道の駅「あっさぶ」(道南エリア檜山 19)

北海道の道の駅一覧(テキスト版解説版域内道の駅一覧)・ブログの書き方北のチップス


概要(最終訪問日:2023年10月24日) 《この道の駅のミッション❓》 「メークインコロッケ」をいただく
  • 道南エリア(檜山管内)、国道227号沿い、1995年設置(設置番号19)

  • 24hトイレはウォシュレット(快適度10)、2021年8月にトイレ棟を新築リニューアルしました(すごく立派・すごくきれい)
  • 駐車場は一面(車中泊度◎)、植栽が減って見通しの良い駐車場になりました。Wi-Fiが強力
  • じゃがいも「メークイン」の発祥地。調理したものは「コロッケ」などが売られています
  • 駅舎隣にベーカリー、軽食の店ができました
  • 駅舎内は農産物の販売所、生のジャガイモが大きな袋や箱入りで売られていたり…
  • イベントや大安売りの情報はfacebook
  • コンビニや温泉はそう遠くないところ。江差の道の駅までは10km足らず

  • 2016年、国土交通省の重点道の駅(地域活性化)に選定
  • キャンプ場は「観光スポット」に2か所記載しました


住所:北海道檜山郡厚沢部町緑町72-1 (現在地からのルートを表示
電話番号:0139-64-3738   MAP CODE:482 581 610
営業時間や休館日などは「道の駅ホームページ」(おしらせ)をご覧ください
《近くの道の駅》
 (東47km)なないろ・ななえ(渡島半島横断ルート)
 (西9km)江差
 (南23km)上ノ国もんじゅ
 (北17km)ルート229元和台

道南エリア概略図



🙆 記事一覧 

トイレ事情    ●風呂事情    ●洗濯事情
駐車可能台数
敷地内の店    ●レストラン   ●コンビニや店・ガソリン・郵便局
観光スポットや行事
地名由来     ●地図


24hトイレはとってもきれいなウォシュレット

 2021年8月、駅舎と同じ並びで、新しい24hトイレが完成。あまりに立派すぎてトイレ棟とは思えないくらいです。男女ともウォシュレット完備はもちろんのこと、お父さんお母さんと一緒にお子さんも用を足せるように小さい便器を同じ個室の中に設けています(それぞれ一室ずつ、ベビーチェアも設置)。多目的トイレにはおむつ交換台、ベビーチェア。
 24h授乳室あり(おむつ交換台、お湯の出る小さな流しつき)。おむつや常温保存可能なミルクなどの子育て応援自動販売機も設置されています。
 すぐ隣には雨の日にも濡れずにすむように屋根付き駐車スペース(画像左手)が設けられています。

道の駅「あっさぶ」24hトイレ
道の駅「あっさぶ」24hトイレ
トイレ案内
トイレ案内


厚沢部町(4軒)、江差町

厚沢部町の温泉
厚沢部町の温泉


厚沢部町
 「厚沢部町上里ふれあい交流センター」道の駅から北東へ3km(0139-64-3100、檜山郡厚沢部町上里92-1)13:00-20:00/月曜定休。入浴料安め。ボディソープ・シャンプー要持参(忘れても自販機あり)。洗い場は多い。ドライヤー、ロッカーあります。無料の休憩室あります。「上里温泉」という別名を持つ温泉。露天もサウナもあります。きれい度ばつぐん。地元の人多し。「上里」はもともと俄虫地区の一部で「上俄虫」というところだったそう。少し離れたところにある村ということで「上里」(かみさと)の名が…。住所でわかるように、つぎの「俄虫温泉」と(ほとんど)同じところです。

厚沢部町上里ふれあい交流センター
厚沢部町上里ふれあい交流センター


 「厚沢部俄虫温泉旅館」北へ3km(0139-67-2211、檜山郡厚沢部町上里92)11:00-22:00(10:00- 土日曜)。入浴料ちょと安め。透明のきれいな湯。円いジャグジー、サウナ、とてもぬるい露天風呂あり。浴室の大きな窓から光が入り、明るい(日中)。ボディソープ・シャンプーないこともないが、要持参。ドライヤー有料。休憩室あり。
 コインランドリーあります。宿泊できます(一泊二食付きでとてもリーズナブルな価格)。施設としては古い感じ。「がむし」というのはアイヌ語「かむい・うし」(熊が多い)に由来。それで玄関でクマちゃん二頭がお出迎え、おや、シカさんも…。

