道の駅「うらほろ」(道東エリア十勝 109)
北海道の道の駅一覧(テキスト版・解説版・域内道の駅一覧)・ブログの書き方・北のチップス
住所:北海道十勝郡浦幌町字北町16-3 (現在地からのルートを表示)
電話番号:015-576-5678 MAP CODE:511 530 331
営業時間や休館日などは「道の駅ホームページ」(おしらせ)をご覧ください
《近くの道の駅》
(北東53km)しらぬか恋問(釧路・根室エリア)
(北西44km)ガーデンスパ十勝川温泉・(北西54km)おとふけ
(南西64km)コスモール大樹
(北40km)ステラ☆ほんべつ
🙆 記事一覧
●トイレ事情 ●風呂事情 ●洗濯事情
●駐車可能台数
●敷地内の店 ●レストラン ●コンビニや店・ガソリン・郵便局
●観光スポットや行事 +豊頃町
●地名由来 ●地図
24hトイレの個室は男子2、女子6。うちそれぞれ半分、1と3がウォシュレットです。ドアに「シャワートイレ」と書いてあります。多機能トイレはウォシュレット、オストメイト機器、おむつ交換台、ベビーチェア、着替え台(鏡付き)、TOTO便座クリーナーがあります。手洗い場には石けんがあります。
摩周温泉の道の駅と同じように、冷たくない水が出ます(おそらく少し温めているのだと思います)。床はグレー系の道の駅に良くあるタイル、壁はベージュ系のきれいなタイルです。リモコンは壁についています。男子トイレにも「音姫」が付いています。
掃除が大変良く行き届いています。おそらく2~3時間以上かけてとても丁寧・念入りに掃除するのではないでしょうか。また1日に2回以上掃除しているようです。
貼り紙がとても多く、その一枚によるとオストメイト機器で髪を洗う人がいる模様。オストメイト機器の使い方を知ってたらぜったい髪なんか洗わないと思います。
「オストメイト」(PDF)は排泄のための機能に損傷を受けた方たちのことを言います、「オストメイト機器」はその方たちが使う機器のことです。基本的な機能が働かない苦労をしじゅう経験しています。少なくとも別の用途で使用し排水を詰まらせたりして、処理の邪魔をしないように心がけたいものです。
《浦幌町・健康湯》
温泉ではありませんが、すぐ南(400mさき)に浦幌町営「健康湯」(015-576-2233、十勝郡浦幌町字東山町1番地2)があります。営業時間は14:00-22:00/月・木曜定休、7月~8月は月曜のみの定休です。入浴料金は安い。石けん等は要持参。大きくはない主浴槽、水風呂、ひとり用サウナがあります。
浴槽への給水・給湯は湯が少なくなったときにだけ行うようです。公衆浴場では襟裳岬にあるキャンプ場の浴場がこの方式だったような…、余り例がないような気がします。
道順は、国道を渡った「ザ・ベジタブルショップ21」の裏を降りていきます。道の駅を南から出て、国道38号を南へ30mほど行くと、道の反対側に大きめの道が見えます。国道を渡り、「大きめの道」(この道に入らないとすごい遠回りになるか、後戻りしないと行けません)づたいに南下すると屋根に「ゆ」と書いた看板のある建物が右手に見えてきます。未舗装の駐車場があります。
《うらほろ留真温泉》
◯温泉だとすこし遠くて、北へ18km、「うらほろ留真(るしん)温泉」(015-576-4410、十勝郡浦幌町字留真177)営業時間11:00-21:00。入浴料金はふつう。ボディソープ・シャンプー備え付け。源泉かけ流し。十勝にあって、きれいな透明の湯(高アルカリ・単純硫黄泉)、自噴です。アルカリ度は道内随一、ph10.0とも9.8とも言われます。露天風呂、サウナあり。家族⾵呂があります(予約制)。肌がつるつるになり、美肌の湯。
休憩スペースが飲食コーナー(メニュー)になっています。10人用コテージがあり、泊まることもできます。留真川のほとり、山の中で自然を満喫できます。
JR浦幌駅前の「中央公民館」(13:26発)、「コスミックホール」(13:30発)から1日1便温泉行きのコミュニティバスが運行しています(無料、温泉14:00着・15:30発)時刻表PDF。
「健康湯」よりは、距離はありますが温泉の方がおすすめです。北海道には60km先のことを「すぐ近く」と言う人がいます。20km先は「すぐ隣」です。
「コインランドリータマちゃん浦幌店」道の駅からちょうど1km(015-576-3036、十勝郡浦幌町字幸町75番地7)営業時間06:00-22:00。国道38号線を400mほど南下、最初の丁字路を右に折れ(道道597号へ)、300mほど行くと右手にあります。2015年設置。
道の駅を出て、橋(公園橋)を渡ってすぐ、丁字路にかかるあたりに「コインランドリー、浦幌商店街」案内の看板(画像)が建っています。
大型・普通車・身障者用:5台・74台・2台/EV急速充電器(国道側)あり。国道側と裏手山側の二カ所に駐車場があり、裏手側には大型車駐車スペースがあります。どちらに駐めるべきが迷うところですが、裏手(右の画像)の方が国道からは離れます、またトイレに近いです。Google Map。
国道側は食事目当てのお客さんが多いようです。
駅舎内にソフトクリーム屋さんの小さな店舗があります。ここのシュークリームは生クリームとカスタードがたっぷりで、食べているうちにシューが見えなくなります。
