道の駅「厚岸グルメパーク」(道東エリア釧路・根室 16)
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住所:北海道厚岸郡厚岸町(あっけし)住の江町2-2 (現在地からのルートを表示)
電話番号:0153-52-4139 MAP CODE:637 191 563
営業時間や休館日などは「道の駅ホームページ」(おしらせ)をご覧ください
《近くの道の駅》
(東61km)スワン44ねむろ
(西65km)しらぬか恋問
(南)愛冠岬・太平洋
(北66km)摩周温泉
🙆 記事一覧
●トイレ事情 ●風呂事情 ●洗濯事情
●駐車可能台数
●敷地内の店 ●レストラン ●コンビニや店・ガソリン・郵便局
●観光スポットや行事 +浜中町・釧路町観光スポット
●地名由来 ●地図
24hトイレは駅舎内のものとは別ですが、別棟でもなく裏手みたいな感じのところにあります。ちょと狭めの個室に女子6、男子3がウォシュレット。きれいです。便座クリーナ付き。ベビーチェアつきの個室あり。女子トイレにはおむつ交換台。多機能トイレには洋式便座とおむつ交換台。24hトイレは画像中、一番左(ほぼ正面)の出入口です。
オストメイト機器は館内にあり営業中のみ利用できます。駅舎はシーズン中、夜09:00まで開いています。玄関は右手、大きな柱の見えるところ。
《厚岸町》
「喜楽湯」道の駅から南へ850m(0153-52-4462、厚岸郡厚岸町真栄2丁目108)営業時間15:00-21:00/水曜定休。明治時代からつづく古くて由緒ある銭湯。湯温はとても熱い。入浴料金は少し安め。ボディソープ・シャンプー要持参。ケロリン桶あり。円形の主浴槽と薬湯。駐車場がわかりにくいかも(駐めて良いのかどうかわからないけど裏手に空き地があります)。厚岸には昔は5軒ほどのお風呂屋さんがあったらしいのですが、今では唯一の銭湯。「北海道の激渋銭湯」と呼ばれているとか、いないとか。
《浜中町霧多布》
根室方向「霧多布温泉ゆうゆ」東へ34.4km(0153-62-3726、厚岸郡浜中町湯沸432番地)10:00-22:00。入浴料はふつう。地下2,000mから湧き出す温泉(ナトリウム塩化物冷鉱泉)。わずかに黄みがかっている湯。ボディソープ・シャンプー備え付け。浴室から海が見渡せます。サウナ(湿式・乾式)、露天あり。男女浴室は週ごとの入れ替え。
「レストランきりたっぷ」(営業時間11:30-14:00・16:30-20:30)併設。ちかくにサンマ丼で有名な「寿司ひらの」(0153-62-2002、厚岸郡浜中町霧多布東2条2丁目29)があります、うまい。
《釧路市》
釧路方向「天然温泉ふみぞの湯」西へ50km(0154-39-1126、釧路市文苑2丁目48-29)10:00-24:00。料金は安め。ボディソープ・シャンプー要持参(料金からお察しください)。屋根つき檜露天あり。乾式サウナ、ミストサウナあり。鍵付きロッカー(100円硬貨が必要です、返却式)あり。ドライヤーは低料金ながら、有料。レストラン「百合の苑」、床屋さんあり。(「しらぬか恋問」再掲)。
釧路市街地には温泉と銭湯があります。コインランドリー併設もあります。
《標茶町》
標茶方向「藤花温泉ホテル」北へ38.4km(015-485-1650、川上郡標茶町旭2丁目8番23)14:00-21:00。入浴料はふつう。一心堂温泉という名のモール温泉(真っ黒)。浴室に湯気がこもった、あまり大きくないお風呂。
《厚岸町》
「コインランドリーウイング」南1.2km(0153-53-3535、厚岸郡厚岸町宮園1丁目139)06:00-22:00(冬期は前後それぞれ1時間ずつ短縮)。JR厚岸の真南150m(駅前通り)、「厚岸藪蕎麦」の向かい(みたいな感じ)。駐車場は店の前に4台。
釧路市までは西へ50km弱、根室市まで東へ80km弱です。遠いですが、どちらの市にもたくさんあります。「コインランドリー一覧」をご覧ください。
《浜中町》
「B・Wランドリー」(浜中町茶内橋北西74番 茶内駅前)05:00-24:00。洗濯乾燥機4台、乾燥機3台、スニーカーウォッシャー1台あり。2021年開店。「厚岸グルメパーク」から北東21km。
《標茶町》
「ランドリーハウスコットン」北へ40km(015-485-1616、川上郡標茶町旭1丁目2-1)05:00-25:00。となりがJR標茶駅、「セブンイレブン標茶駅前店」(015-485-0707)は駅前。
《別海町》
「AQUA (アクア)」北東へ55km(0153-75-3839、野付郡別海町別海常盤町20番地)06:00-24:00。稼働状況。
大型・普通車・身障者用:4台・97台・-。駐車場は二面。丘の上・一番南の大型車スペースは観光バス用、西側にコンクリートを打ったバイク用の駐車スペース。入口あたりのカーブがきついのでトラックはなかなか入ってこないようです。大きなトラックが一晩中エンジンをかけていることがあります。左にある坂はかなりの勾配。坂の途中にある、北側の駐車場は一段下がったところにあります(従業員用)。見晴らしが良いのはもちろん南側のスペースです。Google Map。
夕方になると観光バスが多数入ってきます。夕食をとるためです。レストランはそれほどの人気です。海を見下ろす小高い丘の上にあり眺めも良いので、お客さんがたくさんです。ほかの道の駅と違って食事処が4つもあります。
《猫足昆布》
厚岸は牡蠣ばかりでなく、昆布が高級なことでも有名。とくに「猫足昆布」という先端が猫の足を連想させる昆布は昆布の中でも最高級品とされます。うまみ成分が多く粘り気が強く、カルシウムはなんと牛乳の7倍。その昆布から採れるおぼろ昆布(猫足おぼろ昆布)もまた最高級品です。おみやげにいいかと思います。
《北海シマエビ》
さらに「北海シマエビ」の入荷は毎年6月初旬~中旬、真っ赤で大きなものが入ります。
《大黒ししゃも》
10月中旬からは厚岸大黒ししゃもの漁が始まります。ししゃもはむかわ町が有名ですが、厚岸のししゃもは道内で最も早く初物をいただけます。
《大黒毛ガニ》
また1月下旬から漁が始まる毛ガニも800g以上の「大黒毛ガニ」という高級品があります。漁は4月下旬まで。
駐車場すぐ南には滑り台が置いてあります。西側芝生にドッグランがあります。
なお厚岸町には「どこでも厚岸気分を味わいたい人」のために、「どこでもコンキリエ」というウェブアプリを公表しています。厚岸のダンサーが厚岸気分を盛り上げてくれます。
《駅舎内》
駅舎2Fに3軒ものレストランやカフェが入っています。夕方、薄暗くなると貸切バスが何台も入ってきます。それだけレストランの人気があるということでしょう。レストランの営業時間は道の駅ホームページから、料理詳細はコンキリエのホームページから。
2F「レストランエスカル」は牡蠣や豚肉の料理、和食、洋食どちらもできるレストラン。海が見え、眺望がすてきです。
食材購入のあと、自分で炙って食べる2F「炭焼炙屋」。殻付き牡蠣、串に刺した肉類をバーベキューで食べるのはそれだけでもおいしくなるものです。
海を見ながら牡蠣で一杯のひとときを過ごせる2F「オイスターバールピトレスク」。ピザやパスタ、ランチプレート等もあります。生牡蠣にソース・ジュレを組み合わせショットグラスで味わう「オイスターシューター」は7種類。一口でいただくのが通です。3個組み合わせると割安になります。
1Fにはソフトクリームや牛乳を提供する「オイスターカフェ」があります。
《厚岸町内厚岸大橋の北側》…3軒
「厚岸藪蕎麦」道の駅から南へ400m・駅前通り(0153-52-7755、厚岸郡厚岸町宮園1丁目25)11:00-14:00・17:00-19:00/水曜定休。冷たい蕎麦、つけ蕎麦(牡蠣蕎麦)、丼(牡蠣丼)、定食、温かいうどん。コインランドリーウイングの向かい。
「一福」道の駅から南へ300m・駅前通り(目的地設定不可090-7640-3507、厚岸町真栄1丁目68)11:00-16:00/木曜定休。中心はラーメン(かきラーメンはもちろんあり)、カツとじ、牡蠣とじなどの定食。牡蠣フライや蒸し牡蠣とのセット「一福セット」あり。
回る「すしハウスかざぐるま」道の駅から西へ1.8km・国道44号沿い(0153-52-4144、厚岸郡厚岸町白浜3丁目6)11:30-21:00。回っていてもやっぱりおいしい厚岸の寿司。生牡蠣の載った牡蠣寿司があります。駐車場あり。
《厚岸町内厚岸大橋の南側》…4軒、駐車場がありません
「カキキン オイスターバー 牡蠣場」(0153-52-5277、厚岸町奔渡1丁目137番地)09:00-17:00。牡蠣とマイスターを育てるところらしい。牡蠣とアサリを扱っています。食事(牡蠣とお酒)はつぎの「牡蠣場」で。
「牡蠣場」(営業日:金土日18:00-22:00)。生牡蠣を中心に食べさせてくれる本格的な厚岸のお店。厚岸の牡蠣は冷水で育つので、基本小ぶりです、濃厚な味わいを楽しみましょう。
「中華料理万代」(0153-52-2028、厚岸町若竹4丁目126)11:00-21:00/日曜定休。おすすめはこぶりの丼(豚丼、中華丼、チャーハン、カレーライス)とラーメンを組み合わせた「ミニミニセット」。焼き肉ライスも人気です。町の紹介(ページずっと下の方)。
(夜)「喜州寿司」(0153-52-2676、厚岸町若竹3丁目139)17:00-22:00。ぜひ訪問したい厚岸の有名寿司店。
「食王様 かさ嶋幸栄丸」(0153-52-5014、厚岸町湾月3丁目67番地)11:00-15:00・17:00-22:00(水曜は昼の部のみ)。おすすめは皮かしわの入った「蕎麦ラーメン」。漁師さんの店で魚定食などもあり。町の紹介(ページ上段の方)。
《浜中町》
「寿司ひらの」東へ33km・霧多布岬(0153-62-2002、厚岸郡浜中町霧多布東2条2丁目29)11:00-14:00・17:00-21:00。回らないお寿司屋さん。サンマ丼がおいしい。サンマは8月下旬あたりから旬。
《釧路町》
