道の駅「おうむ」(道東エリア・オホーツク 53)
北海道の道の駅一覧(テキスト版・解説版・域内道の駅一覧)・ブログの書き方・北のチップス
住所:北海道紋別郡雄武町字雄武1885-14 (現在地からのルートを表示)
電話番号:0158-84-2403 MAP CODE:587 880 619
営業時間や休館日などは「道の駅ホームページ」(おしらせ)をご覧ください
《近くの道の駅》
(東)オホーツク海
(西74km)びふか(道北)
(南45km)にしおこっぺ花夢・(南東21km)おこっぺ
(北44km)マリーンアイランド岡島(道北)
🙆 記事一覧
●トイレ事情 ●風呂事情 ●洗濯事情
●駐車可能台数
●敷地内の店 ●レストラン ●コンビニや店・ガソリン・郵便局
●観光スポットや行事
●地名由来 ●地図
24hトイレは国道沿いの別棟。女子3、男子2。多機能トイレに1とおむつ交換台。で、全国のウォシュレットファンのみなさま、喜んでくだされ、スタンプ帳などにウォシュレットの表示はありませんが、すべてウォシュレットです。駐車場の北の端、国道238号沿いに建っています。道路沿いのトイレながら、きれいです。画像では、正面に多機能トイレ、右が女子トイレ、左が男子トイレ。
宗谷から南下してきてずっとウォシュレットの連続。つぎの興部(おこっぺ)、紋別も大丈夫。「かみゆうべつ」にはありません(ないこともないんだけど…)が、湧別、サロマ湖は大丈夫、内陸部を除いてオホーツクエリア海岸部は「うとろ・シリエトク」までずっとウォシュレット設置済み。
内陸部は「おんねゆ温泉」、「パパスランドさっつる」以外はウォシュレット設置済み(2020年時点)。オホーツクエリアの21道の駅中、18駅がウォシュレット化。
根室・釧路エリア7駅は全駅ウォシュレットです、「トイレうんちく(北のチップス)」。
《雄武町》 (風呂事情トップに戻る)
「オホーツク温泉ホテル日の出岬」道の駅から南東へ10km・国道238号経由(0158-85-2626、紋別郡雄武町字沢木346-3)11:00-21:30(10:00-土日)。入浴料はちょと高め。券売機あり。ボディソープ・シャンプー備え付け。主浴槽、露天風呂ともにオホーツク海に面しています。浴室、浴槽共に広く、オホーツク海に面した景色も素晴らしいです。サウナあり。女性脱衣所にはベビーベッドあり。きれいな透明の湯。温泉の名称は「オホーツク温泉」、「オムイ温泉」、「雄武温泉」ともいうようです。ホテルはなかなか立派な建物。ホテル受付の人はにこにこ応対してくれます。
○ホテル内のレストラン「藍」(12:00-14:30・17:00-20:00まで/LOは30分前)利用可です。雄武町の海鮮を使った料理がおすすめ。毛ガニの旬は3月~6月、夕食にはあ、かにを付けることができます。ウニやホタテも産地ならではの新鮮なものをいただけます。豚や牛の料理もおすすめです。
《キャンプ場》
ホテルから岬の方に向かって500m、「日の出岬キャンプ場」(0158-85-2044、紋別郡雄武町沢木)があります。6月~9月の営業、キャンプ受付が駐車場にあります。2017年に改修したらしく、きれいなウォシュレットのトイレ。多機能トイレにおむつ交換台、ベビーチェアがあります。貸しテント、シャワー、売店等はありません。料金の安い5~6人用バンガロー(要予約・10棟)は安く泊まることができます。ゴミの処分はできません。
画像の左が受け付けと駐車場、右にキャンプ場(テントサイトは予約不要)と色とりどりのバンガロー。夜はホテルで温泉に浸かり、早朝、ラ・ルーナでご来光を拝みましょう。Google Map。
バンガロー内は、土間とすこし高くなった床のみ。設備は容量の低い電源コンセントのみ(電熱器などを使うとバンガロー全棟の電源が落ちるとのこと)。また室内での火気使用は禁止。6番~10番のバンガローは車横付け可。観光協会案内。
《展望台ラ・ルーナ》
すぐ近くにガラス張りの展望施設「ラ・ルーナ」があり、夜はライトアップ。海岸へはキャンプ場駐車場奥にある食事処「海路亭」横から降りるのが一番、木製階段があります。展望台の先からも海岸に降りられますが、悪路。ここもオオイタドリの葉がでかすぎ…。オホーツク海に面しているので、その名の通り、日の出が水平線上に美しく見える岬、ホテル内に日の出時刻が表示してあります。冬には流氷が着岸します。
《南の銭湯・温泉》 (風呂事情トップに戻る)
〔興部町〕
(銭湯)「興部町役場公衆浴場」南東へ21km(0158-82-4126、興部町興部泉町)17:00-21:00/4月~10月日曜定休・11月~3月火木日曜定休。「おこっぺ」をご覧ください。
〔西興部村〕
(温泉)「ホテル森夢(りむ)」南へ40km(0158-87-2000、紋別郡西興部村西興部492)11:00-23:00(早朝風呂06:00-08:00)。「にしおこっぺ花夢」をご覧ください。
《北の温泉》 (風呂事情トップに戻る)
〔枝幸町〕
朝倉温泉「うたのぼりグリーンパークホテル」北西へ50km(0163-68-3101、枝幸町歌登辺毛内3665)07:00-9:30・10:00-22:00(月曜07:00-08:30・12:30-22:00)。「マリーンアイランド岡島」をご覧ください。
枝幸温泉「ホテルニュー幸林」北西へ52km(0163-62-4040、枝幸郡枝幸町北幸町1624-2)10:00-22:00(受付は21:00まで)。「マリーンアイランド岡島」をご覧ください。
