道の駅「上ノ国もんじゅ」(道南エリア檜山 34)😘

北海道の道の駅一覧(テキスト版解説版域内道の駅一覧)・ブログの書き方北のチップス


概要(最終訪問日:2023年4月23日)
  • 道南エリア(檜山管内)、国道228号沿い、1996年設置(設置番号34)

  • 24hトイレはウォシュレット(快適度10)
  • お風呂は2km圏、市街地が3km圏で、コンビニ、食事処、ガソリンスタンドが揃っています
  • 駐車場は広い一面(車中泊度◎)。Wi-Fiがきわめて強力
  • 駅舎2Fレストランがシーズン中は19:30まで開いています
  • 近づいただけで施設の素晴らしさがわかる道の駅。海沿いの地形をうまく利用して駅舎と駐車場、散策路を統合して作り上げています。「もんじゅ岩」を眺めながら、海風に吹かれていたい道の駅です。ここ数年で改修を進め、駐車場もかなり広いものになりました。
  • この道の駅に限りませんが、駐車場など道の駅敷地内での火気使用は厳禁です

  • 「勝山館跡」や「夷王山(いおうざん)」が観光スポット。来てよかったと思える道の駅です
  • キャンプ場は「観光スポット」に記載しました


住所:北海道檜山郡上ノ国町字原歌3 (現在地からのルートを表示
電話番号:0139-55-3955   MAP CODE:807 791 625
営業時間や休館日などは「道の駅ホームページ」(おしらせ)をご覧ください
《近くの道の駅》
 (東43km)みそぎの郷きこない(松前半島横断ルート)
 (西)日本海
 (南53km)北前船松前
 (北14km)江差

道南エリア概略図



🙆 記事一覧 

トイレ事情    ●風呂事情    ●洗濯事情
駐車可能台数
敷地内の店    ●レストラン   ●コンビニや店・ガソリン・郵便局
観光スポットや行事
地名由来     ●地図


24hトイレはきれいなウォシュレット

 駅舎の向こうに24hトイレの建物(別棟)。
 道の駅のトイレはぜんぶウォシュレット。そのうち24hトイレには女子7、男子3があります。個室にベビーチェア、トイレ室内におむつ交換台。多機能トイレにウォシュレット1、オストメイト機器、おむつ交換台、着替え台、ベビーチェアがあります。24hトイレは2018年に改修されたばかり。とてもきれいでぴかぴかです。
 駅舎内にもぴかぴかきれいなトイレがあります。

道の駅「上ノ国もんじゅ」
道の駅「上ノ国もんじゅ」


 【朗報】上ノ国町、北海道コカ・コーラボトリング、国土交通省の連携で「子育て応援自動販売機」が設置、2020年12月3日から動き始めました。道南エリアでは2駅目、道内11駅目の設置です。


上ノ国町2軒

 「花沢温泉」道の駅から南東へ2km(0139-55-1770、檜山郡上ノ国町勝山161)09:00-21:00/火曜定休。入浴料はとても安い(道の駅近辺ではルスツと並んで第二位の安さ、しかもきれい。入浴料の安さでは、一位は「摩周温泉」近くの「泉の湯」)。ボディソープ・シャンプー要持参。透明のきれいな湯。四角な感じの大きめの内風呂と小さめの露天風呂、こぢんまりとしたきれいな温泉。換気扇の大きいのが回っています。男女の仕切りは昔ながらの「○○ちゃ~ん、あがるよぉ~」。地元の人の利用が多く、憩いの場になっています。
 温泉の周りは「花沢公園」です(トイレあり)。天の川慕情 句碑も建っています。すぐ近くに「天の川」が流れています。また消防署の裏手200mに「上之国館(花沢館)跡」があります。

