道の駅「びふか」(道北エリア上川北 5)
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住所:北海道中川郡美深町字大手307-1 (現在地からのルートを表示)
電話番号:01656-2-1000 MAP CODE:651 488 715
営業時間や休館日などは「道の駅ホームページ」(おしらせ)をご覧ください
《近くの道の駅》
(東74km)おうむ(オホーツク)
(北西53km)なかがわ・(西72km)えんべつ富士見
(南36km)もち米の里なよろ
(北22km)おといねっぷ
🙆 記事一覧
●トイレ事情 ●風呂事情 ●洗濯事情
●駐車可能台数
●敷地内の店 ●レストラン ●コンビニや店・ガソリン・郵便局
●観光スポットや行事
●地名由来 ●地図
24hトイレはイタリア人がデザインしたというヨーロッパ古城風の駅舎にあります。駅舎に向かって左側・自販機の間を入ります。個室にはウォシュレット、女子8、男子2。和式トイレもあります。多機能トイレに洋式1。おむつ交換台があります。便座クリーナーの容器があります(時節柄、中身を定期的に補充してほしい)、手洗に石けん。掃除は行き届いていますが、施設が古いためかいくぶん汚れが目立ちます。が、便器と手洗の機器だけは2020年に交換。手洗は蛇口と風乾燥機が一体になったものに替わりました。
日本で道の駅設置が始まって最初の年の設置。夜間のラジオ放送はお祭りくらいの音量でなかなか騒々しいです。
授乳室がトイレを出て駅舎に入ってすぐのところにあります。
温泉はびふかアイランドにあり、アイランドにはキャンプ場やパークゴルフ場などの施設が整えられています
ここでは温泉とキャンプ場を紹介し、そのほかの施設は「敷地内の店」へ
「びふか温泉」道の駅裏の橋を渡ってすぐ(01656-2-2900、中川郡美深町字紋穂内139番地)11:00-21:00。入浴料はちょと安め。道の駅で「特別入館券」(入浴料+タオル+貸しバスタオル)を販売。ボディソープ・シャンプー備え付け。少し色つき、ちょと熱めの湯。バブル湯は透明です。サウナあります。ドライヤーあり。〔🗾Googleマップ〕。
レストランがあります(営業時間は17:00-20:00LO、2025/06休業中)。目玉はチョウザメ料理、チョウザメ丼・キャビア・燻製などがあります。チョウザメのいる休憩ラウンジ、売店やゲームコーナーもあります。宿泊可。
《キャンプ場》
温泉向かいには「森林公園びふかアイランドキャンプ場」(開設期間5月上旬~10月下旬)があります。利用料が必要ですが、とっても安い。なんと言ってもトイレがウォシュレット。フリーサイト、オートサイト(電源、水道付き)があり、貸しテント、貸し寝具を利用可、ランドリー(洗濯機と電気式乾燥機2セット)があります。フリーサイトで車中泊可。芝生に乗り上げてよいそうです。ごみは持ち帰り。フリーサイト利用料金は大人1人700円。テントや寝具を借りてもいいですね。問合せは管理棟(01656-2-3688)。
《コテージ》
コテージは全4棟、通年営業。1棟最大6人まで宿泊可能。1Fにリビングルームや風呂(温泉)、2Fにベッドルーム。調理器具やストーブなどは設置済み。寝間着、食材、石けん類は要持参。ごみは持ち帰り。
「音威子府住民保養センター 天塩川温泉」(北へ16km)は「おといねっぷ」をご覧ください。
「なよろ温泉サンピラー」(南へ31km)は「もち米の里なよろ」をご覧ください。
「コインランドリーびふか」道の駅から国道40号を9km南下(美深町大通南4丁目)07:00-22:00(2022年9月23日開店)管理は建物裏手の「美深ハイヤー」(01656-2-1661)。「セブンイレブン美深西1条店」(01656-2-3355)は道を挟んで隣(カメラ側)。大通り向かい(画像右手)が「むつみ食堂」(01656-2-1271、営業時間11:00-20:00)。画像は開店直前のものです。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
洗濯乾燥機4、乾燥機2、敷布団乾燥機1。稼働状況。
大型・普通車・身障者用:18台・200台・1台/EV急速充電器2、普通充電器2。バイク駐輪スペースがあります。南北に走る国道40・275号(号数重複)沿いの道の駅。西側に観光バスやトラックなど大型車の駐車スペース、駅舎の北側と駅舎に沿って普通車の駐車スペース、駅舎直近は身障者用駐車スペース。駐車可能台数も多いですが、広くゆったりとしたスペースを用いています。Google Map。
