道の駅「しゃり」(道東エリア・オホーツク 100)

北海道の道の駅一覧(テキスト版解説版域内道の駅一覧)・ブログの書き方北のチップス


概要(最終訪問日:2023年3月8日)
  • オホーツクエリア(沿岸部)、道道92号・斜里停車場線沿いの道の駅、2007年設置(設置番号100)

  • 24hトイレはウォシュレット(快適度9)。駅舎内には観光案内所とトイレ、自販機のみ
  • 駐車場は駅舎の裏手(知らないとぐるぐる回って探すことに…)、非常に狭い(車中泊度△)
  • 海産物を扱うおみやげ屋さんは道を挟んで「斜里工房しれとこ屋」へ
  • 市街地の道の駅、風呂、洗濯、食事、コンビニ、郵便局すべて近場に
  • 臨時の休館日、お知らせ等はtwitter

  • キャンプ場は「観光スポット」に記載しました


住所:北海道斜里郡斜里町本町37 (現在地からのルートを表示
電話番号:0152-26-8888   MAP CODE:642 575 095
営業時間や休館日などは「道の駅ホームページ」(おしらせ)をご覧ください
《近くの道の駅》
 (北東37km)うとろ・シリエトク
 (西19km)はなやか小清水
 (南西21km)パパスランドさっつる
 (北)オホーツク海

オホーツク管内(南)概略図



🙆 記事一覧 

トイレ事情    ●風呂事情    ●洗濯事情
駐車可能台数
敷地内の店    ●レストラン   ●コンビニや店・ガソリン・郵便局
観光スポットや行事
地名由来     ●地図


24hトイレはきれいなウォシュレット

 駅舎内のトイレが24hトイレ。個室はすべてウォシュレット。女子6、男子3。多機能トイレに1とオストメイト機器、おむつ交換台があります。手洗はお湯が出ますが、ひとつだけ最初に強烈に熱い湯が出る蛇口があります(注意書きあり)。下の画像は玄関側。駅舎裏手の駐車場から入ると、すぐに24hトイレです。

道の駅「しゃり」
道の駅「しゃり」



道の駅周辺
 「ビジネスホテルグリーン温泉」北西450m・ちょっと入り込んだ感じのところ(0152-23-2411、斜里郡斜里町港町7)12:30-23:00。入浴料安め。ボディソープ・シャンプー備え付け。ケロリン桶。モール泉。ちょと熱いかも。お肌つるつる。滑りやすい。地元の人の銭湯がわりになっているらしい。

斜里温泉
(秘湯)「斜里温泉 湯元館」西へ2km(01522-3-3486、斜里郡斜里町西町13-11)07:00-20:00。民宿、入浴料安め。モール泉。ボディソープ・シャンプー備え付け。タオル無料貸出。「クリオネキャンプ場」(0152-26-9930)のすぐ近く。

ウナベツ温泉
2019年閉業 ウナベツ自然休養村管理センター」東へ14km(0152-28-2203、斜里郡斜里町峰浜110)10:00-21:00。入浴料安い。小さい浴室ひとつ。固形石けんあり。6月~10月は宿泊もできます。

きよさと温泉
 「きよさと温泉 ホテル 緑清荘」(道の駅「しゃり」から南へ13km、「パパスランドさっつる」から北東へ7km)については「パパスランドさっつる」をごらんください。

越川温泉
 「越川温泉」(南東へ15km、ほぼ野湯)は下の「観光スポット」の「越川橋梁」とあわせてご覧ください。


 近いところにあります。網走市(西へほぼ40km)まで行けば、3軒あります。
 「コインランドリーつちはし」道の駅から南東へ1km(0152-23-2188、斜里郡斜里町光陽町52-1)06:00-02:00。洗濯・乾燥機一体型、スニーカー洗濯機、両替機あります。100mほど北に「ローソン 斜里朝日町店」(0152-23-6335)。

 「コインランドリーシドニー斜里店」(目的地設定不可090-5077-4316、斜里町青葉町28番10号)24h営業。洗濯・乾燥機一体型あります。facebook。道の駅から南西へ1.3km、「ダイゼンマート 斜里店」(0152-26-7780)内の施設。
 ガソリンスタンド「東部第一 ダイワ斜里」(0152-23-2031、JAF優待あり)の斜め向かい。


●駐車可能台数 [TOPへ] (ここは泊まれますか?道の駅のWi-Fi
大型・普通車・身障者用:2台・19台・2台。車中泊という以前に駐車場が狭すぎ。駅舎前はタイル張りのアプローチになっていて歩行者専用、テーブルとベンチも置いてあります。Google Map