「スキル紋別店」道の駅から南東41km(0158-24-7571、紋別市落石町4丁目34-7)06:00-24:00。稼働状況。
「ワコードライセンター本町店」道の駅から南東44km(0158-24-8122、紋別市本町1丁目1-22)24h営業。稼働状況。
《稚内市》…、北へ160km以上
「道の駅」近くのコインランドリー一覧(稚内市)
大型・普通車・身障者用:2台・46台・2台。配置は東から、国道238号、駐車場、進入路、[駅舎・Aコープ雄武店]という並びで、駐車場自体それほど広くはありません。駐車場の北の端(国道沿い)に24hトイレが建っています。駅舎は地上7階に相当するという展望台のある建物で、遠くからもよくわかります。Google Map。
駐車場は、美瑛や江差ほどではないにしろ、周りを道路で囲まれ、なかなか狭い感じ。日の出岬にあるキャンプ場の方がゆったり過ごせると思います。
《いっぷく屋》
駅舎内にはおみやげ屋と軽食の店があります。オホーツクゆかりのホタテやイクラ、毛ガニが並んでいます。これらを原料にしたカレーやラーメンも販売です。
道の駅売店「いっぷく屋」で、苦み成分が多いと言われる「だったんそば」と「そばコロッケ」を出してくれます。ほかのメニューはありません。シーズン中は17:00まで、冬期は休業です。
おなじ「いっぷく屋」でお土産も売っています。冬期はそば屋とともに休業です。駅舎内はそう広くありませんが、なにやら大きなオブジェみたいなのが複数立っていて、かえって狭苦しさを醸し出しているようです。
雄武町は苦み成分が多いと言われる「韃靼そば」の産地。「満天きらり」という種を育てています。毎年7月下旬、「ふるさと100メモリアル広場」(問合せ0158-84-2121、雄武町雄武 道の駅の裏手400m先)で「韃靼そばまつり」が開かれます。お祭りの問合せは、0158-84-2333。
駅舎自体は展望台(地上7階に相当)になっていて、エレベータが動いています。シーズン中は夜9:00まで、そのほかの季節も夜8:00までと、遅くまで開いています。下から見るとホタテの貝殻みたいですが、飛行船を模したものだそうです。
《Aコープ雄武店》
駅舎隣には「Aコープ雄武店 雄夢(ゆうむ)」(09:00-19:00)、道の駅の敷地の倍くらいの広さのスーパーです(左画像の左手)。雄武産のホタテ、うに、カレイなどたくさんの海産物が並びます。道南のいかめしも売っています。
《道の駅周辺》 (レストラントップに戻る)
「なごみ家はる」道の駅から北東へ400m(0158-84-3734、雄武町港町)11:30-14:00・17:00-23:00。お昼の時間は「昼カレー」、4種類ほど用意されています。夜は地元産の魚介類を使った旬の料理。夜は「おまかせコース」があります。しゃれたお店ですが、昼も夜も居酒屋さんの価格。
○「カフェランチ ジュン」東へ200m(0158-84-2304、雄武町栄町599)11:00-20:30/第3月曜休み。おすすめはカツカレー(カツ2枚載せもあり)、オムカレー。スパゲティやオムライスもできます。コーヒーは数種類を準備。駐車場あり。
「あし野」東へ200m(0158-84-4288、雄武町栄町713)11:30-14:00(お昼の営業は木金土日)・17:00-23:00/月曜定休。居酒屋ですが、お昼も営業(営業日に注意)。日替わりランチや牛タンカレーなどがあります。
「居酒屋 香良(こうら)」東へ300m(0158-84-3147、雄武町雄武栄町)17:00-24:00/月曜定休。焼きそば、焼きビーフンがおすすめ。
「中華酒家 悦」東へ400m(0158-84-2338、雄武町雄武575)17:00-22:00/火曜定休。エビチリ、焼き餃子、五目チャーハンがおすすめ。
○「生そばダルマヤ」南東へ400m(0158-84-2202、紋別郡雄武町栄町690)はお昼のみ(11:00-15:00)の営業、昼時は満席になります。そばが中心です。ご飯類は天丼(そば付き)のみ。
《道の駅の南》 (レストラントップに戻る)
○「レストハウスひまわり」道の駅から南東へ6.4km・国道238号沿い(0158-84-3394、雄武町字南雄武264-29)11:00-14:30・17:30-20:30/月曜定休。パスタやピザがお勧めのようですが、ステーキ、カレー、豚角煮、カツやハンバーグのセット、スープカレー、丼、寿司、ラーメンや海鮮丼があります。お店独自のドレッシングを使用。南下すれば、右側。駐車場あり。
○温泉のある「オホーツク温泉ホテル日の出岬」のレストラン「藍」(11:00-15:00・17:00-21:00)も利用可、道の駅から南東へ10kmです。「風呂事情」をご覧ください。
《道の駅の北》 (レストラントップに戻る)
「かどや食堂」北へ650m(0158-84-2604、紋別郡雄武町新町)11:00-19:00。おすすめはカツ丼セット、焼肉定食。ラーメンもできます。
市街地にある道の駅、すぐ近くにコンビニなどがあります。
「セイコーマート雄武店」道の駅から北へ350m(0158-84-2133、紋別郡雄武町雄武833)24h営業。ホットシェフあり。
「ローソン紋別雄武町店」南へ650m(0158-84-3900、紋別郡雄武町雄武337)24h営業。
「セイコーマート雄武日の出店」南へ1km(0158-84-2911、紋別郡雄武町新日の出町204-1)05:00-24:00。店舗名は「日の出店」となっていますが岬とは関係なく、「日の出岬」まではこの店から10kmほどの距離があります。ホットシェフあり。