道の駅前がほぼ直線の国道ということもあり、夜は往来が大変かも…。美深の市街は南へ9kmほど行ったところ、JR美深駅、スーパー、コインランドリーがあります。
《駅舎1F》
駅舎1Fは「双子座館」という名前。お土産などが取りそろえてあります。天井がかなり低いのと細い造りでかなり狭い印象。ですが…、蜂蜜、美深牛肉まん、なんとプリンの入ったクレープおにぎり、チョウザメみそぱん、チョウザメおこわ。物産展示コーナーには野菜やお菓子、ワイン、美深町特産「くりじゃが」、「くりかぼちゃ」を使った手作りコロッケやいかスティックやカレーパンなどの揚げ物、ソフトクリーム、陶器など、白樺樹液そば、美深の特産物が勢揃いしています。羊のミルクも瓶詰めで、さらにチョウザメの卵、そうキャビアも瓶詰めで販売です。
白樺から醸造した「白樺ビール」をぜひ味見してみたいですね。道の駅には種々のビールが取りそろえてあります。「レストラン」に挙げた「レストランBSB」に行けば、必ず手に入ります。
《駅舎2F》
駅舎2Fには食事処「レストハウスあうる」(10:30-15:00、owl フクロウ)。パンプキンクリーミィーパスタやインド人直伝というスパイシーなカレー、あんかけ焼きそば、生姜焼き定食などがあります。階段が少し狭いのでもしかすると敬遠する人もいるかもしれません。
駅舎屋上は「美深アイランド展望台」になっています。温泉のある「びふかアイランド」を見晴らせる展望台です。
《びふかアイランド》
駅舎の背後は川のようになっていて橋が架かっています。この水路は昔の天塩川で、三日月湖になっています。三日月湖と今の天塩川に挟まれた部分を「びふかアイランド」と呼びます。
すでに「風呂事情」で書きましたように、この「アイランド」には温泉、キャンプ場があります。そのほかにも「美深チョウザメ館」、せせらぎ水路、パークゴルフ場・テニスコート・野球場などの運動公園、天塩川の名称の元になった「てっし」を再現した「せせらぎ水路」、「松浦武四郎踏査」の碑があり(水路の橋を渡ってすぐ右手)、さらに天塩川まで出るとカヌーボート発着場があります。
《美深チョウザメ館》
「美深チョウザメ館」(問合せ01656-2-2900びふか温泉)09:00-17:00/月曜定休。温泉のすぐそば、尖塔のついた円形の建物です。たくさんの円筒形の水槽のなかを小さいのから大きいのまでたくさんのチョウザメが泳いでいます。入館無料。道の駅ではもちろんキャビアが売られています。温泉のレストランではチョウザメ料理が人気です。
《せせらぎ水路・てっし》
美深町を南北に流れる天塩川。北海道命名の地は音威子府村にありますが、天塩川の名前の由来となった「てっし」(アイヌ語、意味は「魚をとる仕掛け」=梁[やな]のこと)は美深町で見ることができます。ひとつは「再現てっし」、道の駅裏手の「びふかアイランド」内の「せせらぎ水路」(キャンプ場内にくるっとした形の親水池があります。キャンプ場内にある案内板をご覧ください)の飛び石が「てっし」状になっています。
道の駅「びふか」では「テッシ武四郎カード」を配布しています。松浦武四郎生誕200年を記念して天塩川流域の市町村がちゅうしんとなり、カード(無料)を配布しています。北は豊富町(終了)、中川町、音威子府村、名寄市、士別市、剣淵町、幌加内町、和寒町、南は武四郎が生まれた三重県松阪市での配布です。また「松浦武四郎と天塩川をめぐる旅」(2020年10月31日まで)と銘打って、武四郎が歩いた道北11か所を開設してくれるスマートフォンのサービスがあります。
もうひとつはJR宗谷線の無人駅・恩根内駅近く、国道40号と天塩川が交差する恩根内大橋あたりにその面影を残しているところがあります。「大橋」からだと歩道の反対側・上流です。大橋から見るのは車の往来があるので危険です。岩の上に魚が打ち上げられたのをきっと素手で取ったりしていたのでしょう。恩根内大橋は道の駅「びふか」の北3.9kmです。「てっし」に近づくには長靴や藪の中を行ってもかまわない服装などが必要ですが、葦などが茂っていてほとんど不可能です。
《カヌー体験・天塩川カヌー下り》
「カヌー体験」は、4月下旬~10月下旬の催行、三日月湖で1時間利用できます(有料)。
「天塩川を下るツアー」もあります。1時間の初心者コースから、3時間以上かかるロングコースまで6コースほどが設けられています。