 「湯ノ岱温泉国民温泉保養センター(ゆのたい)」東へ18km・道道5号経由(0139-56-3147、檜山郡上ノ国町湯ノ岱517-5)10:00-21:00・(10月~04月)-20:00/第1・3月曜休み。入浴料は安い。炭酸泉。三種類の温度(35℃、38℃、42℃)が楽しめます。打たせ湯があります。ほぼ源泉かけ流し。ボディソープ・シャンプー要持参。ひなびた秘湯の風情。Wi-Fiあり。レストランがあります。
 温泉の200~300m手前(湯ノ岱大橋のすぐ下流)に「湯ノ岱温泉河川敷の湯」という天の川河川敷に湧き出す露天温泉があります。だるま型に湯が溜まっていて、小さい方に自然の湧出口があります。たくさん湧き出している時期はいいですが、湯量が少なくなると、藻などが繁殖します。
 周辺・道道5号沿いには「湯ノ岱郵便局」(0139-56-3200)やカフェ「iroha(いろは)」(0139-56-7000)と商店2軒、駐在所(0139-56-3022)、「JR北海道 江差線湯ノ岱駅跡」(0139-56-3034)、「上ノ国ワイナリー / 上ノ国開発」(0139-56-1260)などがあり、ちょっとした市街地を形成しています。
  • カフェ「iroha(いろは)」はほぼ昼間の時間の営業(11:00-15:30/月火定休)紹介記事
  • 「JR北海道 江差線湯ノ岱駅跡」は役場出張所(0139-56-3034)、消防分団、バス停などの施設に変わり駅の面影はありません。トイレを借りることができるようです。
  • 上ノ国ワイナリー / 上ノ国開発」(0139-56-1260、上ノ国町湯ノ岱243-4)はミュージシャン「GACKTのVINEYARD」(ぶどう園)で売り出し中のワイナリーです(GACKTのワインプロジェクト)。シャンパーニュ製法で造られるロゼスパークリング、山梨県産シャルドネを上ノ国で醸造するハイブリッドワイン、シャルドネブランがあります(ショップあり)。10月下旬にワインまつりがあります。

江差(北方向)、木古内(東方向)

直近は厚沢部(あっさぶ)の道の駅同様、江差町です。
 「太陽クリーニングファット柳崎店(やなぎざきてん)」北へ16.5km(0139-52-6606、檜山郡江差町字伏木戸町555)08:00-22:00。洗濯機・乾燥機一体型あり。
 駐車場のことなどは「江差(洗濯事情)」へ。



 木古内「にこにこコインランドリー」半島横断・東44km(01392-2-4055、上磯郡木古内町大平20-2)06:00-24:00。上ノ国町は渡島半島の左側・松前半島を横断するルートです(このルートは「北前船松前」、「横綱の里ふくしま」、「しりうち」をスキップします)。洗濯機・乾燥機一体型あり。
 「センタクベース 木古内店」国道228号沿い(木古内町大平26-4)24h営業。2022年開業、こんなに近くていいのというくらい「にこにこランドリー」に近い(350m南)。セブンイレブン木古内町店(01392-2-3203)の向かい。洗濯乾燥機5台、乾燥機4台、スニーカー洗濯機あり。Wi-Fiあり。稼働状況


●駐車可能台数 [TOPへ] (ここは泊まれますか?道の駅のWi-Fi
大型・普通車・身障者用:3台・163台・4台/EV急速充電器2、普通充電器2あり。2018年一番奥(画像右手部分)に駐車場を増設、100台ほどのスペースを追加し、とても余裕のある駐車場になっています。国道228号を東方向からやってくるといったん右に入り、ずっと引き返すような感じで道の駅の駐車場に入ります。アプローチが非常に長い。Google Map

 最初に曲がったあたりにも駐車場(大型車用)がありますが、ここに駐めると200m近く歩くことになります。
 道の駅は定期観光バス乗り場にもなっています。駅舎の独特のデザイン、錆色のモニュメント、地形と風景をうまく生かし、とてもきれいにまた整然と統一感を持って整備されています。なお、言わずもがな、駐車場など道の駅敷地内での火気の使用は厳禁です。
 Wi-Fiがきわめて強力です。道の駅奥にあるドッグランでも利用可能。


道の駅「上ノ国もんじゅ」駐車場
道の駅「上ノ国もんじゅ」駐車場


 江差方面からやってきて上ノ国の市街地に入ると道内初の「ラウンドアバウト」が設置(2019年10月)されています。「ローソン上ノ国大留店」を過ぎてすぐです。気をつけてお通りください(時計回りに進入・進入時には待つ)。


