道の駅「オーロラタウン93りくべつ」(道東エリア十勝 69)

北海道の道の駅一覧(テキスト版解説版域内道の駅一覧)・ブログの書き方北のチップス


概要(最終訪問日:2020年9月8日) 《この道の駅のミッション❓》 「ふるさと銀河線りくべつ鉄道」に乗車する(乗車体験は予約不要)、冬はデジタル温度計の横で写真を撮ってSNSに投稿する
  • 十勝エリア、国道242号沿い、2000年設置(設置番号69)、十勝エリア最北の道の駅

  • 24hトイレはウォシュレット、2019年改修(快適度9)
  • 小さい駐車場が複数分散してあります(車中泊度◯)
  • 町の中心地にある道の駅、コンビニ、ガソリンスタンドはすぐ目の前、町営の人工温泉が近くにあります
  • もともと鉄道の駅舎を改修したもので、線路とディーゼル機関車は観光資源として現役です(陸別の目玉は、①駅舎を中心とした鉄道、②戸外の寒暖計で実感する冬の寒さ、③天体望遠鏡で見えるかもしれないオーロラ、と言っていいでしょう…いずれも駅舎のすぐ近くで体験できます)
  • なお道の駅までの経路・道道51号上、携帯会社によっては圏外の可能性

  • キャンプ場に代わる「コテージ村」を「観光スポット」に記載しました


住所:北海道足寄郡陸別町大通 (現在地からのルートを表示
電話番号:0156-27-2012   MAP CODE:596 464 768
営業時間や休館日などは「道の駅ホームページ」(おしらせ)をご覧ください
《近くの道の駅》
 (東43km)あいおい(オホーツク南)
 (南西44km)足寄湖(2022年道の駅登録抹消)
 (南34km)あしょろ銀河ホール21
 (北48km)おんねゆ温泉(オホーツク北)

オホーツク管内(北)概略図
十勝エリア概略図
オホーツク管内(南)概略図



🙆 記事一覧 

トイレ事情    ●風呂事情    ●洗濯事情
駐車可能台数
敷地内の店    ●レストラン   ●コンビニや店・ガソリン・郵便局
観光スポットや行事
地名由来     ●地図


24hトイレはきれいなウォシュレット

 24hトイレは駅舎の中にあります。個室は全部ウォシュレット、女子5、男子2、多機能トイレ1。リモコンは壁に付いています。多機能トイレには簡易オストメイト機器があります。個室は少し狭いこともあり、おむつ交換台や便座クリーナーなど他の器具はありません。手洗は湯が出ます。手洗い場を含めトイレの機器やパーテーションのパネル等、白を基調としています。2019年にかけて改装され、とてもきれい。

道の駅「オーロラタウン93りくべつ」
道の駅「オーロラタウン93りくべつ」


陸別町人工温泉、町外の温泉など

陸別町人工温泉
 「ふれあいの湯」北東へ600m(0156-27-2619、足寄郡陸別町陸別東2条3丁目2)16:00-21:00/日曜定休。料金は安め。6~7人が入れるくらいの主浴槽(地元の人との語らいにはちょうど良い大きさ)、水風呂、サウナがあります。透明の湯、きれい。歩行浴場があり、こちらは男女で日ごとに交替。ボディソープ・シャンプー要持参。岡山県の阿部鉱山から運んできた光明鉱石を使用した人工温泉、「光明神々温泉(こうみょうこうごう)」というありがたい名前がついています。大きなお風呂ではありませんが、とてもきれいです。入口は建物向こう側(案内が貼ってあります)、狭いところを入ります。町営のお風呂、とてもきれい。朝7時に「牧場の朝」が流れます。

陸別町・ふれあいの湯
陸別町・ふれあいの湯




町外の温泉など
 訓子府町「訓子府町温泉保養センター」北へ35km(0157-47-3380、常呂郡訓子府町字穂波69-66)12:00-22:00/月曜定休。
 置戸町「おけと勝山温泉ゆぅゆ」北西へ40km(0157-54-2211、常呂郡置戸町字字常元1-5)10:30-22:00。
 北見市銭湯「美好湯」北へ50km(0157-23-4460、北見市美芳町7丁目5-23)15:00-22:00。料金少し安め。ボディソープ・シャンプー備え付け。サウナ、Wi-Fi、ごぼう茶あり、無料の鍵付きロッカーあり。
 足寄町秘湯「芽登温泉ホテル」西へ57km(0156-26-2119、足寄町芽登)10:30-20:00。入浴料はふつう。ボディソープ・シャンプー備え付け。湯浴み着あり。ヌカナン川そばの露天風呂「巨岩の湯」は時間制で男性専用・女性専用・混浴・貸切となるそう。混浴時には「当館指定の湯浴着用」(有料)。エゾシカが水を飲みに来ることもあるのだとか…。大・小の露天風呂あり。源泉かけ流し。