道の駅の「レストランURATIE」はつぎの「レストラン」の項に記しています。
《道の駅》
道の駅敷地内に「レストランURATIE」が2020年にオープン。営業時間11:00-13:45・17:00-19:45/火曜定休。以前の店「うらほろ亭」に人気メニュー「スパカツ」がありましたが、健在です、大盛りあり。夕食も摂れます。
《市街地》…、国道38号とJR根室本線の間、道道56号沿いが市街地です。
「食の館てんま」南西へ1.2km(015-576-2163、浦幌町字本町44-1)11:30-14:15、17:00-20:00。メンチカツ押し、あんかけ焼きそば。店の一推しはハンバーグライス、二推しは「てんま五目らーめん」。
「カナリア喫茶」(015-576-2176、浦幌町幸町48)11:00-22:00。喫茶店ですが、そばやスパゲティ、カレーなどができます。もちろんスパカツも。
○「かし和家」道の駅から南西へ1.2km・浦幌駅前通り(015-576-2438、浦幌町本町73)11:30-14:00・18:00-22:00/水日曜定休。浦幌町唯一のそば屋さん。2021年3月後継者がいなくて店を閉じましたが、若者の後継者が出現し、初夏に再開店。そばは摩周そば同様のクロレラを練り込んだ「やぶそば」、ほんのり緑色です。そば屋にはつきものの天ぷらそばがおすすめです。
道の駅から、国道38号を2km南下すると、中華料理の「華美亭」(015-579-7899、十勝郡浦幌町万年344-12)11:00-21:00。きれいなお店です。
南の方に「ホーマックニコット浦幌店」(015-579-7900、浦幌町住吉町65-35)09:00-20:00。ホームセンターのミニ版ですが、お弁当なども扱っています。
フクハラからさらに道道を100m、信号のある交差点を右(北)に折れ、150mほど行くとなぜか低い看板の「セブンイレブン浦幌店」(015-576-2017、浦幌町本町14-1)05:00-25:00。
もう一軒は「セイコーマートたむら浦幌店」道の駅から南2km・国道38号沿い(015-576-2001、十勝郡浦幌町万年343)06:00-24:00。セブンイレブンからは道道56号を南下1.4km。
ガソリンスタンドは近くに4軒あります。
直近「ENEOS浦幌SS / 栗林石油」道の駅から西へ800m(015-576-2401、浦幌町宝町69)08:00-19:30(日 -18:00)。
「昭和シェル石油浦幌本店給油所 /北村商店」南西1.2km(0120-062-102、十勝郡浦幌町幸町1)07:00-20:00。
「出光浦幌SS / 中山産業」南西1.4km(015-576-2137、浦幌町緑町6)08:00-19:30・日曜08:30-18:00。JAF会員優待割引あり。
「ホクレン浦幌セルフSS」南西1.4km(015-576-2126、浦幌町新町7-1)08:00-19:00・冬期 -18:00。上の「出光」と十字路をはさんで向かい側です。
「浦幌郵便局」南西へ1.2km(015-576-2560、十勝郡浦幌町字桜町5)ATMは日曜14:00まで。「フクハラ」のすぐ近く。
豊頃町には素通りできない菓子店「朝日堂」(015-574-2402、中川郡豊頃町茂岩本町30)があります。人気は、なんと円くない「アメリカンドーナツ」。カスタード、生クリーム、カボチャあんなど7種類の中身が選べます。営業時間は09:00-20:00/月火曜定休。下にあげた「ハルニレの木」の対岸です。
《浦幌町観光スポット》
豊頃町の観光スポット
《公園とキャンプ場》
道の駅すぐ裏手・山側が「うらほろ森林公園」(管理棟015-576-3455)。道の駅裏手にある道をたどっていくこともできますが、車で行くならいったん国道に出た方が分かりやすいでしょう。遊歩道、吊り橋、展望台を備えています。キャンプ場もバンガローもあるので、こちらで宿泊が一推し。5月~10月一杯利用できます。オートキャンプ場、バンガローは要予約ですが、フリーサイトのキャンプ場はとくに予約は要らないようです(ちょっと高めの料金)。バーベキューハウス「みのり館」(015-576-5005)や大きな広場、遊歩道、展望台、吊り橋、シンボルタワーがあります。
《浦幌神社》
「浦幌神社」(015-576-2448、浦幌町東山町18-1)。浦幌の町を守る神社です。バイクのお祓いもしてくれるので、バイク神社と呼ばれることもあります。この神社は乳授大神(ちちさずけおおかみ)を祀る「乳神神社」があるところとして有名です。
「乳神神社(ちちがみ)」は「おっぱい神社」とも呼ばれます。その昔、瀬多来地区というところにある大きな森の奥におっぱいの形のこぶがあるナラの木が立っていたそう。それを見つけたおばあさんが孫のために母親の乳が出ますようにと一心にお祈りしたところ、願いが叶ったということが、この神社の始まりとされます。縁結びから、子宝祈願、母乳さずけと子孫繁栄に大活躍の神様です。おっぱいのお守りあり。
国道38号線沿いにあります、道の駅から700m南下。「おっぱいの神様 乳神神社」という幟(2022年看板に更新)が立っていてすぐにわかります。
