出できません。おひとり様、手ぶらキャンプ大歓迎。温泉施設「べっかい郊楽苑」(0153-75-0711)まで徒歩5分。近くに「ふるさとの森動物館」(0153-75-2294)などの施設があります。
とてもよく似た名前「尾岱沼ふれあいキャンプ場」とは別の施設です。
《ふるさとの森動物館》
「ふるさとの森動物館」(0153-75-2294、別海町別海140番地の1)10:00-17:00/月曜休館・年末年始休館。ポニー、ウサギ、ヤギ、鹿、エゾ狸、ハクトウワシ、トンビ、白鳥、ウコッケイ、ボリスブラウン、チャボなどすこしなじみのある動物を飼育展示しています。ハクトウワシはとても珍しい鳥。キャンプ場のすぐ近く。
《CAFE TRUNK・別海ミルクハウス・ポークチャップの店 ロマン》
これらは国道243号沿いにある飲食店です。
「CAFE TRUNK(カフェトランク)」キャンプ場から東へ2.3km(0153-74-8133、別海町別海旭町94)11:00-17:30/木曜休館。本格的なコーヒーとパンケーキ、アイスクリームを堪能できるお店。コーヒーはカップになみなみと注がれて出てきます。パンケーキはおなかを空かせていかないと遺してしまいそう。北海道によくある「ここから入るんですか」的な店構えと玄関、「TRUNK」と書かれた看板の横にある扉を押してみましょう。
「JA道東あさひ 別海ミルクハウス」キャンプ場から東へ2.1km(0153-75-3091、別海町別海緑町36)4月下旬~9月下旬の営業・10:00-17:30(日曜09:30-17:00)。ミルクスタンド。別海牛乳を100%使った、濃厚すっきりのソフトクリームがだんぜんおすすめ。
「ポークチャップの店 ロマン」キャンプ場から南東へ3.2km(0153-75-2458、別海町別海鶴舞町120-3)11:00-16:00/木曜定休。700g(焼き上がりに要50分)という巨大なポークチャップが出てくるお店。電話でお願いしておくと少し早めにありつけるかも…。ジャンボホタテバーガーも人気です。ふつうにカレーなどのメニューもあります。店舗のHP。
④西春別 (北から順に) 〔観光スポットトップに戻る〕
別海町・西春別 |
《掩体壕(えんたいごう)》
「掩体壕」つぎに記載の鉄道記念館から北へ10km(別海町本別34番)は飛行機の防空壕。道道13号沿いにコンクリートでできた屋根らしきものがあります。正式には「旧陸軍計根別(けねべつ)第一飛行場1号有蓋掩体(ゆうがいえんたい)」という長い名前。幅が34m、高さ5m、奥行き22m。周囲は牧草地(雑草を生やしている土地ではありません、畑です)、立入禁止。
《別海町鉄道記念館》
「別海町鉄道記念館」(問合せ0153-75-3094、別海町西春別駅前西町271)通年開館09:00-15:00/月曜定休。別海をJR標津線(1989平成元年廃止)が走っていた頃の遺産を展示。木造の建物自体はSLを思わせる形になっています。周囲は「鉄道記念公園」(5月~10月の開園)になっていて、蒸気機関車D51やディーゼル車、ラッセル車、駅名標が野外展示されています。
別海十景の「茨散沼(ばらさんとう)」(MAP CODE:941 000 637*30)や、「町立小野沼公園」(MAP CODE:448 241 037*55)などにも足を伸ばすと良いでしょう。別海町観光協会の「観光スポット」もご覧ください。
標津町(南から順に) 〔観光スポットトップに戻る〕
標津町の観光スポットはほとんどが東の市街地付近に集中しています
標津町中心部の観光スポット |
《標津サーモン科学館》
別海町まで来たなら、ぜひ北部・標津町の「標津サーモン科学館」(0153-82-1141、標津郡標津町北1条西6丁目1番1-1号 標津サーモンパーク内)を訪れたいもの。2月~11月・09:30-17:00の開館(12月と1月は冬期休館)、5月~10月は無休、その他の月は水曜日が休館。鮭の仲間の展示種類では国内No. 1。
どでかいチョウザメの展示、小さいチョウザメに指を食べられる経験などもできます。食べられると「食べられた証明書」をもらえます。20%も割引のJAF優待割引があります。
2F展示室が「日本遺産・鮭の聖地エキシビジョンルーム」として2020年4月にリニューアル。縄文時代~江戸時代末期の約一万年続くサケと人の歴史についての展示。縄文時代のサケの骨、アイヌの人たちが鮭の豊漁に沸き立つ様子などが描かれたびょうぶ(レプリカ)などを目にできます(「日本遺産・鮭の聖地の物語」 )。