「南蛮酊」(0154-40-3117、釧路町遠矢1丁目39-39)11:00-20:00/月火曜定休。名前のとおり洋食の食事処。北海道によくある大盛り系なので、小食の人は「ハーフサイズ」で。普通サイズで注文すると山のような量がやってきます。「ザンタレ定食」、「カツ丼」が人気。紹介記事。
直近「セイコーマート厚岸港町店」南へ1km(0153-52-2099、厚岸郡厚岸町港町2丁目58番地)06:00-23:00。ホットシェフあり。
「セブンイレブン厚岸港町店」南へ1.6km(0153-52-2780、厚岸郡厚岸町港町4丁目177)24h営業。
厚岸のコンビニとガソリンスタンドはほぼ同じ場所にあります。
「コスモ石油厚岸SS」南へ1.1km(0153-52-6932、厚岸郡厚岸町真栄2丁目180)08:00-18:30(日曜-17:00)。スプレー洗車機あり。
ガソリンスタンドは近隣5km圏内に3軒あります。南方向・別海厚岸線沿いに2軒あります。
東の浜中町で最初に現れるのは「apollostation 散布SS/曲田石油店(ちりっぷ)」(0153-67-2136)、「厚岸SS」から東へ24km。
西の方に「ホクレン尾幌SS / JA釧路太田」西へ15km JR尾幌駅前(0153-56-2220、厚岸郡厚岸町尾幌90)08:30-18:00(10月~4月-17:00)/日曜定休。スプレー洗車機あり。
すぐ隣にENEOSのガソリンスタンド(0153-56-2031)、「セブンイレブン厚岸尾幌店」(0153-56-3155)がふたつのガソリンスタンドの間に、150mほど南に下がって「ライダーハウスあっけし」(080-5720-3446・季節限定4月終わり~10月中旬)もあります。ホクレンの向かいが公園のようになっていて公衆トイレもあります。
「厚岸郵便局」(0153-52-3701、厚岸郡厚岸町港町2-139)ATMは日曜15:00まで。
《浜中町の「きりたっぷりん」》
北海道霧多布高等学校の生徒さん達が考え出した「きりたっぷりん」(PDF)。どこが「きりたっぷ」かというと、原料に、浜中町特産の「タカナシ北海道4.0牛乳」と「きりたっぷ昆布醤油を原料としたみたらしソース」が使われていることから。全道のコープさっぽろで販売。
厚岸には町が選定した「厚岸観光十景」という景勝地があります。その中からいくつかを紹介します。道道123号沿いの「原生花園あやめヶ原」ははずせないでしょう。
《あっけし望洋台》
「あっけし望洋台」(MAP CODE:637 185 653*47、厚岸町門静1丁目1番 もんしず )。厚岸市街の西、国道44号沿い。市街地への玄関口と言ってよいでしょう。大きな駐車場のある、海を一望できる高台になっています。晴れた日には厚岸湾口の尻羽岬や大黒島、愛冠岬、厚岸大橋や厚岸市街が見渡せます。北海道名物「駐車公園」のようになっていて、自販機もトイレ(冬季閉鎖)もあります。
《太田屯田開拓記念館》
「太田屯田開拓記念館(おおた)」道の駅から北西へ7km・道道14号沿い(0153-52-3599、厚岸町太田5の通り23番地1)09:00-16:00/月曜休館。入館料なし。旧太田村への屯田兵入植100年(1991・平成3年5月)を記念して建てられた施設。太田村は1955年に厚岸町と標茶町に分割編入合併。屯田兵制度の移り変わりや士族の変遷、村の開拓資料などを保管展示しています。
《別寒辺牛湿原》
「別寒辺牛湿原」(MAP CODE:637 252 802*66、厚岸町サンヌシ66)。根室本線に沿って流れる尾幌川の河口にこの湿原(べかんべうししつげん)はあります。1993年にラムサール条約の登録湿地となりました。低層と高層の湿原があり、植物などの植生も異なります。
湿原上流に「水鳥・湿地センター厚岸水鳥観察館」(0153-52-5988)という長い名前の湿地ガイドセンターがあり、厚岸湖、別寒辺牛湿原の案内をやっています。「別寒辺牛湿原」は釧路湿原についで日本では2番目の広さ、108㎢(ほぼ1万ヘクタール)です。もちろんタンチョウはいますし、1万羽以上のオオハクチョウ(北海道ではオオハクチョウは道東を中心に、西の方は主にコハクチョウ)が秋に渡ってきます。一部は湿地の状態により越冬します。
水量の多い湿原で「カヌー」による湿原探索が可能です。4月終わり~10月までの催行。複数のカヌーツーリングについて厚岸町の案内があります。また湿原の中を根室本線(花咲線)が走ります。「JR厚岸駅」から根室方面の「茶内駅」(一駅区間、乗車時間はほぼ21分)まで乗って厚岸の湿原と海を眺めるのもおすすめです。たとえば朝9時台の列車に乗ればまた厚岸までそう時間をかけることなく帰ってくることができます(厚岸→根室時刻表・日に6本)。
湿原は2020年の段階でWikipedia上の記事が見当たりません2022年、Wikipedia記事をweb上で確認しましたが、残念ながら「出典が不十分」ということでメッセージが表示されています。記憶に頼って書くのではなく、論文同様に出典を明示しましょう、たとえば「ラムサール条約」については「別寒辺牛湿原」の掲載あるいは関連箇所を明示します。近くの霧多布湿原は30㎢(日本で5番目の広さ)で、Wikipediaに掲載です。棲息する動植物の多さ・多様性からもそんなにひけを取るとは思われませんが、まだ調査・研究がそこまで進んでいないのでしょうか。ラムサール条約に登録されてすでに四半世紀が経ちますからそろそろ掲載が待たれます。「厚岸水鳥観察館」の方にここはさらに頑張ってもらいたいところ…。
《糸魚沢駅跡》
「糸魚沢駅跡」道の駅から北東へ12km・国道44号沿い(厚岸町別寒辺牛8)。JR厚岸駅の東11kmにあった隣駅。「別寒辺牛湿原」のど真ん中に停車していました。現在、東の隣駅は浜中町の「茶内駅」(無人駅)。紹介記事。
《厚岸大橋と牡蠣島》
厚岸大橋と牡蠣島(大橋のMAP CODE:637 162 325*82)。厚岸は尾幌川が厚岸湖に流れ込み、厚岸湖の湖口に広がる町。その湖口を結ぶ橋が真っ赤な「厚岸大橋」です。その途中、海上に見えるお社一帯が牡蠣島。島といってもいくつもの浅瀬の集合体といった方が良いでしょう。昔は広かったそうですが、現在は地盤沈下で狭くなったそう。お社には弁天様の座像がお祭りされています。現在は船を借りるなどしなければ島に渡ることはできません。
真っ赤な橋を上手に撮りたいときは、①道の駅から望遠レンズで、②「フクハラ厚岸店」(0153-53-2980)あるいはその西側の海岸通りから、③橋を渡って「お供山展望台」(MAP CODE:637 132 594*65)からがよいでしょう。
《あっけしさくら・牡蠣まつり》
「あっけしさくら・牡蠣まつり」(厚岸観光協会0153-52-3131 厚岸町役場内)2022年は5月14日(土)~22日(日)9日間。祭り会場は桜の名所「子野日公園(ねのひ)」(MAP CODE:637 103 139*05、厚岸町奔渡ぽんと6丁目9番・道の駅から南へ4km)ほかです。会場では殻付きカキやアサリなどの海鮮のほか、土産品などの特産品を販売します。また町内各飲食店で、「桜・牡蠣まつり特別セット」などを提供。開催案内。なお子野日公園では「飲食禁止」。
《蝦夷三官寺 国泰寺》
「蝦夷三官寺 国泰寺」(0153-52-3064、厚岸町湾月1丁目)。江戸時代に建立された蝦夷三官寺のひとつ。〔🗾Googleマップ〕。
《愛冠岬》
「愛冠岬」(あいかっぷ岬、MAP CODE:637 040 373*30)。町のホームページでは「愛とロマンの愛冠岬」と名付けられた岬。海を見渡す場所に「愛の鐘」が建てられています。岬がぐるっと曲がり、海岸段丘として見応えのあるものです。
北海道大学の「北方生物圏フィールド科学センター水圏ステーション厚岸臨海実験所」というなにやら難しい名前の建物と「アイカップ自然史博物館」が途中にあります。
《緑のふるさと公園とキャンプ場》
岬への入口には「緑のふるさと公園」(0153-52-6823、厚岸町愛冠5)、また「筑紫恋キャンプ場」(MAP CODE:637 072 067*26、0153-52-6627、問合せ0153-52-3131、厚岸町筑紫恋2-1)開設期間7月~9月と10月初旬の「厚岸牡蠣まつり」の期間(牡蠣まつり中止の場合キャンプ場は開きません)。テントサイトは予約不要、要予約のバンガロー12棟は低料金。要利用料。シャワー、ランドリー(洗濯機・乾燥機)。場内に売店および自動販売機はありません。
《ピリカウタ展望台と大黒島》
「ピリカウタ展望台」道の駅から南へ9km・道道955号沿い(MAP CODE:973 255 325*77、問合せ0153-52-3131、厚岸町床潭344)。小島と大黒島を見る展望台。大黒島は厚岸で獲れるししゃもや毛ガニに付けられる「勲章」のようなもの。厚岸産を保証する海産物の代名詞になっています。
7月~9月の昆布漁時期は、小島から400隻あまりの漁船が一斉に漁場へと向かい、迫力のある姿と音を鑑賞できます。
《大黒島》
「大黒島」は自然の生態系がいまなお守られているところ。ゼニガタアザラシやコシジロウミツバメの繁殖地。ラッコも棲息しています。渡って自然の中のラッコを見たいところですが、国指定の海鳥繁殖地・特別鳥獣保護区になっており、上陸には許可が必要です。「厚岸町海事記念館」(0153-52-4040)で毎年6月頃に「大黒島海鳥観察会」が開かれています。
「厚岸町海事記念館」は厚岸町の教育施設(道の駅から道道123号経由・南東へ900m)。厚岸町役場庁舎前にあります。厚岸町の漁業、捕鯨に関わる歴史を展示、2Fにプラネタリウムを設置、アッケシソウの栽培等も行っています。「厚岸大橋」が道の駅よりはぐんと近くなります。
《夫婦岩》
「夫婦岩」(夫婦岩のMAP CODE:973 259 004*46、厚岸町末広まびろ)。末広海岸に浮かぶ二つの島。夫婦岩の例に違わず、一方の岩には鳥居、岩はしめ縄でつながれています。