足寄町直近、陸別町外

足寄町直近
 「コインランドリーJabba足寄店」南西へ33km・国道242号沿い(足寄郡足寄町北3条)07:00-22:00。「あしょろ銀河ホール21」のすぐ近く。



陸別町外
 津別町宿泊施設「体験交流施設みぃとインつべつ」北東へ40km(0152-77-3732、網走郡津別町豊永40)コインランドリーの営業時間12:00-19:00(夏期)、12:00-17:00(冬期)。
 北見市「コインランドリー洗濯さくら館」北へ53km(0157-24-5780、北見市桜町4丁目52)06:00-24:00。


●駐車可能台数 [TOPへ] (ここは泊まれますか?道の駅のWi-Fi
7つの小さな駐車場が分散しています

大型・普通車・身障者用:5台・74台・4台/EV急速充電器あり。道の駅の前と左右に駐車場。全部で7カ所、それぞれ細長く、狭い駐車場が分散。なかなか窮屈な感じ。ネットの物知りウィッキーさん(最終更新 2019年2月13日 (水) 12:53)に尋ねたら、普通車の駐車可能台数は38台とあるので、それなりに拡張したのでしょう。国道242号からは一本はずれた道沿い、往来のうるささは抑えられています。

 下の案内図の、「道の駅」の両側Pは狭いですが、この辺りに駐めれば良いのではないかと思います。道の駅右側「P」(EV充電器あり)の道路側にはかなりの傾斜があります、その向かいP(「現在地」と書いてあるところ)は対面2列。駅舎左側「P」がみなさんよく駐めるところ(身障者用駐車スペースがあります)、向かいのPはセイコーマートの真裏に当たります。赤い「大型車両P」へは歩くとかなりの距離があります。Google Map

 で、やはり遠いからなのか、大型車が夜中、駅舎真ん前にエンジンかけっぱなしで長時間、路上駐車することがあります。

道の駅「オーロラタウン93りくべつ」駐車場案内
道の駅「オーロラタウン93りくべつ」駐車場案内


 駅舎の2階は、宿泊施設です。「観光スポットや行事」の最初をご覧ください。


●敷地内の店 [TOPへ]
関寛斎資料館と大きな寒暖計、ふるさと銀河線りくべつ鉄道柴田牧場のサイロ

関寛斎資料館と大きな寒暖計
 道の駅には物産館、ソフトクリームの店があります。JRの駅を改造したのがわかる感じの階段付き駅舎内です。町の開拓者「関寛斎資料館」があります。道の駅の写真には冬の寒さを示し寒暖計がよく登場しますが、2021年に以前のものよりハイテクな感じのする、でっかい寒暖計に更新されました。

ふるさと銀河線りくべつ鉄道
 駅舎を抜けて、プラットホームに出ると線路があり、シーズン中(4月下旬~10月下旬)は「ふるさと銀河線りくべつ鉄道」(09:00-16:30/火水曜定休)のディーゼルが動いています(リンク先に予約ページへのリンクあり)。予約はディーゼルカーや排雪モーターカーの「運転体験」に必要。ディーゼルカーやトロッコへの「乗車」は予約不要です。運転体験は体験コースとしては日本一長い距離の運転体験もできます。「カネラントンネル」という新しいトンネルもできました。
 2019年にはNHKのドラマ放送に合わせ、「なつぞら」というラッピング車両を毎月第2・4土日に運行、また放送最終日(9月28日)には「なつぞら祭り」が開かれました。

道の駅「オーロラタウン93りくべつ」のディーゼルカー
道の駅「オーロラタウン93りくべつ」のディーゼルカー


柴田牧場のサイロ
 2019年はNHKのドラマ『なつぞら』が放送され、道の駅も「なつぞら」押しでした。駅舎の壁にも撮影に使われた家屋の大きな写真が展示。さらに2019年9月、「柴田牧場のサイロ」(高さ8m・直径3.6m)が道の駅すぐ近くの「駅前多目的広場」(関寛斎の像が建っているところ)にロケセットから移設されました。中には入れません。