いずれも問合せは「コスモスカヌー企画 高橋宛」(090-7055-2775)。
《道の駅》
駅舎内の「あうる」(10:30-15:00)は「敷地内の店」を、びふか温泉のレストラン(17:00-20:30)は「風呂事情」をご覧ください。
《美深町市街地》
道の駅周辺の施設は、「風呂事情」(温泉、キャンプ場)、「敷地内の店」(売店、食事、テッシ、チョウザメ館、カヌーなど)をご覧ください
《トロッコ王国美深》
「トロッコ王国美深」道の駅から東へ30km(MAP CODE832 758 385*03、01656-2-1065、中川郡美深町仁宇布215番地)運行期間4月下旬~10月下旬・09:00-17:00。「日本一の赤字ローカル線」として全国にその名を知られ、1985(昭和60)年に廃止された国鉄美幸線(びこうせん)。往復10キロ(約40分)の廃線跡を、自らトロッコ(エンジン自走式)を運転して走ることができるテーマパーク(要入国料)。同乗ももちろん可能です。自分で運転する場合は普通自動車の免許が必要です。予約には電話(01656-2-1065)とネット経由があります(空いていれば、予約なしでも可)。周辺には仁宇布公園、仁宇布駅跡があります。〔🗾Googleマップ〕。
旧国鉄美幸線は美深駅からトロッコ王国のある仁宇布を経て、オホーツク海側の枝幸町を結ぶ予定の路線。産業開発路線として計画された。しかし仁宇布までで建設はストップし、1985年に廃止された。開業は1964年。延長距離は21.2km(仁宇布まで、ちなみに美深-枝幸間は87km)。完成していれば、枝幸まで冬期も列車での旅となっただろうが、現在のトロッコも冬期休業なのは少し悲しものがある。美幸線建設以前にあった美深町営軌道、またバスも冬場は運休だった。
〔公園とキャンプ場〕
休業中「羊と冒険のキャンプ場」(080-5588-3845、美深町仁宇布215−2)開設期間4月下旬~10月下旬。「不便」を楽しむ場所。施設は炊事場とトイレのみ。トイレはウォシュレット。レンタル品はありません。6月以降になるとヒツジが放牧されます。場内を「ペンケニウプ川」が流れています。「トロッコ王国美深」、「仁宇布公園」、「仁宇布駅逓所史跡」がすぐ近く、「仁宇布の冷水」まで南下6km。facebook・instagram・予約サイト。〔🗾Googleマップ〕。
「トロッコ王国美深」、「羊と冒険のキャンプ場」への経路:道の駅から国道40号を10km南下、「セイコーマート美深店」(01656-2-1108)を過ぎると「仁宇布の冷水と十六滝・松山湿原・トロッコ王国21km」の看板、つぎの交差点(同じく緑色の看板)を左に折れ、そのまま道道49号をひたすら登っていけば21kmほどで到着、道道49号と120号の合流点にキャンプ場はあります。「仁宇布簡易郵便局」(01656-2-1928)を目的地にするといいでしょう。
《仁宇布の冷水・十六滝》
ここから美深の奥へ「仁宇布(にうぷ)の冷水・十六滝」(MAP CODE:832 641 675*00、美深町仁宇布)。宇布簡易郵便局(01656-2-1928)から道道49号美深雄武線を東進。5月下旬にオープン。「仁宇布の冷水」は環境省が選定した「平成の名水百選」のひとつ。冷たい水を汲んで飲むこともできます。その周りには十六滝と呼ばれる滝が散在しています。〔🗾Googleマップ〕。
車で行くことも可能な、雨霧の滝(MAP CODE:832 610 825*06、美深町仁宇布4)、女神の滝(MAP CODE:832 610 764*20、美深町仁宇布5)、深緑の滝(MAP CODE:832 721 200*34、美深町仁宇布)、激流の滝(MAP CODE:651 237 321*83、美深町仁宇布1)、高広の滝(MAP CODE:832 631 212*68、美深町仁宇布2)。ほとんどがダート路です。
一方、装備や沢登りスタイルが必要なのは、大滝沢の滝、十五線沢壱の滝、十五線沢弐の滝、十五線沢参の滝、十五線沢四の滝、沼岳沢壱の滝、沼岳沢弐の滝、タケノコ沢の滝、ペンケオーシャンの滝、ペンケオーシャン弐の滝、湿原下の滝。
「冷水」に近いのは「雨霧の滝」(うぎりのたき)、「激流の滝」は美深市街に近いところにあります。いずれも道道49号を登ります(上川総合振興局「雨霧の滝と女神の滝マップ」)。
《びふか松山湿原》