道道123号から外れて、夫婦岩正面まで細い道があり、そこからだと直線で300mほどの距離です。紹介記事。
《原生花園あやめヶ原》
○「原生花園あやめヶ原」(MAP CODE:973 261 159*52)。町の南端に位置します。管理された植栽ではなく原生のアヤメ園で見応えがあります。海を見下ろす花園には馬が放牧されていて、牧歌的な味わいのあるところです。海際の崖まで道が通じています。展望台が複数あります。6月~7月にかけてが花期は7月に入ってからの方が確実でしょう(たぶん)。子馬も生まれているでしょう。
「あやめヶ原第2駐車場」(MAP CODE:973 290 113*00、「あやめヶ原、この先700m」の標識あり)が道道123号との分岐にあります。奥に第一駐車場があるので、そこまで乗っていった方がいいでしょう。
《チンベの鼻展望台》
「チンベの鼻展望台」(MAP CODE:973 259 004*46、厚岸町末広まびろ)。あやめケ原の奥(海側)にある展望台です。この付近には「大黒島・小島展望台」などいくつも展望台があります。大黒島と小島をよこから眺めるのに適した展望台。ただし島までは直線距離で4km以上あります(要双眼鏡?)。
浜中町は厚岸町の東、ルパン三世(モンキー・パンチ)の生まれ故郷、鉄道車両のラッピング、観光地の案内板、いたる所でお目にかかれます(観光協会)。
またラッコが漂う「霧多布岬」や「霧多布温泉」(「風呂事情」をご覧ください)で有名です。
岬周辺は2021年3月、国内58番目の国定公園「厚岸霧多布昆布森国定公園」に指定されました。浜中町の霧多布岬・霧多布湿原、厚岸町の厚岸湖・別寒辺牛湿原、さらに釧路町の尻羽岬、標茶町など4つの町に広がる公園(約41,500ha)です。道作成のガイドブックは釧路駅や周辺道の駅などで配布中(部数10,000限定)。
《おおともチーズ工房》
「おおともチーズ工房」(0153-65-2431、浜中町茶内西8線51)10:00-17:00。ナチュラルチーズ、ヨーグルト、チーズを使ったピザ、アイスクリームを生産販売しています。牧場では牛の放牧が見られます。ネット販売あり。facebook。
「セイコーマート浜中店」(0153-65-3011)で国道44号を外れ、道道807号に入ります。工房の直前でさらに小さい道に入りますが、大きな看板が2枚建っています。そこから500m足らず、セイコーマートからはちょうど4km地点にあります。
《茶内酪農駐車場》
「茶内酪農駐車場」(豪華で大きな建物のトイレあり、MAP CODE:614 846 084*76、厚岸郡浜中町茶内西1線)という施設が国道44号沿いにあり、ここには「牛丸」というラーメンなどを出してくれる食事処、ルパン三世の絵が目を引きつける「浜中町案内マップ」、そして少し奥にこの駐車場の目玉、「茶内酪農展望台」があります。金属の骨組みだけのような展望台、てっぺんに登ると風で揺れます。階段を数えて昇っても、降りたときは忘れてしまうという、スリル満点の階段です。怖くない人は、360度の展望が楽しめます。
「新酪農村展望台」(MAP CODE:496 558 242*06、別海町別海396番地7)という同じような施設が北東27kmにあります。浜中著ではなく別海町の施設です。
《涙岬・立岩》…道道123号沿い
「涙岬・立岩」(浜中町藻散布)。涙岩は厚岸の若者と網元の娘の悲恋にまつわる物語を伝えます。海で遭難した若者の名を岩の上で声を限りに呼んでいたということです。立岩の方からは娘の声に誘われて近づこうとする若者の姿が見えるそうです。
厚岸町を東から抜け、「原生花園あやめヶ原」から東へ9km、道道123号沿いに駐車場があります。涙岬まで500m(涙岬には行けません)、立岩まで700mほどです。駐車場からは徒歩。クマザサの原っぱ、鹿の糞が小径沿いにたくさん落ちているので気をつけて。キツネもいるので触らないように。
《霧多布湿原》…湿原・西へ
湿原はラムサール条約登録湿原、面積は3,000ヘクタール以上(東京ディズニーランドの62倍)。(道東)釧路湿原、別寒辺牛川流域湿原、根釧原野湿原群、(道北)サロベツ原野に次いで国内5番目の広さ。
《琵琶瀬展望台》…道道123号沿い
「琵琶瀬展望台(びわせ)」(MAP CODE:614 458 145*55、厚岸郡浜中町琵琶瀬)は「霧多布湿原」を俯瞰する展望台。360度の展望が開けます。道の駅からは東へ30km、厚岸の「原生花園あやめヶ原」からは東へ20km。前方(北)に湿原、背後(南)が太平洋です。群落のエゾカンゾウが6月~7月にかけていっせいに花開きます。
展望塔、レストラン「湿原ユートピア」とトイレがあります。
展望台からの写真を撮ってつぎを目指す人が多いですが、ここはぜひ、野鳥観察小屋と霧多布湿原センターを訪問して湿原の四季を堪能しましょう。
《野鳥観察小屋》…湿原・西へ
琵琶瀬橋の手前で「(直角矢印)急カーブ、スピード落せ」の青い標識が頭上に現れたら、50メートルほどで三叉路、そこを左に曲がり、道の先端(一番側という川にぶつかる)まで行くと「野鳥観察小屋」です。あたりは「奥琵琶瀬野鳥公園」、一周できる木道がついています。四季折々の野鳥を観察できるところです。
《琵琶瀬木道・仲の浜木道》…道道123号沿い
エゾカンゾウなど、湿原の花がきれいなところ。道道123号沿い、駐車帯も入口についています。「ペンションポーチ」(0153-62-2772)とカフェが入口に立っています。木道は道道123号から泥川という川まで続いています、距離は500mほど。
琵琶瀬木道から700mほど「仲の浜木道」があり、道道と泥川の間に黄色のエゾカンゾウが花開く(6月下旬~7月中旬)のを見ることができます。湿原はまた7月初旬、白いワタスゲの実で花が咲いたようになります。
《霧多布湿原センター》…湿原・西へ
エゾカンゾウの木道から北東へ1.5km、道道123号をそのまま進むと、「セイコーマートいしばし店」(0153-62-4555)。左に折れると道道808号(MGロード・Marshy Grassland湿原の頭文字)に入ります。3kmで「センター」です。湿原の自然・動植物の研究・案内(自然体験プログラム)、イベントの案内をてがけています。
「霧多布湿原センター」(0153-65-2779、厚岸郡浜中町四番沢20)開館時間は09:00-17:00、冬期・10月~4月は火曜日が定休(開館時間が前後で短縮)、そのほかの月(夏・5月~9月)は無休です。小高くなった展望台、やちぼうず木道があり、時期によっては水のそばまで行くことができます。やちぼうず(谷地坊主)はスゲ類が成長し、頭の部分だけ緑色に茂るもの。タンチョウヅルやキタキツネ、オオワシなども現れるかもしれません。
「きりたっぷカフェ」(ドリンクと軽食)やショップ(シャツやコーヒーなど、オンラインショップあり)もあり。東へ11km行くと国道44号沿いの茶内酪農駐車場。
《モンキー・パンチ・コレクション》
「モンキー・パンチ・コレクション」(0153-62-3131、浜中町霧多布西3条1丁目47 浜中町総合文化センター内)09:00-15:00/月曜休館。入場無料。モンキー・パンチの世界、ルパン三世のワールドを見せてくれる博物館スペース。ルパン三世の愛車「FIAT500チンクエチェント」などが展示されています。なお、主人公ルパン三世と峰不二子も浜中町出身。
近くに「寿司ひらの」というお寿司や海鮮丼のおいしい店があるので、立ち寄ってもいいですね(紹介)。
茶内駅前に五右衛門経営の仮想店舗「居酒屋 五ェ門」コレクションから北西へ12km(浜中町茶内本町31)あり。記念写真の撮影や雰囲気を楽しみに…。「茶内郵便局」(0153-65-2050、浜中町茶内本町41)の隣。
なお、茶内駅のすぐ前にはきれいなトイレ(ウォシュレット設置)あり。
《アゼチの岬》…「霧多布温泉ゆうゆ」の奥にあります
「アゼチの岬」(浜中町湯沸)。夏(6月中旬~7月中旬)にはエゾカンゾウ、ヒオウギアヤメなどが咲きます。また昆布漁が盛んなときには、早朝漁船が一斉に船出する様子が見られます。正面は小島(エトピリカの営巣地)、ゴメ島、奥の見にくいけど大きいのが嶮暮帰島(けんぼっきとう)。浜中町は昆布の一大産地です。主題歌「君と好きな人が百年続きますように…」で知られた映画『ハナミズキ』(2010年)のロケ地にもなりました。
《霧多布岬と湯沸岬灯台》
霧多布岬は「厚岸グルメパーク」から東へ37km。正式には「湯沸岬」というそうで、岬に建つ灯台も「湯沸岬灯台」という名称です。松浦武四郎の歌碑「かねてより荒き汐路ときいたふの島根に高くよする白浪」が建っています。画像(左)では見にくいかもしれませんが、岩に穴が開いているところもご覧になってください。まさに「荒き汐路」です。
「湯沸岬灯台(とうぶつみさき・とうふつみさき)」(別名「恋する灯台」)があります。水面から50mほどの高さ、灯台自体は12mの高さです。映画『ハナミズキ』のロケ地にもなりました。岬の突端へ行くのであれば、キャンプ場駐車場に車を駐めると良いでしょう。そこからは徒歩1.5kmほどあります。海の中へと岩が続いている景色はどの岬にも見られるものですが、やはりそれぞれの岬の景色を形造っています。
《ラッコ》…岬の先端に居着いています
岬の先端の岩場には、現在10頭(2020年)ほどのラッコが棲みつき営巣していますが、非常に繊細な動物でカメラのシャッター音ばかりでなく、特にドローンの音にびっくりして、逃げ出してしまいます。8年ほど前から棲みついた希少動物です、近寄るのはやめて遠くから眺めるにとどめましょう。出産は四月、その後3ヶ月ほどして赤ん坊のラッコは自分でえさ(ウニ、ホッキ貝、花咲がになど)を獲るようになります。お母さんの教育が見られるのは初夏にかけてです。
岬を見渡す展望台(駐車場あり、MAP CODE:614 561 780*60、厚岸郡浜中町湯沸33番地)がすぐ北にあります。
《霧多布岬キャンプ場》