11月は鮭の産卵を間近に見られる「シロザケの産卵行動」が標津川につながった「魚道水槽」で展示されます。1日に1回~3回、産卵行動が見られるそうです。時間に余裕のあるときに行ってみてはいかがでしょうか。映像で見たことのある人も、肉眼で見るのはなかなか貴重な体験です。
標津サーモン科学館 |
《標津町のキャンプ場》
「しべつ海の公園オートキャンプ場」サーモン科学館から東へ2km(バンガローとオートサイト予約0153-82-2265、標津町2町南三条1-1)開設期間4月終わり~10月。利用料と一人当たりの清掃協力金が必要。流し付きバンガロー4棟、電源と流し台付きオートサイト7区画、広い芝生のフリーサイトは6,000㎡。共同炊事場2棟。テントや寝袋などの貸し用具あり。日中は管理人がいます。2006年の開設。
海際に釣り突堤100mがあり、釣りが楽しめます。春から秋にかけカレイ、秋から冬にかけコマイ、9月あたりにカラフトマスや白鮭が釣れるそうです(開設期間は積雪のない時期)。
《標津町北方領土館》
「標津町北方領土館」(0153-82-2422、標津町北2条東1丁目1番14号)夏09:00-16:00・冬09:00-15:00/月曜休館。標津町から北方領土・国後島まではほんの24km。北方領土は4島合わせると九州・福岡県よりも広い面積。北方領土館は日本固有の領土・北方領土の歴史、北方領土の産業と生活、返還要求運動のあゆみやビザなし交流の変遷等についてデータを展示しています。根室市の「北方領土資料館」、「四島交流センター(ニ・ホ・ロ)」ととともに訪れたいところ。
《標津線根室標津駅跡・根室標津駅跡転車台》
「標津線根室標津駅跡」(標津町北3条西2丁目)。JR標津線の終着駅・根室標津駅は1989(平成元)年標津線の廃止とともに廃止になりました。駅はその後撤去、今は花壇のある公園。近くに「標津バスセンター」(0153-82-2155)という大きなバス停があります。
駅跡に面影は何もありませんが、南下100mほどに終着駅を彷彿とさせる「転車台」と蒸気機関車C11が展示されています。「紹介記事」も駅跡にはほとんど触れず、転車台の紹介です。
「根室標津駅跡転車台」は「広場」になっていて、「根室標津駅」の文字とともに手押し転車台が展示されています。とくに「冬まつり」が盛況のようで、イルミネーションや大きなSL像・雪のすべり台などで飾られます。ときどき夏など実際に回してみることがあるそうです(標津転車台保存会のfacebook)。
《ポー川史跡自然公園・ビジターセンター》
「ポー川史跡自然公園」(MAP CODE: 658 359 853*00、標津町伊茶仁)は国の天然記念物「標津湿原」80haを擁する大きな公園(630ha、東京ディズニーランド12個分)。これ以上は蛇行できないだろうというくらい蛇行しているポー川沿いの公園です。サーモン科学館から北へ3kmほど、しべつ海の公園から北へ3.5km。体験プログラム「標津遺跡群ガイドツアー」、「原始河川ポー川カヌー」などがあります(要予約)。
〔公園ビジターセンター〕
公園内に「公園ビジターセンター」(0153-82-3674、標津町伊茶仁2784番地)09:00-17:00/開館期間4/29~11/23(期間中無休)。まずはここで公園や湿原の情報を手に入れて出発です。公園内各所での所要時間目安が「利用案内」にあります(が、全部を目指すとなるとゆうに一日はかかります)。園内で利用できるレンタサイクル(先着順・無料)があります。「園内のみどころ」というページには「見どころ」と一緒に「園内マップ」があります。
園内の施設により入場料が必要です(開拓の村、遺跡エリアは要入場料)。湿原内には木道が通っています。ビジターセンターが休みになる冬期、「自然公園スノーシュートレッキング」が開催されます。地元ガイドと一緒にスノーシューで歩くツアーで、2日前までの要予約(要料金)。
ビジターセンターから北へ200mで、「標津町歴史民俗資料館・開拓の村」(0153-82-3674、標津町伊茶仁2784)09:00-17:00/冬期(11/24~4/28まで)休館。
《伊茶仁カリカリウス遺跡(いちゃに)》