浦幌神社は「バイク交通安全祈願」の奉納も受け付けており、名刺の奉納、バイクのお祓いもしてくれるそう。ライダーが多く訪れます。お祓いは事前にご連絡をとのこと。
《昆布刈石展望台》
浦幌町で忘れてならないのは「昆布刈石展望台」(こぶかりいし・てんぼうだい、MAP CODE:921 615 865*03、道の駅から南東14km)でしょう。太平洋の海原、地層をあらわにした海岸段丘が眼下に広がります。春先の茶色の大地、夏の緑、波が打ち寄せ、絶景と呼ぶにふさわしい景色です。近くにパラグライダーの発着場があります。
道の駅からは太平洋まで南進し、国道336号・浦幌道路に入り北進します。「昆布狩石展望台」と書いた標識が現れたらさらに海寄りの細い道(ダート路)に入ります。そのまま北進し、「パラグライディング十勝」の発着場(MAP CODE:511 299 853*44)、黄金の滝(看板はありますが近づけません)を過ぎ、さらに1kmほど行くと、再度「昆布狩石展望台」と書いた標識が現れ、到着です。2022年未舗装ですが、駐車場ができてました。
展望台から引き返さずにそのまま北進すると道道1038号・直別共栄線(ちょくべつ・きょうえいせん)に出ます。右に折れ、海岸沿いを行くと厚内トンネル(トンネル入口の海岸に「窓岩」という鳥居があります)、トンネルを抜けるとそれはすごい海岸段丘の崖と紋様が際立つ地層が現れます。とくに観光地の指定はありませんが、ぜひ見ておきたい、北海道の成り立ちを示す地層です。
そのまま北上を続けると厚内漁港と厚内の市街地、そうして根室本線と併走します。「オタフンベチャシ跡」(MAP CODE:921 866 678*71、十勝郡浦幌町直別)、「キナシベツ湿原」(MAP CODE:671 076 076*82、釧路市音別町直別)や「馬主来沼(ぱしくるぬま)」(MAP CODE:671 329 687*00、釧路市音別町と白糠町の境)を通り、釧路エリア・白糠(しらぬか)に入ります。
《浦幌町博物館》
昆布刈石のあたりが古来いかに重要な場所だったかについては、「浦幌町博物館」道の駅から南西1km(015-576-2009、十勝郡浦幌町桜町16-1、10:00-17:00/月曜定休)を訪れると良いでしょう。展望台の周りには十勝太Dチャシ跡(十勝郡浦幌町十勝太とかちぶと)、十勝太遺跡群(十勝郡浦幌町十勝太)、十勝オコッペ遺跡(十勝郡浦幌町昆布刈石)、オタフンベチャシ跡などアイヌ民族に関わる遺跡がたくさんあります。
《浦幌炭鉱跡》
「浦幌炭鉱跡」道の駅から北へ23km(MAP CODE:725 089 153*00、浦幌町炭山)かなり山奥雪のない季節がいいでしょう・道道500号線は冬期通行止(6月初めくらいから通行可)。常室川(とこむろがわ)沿いにある炭鉱跡。
1918(大正7)年~1954(昭和29)年10月まで操業。最盛期は1948年、従業員500名で22万トンを出炭。当時のモダンな炭住(アパート)跡やトンネルがわりときれいな状態で残っています。
クマ対策を怠りなく。管理されているわけではありませんので、夏は草が背丈以上に伸びているかもしれません。観光旅行には不向き。
《豊頃町の観光スポット》
浦幌町の観光スポット
《トーチカ》
浦幌町の「昆布狩石展望台」から海岸線を南下すると、豊頃町に入り「トイトッキ浜トーチカ」(MAP CODE:511 142 547*06)。周りはトイトッキ浜の野生植物群落(一種の原生花園)として保護されています。赤い鳥居と小さなお社のあるトーチカがあります。太平洋戦争末期に造られた防衛施設です。銃眼が開いています。この種のトーチカは北海道の太平洋岸にたくさん造られましたが、結局はほとんどが使われず、戦後は放置されたままとなりました。このトーチカは大事にされているのでしょう、社が造られています。ダート路ですが、一応、道もついています。「旭浜のトーチカ群」については「コスモール大樹」をごらんください。
《ジュエリーアイス》…冬の朝・夕のジュエリーアイスは見もの
十勝川(延長156km)河口海岸線上には「大津海岸ジュエリーアイス」(MAP CODE:511 079 310*22、1月下旬~2月)が冬季出現します。日を浴びてきらきら輝く川水の氷は流氷と違って透き通っています。朝・夕の時間、太陽の光を斜めから受けて輝くジュエリーアイスはわたしたちを幻想の世界に誘ってくれます。
すぐ近くにあるカフェ・休憩所「ジュエリーハウス」(MAP CODE:511 078 203*63、06:00-15:00・1月~2月開館)は2021年1月、規模を大きくしてオープン(24hトイレとWi-Fi完備)。温かいコーヒーや軽食をいただけます。豊頃町のおみやげも…。
なおジュエリーアイスは規模は小さくなりますが、厚真町浜厚真海浜公園(厚真川河口)や釧路市大楽毛(おたのしけ)の阿寒川河口、北見市常呂町の常呂川河口でも見ることができます。ジュエリーアイスは寒い夜、川が凍ることで生まれます。寒い時をねらって訪問してみてください。
