道の駅「忠類(幕別町)」(道東エリア十勝 9)

北海道の道の駅一覧(テキスト版解説版域内道の駅一覧)・ブログの書き方北のチップス


概要(最終訪問日:2023年2月17日) 《この道の駅のミッション❓》 ナウマン温泉に入り、その後レストランで「ナウマン象定食」をいただく🐘

  • 十勝エリア南部、国道236号沿い、1993年設置(設置番号9)。複合型の道の駅(温泉やレストラン、パークゴルフ場、水遊び場つきのナウマン公園、「ナウマン象記念館」、キャンプ場)。道の駅内に活気があります

  • 24hトイレはウォシュレット(快適度8)
  • レストランつきの温泉がすぐとなり
  • 駐車場はとても大きな一面(車中泊度◎)
  • 道の駅内の施設は「観光スポット」で触れています

  • 幕別町の市街地(北方向・帯広市の東)からは約50kmと離れています。一方、南方向・大樹町の道の駅(コスモール大樹)、北方向(さらべつ)は非常に近いところ(いずれもほぼ10km)


住所:北海道中川郡幕別町忠類(ちゅうるい)白銀町384-12 (現在地からのルートを表示
電話番号:01558-8-3236   MAP CODE:396 201 669
営業時間や休館日などは「道の駅ホームページ」(おしらせ)をご覧ください
《近くの道の駅》
 (北東53km)うらほろ
 (北西24km)なかさつない
 (南8km)コスモール大樹
 (北11km)さらべつ

十勝エリア概略図



🙆 記事一覧 

トイレ事情    ●風呂事情    ●洗濯事情
駐車可能台数
敷地内の店    ●レストラン   ●コンビニや店・ガソリン・郵便局
観光スポットや行事
地名由来     ●地図


24hトイレはきれいなウォシュレット

 個室は全部ウォシュレットです。女子7室、男子3室。多機能トイレにはウォシュレットとオストメイト機器、おむつ交換台、ベビーチェアがついています。女子の方はうすピンク、男子の方は薄緑色の部屋になっています。安心して使えるトイレです。トイレは画像入口を入って右手。
 忠類はナウマン象推しなので、この道の駅、周りの建物の壁は全部石で固められています。象の肌をイメージしたものだそう。

道の駅「忠類」
道の駅「忠類」右手に24hトイレがあります


忠類の温泉「十勝ナウマン温泉」、幕別町の市街地(北方向)の温泉「華のゆ」

 すぐ隣に「十勝ナウマン温泉(ホテルアルコ)」(facebook)があります。早朝風呂(06:30-08:30)も深夜風呂(11:00-23:00)もありです。レストラン併設なので、風呂の後に食事を楽しむこともできます。食事と風呂をセットにするとお安くなります。浴槽が数種類あります。サウナ、露天もあり、露天は2017年にリニューアル。お湯は透明できれい、お風呂もきれいです。昼間に入るとまた格別です。料金はふつう。ボディソープ・シャンプー備え付け。源泉は「ナウマン温泉」、アルカリ性の強い湯だそうです。宿泊可。

幕別町忠類・ナウマン温泉
幕別町忠類・ナウマン温泉


 幕別町の市街地(道の駅から北50km)にある「日帰り健康ランド華のゆ」(0155-56-2121、中川郡幕別町字依田384)11:00-23:00/土日祝10:00-24:00。源泉かけ流し。料金はちょと高いです。レストランは「花茶屋」(土日祝日営業11:30-21:30)、休憩軽食「ラウンジリバティ」(平日営業11:30-21:30)。漫画コーナー、キッズコーナー、卓球ルームなどもあります。
 幕別町は南北に細長い町、市街地は道の駅から北へ直線で50kmほど離れていて温泉施設が多数、また十勝川温泉街が十勝川のすぐ向こう、西隣には帯広市の温泉があります。


(南)大樹町、(北)中札内村

 「コインランドリー十勝」道の駅から南へ8km(広尾郡大樹町高校通26-5)07:00-23:00。道の駅「コスモール大樹」のすぐ近くです。

 北方向は「中札内村」です。こちらも中札内の道の駅からすぐ近くにコインランドリー「ULWASH」北へ23km(0155-68-3381、06:00-23:00)があります。土足禁止できれい。