「伊茶仁カリカリウス遺跡」(MAP CODE:658 358 578*81、標津町伊茶仁57-1)24hオープン・冬期は積雪のため入れません。ポー川史跡自然公園の奥、ポー川沿いに広がる台地に形成された遺跡。この遺跡では2,549件の竪穴住居跡が発見されています。伊茶仁カリカリウス遺跡、古道遺跡(ふるどう)、三本木遺跡を総称して標津遺跡群と呼ばれます。竪穴住居はおそらく10,000を超えると推測されています。
中標津町(西から順に) 〔観光スポットトップに戻る〕
北部の西から東へ、中標津町市街地を紹介します(なかしべつのトリセツPDF)
- レンタサイクル 市街地の西
- モアン山
- 養老の滝
- 養老牛温泉 湯宿だいいち
- 荒川版画美術館 市街地の北
- クテクンの滝
- 開陽台展望館
- 格子状防風林
- ミルクロード
- ほしのふる里開陽の丘(宿泊施設) 市街地
- 中標津空港
- 道立ゆめの森公園
- 緑ヶ丘森林公園キャンプ場
- 中標津温泉
中標津町の観光スポット |
《レンタサイクル》
中標津町市街地にはレンタサイクルがあります、「サイクルステーションはやし」(0153-72-2507、中標津町大通南1丁目4)09:00-18:30/日曜定休。4時間880円、営業時間内1,100円(営業時間内に返却)。下に紹介の「開陽台展望館」までだと、北西へ13km。
市街地の西
《モアン山》
「モアン山(やま)」(MAP CODE:613 833 802*57。中標津町養老牛)。道道150号線沿いの山(標高は357m)、南側山肌に有名な「牛」の文字が浮かび上がります(道道上、防雪柵が続き見通せないところあり)。道道505号上の北東側登山口(チェーン着脱所)からは放牧期間外(11月上旬~翌年5月下旬・4月くらいまで積雪あり)に登山可能。道道150号沿いの南側登山口(MAP CODE:613 802 373*40)からは通年登山可。低山ということもあり南側登山口からの登山道はよく踏みならされています。バスツアーなども行われています、紹介記事。
なお「もあん」はアイヌ語で「も」は「静か」と「あん」は「ある」あるいは「ワシを捕獲する小屋」、詳細不明のようです。
《養老の滝》
「養老の滝」(MAP CODE:910 057 042*15、中標津町養老牛)。南の「湯宿だいいち」から北へ1.5km(徒歩20分)ほどのところにある、落差4mの小さな滝。直前まで車で行けます。8月中旬くらいからサクラマスの遡上が見られます。紹介記事。
《養老牛温泉 湯宿だいいち》
「養老牛温泉」は上の「風呂事情」をご覧ください。
《荒川版画美術館》
「荒川版画美術館」(0153-73-7151、中標津町俣落2000-8)10:00-17:00/木曜休館。佐伯農場内、古いサイロを再利用した小さな美術館、すぐそばに「荒川」が流れています。中標津ゆかりの木版画家松本五郎、細見浩、根本茂男の作品を展示しています。すぐ北に「むそう村」(目的地設定不可090-3395-7540)というキャンプ場、すぐ南に「レストラン牧舎」(0153-73-7151、instagram)があります。
市街地の北
《クテクンの滝》
(要経験あるいは要ガイド)「クテクンの滝」(MAP CODE:976 342 212*17、中標津町武佐)開陽台から北へ直線距離で8km。武佐岳の西側にあります。開陽台の東に「林道入口」があり、ここから「クテクンベツ林道」に入ります(「クテクンの滝9km」、「武佐岳登山口3km」の標識)。滝に近づくと駐車場があります。そこからはずっと沢をさかのぼります。落差25mの滝、滝つぼの周りが大きくえぐられ空洞状になっています。「中標津郷土館」(0153-72-2190、中標津町丸山2丁目15)がまとめた「夏のクテクンの滝」、「冬のクテクンの滝」案内が役に立ちます。クマなどの出没に注意が必要なだけでなく、装備や地図についての知識も必要です。
《開陽台展望館》
◯標津の内陸部、中標津町には日本の展望スポットランキング10位の「開陽台展望館」(MAP CODE:976 104 357*58、中標津町俣落)が…。標高270mから360度の眺望が広がります。4月下旬~9月までは09:00-17:30、10月は09:00-16:30の開館、その他の月は休館です。月曜休館。「開陽台」でネット検索すると、炉端焼き店舗が表示されることがあります。