「仁宇布の冷水」の近く「びふか松山湿原」(MAP CODE:832 582 760*24、美深町仁宇布)5月下旬ゲート開放。ツアー参加を推奨。日本最北の高層湿原で、標高が797m(本州の2,000m級の山に換算すれば、気温や天候の急変の予想がつくと思います)。厳しい自然環境のなかでアカエゾマツやダケカンバが背を低くして成長(矮性)しています。湿原を通る木道があります。ここに行くにも、上の「雨霧の滝と女神の滝マップ」が参考になるかと思います。〔🗾Googleマップ〕。
途中で入山届の記入が必要です。車では行けません。「トロッコ王国美深」の6kmほど南、同じ道道49号をもう少し先までたどります。「仁宇布の冷水」などの案内とともに湿原への案内標識もあります。
「美深町観光協会」のツアー(6月下旬)、GAC•River Toursのツアー(6月下旬~9月下旬)。
《函岳》
「函岳」(MAP CODE:651 889 597*65、音威子府村咲来)道路開設6月下旬~10月中旬。標高1,129mの山。山頂付近まで車で行けます。駐車場から山頂まで4、5分、頂上には観測所があり、その周りが360°の展望台。晴れていれば、オホーツク海まで見渡せます。駐車場にトイレあり(函岳ヒュッテ・名前を記入するノートがあります)。美深市街から国道40号を折れて、34kmほどの距離。経路はつぎのリンクも参考に、「加須美峠函岳線のゲート開放」(ニュースアーカイブ)。なお、気象については、北海道は平地で本州以南の1,000m級の山に相当すると言われますが、緯度が高いので+2,000mと考えるとよいでしょう。侮らないように‥。〔🗾Googleマップ〕。
《函岳までの路程》‥ナビはスマホのものを含めほぼ使えません、道路上の道案内看板に従いましょう。
道の駅から国道40号を5.7km南下、左手に緑色の「通行無料・名寄美深道路」が現れたあとすぐに、「函岳・頂上まで34km」の看板。すぐ先の交差点(写真つき看板あり)を左に折れ、道道680号に入ります。宗谷本線を越えます(右手に初野駅)。道道入り口から1.7km、初野駅から1.3km、看板「函岳・ここから約32km」の看板がある十字路があります(道道は左折)、矢印のとおり左に折れ、進みます。
道道を5km進むと、林道(砂利道)との分岐に来ます(「函岳まで27km」の看板)。そこからは一本道をずっと登っていきます(意外と下りが多い)。19kmで「加須美峠」(ここまで森の中、カーブ多し、カーブミラーは19kmで5枚のみ)、丁字路を左に折れ、8km(青空が気持ちいい、晴れてればね)で函岳頂上です。まっすぐ行くと枝幸町の歌登(歌登からも車で登れます)。
林道は砂利道、4~5mの幅員。しょっちゅう対向車に遭遇するわけではありませんが、バイクなどは道の真ん中を走ってきたりするので、カーブでは警笛推奨。カーブはたくさんあります。また🐻ちゃん出没の恐れがあるので、そのためにも警笛を鳴らした方がいいでしょう。車は離合するのがやっとの道幅なので、側溝や谷底に落ちないよう気をつけましょう。
MAP CODEはありますが、ナビが間違った道を案内するので載せていません。Google Mapなどでは総延長78kmといった経路を案内されることがあります。総距離60km以上が表示されたら、ナビはあきらめ道道680号を自力で行きましょう(要所、要所に看板があります、看板が出てくるまで走り続けましょう)。国道から折れたら、34kmの距離です。
《美深》
「びふか」の地名はアイヌ語の「ぴうか」(石の多いところ)に由来し、天塩川の砂利の河原を指しています。町内のJR美深駅はいまでは「びふかえき」の読みですが、もともとは「ぴうかえき」という発音で、1951(昭和26)年に呼び名を変えたそうです。
美深町のマスコットキャラクターは「美深くんと美深ちゃん(みみちゃん)」。いずれもかぼちゃの形をしています。美深のカボチャは「くりかぼちゃ」と呼ばれ、たいそうおいしいです、9月中旬~10月下旬の収穫。
町にはカボチャを使ったお菓子もあり、「かぼちゃパイ」、「ピウカ・ボッチャ」が 「菓子司すぎむら」(01656-2-1462、美深町大通北4丁目)で作られています。ティラミスやアップルパイも人気です。「ピウカ・ボッチャ」は道の駅やJR美深駅でも販売。
また「白樺樹液」、小麦「ハルユタカ」、美深産のかぼちゃ「クリユタカ」を使った木の葉型のパイサブレ「シラカボ」は「菓子司花月堂」(01656-2-1583、美深町東2条南1丁目駅前通り)で作られています。こちらも道の駅やJRの美深駅で販売。