●駐車可能台数 [TOPへ] (ここは泊まれますか?道の駅のWi-Fi
大型・普通車・身障者用:12台・269台・6台/EV普通充電器2台あり。すごい数の駐車台数ですが、「忠類農協菜の館ベジタ」から「十勝ナウマン温泉」までの駐車場も+して、のようです。端っこはなかなか離れています(約400m)。国道236号はもちろん幹線です。Google Map

道の駅「忠類」駐車場
国道236号と道の駅「忠類」駐車場


●敷地内の店 [TOPへ]
 駅舎内にパン工房「パオパオ」があり、幕別特産ゆり根を使った「ゆり根あんぱん」、ゆり根コーヒーも。駅舎は入り口に立つと、小さく見えますがパン工房のあるところは天井が高くとても広い印象です。

道の駅「忠類」
道の駅「忠類」


 忠類は「ゆり根」も生産しています。ゆり根では真狩村が有名ですが、忠類でも年間100トンが出荷されています。ゆり根の生産量自体、全国で1,000トンほどで、現在は北海道でのみ生産されています。忠類にはゆり根専門の農場「大坂農場」(twitter)があります。

 少し離れて南方向「忠類農協菜の館ベジタ」(09:30-17:30/水曜定休)があります。農産物ばかりかと思いきや、「すあま」や大福、もち、鹿肉の缶詰なども。もちろんゆり根もあります。4月下旬~11月初旬までの営業です。情報はfacecbookで。「すあま」はかまぼこ状の形をした、もち米の菓子です。

忠類農協菜の館ベジタ
忠類農協菜の館ベジタ


●レストラン [TOPへ]
道の駅
 駅舎内にレストランはありません。夕食はお隣の「十勝ナウマン温泉」で。「ナウマン象定食」を注文すると、ナウマン象の肉(?)が骨付きで出てきます。お風呂とセットで割安になります。

幕別町・道の駅周辺
2019年閉店 ラーメンなど「味処若水」国道236号沿い温泉のすぐ北(01558-8-3850、中川郡幕別町忠類白銀町213-62)11:30-14:00・18:30-22:00/日曜定休。
 「ビストロ ブラウン」道の駅駐車場から北へ350m・国道236号沿い(01558-8-9150、幕別町忠類白銀町213番地)11:00-14:00・17:00・20:00/火曜日曜の夜店休。ハンバーグ定食やカツ定食など。豚肉料理はおすすめ、牛肉もおいしい。小上がり、テーブル、カウンターあり。2020年に開店。
 「レストランケルン」道の駅駐車場から北へ400m・国道236号沿い(01558-8-2211、中川郡幕別町忠類白銀町213)11:00-21:00。丼物や定食。
 「食堂このみ」国道236号を北方向、最初の信号で道道319号へ折れ少し行って右手(左手には居酒屋)(01558-8-2026、中川郡幕別町忠類錦町148)10:00-21:00/不定休。外も中もきれいなお店、野菜たっぷりのハンバーグ定食など、おすすめですが、なんといってもブランド豚の「どろぶた」を使った「どろぶたステーキ定食」が一番のおすすめ。「どろ豚と忠類産ゆり根のスープカレー」「ぶた丼」もあり。instagram

 幕別町観光物産協会の「食べる」ページもごらんください。「札内」辺りが幕別町の中心地(すぐ西が帯広市)、そちらの方が商店は多いです。同じ幕別町ですが、道の駅からは北へ50kmほども離れています。


●コンビニ・店・ガソリン・郵便局 [TOPへ] (ANRE 停電時も給油可能なGS
 「セイコーマート忠類店」(01558-8-2271、06:00-23:00)が道の駅から北600mほどにあります。なぜか店の看板が低い。道の駅に近いのはこのコンビニだけのようです。ホットシェフあり。

 9km南下すると「コスモール大樹」の道の駅があり、すぐ近くにセブンイレブン、セイコーマート、少し離れて、大樹町役場向かいに、ローソン(7席のイートイン)があります。通常の営業時間だと、大樹の道の駅目の前に「フクハラ」というスーパーもあります。



ガソリンスタンドは道の駅近くに2軒あります。いずれも日曜日が定休日です。
 「ホクレン忠類SS / JA忠類」北へ1km(01558-8-2137、08:00-18:00/日曜定休)。
 「出光忠類SS / 中村商店」北へ1.4km(01558-8-2240、08:00-19:30/日曜定休)。