軽食コーナー、展望室と屋上に望遠鏡があります。牛がまどろむ開陽台牧場、格子状の防風林、直線道路ミルクロードが見渡せます。早朝には四角い太陽が見えるかもしれません。なお中標津町市街地(「おだいとう」から西へ32km)と養老牛温泉(西へ60km)に、5軒の旅館と2軒の日帰り入浴施設があります(中標津町日帰り温泉マップPDF)。
《格子状防風林》
「格子状防風林」道東の根釧台地(中標津、別海、標津、標茶町にまたがる台地)に広がる防風林、北海道遺産。防風林の幅は180m、総延長は648km、宇宙からも格子状の模様が観察されるとのこと。夏の海霧、冬の毛嵐から農作物や農民の生活を守ってきたもの。植林ではなく、原生林を今の形に残して伐採したものです。この防風林の全容を見るには飛行機に乗る以外手はありませんが、開陽台展望台からその片鱗を見ることができます。これだけでも台地と防風林の大きさ、北海道の広さが実感できます。晴れた日を選んで訪問しましょう。防風林の中では馬上トレッキングなどの活動が行われています。
《ミルクロード》
「中標津町ミルクロード」(中標津町武佐)。開陽郵便局(0153-74-2210、中標津町開陽85)を中間点とする道道775号・上武佐計根別停車場線、約10km弱の直線区間。東側の武佐簡易郵便局(0153-74-2113、中標津町武佐むさ85)がほぼ起点、西側の道道833号・俣落西五条線との交差点(信号機あり)が終点。ライダーの聖地とされます。斜里町の「天に続く道」などと同様に直線で、奥まで続く道路が魅力的。牛乳運搬のタンクローリーが通ることから名前がつけられました。北側に開陽台があります(紹介記事)。
十勝エリア足寄町にも「ミルクロード」があります。旧道の駅足寄湖(2022年道の駅登録が抹消・施設は従来通り利用可)で紹介。
《ほしのふる里開陽の丘》
南東へ2km離れて、公園「ほしのふる里開陽の丘」(MAP CODE:658 062 771*55、標津郡中標津町開陽1110-19)。8月いっぱい、ひまわりが満開になります(時期をずらして植えているそう)。周りに展望台、真ん中にレストハウスがあります。小さな流れに沿った「川の散策路」、レストハウスでは蕎麦やうどんの軽食、コーヒーなどをいただけます。ひまわり園は個人の所有、公園維持のために募金箱があります。中標津空港までは南東8kmです。
〔宿泊施設〕
敷地内の「星のふる里コテージA」は5月~11月の開設。冷蔵庫やテレビなどの家具も備えた。別荘風のコテージ、利用料が週単位で決められています。
市街地
《中標津空港》
「中標津空港」(0153-73-5601、中標津町北中16-9)。北海道でいちばん東の空港。札幌(新千歳まで1時間)と東京(2時間)を結ぶ便が就航しています。軽食を出すカフェがあります。
《ゆめの森公園》
「道立ゆめの森公園」(0153-72-0471、中標津町北中2-5)屋内施設は08:00-18:00。中標津空港すぐ前の公園。東京ドーム約12個分の広さ。巨大なドーム型屋内遊技場や親水施設があります。パークゴルフ場5コース、デイキャンプ場、コスモス園やジャガイモ畑、遊具は足こぎトロッコなどたくさん。冬は歩くスキーが楽しめます(レンタルのスキーセットあり)。
《中標津町のキャンプ場》
中標津には、開陽台から南東13kmに「緑ヶ丘森林公園キャンプ場」(公園管理事務所0153-73-2191、標津郡中標津町北中3番地16、開設期間5月~10月)があります。収容人員が1,000名。シャワー室、ジンギスカンやバーベキューハウスあり。トイレは4か所。貸しテント、貸し寝袋あり。ロッジ(11棟)の料金が安く、キャンプファイヤーの薪料金とほとんど同じ。一体が「ゆめの森公園」、「森林公園」、さらには中標津の空港まであり、その中に「森林資料館・研修舎」、「野鳥観察センター」、よろこびの森・ふれあいの森・いきがいの森・いこいの森・記念の森・さくらの森・パークゴルフ場などがあります、施設のほとんどが利用無料です。
すぐ近くにアイスクリームで有名な「ラ・レトリなかしべつ」(0153-72-0777、中標津町北中9−17)11:00-16:00/火曜定休。
開陽台にもキャンプ場はありますが、施設に難があります。
《中標津温泉》
「中標津温泉」については上の「風呂事情」をご覧ください。
●地名由来 [TOPへ]
