道の駅「江差」(道南エリア檜山 6)
北海道の道の駅一覧(テキスト版・解説版・域内道の駅一覧)・ブログの書き方・北のチップス
住所:北海道檜山郡江差町字尾山町1 (現在地からのルートを表示)
電話番号:0139-52-1177 MAP CODE:482 512 063
営業時間や休館日などは「道の駅ホームページ」(おしらせ)をご覧ください
《近くの道の駅》
(東9km)あっさぶ
(西)日本海・奥尻島
(南14km)上ノ国もんじゅ
(北23km)ルート229元和台
🙆 記事一覧
●トイレ事情 ●風呂事情 ●洗濯事情
●駐車可能台数
●敷地内の店 ●レストラン ●コンビニや店・ガソリン・郵便局
●観光スポットや行事 +奥尻島
●地名由来 ●地図
24hトイレは駅舎とは別棟(画像奥の建物)。駅舎の小ささを売りにしているのか、「トイレの方が駅舎より大きい」とどこぞに書かれています。個室はすべてウォシュレット。女子4、男子2、多機能トイレ1です。多機能トイレにオストメイト機器はありません。床がなぜかびしょびしょのことが…。駐車場内に水栓があります。
「江差繁次郎温泉(しげじろう)」道の駅から北へ450m(0139-54-5454、檜山郡江差町田沢町82-7)17:00-22:00(土日12:00-)。入浴料は安い。透明のきれいな湯。源泉かけ流し。ボディソープ・シャンプー要持参。本場フィンランドサウナあり。露天風呂はヒノキ風呂。
レストランあり(エビあんかけ焼きそばがおすすめ)。
道内、道の駅近くの温泉では入浴料が3番目に安い。1番は弟子屈町の「泉の湯」、2番は上ノ国(花沢温泉)とルスツ(ルスツ温泉)。無料のお風呂がじつは道北エリア(留萌管内1軒)にあります。
「江差町ぬくもり温泉保養センター」北へ400m(0139-52-0083、江差町字小山町126)11:00-17:00/月曜定休。もとは高齢者用施設だった町営温泉。入浴料ちょと安め。源泉かけ流し、結構熱い。浴槽は男女ひとつずつです。女性用脱衣所にはベビーベッド。ボディソープ・シャンプー要持参。ドライヤー、ロッカー、休憩所あり。繁次郎温泉に配慮して、17:00までの営業。無料の足湯もあります。
「江差温泉 緑丘の湯っこ(みどりがおか)」南へ5.2km(0139-52-6310、檜山郡江差町緑丘172)16:00-20:30(土・日14:00-)/水木曜定休。入浴料安め。源泉かけ流し。露天あり。濁り湯。ボディソープ・シャンプー要持参。ドライヤーあり。屋根つき露天がなかなか良い。「セブンイレブン江差茂尻町店」(0139-52-3515)から600~700m山に入る。
奥尻島の温泉は「奥尻島」に掲載しました。
「太陽クリーニングファット柳崎店(やなぎざきてん)」道の駅から北へ2.6km(0139-52-6606、檜山郡江差町字伏木戸町555)08:00-22:00。洗濯機・乾燥機一体型あり。お隣がクリーニング屋さん。
駐車場は店の前4~5台分なので埋まっていることも…。ホームセンター「DCM ホーマック」とスーパー「フードセンターブンテン江差店」がお隣。裏が「道立江差病院」。いずれもDCMホーマックの駐車場と境を接しています。
「木古内にこにこコインランドリー」南東へ52.0km・道道5号経由松前半島横断(01392-2-4055、上磯郡木古内町大平20-2)06:00-24:00。「きこないビュウ温泉のとや」隣。この経路では松前半島南の道の駅、上ノ国、松前、福島、知内をスキップします。
「センタクベース 木古内店」国道228号沿い(木古内町大平26-4)24h営業。2022年開業、こんなに近くていいのというくらい「にこにこランドリー」に近い(350m南)。セブンイレブン木古内町店(01392-2-3203)の向かい。洗濯乾燥機5台、乾燥機4台、スニーカー洗濯機あり。Wi-Fiあり。稼働状況。
大型・普通車・身障者用:6台・20台・1台/EV急速充電器2、普通充電器2があります。「日本で一番小さい道の駅」をうたい文句にしているだけあって、駐車可能台数はかなり少ないです。道の駅が国道228号に沿って細長く造られています、前面に国道、背後に日本海という位置関係。Google Map。
日本海は波の荒いときが多く、しぶきがかかるとなかなか大変。波音が大きく「江差追分」を力一杯歌っても許されるかもしれないくらい。立地的には風呂、食事、洗濯、観光地といずれも揃っていると言えます。
駅舎の外では「江差の繁次郎」が雨の日も風の日もじっと座っています。
道の駅「江差」は、2019年クラウドファンディングによるリニューアルをして、販売所と展示コーナーを新たに配置しました。お土産物のコーナーなどが少し広がっています。駅舎内に小さな展示品を並べています。ここでは江差のおせんべい「こうれん」を買い求めましょう。
《簡易宿泊所》‥空いていても当日の申し込みは不可(自治体経営でもこういうところはなかなかない)・要予約
駅舎から少し離れて、ニシン番屋風バンガロー「繁次郎番屋簡易宿泊所」(0139-52-1177、12月~3月は冬期休業)が小さい木の橋を渡って、3棟あります(1棟10人まで)。棟に名前がついていて良島、宝島、立岩。バス、トイレ(ウォシュレット)、キッチン、布団(二段ベッド)、調理器具(炊飯器、電子レンジなど)、石油ストーブ、冷蔵庫など整っているので、パジャマだけ持ってくれば良いそう。部屋や利用日によりきれいに掃除が行き届いていたり、レンジの中などが汚れていたり…という口コミが。
利用可能期間は4月~11月、ほぼ三ヶ月前から前日までの予約を受け付けます。繁忙期(連休やお盆の時期)には申込者の抽選をするそうで、その申込はたとえば4月29日~30日の利用だと、1月29日~2月5日までに申込、2月6日が抽選。で、三ヶ月前までに申込んでおくことが必要です。「繁忙期のカレンダー」がホームページにあります。そのほかの日は申込順で、前日まで申込を受け付けるとのこと。
北海道らしく駅舎とバンガローの間に1mほどの細い川が流れ、海に注いでいます。