ガソリンスタンドも近く…、
「ENEOS雄武SS/表石油」道の駅から南へ200m(0158-84-2508、紋別郡雄武町本町699)08:00-18:30/日祝休。
「昭和シェル石油雄武SS」北へ230m(0158-84-2221、紋別郡雄武町字雄武931)08:00-18:00/日曜定休。
「ホクレン雄武SS/JAオホーツク」南へ1.5km(0158-84-2058、紋別郡雄武町雄武78-1)08:00-18:00(日曜 -17:00)。
「昭和シェル石油雄武SS」の向かいが「雄武郵便局」。ATM取扱は日曜14:00まで。
道の駅斜向かいに「雄武漁協直売所海鮮丸」(0120-844-686)。ホタテや毛ガニ、鮭などを購入できます。ネット販売もやっています。
「チーズ工房ブルーグラスファーム」道の駅から国道238号を2.7km北上(0158-84-3483、雄武町字北雄武355-1)09:30-17:00/火曜定休。遠くたっておいしいチーズのためならなんとやら。濃厚ソフトクリームもおすすめです。イートインあり。ネット販売。
《日の出岬》 (観光スポットトップに戻る)
雄武町で一番アクセスのよい観光地は、「日の出岬」(道の駅から南東10km)。名前のとおり「日の出」が美しい岬です。朝早くまだうす暗いうちに来るか、一晩泊まって朝を迎えるといいでしょう。「ラ・ルーナ」という名の全面ガラス張り展望台からなら風が強くても大丈夫。「ホテル日の出岬」(0158-85-2626)内に日の出時刻が表示してあります。冬は流氷が着岸するところです。海岸へ降りるには「海路亭」横に木の階段が設けてあります。
周辺施設を含め、「風呂事情」に詳細を記しています。
ほとんどが熊🐻の生息地域で、携帯電話の圏外です。
《幌内ダム》 (観光スポットトップに戻る)
「幌内ダム」道の駅から北東へ15km・国道238号道道60号経由(MAP CODE:746 505 586*36、雄武町幌)は幌内川にある堰堤で、数奇な運命をたどったダムです。1941年運用開始の前に火災や洪水による決壊でいったん放棄、その後発電用ダムとして1953年に修復・運用開始、雄武町と枝幸町に電力が供給されるようになりました。しかしその後一部設備の故障を契機として維持管理費が高くつきすぎるとのことで1973年に廃止。放流ゲートや取水設備を撤去し、現在は砂防堰堤(砂防ダム)として利用されています。初夏の若葉、秋の紅葉が目を楽しませてくれます。
町の情報によると幌内川の河口から道道60号を西へ辿るとありますが、畑など私有地があり、そう簡単には近くまでは行けないようです。
幌内川流域にはアイヌ民族の遺跡「チャシ跡」がたくさんあるそうですが、こちらも簡単には近づけないようです。
《イナシベツの滝》 (観光スポットトップに戻る)
「イナシベツの滝」道の駅から南西14km・道道49号経由(MAP CODE:587 630 276*52、雄武町道有林)。落差10mほど。水量も多いとのこと。雄武町のスポットの中ではアクセスしやすい部類。紹介記事、紹介記事。
「雄武町焼却処分場」(0158-84-3810、雄武町中雄武)から道道49号を4.4km南西へ、南へ折れる細い未舗装道路(林道)あり(「イナシュベツ線」という小さな標識あり)。林道はよく整備されています。これをたどり、1.3km。ゲートがあります(開いていることもあり)。そこから徒歩で300mほど。
《雄武ダム》 (観光スポットトップに戻る)
「雄武ダム」道の駅から南西へ19km・道道137号経由(MAP CODE:587 511 349*25、雄武ダム管理所 0158-84-4461、雄武町道有林内)。イナシベツの滝の近くです。雄武川水系イソサム川に建設されたロックフィルダム(壁面・堤体は土色)。建設に20年かけて2009年に完成。堤頂長234m、堤の高さ53m。農業用水というか酪農用水用ダム。家畜の糞尿を水で薄め、パイプラインで圃場に散布するのだそう(肥培灌漑)。ちょっと珍しい用途。紹介記事。
酪農の盛んな北海道では家畜の糞尿は近年の二酸化炭素(CO2)排出問題もあって、頭の痛いところです。
アクセスはそう難しくはありません。が、ダムの手前600mにゲートがあり、ほとんど閉まっているので、ダムにたどり着けないことが多く、アクセスの難しいところになります。ゲートのところに東への分岐(細い道)がありますが、こちらもチェーンで塞がれています。
《神門の滝》 (観光スポットトップに戻る)
「神門の滝」道の駅から南西へ40km・道道60号経由(MAP CODE:832 405 886*07、問合せ0158-82-2158、雄武町奥幌内)。落差30m、上から下に向かって扇状に流れる。紹介記事。
道道60号・下川雄武線上の「幌内越峠」に南西に向かう林道入口あり(入口が駐車帯になっている、道は意外と広い)。しばらく進むと、滝の手前6kmからは1kmごとに案内標識。滝の看板が現れたところがゴール地点。看板の横を降りていって滝の前に出ます。
《昇竜の滝》 (観光スポットトップに戻る)
「昇竜の滝」(MAP CODE:832 435 043*37、雄武町上幌内)。昇竜の滝は神門の滝から50mほど川を遡ったところ。落差10m。川を遡上するほか道はないので長靴必須。雪解け時の春先は水量が多く流れも早いのでご注意。足もとをすくわれると、命の危険があります。また春先は熊🐻の活動時期です。紹介記事。
以下は、途中の道が壊れていたり、充分な装備で臨まないといけない場所。熊🐻の生息地域で、携帯電話の圏外です。