(ジュエリーアイスのでき方)十勝川河口はほとんど傾斜がなく、水が動きません。厳冬期の気温は-20℃、その中で水が凍り厚さ30cmほどの広い氷を形作ります。干潮になるとこれが海へと流れ出し、波を受けて割れ、そして海水で洗われ、きれいな氷となるのです。厚さは20cmほど。海水に洗われた氷は、四角や三角はもちろん、丸い穴の開いた氷、鳥の形に見えるもの、さまざまです。朝早く気温が上がらないときに、霜が氷の上に咲く「フロストフラワー」現象が見られることがあります。
(直近の宿泊施設)一番近い宿泊施設は浦幌町の「ハハハホステル」(予約専用・目的地設定不可070-8415-8885、浦幌町幸町70番2)大津海岸まで20km。「浦幌町立診療所」(015-576-2449)の向かい。素泊まり専門の宿で、朝夕食はありません。朝食のみ1Fカフェ(有料)で取ることができます。口コミの一部に「ウォシュレットがない」旨のコメントがありますが、ウォシュレットとシャワーどちらも完備です(お風呂なし)。共用冷蔵庫あり。簡単な調理(インスタントラーメン程度)なら自分でできます。
十勝川河口にはオジロワシやカモ、カモメ、アオバトなどの鳥やキタキツネばかりでなく、運が良ければゴマフアザラシに会えます。上流には温泉があり白鳥が訪れる十勝川、河口では極寒の気温がきれいな氷の結晶を見せてくれます。
見学はマイカーで現地訪問、あるいは団体のツアーもあります。ジュエリーアイスのポストカードがあります。お問い合わせは豊頃町観光協会(015-578-7202)へ。
夏の十勝川河口には本州からの渡り鳥、アオバトを見ることができます。ほぼ全身緑色のアオバトは日常生活の中ではなかなかお目にかかることのできない鳥。浜辺や岩の上で海水を飲む命がけの行動が観察されるかもしれません。アオバトは泳げないので波に飲まれると飛び上がれないのです。帯広動物園にはいつもいます。見逃したときには動物園で観察するのも良いでしょう。
《ハルニレの木》
十勝川を河口から20kmほど北上すると、角度によっては二本の木が一本になったように見える「ハルニレの木」(MAP CODE:511 453 752*52、中川郡豊頃町幌岡)があります。推定樹齢は140年、樹高は20mほど。町のシンボル的存在です。道路上に案内板がたくさん建っています。
道路側にハルニレの木を見る立派な展望台「はるにれ」(土足禁ハルニレハウス・土足可トイレあり)が建っています。トイレは裏から入ります。
2022年10月、「ハルニレハウス」の隣にドーム型ハウス2棟が立っています。アンケートに答えると無料で借りることができるそう(町の案内)。
浦幌は十勝地方の太平洋岸、東南端に位置します。明治の初期から人が入っていたようですが、本格的開拓は鉄道が開通した明治36年以降のことだそうです。今も浦幌駅は根室本線の、特急が停まる駅として存在しています。明治45年には浦幌村が、昭和29年には浦幌町が生まれ、現在の人口は5,000人ほどです。
「とよころ」は町の情報によると、語源はアイヌ語の「とえころ」で、「大きなフキが生えていたところ」だそうです。が、これはあまり支持されていない説だそうで、どの語源を取っても、原義や由来がはっきりしないとのこと(豊頃町HP)。
人口は約3,000ほどです。
電話番号:015-576-5678 MAP CODE:511 530 331
#「その他のオプション」をクリックした後、出てきた大きな地図の左側「道の駅うらほろ」の文字列の前に「札幌から」など入力し、エンターキーを押すと出発地からの距離、時間、ルートが示されます。
参考URL:
https://www.michi-no-eki.jp/stations/views/18894
http://www.hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/3057/
http://www.michinoeki-urahoro.com/
#cheap & clean_stay_in_vehicle_at_MichinoEki_Hokkaido
概要(最終訪問日:2022年10月6日)
- 十勝エリア南部、国道38号沿い、2009年設置(設置番号109)。道の駅単体の施設ですが、敷地内に別棟のレストラン、国道を渡って地元産野菜販売所、裏手に当たるところに「うらほろ森林公園・キャンプ場」、平和塔展望台があります
- 24hトイレはウォシュレット(快適度8)
- 駐車場は駅舎をはさんで国道側と山側二か所にあります(車中泊度◯)
- 国道をはさんで斜め向かい(西側)のあたりに道の駅に似たような感じの野菜販売所「ザ・ベジタブルショップ21」、その向こうに町民浴場「健康湯」
- ちょっと小高くなったところにアイスアリーナ、その向こう・東側は森林公園やキャンプ場
- 市街地はその南西側(国道38号と根室本線の間)、コンビニ2軒、スーパー「フクハラ」、食事処、コインランドリー、ガソリンスタンド5軒があります
- キャンプ場は「観光スポット」に記載しました
- 「観光案内」に豊頃町を付加しています。
住所:北海道十勝郡浦幌町字北町16-3 (現在地からのルートを表示)
電話番号:015-576-5678 MAP CODE:511 530 331