●敷地内の店 [TOPへ]
 駅舎内1Fに広い特産品販売所があります。季節の野菜や水産加工品、また臭みのない豚肉「フルーツポーク」、上ノ国だけで採れるブラックシリカなどを並べています。ブラックシリカは遠赤外線効果があるといわれ人工温泉に使われたり、アクセサリーにもなります。
 水産加工品はホッケの開きやヒラメの昆布締め、宗八ガレイの生干しなどです。
 「菓処あまのがわ」の和洋菓子も販売しています。上ノ国のイメージキャラクター「カミゴン」の焼き印が入った「カミゴンどら焼き」があります。

道の駅「上ノ国もんじゅ」駅舎
道の駅「上ノ国もんじゅ」駅舎


 敷地内東側にドッグランがあります。2018年に改修、広くなりました。Wi-Fiが飛んでいます。
 24hトイレを過ぎて歩いて行くと、モニュメント「風の門」(道内数か所に設置されています)があります。周りは芝生の敷地、遊歩道があります。

モニュメント「風の門」
モニュメント「風の門」


 駅舎東側には「神の道」という遊歩道が設置されました。海間際の岩場まで降りられます。「道」を伝ってぐるっと一周し反対側から上がってくることができます。しっかりした履き物を履いてくださいね。ハイヒールなどはダメです。遊歩道を海側に辿ると、「大潤の崎」へと降りていく「神の道」、そこに「窓岩」というくりぬいたような穴のある部分があります。「神の道」には龍神伝説があり、恋愛のパワースポットだそうです。
 (文殊岩への遊歩道・木製階段は2023年通行禁止になっています)駅舎西側には「文殊岩」へと降りる遊歩道(木製階段)があります。海岸まで降りることができますが、岩がごろごろして足場がかなり悪いです。

神の道
神の道
文殊海浜プロムナードと文殊岩
文殊海浜プロムナードと文殊岩


●レストラン [TOPへ]
道の駅レストラン、西の料理宿上ノ国の市街地(3軒+パン屋さん)

駅舎内
○道の駅のレストラン「グルメブティックもんじゅ」は寒い冬(1月~2月)は早めの閉店、それ以外の時期は夕食も食べられそうです。シーズン中は19:30まで、11月、12月、3月は18:30まで開いています。日本海を見渡しながらの食事ができます。
 「てっくい天丼」や「てっくい天ぷら定食」「てっくい天ざる」が復活しています。「てっくい」は漁師の手を食いちぎるほど大型で噛む力の強いヒラメのこと。肉厚の白身とそれをくるんだサクサクの衣が好評。「しまえびのかき揚げ丼」などもおいしそう。

西の料理宿
 「料理宿 宮寿司(みやずし)」西へ1km(0139-55-1005、檜山郡上ノ国町大崎11-3)11:30-20:00。日本海に突き出たところに建つ料理宿。外食でも利用できます。地元の漁師さんから直接仕入れた魚介類の料理が評判です。おすすめは「あわび飯弁当」。

《東の上ノ国市街地
 「ラーメンめんぞう焼肉神ノ国/どばそば和家(かずや)」東へ3.5km・上ノ国ラウンドアバウト付近(0139-55-1231、檜山郡上ノ国町大留209)11:00-22:00(めんぞう焼肉神ノ国)/11:00-20:00(どばそば和家)。ふたつの店はならんで営業。上ノ国特産のフルーツポークを使い、とんかつ定食などがおすすめ。

 「昧処夷王亭(いおうてい)」東へ3.1km・国道228号沿い(0139-55-2839、檜山郡上ノ国町字大留185-4)11:30-13:30・17:30-22:00/土曜昼の部と日曜休み。食堂兼民宿です。上ノ国産の魚介類、野菜、米を食材にした料理をいただけます。facebook

 「お食事処ふくはら」東へ3.1km・国道228号沿い( 0139-55-1700、檜山郡上ノ国町字大留175-1)11:00-14:00・17:00-23:00/日曜定休。チキンスープカレーがおすすめ。定食もあります。夜は居酒屋に。