厚沢部俄虫温泉旅館
厚沢部俄虫温泉旅館


 「厚沢部町うずら温泉」東へ10.5km(0139-65-6366、檜山郡厚沢部町鶉町853)11:00-21:00/月曜定休。瀟洒な建物。入浴料安め。透明のきれいな湯。サウナあります。ボディソープ・シャンプーないこともないが、要持参。ドライヤー有料。きれいな施設。
 中華(広東料理)レストラン「彩風塘(さいふうとう)」(11:30-14:00・17:00-21:00)があります。レストランのみの利用可。すぐ裏に「水車公園」があります。リーズナブルに宿泊できます。
 ちなみに「うずら」は鳥のウズラではなく、アイヌ語の「うつら」(川が横から注ぐ低いところ)とか「うっない」(横から出てくる川)に由来することばだそう。厚沢部町では8月下旬~9月上旬の土日(09:00-15:00)、温泉向かいの畑で厚沢部特産メークインを収穫できる「いも掘り体験農園」(要料金)を解放しています。

 「館城温泉(たてしろ)」東へ14km(0139-66-2632、厚沢部町字館町628-3)13:00-20:00(冬期-19:00)/金曜定休。入浴料は安め(銭湯料金)。湯温40℃、アルカリ性単純泉。源泉かけ流し。ボディーソープ・シャンプー持参。地元民の憩いの場。近く(南へ2km)に戊辰戦争時の戦いの場になった「館城跡(たてじょうし)」があります。


江差町
 「江差繁次郎温泉(しげじろう)」西へ10km(0139-54-5454、檜山郡江差町田沢町82-7)17:00-22:00(土日12:00-)。入浴料は安い。透明のきれいな湯。源泉かけ流し。ボディソープ・シャンプー要持参。本場フィンランドサウナあり。露天風呂はヒノキ風呂。軽食レストランあり(エビあんかけ焼きそばがおすすめ)。

江差繁次郎温泉
江差繁次郎温泉


コインランドリーは江差町(西方向7km)が直近です。
 東方向は七飯町(ほぼ50km)あるいは函館市(60km)、いずれも渡島半島横断コース。
 北方向は八雲町市街地(57km)渡島半島横断。日本海側北方向は岩内町(160km)です。

 直近「太陽クリーニングふわっと柳崎店(やなぎざきてん)」西へ7km(0139-52-6606、檜山郡江差町字伏木戸町555)08:00-22:00。洗濯機・乾燥機一体型あり。駐車場が店の前4台分ほど。
 隣がホームセンター「DCM ホーマック」とスーパー「フードセンターブンテン江差店」、裏が「道立江差病院」。ホーマックの駐車場と境界を接しています。


●駐車可能台数 [TOPへ] (ここは泊まれますか?道の駅のWi-Fi
大型・普通車・身障者用:8台・75台・2台(屋根付き)/EV急速充電器2、普通充電器2あります。駅舎周りに駐車場を配置していますが、両翼に分かれている感じであまり広い印象ではありません。大型車スペースは24hトイレの近く。駐めるなら駅舎に向かって右手が広いでしょう。Google Map

道の駅「あっさぶ」案内板
道の駅「あっさぶ」旧案内板


 となりは「椰子ノ木神社」です。南方の植物「椰子の木」とはこれいかに?「ヤシ」とは関係なく、「サワグルミ」のことを「ヤス」と呼んでいたらしく、その「ヤス」の木に乳房の形のこぶがあるのを見つけたおばあさんが、縁起が良いということで嫁いだ娘にもいいことがあるようにと信仰の対象にしたとのこと。明治のころの話。十勝の浦幌町にも似たような話があり、こちらはナラの木です。
 旧24hトイレの撤去とともに背後の敷地を駐車場にしましたので、とても広くて見通しのよい駐車場になり、椰子ノ木神社にもすぐに到達できるようになりました。

厚沢部町・椰子ノ木神社
厚沢部町・椰子ノ木神社
椰子ノ木神社由来
椰子ノ木神社いわれ


●敷地内の店 [TOPへ]
 厚沢部町といえば「メークインの発祥地」、道の駅にもでかでかと垂れ幕がかかっています。となればコロッケ、そしてジャガイモが原料の焼酎「喜多里(きたさと)」も売っています。駅舎「あっさぶ町物産センター」では箱入りのジャガイモはもちろん、たくさんの野菜が(以前よりきれいに)並べられています。
 道の駅の建物はみな木をふんだんに使った建物。駅舎は三角形。外部に木肌がむき出しになっているばかりでなく、建物の中も、内部も木がふんだんに使われ、シーリングファンを取り囲む円形の装飾品も、柱も梁も木肌を見せています。
 スタンド販売の「お休み処 百姓屋」ではあげいもやおにぎり、コロッケそしていれたてのコーヒー・紅茶、ソフトクリームが売られています。駅舎内に椅子とテーブルが並んでいます。
 「たいこやま」はコミュニティセンターの建物に移り、ソフトクリーム、おにぎり、あげいもなどを販売です。