 「忠類郵便局」(01558-8-2260、中川郡幕別町忠類幸町1-1)ATMは日曜14:00まで。


●観光スポットや行事 [TOPへ] (服装虫対策ゴミ箱

道の駅「忠類」周辺案内図
道の駅「忠類」にある周辺案内図


道の駅周辺》…、ナウマン象記念館、キャンプ場、白銀台スキー場、シーニックカフェ
 道の駅の周辺にはたくさんの施設があります。「忠類ナウマン象記念館」、「忠類ナウマン公園遊具広場」、「ナウマン公園キャンプ場」(開設期間4月終わり~11月初め、利用無料、ごみ持ち帰り、問合せ01558-8-2111)、「白銀台スキー場」(道の駅から北東へ1.4km)、キャンプ場の横を通って東方向に行くと「シーニックカフェちゅうるい」(道の駅から南東へ1.4kmfacebook)、「丸山展望台」北へ5km(中川郡幕別町忠類明和1-1)。

道の駅「忠類」にいるナウマン象の親子
道の駅「忠類」にいるナウマン象の親子


忠類ナウマン象記念館
 忠類を訪れたら、お会いしたいのが「ナウマン象」。1969年、道路工事に測量助手として参加していた15歳の少年が、「歯の化石」を発見。そこから町を挙げての発掘作業が始まり、調査団や見学の人たちを泊める宿がなく、町はてんやわんや。手刷りの新聞「ナウマン速報」などが出されました。

忠類ナウマン象記念館
忠類ナウマン象記念館


 全身骨格が掘り出され、その模型が、道の駅すぐ奥の「忠類ナウマン象記念館」(09:00-17:00/冬期も平常どおり営業)に展示されています。
 「ナウマン象発掘の地」は下(「ずっと離れて…」)に掲載しています。

ナウマン象骨格レプリカ
ナウマン象骨格レプリカ


公園とキャンプ場
 「ナウマン公園」には遊具広場とパークゴルフ場が広がっています。遊具広場には親水施設も、パークゴルフ場はファミリーコースとチャンピオンコースの2コース設けてあります。
 幕別町はパークゴルフ発祥の地です。遠別川沿いの「幕別運動公園」(道の駅から北へ40km)に記念碑が建っています。また町内に「国際パークゴルフ協会(IPGA)」があります。
 「ナウマン公園キャンプ場」(幕別町忠類白銀町390番地4)開設期間4月終わり~11月初め。予約や貸し用具はありません。先着順にテントを張ってください。第1キャンプ場、第2キャンプ場、キャンピングカー及び車中泊専用キャンプ場で構成されています、いずれも利用料不要。炊事場とトイレはパークゴルフ場駐車場にあり。ゴミは持ち帰り。ペット禁止。道の駅の駐車場で車中泊しなくても、こちらに来れば広々。

シーニックカフェ ちゅうるい
 「シーニックカフェ ちゅうるい」南東へ1.5km(問合せ01558-8-2141、幕別町忠類白銀町204忠類共栄牧場内)7月~9月土日祝。ナウマン象記念館と遊具広場の間の道をずっと東へ進む、最初の大きな三叉路を通り越し、つぎの小さな三叉路で狭い道に折れる(「80m」の看板あり)。標高189mの小高い丘に設けられたカフェテラス。雄大な日高山脈や、牛がのんびりと草を食む姿が見えます。ドリンクサービスは7月~9月土日祝(雨天時除く)ですが、シーズン中はいつでも入れます。なお、温泉「ホテルアルコ」でレンタサイクルをやっています(facebook)。




すこし離れて…、

道の駅「忠類」と観光スポット
道の駅「忠類」と観光スポット


忠類駅跡(交通公園)》
 「忠類駅跡」北へ900m・国道236号沿い(幕別町忠類幸町511-4)。1930(昭和5)年開業、1987(昭和62)年廃止。周辺は交通公園、駅舎は鉄道資料館となっています。駅舎(駅事務室)、駅名標、貨車、線路、プラットフォームが遺されています。駐車場あり。