《ピヤシリ湿原》 (観光スポットトップに戻る)
「ピヤシリ湿原」(MAP CODE:832 492 012*06、問合せ0158-82-2158、雄武町字奥幌内)。標高920m、4ヘクタールほどの湿原、かなり大きな池塘が三つあります。泥炭層の湿原で、その材料となっているミズゴケが繁茂しています。「ピヤシリ尻湿原ツアーの例(PDF)」。
ピアシリ山と美深町の松山湿原のちょうど中間に当たります。上の「神門の滝」同様、道道60号上の幌内越峠に奥幌内林道入口があり、そこから入山。林道をしばらく進むと林道分岐にゲートあり。ゲートからさらに4km走ると、登山口、ここからは徒歩での登りで約5kmの行程。途中誘導看板や、1kmごとの路程標あり。
《ピヤシリ山(岳)》 (観光スポットトップに戻る)
「ピヤシリ山」(MAP CODE:832 340 676*40、問合せ01656-2-1726、下川町珊瑠さんる)。標高986.6mの山。道北の名寄市、下川町との境にあります。名寄市側100mに「ピヤシリ山頂避難小屋」があります。雄武からは直線でも35kmほどあります。名寄市側10kmに「名寄ピアシリスキー場」(01654-2-2131)があり、しっかりした道が作られていて車も通行可能。登山はこちらからの方が安全。頂上の手前2kmにゲートがあり、ここからは徒歩(頂上までゆっくり歩いて30分)です。運がよければ、「サンピラー」(太陽の光が柱みたいに見える)が見られるそうです。
雄武(おうむ)という地名はアイヌ語の「オムイ」(河口が塞がる)に由来するとのこと。「雄武川」の河口が何らかの原因でふさがってしまうことから付けられた地名だそうですが、そのふさがりかたが「嵐の際の強風による波で川の水が海へと流れなくなる」というものから、「上流から運ばれた土砂により川の水が堰きとめられる」というものまでいくつかあるようです。真実はどれなんでしょ。
江戸時代から和人の入植が行われたそう…、明治の初めに滋賀県の人が移住、漁場が発展、また山地と平地では酪農が行われたそう。この辺りは興部(おこっぺ)と似ていますね。酪農の方は興部にも雄武にも地場産の牛乳を使ったアイスクリーム屋さんがあります。また山林では木材の生産もさかんに行われたそう。1900(明治5)年にはすでに雄武村が生まれ、大正時代には町となり、1948(昭和23)年に現在の雄武町になったとのこと。1960年代には10,000人を超える人口でしたが、現在は4,500ほど。
道の駅はもともと国鉄興浜南線(こうひんなんせん、運行は浜頓別から雄武まで6駅)という線のターミナル駅(名称は「おむ駅」)だったところ。駅舎のすぐ近くに「歴闘五十年 興浜南線終着駅 おむ 1985.7.14休轢」と書かれた記念碑があります。「五十年」は1935年の開業から廃止まで五十年だったという意味です。「休轢(きゅうれき)」は鉄道の運行を休止すること。住民の皆さんにとっては「廃止」ではないのです。
《幌内》
アイヌ語の基本「ぽろ」(大きい・札幌など)、と「ない」(川)。つまり「大きい川」。「ほろない」は道内にたくさんあって、道央の三笠市、深川市、苫小牧市、釧路町など。深川市ではほかの土地の「幌内」と混同するということで、「幌成(ほろなり)」にしたとか。
《イナシベツ》
江戸時代には「エナウシベ」と表記された川。道道の下川雄武線の道案内には「イナシュベツ線」とあります。アイヌのもとの発音は「いなうに・うし・ぺっ」(木幣樹・多くある・川)とのこと。木幣(もくへい)はアイヌ神事の祭具のひとつ。ヤナギやミズキなどの皮をはぎ、外側を削って房のようにしたもの。日本の「うそかえ」の鳥の頭のような格好。
《ピヤシリ》
アイヌ語の「ぴあ」(岩のある)と「しり」(山)。ピヤシリ山(岳)は山頂付近にたくさんの岩が露出しています。
電話番号:0158-84-2403 MAP CODE:587 880 619
#「その他のオプション」をクリックした後、出てきた大きな地図の左側「道の駅おうむ」の文字列の前に「札幌から」など入力し、エンターキーを押すと出発地からの距離、時間、ルートが示されます。
参考URL:
https://www.michi-no-eki.jp/stations/views/18838
http://www.hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/1975/
http://www.town.oumu.hokkaido.jp/hotnews/detail/00000065.html
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概要(最終訪問日:2019年09月07日)
- オホーツクエリア(沿岸部)で最北の道の駅、1998年設置(設置番号53)。雄武町(おうむちょう)の市街地にあります
- 24hトイレはバス停の建物で、きれいなウォシュレット(快適度8)
- 駅舎は「飛行船」型の展望台つき、展望台は夜遅くまでオープン
- 駅舎となりはAコープの店舗
- 日帰り温泉は南下10km・日の出岬のホテルに
- 駐車場は一応、三列ありますが、狭い(車中泊度◯)
- 雄武町の観光スポットは夏のシーズン中、そして冬の流氷接岸期(2月初旬~)の日の出岬(キャンプ場・ホテル・日帰り入浴あり、日の出・流氷展望台)
- キャンプ場は「風呂事情」に記載しました
住所:北海道紋別郡雄武町字雄武1885-14 (現在地からのルートを表示)