美深町は1923(大正12)年村から町制になり、成立しました。人口は1970年に11,400人以上を数えましたが、その後漸次減少。2025年現在、3,000人台中頃になっています。
縄文時代より人が住み、江戸時代1857(安政4)年には松浦武四郎も訪れています。
《仁宇布》
「にうぷ」はアイヌ語「にうぷ」に由来、「木のある場所」を意味します。木は「トドマツ」ではないかと言われています。ペンケ(上)、パンケ(下)の付くニウプ川があります。
自動車メーカースバルのテストコース(SUBARU研究実験センター 美深試験場)があることで有名です。ニウプには2025年現在、59人の人が住んでいるそうです。
住所:北海道中川郡美深町字大手307-1 (現在地からのルートを表示)
電話番号:01656-2-1000 MAP CODE:651 488 715
#「その他のオプション」をクリックした後、出てきた大きな地図の左側「道の駅びふか」の文字列の前に「札幌から」など入力し、エンターキーを押すと出発地からの距離、時間、ルートが示されます。
参考URL:
https://www.michi-no-eki.jp/stations/views/18790
http://www.hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/292/
https://www.m-bifuka.com/
#cheap & clean_stay_in_vehicle_at_MichinoEki_Hokkaido
概要(最終訪問日:2022年9月4日)
《この道の駅のミッション❓》 「白樺ビール」を買い求める
- 道北エリア(上川管内・旭川以北)、国道40号沿いの道の駅、1993年設置(設置番号5)
- スタンプは😀24時間押印可能(休館日も押せます)
- 24hトイレはウォシュレット(快適度7)
- 駅舎内には天井の低いお土産屋さん、2階に食事処(シーズン中18:00まで)
- 駐車場は広い(車中泊度◯)
- コンビニ、ガソリンスタンドは南へ10km弱離れています
- 駅舎裏、池に架かる橋を渡ると、温泉、食事処、キャンプ場(風呂事情)、チョウザメ館、パークゴルフ場、テニスコート、天塩川の名称の元になった「てっし」を再現した水路あり、天塩川岸まで出るとカヌーボート発着場があります
- キャンプ場は「トロッコ王国 美深」(観光スポット)の近くにもあります
住所:北海道中川郡美深町字大手307-1 (現在地からのルートを表示)
電話番号:01656-2-1000 MAP CODE:651 488 715
営業時間や休館日などは「道の駅ホームページ」(おしらせ)をご覧ください
《近くの道の駅》
(東74km)おうむ(オホーツク)
(北西53km)なかがわ・(西72km)えんべつ富士見
(南36km)もち米の里なよろ
(北22km)おといねっぷ
🙆 記事一覧
●トイレ事情 ●風呂事情 ●洗濯事情
●駐車可能台数
●敷地内の店 ●レストラン ●コンビニや店・ガソリン・郵便局
●観光スポットや行事
●地名由来 ●地図
24hトイレはウォシュレット
24hトイレはイタリア人がデザインしたというヨーロッパ古城風の駅舎にあります。駅舎に向かって左側・自販機の間を入ります。個室にはウォシュレット、女子8、男子2。和式トイレもあります。多機能トイレに洋式1。おむつ交換台があります。便座クリーナーの容器があります(時節柄、中身を定期的に補充してほしい)、手洗に石けん。掃除は行き届いていますが、施設が古いためかいくぶん汚れが目立ちます。が、便器と手洗の機器だけは2020年に交換。手洗は蛇口と風乾燥機が一体になったものに替わりました。
日本で道の駅設置が始まって最初の年の設置。夜間のラジオ放送はお祭りくらいの音量でなかなか騒々しいです。
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道の駅「びふか」トイレ入り口 |
授乳室がトイレを出て駅舎に入ってすぐのところにあります。
温泉はびふかアイランドにあり、アイランドにはキャンプ場やパークゴルフ場などの施設が整えられています
ここでは温泉とキャンプ場を紹介し、そのほかの施設は「敷地内の店」へ