 「お菓子とパンの店 工房Kudo(くどう)」(0139-56-7489、上ノ国町字大留73番地15)09:00-18:00(なくなり次第)/月火定休。パンだけでなくタルトやケーキ、いちご大福も販売です。2021/05オープン。twitter


●コンビニ・店・ガソリン・郵便局 [TOPへ] (ANRE 停電時も給油可能なGS
上ノ国町市街地(道の駅から東へほぼ3km)

 「セイコーマート上ノ国店」東へ役場を越えて3.3km・国道228号沿い(0139-55-1021、檜山郡上ノ国町字大留170-2)06:00-24:00。ホットシェフあり。
 「ローソン上ノ国大留店」東へ3.5km・国道228号沿い(0139-55-1163、檜山郡上ノ国町字大留244-8)06:00-24:00。
 「ショッピングこばやし」東へ3.8km・上ノ国ラウンドアバウト付近(0139-55-2612、檜山郡上ノ国町大留244-59)09:00-19:00。かなり大きなスーパー。隣に「ラーメンめんぞう焼肉神ノ国」が並んでいます。



 「上ノ国郵便局」東へ3km・国道228号沿い役場の向かい(0139-55-2660、檜山郡上ノ国町大留65-4)09:00-17:00。ATMは日曜14:00まで。
 「上ノ国勝山簡易郵便局」東へ1.7km・ほぼ国道228号沿い(0139-55-3778、檜山郡上ノ国町上ノ国90)平日のみの営業、16:00まで。簡易郵便局にATMはありませんが、カードを持っていれば引き出せます。



ガソリンスタンドも東方向です。
直近「ホクレン上ノ国SS / JA新はこだて」東へ3.5km・上ノ国ラウンドアバウト近く(0139-55-2207、檜山郡上ノ国町字大留157)08:00-18:00(祝日08:30-17:00)/日曜定休。手持ちスプレー洗車機あり。
 「apollostation上の国SS / ワカサ商事」東へ3.5km・国道228号沿いローソン向かい(0139-55-2113、檜山郡上ノ国町字大留123-2)08:00-19:00(日曜08:30-17:30)。

 南方向「ENEOS日石扇石SS / 古館石油」南へ7.4km・国道228号沿い(0139-58-5064、檜山郡上ノ国町字木ノ子532)07:30-19:00(日祝は前後を短縮)。手持ちスプレー洗車機あり。


●観光スポットや行事 [TOPへ] (服装虫対策ゴミ箱


上ノ国町位置図
上ノ国町位置図


上ノ国町中心部
12世紀鎌倉時代から東北地方の勢力が入り込み、「上ノ国」としての「館(たて)」(山城・砦)が作られたところ

道の駅「上ノ国もんじゅ」近辺の観光スポット
道の駅「上ノ国もんじゅ」近辺の観光スポット


上ノ國八幡宮》…南東へ1.3km・国道228号沿い
 …3施設は同じ場所にあり。駐車場は国道をはさんで向かい(上ノ国漁港入口の標識)、トイレあり。狭いながら下に挙げた「旧笹浪家住宅」にも駐車場(未舗装)あり。
 「上ノ國八幡宮」(01395-5-2065、上ノ国町字上ノ国238番地)。松前藩により1473(文明5)年に舘神八幡宮として創建、北海道にあって歴史の古い神社。夷王山神社、砂館神社(01395-5-2065)とあわせ上ノ国三社と呼ばれる。末社は夷王山神社(勝山館跡[かつやまだてあと]の途中にあり)、厳島神社(道の駅東のはずれ)、西宮神社(道の駅から500~600m西)。
上國寺本堂
 「上國寺本堂(じょうこくじほんどう)」(0139-55-2665、檜山郡上ノ国町字字勝山416)は南東へ1.3km。重要文化財に指定されています。下に記載の「勝山館(かつやまだて)」と深いつながりがあり、江戸時代の記録では室町時代1560年頃には建立されていたとのこと、じつに600年近い歴史がこのお寺には刻まれています。当然、北海道最古のお寺です。もともとは真言宗だったそうですが、その後浄土宗に改宗、平成20年代に半解体修理を施されています。つぎの「笹浪家住宅」はすぐそばです。
旧笹浪家住宅
 「旧笹浪家住宅」(MAP CODE:807 792 118*55、管理室0139-55-1165、檜山郡上ノ国町字上ノ国236)開館期間4月下旬~11月中旬、開館時間10:00-16:00/月曜休館。北海道日本海側にたくさんあるニシン御殿のひとつ。北海道では最古の木造住宅でニシン番屋の原型と言われています。母屋などが国指定重要文化財。なかには鎧甲冑などが展示されています。笹浪家は享保年間(1700年代前半)に今の石川県から移り住んできて、住宅は1800年代に五代目が建てたと言われます。