 道の駅は2021年にリニューアルオープン、さらに2022年駅舎左手(画像)にベーカリーと軽食の食事処ASSAN(アッサン、11:00-18:00)が開店しました。ラーメンやうどん、そば、丼物、定食も販売です。「山ごぼう飯」をぜひ食べてみましょう。また「パワーチキン」なるものもあり、これは鶏一羽にジャガイモや行者ニンニクを挟み込んで焼いたもの。店一番の推しのようです。
 「メークインの発祥地の碑」は北東方向1.3kmにあります。「男爵いも」で有名なのは七飯です。

道の駅「あっさぶ」
道の駅「あっさぶ」グリーンプラザ227


●レストラン [TOPへ]
道の駅西側と東側(市街地)、すこし足を延ばして

道の駅西側と東側
 「ラッキーピエロ 江差入口前店」道の駅から西へ6km・国道229号沿い(0139-52-5553、厚沢部町字美和1252-1)10:00-22:00。メニューは何でもできます。カレー、ハンバーグ、オムライス、トンカツ、焼きそば、ピザ、ハンバーガー。
 道南に来たらどこかでかならず入店したい店「ラッキーピエロ」、ここはとくに店内に女優オードリーヘップバーンの写真があふれていて、忘れられない思い出になるでしょう。駐車場100台。国道沿いのためか、食事時は激混みです。早めに行った方がいいでしょう。
 ベーカリー「あすなろパン」道の駅から西へ5km・国道227号沿い(0139-64-3455、厚沢部町字美和1087-2)10:00-17:00/水曜定休。社会福祉法人経営のパンの店。パンやピザ、マフィンがたくさん焼き上がっています。ソフトクリームも販売。一度寄ってみる価値あり。知内の道の駅のパン屋さんも同じ「あすなろパン」です。
 (昼)「むすび」道の駅から西へ5km・国道227号沿い(MAP CODE:482 609 259*71、080-9030-2023、厚沢部町字富栄231-1)11:00-15:00・土日祝のみの営業。店名どおり、おむすびと田舎料理中心のカフェ。汁物の付いたセットメニューあり。2023年開店。駐車場は向かいの富栄ふれあいセンターへ。Wi-Fiあり。農業体験等の催しもあります。instagram

 2023年2月より休業中「前井食堂」東へ800m(0139-64-3053、檜山郡厚沢部町本町45-7)11:00-14:30・17:00-19:30/日曜定休。使用している「みそ」はJA女性部の手作り。うどん・そば、ラーメン、定食、丼物、松前カレーなど。創業120年だそう。黄色い「松前カレー」をご賞味あれ。再開はfacebookを。
 「居酒屋桜鳥」東へ1km(0139-67-2358、檜山郡厚沢部町新町93−3)18:00-24:00。銘酒や銘焼酎が置いてあります。店名は「さくらじま」ではなく、厚沢部の地名にちなむ「さくらとり」。

すこし足を延ばして
○(昼)「滝野庵」北へ4.7km(0139-67-2126、檜山郡厚沢部町字滝野517-1)11:00-15:00。藁葺きの古民家を改修した蕎麦の店。舞茸の天ぷら蕎麦、天ぷら蕎麦がおすすめ。人気は「天丼セット」。春にはタラの芽の天ぷらなども楽しめます。厚沢部川の支流・安野呂川(あんのろ)沿いに登ったところにあります。

(昼)「カレーとコーヒーの店カンペシーノ」東へ8km(0139-56-1089、檜山郡厚沢部町鶉838)11:00-15:00/月曜定休。カレーの辛さはお好み、ご飯やナンが選べます。facebook
 「うずら温泉中国料理 彩風塘(さいふうとう)」東へ10.5km(0139-65-6366、檜山郡厚沢部町鶉町853番地)11:30-14:00・17:00-21:00/月曜定休。厚沢部の野菜と道産の魚介を使った広東料理。


●コンビニ・店・ガソリン・郵便局 [TOPへ] (ANRE 停電時も給油可能なGS
 道の駅直近は「セラーズ厚沢部店」(西へ350m・道の駅から看板が見えます)があります。

コンビニは東方向・市街地に2軒あります。
 「セイコーマートヤマコこばやし店」東へ600m(0139-64-3204、檜山郡厚沢部町本町80)06:00-25:00。
 「セブンイレブン厚沢部町店」東へ1km(0134-23-1534、檜山郡厚沢部町本町45-1)05:00-24:00。接客に問題あり、評判はよろしくない。