「びふか温泉」道の駅裏の橋を渡ってすぐ(01656-2-2900、中川郡美深町字紋穂内139番地)11:00-21:00。入浴料はちょと安め。道の駅で「特別入館券」(入浴料+タオル+貸しバスタオル)を販売。ボディソープ・シャンプー備え付け。少し色つき、ちょと熱めの湯。バブル湯は透明です。サウナあります。ドライヤーあり。〔🗾Googleマップ〕。
レストランがあります(営業時間は17:00-20:00LO、2025/06休業中)。目玉はチョウザメ料理、チョウザメ丼・キャビア・燻製などがあります。チョウザメのいる休憩ラウンジ、売店やゲームコーナーもあります。宿泊可。
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びふか温泉(正面) |
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びふか温泉玄関 |
《キャンプ場》
温泉向かいには「森林公園びふかアイランドキャンプ場」(開設期間5月上旬~10月下旬)があります。利用料が必要ですが、とっても安い。なんと言ってもトイレがウォシュレット。フリーサイト、オートサイト(電源、水道付き)があり、貸しテント、貸し寝具を利用可、ランドリー(洗濯機と電気式乾燥機2セット)があります。フリーサイトで車中泊可。芝生に乗り上げてよいそうです。ごみは持ち帰り。フリーサイト利用料金は大人1人700円。テントや寝具を借りてもいいですね。問合せは管理棟(01656-2-3688)。
《コテージ》
コテージは全4棟、通年営業。1棟最大6人まで宿泊可能。1Fにリビングルームや風呂(温泉)、2Fにベッドルーム。調理器具やストーブなどは設置済み。寝間着、食材、石けん類は要持参。ごみは持ち帰り。
「音威子府住民保養センター 天塩川温泉」(北へ16km)は「おといねっぷ」をご覧ください。
「なよろ温泉サンピラー」(南へ31km)は「もち米の里なよろ」をご覧ください。
●洗濯事情
「コインランドリーびふか」道の駅から国道40号を9km南下(美深町大通南4丁目)07:00-22:00(2022年9月23日開店)管理は建物裏手の「美深ハイヤー」(01656-2-1661)。「セブンイレブン美深西1条店」(01656-2-3355)は道を挟んで隣(カメラ側)。大通り向かい(画像右手)が「むつみ食堂」(01656-2-1271、営業時間11:00-20:00)。画像は開店直前のものです。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
洗濯乾燥機4、乾燥機2、敷布団乾燥機1。稼働状況。
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美深町・コインランドリー |
- 北方向「稚内市ポートサービスセンター」道の駅から北へ141km(0162-23-4688、稚内市開運2丁目3)09:00-19:00。道の駅「わっかない」をご覧ください 🗾。
- 西へ「コインランドリーきらら」道の駅から西へ114km(0164-68-7399、苫前郡羽幌町北大通1丁目17番地)06:00-24:00。道の駅「ほっと♡はぼろ」をご覧ください 🗾。
- 東へ「コインランドリースキル紋別店」道の駅から東へ110km(0158-24-7571、紋別市落石町4丁目34-7)06:00-24:00。道の駅「オホーツク紋別」をご覧ください 🗾。
●駐車可能台数 (ここは泊まれますか?・道の駅のWi-Fi)
大型・普通車・身障者用:18台・200台・1台/EV急速充電器2、普通充電器2。バイク駐輪スペースがあります。南北に走る国道40・275号(号数重複)沿いの道の駅。西側に観光バスやトラックなど大型車の駐車スペース、駅舎の北側と駅舎に沿って普通車の駐車スペース、駅舎直近は身障者用駐車スペース。駐車可能台数も多いですが、広くゆったりとしたスペースを用いています。Google Map。
道の駅前がほぼ直線の国道ということもあり、夜は往来が大変かも…。美深の市街は南へ9kmほど行ったところ、JR美深駅、スーパー、コインランドリーがあります。
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道の駅「びふか」駐車場 |
●敷地内の店
- 駅舎1F・双子座館
- 駅舎2F・レストハウスあうる
- びふかアイランド
- 美深チョウザメ館
- せせらぎ水路・てっし
- カヌー体験・天塩川カヌー下り
《駅舎1F》