「ラッキーピエロ江差入口店」道の駅から北へ3.6km(0139-52-5553、檜山郡厚沢部町美和1252-1)10:00-22:00。屋根にソフトクリームが載っている、ハンバーガーチェーン。ここはカレーや焼きそば、カツ丼、ハンバーグ、オムライス、ピザなどなんでもできます。オードリー・ヘップバーンの額入り写真が店内に一杯飾られています。駐車場はとっても広く、駐められないことはありませんが、お昼の時間帯などは、電話注文のお客さんなどもいるらしく待ち時間がすご~く長いかも…。
「皐月蔵チャミセ(さつきぐら)」南へ3.8km(090-7656-5473、檜山郡江差町姥神町18-1)11:00-16:00/月火曜定休/04月頃~11月頃までの営業。鴎島の入口あたり。店名が「さつきぐら」というように土蔵があり、土蔵群の見学は無料。駐車場は江差追分会館など近隣の公共駐車場を利用。
「レストラン津花館」南へ4.2km(0139-52-5151、檜山郡江差町橋本町100)11:00-14:30・16:30-20:30(平日)/11:00-15:00・16:30-20:30(土日祝)/月曜14:30-以降休み。鹿肉のハンバーグカレーなどもあります。「かもめ島」と「開陽丸」を一望できる場所にあります。オープンテラスでビールも可。景色的にはここが一番、落ち着いて食事できます
○「食彩酒房さと水(さとみ)」南へ4.4km(0139-52-5514、檜山郡江差町新地町26-9)18:00-23:00/日曜休業の場合あり。道南をはじめとする北海道の食材と日本酒を味わえる居酒屋。「お刺身の江差盛り」や「天然磯のりの棒飯」がおすすめ。
○「イタリア風居酒屋パレス」南へ4.5km(0139-52-2626、檜山郡江差町字新地町27-2)11:00-14:00・17:30-24:00。本格的イタリアンの店。パスタのソースが絶妙。夜はイタリア風居酒屋。
○(昼)「手打ちそば和味(なごみ)」南へ2.7km(0139-52-1211、檜山郡江差町愛宕町40-1)11:30-15:00(売切れ次第終了)/月曜定休。繊細で喉ごしのいいお蕎麦をだすお店。
《江差のせんべい》
「こうれん」これは店の名前ではなく、せんべいのこと。江差あたりで毎年6月~7月(田植えの後の農閑期)に作られます。うるち米をこねて作っていたため「粳練(こうれん)」と呼ばれるようになったとか。食べ方は、まず油で1分間ほど揚げて、そのまま、アイスクリームを載せて、あるいは味噌汁に入れて食べます。
江差やあっさぶの道の駅、「江差旅庭 群来(くき)」(0139-52-2020、江差町姥神町1-5)で販売です。ついでながら「江差旅庭 群来」はとても評価の高い、7部屋だけの旅館。鴎島入口にあります。
《江差のお菓子》
「山田屋菓子舗」道道215号沿い(0139-52-0302、江差町姥神町79−1)08:30-18:00/日曜定休。和菓子のお店、いちご大福、生どら、かもめ島最中がおすすめ。駐車場は店舗前に5台。
「五勝手屋本舗」道道215号沿い(0139-52-0022、江差町本町38)08:00-18:00。江差を代表する和菓子のお店。北海道を旅行するとたいていのおみやげ屋さんで目にする「五勝手屋羊羹」の店。あずきオムレットなどもおすすめ、お赤飯もあります。
「セイコーマート江差尾山店」道の駅から北へ300m(0139-52-3060、檜山郡江差町字尾山町46番の2)06:00-23:00。ホットシェフ、ドリップコーヒーはありません。
「ローソン江差柳崎店」北へ2.8km(0139-53-6080、檜山郡江差町柳崎町43)24h営業。まちカフェあり。
「セブンイレブン江差愛宕町店」南へ2.7km(0139-52-2241、檜山郡江差町愛宕町78-1)24h営業。
さらに鴎島(かもめじま)付近(南へ4.2km)に3種1軒ずつあります。
ガソリンスタンドは…、
「DCMホーマック江差柳崎店」の近く「オカモトセルフ江差」北へ2.8km(0139-54-6660、檜山郡江差町字伏木戸町563番1)06:00-24:00。
「ENEOS江差SS / 前側石油」南へ3.1km(0139-53-6242、檜山郡江差町中歌町199-10)07:30-19:00(日祝 -18:00)。
「出光江差SS / 三洋石油商会」南へ3.7km(0139-52-1157、檜山郡江差町姥神町159-7)07:00-19:00(日曜08:00-17:00)。
「江差尾山郵便局」北へ350m(0139-52-0992、檜山郡江差町字尾山町121)ATMは土曜お昼まで。「セイコーマート江差尾山店」の裏手・山側にあります。セイコーマートのすぐ北側から山側へ折れるといいでしょう。
鴎島(かもめじま)付近に「江差郵便局」(目的地設定不可0570-943-609、ATMは日曜17:00まで)ほかぜんぶで3局あります。
道の駅・駅舎横におおきな観光案内板があります
《旧関川家別荘》
「旧関川家別荘」(MAP CODE:482 422 300*73、0139-52-4220、江差町字豊川町55)09:00-17:00/11月~3月休館。江戸時代から明治にかけて、江差の造り酒屋だった関川家の別荘です。通りに面して建物がありますが、中に踏み込むと大きな庭、母屋、倉があります。
「旧中村家住宅」「旧檜山爾志郡役所(江差町郷土資料館)」「旧関川家別荘」の3施設共通入館券(大人500円)あり。
《いにしえ街道》
江差の古い町並みを偲ぶ「いにしえ街道」が鴎島近くの市街地にあります。国道228号をひとつ山側に入った通りです。「本間自転車商会」から「姥神」の交差点まで約1kmの道のり。国道を通るだけでは味わえない江戸時代からの栄華を誇った江差を目の当たりにできます。能登半島珠洲から1700年代中頃に江差へやってきた「横山家」(現在休業中)、「旧中村家住宅」(開館期間4月~10月)、「江差町会所会館」(旧江差町役場本庁舎、開館期間4月~10月)、「旧檜山爾志郡役所(きゅう・ひやま・にし・ぐんやくしょ、夏期は無休・冬期は月曜休館、紹介記事)」、「姥神大神宮」などがあります。下に書きました「渡御祭」ではこの「いにしえ街道」を山車や神輿が練り歩きます。
江戸時代、江差の繁栄ぶりは「江差の五月は江戸にもない」という言い回しが端的に物語っているでしょう。鴎島を含めた地域は2017年、文化庁日本遺産に認定されています。
《江差追分会館》