電話番号:0158-84-2403 MAP CODE:587 880 619
営業時間や休館日などは「道の駅ホームページ」(おしらせ)をご覧ください
《近くの道の駅》
(東)オホーツク海
(西74km)びふか(道北)
(南45km)にしおこっぺ花夢・(南東21km)おこっぺ
(北44km)マリーンアイランド岡島(道北)
▶宗谷管内概略図
▶オホーツク管内(北)概略図
🙆 記事一覧
●トイレ事情 ●風呂事情 ●洗濯事情
●駐車可能台数
●敷地内の店 ●レストラン ●コンビニや店・ガソリン・郵便局
●観光スポットや行事
●地名由来 ●地図
24hトイレはきれいなウォシュレット
24hトイレは国道沿いの別棟。女子3、男子2。多機能トイレに1とおむつ交換台。で、全国のウォシュレットファンのみなさま、喜んでくだされ、スタンプ帳などにウォシュレットの表示はありませんが、すべてウォシュレットです。駐車場の北の端、国道238号沿いに建っています。道路沿いのトイレながら、きれいです。画像では、正面に多機能トイレ、右が女子トイレ、左が男子トイレ。
道の駅「おうむ」24hトイレ |
宗谷から南下してきてずっとウォシュレットの連続。つぎの興部(おこっぺ)、紋別も大丈夫。「かみゆうべつ」にはありません(ないこともないんだけど…)が、湧別、サロマ湖は大丈夫、内陸部を除いてオホーツクエリア海岸部は「うとろ・シリエトク」までずっとウォシュレット設置済み。
内陸部は「おんねゆ温泉」、「パパスランドさっつる」以外はウォシュレット設置済み(2020年時点)。オホーツクエリアの21道の駅中、18駅がウォシュレット化。
根室・釧路エリア7駅は全駅ウォシュレットです、「トイレうんちく(北のチップス)」。
雄武町温泉 |
《雄武町》 (風呂事情トップに戻る)
「オホーツク温泉ホテル日の出岬」道の駅から南東へ10km・国道238号経由(0158-85-2626、紋別郡雄武町字沢木346-3)11:00-21:30(10:00-土日)。入浴料はちょと高め。券売機あり。ボディソープ・シャンプー備え付け。主浴槽、露天風呂ともにオホーツク海に面しています。浴室、浴槽共に広く、オホーツク海に面した景色も素晴らしいです。サウナあり。女性脱衣所にはベビーベッドあり。きれいな透明の湯。温泉の名称は「オホーツク温泉」、「オムイ温泉」、「雄武温泉」ともいうようです。ホテルはなかなか立派な建物。ホテル受付の人はにこにこ応対してくれます。
○ホテル内のレストラン「藍」(12:00-14:30・17:00-20:00まで/LOは30分前)利用可です。雄武町の海鮮を使った料理がおすすめ。毛ガニの旬は3月~6月、夕食にはあ、かにを付けることができます。ウニやホタテも産地ならではの新鮮なものをいただけます。豚や牛の料理もおすすめです。
《キャンプ場》
ホテルから岬の方に向かって500m、「日の出岬キャンプ場」(0158-85-2044、紋別郡雄武町沢木)があります。6月~9月の営業、キャンプ受付が駐車場にあります。2017年に改修したらしく、きれいなウォシュレットのトイレ。多機能トイレにおむつ交換台、ベビーチェアがあります。貸しテント、シャワー、売店等はありません。料金の安い5~6人用バンガロー(要予約・10棟)は安く泊まることができます。ゴミの処分はできません。
画像の左が受け付けと駐車場、右にキャンプ場(テントサイトは予約不要)と色とりどりのバンガロー。夜はホテルで温泉に浸かり、早朝、ラ・ルーナでご来光を拝みましょう。Google Map。
バンガロー内は、土間とすこし高くなった床のみ。設備は容量の低い電源コンセントのみ(電熱器などを使うとバンガロー全棟の電源が落ちるとのこと)。また室内での火気使用は禁止。6番~10番のバンガローは車横付け可。観光協会案内。
雄武町・日の出岬キャンプ場(ラ・ルーナから) |
《展望台ラ・ルーナ》
すぐ近くにガラス張りの展望施設「ラ・ルーナ」があり、夜はライトアップ。海岸へはキャンプ場駐車場奥にある食事処「海路亭」横から降りるのが一番、木製階段があります。展望台の先からも海岸に降りられますが、悪路。ここもオオイタドリの葉がでかすぎ…。オホーツク海に面しているので、その名の通り、日の出が水平線上に美しく見える岬、ホテル内に日の出時刻が表示してあります。冬には流氷が着岸します。
雄武町・日の出岬展望台「ラ・ルーナ」 |
《南の銭湯・温泉》 (風呂事情トップに戻る)
〔興部町〕
(銭湯)「興部町役場公衆浴場」南東へ21km(0158-82-4126、興部町興部泉町)17:00-21:00/4月~10月日曜定休・11月~3月火木日曜定休。「おこっぺ」をご覧ください。
〔西興部村〕
(温泉)「ホテル森夢(りむ)」南へ40km(0158-87-2000、紋別郡西興部村西興部492)11:00-23:00(早朝風呂06:00-08:00)。「にしおこっぺ花夢」をご覧ください。
《北の温泉》 (風呂事情トップに戻る)
〔枝幸町〕
朝倉温泉「うたのぼりグリーンパークホテル」北西へ50km(0163-68-3101、枝幸町歌登辺毛内3665)07:00-9:30・10:00-22:00(月曜07:00-08:30・12:30-22:00)。「マリーンアイランド岡島」をご覧ください。
枝幸温泉「ホテルニュー幸林」北西へ52km(0163-62-4040、枝幸郡枝幸町北幸町1624-2)10:00-22:00(受付は21:00まで)。「マリーンアイランド岡島」をご覧ください。