駅舎1Fは「双子座館」という名前。お土産などが取りそろえてあります。天井がかなり低いのと細い造りでかなり狭い印象。ですが…、蜂蜜、美深牛肉まん、なんとプリンの入ったクレープおにぎり、チョウザメみそぱん、チョウザメおこわ。物産展示コーナーには野菜やお菓子、ワイン、美深町特産「くりじゃが」、「くりかぼちゃ」を使った手作りコロッケやいかスティックやカレーパンなどの揚げ物、ソフトクリーム、陶器など、白樺樹液そば、美深の特産物が勢揃いしています。羊のミルクも瓶詰めで、さらにチョウザメの卵、そうキャビアも瓶詰めで販売です。
白樺から醸造した「白樺ビール」をぜひ味見してみたいですね。道の駅には種々のビールが取りそろえてあります。「レストラン」に挙げた「レストランBSB」に行けば、必ず手に入ります。
《駅舎2F》
駅舎2Fには食事処「レストハウスあうる」(10:30-15:00、owl フクロウ)。パンプキンクリーミィーパスタやインド人直伝というスパイシーなカレー、あんかけ焼きそば、生姜焼き定食などがあります。階段が少し狭いのでもしかすると敬遠する人もいるかもしれません。
駅舎屋上は「美深アイランド展望台」になっています。温泉のある「びふかアイランド」を見晴らせる展望台です。
《びふかアイランド》
駅舎の背後は川のようになっていて橋が架かっています。この水路は昔の天塩川で、三日月湖になっています。三日月湖と今の天塩川に挟まれた部分を「びふかアイランド」と呼びます。
すでに「風呂事情」で書きましたように、この「アイランド」には温泉、キャンプ場があります。そのほかにも「美深チョウザメ館」、せせらぎ水路、パークゴルフ場・テニスコート・野球場などの運動公園、天塩川の名称の元になった「てっし」を再現した「せせらぎ水路」、「松浦武四郎踏査」の碑があり(水路の橋を渡ってすぐ右手)、さらに天塩川まで出るとカヌーボート発着場があります。
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松浦武四郎踏査の碑 |
《美深チョウザメ館》
「美深チョウザメ館」(問合せ01656-2-2900びふか温泉)09:00-17:00/月曜定休。温泉のすぐそば、尖塔のついた円形の建物です。たくさんの円筒形の水槽のなかを小さいのから大きいのまでたくさんのチョウザメが泳いでいます。入館無料。道の駅ではもちろんキャビアが売られています。温泉のレストランではチョウザメ料理が人気です。
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美深チョウザメ館 |
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チョウザメの飼育 |
《せせらぎ水路・てっし》
美深町を南北に流れる天塩川。北海道命名の地は音威子府村にありますが、天塩川の名前の由来となった「てっし」(アイヌ語、意味は「魚をとる仕掛け」=梁[やな]のこと)は美深町で見ることができます。ひとつは「再現てっし」、道の駅裏手の「びふかアイランド」内の「せせらぎ水路」(キャンプ場内にくるっとした形の親水池があります。キャンプ場内にある案内板をご覧ください)の飛び石が「てっし」状になっています。
道の駅「びふか」では「テッシ武四郎カード」を配布しています。松浦武四郎生誕200年を記念して天塩川流域の市町村がちゅうしんとなり、カード(無料)を配布しています。北は豊富町(終了)、中川町、音威子府村、名寄市、士別市、剣淵町、幌加内町、和寒町、南は武四郎が生まれた三重県松阪市での配布です。
もうひとつはJR宗谷線の無人駅・恩根内駅近く、国道40号と天塩川が交差する恩根内大橋あたりにその面影を残しているところがあります。「大橋」からだと歩道の反対側・上流です。大橋から見るのは車の往来があるので危険です。岩の上に魚が打ち上げられたのをきっと素手で取ったりしていたのでしょう。恩根内大橋は道の駅「びふか」の北3.9kmです。「てっし」に近づくには長靴や藪の中を行ってもかまわない服装などが必要ですが、葦などが茂っていてほとんど不可能です。
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びふかアイランド「せせらぎ水路」 |
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天塩川のてっし |
《カヌー体験・天塩川カヌー下り》