「江差追分会館」(0139-52-0920、江差町字中歌町193-3)09:00-17:00/11月~3月月曜休館。要入場料、隣の「山車会館」も見学可。4月終わり~10月11:00、13:00、15:00の三回江差追分などの歌を披露。ゴールデンウィークや夏休みの日曜に江差追分・追分踊り・郷土芸能を披露。「江差追分全国大会」もここで開催。
〔江差追分全国大会などのお祭り〕
江差では「江差追分全国大会」が9月に、「江差姥神大神宮渡御祭(うばがみだいじんぐうとぎょさい)」が8月9日~11日に開催されます。また冬の2月には30種類以上の鍋が勢揃いし、熱々の鍋を食べくらべることができる「冬江差美味百彩なべまつり」が開かれます。
《檜山護國神社》
「檜山護國神社」(0139-52-1900、江差町字本町216番地)。例大祭は5月17日。すこし山手に入ったところにあり、やんもん入口あたりに「新政府軍の墓地」があり、92名が祀られています。
《鴎島(かもめじま)》
「鴎島」道の駅から南へ4.2km(檜山郡江差町鴎島)には日本海側らしく奇岩「瓶子岩(へいしいわ)」があります。しめ縄をかけられています。7月最初の土日に鴎島祭りがあり、海の守り神である「瓶子岩」にしめ縄をかける様子を見ることができます。また江差音頭千人パレードや北前船競漕大会などのイベントがお祭り期間中行われます。遊歩道を辿っていくと丘の上に出ますが、その下には浸食された平らな岩が広がっています。奇岩「弁慶の足跡」や「キネツカ台場跡」なども見られます。灯台や展望台、また春から夏にかけて咲く野草、自然の力が島全体に充満していることを如実に感じます。岬の先端まで歩くとかなりの距離です。
《鴎島のキャンプ場》‥キャンプ場とグランピングサイトがあります。
「かもめ島キャンプ場」(問合せ0139-52-6715)開設期間4月中旬~10月。水道2箇所とトイレ1箇所のみのサイト。料金不要、受付なし。駐車場なし(鴎島には車では渡れません・200段の階段も含め長い距離、荷物を徒歩で運ぶ必要あり)。直火・たき火・花火禁止。ゴミや炭灰も持ち帰り。海がすぐ目の前、夕日や見晴らしが最高です。
「かもめ島マリンピング」(問合せ0139-56-1144かもめ島マリンピング運営事務局)開設期間5月~10月。予約必須。マリンピングテント(グランピングドーム型テント・エアコン付き)、手ぶらキャンプ可(上記「かもめ島キャンプ場」と異なり、テントなどの荷物を運ぶ必要なし・鴎島まで徒歩で渡るのは同じです)。ゴミ袋を2枚渡してもらえます。レクレーションとして、海釣り、カニ釣り、マリンカイト(たこ揚げ)、マリンアドベンチャー(ガイド付き島巡り)があります。
《開陽丸》
鴎島周遊の後はすぐそばの海に浮かぶ「開陽丸」(記念館)見学。船内、甲板を自由に歩き回って見学ができます。船内では船員たちが砲を打つ準備をしています。実際に打ってみることもできます(音が出るだけですが…どんっ)。また作戦会議のテーブルには緊張した空気が漂っています。甲板に出ると、鴎島を眺める幕末の戦士になった気分が味わえます。
開陽丸は幕末に建造された幕府方の軍艦。オランダで建造され、1867年大政奉還の年に横浜に入港しました。もともとは外国勢力に対抗する目的で造船されたのが、幕末のどさくさで戊辰戦争に巻き込まれ翌1868年江差沖で強風に流され座礁、沈没しました。1873年以降、開陽丸の引き上げが行われその後中断、1974(昭和49)年、当時の江差町教育委員会教育長により文献による沈没位置などの推定がなされ、それに基づき海底より約33,000点の遺物が引き上げられました。うち約3,000点が展示されています。また1975年には「海底遺跡」として登録されています。
開館時間は09:00-17:00、4月~10月は無休/11月以降は月曜日・祝日の翌日がお休みになります。
《江差線江差駅跡》
「江差線江差駅跡」道道215号沿い(MAP CODE:482 360 442*08、江差町陣屋町)。函館~江差を結んでいた江差線(2014年廃止)の江差駅遺構です。線路や駅名標が遺され、資料展示館があります。
《八大龍王神八江聖団本宮》
「八大龍王神八江聖団本宮(はちだいりゅうおうじんはっこうせいだん)」(0139-52-3331、江差町南が丘7-164)。八大龍王神八江聖団という宗教団体の本宮。観光スポットではありません。日本海を臨む丘の上に建っていて、建物の大きさは鳥居からの眺めだけでも圧倒されます。宗教がらみがいやだと思う人は近寄らぬ方がよいでしょう。
「奥尻島」へは江差からフェリーで渡ることができます(所要時間は2時間30分ほど)。島に渡れば、「奥尻島フットパス」という、徒歩で島を巡る3コース、また自転車で奇岩めぐりも可能です、北の「賽の河原公園」まではフェリーターミナルから10km。
車による島巡りなら道道39号が島をぐるっと回っていますので、道道に沿って行くとほとんどの観光スポットにアクセスできます。道道39号・奥尻島線は全周66km、楽に一日で回れるコースです。観光ハイヤーがあります。
《島へのアクセス》‥フェリーと飛行機
フェリーはハートランドフェリー(運賃)が取り扱っています。江差からは昼過ぎに1便、奥尻からは早朝に1便なので、宿泊が必要です。
函館空港からは所要時間30分、1日1便(お昼前)の運航。運行時間・運賃等は月ごとに変化します(奥尻島観光協会、01397-2-3456)。
北海道エアシステム(HAC)が、2021年7月17日から「丘珠(札幌)~奥尻線(PDF)」を開設。予定運航日は7月~8月の土日、夏休み開始日など。
《島内の移動》…マイカー、レンタカー、タクシー、レンタサイクル、路線バス
島内出発の観光バスによる周遊はありません
「奥尻港フェリーターミナル前」からレンタカー、観光ハイヤー(ゴールデンウイーク期間、6月~9月中旬まで定期観光あり)、路線バス(2系統)については奥尻島観光協会へ、レンタサイクルも奥尻島観光協会へ(ハートランドフェリー奥尻支店や宿が扱っています)。
空港周辺(島の南西)では「青苗ハイヤー」(01397-3-2339)が周遊観光サービスを提供しています。1泊モデルコースやタクシーの定期観光もあり(午前・午後)取り扱いは「奥尻島旅行」(050-3539-3539)。