勝山館跡
 …夷王山(いおうざん)神社のすぐ向こうに「勝山館跡ガイダンス施設」、「夷王山墳墓群」、「勝山館跡」の順に並びます。
 「勝山館跡(かつやまだてあと)」(檜山郡上ノ国町字勝山427)。道の駅すぐ上の山側の道を登っていくと2kmほどで到着です。国指定史跡、北海道遺産。下の地名由来に書きましたように砦跡です。16世紀末頃まで政治や軍事、交易の中心地でした。跡地入口に、資料を展示している「勝山館跡ガイダンス施設」(0139-55-2400、有料、10:00-16:00/月曜休館・冬期休館)があります。開館期間や時間は「旧笹浪家住宅」と同様です。「散策MAP」がホームページ上にあります。ガイダンス施設内には館跡のジオラマが展示。

上ノ国・勝山館跡ガイダンス施設
上ノ国・勝山館跡ガイダンス施設


 ガイダンス施設の裏側の山道を下っていくと「夷王山墳墓群」(その数600基といわれます)というアイヌ民族の墓跡があります(館跡内には道内でも珍しい、倭人とアイヌを並べて埋葬してある墳墓があります)。

夷王山墳墓群
夷王山墳墓群


 その中をずっと下ると、コンクリートを打った道に出ます。道に沿って下って行くと広大な「館跡」に到達します。15世紀後半、松山藩の祖・武田信廣が築いた山城・砦(館[たて]という名前)。大きさからいかに重要な地であったかが分かります。
 上ノ国町に遺る遺跡の中では一番調査・整備が進んでいるところ。中国産の茶碗などが出土しています(出土品は十万点にのぼり、ガイダンス施設で一部展示)。歴史に興味のない方も館跡から眺める日本海には心奪われると思います。

「勝山館跡」一部
「勝山館跡」一部
柵と客殿跡
柵と客殿跡


夷王山神社・キャンプ場・北海道夜明けの塔
 「ガイダンス施設」のすぐ近くの「夷王山(いおうざん)」は標高159m、山と言うより、展望台。上ノ国市街地ばかりでなく、日本海に浮かぶ奥尻島や大島、熊石方向へ延びる海岸線が一望できます。山頂には「夷王山神社」があります。

夷王山神社
夷王山神社


 「夷王山キャンプ場」は自由に利用できる無料のキャンプサイトです。道の駅から2.1km、5月下旬~10月開設、ガイダンス施設の奥から南下300mほど、水洗トイレと炊事場のみの施設。
 キャンプ場の東150mほどのところに「北海道夜明けの塔」(高さ24m、中にらせん階段)があります。上ノ国町のシンボルタワーです。