 道の駅の駐車場は駅舎「裏手」。さらに50mほど南進すると、未舗装の臨時駐車場があります(画像中央の道路下部・左手)。
 画像の黄色線に沿って赤枠内に進めば大丈夫。タップすると画像はおおきくなります。大型車が2台も駐められるのかな?
 西へ2kmで「クリオネキャンプ場」があります。料金は少しだけかかりますが、こちらの方がずっと快適。「観光スポット」をご覧ください。

道の駅「しゃり」駐車場
駅舎裏にある・道の駅「しゃり」の駐車場


●敷地内の店 [TOPへ]
駅舎内、隣の斜里工房しれとこ屋、裏手のJR知床斜里駅

駅舎内
 駅舎内にはインターネットコーナー、まちなか情報コーナー(優しいおねえさんがいます)、ねぷた山車、自販機があります。山車は夜間ライトアップ。年が明け、流氷着岸が近くなると駅舎内に「クリオネ」を展示します。ただ残念なことにほかにはなにもなく、なんとエアコンもありません。お店系は道をはさんでとなりの「斜里工房しれとこ屋」へ。

 1983年、青森県弘前市と「友好都市」盟約を結び、その年から毎年7月下旬に「しれとこ斜里ねぷた」という祭りが開催されています。弘前との関係は1807年までさかのぼるらしく、ロシア船の南下に備え派遣された津軽藩士(弘前は津軽半島の南部、青森県西側に位置します)が飢えと寒さで殉死した「津軽藩士殉難事件」が、昭和時代の慰霊碑建立でよみがえり、これが縁となり弘前市の友好都市となったとのことです。弘前市側は門外不出のねぷたを斜里に伝授、それから祭りが開催されるようになりました。
 「斜里ねぷた」は道央エリア最北沼田町の「夜高(ようたか)あんどん祭り」(けんか祭り)、「八雲山車行列」(山車行列とお囃子の演奏)とならび、北海道の三大あんどん祭りです。
 毎年7月の中旬~下旬の金・土曜日に開催されます。大小12基ほどのあんどんが町内目抜き通りを練り歩きます。前日の木曜から物産展などが開かれます。土曜日には「ねぷらフェスティバル」という囃子方の大合奏が見物(みもの)です。

道の駅しゃり・ねぷた山車
道の駅しゃり・ねぷた山車



斜里工房しれとこ屋
 道の駅隣「斜里工房しれとこ屋」には生鮮食品・酒や知床しゃりブランド品を販売している「野尻正武商店」、米・ガスと土産物の「野尻米穀店」、知床の食材にこだわったメニューが多い「知床キッチン熊湖」、知床産の特産物や焼き物を扱う「シャリッとショップ」の4店舗が入っています。

道の駅しゃり・斜里工房しれとこ屋
道の駅しゃり・斜里工房しれとこ屋


JR知床斜里駅
 道の駅裏手に「JR知床斜里駅」があり、ここにフリオ・ベッシンという人の作ったでっかい「オジロワシ」の青銅像があります。斜里駅は冬期(1月終わり~2月のひと月間)、「流氷物語号」という観光列車(ラッピング塗装のディーゼルカー)の始発駅になります。網走駅までの1時間、オホーツク海の流氷を眺めながらの小旅行を楽しめます。自由席のみ(知床斜里駅出発の場合、右手が海側)。また駅敷地内には雪のすべり台が造られます。

JR知床斜里駅
JR知床斜里駅


●レストラン [TOPへ]
斜里市街地
 「しれとこ里味(さとみ)」道の駅から南へ2.2km(0152-23-2220、斜里郡斜里町新光町64)11:00-14:00・16:30-20:00(月木は14:00で終了)。昼は蕎麦、丼、定食。夜は海鮮あぶり焼きや居酒屋メニュー。
 「しれとこ来々軒」西へ400m(0152-23-3080、斜里郡斜里町港町15-2)11:00-22:00/月曜定休。(旭川系醤油)ラーメン、チャーハン、カレーライス。
 「久野 レストラン・メンズクラブ(麺通舘)」南へ1.6km(0152-22-2323、斜里郡斜里町青葉町33-6)10:00-21:00。麺とありますが、カレーや定食も可。
 「農家レストラン知床ごんた村豊倉店」南へ2km(0152-23-3036、斜里郡斜里町豊倉51-18)11:00-14:00・17:00-21:00/火曜定休。ピザ、カレー。コテージで宿泊可。facebook
 「すし善」北東へ200m(0152-23-6544、斜里郡斜里町本町41)17:00-22:00。回らない寿司屋さん。地元の人もよく立ち寄るお寿司屋さん。ものによりますが、ファミレスより少しお高い程度。