フェリーターミナル着の「乗り合いタクシー」もあり、島内どこから載っても、\1,000です。
《食事処》‥奥尻島観光協会
「叶寿司(きょうずし)」(01397-2-3340、奥尻郡奥尻町字奥尻766)11:00-14:00(夏季限定)・17:00-23:00。おすすめ「奥尻丼」には地物のうに、海産物が沢山入ってます。2012年8月にリニューアル。
「お食事処まつや食堂」(01397-2-2067、奥尻郡奥尻町字奥尻772)11:00-14:30。ラーメンセット、うにラーメン、「元祖奥尻塩ラーメン」がおすすめ。定食類もできます。
「北の岬さくらばな」(01397-2-3630、奥尻郡奥尻町字稲穂108)08:30-17:30(4月末~10月の営業)。お土産屋さん併設の食堂。おすすめは海鮮の入った「なべつるカレー」。
《コンビニ》
「セイコーマート奥尻店」フェリーターミナルすぐ近く・南下500m(01397-2-2078、奥尻町字奥尻741番地)06:00-23:00。2015年開店。ホットシェフあり。
《宿泊》
奥尻島観光協会へ。20軒ほどの宿があります。
フェリーターミナル周辺に食事処が多く、セイコーマートも1軒あります。
《日帰り温泉》
日帰りの入浴施設は島の西側に「神威脇温泉保養所」(01397-3-1130、神威脇温泉保養所、奥尻郡奥尻町湯浜98)09:00-21:00/冬期第1・3火曜定休。入浴料は安め。源泉かけ流し。ボディソープ・シャンプー備え付け。1Fに男女浴室、漁港に向いた展望浴室が2Fにあります。温泉成分が床やパイプにこびりつき、いかにも道南の温泉という趣です。東岸のフェリーターミナルからは西へ18km。道道39号をいったん北西の磯谷岬方向に10kmほど進み、そこから8kmほど南下です。
《キャンプ場》‥北西側と最北にあります
「奥尻21世紀復興の森」(工藤組01397-2-2471、奥尻町字湯浜 道道39号沿い)通年開設。島の北部・中央に位置します、フェリーターミナルから北西へ6.5km。駐車場、遊歩道があります。キャンプ利用料金は無料。ログハウス、炭焼き小屋がありますが、学習施設のようです。「風地庵」とういう管理棟があります。民間(工藤組)の管理です。
以下のキャンプ場情報は「奥尻町キャンプ場」へ…、温泉保養所があるのは「北追岬」です
「賽の河原公園キャンプ場」(さいのかわら、奥尻郡奥尻町稲穂)開設期間4月中旬~10月。島の最北・稲穂岬の突端。オートキャンプはできません、テントサイト近くに駐車場(約60台分)があります。芝生上にテント設営はできません。入口付近に食堂・店舗があります。道南五霊場「賽の河原」があり、毎年6月22日~23日に奥尻三大祭「賽の河原祭」が開催されます。海水浴、魚釣り可。フェリーターミナルから北へ10km。
「北追岬公園キャンプ場」(きたおいみさき、奥尻町字湯ノ浜 北追岬公園内)開設期間4月中旬~10月。島の西部・中央海際。オートキャンプはスペースがあれば可。夜間照明あり。散策路あり。駐車場は約30台分。ゴミ箱があります。上に紹介した神威脇温泉保養所が近くにあります。フェリーターミナルから西へ20km。
「東風泊海岸海水浴適地」(やませどまり、奥尻町字球浦 東風泊海岸)開設期間4月中旬~10月。「賽の河原」から東海岸を7km南下。オートキャンプは不可。テントサイトは砂地。駐車場は約30台分。海水浴、魚釣り可。近くに民家あり。フェリーターミナルに一番近いキャンプ場、北へ4km。
アイヌ語の「えさうしい」(頭が浜についている所=岬)に由来するとされます。オホーツク海側の枝幸町と同じ語源です。ということで地名由来の詳しいことは枝幸町「マリーンアイランド岡島」をご覧ください。江差町は「日本で最も美しい村連合」に加盟しています。
江差は縄文時代より栄え、土器や装飾品も数多く出土しています。また和人とアイヌ人の交易・交流もあったことが知られています。平安時代にはすでに和人が定住していたそうです。函館や松前同様に、北海道では早くから開けた土地でした。そしてニシンの大群のおかげで江戸時代には幕府のお膝元よりも繁栄していたと言われます。明治期には30,000の人口を擁していたとも…。
1868(明治元)年、戊辰戦争の際に旧幕府軍の戦艦・開陽丸が江差沖で暴風雨のため座礁・沈没しました。1975年から大規模な遺留品引き上げが行われ、復元(1990年)した立派な姿を鴎島で見ることができます。明治期にはすでに江差町が、1955(昭和30)年には新たな江差町が設置され、現在に至っています。人口は7,000人台、「檜山振興局」(振興局とは、本州以南で言えば、県庁みたいな機関)が設置されています。
電話番号:0139-52-1177 MAP CODE:482 512 063
#「その他のオプション」をクリックした後、出てきた大きな地図の左側「道の駅江差」の文字列の前に「札幌から」など入力し、エンターキーを押すと出発地からの距離、時間、ルートが示されます。
参考URL:
https://www.michi-no-eki.jp/stations/views/18791
http://www.hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/321/
https://esashi.town/shopping/page.php?id=189
#cheap & clean_stay_in_vehicle_at_MichinoEki_Hokkaido
概要(最終訪問日:2023年4月23日)
《この道の駅のミッション❓》 駅舎にいるお兄さん・お姉さんを元気づけるため、駅舎に入って「げんきしてるぅ?」と大きな声で尋ねる
住所:北海道檜山郡江差町字尾山町1 (現在地からのルートを表示)
電話番号:0139-52-1177 MAP CODE:482 512 063
営業時間や休館日などは「道の駅ホームページ」(おしらせ)をご覧ください
《近くの道の駅》
(東9km)あっさぶ
(西)日本海・奥尻島
(南14km)上ノ国もんじゅ
(北23km)ルート229元和台
▶道南エリア概略図
🙆 記事一覧
●トイレ事情 ●風呂事情 ●洗濯事情
●駐車可能台数
●敷地内の店 ●レストラン ●コンビニや店・ガソリン・郵便局