《別海町》「尾岱沼」という地名は、アイヌ語で「砂の岬」を表す「オタ・エトゥ」が語源だそう。和人が「オダイトー」と濁って発音し、それに漢字が当てられたとのことです。でも「岬」が「沼」に変換されるとは…。「オタ・エトゥ」を「オタエ・トゥ(沼の意味)」と解釈したのでしょうね。
「別海」の方は「川の折れ目」の意味の「ペッ・カイ」あたりが語源だとか。別海町の真ん中を流れる「西別川」(にしべつがわ)の流域の様子を表したものだそう。アイヌ語の方は「跳ねる」らしいのですが、「別海」は1971年の町制施行以来「べつかい」と「跳ねない」読み方で統一されました。
なお「西別川」は摩周湖の伏流水が源流で、別海町の上水道水源、「バイカモ」の群落で有名です。バイカモは標茶町の「虹別オートキャンプ場」(5月~10月開設、フリーテントサイトの料金は安い、分別の上ゴミ処理可)の敷地奥に生息している様子が見られます。ただ上流は立ち入り禁止です。
「おだいとう」の道の駅の建物を見ると人口はあまり多くないのかなという感じですが、20,000を超えていた1960年当時よりは減少したものの現在15,000人ほどの多くの町民が暮らしています。
沿岸部では早くから漁業が行われていたそうですが、内陸部へは明治30年代から入植が始まり、周りの村との合併・切り離しを繰り返し、1971(昭和46)年町制を施行しました。内陸部への入植以降、その方面の人口が増加(2023年初頭14,000強)したため町の中心は沿岸部からそちらに移りました。
別海町は「高級アイスクリーム」の原料供給地としても有名です。道内のコンビニでカップアイス「べつかいのアイスクリーム屋さん」が手に入ります。
《標津町》
標津町には日本最大のサケ展示や研究に特化した水族館「標津サーモン科学館」があります。「鮭の聖地」といわれる「しべつ」の由来は特定は難しいようですが、「し・ぺつ」(大きな川)や、「しべをつ」(サケがいる)だとのこと。「神の魚」(かむいちぇぷ)とされたサケは標津の町とは切り離せない存在です(標津地名の由来)。
鮭料理は昔からの「ちゃんちゃん焼き」(石狩周辺発祥と伝えられます)、「秋あじ鍋」、「三平汁」などがあり、新しいところでは「しべつ鮭三代漬け丼」、これは鮭といくらを町特産の鰹節のダシのたれに漬け込み、標津川を溯った「ブナ鮭」の鮭節を添え、さらにホタテの漬けを添えた鮭三昧の丼ぶりです。標津町と関わりの深いサケ。標津町の遺跡(ポー川史跡自然公園、伊茶仁カリカリウス遺跡など)の、あらゆる時代の堅穴から多量の鮭の骨が見つかります。
日本最大規模と言われるポー川史跡については全体の発掘調査がまだのようですので、国の予算等を使った全容解明が待たれるところです。
標津町の人口は1960年代8,000まで行きましたが、現在5,000ほどの人が住んでいます。町は2007(平成17)年「日本で最も美しい村連合」に加盟しました。
《中標津町》
「なかしべつ」は海側の標津町の内側にあるための命名。標津川の中流域にあることからという説もあります。もともとは標津村の一地域でしたが、1946(昭和21)年、標津村から分村し、中標津村(町制は1950年から)となりました。空港などの施設のほか、国の機関なども多く設置されています。2010年頃人口のピークを迎え、現在減少に転じています。2023年初めで23,000ほどのひとが暮らしています。北海道ではかなり多い方になります。
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住所:北海道野付郡別海町尾岱沼5-27 (現在地からのルートを表示)電話番号:0153-86-2449 MAP CODE:448 418 657
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参考URL:
https://www.michi-no-eki.jp/stations/views/18897
http://www.hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/3099/
https://betsukai.jp/kanko/kanko_shisetsu/roadside_station/
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