●洗濯事情 [TOPへ] (「道の駅」近くのコインランドリー一覧)
《紋別市》…、南へ40km以上「スキル紋別店」道の駅から南東41km(0158-24-7571、紋別市落石町4丁目34-7)06:00-24:00。稼働状況。
「ワコードライセンター本町店」道の駅から南東44km(0158-24-8122、紋別市本町1丁目1-22)24h営業。稼働状況。
《稚内市》…、北へ160km以上
「道の駅」近くのコインランドリー一覧(稚内市)
大型・普通車・身障者用:2台・46台・2台。配置は東から、国道238号、駐車場、進入路、[駅舎・Aコープ雄武店]という並びで、駐車場自体それほど広くはありません。駐車場の北の端(国道沿い)に24hトイレが建っています。駅舎は地上7階に相当するという展望台のある建物で、遠くからもよくわかります。Google Map。
道の駅「おうむ」駐車場 |
駐車場は、美瑛や江差ほどではないにしろ、周りを道路で囲まれ、なかなか狭い感じ。日の出岬にあるキャンプ場の方がゆったり過ごせると思います。
●敷地内の店 [TOPへ]
駅舎内いっぷく屋・展望台、Aコープ雄武店
《いっぷく屋》
駅舎内にはおみやげ屋と軽食の店があります。オホーツクゆかりのホタテやイクラ、毛ガニが並んでいます。これらを原料にしたカレーやラーメンも販売です。
道の駅売店「いっぷく屋」で、苦み成分が多いと言われる「だったんそば」と「そばコロッケ」を出してくれます。ほかのメニューはありません。シーズン中は17:00まで、冬期は休業です。
おなじ「いっぷく屋」でお土産も売っています。冬期はそば屋とともに休業です。駅舎内はそう広くありませんが、なにやら大きなオブジェみたいなのが複数立っていて、かえって狭苦しさを醸し出しているようです。
雄武町は苦み成分が多いと言われる「韃靼そば」の産地。「満天きらり」という種を育てています。毎年7月下旬、「ふるさと100メモリアル広場」(問合せ0158-84-2121、雄武町雄武 道の駅の裏手400m先)で「韃靼そばまつり」が開かれます。お祭りの問合せは、0158-84-2333。
駅舎自体は展望台(地上7階に相当)になっていて、エレベータが動いています。シーズン中は夜9:00まで、そのほかの季節も夜8:00までと、遅くまで開いています。下から見るとホタテの貝殻みたいですが、飛行船を模したものだそうです。
《Aコープ雄武店》
駅舎隣には「Aコープ雄武店 雄夢(ゆうむ)」(09:00-19:00)、道の駅の敷地の倍くらいの広さのスーパーです(左画像の左手)。雄武産のホタテ、うに、カレイなどたくさんの海産物が並びます。道南のいかめしも売っています。
道の駅「おうむ」と展望台 |
展望台からの眺め |
●レストラン [TOPへ]
道の駅は雄武町市街地にあります。町役場まで南下100mほど。《道の駅周辺》 (レストラントップに戻る)
「なごみ家はる」道の駅から北東へ400m(0158-84-3734、雄武町港町)11:30-14:00・17:00-23:00。お昼の時間は「昼カレー」、4種類ほど用意されています。夜は地元産の魚介類を使った旬の料理。夜は「おまかせコース」があります。しゃれたお店ですが、昼も夜も居酒屋さんの価格。
○「カフェランチ ジュン」東へ200m(0158-84-2304、雄武町栄町599)11:00-20:30/第3月曜休み。おすすめはカツカレー(カツ2枚載せもあり)、オムカレー。スパゲティやオムライスもできます。コーヒーは数種類を準備。駐車場あり。
「あし野」東へ200m(0158-84-4288、雄武町栄町713)11:30-14:00(お昼の営業は木金土日)・17:00-23:00/月曜定休。居酒屋ですが、お昼も営業(営業日に注意)。日替わりランチや牛タンカレーなどがあります。
「居酒屋 香良(こうら)」東へ300m(0158-84-3147、雄武町雄武栄町)17:00-24:00/月曜定休。焼きそば、焼きビーフンがおすすめ。
「中華酒家 悦」東へ400m(0158-84-2338、雄武町雄武575)17:00-22:00/火曜定休。エビチリ、焼き餃子、五目チャーハンがおすすめ。
○「生そばダルマヤ」南東へ400m(0158-84-2202、紋別郡雄武町栄町690)はお昼のみ(11:00-15:00)の営業、昼時は満席になります。そばが中心です。ご飯類は天丼(そば付き)のみ。
《道の駅の南》 (レストラントップに戻る)
○「レストハウスひまわり」道の駅から南東へ6.4km・国道238号沿い(0158-84-3394、雄武町字南雄武264-29)11:00-14:30・17:30-20:30/月曜定休。パスタやピザがお勧めのようですが、ステーキ、カレー、豚角煮、カツやハンバーグのセット、スープカレー、丼、寿司、ラーメンや海鮮丼があります。お店独自のドレッシングを使用。南下すれば、右側。駐車場あり。
○温泉のある「オホーツク温泉ホテル日の出岬」のレストラン「藍」(11:00-15:00・17:00-21:00)も利用可、道の駅から南東へ10kmです。「風呂事情」をご覧ください。
《道の駅の北》 (レストラントップに戻る)
「かどや食堂」北へ650m(0158-84-2604、紋別郡雄武町新町)11:00-19:00。おすすめはカツ丼セット、焼肉定食。ラーメンもできます。
●コンビニ・店・ガソリン・郵便局 [TOPへ] (ANRE 停電時も給油可能なGS)
市街地にある道の駅、すぐ近くにコンビニなどがあります。