●観光スポットや行事 +奥尻島
●地名由来 ●地図
24hトイレはウォシュレット
24hトイレは駅舎とは別棟(画像奥の建物)。駅舎の小ささを売りにしているのか、「トイレの方が駅舎より大きい」とどこぞに書かれています。個室はすべてウォシュレット。女子4、男子2、多機能トイレ1です。多機能トイレにオストメイト機器はありません。床がなぜかびしょびしょのことが…。駐車場内に水栓があります。
道の駅「江差」左の建物が24hトイレ |
道の駅すぐ北に2軒、「ぬくもり温泉」(昼間)、「繁次郎温泉」(夕方以降)
江差町・温泉位置図 |
「江差繁次郎温泉(しげじろう)」道の駅から北へ450m(0139-54-5454、檜山郡江差町田沢町82-7)17:00-22:00(土日12:00-)。入浴料は安い。透明のきれいな湯。源泉かけ流し。ボディソープ・シャンプー要持参。本場フィンランドサウナあり。露天風呂はヒノキ風呂。
レストランあり(エビあんかけ焼きそばがおすすめ)。
江差繁次郎温泉 |
道内、道の駅近くの温泉では入浴料が3番目に安い。1番は弟子屈町の「泉の湯」、2番は上ノ国(花沢温泉)とルスツ(ルスツ温泉)。無料のお風呂がじつは道北エリア(留萌管内1軒)にあります。
「江差町ぬくもり温泉保養センター」北へ400m(0139-52-0083、江差町字小山町126)11:00-17:00/月曜定休。もとは高齢者用施設だった町営温泉。入浴料ちょと安め。源泉かけ流し、結構熱い。浴槽は男女ひとつずつです。女性用脱衣所にはベビーベッド。ボディソープ・シャンプー要持参。ドライヤー、ロッカー、休憩所あり。繁次郎温泉に配慮して、17:00までの営業。無料の足湯もあります。
「江差温泉 緑丘の湯っこ(みどりがおか)」南へ5.2km(0139-52-6310、檜山郡江差町緑丘172)16:00-20:30(土・日14:00-)/水木曜定休。入浴料安め。源泉かけ流し。露天あり。濁り湯。ボディソープ・シャンプー要持参。ドライヤーあり。屋根つき露天がなかなか良い。「セブンイレブン江差茂尻町店」(0139-52-3515)から600~700m山に入る。
奥尻島の温泉は「奥尻島」に掲載しました。
●洗濯事情 [TOPへ] (「道の駅」近くのコインランドリー一覧)
江差町、木古内町
「太陽クリーニングファット柳崎店(やなぎざきてん)」道の駅から北へ2.6km(0139-52-6606、檜山郡江差町字伏木戸町555)08:00-22:00。洗濯機・乾燥機一体型あり。お隣がクリーニング屋さん。
駐車場は店の前4~5台分なので埋まっていることも…。ホームセンター「DCM ホーマック」とスーパー「フードセンターブンテン江差店」がお隣。裏が「道立江差病院」。いずれもDCMホーマックの駐車場と境を接しています。
「木古内にこにこコインランドリー」南東へ52.0km・道道5号経由松前半島横断(01392-2-4055、上磯郡木古内町大平20-2)06:00-24:00。「きこないビュウ温泉のとや」隣。この経路では松前半島南の道の駅、上ノ国、松前、福島、知内をスキップします。
「センタクベース 木古内店」国道228号沿い(木古内町大平26-4)24h営業。2022年開業、こんなに近くていいのというくらい「にこにこランドリー」に近い(350m南)。セブンイレブン木古内町店(01392-2-3203)の向かい。洗濯乾燥機5台、乾燥機4台、スニーカー洗濯機あり。Wi-Fiあり。稼働状況。
大型・普通車・身障者用:6台・20台・1台/EV急速充電器2、普通充電器2があります。「日本で一番小さい道の駅」をうたい文句にしているだけあって、駐車可能台数はかなり少ないです。道の駅が国道228号に沿って細長く造られています、前面に国道、背後に日本海という位置関係。Google Map。
日本海は波の荒いときが多く、しぶきがかかるとなかなか大変。波音が大きく「江差追分」を力一杯歌っても許されるかもしれないくらい。立地的には風呂、食事、洗濯、観光地といずれも揃っていると言えます。
道の駅「江差」駐車場 |
●敷地内の店 [TOPへ]
小さい駅舎に係の人がひとり座っています。2018年はお兄さんでしたが、2019年はお姉さんに代わっていました。戸を開けると小さな芝居小屋の切符売り場みたいな雰囲気です。係の人は無言なので、大きな声であいさつをして元気づけてあげましょう。駅舎の外では「江差の繁次郎」が雨の日も風の日もじっと座っています。
江差の繁次郎 |
道の駅「江差」は、2019年クラウドファンディングによるリニューアルをして、販売所と展示コーナーを新たに配置しました。お土産物のコーナーなどが少し広がっています。駅舎内に小さな展示品を並べています。ここでは江差のおせんべい「こうれん」を買い求めましょう。
《簡易宿泊所》‥空いていても当日の申し込みは不可(自治体経営でもこういうところはなかなかない)・要予約
駅舎から少し離れて、ニシン番屋風バンガロー「繁次郎番屋簡易宿泊所」(0139-52-1177、12月~3月は冬期休業)が小さい木の橋を渡って、3棟あります(1棟10人まで)。棟に名前がついていて良島、宝島、立岩。バス、トイレ(ウォシュレット)、キッチン、布団(二段ベッド)、調理器具(炊飯器、電子レンジなど)、石油ストーブ、冷蔵庫など整っているので、パジャマだけ持ってくれば良いそう。部屋や利用日によりきれいに掃除が行き届いていたり、レンジの中などが汚れていたり…という口コミが。
利用可能期間は4月~11月、ほぼ三ヶ月前から前日までの予約を受け付けます。繁忙期(連休やお盆の時期)には申込者の抽選をするそうで、その申込はたとえば4月29日~30日の利用だと、1月29日~2月5日までに申込、2月6日が抽選。で、三ヶ月前までに申込んでおくことが必要です。「繁忙期のカレンダー」がホームページにあります。そのほかの日は申込順で、前日まで申込を受け付けるとのこと。
北海道らしく駅舎とバンガローの間に1mほどの細い川が流れ、海に注いでいます。
●レストラン [TOPへ]