「霧多布岬キャンプ場」(MAP CODE:614 590 240*86、問合せ0153-62-2239、浜中町湯沸とうぶつ)開設期間6月上旬~10月上旬。極めて低料金のバンガロー(電気設備・寝具なし)、無料のテントサイト。管理人が受付をしてくれます、ただし火曜日は不在のため「浜中町役場」(0153-62-2111)にて受付をする必要あり。駐車場あり(車中泊可)、役場はキャンプ場から西へ3kmなので、もし火曜日のキャンプだとすると霧多布の半島に入ってすぐに役場へ向かうと良いでしょう。ゴミ処理可(燃えるゴミ、燃えないゴミ、ビン、缶、ペットボトル、ガス缶の6種類に分別、町指定のゴミ袋で処理、ゴミ袋は管理棟・役場観光課で販売)。
《なぎさのドライブウェイ出入口》
「なぎさのドライブウェイ出入口」(浜中町榊町359)。海側に折れて約1.5kmの砂浜を疾駆できます。ただし砂浜はハンドルを取られやすいこと、タイヤがめり込む可能性があること、塩水で車体が後々さびるかもしれないことなどあまり安全ではありません。オフロード車だと爽快かもしれません。
《羨古丹駐車公園》
「羨古丹駐車公園(うらやこたん)」(MAP CODE:614 831 588*82、問合せ浜中町観光係0153-62-2239、浜中町奔幌戸)トイレはありません。浜中町から根室市街までの道道142号線(北太平洋シーサイドライン)は秘境感たっぷりのドライブルートとして親しまれています。ふりがながないと読めない「羨古丹駐車公園」はその途中にある駐車公園。シーサイドラインは100km足らずの道のりですがガソリンは満タンに。また丹頂やキツネなどの野生動物が道を横切ることがあるので注意して運転してください。ロードキル(動物をひき殺す)を起こしたら死骸には絶対触れず(伝染病の恐れ)に警察に連絡を。
《北太平洋シーサイドライン(道道142号)》
「北太平洋シーサイドライン」のうち、羨古丹駐車公園から6kmほど山中を走ると、海際の道に出ます。そこから5.5kmほどの道のりが海沿いの道です。さらに6.5kmほど山の中を走ると根室本線(初田牛駅跡)に行き着きます。根室市外までは35kmほど、根室の道の駅までは20kmです。
釧路町は厚岸町の西に位置します。釧路湿原の東にある「細岡展望台」なども釧路町内です。
《釧路町地産地消センター ロ・バザール(別保公園)》…国道44号沿い
釧路町に入ると「釧路町地産地消センター ロ・バザール」(0154-62-3001、釧路郡釧路町字別保原野南24線78番6 別保公園内)レストランの営業は4月~11月・10:30-18:00/12月~3月・11:00-17:00。レストラン棟「パークカフェ」のほかに物販棟があり、魚介や野菜、地場産の商品を取り扱っています。なかなか大きな施設、道の駅風の体裁です。公園内にはパークゴルフ場やバーベキューコーナーなどがあります。最新情報は、facebookで。
ロ・バザールは「メモリアルパーク別保公園」(釧路町別保原野)のなかの一施設。公園内には千島桜などが600本以上植えられ、5月下旬には「日本一遅い桜まつり」が開催されます。三角屋根の「ツリーハウス」という催し物用の施設、バーベキュー広場、冒険広場などがあります。
《難読地名看板》…道道142号沿い
「難読地名看板」は釧路町南部の海岸沿いにある地名を看板にしたもの。釧路町の地名は読み方が難しいことで知られます。西の「又飯時(またいとき)」(釧路町昆布森村昆布森)から東の「去来牛(さるきうし)」(釧路町仙鳳趾村)まで、釧路町内31箇所に設置(2024年度までに設置完了)。難読地名ストラップもできており、現在22か所分。参考記事。
道道はほとんど海岸線沿いを走り、「尻羽岬」近くで北上、厚岸町内で国道44号と交わります。途中昆布森という集落にガソリンスタンド「昆布森SS/加藤商店」(0154-63-2035)と全日食チェーンの「かとう」(釧路町昆布森1丁目114)という店があります。どちらも小さい店です。「又飯時(またいとき)」から国道44号上、厚岸町の「セブンイレブン厚岸尾幌店」(0153-56-3155、根室線尾幌駅の近く)までは20数キロです。
《厚岸町》
厚岸は道の駅や「JR厚岸駅」のあるあたりと「厚岸大橋」を渡ってすぐのところも市街地のようです。町名の由来で一番有力なのはアイヌ語「アッケウシイ」(オヒョウの皮・剥ぐ・いつもする・所)からだそう。魚にも「オヒョウ」がいますが、ここは「ニレの木」の一種。その皮を剥いで繊維にし、「アットウシ」というアイヌの織物を織ったそう。ほかにも「アッケシイ」(牡蠣のいるところ)から転じたともいわれているそうです。
厚岸の遺跡は縄文時代前期のもの。6,000年ほど前の非常に古い時代から、厚岸に人が住んでいたことを示しています。そして1600年代にオランダからの探検船が厚岸に寄港したのが文字による最初の記録だそう。その後1800年代中期安政時代に仙台藩に組み込まれたりしましたが、1900(明治33)年に厚岸町が誕生しました。その後第二次大戦後に大田村の南半分を合併し、現在に至っています。1960年には人口は20,000を超えましたが、その後漸次減っていき、現在は9,000ほどになっています。
《浜中町》
アイヌ語の「おたのしけ」(砂浜・の中央)と呼ばれていたものを和訳したもの(同種の地名作例は道央エリアの「砂川」に見られる)。「おたのしけ(大楽毛)」は釧路市の西に「大楽毛駅」(釧路市大楽毛5丁目1)があります(同じく音を利用したものに道央の「歌志内(砂が多い川)」があります)。
浜中町にも釧路町同様に難読地名がたくさんで、「嶮暮帰(けんぼっき)島」(ハンノキあるいはハルニレの下)、「火散布(ひちりっぷ)沼」(アサリ貝が語源のようです)、「羨古丹(うらやこたん)」(「うらや」は「ウラィというサケ、マスを捕獲するための罠)などたくさんです。
産業は内陸部で酪農が(品質の高い生乳が産出され、アイスクリームのハーゲンダッツやカルピスの原材料になっています、「アゼチの岬」すぐそばに「小松牧場」があります)、海岸部ではこちらも高品質の天然昆布生産が盛んで、日本有数の生産量を誇っています。沿岸部はほとんどが玉砂利を敷いた広い昆布干し場です。繁栄の1960年代、人口は12,000に迫る勢いでしたが、現在5,000ほどになっています。
《釧路町》
「釧路」の地名は釧路市と同様、いくつかの説があるようです。観光案内でも紹介しましたが、道東南岸には多くの難読地名があり、釧路町の地名が群を抜いています。「老者舞(おしゃまっぷ)」や「入境学(にこまない)」など、教えられてもつぎには読めないようなものがたくさんです。
産業は第三次産業従事者が70%を超え、道内のほかの地区とはかなり様相が異なり、都市型の産業構造を示しています。町内は、別保、遠矢、セチリ太、東陽・中央、昆布森の五つの地区に分かれ、産業形態がそれぞれ異なります。
人口は1970年代までは10,000以内でしたが、その後釧路市のベッドタウンとして急速に増えて2000年には22,000を超えました。現在は19,000を少し下回るくらいのひとが暮らしています。
電話番号:0153-52-4139 MAP CODE:637 191 563
#「その他のオプション」をクリックした後、出てきた大きな地図の左側「道の駅厚岸グルメパーク」の文字列の前に「札幌から」など入力し、エンターキーを押すと出発地からの距離、時間、ルートが示されます。
参考URL:
https://www.michi-no-eki.jp/stations/views/18801
http://www.hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/531/
http://www.conchiglie.net/
#cheap & clean_stay_in_vehicle_at_MichinoEki_Hokkaido
概要(最終訪問日:2023年10月7日)
《この道の駅のミッション❓》 駅舎内レストランで極上の牡蠣をいただき(一年中生牡蠣を食べられます)、おみやげに昆布を買う(北海シマエビは6月、ししゃもは10月中旬~、毛ガニは1月~4月)
- 釧路・根室エリア(釧路管内)、国道44号沿い、1994年設置(設置番号16)
- 24hトイレはウォシュレット(快適度8)
- 風呂は町内に一軒の銭湯あり
- コインランドリーは駅前に、すぐ近くです
- 駐車場は駅舎前に広く展開、観光バスが多いです(車中泊度◎)
- 駅舎のある丘の上からは厚岸の町や愛冠岬が展望できます。風の強いときがあります
- グルメパークの名のとおり、四つもの食事処が駅舎内にあります。厚岸自慢の牡蠣が中心。厚岸は猫足昆布という昆布の最高級品、また毛ガニは1月下旬から漁が始まり「大黒毛ガニ」という高級品があります。牡蠣は小ぶり濃厚な厚岸牡蠣です。厚岸醸造のウィスキーも売り出しています
- 「道の駅ランキング」の「いちおしのおいしいもの」部門によく選ばれます
- キャンプ場は「観光スポット」の「厚岸町キャンプ場」、「霧多布岬キャンプ場」に記載しています
- 観光案内に、浜中町、釧路町を追加
住所:北海道厚岸郡厚岸町(あっけし)住の江町2-2 (現在地からのルートを表示)
電話番号:0153-52-4139 MAP CODE:637 191 563
営業時間や休館日などは「道の駅ホームページ」(おしらせ)をご覧ください
《近くの道の駅》
(東61km)スワン44ねむろ
(西65km)しらぬか恋問
(南)愛冠岬・太平洋
(北66km)摩周温泉
▶釧路・根室エリア概略図
🙆 記事一覧
●トイレ事情 ●風呂事情 ●洗濯事情
●駐車可能台数
●敷地内の店 ●レストラン ●コンビニや店・ガソリン・郵便局
●観光スポットや行事 +浜中町・釧路町観光スポット
●地名由来 ●地図
24hトイレはウォシュレット
24hトイレは駅舎内のものとは別ですが、別棟でもなく裏手みたいな感じのところにあります。ちょと狭めの個室に女子6、男子3がウォシュレット。きれいです。便座クリーナ付き。ベビーチェアつきの個室あり。女子トイレにはおむつ交換台。多機能トイレには洋式便座とおむつ交換台。24hトイレは画像中、一番左(ほぼ正面)の出入口です。