営業時間や休館日などは「道の駅ホームページ」(おしらせ)をご覧ください
《近くの道の駅》
(北東53km)しらぬか恋問(釧路・根室エリア)
(北西44km)ガーデンスパ十勝川温泉・(北西54km)おとふけ
(南西64km)コスモール大樹
(北40km)ステラ☆ほんべつ
▶十勝エリア概略図
▶釧路・根室エリア概略図
🙆 記事一覧
●トイレ事情 ●風呂事情 ●洗濯事情
●駐車可能台数
●敷地内の店 ●レストラン ●コンビニや店・ガソリン・郵便局
●観光スポットや行事 +豊頃町
●地名由来 ●地図
24hトイレはきれいなウォシュレット
24hトイレの個室は男子2、女子6。うちそれぞれ半分、1と3がウォシュレットです。ドアに「シャワートイレ」と書いてあります。多機能トイレはウォシュレット、オストメイト機器、おむつ交換台、ベビーチェア、着替え台(鏡付き)、TOTO便座クリーナーがあります。手洗い場には石けんがあります。
摩周温泉の道の駅と同じように、冷たくない水が出ます(おそらく少し温めているのだと思います)。床はグレー系の道の駅に良くあるタイル、壁はベージュ系のきれいなタイルです。リモコンは壁についています。男子トイレにも「音姫」が付いています。
掃除が大変良く行き届いています。おそらく2~3時間以上かけてとても丁寧・念入りに掃除するのではないでしょうか。また1日に2回以上掃除しているようです。
道の駅「うらほろ」24hトイレ |
「オストメイト」(PDF)は排泄のための機能に損傷を受けた方たちのことを言います、「オストメイト機器」はその方たちが使う機器のことです。基本的な機能が働かない苦労をしじゅう経験しています。少なくとも別の用途で使用し排水を詰まらせたりして、処理の邪魔をしないように心がけたいものです。
近くのお風呂「健康湯」、北方向18kmうらほろ留真温泉
《浦幌町・健康湯》
温泉ではありませんが、すぐ南(400mさき)に浦幌町営「健康湯」(015-576-2233、十勝郡浦幌町字東山町1番地2)があります。営業時間は14:00-22:00/月・木曜定休、7月~8月は月曜のみの定休です。入浴料金は安い。石けん等は要持参。大きくはない主浴槽、水風呂、ひとり用サウナがあります。
浴槽への給水・給湯は湯が少なくなったときにだけ行うようです。公衆浴場では襟裳岬にあるキャンプ場の浴場がこの方式だったような…、余り例がないような気がします。
道順は、国道を渡った「ザ・ベジタブルショップ21」の裏を降りていきます。道の駅を南から出て、国道38号を南へ30mほど行くと、道の反対側に大きめの道が見えます。国道を渡り、「大きめの道」(この道に入らないとすごい遠回りになるか、後戻りしないと行けません)づたいに南下すると屋根に「ゆ」と書いた看板のある建物が右手に見えてきます。未舗装の駐車場があります。
道の駅「うらほろ」の健康湯案内 |
《うらほろ留真温泉》
◯温泉だとすこし遠くて、北へ18km、「うらほろ留真(るしん)温泉」(015-576-4410、十勝郡浦幌町字留真177)営業時間11:00-21:00。入浴料金はふつう。ボディソープ・シャンプー備え付け。源泉かけ流し。十勝にあって、きれいな透明の湯(高アルカリ・単純硫黄泉)、自噴です。アルカリ度は道内随一、ph10.0とも9.8とも言われます。露天風呂、サウナあり。家族⾵呂があります(予約制)。肌がつるつるになり、美肌の湯。
休憩スペースが飲食コーナー(メニュー)になっています。10人用コテージがあり、泊まることもできます。留真川のほとり、山の中で自然を満喫できます。
うらほろ留真温泉 |
JR浦幌駅前の「中央公民館」(13:26発)、「コスミックホール」(13:30発)から1日1便温泉行きのコミュニティバスが運行しています(無料、温泉14:00着・15:30発)時刻表PDF。
「健康湯」よりは、距離はありますが温泉の方がおすすめです。北海道には60km先のことを「すぐ近く」と言う人がいます。20km先は「すぐ隣」です。
●洗濯事情 [TOPへ] (「道の駅」近くのコインランドリー一覧)
浦幌町内にあります。「コインランドリータマちゃん浦幌店」道の駅からちょうど1km(015-576-3036、十勝郡浦幌町字幸町75番地7)営業時間06:00-22:00。国道38号線を400mほど南下、最初の丁字路を右に折れ(道道597号へ)、300mほど行くと右手にあります。2015年設置。
道の駅を出て、橋(公園橋)を渡ってすぐ、丁字路にかかるあたりに「コインランドリー、浦幌商店街」案内の看板(画像)が建っています。
道の駅「うらほろ」近くの商店街案内 |
コインランドリータマちゃん浦幌店 |
大型・普通車・身障者用:5台・74台・2台/EV急速充電器(国道側)あり。国道側と裏手山側の二カ所に駐車場があり、裏手側には大型車駐車スペースがあります。どちらに駐めるべきが迷うところですが、裏手(右の画像)の方が国道からは離れます、またトイレに近いです。Google Map。
道の駅「うらほろ」駐車場 |
国道側は食事目当てのお客さんが多いようです。
●敷地内の店 [TOPへ]