「ラッキーピエロ江差入口店」道の駅から北へ3.6km(0139-52-5553、檜山郡厚沢部町美和1252-1)10:00-22:00。屋根にソフトクリームが載っている、ハンバーガーチェーン。ここはカレーや焼きそば、カツ丼、ハンバーグ、オムライス、ピザなどなんでもできます。オードリー・ヘップバーンの額入り写真が店内に一杯飾られています。駐車場はとっても広く、駐められないことはありませんが、お昼の時間帯などは、電話注文のお客さんなどもいるらしく待ち時間がすご~く長いかも…。
「皐月蔵チャミセ(さつきぐら)」南へ3.8km(090-7656-5473、檜山郡江差町姥神町18-1)11:00-16:00/月火曜定休/04月頃~11月頃までの営業。鴎島の入口あたり。店名が「さつきぐら」というように土蔵があり、土蔵群の見学は無料。駐車場は江差追分会館など近隣の公共駐車場を利用。
「レストラン津花館」南へ4.2km(0139-52-5151、檜山郡江差町橋本町100)11:00-14:30・16:30-20:30(平日)/11:00-15:00・16:30-20:30(土日祝)/月曜14:30-以降休み。鹿肉のハンバーグカレーなどもあります。「かもめ島」と「開陽丸」を一望できる場所にあります。オープンテラスでビールも可。景色的にはここが一番、落ち着いて食事できます
○「食彩酒房さと水(さとみ)」南へ4.4km(0139-52-5514、檜山郡江差町新地町26-9)18:00-23:00/日曜休業の場合あり。道南をはじめとする北海道の食材と日本酒を味わえる居酒屋。「お刺身の江差盛り」や「天然磯のりの棒飯」がおすすめ。
○「イタリア風居酒屋パレス」南へ4.5km(0139-52-2626、檜山郡江差町字新地町27-2)11:00-14:00・17:30-24:00。本格的イタリアンの店。パスタのソースが絶妙。夜はイタリア風居酒屋。
○(昼)「手打ちそば和味(なごみ)」南へ2.7km(0139-52-1211、檜山郡江差町愛宕町40-1)11:30-15:00(売切れ次第終了)/月曜定休。繊細で喉ごしのいいお蕎麦をだすお店。
《江差のせんべい》
「こうれん」これは店の名前ではなく、せんべいのこと。江差あたりで毎年6月~7月(田植えの後の農閑期)に作られます。うるち米をこねて作っていたため「粳練(こうれん)」と呼ばれるようになったとか。食べ方は、まず油で1分間ほど揚げて、そのまま、アイスクリームを載せて、あるいは味噌汁に入れて食べます。
江差やあっさぶの道の駅、「江差旅庭 群来(くき)」(0139-52-2020、江差町姥神町1-5)で販売です。ついでながら「江差旅庭 群来」はとても評価の高い、7部屋だけの旅館。鴎島入口にあります。
《江差のお菓子》
「山田屋菓子舗」道道215号沿い(0139-52-0302、江差町姥神町79−1)08:30-18:00/日曜定休。和菓子のお店、いちご大福、生どら、かもめ島最中がおすすめ。駐車場は店舗前に5台。
「五勝手屋本舗」道道215号沿い(0139-52-0022、江差町本町38)08:00-18:00。江差を代表する和菓子のお店。北海道を旅行するとたいていのおみやげ屋さんで目にする「五勝手屋羊羹」の店。あずきオムレットなどもおすすめ、お赤飯もあります。
●コンビニ・店・ガソリン・郵便局 [TOPへ] (ANRE 停電時も給油可能なGS)
コンビニはすぐ近くにあります。「セイコーマート江差尾山店」道の駅から北へ300m(0139-52-3060、檜山郡江差町字尾山町46番の2)06:00-23:00。ホットシェフ、ドリップコーヒーはありません。
「ローソン江差柳崎店」北へ2.8km(0139-53-6080、檜山郡江差町柳崎町43)24h営業。まちカフェあり。
「セブンイレブン江差愛宕町店」南へ2.7km(0139-52-2241、檜山郡江差町愛宕町78-1)24h営業。
さらに鴎島(かもめじま)付近(南へ4.2km)に3種1軒ずつあります。
ガソリンスタンドは…、
「DCMホーマック江差柳崎店」の近く「オカモトセルフ江差」北へ2.8km(0139-54-6660、檜山郡江差町字伏木戸町563番1)06:00-24:00。
「ENEOS江差SS / 前側石油」南へ3.1km(0139-53-6242、檜山郡江差町中歌町199-10)07:30-19:00(日祝 -18:00)。
「出光江差SS / 三洋石油商会」南へ3.7km(0139-52-1157、檜山郡江差町姥神町159-7)07:00-19:00(日曜08:00-17:00)。
「江差尾山郵便局」北へ350m(0139-52-0992、檜山郡江差町字尾山町121)ATMは土曜お昼まで。「セイコーマート江差尾山店」の裏手・山側にあります。セイコーマートのすぐ北側から山側へ折れるといいでしょう。
鴎島(かもめじま)付近に「江差郵便局」(目的地設定不可0570-943-609、ATMは日曜17:00まで)ほかぜんぶで3局あります。
江差町・奥尻島位置図 |
江差町・南部の観光スポット (北から順に)
江差町・南部の観光スポット |
《旧関川家別荘》
「旧関川家別荘」(MAP CODE:482 422 300*73、0139-52-4220、江差町字豊川町55)09:00-17:00/11月~3月休館。江戸時代から明治にかけて、江差の造り酒屋だった関川家の別荘です。通りに面して建物がありますが、中に踏み込むと大きな庭、母屋、倉があります。
「旧中村家住宅」「旧檜山爾志郡役所(江差町郷土資料館)」「旧関川家別荘」の3施設共通入館券(大人500円)あり。
《いにしえ街道》
江差の古い町並みを偲ぶ「いにしえ街道」が鴎島近くの市街地にあります。国道228号をひとつ山側に入った通りです。「本間自転車商会」から「姥神」の交差点まで約1kmの道のり。国道を通るだけでは味わえない江戸時代からの栄華を誇った江差を目の当たりにできます。能登半島珠洲から1700年代中頃に江差へやってきた「横山家」(現在休業中)、「旧中村家住宅」(開館期間4月~10月)、「江差町会所会館」(旧江差町役場本庁舎、開館期間4月~10月)、「旧檜山爾志郡役所(きゅう・ひやま・にし・ぐんやくしょ、夏期は無休・冬期は月曜休館、紹介記事)」、「姥神大神宮」などがあります。下に書きました「渡御祭」ではこの「いにしえ街道」を山車や神輿が練り歩きます。