道の駅「厚岸グルメパーク」 |
オストメイト機器は館内にあり営業中のみ利用できます。駅舎はシーズン中、夜09:00まで開いています。玄関は右手、大きな柱の見えるところ。
《厚岸町》
「喜楽湯」道の駅から南へ850m(0153-52-4462、厚岸郡厚岸町真栄2丁目108)営業時間15:00-21:00/水曜定休。明治時代からつづく古くて由緒ある銭湯。湯温はとても熱い。入浴料金は少し安め。ボディソープ・シャンプー要持参。ケロリン桶あり。円形の主浴槽と薬湯。駐車場がわかりにくいかも(駐めて良いのかどうかわからないけど裏手に空き地があります)。厚岸には昔は5軒ほどのお風呂屋さんがあったらしいのですが、今では唯一の銭湯。「北海道の激渋銭湯」と呼ばれているとか、いないとか。
《浜中町霧多布》
根室方向「霧多布温泉ゆうゆ」東へ34.4km(0153-62-3726、厚岸郡浜中町湯沸432番地)10:00-22:00。入浴料はふつう。地下2,000mから湧き出す温泉(ナトリウム塩化物冷鉱泉)。わずかに黄みがかっている湯。ボディソープ・シャンプー備え付け。浴室から海が見渡せます。サウナ(湿式・乾式)、露天あり。男女浴室は週ごとの入れ替え。
「レストランきりたっぷ」(営業時間11:30-14:00・16:30-20:30)併設。ちかくにサンマ丼で有名な「寿司ひらの」(0153-62-2002、厚岸郡浜中町霧多布東2条2丁目29)があります、うまい。
浜中町・霧多布温泉ゆうゆ |
《釧路市》
釧路方向「天然温泉ふみぞの湯」西へ50km(0154-39-1126、釧路市文苑2丁目48-29)10:00-24:00。料金は安め。ボディソープ・シャンプー要持参(料金からお察しください)。屋根つき檜露天あり。乾式サウナ、ミストサウナあり。鍵付きロッカー(100円硬貨が必要です、返却式)あり。ドライヤーは低料金ながら、有料。レストラン「百合の苑」、床屋さんあり。(「しらぬか恋問」再掲)。
釧路市街地には温泉と銭湯があります。コインランドリー併設もあります。
《標茶町》
標茶方向「藤花温泉ホテル」北へ38.4km(015-485-1650、川上郡標茶町旭2丁目8番23)14:00-21:00。入浴料はふつう。一心堂温泉という名のモール温泉(真っ黒)。浴室に湯気がこもった、あまり大きくないお風呂。
●洗濯事情 [TOPへ] (「道の駅」近くのコインランドリー一覧)
厚岸町、浜中町、標茶町、別海町
《厚岸町》
「コインランドリーウイング」南1.2km(0153-53-3535、厚岸郡厚岸町宮園1丁目139)06:00-22:00(冬期は前後それぞれ1時間ずつ短縮)。JR厚岸の真南150m(駅前通り)、「厚岸藪蕎麦」の向かい(みたいな感じ)。駐車場は店の前に4台。
釧路市までは西へ50km弱、根室市まで東へ80km弱です。遠いですが、どちらの市にもたくさんあります。「コインランドリー一覧」をご覧ください。
《浜中町》
「B・Wランドリー」(浜中町茶内橋北西74番 茶内駅前)05:00-24:00。洗濯乾燥機4台、乾燥機3台、スニーカーウォッシャー1台あり。2021年開店。「厚岸グルメパーク」から北東21km。
《標茶町》
「ランドリーハウスコットン」北へ40km(015-485-1616、川上郡標茶町旭1丁目2-1)05:00-25:00。となりがJR標茶駅、「セブンイレブン標茶駅前店」(015-485-0707)は駅前。
《別海町》
「AQUA (アクア)」北東へ55km(0153-75-3839、野付郡別海町別海常盤町20番地)06:00-24:00。稼働状況。
大型・普通車・身障者用:4台・97台・-。駐車場は二面。丘の上・一番南の大型車スペースは観光バス用、西側にコンクリートを打ったバイク用の駐車スペース。
道の駅「厚岸グルメパーク」駐車場 |
夕方になると観光バスが多数入ってきます。夕食をとるためです。レストランはそれほどの人気です。海を見下ろす小高い丘の上にあり眺めも良いので、お客さんがたくさんです。ほかの道の駅と違って食事処が4つもあります。
●敷地内の店 [TOPへ]
1Fに観光案内所、喫茶コーナー、ソフトクリーム屋さん、また牡蠣をはじめ魚介類(海水・淡水)の生態を見せてくれる小さな水族館があります。2Fはレストラン3軒が占めています。お客さんがたくさんで活気のある道の駅です。3Fと4Fは展望室・展望台になっています(エレベータあり)。お客さんがいっぱいの道の駅 |
《猫足昆布》
厚岸は牡蠣ばかりでなく、昆布が高級なことでも有名。とくに「猫足昆布」という先端が猫の足を連想させる昆布は昆布の中でも最高級品とされます。うまみ成分が多く粘り気が強く、カルシウムはなんと牛乳の7倍。その昆布から採れるおぼろ昆布(猫足おぼろ昆布)もまた最高級品です。おみやげにいいかと思います。
《北海シマエビ》
さらに「北海シマエビ」の入荷は毎年6月初旬~中旬、真っ赤で大きなものが入ります。
《大黒ししゃも》
10月中旬からは厚岸大黒ししゃもの漁が始まります。ししゃもはむかわ町が有名ですが、厚岸のししゃもは道内で最も早く初物をいただけます。
《大黒毛ガニ》
また1月下旬から漁が始まる毛ガニも800g以上の「大黒毛ガニ」という高級品があります。漁は4月下旬まで。
駐車場すぐ南には滑り台が置いてあります。西側芝生にドッグランがあります。
なお厚岸町には「どこでも厚岸気分を味わいたい人」のために、「どこでもコンキリエ」というウェブアプリを公表しています。厚岸のダンサーが厚岸気分を盛り上げてくれます。
●レストラン [TOPへ]
《駅舎内》
駅舎2Fに3軒ものレストランやカフェが入っています。夕方、薄暗くなると貸切バスが何台も入ってきます。それだけレストランの人気があるということでしょう。レストランの営業時間は道の駅ホームページから、料理詳細はコンキリエのホームページから。
2F「レストランエスカル」は牡蠣や豚肉の料理、和食、洋食どちらもできるレストラン。海が見え、眺望がすてきです。
食材購入のあと、自分で炙って食べる2F「炭焼炙屋」。殻付き牡蠣、串に刺した肉類をバーベキューで食べるのはそれだけでもおいしくなるものです。
海を見ながら牡蠣で一杯のひとときを過ごせる2F「オイスターバールピトレスク」。ピザやパスタ、ランチプレート等もあります。生牡蠣にソース・ジュレを組み合わせショットグラスで味わう「オイスターシューター」は7種類。一口でいただくのが通です。3個組み合わせると割安になります。
1Fにはソフトクリームや牛乳を提供する「オイスターカフェ」があります。
《厚岸町内厚岸大橋の北側》…3軒
「厚岸藪蕎麦」道の駅から南へ400m・駅前通り(0153-52-7755、厚岸郡厚岸町宮園1丁目25)11:00-14:00・17:00-19:00/水曜定休。冷たい蕎麦、つけ蕎麦(牡蠣蕎麦)、丼(牡蠣丼)、定食、温かいうどん。コインランドリーウイングの向かい。
「一福」道の駅から南へ300m・駅前通り(目的地設定不可090-7640-3507、厚岸町真栄1丁目68)11:00-16:00/木曜定休。中心はラーメン(かきラーメンはもちろんあり)、カツとじ、牡蠣とじなどの定食。牡蠣フライや蒸し牡蠣とのセット「一福セット」あり。
回る「すしハウスかざぐるま」道の駅から西へ1.8km・国道44号沿い(0153-52-4144、厚岸郡厚岸町白浜3丁目6)11:30-21:00。回っていてもやっぱりおいしい厚岸の寿司。生牡蠣の載った牡蠣寿司があります。駐車場あり。
《厚岸町内厚岸大橋の南側》…4軒、駐車場がありません
「カキキン オイスターバー 牡蠣場」(0153-52-5277、厚岸町奔渡1丁目137番地)09:00-17:00。牡蠣とマイスターを育てるところらしい。牡蠣とアサリを扱っています。食事(牡蠣とお酒)はつぎの「牡蠣場」で。
「牡蠣場」(営業日:金土日18:00-22:00)。生牡蠣を中心に食べさせてくれる本格的な厚岸のお店。厚岸の牡蠣は冷水で育つので、基本小ぶりです、濃厚な味わいを楽しみましょう。
「中華料理万代」(0153-52-2028、厚岸町若竹4丁目126)11:00-21:00/日曜定休。おすすめはこぶりの丼(豚丼、中華丼、チャーハン、カレーライス)とラーメンを組み合わせた「ミニミニセット」。焼き肉ライスも人気です。町の紹介(ページずっと下の方)。
(夜)「喜州寿司」(0153-52-2676、厚岸町若竹3丁目139)17:00-22:00。ぜひ訪問したい厚岸の有名寿司店。
「食王様 かさ嶋幸栄丸」(0153-52-5014、厚岸町湾月3丁目67番地)11:00-15:00・17:00-22:00(水曜は昼の部のみ)。おすすめは皮かしわの入った「蕎麦ラーメン」。漁師さんの店で魚定食などもあり。町の紹介(ページ上段の方)。
《浜中町》
「寿司ひらの」東へ33km・霧多布岬(0153-62-2002、厚岸郡浜中町霧多布東2条2丁目29)11:00-14:00・17:00-21:00。回らないお寿司屋さん。サンマ丼がおいしい。サンマは8月下旬あたりから旬。
《釧路町》
「南蛮酊」(0154-40-3117、釧路町遠矢1丁目39-39)11:00-20:00/月火曜定休。名前のとおり洋食の食事処。北海道によくある大盛り系なので、小食の人は「ハーフサイズ」で。普通サイズで注文すると山のような量がやってきます。「ザンタレ定食」、「カツ丼」が人気。紹介記事。
●コンビニ・店・ガソリン・郵便局 [TOPへ] (ANRE 停電時も給油可能なGS)
コンビニはわりと近くに…。直近「セイコーマート厚岸港町店」南へ1km(0153-52-2099、厚岸郡厚岸町港町2丁目58番地)06:00-23:00。ホットシェフあり。
「セブンイレブン厚岸港町店」南へ1.6km(0153-52-2780、厚岸郡厚岸町港町4丁目177)24h営業。