花沢館跡など館跡3施設
 「勝山館」のほかにも砦が造られました。上ノ国が政治、経済、軍事の面で重要拠点だったことを示すものです。
 「花沢館跡(はなざわだてあと)」道の駅から南東へ2.3km(MAP CODE:807 763 417*22、檜山郡上ノ国町字勝山)。花沢温泉の近く、細い山道を少しだけ登ります。石碑と説明板が建っています。
 「洲崎館跡(すざきだてあと)」東へ4km・市街地を江差側へすこし過ぎたところ(MAP CODE:807 794 770*52、檜山郡上ノ国町字北村92)。「砂館神社」参道入口付近から多くの遺物が発見されていますが、全容ははっきりしないようです。奥に砂舘神社(01395-5-2065)があります。
 「比石館跡(ひいしだてあと)」日本海側を15.4km南下(MAP CODE:807 423 240*66、檜山郡上ノ国町字館野)道の駅から南へ15km、石崎川を渡った小さな岬にある館跡(案内板のみ)。すぐ向こうが「館神社」、漁港側のコンクリートの道を海へ行くと船が行き来した「石崎漁港トンネル」(トンネルは通行禁止)があります。地図は「上ノ国日本海側」をご覧ください。





上ノ国町道道5号沿い 観光スポットトップに戻る)
 …道の駅から湯ノ岱まで19km、木古内まで南東40km

上ノ国道道5号沿いの観光スポット
上ノ国道道5号沿いの観光スポット


天の川・菜の花油工房
 「天の川・菜の花油工房」(0139-55-2923、上ノ国町字桂岡25)11:00-14:30(土日は前後それぞれ30分延びます)。農薬を使用しないナタネ作りから、ナタネ油「菜の花油」を絞ります。なたね油搾り体験可。facebook

旧江差線駅跡
 函館市五稜郭駅から江差町江差駅までを結んでいたJR北海道の路線。江差駅~木古内駅間は2014年に廃止。木古内駅~五稜郭駅間も2016年に道南いさりび鉄道に移管され、通勤通学路線としてばかりでなく、観光路線として動いています。上ノ国内の駅跡は鉄道遺構として特別な配慮を持って保存されているわけではなく、将来は上ノ国駅、桂岡駅、湯ノ岱駅同様の運命をたどるかもしれません。
宮越駅跡〕…南東へ11km
 駅舎、プラットホーム、線路、踏切が遺されています。駅南、天の川を渡ったところに宮越の集落があります。
天の川駅跡〕…南東へ11km
 線路と天の川を渡る鉄橋が遺されています。周辺に集落はありません。それもそのはずこの駅は人が乗り降りする駅ではなく、上ノ国町の町作りの一環として1995(平成7)年7月7日、市民団体「北海道夢れいる倶楽部」によって設置された記念碑(モニュメント)なのです(列車の停車もなし)。名称の「天の川」も設置の日付も記念碑的意味合いを持っています。1994年天の川の氾濫で江差線が不通になったことから、廃線を危惧したことが設置の契機です。2014年の路線廃止に伴い、2015年7月5日に「さようならイベント」が開催され、2015年度中に撤去されました。
湯ノ岱駅〕  温泉とちょっと大きめの市街地のある湯ノ岱にあった駅。現在は新しい建物になり、役場出張所、消防署、バス停が入り駅の面影はありません。湯ノ岱温泉、河川敷の自然湧出の露天風呂、そしてワイナリーが見所。詳しくは「風呂事情」をご覧ください。

まんまる桜
 湯ノ岱の市街地に入るすこし手前にある一本桜(MAP CODE:807 597 658*65、上ノ国町湯ノ岱)。4月下旬~5月上旬が開花期(連休頃がいいかも)。樹形からすると、千島桜のような感じです。





上ノ国町日本海側 観光スポットトップに戻る)

上ノ国日本海側の観光スポット
上ノ国日本海側の観光スポット



汐吹の滝
 「汐吹の滝」(MAP CODE:807 547 855*38、上ノ国町扇石)。汐吹漁港近く、山手、国道沿いから見える滝。100mほど上ノ国市街地寄りに駐車帯があります。

汐吹駐車場展望台
 「汐吹駐車場展望台」(MAP CODE:807 546 323*33、上ノ国町汐吹432番地)。汐吹パーキングエリアに設けられた展望台。眼下の汐吹の漁港から遠くは北の奥尻島、南の大島が見えます。トイレのほかに、東屋・アスレチック遊具あり。