十勝の道の駅らしく、ここもやはり「豆」推しです。白花豆や黒千石などが売られています。駅舎内にソフトクリーム屋さんの小さな店舗があります。ここのシュークリームは生クリームとカスタードがたっぷりで、食べているうちにシューが見えなくなります。
道の駅の「レストランURATIE」はつぎの「レストラン」の項に記しています。
道の駅「うらほろ」 |
●レストラン [TOPへ]
道の駅、市街地4軒
《道の駅》
道の駅敷地内に「レストランURATIE」が2020年にオープン。営業時間11:00-13:45・17:00-19:45/火曜定休。以前の店「うらほろ亭」に人気メニュー「スパカツ」がありましたが、健在です、大盛りあり。夕食も摂れます。
《市街地》…、国道38号とJR根室本線の間、道道56号沿いが市街地です。
「食の館てんま」南西へ1.2km(015-576-2163、浦幌町字本町44-1)11:30-14:15、17:00-20:00。メンチカツ押し、あんかけ焼きそば。店の一推しはハンバーグライス、二推しは「てんま五目らーめん」。
「カナリア喫茶」(015-576-2176、浦幌町幸町48)11:00-22:00。喫茶店ですが、そばやスパゲティ、カレーなどができます。もちろんスパカツも。
○「かし和家」道の駅から南西へ1.2km・浦幌駅前通り(015-576-2438、浦幌町本町73)11:30-14:00・18:00-22:00/水日曜定休。浦幌町唯一のそば屋さん。2021年3月後継者がいなくて店を閉じましたが、若者の後継者が出現し、初夏に再開店。そばは摩周そば同様のクロレラを練り込んだ「やぶそば」、ほんのり緑色です。そば屋にはつきものの天ぷらそばがおすすめです。
道の駅「うらほろ」の商店街マップ |
道の駅から、国道38号を2km南下すると、中華料理の「華美亭」(015-579-7899、十勝郡浦幌町万年344-12)11:00-21:00。きれいなお店です。
●コンビニ・店・ガソリン・郵便局 [TOPへ] (ANRE 停電時も給油可能なGS)
「コインランドリータマちゃん」を過ぎて道道を100mほど行くと、「フクハラ浦幌店」(015-576-4951、十勝郡浦幌町幸町27)10:00-20:00。百均も入っています。南の方に「ホーマックニコット浦幌店」(015-579-7900、浦幌町住吉町65-35)09:00-20:00。ホームセンターのミニ版ですが、お弁当なども扱っています。
フクハラからさらに道道を100m、信号のある交差点を右(北)に折れ、150mほど行くとなぜか低い看板の「セブンイレブン浦幌店」(015-576-2017、浦幌町本町14-1)05:00-25:00。
もう一軒は「セイコーマートたむら浦幌店」道の駅から南2km・国道38号沿い(015-576-2001、十勝郡浦幌町万年343)06:00-24:00。セブンイレブンからは道道56号を南下1.4km。
ガソリンスタンドは近くに4軒あります。
直近「ENEOS浦幌SS / 栗林石油」道の駅から西へ800m(015-576-2401、浦幌町宝町69)08:00-19:30(日 -18:00)。
「昭和シェル石油浦幌本店給油所 /北村商店」南西1.2km(0120-062-102、十勝郡浦幌町幸町1)07:00-20:00。
「出光浦幌SS / 中山産業」南西1.4km(015-576-2137、浦幌町緑町6)08:00-19:30・日曜08:30-18:00。JAF会員優待割引あり。
「ホクレン浦幌セルフSS」南西1.4km(015-576-2126、浦幌町新町7-1)08:00-19:00・冬期 -18:00。上の「出光」と十字路をはさんで向かい側です。
「浦幌郵便局」南西へ1.2km(015-576-2560、十勝郡浦幌町字桜町5)ATMは日曜14:00まで。「フクハラ」のすぐ近く。
豊頃町には素通りできない菓子店「朝日堂」(015-574-2402、中川郡豊頃町茂岩本町30)があります。人気は、なんと円くない「アメリカンドーナツ」。カスタード、生クリーム、カボチャあんなど7種類の中身が選べます。営業時間は09:00-20:00/月火曜定休。下にあげた「ハルニレの木」の対岸です。
《浦幌町観光スポット》
豊頃町の観光スポット
浦幌町の観光スポット |
《公園とキャンプ場》
道の駅すぐ裏手・山側が「うらほろ森林公園」(管理棟015-576-3455)。道の駅裏手にある道をたどっていくこともできますが、車で行くならいったん国道に出た方が分かりやすいでしょう。遊歩道、吊り橋、展望台を備えています。キャンプ場もバンガローもあるので、こちらで宿泊が一推し。5月~10月一杯利用できます。オートキャンプ場、バンガローは要予約ですが、フリーサイトのキャンプ場はとくに予約は要らないようです(ちょっと高めの料金)。バーベキューハウス「みのり館」(015-576-5005)や大きな広場、遊歩道、展望台、吊り橋、シンボルタワーがあります。
浦幌町・うらほろ森林公園 |
《浦幌神社》
「浦幌神社」(015-576-2448、浦幌町東山町18-1)。浦幌の町を守る神社です。バイクのお祓いもしてくれるので、バイク神社と呼ばれることもあります。この神社は乳授大神(ちちさずけおおかみ)を祀る「乳神神社」があるところとして有名です。