厚岸のコンビニとガソリンスタンドはほぼ同じ場所にあります。
「コスモ石油厚岸SS」南へ1.1km(0153-52-6932、厚岸郡厚岸町真栄2丁目180)08:00-18:30(日曜-17:00)。スプレー洗車機あり。
ガソリンスタンドは近隣5km圏内に3軒あります。南方向・別海厚岸線沿いに2軒あります。
東の浜中町で最初に現れるのは「apollostation 散布SS/曲田石油店(ちりっぷ)」(0153-67-2136)、「厚岸SS」から東へ24km。
西の方に「ホクレン尾幌SS / JA釧路太田」西へ15km JR尾幌駅前(0153-56-2220、厚岸郡厚岸町尾幌90)08:30-18:00(10月~4月-17:00)/日曜定休。スプレー洗車機あり。
すぐ隣にENEOSのガソリンスタンド(0153-56-2031)、「セブンイレブン厚岸尾幌店」(0153-56-3155)がふたつのガソリンスタンドの間に、150mほど南に下がって「ライダーハウスあっけし」(080-5720-3446・季節限定4月終わり~10月中旬)もあります。ホクレンの向かいが公園のようになっていて公衆トイレもあります。
「厚岸郵便局」(0153-52-3701、厚岸郡厚岸町港町2-139)ATMは日曜15:00まで。
《浜中町の「きりたっぷりん」》
北海道霧多布高等学校の生徒さん達が考え出した「きりたっぷりん」(PDF)。どこが「きりたっぷ」かというと、原料に、浜中町特産の「タカナシ北海道4.0牛乳」と「きりたっぷ昆布醤油を原料としたみたらしソース」が使われていることから。全道のコープさっぽろで販売。
釧路町・厚岸町・浜中町 |
厚岸町(西から順に国道44号沿い・道道123号沿い) [観光スポットトップに戻る]
厚岸には町が選定した「厚岸観光十景」という景勝地があります。その中からいくつかを紹介します。道道123号沿いの「原生花園あやめヶ原」ははずせないでしょう。
道の駅「厚岸グルメパーク」と観光スポット |
《あっけし望洋台》
「あっけし望洋台」(MAP CODE:637 185 653*47、厚岸町門静1丁目1番 もんしず )。厚岸市街の西、国道44号沿い。市街地への玄関口と言ってよいでしょう。大きな駐車場のある、海を一望できる高台になっています。晴れた日には厚岸湾口の尻羽岬や大黒島、愛冠岬、厚岸大橋や厚岸市街が見渡せます。北海道名物「駐車公園」のようになっていて、自販機もトイレ
あっけし望洋台 |
《太田屯田開拓記念館》
「太田屯田開拓記念館(おおた)」道の駅から北西へ7km・道道14号沿い(0153-52-3599、厚岸町太田5の通り23番地1)09:00-16:00/月曜休館。入館料なし。旧太田村への屯田兵入植100年(1991・平成3年5月)を記念して建てられた施設。太田村は1955年に厚岸町と標茶町に分割編入合併。屯田兵制度の移り変わりや士族の変遷、村の開拓資料などを保管展示しています。
《別寒辺牛湿原》
「別寒辺牛湿原」(MAP CODE:637 252 802*66、厚岸町サンヌシ66)。根室本線に沿って流れる尾幌川の河口にこの湿原(べかんべうししつげん)はあります。1993年にラムサール条約の登録湿地となりました。低層と高層の湿原があり、植物などの植生も異なります。
湿原上流に「水鳥・湿地センター厚岸水鳥観察館」(0153-52-5988)という長い名前の湿地ガイドセンターがあり、厚岸湖、別寒辺牛湿原の案内をやっています。「別寒辺牛湿原」は釧路湿原についで日本では2番目の広さ、108㎢(ほぼ1万ヘクタール)です。もちろんタンチョウはいますし、1万羽以上のオオハクチョウ(北海道ではオオハクチョウは道東を中心に、西の方は主にコハクチョウ)が秋に渡ってきます。一部は湿地の状態により越冬します。
厚岸町・水鳥観察館 |
別寒辺牛湿原 |
水量の多い湿原で「カヌー」による湿原探索が可能です。4月終わり~10月までの催行。複数のカヌーツーリングについて厚岸町の案内があります。また湿原の中を根室本線(花咲線)が走ります。「JR厚岸駅」から根室方面の「茶内駅」(一駅区間、乗車時間はほぼ21分)まで乗って厚岸の湿原と海を眺めるのもおすすめです。たとえば朝9時台の列車に乗ればまた厚岸までそう時間をかけることなく帰ってくることができます(厚岸→根室時刻表・日に6本)。
湿原は
《糸魚沢駅跡》
「糸魚沢駅跡」道の駅から北東へ12km・国道44号沿い(厚岸町別寒辺牛8)。JR厚岸駅の東11kmにあった隣駅。「別寒辺牛湿原」のど真ん中に停車していました。現在、東の隣駅は浜中町の「茶内駅」(無人駅)。紹介記事。
厚岸町(西から順に国道44号沿い・道道123号沿い) [観光スポットトップに戻る]
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国道44号沿いに戻る
- 厚岸大橋と牡蠣島
- あっけしさくら・牡蠣まつり(子野日公園)
- 国泰寺
- 愛冠岬
- 緑のふるさと公園とキャンプ場
- ピリカウタ展望台と大黒島
- 大黒島
- 夫婦岩
- 原生花園あやめヶ原
- チンベの鼻展望台
道道123号沿い(厚岸町南部)
厚岸町南部の観光スポット |
《厚岸大橋と牡蠣島》
厚岸大橋と牡蠣島(大橋のMAP CODE:637 162 325*82)。厚岸は尾幌川が厚岸湖に流れ込み、厚岸湖の湖口に広がる町。その湖口を結ぶ橋が真っ赤な「厚岸大橋」です。その途中、海上に見えるお社一帯が牡蠣島。島といってもいくつもの浅瀬の集合体といった方が良いでしょう。昔は広かったそうですが、現在は地盤沈下で狭くなったそう。お社には弁天様の座像がお祭りされています。現在は船を借りるなどしなければ島に渡ることはできません。
真っ赤な橋を上手に撮りたいときは、①道の駅から望遠レンズで、②「フクハラ厚岸店」(0153-53-2980)あるいはその西側の海岸通りから、③橋を渡って「お供山展望台」(MAP CODE:637 132 594*65)からがよいでしょう。
《あっけしさくら・牡蠣まつり》
「あっけしさくら・牡蠣まつり」(厚岸観光協会0153-52-3131 厚岸町役場内)2022年は5月14日(土)~22日(日)9日間。祭り会場は桜の名所「子野日公園(ねのひ)」(MAP CODE:637 103 139*05、厚岸町奔渡ぽんと6丁目9番・道の駅から南へ4km)ほかです。会場では殻付きカキやアサリなどの海鮮のほか、土産品などの特産品を販売します。また町内各飲食店で、「桜・牡蠣まつり特別セット」などを提供。開催案内。なお子野日公園では「飲食禁止」。
道の駅から見える厚岸大橋 |
《蝦夷三官寺 国泰寺》
「蝦夷三官寺 国泰寺」(0153-52-3064、厚岸町湾月1丁目)。江戸時代に建立された蝦夷三官寺のひとつ。〔🗾Googleマップ〕。
《愛冠岬》
「愛冠岬」(あいかっぷ岬、MAP CODE:637 040 373*30)。町のホームページでは「愛とロマンの愛冠岬」と名付けられた岬。海を見渡す場所に「愛の鐘」が建てられています。岬がぐるっと曲がり、海岸段丘として見応えのあるものです。
北海道大学の「北方生物圏フィールド科学センター水圏ステーション厚岸臨海実験所」というなにやら難しい名前の建物と「アイカップ自然史博物館」が途中にあります。
厚岸の愛冠岬 |
《緑のふるさと公園とキャンプ場》
岬への入口には「緑のふるさと公園」(0153-52-6823、厚岸町愛冠5)、また「筑紫恋キャンプ場」(MAP CODE:637 072 067*26、0153-52-6627、問合せ0153-52-3131、厚岸町筑紫恋2-1)開設期間7月~9月と10月初旬の「厚岸牡蠣まつり」の期間(牡蠣まつり中止の場合キャンプ場は開きません)。テントサイトは予約不要、要予約のバンガロー12棟は低料金。要利用料。シャワー、ランドリー(洗濯機・乾燥機)。場内に売店および自動販売機はありません。
《ピリカウタ展望台と大黒島》
「ピリカウタ展望台」道の駅から南へ9km・道道955号沿い(MAP CODE:973 255 325*77、問合せ0153-52-3131、厚岸町床潭344)。小島と大黒島を見る展望台。大黒島は厚岸で獲れるししゃもや毛ガニに付けられる「勲章」のようなもの。厚岸産を保証する海産物の代名詞になっています。
7月~9月の昆布漁時期は、小島から400隻あまりの漁船が一斉に漁場へと向かい、迫力のある姿と音を鑑賞できます。
《大黒島》
「大黒島」は自然の生態系がいまなお守られているところ。ゼニガタアザラシやコシジロウミツバメの繁殖地。ラッコも棲息しています。渡って自然の中のラッコを見たいところですが、国指定の海鳥繁殖地・特別鳥獣保護区になっており、上陸には許可が必要です。「厚岸町海事記念館」(0153-52-4040)で毎年6月頃に「大黒島海鳥観察会」が開かれています。
「厚岸町海事記念館」は厚岸町の教育施設(道の駅から道道123号経由・南東へ900m)。厚岸町役場庁舎前にあります。厚岸町の漁業、捕鯨に関わる歴史を展示、2Fにプラネタリウムを設置、アッケシソウの栽培等も行っています。「厚岸大橋」が道の駅よりはぐんと近くなります。
《夫婦岩》
「夫婦岩」(夫婦岩のMAP CODE:973 259 004*46、厚岸町末広まびろ)。末広海岸に浮かぶ二つの島。夫婦岩の例に違わず、一方の岩には鳥居、岩はしめ縄でつながれています。
道道123号から外れて、夫婦岩正面まで細い道があり、そこからだと直線で300mほどの距離です。紹介記事。
《原生花園あやめヶ原》
○「原生花園あやめヶ原」(MAP CODE:973 261 159*52)。町の南端に位置します。管理された植栽ではなく原生のアヤメ園で見応えがあります。海を見下ろす花園には馬が放牧されていて、牧歌的な味わいのあるところです。海際の崖まで道が通じています。展望台が複数あります。6月~7月にかけてが花期は7月に入ってからの方が確実でしょう(たぶん)。子馬も生まれているでしょう。