江戸時代、江差の繁栄ぶりは「江差の五月は江戸にもない」という言い回しが端的に物語っているでしょう。鴎島を含めた地域は2017年、文化庁日本遺産に認定されています。
江差町・いにしえ街道入口(国道228号沿い) |
いにしえ街道 |
《江差追分会館》
「江差追分会館」(0139-52-0920、江差町字中歌町193-3)09:00-17:00/11月~3月月曜休館。要入場料、隣の「山車会館」も見学可。4月終わり~10月11:00、13:00、15:00の三回江差追分などの歌を披露。ゴールデンウィークや夏休みの日曜に江差追分・追分踊り・郷土芸能を披露。「江差追分全国大会」もここで開催。
〔江差追分全国大会などのお祭り〕
江差では「江差追分全国大会」が9月に、「江差姥神大神宮渡御祭(うばがみだいじんぐうとぎょさい)」が8月9日~11日に開催されます。また冬の2月には30種類以上の鍋が勢揃いし、熱々の鍋を食べくらべることができる「冬江差美味百彩なべまつり」が開かれます。
姥神大神宮 |
《檜山護國神社》
「檜山護國神社」(0139-52-1900、江差町字本町216番地)。例大祭は5月17日。すこし山手に入ったところにあり、やんもん入口あたりに「新政府軍の墓地」があり、92名が祀られています。
《鴎島(かもめじま)》
「鴎島」道の駅から南へ4.2km(檜山郡江差町鴎島)には日本海側らしく奇岩「瓶子岩(へいしいわ)」があります。しめ縄をかけられています。7月最初の土日に鴎島祭りがあり、海の守り神である「瓶子岩」にしめ縄をかける様子を見ることができます。また江差音頭千人パレードや北前船競漕大会などのイベントがお祭り期間中行われます。遊歩道を辿っていくと丘の上に出ますが、その下には浸食された平らな岩が広がっています。奇岩「弁慶の足跡」や「キネツカ台場跡」なども見られます。灯台や展望台、また春から夏にかけて咲く野草、自然の力が島全体に充満していることを如実に感じます。岬の先端まで歩くとかなりの距離です。
江差町・鴎島と開陽丸 |
江差・鴎島の先端に伸びる岬 |
《鴎島のキャンプ場》‥キャンプ場とグランピングサイトがあります。
「かもめ島キャンプ場」(問合せ0139-52-6715)開設期間4月中旬~10月。水道2箇所とトイレ1箇所のみのサイト。料金不要、受付なし。駐車場なし(鴎島には車では渡れません・200段の階段も含め長い距離、荷物を徒歩で運ぶ必要あり)。直火・たき火・花火禁止。ゴミや炭灰も持ち帰り。海がすぐ目の前、夕日や見晴らしが最高です。
「かもめ島マリンピング」(問合せ0139-56-1144かもめ島マリンピング運営事務局)開設期間5月~10月。予約必須。マリンピングテント(グランピングドーム型テント・エアコン付き)、手ぶらキャンプ可(上記「かもめ島キャンプ場」と異なり、テントなどの荷物を運ぶ必要なし・鴎島まで徒歩で渡るのは同じです)。ゴミ袋を2枚渡してもらえます。レクレーションとして、海釣り、カニ釣り、マリンカイト(たこ揚げ)、マリンアドベンチャー(ガイド付き島巡り)があります。
江差町・鴎島灯台 |
弁慶の足跡 |
《開陽丸》
鴎島周遊の後はすぐそばの海に浮かぶ「開陽丸」(記念館)見学。船内、甲板を自由に歩き回って見学ができます。船内では船員たちが砲を打つ準備をしています。実際に打ってみることもできます(音が出るだけですが…どんっ)。また作戦会議のテーブルには緊張した空気が漂っています。甲板に出ると、鴎島を眺める幕末の戦士になった気分が味わえます。
開陽丸は幕末に建造された幕府方の軍艦。オランダで建造され、1867年大政奉還の年に横浜に入港しました。もともとは外国勢力に対抗する目的で造船されたのが、幕末のどさくさで戊辰戦争に巻き込まれ翌1868年江差沖で強風に流され座礁、沈没しました。1873年以降、開陽丸の引き上げが行われその後中断、1974(昭和49)年、当時の江差町教育委員会教育長により文献による沈没位置などの推定がなされ、それに基づき海底より約33,000点の遺物が引き上げられました。うち約3,000点が展示されています。また1975年には「海底遺跡」として登録されています。
開館時間は09:00-17:00、4月~10月は無休/11月以降は月曜日・祝日の翌日がお休みになります。
開陽丸の大きなマスト |
開陽丸甲板 |
《江差線江差駅跡》
「江差線江差駅跡」道道215号沿い(MAP CODE:482 360 442*08、江差町陣屋町)。函館~江差を結んでいた江差線(2014年廃止)の江差駅遺構です。線路や駅名標が遺され、資料展示館があります。
《八大龍王神八江聖団本宮》
「八大龍王神八江聖団本宮(はちだいりゅうおうじんはっこうせいだん)」(0139-52-3331、江差町南が丘7-164)。八大龍王神八江聖団という宗教団体の本宮。観光スポットではありません。日本海を臨む丘の上に建っていて、建物の大きさは鳥居からの眺めだけでも圧倒されます。宗教がらみがいやだと思う人は近寄らぬ方がよいでしょう。
●奥尻島(奥尻町) [TOPへ]
奥尻島 (カテゴリー順に)
「奥尻島」へは江差からフェリーで渡ることができます(所要時間は2時間30分ほど)。島に渡れば、「奥尻島フットパス」という、徒歩で島を巡る3コース、また自転車で奇岩めぐりも可能です、北の「賽の河原公園」まではフェリーターミナルから10km。
車による島巡りなら道道39号が島をぐるっと回っていますので、道道に沿って行くとほとんどの観光スポットにアクセスできます。道道39号・奥尻島線は全周66km、楽に一日で回れるコースです。観光ハイヤーがあります。
奥尻島の観光スポット |
《島へのアクセス》‥フェリーと飛行機
フェリーはハートランドフェリー(運賃)が取り扱っています。江差からは昼過ぎに1便、奥尻からは早朝に1便なので、宿泊が必要です。
函館空港からは所要時間30分、1日1便(お昼前)の運航。運行時間・運賃等は月ごとに変化します(奥尻島観光協会、01397-2-3456)。
北海道エアシステム(HAC)が、2021年7月17日から「丘珠(札幌)~奥尻線(PDF)」を開設。予定運航日は7月~8月の土日、夏休み開始日など。
《島内の移動》…マイカー、レンタカー、タクシー、レンタサイクル、路線バス