加藤八郎記念庭園美術館
 「加藤八郎記念庭園美術館」北へ2.6km・国道236号沿い(問合せ01558-8-2201生涯学習課、幕別町忠類元忠類98-1)5月~10月の日祝10:00-16:00/冬期休業・HP上に月の開館スケジュールがあります。加藤建設初代社長の加藤八郎が1968(昭和43)年に造った邸宅と庭園。園内に樹齢100年を超えるオンコ(イチイ・厚岸町尾幌産)や巨石(日高産)があります。秋は紅葉、散り紅葉がきれいです。




ずっと離れて…、
ナウマン象発掘の地
 「ナウマン象発掘の地」(MAP CODE:699 127 132*28、問合せ01558-8-2826)は南東へ15kmほど行ったところ、石碑があります(道路向かい側が4~5台分の駐車場です)。
 北へ900mで大樹町のロケット発射観覧場「Sky-hills公園」(大樹町晩成)、北東8kmで同じく大樹町の「生花苗沼(おいかまないとう)野鳥観察保護施設」があります。

幕別町忠類・ナウマン象発掘の地
幕別町忠類・ナウマン象発掘の地碑


北海道湖水地方牧場
 「大樹農社 北海道湖水地方牧場」(MAP CODE:396 201 670*47、問合せ01558-7-8555、幕別町忠類晩成47-1)10:00-18:00。イタリア水牛とブラウンスイスを育成する牧場。水牛の乳を使い「水牛のモッツァレラチーズ」を作っています。水牛のチーズはここだけ。住所は忠類ですが、大樹町晩成温泉のすぐ近くです。

 幕別町市街地(北へなんと50km)については、帯広市近くの「おとふけ」に記載しました(「温泉」・「十勝ヒルズ」・「パークゴルフ場と公園」)。

十勝ヒルズ
 「十勝ヒルズ」北へ40km(0155-56-1111、幕別町日新13-5)。少々遠いですが、「北海道ガーデン街道」に組み込まれた一見の価値ある広大な庭です。「なかさつない」や「おとふけ」のページでも触れています。


●地名由来 [TOPへ]
 アイヌ語の川の名「ちうるいとーぷい」(流れの激しい当縁川)がもとになったそう。江戸期から「チウルイ」という地名は中央に伝わっていて、明治の初め頃にはすでに「忠類村」と書いていたようです。
 いっぽう「幕別」は「まくんべつ」がもとのアイヌ語。意味は「山際を流れる川」だそうですが…。石狩川の河口に「マクンベツ湿原」というのがあり、ここは、人の顔3つくらいが隠れそうな大きさのでっかい葉っぱの水芭蕉で有名。河口ですからそこに山はありません。
 まあそれよりも幕別町にはおそらく最難読地名の有力候補「白人小学校」や「白人公園」「白人神社」があります。いずれも「ちろっと」と読み、意味は「鳥のいる沼」だそう。昔「白人村」があったようですが、今これらの施設のある住所は「幕別町札内青葉町」になっています。

幕別町・白人小学校
幕別町・白人小学校


 「白」を「ちろ」と読む例はほかにも道南の福島町に「白符大神宮」、「白符川」などの地名があり現在の発音は「しらふ」なのですが、もともとは「ちろぷ」(鳥の多いところ)いう発音だったとのこと。今では廃校になった「白符小学校」は「チロップ館」という名前で地域の活動に利用されています。

 2006年、それまであった幕別町と忠類村が合併し、新たな幕別町が生まれました。町の南北の距離はほぼ60km、かなり離れています。「ナウマン象発掘の地」は町の南部に位置しますが、同じ町内とは思えない雰囲気です。でも離れているくらいはまだ良いのでしょう。同じ年に合併した日高町(門別町と日高町)は南北100kmほど離れている上に、合併推進時、両町の中間にあった平取町が合併から離脱したため、なんと間が抜けた町(飛び地)になってしまったのです。行政的にもなんともやりにくいだろうと思わせる町の形になっています。


●地図 [TOPへ]
住所:北海道中川郡幕別町忠類白銀町384-12 (現在地からのルートを表示
電話番号:01558-8-3236   MAP CODE:396 201 669

#「その他のオプション」をクリックした後、出てきた大きな地図の左側「道の駅忠類」の文字列の前に「札幌から」など入力し、エンターキーを押すと出発地からの距離、時間、ルートが示されます。


参考URL:
https://www.michi-no-eki.jp/stations/views/18794
http://www.hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/407/
https://hotel-arco.jp/sightseeing/

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