「あやめヶ原第2駐車場」(MAP CODE:973 290 113*00、「あやめヶ原、この先700m」の標識あり)が道道123号との分岐にあります。奥に第一駐車場があるので、そこまで乗っていった方がいいでしょう。
《チンベの鼻展望台》
「チンベの鼻展望台」(MAP CODE:973 259 004*46、厚岸町末広まびろ)。あやめケ原の奥(海側)にある展望台です。この付近には「大黒島・小島展望台」などいくつも展望台があります。大黒島と小島をよこから眺めるのに適した展望台。ただし島までは直線距離で4km以上あります(要双眼鏡?)。
浜中町(西から順に国道44号沿い・道道123号沿い) [観光スポットトップに戻る]
- 国道44号沿い チーズ工房と酪農展望台
- 道道123号沿い (湿原)霧多布湿原方向
- 道道123号・道道142号沿い シーサイドライン
(岬)霧多布岬方向、モンキー・パンチ・コレクション
浜中町は厚岸町の東、ルパン三世(モンキー・パンチ)の生まれ故郷、鉄道車両のラッピング、観光地の案内板、いたる所でお目にかかれます(観光協会)。
浜中町のルパン三世 |
またラッコが漂う「霧多布岬」や「霧多布温泉」(「風呂事情」をご覧ください)で有名です。
岬周辺は2021年3月、国内58番目の国定公園「厚岸霧多布昆布森国定公園」に指定されました。浜中町の霧多布岬・霧多布湿原、厚岸町の厚岸湖・別寒辺牛湿原、さらに釧路町の尻羽岬、標茶町など4つの町に広がる公園(約41,500ha)です。道作成のガイドブックは釧路駅や周辺道の駅などで配布中(部数10,000限定)。
浜中町の観光スポット |
浜中町・国道44号沿い [浜中町トップに戻る]
《おおともチーズ工房》
「おおともチーズ工房」(0153-65-2431、浜中町茶内西8線51)10:00-17:00。ナチュラルチーズ、ヨーグルト、チーズを使ったピザ、アイスクリームを生産販売しています。牧場では牛の放牧が見られます。ネット販売あり。facebook。
「セイコーマート浜中店」(0153-65-3011)で国道44号を外れ、道道807号に入ります。工房の直前でさらに小さい道に入りますが、大きな看板が2枚建っています。そこから500m足らず、セイコーマートからはちょうど4km地点にあります。
《茶内酪農駐車場》
「茶内酪農駐車場」(豪華で大きな建物のトイレあり、MAP CODE:614 846 084*76、厚岸郡浜中町茶内西1線)という施設が国道44号沿いにあり、ここには「牛丸」というラーメンなどを出してくれる食事処、ルパン三世の絵が目を引きつける「浜中町案内マップ」、そして少し奥にこの駐車場の目玉、「茶内酪農展望台」があります。金属の骨組みだけのような展望台、てっぺんに登ると風で揺れます。階段を数えて昇っても、降りたときは忘れてしまうという、スリル満点の階段です。怖くない人は、360度の展望が楽しめます。
「新酪農村展望台」(MAP CODE:496 558 242*06、別海町別海396番地7)という同じような施設が北東27kmにあります。浜中著ではなく別海町の施設です。
浜中町・茶内酪農展望台 |
茶内酪農展望台からの眺め |
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(湿原)は霧多布湿原方向・道道の西側へ折れます・(無印)は道道をそのまま直進
- 涙岬・立岩
- 琵琶瀬展望台
- (湿原)野鳥観察小屋
- 琵琶瀬木道・仲の浜木道
- (湿原)霧多布湿原センター
浜中町・霧多布湿原 |
《涙岬・立岩》…道道123号沿い
「涙岬・立岩」(浜中町藻散布)。涙岩は厚岸の若者と網元の娘の悲恋にまつわる物語を伝えます。海で遭難した若者の名を岩の上で声を限りに呼んでいたということです。立岩の方からは娘の声に誘われて近づこうとする若者の姿が見えるそうです。
厚岸町を東から抜け、「原生花園あやめヶ原」から東へ9km、道道123号沿いに駐車場があります。涙岬まで500m(涙岬には行けません)、立岩まで700mほどです。駐車場からは徒歩。クマザサの原っぱ、鹿の糞が小径沿いにたくさん落ちているので気をつけて。キツネもいるので触らないように。
浜中町・涙岬 |
浜中町・立岩 |
《霧多布湿原》…湿原・西へ
湿原はラムサール条約登録湿原、面積は3,000ヘクタール以上(東京ディズニーランドの62倍)。(道東)釧路湿原、別寒辺牛川流域湿原、根釧原野湿原群、(道北)サロベツ原野に次いで国内5番目の広さ。
浜中町・霧多布湿原案内図 |
《琵琶瀬展望台》…道道123号沿い
「琵琶瀬展望台(びわせ)」(MAP CODE:614 458 145*55、厚岸郡浜中町琵琶瀬)は「霧多布湿原」を俯瞰する展望台。360度の展望が開けます。道の駅からは東へ30km、厚岸の「原生花園あやめヶ原」からは東へ20km。前方(北)に湿原、背後(南)が太平洋です。群落のエゾカンゾウが6月~7月にかけていっせいに花開きます。
展望塔、レストラン「湿原ユートピア」とトイレがあります。
展望台からの写真を撮ってつぎを目指す人が多いですが、ここはぜひ、野鳥観察小屋と霧多布湿原センターを訪問して湿原の四季を堪能しましょう。
浜中町・琵琶瀬展望台 |
《野鳥観察小屋》…湿原・西へ
琵琶瀬橋の手前で「(直角矢印)急カーブ、スピード落せ」の青い標識が頭上に現れたら、50メートルほどで三叉路、そこを左に曲がり、道の先端(一番側という川にぶつかる)まで行くと「野鳥観察小屋」です。あたりは「奥琵琶瀬野鳥公園」、一周できる木道がついています。四季折々の野鳥を観察できるところです。
《琵琶瀬木道・仲の浜木道》…道道123号沿い
エゾカンゾウなど、湿原の花がきれいなところ。道道123号沿い、駐車帯も入口についています。「ペンションポーチ」(0153-62-2772)とカフェが入口に立っています。木道は道道123号から泥川という川まで続いています、距離は500mほど。
琵琶瀬木道から700mほど「仲の浜木道」があり、道道と泥川の間に黄色のエゾカンゾウが花開く(6月下旬~7月中旬)のを見ることができます。湿原はまた7月初旬、白いワタスゲの実で花が咲いたようになります。
《霧多布湿原センター》…湿原・西へ
エゾカンゾウの木道から北東へ1.5km、道道123号をそのまま進むと、「セイコーマートいしばし店」(0153-62-4555)。左に折れると道道808号(MGロード・Marshy Grassland湿原の頭文字)に入ります。3kmで「センター」です。湿原の自然・動植物の研究・案内(自然体験プログラム)、イベントの案内をてがけています。
「霧多布湿原センター」(0153-65-2779、厚岸郡浜中町四番沢20)開館時間は09:00-17:00、冬期・10月~4月は火曜日が定休(開館時間が前後で短縮)、そのほかの月(夏・5月~9月)は無休です。小高くなった展望台、やちぼうず木道があり、時期によっては水のそばまで行くことができます。やちぼうず(谷地坊主)はスゲ類が成長し、頭の部分だけ緑色に茂るもの。タンチョウヅルやキタキツネ、オオワシなども現れるかもしれません。
「きりたっぷカフェ」(ドリンクと軽食)やショップ(シャツやコーヒーなど、オンラインショップあり)もあり。東へ11km行くと国道44号沿いの茶内酪農駐車場。
浜中町・霧多布湿原センター |
やちぼうず |
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(岬)は霧多布岬方向・東側へ折れます
- (岬)モンキー・パンチ・コレクション
- (岬)アゼチの岬
- (岬)霧多布岬と湯沸岬灯台
- (岬)湯沸岬灯台
- (岬)ラッコ
- (岬)霧多布岬キャンプ場
浜中町・霧多布岬 |
《モンキー・パンチ・コレクション》
「モンキー・パンチ・コレクション」(0153-62-3131、浜中町霧多布西3条1丁目47 浜中町総合文化センター内)09:00-15:00/月曜休館。入場無料。モンキー・パンチの世界、ルパン三世のワールドを見せてくれる博物館スペース。ルパン三世の愛車「FIAT500チンクエチェント」などが展示されています。なお、主人公ルパン三世と峰不二子も浜中町出身。
近くに「寿司ひらの」というお寿司や海鮮丼のおいしい店があるので、立ち寄ってもいいですね(紹介)。
茶内駅前に五右衛門経営の仮想店舗「居酒屋 五ェ門」コレクションから北西へ12km(浜中町茶内本町31)あり。記念写真の撮影や雰囲気を楽しみに…。「茶内郵便局」(0153-65-2050、浜中町茶内本町41)の隣。
なお、茶内駅のすぐ前にはきれいなトイレ(ウォシュレット設置)あり。
浜中町・居酒屋 五ェ門 |
浜中町・茶内駅の番人 |
《アゼチの岬》…「霧多布温泉ゆうゆ」の奥にあります
「アゼチの岬」(浜中町湯沸)。夏(6月中旬~7月中旬)にはエゾカンゾウ、ヒオウギアヤメなどが咲きます。また昆布漁が盛んなときには、早朝漁船が一斉に船出する様子が見られます。正面は小島(エトピリカの営巣地)、ゴメ島、奥の見にくいけど大きいのが嶮暮帰島(けんぼっきとう)。浜中町は昆布の一大産地です。主題歌「君と好きな人が百年続きますように…」で知られた映画『ハナミズキ』(2010年)のロケ地にもなりました。
浜中町・アゼチの岬 |
アゼチの岬となりの小松牧場 |
《霧多布岬と湯沸岬灯台》
霧多布岬は「厚岸グルメパーク」から東へ37km。正式には「湯沸岬」というそうで、岬に建つ灯台も「湯沸岬灯台」という名称です。松浦武四郎の歌碑「かねてより荒き汐路ときいたふの島根に高くよする白浪」が建っています。画像(左)では見にくいかもしれませんが、岩に穴が開いているところもご覧になってください。まさに「荒き汐路」です。
浜中町・霧多布岬(湯沸岬) |
岬に建つ松浦武四郎の歌碑 |