●コンビニ・店・ガソリン・郵便局 [TOPへ] (ANRE 停電時も給油可能なGS
コンビニはすぐ近くです。
 「セイコーマート斜里店」西へ250m(0152-23-3123、斜里郡斜里町港町14-9)06:00-24:00。ホットシェフあり。
 「セブンイレブン斜里本町店」南東へ450m(0152-23-3953、斜里郡斜里町本町17-3)24h営業。
 「ローソン斜里朝日町店」南東へ900m(0152-23-6335、斜里郡斜里町朝日町30-1)24h営業。「コインランドリーつちはし」が近く。

 青葉町(道の駅から南へ1.8km)にも国道244号沿い、ほぼかたまって3軒(セブンイレブン斜里青葉町店0152-23-6103、セイコーマート斜里青葉店0152-23-6373、ローソン 斜里青葉町店0152-22-2160)。
 周辺に「ラルズマート 斜里店」(0152-22-1400)や「ホーマックニコット 斜里店」(0152-23-1800)、「知床ごんた村豊倉店」(0152-23-3036)、「そば処福住 斜里店」(0152-23-0685)もあります。



ガソリンスタンドも近辺です。
 「出光 セルフ斜里SS」西へ500m(0152-23-2055、斜里郡斜里町港町16-38)08:00-18:30/日曜定休。
 「ダイワ斜里SS / 東部第一」南へ1km(0152-23-2031、斜里郡斜里町文光町48-14)07:30-19:30。
 「ホクレン 斜里セルフSS / JA斜里町」南東1.7km(0152-23-2474、斜里郡斜里町光陽町45-13)08:00-19:00(10月~03月-18:00)。ドライブスルー洗車機があります。



 「斜里郵便局」東へ500m(0152-23-1989、斜里郡斜里町本町14-2)ATMは日曜17:00まで。


●観光スポットや行事 [TOPへ] (服装虫対策ゴミ箱

 毎年7月下旬開催の「しれとこ斜里ねぷた」の祭りについては「敷地内の店」をご覧ください。

道の駅「しゃり」と観光スポット
道の駅「しゃり」と観光スポット


天に続く道
 「天に続く道」は道の駅近辺で一番のおすすめ。道の駅から道道92号に入り、2km進むと、国道334号。そこからは直線道路です。7km東進すると、左手に「天に続く道展望台」(MAP CODE: 642 559 412*48、斜里郡斜里町字朱円東)、駐車場と簡易デッキが設けられています(冬は雪に埋没)。地平線の果てまで道が続いている感じに見えます。右手に「海別岳(うなべつだけ)」、左手少し離れて「天頂山」、「羅臼岳」が見えます。
 さらに1km進むと丁字路になっていて「駐車場」(MAP CODE: 642 561 460*03)があります。青地に白字の「天に続く道」の看板と撮影台あり。信号のない交差点が多数です、お気をつけて。

天に続く道
斜里町・天に続く道(冬)


来運の水
 「来運の水」南へ11km(MAPCODE: 642 272 765*18、斜里郡斜里町来運 来運公園内)。来運公園内にある湧水で、なんと冬期に凍らないそう。来運神社(0152-22-2125、斜里郡斜里町来運117)が近くにあります。パワースポットで願い事が叶うといわれています。
 なお、道の駅「しゃり」では来運神社の御朱印は取り扱っていません(なぜか問合せが多いそう…)。

以久科原生花園
 「以久科原生花園(いくしなげんせいかえん)」(MAPCODE: 642 579 708、斜里郡斜里町以久科)。海沿いの花園、エゾスカシユリをはじめ05月~10月までいろいろな花が咲きます。知床岳、知床連山、羅臼岳、知西別岳、音根別岳が見えます。駐車場あり。
 冬は流氷が間近にやってきます。除雪はときどきされています。トイレはありません。

斜里町・以久科原生花園
斜里町・以久科原生花園(冬の流氷)


斜里町立知床博物館
 「斜里町立知床博物館」東へ1km(0152-23-1256、斜里郡斜里町本町49-2)09:00-17:00/月曜定休・冬期は祝日も休業。知床関連の動植物・昆虫に関する町立の大きな博物館です。大型の猛禽類などがたくさん吊り下げられています。

斜里町立知床博物館
斜里町立知床博物館
漁船
漁船


北のアルプ美術館
 「北のアルプ美術館」東へ1.2km(0152-23-4000、斜里郡斜里町朝日町11-2 アルプ通り)10:00-17:00(冬期12月~3/1休館)。創文社から発刊された山の文芸誌『アルプ』を中心に山岳誌などを集めた美術館です。