「乳神神社(ちちがみ)」は「おっぱい神社」とも呼ばれます。その昔、瀬多来地区というところにある大きな森の奥におっぱいの形のこぶがあるナラの木が立っていたそう。それを見つけたおばあさんが孫のために母親の乳が出ますようにと一心にお祈りしたところ、願いが叶ったということが、この神社の始まりとされます。縁結びから、子宝祈願、母乳さずけと子孫繁栄に大活躍の神様です。おっぱいのお守りあり。
国道38号線沿いにあります、道の駅から700m南下。「おっぱいの神様 乳神神社」という幟(2022年看板に更新)が立っていてすぐにわかります。
浦幌神社は「バイク交通安全祈願」の奉納も受け付けており、名刺の奉納、バイクのお祓いもしてくれるそう。ライダーが多く訪れます。お祓いは事前にご連絡をとのこと。
浦幌神社 |
《昆布刈石展望台》
浦幌町で忘れてならないのは「昆布刈石展望台」(こぶかりいし・てんぼうだい、MAP CODE:921 615 865*03、道の駅から南東14km)でしょう。太平洋の海原、地層をあらわにした海岸段丘が眼下に広がります。春先の茶色の大地、夏の緑、波が打ち寄せ、絶景と呼ぶにふさわしい景色です。近くにパラグライダーの発着場があります。
道の駅からは太平洋まで南進し、国道336号・浦幌道路に入り北進します。「昆布狩石展望台」と書いた標識が現れたらさらに海寄りの細い道(ダート路)に入ります。そのまま北進し、「パラグライディング十勝」の発着場(MAP CODE:511 299 853*44)、黄金の滝(看板はありますが近づけません)を過ぎ、さらに1kmほど行くと、再度「昆布狩石展望台」と書いた標識が現れ、到着です。2022年未舗装ですが、駐車場ができてました。
浦幌町・昆布狩石展望台 |
展望台から引き返さずにそのまま北進すると道道1038号・直別共栄線(ちょくべつ・きょうえいせん)に出ます。右に折れ、海岸沿いを行くと厚内トンネル(トンネル入口の海岸に「窓岩」という鳥居があります)、トンネルを抜けるとそれはすごい海岸段丘の崖と紋様が際立つ地層が現れます。とくに観光地の指定はありませんが、ぜひ見ておきたい、北海道の成り立ちを示す地層です。
そのまま北上を続けると厚内漁港と厚内の市街地、そうして根室本線と併走します。「オタフンベチャシ跡」(MAP CODE:921 866 678*71、十勝郡浦幌町直別)、「キナシベツ湿原」(MAP CODE:671 076 076*82、釧路市音別町直別)や「馬主来沼(ぱしくるぬま)」(MAP CODE:671 329 687*00、釧路市音別町と白糠町の境)を通り、釧路エリア・白糠(しらぬか)に入ります。
《浦幌町博物館》
昆布刈石のあたりが古来いかに重要な場所だったかについては、「浦幌町博物館」道の駅から南西1km(015-576-2009、十勝郡浦幌町桜町16-1、10:00-17:00/月曜定休)を訪れると良いでしょう。展望台の周りには十勝太Dチャシ跡(十勝郡浦幌町十勝太とかちぶと)、十勝太遺跡群(十勝郡浦幌町十勝太)、十勝オコッペ遺跡(十勝郡浦幌町昆布刈石)、オタフンベチャシ跡などアイヌ民族に関わる遺跡がたくさんあります。
《浦幌炭鉱跡》
「浦幌炭鉱跡」道の駅から北へ23km(MAP CODE:725 089 153*00、浦幌町炭山)かなり山奥雪のない季節がいいでしょう・道道500号線は冬期通行止(6月初めくらいから通行可)。常室川(とこむろがわ)沿いにある炭鉱跡。
1918(大正7)年~1954(昭和29)年10月まで操業。最盛期は1948年、従業員500名で22万トンを出炭。当時のモダンな炭住(アパート)跡やトンネルがわりときれいな状態で残っています。
クマ対策を怠りなく。管理されているわけではありませんので、夏は草が背丈以上に伸びているかもしれません。観光旅行には不向き。
《豊頃町の観光スポット》
浦幌町の観光スポット
豊頃町の観光スポット |
《トーチカ》
浦幌町の「昆布狩石展望台」から海岸線を南下すると、豊頃町に入り「トイトッキ浜トーチカ」(MAP CODE:511 142 547*06)。周りはトイトッキ浜の野生植物群落(一種の原生花園)として保護されています。赤い鳥居と小さなお社のあるトーチカがあります。太平洋戦争末期に造られた防衛施設です。銃眼が開いています。この種のトーチカは北海道の太平洋岸にたくさん造られましたが、結局はほとんどが使われず、戦後は放置されたままとなりました。このトーチカは大事にされているのでしょう、社が造られています。ダート路ですが、一応、道もついています。「旭浜のトーチカ群」については「コスモール大樹」をごらんください。
《ジュエリーアイス》…冬の朝・夕のジュエリーアイスは見もの
十勝川(延長156km)河口海岸線上には「大津海岸ジュエリーアイス」(MAP CODE:511 079 310*22、1月下旬~2月)が冬季出現します。日を浴びてきらきら輝く川水の氷は流氷と違って透き通っています。朝・夕の時間、太陽の光を斜めから受けて輝くジュエリーアイスはわたしたちを幻想の世界に誘ってくれます。
豊頃町大津海岸・ジュエリーアイス |