道の駅「オーロラタウン93りくべつ」移設されたサイロ
道の駅「オーロラタウン93りくべつ」移設されたサイロ


●レストラン [TOPへ]
 駅舎内にレストランはありません。陸別はかなりの内陸部ですが、周りにわりと多くの店があります。陸別には「陸別産トウキ載せ薬膳うどん」というオリジナルメニューがあります。まだお店には出てない(2021年)ようですが、機会があったら食してみてください。「トウキ」は薬草の一種。

 「正巳秦食堂」道の駅から北方向170m(0156-27-2048、足寄郡陸別町大通分線)11:00-19:00/日曜定休。そば屋さんです。「そば粉の銀行」と店の壁に書いてあります。が、丼ものやカレーなどもできるようです。豚丼も有名らしく、「ブタドン・コム」にも掲載されています。
 「森田屋」東へ450m(0156-27-2888、足寄郡陸別町陸別東1条1-13-1)11:30-19:00/日曜定休。こちらもリンク先は「ブタドン・コム」です。
 「すし藤」北へ170m・コミュニティプラザぷらっと内(0156-27-3600、足寄郡陸別町陸別原野分線5-5)11:00分-14:00・17:30-23:00。ほかにも2軒ほど食事処、薬屋が1軒入っています。


●コンビニ・店・ガソリン・郵便局 [TOPへ] (ANRE 停電時も給油可能なGS
 駅舎から見える(少し小高くなった)ところに「セイコーマート陸別店」(0156-27-3901、足寄郡陸別町字陸別122番2)06:00-24:00、があります。ホットシェフあり。道の駅からセイコーマートの裏側が見えます。



 ガソリンスタンドは、セイコーマートから国道242号を南へ100mほど行くと(ほとんど隣)「ホクレン陸別セルフ」(0156-27-2205、08:00-18:30/日曜定休)、その向かいに「昭和シェル石油陸別SS / 石橋石油」(0156-27-2118、07:00-18:00/日曜08:00-17:00)があります。「昭和シェル石油」からそのまま北東に進むと300mほどで「陸別SS / 中村商事」(0156-27-3148、09:00-17:00)があります。陸別のガソリンは札幌と比べてもおおむね安いです。

 セイコーマートの向かいに、手持ち噴射器の洗車場「洗車しま洗CAR」があります。ドライブスルーの洗車機は北海道の東に行くにつれなぜか少なくなっていきます。東藻琴、斜里にそれぞれ1台(いずれもホクレン)あります。



 「陸別郵便局」(0156-27-2560、足寄郡陸別町陸別原野分線5-3)ATMは日曜14:00まで。「セイコーマート」の通り(国道242号)を北西へ100mほど行ったところ。「セイコーマート」から、郵便局のオレンジ色看板が左手に見えます。


●観光スポットや行事 [TOPへ] (服装虫対策ゴミ箱
 「ふるさと銀河線りくべつ鉄道」と「関寛斎資料館」については、「敷地内の店」に記します。

道の駅「オーロラタウン93りくべつ」と観光スポット
道の駅「オーロラタウン93りくべつ」と観光スポット


日本一寒い町・道の駅オーロラハウス
 「日本一寒い町」がキャッチフレーズの陸別町、十勝地方最北の町です。訪れるのは観光シーズン中が良いのか寒い冬が良いのか迷うところです。オーロラへの期待(最近の「低緯度オーロラ」は2023年11月6日に観察されました)とか、日本で一番寒い冬を経験したいとなると、凍死を避けるためにやはりどこか施設に宿泊した方が良いでしょう。駅舎の2階は宿泊施設「オーロラハウス」(ご予約はお早めに)。1泊2食で、シングル16室とツイン2室があり、料金はかなり安めに設定してあるもよう。ランドリーがあります。冬期は暖房費が必要です。道の駅の周りは街灯で夜はとても明るいのですが、冬には街灯を消すのでしょうか。ちなみに町のマスコットは「しばれ君とつららちゃん」。
 「低緯度オーロラ」(赤いオーロラ)は近年よく観察されるようになり、2023年12月1日には、北海道の非常に広い範囲で、しかも肉眼で観察できるほどのオーロラが発生しました。twitter KAGAYA 2023/12/01twitter 片岡龍峰 2023/12/02