島内出発の観光バスによる周遊はありません
「奥尻港フェリーターミナル前」からレンタカー、観光ハイヤー(ゴールデンウイーク期間、6月~9月中旬まで定期観光あり)、路線バス(2系統)については奥尻島観光協会へ、レンタサイクルも奥尻島観光協会へ(ハートランドフェリー奥尻支店や宿が扱っています)。
空港周辺(島の南西)では「青苗ハイヤー」(01397-3-2339)が周遊観光サービスを提供しています。1泊モデルコースやタクシーの定期観光もあり(午前・午後)取り扱いは「奥尻島旅行」(050-3539-3539)。
フェリーターミナル着の「乗り合いタクシー」もあり、島内どこから載っても、\1,000です。
《食事処》‥奥尻島観光協会
「叶寿司(きょうずし)」(01397-2-3340、奥尻郡奥尻町字奥尻766)11:00-14:00(夏季限定)・17:00-23:00。おすすめ「奥尻丼」には地物のうに、海産物が沢山入ってます。2012年8月にリニューアル。
「お食事処まつや食堂」(01397-2-2067、奥尻郡奥尻町字奥尻772)11:00-14:30。ラーメンセット、うにラーメン、「元祖奥尻塩ラーメン」がおすすめ。定食類もできます。
「北の岬さくらばな」(01397-2-3630、奥尻郡奥尻町字稲穂108)08:30-17:30(4月末~10月の営業)。お土産屋さん併設の食堂。おすすめは海鮮の入った「なべつるカレー」。
《コンビニ》
「セイコーマート奥尻店」フェリーターミナルすぐ近く・南下500m(01397-2-2078、奥尻町字奥尻741番地)06:00-23:00。2015年開店。ホットシェフあり。
《宿泊》
奥尻島観光協会へ。20軒ほどの宿があります。
フェリーターミナル周辺に食事処が多く、セイコーマートも1軒あります。
《日帰り温泉》
日帰りの入浴施設は島の西側に「神威脇温泉保養所」(01397-3-1130、神威脇温泉保養所、奥尻郡奥尻町湯浜98)09:00-21:00/冬期第1・3火曜定休。入浴料は安め。源泉かけ流し。ボディソープ・シャンプー備え付け。1Fに男女浴室、漁港に向いた展望浴室が2Fにあります。温泉成分が床やパイプにこびりつき、いかにも道南の温泉という趣です。東岸のフェリーターミナルからは西へ18km。道道39号をいったん北西の磯谷岬方向に10kmほど進み、そこから8kmほど南下です。
《キャンプ場》‥北西側と最北にあります
「奥尻21世紀復興の森」(工藤組01397-2-2471、奥尻町字湯浜 道道39号沿い)通年開設。島の北部・中央に位置します、フェリーターミナルから北西へ6.5km。駐車場、遊歩道があります。キャンプ利用料金は無料。ログハウス、炭焼き小屋がありますが、学習施設のようです。「風地庵」とういう管理棟があります。民間(工藤組)の管理です。
以下のキャンプ場情報は「奥尻町キャンプ場」へ…、温泉保養所があるのは「北追岬」です
「賽の河原公園キャンプ場」(さいのかわら、奥尻郡奥尻町稲穂)開設期間4月中旬~10月。島の最北・稲穂岬の突端。オートキャンプはできません、テントサイト近くに駐車場(約60台分)があります。芝生上にテント設営はできません。入口付近に食堂・店舗があります。道南五霊場「賽の河原」があり、毎年6月22日~23日に奥尻三大祭「賽の河原祭」が開催されます。海水浴、魚釣り可。フェリーターミナルから北へ10km。
「北追岬公園キャンプ場」(きたおいみさき、奥尻町字湯ノ浜 北追岬公園内)開設期間4月中旬~10月。島の西部・中央海際。オートキャンプはスペースがあれば可。夜間照明あり。散策路あり。駐車場は約30台分。ゴミ箱があります。上に紹介した神威脇温泉保養所が近くにあります。フェリーターミナルから西へ20km。
「東風泊海岸海水浴適地」(やませどまり、奥尻町字球浦 東風泊海岸)開設期間4月中旬~10月。「賽の河原」から東海岸を7km南下。オートキャンプは不可。テントサイトは砂地。駐車場は約30台分。海水浴、魚釣り可。近くに民家あり。フェリーターミナルに一番近いキャンプ場、北へ4km。
●地名由来 [TOPへ]
《江差》アイヌ語の「えさうしい」(頭が浜についている所=岬)に由来するとされます。オホーツク海側の枝幸町と同じ語源です。ということで地名由来の詳しいことは枝幸町「マリーンアイランド岡島」をご覧ください。江差町は「日本で最も美しい村連合」に加盟しています。
江差は縄文時代より栄え、土器や装飾品も数多く出土しています。また和人とアイヌ人の交易・交流もあったことが知られています。平安時代にはすでに和人が定住していたそうです。函館や松前同様に、北海道では早くから開けた土地でした。そしてニシンの大群のおかげで江戸時代には幕府のお膝元よりも繁栄していたと言われます。明治期には30,000の人口を擁していたとも…。
1868(明治元)年、戊辰戦争の際に旧幕府軍の戦艦・開陽丸が江差沖で暴風雨のため座礁・沈没しました。1975年から大規模な遺留品引き上げが行われ、復元(1990年)した立派な姿を鴎島で見ることができます。明治期にはすでに江差町が、1955(昭和30)年には新たな江差町が設置され、現在に至っています。人口は7,000人台、「檜山振興局」(振興局とは、本州以南で言えば、県庁みたいな機関)が設置されています。
●地図 [TOPへ]
住所:北海道檜山郡江差町字尾山町1 (現在地からのルートを表示)電話番号:0139-52-1177 MAP CODE:482 512 063
#「その他のオプション」をクリックした後、出てきた大きな地図の左側「道の駅江差」の文字列の前に「札幌から」など入力し、エンターキーを押すと出発地からの距離、時間、ルートが示されます。
参考URL:
https://www.michi-no-eki.jp/stations/views/18791
http://www.hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/321/
https://esashi.town/shopping/page.php?id=189
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