「湯沸岬灯台(とうぶつみさき・とうふつみさき)」(別名「恋する灯台」)があります。水面から50mほどの高さ、灯台自体は12mの高さです。映画『ハナミズキ』のロケ地にもなりました。岬の突端へ行くのであれば、キャンプ場駐車場に車を駐めると良いでしょう。そこからは徒歩1.5kmほどあります。海の中へと岩が続いている景色はどの岬にも見られるものですが、やはりそれぞれの岬の景色を形造っています。
浜中町・湯沸岬灯台(霧多布岬) |
《ラッコ》…岬の先端に居着いています
岬の先端の岩場には、現在10頭(2020年)ほどのラッコが棲みつき営巣していますが、非常に繊細な動物でカメラのシャッター音ばかりでなく、特にドローンの音にびっくりして、逃げ出してしまいます。8年ほど前から棲みついた希少動物です、近寄るのはやめて遠くから眺めるにとどめましょう。出産は四月、その後3ヶ月ほどして赤ん坊のラッコは自分でえさ(ウニ、ホッキ貝、花咲がになど)を獲るようになります。お母さんの教育が見られるのは初夏にかけてです。
岬を見渡す展望台(駐車場あり、MAP CODE:614 561 780*60、厚岸郡浜中町湯沸33番地)がすぐ北にあります。
浜中町・霧多布岬(霧多布展望台から) |
《霧多布岬キャンプ場》
「霧多布岬キャンプ場」(MAP CODE:614 590 240*86、問合せ0153-62-2239、浜中町湯沸とうぶつ)開設期間6月上旬~10月上旬。極めて低料金のバンガロー(電気設備・寝具なし)、無料のテントサイト。管理人が受付をしてくれます、ただし火曜日は不在のため「浜中町役場」(0153-62-2111)にて受付をする必要あり。駐車場あり(車中泊可)、役場はキャンプ場から西へ3kmなので、もし火曜日のキャンプだとすると霧多布の半島に入ってすぐに役場へ向かうと良いでしょう。ゴミ処理可(燃えるゴミ、燃えないゴミ、ビン、缶、ペットボトル、ガス缶の6種類に分別、町指定のゴミ袋で処理、ゴミ袋は管理棟・役場観光課で販売)。
霧多布国定公園 |
浜中町・道道123号沿い [浜中町トップに戻る]
- なぎさのドライブウェイ出入口 道道123号と道道142号の分岐
- 羨古丹駐車公園(うらやこたん・トイレなし)
- 北太平洋シーサイドライン(道道142号沿い)
道道142号沿い
《なぎさのドライブウェイ出入口》
「なぎさのドライブウェイ出入口」(浜中町榊町359)。海側に折れて約1.5kmの砂浜を疾駆できます。ただし砂浜はハンドルを取られやすいこと、タイヤがめり込む可能性があること、塩水で車体が後々さびるかもしれないことなどあまり安全ではありません。オフロード車だと爽快かもしれません。
《羨古丹駐車公園》
「羨古丹駐車公園(うらやこたん)」(MAP CODE:614 831 588*82、問合せ浜中町観光係0153-62-2239、浜中町奔幌戸)トイレはありません。浜中町から根室市街までの道道142号線(北太平洋シーサイドライン)は秘境感たっぷりのドライブルートとして親しまれています。ふりがながないと読めない「羨古丹駐車公園」はその途中にある駐車公園。シーサイドラインは100km足らずの道のりですがガソリンは満タンに。また丹頂やキツネなどの野生動物が道を横切ることがあるので注意して運転してください。ロードキル(動物をひき殺す)を起こしたら死骸には絶対触れず(伝染病の恐れ)に警察に連絡を。
《北太平洋シーサイドライン(道道142号)》
「北太平洋シーサイドライン」のうち、羨古丹駐車公園から6kmほど山中を走ると、海際の道に出ます。そこから5.5kmほどの道のりが海沿いの道です。さらに6.5kmほど山の中を走ると根室本線(初田牛駅跡)に行き着きます。根室市外までは35kmほど、根室の道の駅までは20kmです。
釧路町 [観光スポットトップに戻る]
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釧路湿原(釧路町西部・別ページ)
- 夢ヶ丘展望台、達古武歩道
- 細岡展望台・細岡ビジターズラウンジ
- 達古武オートキャンプ場
- 釧路町地産地消センター ロ・バザール(別保公園)
- 難読地名看板
釧路町内
釧路町は厚岸町の西に位置します。釧路湿原の東にある「細岡展望台」なども釧路町内です。
釧路町の観光スポット |
《釧路町地産地消センター ロ・バザール(別保公園)》…国道44号沿い
釧路町に入ると「釧路町地産地消センター ロ・バザール」(0154-62-3001、釧路郡釧路町字別保原野南24線78番6 別保公園内)レストランの営業は4月~11月・10:30-18:00/12月~3月・11:00-17:00。レストラン棟「パークカフェ」のほかに物販棟があり、魚介や野菜、地場産の商品を取り扱っています。なかなか大きな施設、道の駅風の体裁です。公園内にはパークゴルフ場やバーベキューコーナーなどがあります。最新情報は、facebookで。
ロ・バザールは「メモリアルパーク別保公園」(釧路町別保原野)のなかの一施設。公園内には千島桜などが600本以上植えられ、5月下旬には「日本一遅い桜まつり」が開催されます。三角屋根の「ツリーハウス」という催し物用の施設、バーベキュー広場、冒険広場などがあります。
《難読地名看板》…道道142号沿い
「難読地名看板」は釧路町南部の海岸沿いにある地名を看板にしたもの。釧路町の地名は読み方が難しいことで知られます。西の「又飯時(またいとき)」(釧路町昆布森村昆布森)から東の「去来牛(さるきうし)」(釧路町仙鳳趾村)まで、釧路町内31箇所に設置(2024年度までに設置完了)。難読地名ストラップもできており、現在22か所分。参考記事。
道道はほとんど海岸線沿いを走り、「尻羽岬」近くで北上、厚岸町内で国道44号と交わります。途中昆布森という集落にガソリンスタンド「昆布森SS/加藤商店」(0154-63-2035)と全日食チェーンの「かとう」(釧路町昆布森1丁目114)という店があります。どちらも小さい店です。「又飯時(またいとき)」から国道44号上、厚岸町の「セブンイレブン厚岸尾幌店」(0153-56-3155、根室線尾幌駅の近く)までは20数キロです。
●地名由来 [TOPへ]
《厚岸町》
厚岸は道の駅や「JR厚岸駅」のあるあたりと「厚岸大橋」を渡ってすぐのところも市街地のようです。町名の由来で一番有力なのはアイヌ語「アッケウシイ」(オヒョウの皮・剥ぐ・いつもする・所)からだそう。魚にも「オヒョウ」がいますが、ここは「ニレの木」の一種。その皮を剥いで繊維にし、「アットウシ」というアイヌの織物を織ったそう。ほかにも「アッケシイ」(牡蠣のいるところ)から転じたともいわれているそうです。
厚岸の遺跡は縄文時代前期のもの。6,000年ほど前の非常に古い時代から、厚岸に人が住んでいたことを示しています。そして1600年代にオランダからの探検船が厚岸に寄港したのが文字による最初の記録だそう。その後1800年代中期安政時代に仙台藩に組み込まれたりしましたが、1900(明治33)年に厚岸町が誕生しました。その後第二次大戦後に大田村の南半分を合併し、現在に至っています。1960年には人口は20,000を超えましたが、その後漸次減っていき、現在は9,000ほどになっています。
《浜中町》
アイヌ語の「おたのしけ」(砂浜・の中央)と呼ばれていたものを和訳したもの(同種の地名作例は道央エリアの「砂川」に見られる)。「おたのしけ(大楽毛)」は釧路市の西に「大楽毛駅」(釧路市大楽毛5丁目1)があります(同じく音を利用したものに道央の「歌志内(砂が多い川)」があります)。
浜中町にも釧路町同様に難読地名がたくさんで、「嶮暮帰(けんぼっき)島」(ハンノキあるいはハルニレの下)、「火散布(ひちりっぷ)沼」(アサリ貝が語源のようです)、「羨古丹(うらやこたん)」(「うらや」は「ウラィというサケ、マスを捕獲するための罠)などたくさんです。
産業は内陸部で酪農が(品質の高い生乳が産出され、アイスクリームのハーゲンダッツやカルピスの原材料になっています、「アゼチの岬」すぐそばに「小松牧場」があります)、海岸部ではこちらも高品質の天然昆布生産が盛んで、日本有数の生産量を誇っています。沿岸部はほとんどが玉砂利を敷いた広い昆布干し場です。繁栄の1960年代、人口は12,000に迫る勢いでしたが、現在5,000ほどになっています。
浜中町・昆布干し場 |
《釧路町》
「釧路」の地名は釧路市と同様、いくつかの説があるようです。観光案内でも紹介しましたが、道東南岸には多くの難読地名があり、釧路町の地名が群を抜いています。「老者舞(おしゃまっぷ)」や「入境学(にこまない)」など、教えられてもつぎには読めないようなものがたくさんです。
産業は第三次産業従事者が70%を超え、道内のほかの地区とはかなり様相が異なり、都市型の産業構造を示しています。町内は、別保、遠矢、セチリ太、東陽・中央、昆布森の五つの地区に分かれ、産業形態がそれぞれ異なります。
人口は1970年代までは10,000以内でしたが、その後釧路市のベッドタウンとして急速に増えて2000年には22,000を超えました。現在は19,000を少し下回るくらいのひとが暮らしています。
●地図 [TOPへ]
住所:北海道厚岸郡厚岸町住の江町2-2 (現在地からのルートを表示)電話番号:0153-52-4139 MAP CODE:637 191 563
#「その他のオプション」をクリックした後、出てきた大きな地図の左側「道の駅厚岸グルメパーク」の文字列の前に「札幌から」など入力し、エンターキーを押すと出発地からの距離、時間、ルートが示されます。
参考URL:
https://www.michi-no-eki.jp/stations/views/18801
http://www.hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/531/
http://www.conchiglie.net/
#cheap & clean_stay_in_vehicle_at_MichinoEki_Hokkaido
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