ガソリンスタンドは、市街地方向(東)にあります。西方向は江差市街地(12km)です。
 「昭和シェル石油厚沢部SS / 丸石石塚商会」東へ350m(0139-64-3145、檜山郡厚沢部町緑町27)09:00-17:00。
 「ホクレン厚沢部セルフSS / JA新はこだて」東へ900m(0139-64-3303、檜山郡厚沢部町本町45-15)08:00-19:00。



 「厚沢部郵便局」(0139-64-3300、厚沢部町新町19-2)は北東1km市街地にあります。ATMは日曜17:00まで。


●観光スポットや行事 [TOPへ] (服装虫対策ゴミ箱

厚沢部町位置図
厚沢部町位置図


厚沢部町 (ほとんどが国道227号沿い)・町のリンクアドレス要注意

道の駅「あっさぶ」と観光スポット
道の駅「あっさぶ」と観光スポット


レクの森キャンプ場
 「レクの森・土橋自然観察教育林」南東へ400m・椰子の木神社の裏手(0139-67-2463、檜山郡厚沢部町緑町18-1)08:30-17:00(開設期間は4月~9月)。ヒバ(ヒノキアスナロ)の北限、トドマツの南限の厚沢部町原生林で、キャンプや森林浴が楽しめます。バンガローは有料で要予約(0139-64-3314)。テントサイトは無料で利用できます(予約不要・要受付)。紹介記事

 冬が近づいてくると、厚沢部の田んぼには白鳥が餌をあさる姿が観察できます。夜は沼や湖をねぐらにして、朝から夕方まで田んぼなどで餌をあさります。40km東に七飯町の「大沼」がありますが少し遠すぎるようですので、2kmほど東の上里というところの「大山衹神社」近くの小さな沼から飛んでくるのかもしれません。冬の間はもっと南か「大沼」で過ごし、4月になると北へ帰って行きます。

田んぼで餌をついばむ白鳥の群れ(10月)
田んぼで餌をついばむ白鳥の群れ(10月)


じゃがいも祭り》…厚沢部町役場
 「あっさぶふるさと夏まつり」毎年7月下旬の土曜日、場所:厚沢部町役場駐車場(0139-64-3311、厚沢部町新町207)。2022年は「あっさぶ町ジャンボコロッケ 世界一の大きさにチャレンジ」というタイトルでジャンボコロッケ世界一の大きさにチャレンジ。開催概要facebook

太鼓山
 「太鼓山」道の駅から北東へ2km(MAP CODE:482 614 065*88、檜山郡厚沢部町本町)。山頂まで遊歩道があります。5月中旬からツツジが咲きます。ピンクや白の花越しの眺めがきれいです。太鼓山はその名のとおり叩くとポンと音が鳴る山です。山頂で飛び跳ねてみましょう。遊歩道は1km弱、坂道ですが運動にちょうど良いでしょう。冬はスキー場になるところです。町役場からそう離れていないところ、まずは「太鼓山スキー場」(MAP CODE:482 613 377*77)を目指しましょう。北海道東部弟子屈町の川湯温泉の近くには「ポンポン山」という山があります。こちらも飛び跳ねるとポンポン、音がします。

館城跡
 「館城跡(たてじょうし)」南東へ13.5km(MAP CODE:482 476 228*63、檜山郡厚沢部町城丘)。最後の日本式築城と言われる城。城の跡地が城址公園になっています。渡島半島最南端の「松前藩」は明治元年になって尊皇派に鞍替え、旧幕府軍の攻撃に備え、福山(現・松前)から厚沢部の舘村に移転を決定、築城は9月と10月のほんの2ヶ月で完了。ところが完成直後に旧幕府軍の攻撃を受け落城しました。
 公園には周りの木々と同じくらいの高さの小さな建物が再現されています。「館城」の復元模型は町役場近くの「厚沢部町郷土資料館」(0139-64-3311、檜山郡厚沢部町新町234-1)にあります、月曜休館。

ささき農産物直売所
 「ささき農産物直売所」道の駅から東へ12km・国道227号沿い(MAP CODE:482 655 407*00、080-6074-6368、厚沢部町鶉町714)7月~11月下旬09:00-18:00。ジャガイモ、かぼちゃはもとよりメロンやスイカを格安で販売する直売所。持って帰れなくてもトマトなんかかぶりついてみて。紹介記事twitterfacebook