「セイコーマート雄武店」道の駅から北へ350m(0158-84-2133、紋別郡雄武町雄武833)24h営業。ホットシェフあり。
「ローソン紋別雄武町店」南へ650m(0158-84-3900、紋別郡雄武町雄武337)24h営業。
「セイコーマート雄武日の出店」南へ1km(0158-84-2911、紋別郡雄武町新日の出町204-1)05:00-24:00。店舗名は「日の出店」となっていますが岬とは関係なく、「日の出岬」まではこの店から10kmほどの距離があります。ホットシェフあり。
ガソリンスタンドも近く…、
「ENEOS雄武SS/表石油」道の駅から南へ200m(0158-84-2508、紋別郡雄武町本町699)08:00-18:30/日祝休。
「昭和シェル石油雄武SS」北へ230m(0158-84-2221、紋別郡雄武町字雄武931)08:00-18:00/日曜定休。
「ホクレン雄武SS/JAオホーツク」南へ1.5km(0158-84-2058、紋別郡雄武町雄武78-1)08:00-18:00(日曜 -17:00)。
「昭和シェル石油雄武SS」の向かいが「雄武郵便局」。ATM取扱は日曜14:00まで。
道の駅斜向かいに「雄武漁協直売所海鮮丸」(0120-844-686)。ホタテや毛ガニ、鮭などを購入できます。ネット販売もやっています。
雄武漁協直売所海鮮丸 |
「チーズ工房ブルーグラスファーム」道の駅から国道238号を2.7km北上(0158-84-3483、雄武町字北雄武355-1)09:30-17:00/火曜定休。遠くたっておいしいチーズのためならなんとやら。濃厚ソフトクリームもおすすめです。イートインあり。ネット販売。
雄武町(ほぼ北から順に)
雄武町の観光スポット |
《日の出岬》 (観光スポットトップに戻る)
雄武町で一番アクセスのよい観光地は、「日の出岬」(道の駅から南東10km)。名前のとおり「日の出」が美しい岬です。朝早くまだうす暗いうちに来るか、一晩泊まって朝を迎えるといいでしょう。「ラ・ルーナ」という名の全面ガラス張り展望台からなら風が強くても大丈夫。「ホテル日の出岬」(0158-85-2626)内に日の出時刻が表示してあります。冬は流氷が着岸するところです。海岸へ降りるには「海路亭」横に木の階段が設けてあります。
周辺施設を含め、「風呂事情」に詳細を記しています。
雄武日の出岬の展望台「ラ・ルーナ」 |
ほとんどが熊🐻の生息地域で、携帯電話の圏外です。
《幌内ダム》 (観光スポットトップに戻る)
「幌内ダム」道の駅から北東へ15km・国道238号道道60号経由(MAP CODE:746 505 586*36、雄武町幌)は幌内川にある堰堤で、数奇な運命をたどったダムです。1941年運用開始の前に火災や洪水による決壊でいったん放棄、その後発電用ダムとして1953年に修復・運用開始、雄武町と枝幸町に電力が供給されるようになりました。しかしその後一部設備の故障を契機として維持管理費が高くつきすぎるとのことで1973年に廃止。放流ゲートや取水設備を撤去し、現在は砂防堰堤(砂防ダム)として利用されています。初夏の若葉、秋の紅葉が目を楽しませてくれます。
町の情報によると幌内川の河口から道道60号を西へ辿るとありますが、畑など私有地があり、そう簡単には近くまでは行けないようです。
幌内川流域にはアイヌ民族の遺跡「チャシ跡」がたくさんあるそうですが、こちらも簡単には近づけないようです。
《イナシベツの滝》 (観光スポットトップに戻る)
「イナシベツの滝」道の駅から南西14km・道道49号経由(MAP CODE:587 630 276*52、雄武町道有林)。落差10mほど。水量も多いとのこと。雄武町のスポットの中ではアクセスしやすい部類。紹介記事、紹介記事。
「雄武町焼却処分場」(0158-84-3810、雄武町中雄武)から道道49号を4.4km南西へ、南へ折れる細い未舗装道路(林道)あり(「イナシュベツ線」という小さな標識あり)。林道はよく整備されています。これをたどり、1.3km。ゲートがあります(開いていることもあり)。そこから徒歩で300mほど。
《雄武ダム》 (観光スポットトップに戻る)
「雄武ダム」道の駅から南西へ19km・道道137号経由(MAP CODE:587 511 349*25、雄武ダム管理所 0158-84-4461、雄武町道有林内)。イナシベツの滝の近くです。雄武川水系イソサム川に建設されたロックフィルダム(壁面・堤体は土色)。建設に20年かけて2009年に完成。堤頂長234m、堤の高さ53m。農業用水というか酪農用水用ダム。家畜の糞尿を水で薄め、パイプラインで圃場に散布するのだそう(肥培灌漑)。ちょっと珍しい用途。紹介記事。
酪農の盛んな北海道では家畜の糞尿は近年の二酸化炭素(CO2)排出問題もあって、頭の痛いところです。
アクセスはそう難しくはありません。が、ダムの手前600mにゲートがあり、ほとんど閉まっているので、ダムにたどり着けないことが多く、アクセスの難しいところになります。ゲートのところに東への分岐(細い道)がありますが、こちらもチェーンで塞がれています。
《神門の滝》 (観光スポットトップに戻る)
「神門の滝」道の駅から南西へ40km・道道60号経由(MAP CODE:832 405 886*07、問合せ0158-82-2158、雄武町奥幌内)。落差30m、上から下に向かって扇状に流れる。紹介記事。
道道60号・下川雄武線上の「幌内越峠」に南西に向かう林道入口あり(入口が駐車帯になっている、道は意外と広い)。しばらく進むと、滝の手前6kmからは1kmごとに案内標識。滝の看板が現れたところがゴール地点。看板の横を降りていって滝の前に出ます。