第一幾品川橋梁(越川橋梁)》
 「第一幾品川橋梁(いくしながわ、通称:越川橋梁)」道の駅から南東へ15km・国道244号沿い(MAP CODE:642 350 447*87、斜里町越川245-8)。列車が一度も通ることがなかった鉄道橋梁。1939(昭和14)年、根北線の建設にあわせ、建設開始、全長147m、最大地上高21.6m。10連のコンクリート製アーチ橋が第二次大戦戦時体制の資材不足により、なんと鉄筋なしで作られました。戦時下、根北線の建設は中断、戦後になっても建設が再開されることはありませんでした。1973(昭和48)年、国道244号が交差するため橋脚2本が撤去、残りの部分が現在残っている橋脚です。1998(平成10)年に国の登録有形文化財に登録。露天の温泉「越川温泉」は南300m、南下すると150mほどで未舗装の左折道路があります。
越川温泉
(ほぼ野湯)「越川温泉」(MAP CODE:642 290 736*56、斜里郡斜里町富士150)06:00-22:00。入浴料は協力金のような感じ、「貯金箱」と書いた金属の缶に入れます。内湯ですが、浴槽に塩ビ波板の屋根を付けただけのもの、昼間は外光が入り明るいです。外に簡易トイレあり。休憩室らしきものあり。



キャンプ場・斜里川
 「クリオネキャンプ場」道の駅から西へ2km(0152-26-9930、斜里町西町4)冬季閉鎖、ゲストハウス1棟貸しのみ冬期間も営業。2020年のリニューアルできれいになりました。キャンプ、オートキャンプ、モバイルテント泊、温泉つきコテージ、バンガローゲストハウス泊などが選べます(料金)。管理棟は24時間利用可(09:00-12:00は掃除時間)、棟内にキッチン(ガスレンジ、共用冷蔵庫、電子レンジ、電気ポット、炊飯器、トースター、各種調理器具および食器類)、ランドリー、有料シャワー(コテージ等利用者は無料)、ウォシュレットあり。屋外に共同キッチン、バーベキューBBQ施設あり。バイク、自転車用屋内駐輪場あり。レンタル用品(シュラフ、毛布、ストーブ、カセットコンロ、釣り竿、リュック、テーブルと椅子等々)あり直火は禁止、ゴミを無料で引き受け。
斜里川
 近くを流れる川「斜里川」(斜里川流域の自然を考えるネットワーク)は湧き水のため冬も凍らない川。そのため北海道では9月頃にのぼる鮭が、ここでは冬の間ものぼり続けます。冬の間もそれを狙う猛禽類などが多く見られます。上流は鱒の滝登りで有名な清里町の「さくらの滝」(紹介文)に通じます。
 すぐ近く(北300mほど)に「斜里温泉 湯元館」(0152-23-3486、営業時間07:00-20:00、キャンプ場宿泊者は通常料金の半額、詳細)。市街地(道の駅周辺)が近くなのでスーパーやコンビニ、飲食店があります。
 海岸は北へ600mほどですが、東へぐるっと回って釧網線(せんもうせん)の踏切を越え2.3km、海岸沿いの「砂丘公園」であれば、東へ1.5km。


●地名由来 [TOPへ]
 地名「しゃり」はアイヌ語由来、「さる」(葦原)からだそう。「さる」は「沙流川」等、日高にもあり、一説には区別のため日高の方を「まっね・さる」(女の葦原)、斜里の方を「ぴんね・さる」(男の葦原)と言うとか。

 斜里町は縄文時代から栄え、朱円ストーンサークル(MAP CODE:642 524 570*77、国道334号経由、国道をそのまま東へ進むと「天に続く道展望台」に至ります)等の遺跡があります。1600年代から松前藩とのつながりが深くなり、そのころから「斜里」という地名が用いられていたようです。明治期に入り斜里郡となり、斜里村役場が設置され、大正時代に5村合併、昭和初めに斜里町となりました。平成の大合併時、斜里町も周辺の町との合併の動きがありましたが、新しい市の名前で合意に至らず、合併は実現しませんでした。現在12,000ほどの人が暮らしています。


●地図 [TOPへ]
住所:北海道斜里郡斜里町本町37 (現在地からのルートを表示
電話番号:0152-26-8888   MAP CODE:642 575 095

#「その他のオプション」をクリックした後、出てきた大きな地図の左側「道の駅しゃり」の文字列の前に「札幌から」など入力し、エンターキーを押すと出発地からの距離、時間、ルートが示されます。


参考URL:
https://www.michi-no-eki.jp/stations/views/18885
http://www.hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/2905/
http://www.sharimichi.jp/

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