鶉ダムオートキャンプ場ハチャムの森(うづら)》
 「鶉ダムオートキャンプ場ハチャムの森」道の駅から東へ17km・国道227号沿い(MAP CODE:482 659 833*26、予約・問合せ0139-65-6886、厚沢部町字木間内60-1)4月終わり~9月。コテージ5棟、キャンピングカーサイト3か所、スタンダードカーサイト30か所(電源あり・なし)、フリーテントサイト(20組・要予約)、ちょっと高めの料金設定。シャワー施設、ランドリー、売店、炊事棟は3か所、トイレは洋式。ゴミ処理可。テントやシュラフなどのレンタル用品あり。ペットは入れません。発電機やカラオケなどは使用できません。

稲倉石古戦場跡 碧血碑(いなくらいしこせんじょうあと・へっけつひ)》
 …北斗市出合いの滝、二股口古戦場
 「古戦場稲倉石・碧血碑」道の駅から東へ19km・国道227号沿い(MAP CODE:774 693 795*51、厚沢部町字峠下)。明治元年、松前城から逃れた松前軍が旧幕府軍と交戦した激戦地。碑は大正時代に建立されましたが、鶉ダムができたときこの地に移設されました。「碧血」とは『荘子』のなかの文「忠義を貫いて死んだ者の流した血は三年経って碧玉となる」から。「碧血碑」は函館山のふもとにもあります(函館市谷地頭町1)。紹介記事
出会いの滝
 国道227号をさらに東へ行くと、北斗市に入り、左手に駐車場、右手に「出合いの滝」(小滝の沢・MAP CODE:490 120 183*55)。国道から見えます。かなりの落差(12m)の滝です。名前の由来はロマンチックなものではなく、江戸時代、函館と江差を結ぶ道を造ろうと、中山峠で出会う計画で、安政元年(1854年)に函館と厚沢部から工事に着手したものの費用と人手不足で頓挫、その5年後安政5年に別の人物たちが再度両方向から工事を再開、半年かけて道を完成したことによります。訪問は春先雪解けの時期が水量が多く良いでしょう。夏は緑がきれいですが、樹木の葉が生い茂って滝がよく見えません。紹介記事
二股口古戦場
 「出会いの滝」から国道227号を東へ5km、「二股口古戦場」があります。1869(明治2)年の箱館戦争時、旧幕府軍の土方歳三が乙部からやってくる新政府軍を迎え撃った激戦の地。土方勢はよく戦ったものの旧幕府軍の敗色濃く、五稜郭へ退却。国道沿いに「二股口古戦場入口」の案内(丸太)が建っています(かなり大きな山道開口部あり・「この先200mセンターライン凸凹あり」の青い看板の方が目に付くかもしれません)。国道から400m~500mの距離ですが、装備、クマ対策が必要です。また道がほとんど分からないのでどうしてもと言う方はガイドを頼む方がよいでしょう(北斗市観光協会facebook)。紹介記事


●地名由来 [TOPへ]
厚沢部
 地名「あっさぶ」はアイヌ語の「はちゃむべつ」(桜鳥川)からの由来だとのこと。札幌の「発寒(はっさむ)」と同じ語源です。で、それが「あっさぶ」に転訛したということなのですが…、かなりの努力が必要ですね。ほかに「あっさむ」(ニレの皮のそば)からという説もあるそう。

 町は古くは松前藩の所領で、藩のヒバ山解放により杣夫(そまふ・林業従事者)が渡来、それがきっかけで開墾がはじめられたとのことです。松浦武四郎の日記にはすでに「厚沢部」という地名が漢字で出ているとのこと、19世紀の中頃のことです。
 明治期の終わり頃に「厚沢部村」に、1963(昭和38)年に町制施行、その後平成に入って檜山南部5町との間に合併話が持ち上がりましたが、厚沢部町は合併を見送りました。1960年までは1万人超え、現在3,500ほどの人が住んでいます。

 道の駅などに張り出されているイメージキャラクターは「おらいもファミリー」、お父さんは「おらいも君」、やさしい奥さんは「さつきさん」、かわいい娘の「ポテコちゃん」、生まれたての息子「はぜるくん」の4人家族とのこと。


●地図 [TOPへ]
住所:北海道檜山郡厚沢部町緑町72-1 (現在地からのルートを表示
電話番号:0139-64-3738   MAP CODE:482 581 610

#「その他のオプション」をクリックした後、出てきた大きな地図の左側「道の駅あっさぶ」の文字列の前に「札幌から」など入力し、エンターキーを押すと出発地からの距離、時間、ルートが示されます。


参考URL:
https://www.michi-no-eki.jp/stations/views/18804
http://www.hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/576/
https://www.town.assabu.lg.jp/modules/industry/category0033.html

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