すぐ近くにあるカフェ・休憩所「ジュエリーハウス」(MAP CODE:511 078 203*63、06:00-15:00・1月~2月開館)は2021年1月、規模を大きくしてオープン(24hトイレとWi-Fi完備)。温かいコーヒーや軽食をいただけます。豊頃町のおみやげも…。
豊頃町大津海岸・ジュエリーハウス |
なおジュエリーアイスは規模は小さくなりますが、厚真町浜厚真海浜公園(厚真川河口)や釧路市大楽毛(おたのしけ)の阿寒川河口、北見市常呂町の常呂川河口でも見ることができます。ジュエリーアイスは寒い夜、川が凍ることで生まれます。寒い時をねらって訪問してみてください。
(ジュエリーアイスのでき方)十勝川河口はほとんど傾斜がなく、水が動きません。厳冬期の気温は-20℃、その中で水が凍り厚さ30cmほどの広い氷を形作ります。干潮になるとこれが海へと流れ出し、波を受けて割れ、そして海水で洗われ、きれいな氷となるのです。厚さは20cmほど。海水に洗われた氷は、四角や三角はもちろん、丸い穴の開いた氷、鳥の形に見えるもの、さまざまです。朝早く気温が上がらないときに、霜が氷の上に咲く「フロストフラワー」現象が見られることがあります。
(直近の宿泊施設)一番近い宿泊施設は浦幌町の「ハハハホステル」(予約専用・目的地設定不可070-8415-8885、浦幌町幸町70番2)大津海岸まで20km。「浦幌町立診療所」(015-576-2449)の向かい。素泊まり専門の宿で、朝夕食はありません。朝食のみ1Fカフェ(有料)で取ることができます。口コミの一部に「ウォシュレットがない」旨のコメントがありますが、ウォシュレットとシャワーどちらも完備です(お風呂なし)。共用冷蔵庫あり。簡単な調理(インスタントラーメン程度)なら自分でできます。
十勝川河口にはオジロワシやカモ、カモメ、アオバトなどの鳥やキタキツネばかりでなく、運が良ければゴマフアザラシに会えます。上流には温泉があり白鳥が訪れる十勝川、河口では極寒の気温がきれいな氷の結晶を見せてくれます。
見学はマイカーで現地訪問、あるいは団体のツアーもあります。ジュエリーアイスのポストカードがあります。お問い合わせは豊頃町観光協会(015-578-7202)へ。
夏の十勝川河口には本州からの渡り鳥、アオバトを見ることができます。ほぼ全身緑色のアオバトは日常生活の中ではなかなかお目にかかることのできない鳥。浜辺や岩の上で海水を飲む命がけの行動が観察されるかもしれません。アオバトは泳げないので波に飲まれると飛び上がれないのです。帯広動物園にはいつもいます。見逃したときには動物園で観察するのも良いでしょう。
《ハルニレの木》
十勝川を河口から20kmほど北上すると、角度によっては二本の木が一本になったように見える「ハルニレの木」(MAP CODE:511 453 752*52、中川郡豊頃町幌岡)があります。推定樹齢は140年、樹高は20mほど。町のシンボル的存在です。道路上に案内板がたくさん建っています。
道路側にハルニレの木を見る立派な展望台「はるにれ」(土足禁ハルニレハウス・土足可トイレあり)が建っています。トイレは裏から入ります。
2022年10月、「ハルニレハウス」の隣にドーム型ハウス2棟が立っています。アンケートに答えると無料で借りることができるそう(町の案内)。
豊頃町「ハルニレの木」 |
ハルニレの木近景 |
●地名由来 [TOPへ]
地名はアイヌ語の「うららぽろ」(霧多い)とか「おらぷおろ」(やましゃくやく)とか、「おー・ら・ぽろ」(川尻に・大きな葉が生育する・ところ)から出てきたようです。ほかにもまだ説があるようです。浦幌は十勝地方の太平洋岸、東南端に位置します。明治の初期から人が入っていたようですが、本格的開拓は鉄道が開通した明治36年以降のことだそうです。今も浦幌駅は根室本線の、特急が停まる駅として存在しています。明治45年には浦幌村が、昭和29年には浦幌町が生まれ、現在の人口は5,000人ほどです。
「とよころ」は町の情報によると、語源はアイヌ語の「とえころ」で、「大きなフキが生えていたところ」だそうです。が、これはあまり支持されていない説だそうで、どの語源を取っても、原義や由来がはっきりしないとのこと(豊頃町HP)。
人口は約3,000ほどです。
●地図 [TOPへ]
住所:北海道十勝郡浦幌町字北町16-3 (現在地からのルートを表示)電話番号:015-576-5678 MAP CODE:511 530 331
#「その他のオプション」をクリックした後、出てきた大きな地図の左側「道の駅うらほろ」の文字列の前に「札幌から」など入力し、エンターキーを押すと出発地からの距離、時間、ルートが示されます。
参考URL:
https://www.michi-no-eki.jp/stations/views/18894
http://www.hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/3057/
http://www.michinoeki-urahoro.com/
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