陸別の夜…明るい
明るい陸別の夜


 冬はたしかに寒いのですが、夏は結構気温が上がります。内陸部で朝晩の気温差も大きいので、訪問時には服装に気をつけてください(北海道ではなにを着たらいいですか)。北海道の旅行は夏でも基本、長袖に長いパンツです。薄手のダウンを持っているともっといいでしょう。ずいぶん前宗谷に行ったときは8月に18℃でした。根室では夏の朝、一桁台でした。

 池田から北見、140kmを結ぶ「ちほく高原鉄道」の廃止が決まったとき最後まで廃止に反対したのは陸別町でした。しかしそのかいもなく周りの町が廃止賛成に回ったため、2006年春に廃止になりました。現在は代行バスが運行しています。

 駅舎の周りの散策には「駅前多目的広場」(駅を背にして左手)があります。運転に疲れていてもいなくても気分をリフレッシュするにはちょうどよい広場です。
 広場には陸別の開拓に功績を残した「関寛斎」の像が立っています。関寛斎の資料館は駅舎内です。なんと72歳(明治35年)で入植、10年後に亡くなるまで自作農の育成に努めた人物です。

しばれフェスティバル
 日本一寒い町なら、寒いお祭りがあって当然。毎年2月初め土・日「しばれフェスティバル」が「陸別町ウエンベツ イベント広場」(上の地図「陸別町イベントセンター」とあるところ、陸別町サーキットの北側)で開かれます。大会会場中央で焚かれる「命の火」、「バルーンマンション」という風船状の氷のかまくらで競う「人間耐寒テスト」、参加者はここで一泊します。またサッカーボールをパチンコの球に見立てた「ジャンボパチンコ」。会場までの通りは800個のアイスキャンドルで照らし出されます。

天文台とコテージ村
 「銀河の森天文台」(夏期は22:30まで、冬期も21:30まで開いています/月火曜定休)は道の駅から南東へ4kmほど(0156-27-8100、足寄郡陸別町宇遠別 りくべつ宇宙地球科学館)。1m以上の反射望遠鏡を備えた天文台。この望遠鏡を覗くには宿泊は必須。
 天文台の1kmほど手前に「銀河の森コテージ村」(問合せ・予約 0156-27-4040)があり、宿泊可能なログハウス(全9棟)があります。ログハウスは家族連れにちょうど良い大きさ。風呂・シャワー・洋式トイレ・寝具(ベッド)・デスク・調理器具・食器あり(箸なし)。連泊すると料金が安くなります。冬も営業です。予約はネットからも可。

陸別サーキット
 で、この天文台がある同じ緑地内になんと「モータースポーツランド陸別サーキット」(0156-27-3175、足寄郡陸別町ウエンベツ)があり、毎年8月初旬に「オフロードレース全日本選手権大会」が開かれます。

陸別町全体地図
陸別町全体地図


●地名由来 [TOPへ]
 地名はアイヌ語「りくんぺつ」 (高く危険な川)に由来。戦後まで「淕別村」(りくんべつむら)としていたのを、「陸別」に改称し、1953(昭和28)年町制を施行しました。平成に入って「ふるさと銀河線」が開業しましたが、2006(平成18)年には廃止され、その跡地が道の駅として観光に利用されています。

 道の駅の名前「オーロラタウン93りくべつ」は「オーロラ」に因んだものですが、「93」は鉄道に因むもの。1910年開業の国鉄木造駅舎が1993年に現在の煉瓦造りの立派な駅舎に建て替えられました。町の人たちの鉄道への期待の大きさがいつまでも偲ばれます。

 町は平成の大合併にわずらうこともなく、人口は現在2,500人ほどです。


●地図 [TOPへ]
住所:北海道足寄郡陸別町大通 (現在地からのルートを表示
電話番号:0156-27-2012   MAP CODE:596 464 768

#「その他のオプション」をクリックした後、出てきた大きな地図の左側「道の駅オーロラタウン93りくべつ」の文字列の前に「札幌から」など入力し、エンターキーを押すと出発地からの距離、時間、ルートが示されます。


参考URL:
https://www.michi-no-eki.jp/stations/views/18854
http://www.hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/2355/
https://www.rikubetsu.jp/kanko/michinoeki/

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