比石館跡・石崎漁港トンネル
 「比石館跡(ひいしだてあと)」については「花沢館跡など館跡3施設」をご覧ください。石崎漁港の岬の尾根上にあります(徒歩のみ通行可)。館神社と灯台があります。
 比石館跡のすぐ先、石崎漁港の岬突端に「石崎漁港トンネル」(MAP CODE:807 423 272*52)があります。この施設は船の出入りに用いたトンネル(1933年に着工~1983年閉鎖)です。現在は漁港開口部が掘削されて開いていますが、それまではこのトンネルから船の出入りをしていたのです。
 国道から岬の内側にある道路を車で行きます。ナビの目的地は「石崎鉄工所」(0139-59-2038)にするとよいでしょう。店舗前の道をずっと岬の先まで進みます。

中外鉱業焙焼炉跡》…道道607号沿い
 「中外鉱業焙焼炉跡」(MAP CODE:807 336 134*27、上ノ国町早川)。昭和時代に開山したマンガン鉱採掘所。マンガン採取の焙焼炉が13基ほど遺されています。最盛期には1,500人ものひとが暮らし、小学校、病院、郵便局まであったとか。その先の「沈澱湖」までは道道が通じています。参考記事。クマ🐻出没注意。
 道道607号は上ノ国町と松前町を結ぶ道路。松前町からも道路は延びていますが、途中で通行止めになっており、中間部1/3ほどの距離は通れません。

黄金ノ滝
 「黄金ノ滝」国道から18km(MAP CODE:807 229 524*31、上ノ国町早川)。上ノ国町山中、左股川流域にある、落差30mの滝。周辺に砂金が取れる黄金山がある。クマ🐻出没注意。参考記事

七ツ岳大沼》…七ツ岳風景林
 「七ツ岳大沼」(MAP CODE:807 174 299*82、上ノ国町2323・2325~2331・2336~2338林班)。聞き慣れない住所(林班)にある風景林。そのなかに沼はあります。秋の紅葉時、沼の周囲が見事に染まります。知内町との境にあり、七ツ岳は標高957mの山。上ノ国の観光案内に初心者でも登れると書いてありますが、クマ🐻出没注意。🐻が出てきたら初心者では対応できない。参考記事


●地名由来 [TOPへ]
上ノ国
 陸奥国、出羽国(現在の福島・宮城・岩手・青森県、山形・秋田県)の北部に勢力を張っていた安東氏(あんどううじ)が各地に砦を築き蝦夷地支配に乗り出したのは鎌倉時代(1185年~1333年)以降とのこと。砦は「館(たて)」と呼ばれ太平洋側「函館」の周辺は「下ノ国」、日本海側上ノ国や江差は「上ノ国」と呼ばれました。上ノ国にも館(砦)が作られ、花沢館(はなざわだて)、洲崎館(すざきだて)、勝山館(かつやまだて)と呼ばれました。

 道の駅の名にある「もんじゅ」は道の駅から見える「文殊岩」(姿が文殊菩薩に似ているところから)からつけられました。岩の前の浜は旧地名が「文殊浜」。岩がごろごろですが、道の駅から降りていけます。

文殊岩と文殊浜
文殊岩と文殊浜


 道の駅のある「原歌(はらうた)」はアイヌ語由来で「広い砂浜」の意。「ハラ」はpara、札幌などの「ポロ」とおなじです。「ウタ」はota(砂浜)。島牧村にも同じ地名「原歌」があります。また寿都町に「歌棄(うたすつ)」がありますが、こちらもotaの部分は「砂浜」の意。sutは根元。
 上ノ国は1902年に上ノ国村となり、1967年に町制を施行しました。1960年頃は15,000に迫る人口でしたが、現在は5,000ほどです。


●地図 [TOPへ]
住所:北海道檜山郡上ノ国町字原歌3 (現在地からのルートを表示
電話番号:0139-55-3955   MAP CODE:807 791 625

#「その他のオプション」をクリックした後、出てきた大きな地図の左側「道の駅上ノ国もんじゅ」の文字列の前に「札幌から」など入力し、エンターキーを押すと出発地からの距離、時間、ルートが示されます。


参考URL:
https://www.michi-no-eki.jp/stations/views/18819
http://www.hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/870/
http://www.kaminokuni.com/

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