《昇竜の滝》 (観光スポットトップに戻る)
「昇竜の滝」(MAP CODE:832 435 043*37、雄武町上幌内)。昇竜の滝は神門の滝から50mほど川を遡ったところ。落差10m。川を遡上するほか道はないので長靴必須。雪解け時の春先は水量が多く流れも早いのでご注意。足もとをすくわれると、命の危険があります。また春先は熊🐻の活動時期です。紹介記事。
以下は、途中の道が壊れていたり、充分な装備で臨まないといけない場所。熊🐻の生息地域で、携帯電話の圏外です。
《ピヤシリ湿原》 (観光スポットトップに戻る)
「ピヤシリ湿原」(MAP CODE:832 492 012*06、問合せ0158-82-2158、雄武町字奥幌内)。標高920m、4ヘクタールほどの湿原、かなり大きな池塘が三つあります。泥炭層の湿原で、その材料となっているミズゴケが繁茂しています。「ピヤシリ尻湿原ツアーの例(PDF)」。
ピアシリ山と美深町の松山湿原のちょうど中間に当たります。上の「神門の滝」同様、道道60号上の幌内越峠に奥幌内林道入口があり、そこから入山。林道をしばらく進むと林道分岐にゲートあり。ゲートからさらに4km走ると、登山口、ここからは徒歩での登りで約5kmの行程。途中誘導看板や、1kmごとの路程標あり。
《ピヤシリ山(岳)》 (観光スポットトップに戻る)
「ピヤシリ山」(MAP CODE:832 340 676*40、問合せ01656-2-1726、下川町珊瑠さんる)。標高986.6mの山。道北の名寄市、下川町との境にあります。名寄市側100mに「ピヤシリ山頂避難小屋」があります。雄武からは直線でも35kmほどあります。名寄市側10kmに「名寄ピアシリスキー場」(01654-2-2131)があり、しっかりした道が作られていて車も通行可能。登山はこちらからの方が安全。頂上の手前2kmにゲートがあり、ここからは徒歩(頂上までゆっくり歩いて30分)です。運がよければ、「サンピラー」(太陽の光が柱みたいに見える)が見られるそうです。
●地名由来 [TOPへ]
《雄武》雄武(おうむ)という地名はアイヌ語の「オムイ」(河口が塞がる)に由来するとのこと。「雄武川」の河口が何らかの原因でふさがってしまうことから付けられた地名だそうですが、そのふさがりかたが「嵐の際の強風による波で川の水が海へと流れなくなる」というものから、「上流から運ばれた土砂により川の水が堰きとめられる」というものまでいくつかあるようです。真実はどれなんでしょ。
江戸時代から和人の入植が行われたそう…、明治の初めに滋賀県の人が移住、漁場が発展、また山地と平地では酪農が行われたそう。この辺りは興部(おこっぺ)と似ていますね。酪農の方は興部にも雄武にも地場産の牛乳を使ったアイスクリーム屋さんがあります。また山林では木材の生産もさかんに行われたそう。1900(明治5)年にはすでに雄武村が生まれ、大正時代には町となり、1948(昭和23)年に現在の雄武町になったとのこと。1960年代には10,000人を超える人口でしたが、現在は4,500ほど。
道の駅はもともと国鉄興浜南線(こうひんなんせん、運行は浜頓別から雄武まで6駅)という線のターミナル駅(名称は「おむ駅」)だったところ。駅舎のすぐ近くに「歴闘五十年 興浜南線終着駅 おむ 1985.7.14休轢」と書かれた記念碑があります。「五十年」は1935年の開業から廃止まで五十年だったという意味です。「休轢(きゅうれき)」は鉄道の運行を休止すること。住民の皆さんにとっては「廃止」ではないのです。
「おむ駅」休轢の碑 |
《幌内》
アイヌ語の基本「ぽろ」(大きい・札幌など)、と「ない」(川)。つまり「大きい川」。「ほろない」は道内にたくさんあって、道央の三笠市、深川市、苫小牧市、釧路町など。深川市ではほかの土地の「幌内」と混同するということで、「幌成(ほろなり)」にしたとか。
《イナシベツ》
江戸時代には「エナウシベ」と表記された川。道道の下川雄武線の道案内には「イナシュベツ線」とあります。アイヌのもとの発音は「いなうに・うし・ぺっ」(木幣樹・多くある・川)とのこと。木幣(もくへい)はアイヌ神事の祭具のひとつ。ヤナギやミズキなどの皮をはぎ、外側を削って房のようにしたもの。日本の「うそかえ」の鳥の頭のような格好。
《ピヤシリ》
アイヌ語の「ぴあ」(岩のある)と「しり」(山)。ピヤシリ山(岳)は山頂付近にたくさんの岩が露出しています。
●地図 [TOPへ]
住所:北海道紋別郡雄武町字雄武1885-14 (現在地からのルートを表示)電話番号:0158-84-2403 MAP CODE:587 880 619
#「その他のオプション」をクリックした後、出てきた大きな地図の左側「道の駅おうむ」の文字列の前に「札幌から」など入力し、エンターキーを押すと出発地からの距離、時間、ルートが示されます。
参考URL:
https://www.michi-no-eki.jp/stations/views/18838
http://www.hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/1975/
http://www.town.oumu.hokkaido.jp/hotnews/detail/00000065.html
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