「カヌー体験」は、4月下旬~10月下旬の催行、三日月湖で1時間利用できます(有料)。
「天塩川を下るツアー」もあります。1時間の初心者コースから、3時間以上かかるロングコースまで6コースほどが設けられています。
いずれも問合せは「コスモスカヌー企画 高橋宛」(090-7055-2775)。
●レストラン
《道の駅》
駅舎内の「あうる」(10:30-15:00)は「敷地内の店」を、びふか温泉のレストラン(17:00-20:30)は「風呂事情」をご覧ください。
《美深町市街地》
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《最北の醸造所 …白樺》
- なんと珍し、白樺ビールレストラン「レストランBSB」道の駅から南へ8.6km・国道40号沿い(01656-8-7123、美深町大通北4丁目9番地5-2)12:00-22:00。〔🗾Googleマップ〕。
赤レンガ倉庫のレストラン、2018年の創業。BSBは「びふか白樺ブルワリー」の頭文字。その名のとおり、美深産の白樺から樹液を採取、水の代わりに白樺樹液を用いて熟成した地ビール(美深特産)を提供してくれます。地ビールに合う料理はやはりジンギスカン。晴れた日には店の庭にテーブルが設置されます。約20台の駐車場🅿あり。facebook、紹介記事。
美深にはほかに白樺樹液を混ぜ込んだ「樹液入り五割そば」、樹液をウールフェルト染め物に使った製品(美深 粗清草堂[そせいそうどう]」)など白樺にまつわるたくさんの製品があります。 - 「またたびカリー」道の駅から南へ9km・町道沿い(美深町東1条北1丁目18)11:00-14:00・18:00-22:00(日曜はお昼のみ)/水木曜定休。昼はスパイスカレー、夜は加えてそのたの料理とお酒も。おすすめは「またたびチキン」、「野菜クルマ」、「週替わり限定カレー」、さらには二種類のカレーを楽しめる「あいがけ」。靴を脱いで上がります。もとが理髪店なので面影が遺っているかも…。駐車場2台分🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
- (夜)「おかざき」道の駅から南へ9km・町道沿い(01656-2-1440、美深町東2条北2丁目)17:00-24:00/日曜定休。居酒屋。刺身、からあげ、海老しんじょなどがおすすめ。〔🗾Googleマップ〕。
- 「麺カフェItosugI」道の駅から南へ9km・町道沿い(01656-8-7543、美深町東1条北2丁目10番地)11:00-14:00・17:00-23:00。ラーメン店。背油醤油らーめんがおすすめ。〔🗾Googleマップ〕。
- (夜)「やき肉あぶり処」道の駅から南へ9.3km・JR美深駅前(01656-2-2009、美深町字東3条北1丁目)17:00-22:00/月曜定休。おまかせは、大人コースや高校生コースなど。facebook。メニューやお休み情報はinstagramへ。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
- そば屋「むつみ食堂」道の駅から南へ9.4km・国道40号沿い(01656-2-1271、美深町字大通南4丁目4番地)11:00-20:00。美深産のそば粉を使用。丹念に手打ちしています。カツカレーや、カツ丼もできます。美深産小麦粉を使ったラーメンも。店舗横に駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
- 「お酒と料理を愉しむ店Bibliothèque」道の駅から南へ9.6km・町道沿い(01656-8-7039、美深町西1条南5丁目)16:00-21:00/火水木曜定休。古民家リノベーションのピザ屋さん。パスタやコーヒーもおいしい。なお、Bibliothèqueは図書館の意。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
●コンビニ・店・ガソリン・郵便局 (ANRE 停電時も給油可能なGS)
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美深町のコンビニ・スーパー
- 「セブンイレブン美深西1条店」道の駅から南へ9.4km・国道40号沿い(01656-2-3355、中川郡美深町西1条南5丁目36-4)24h営業。道北エリア上川管内最北のセブンイレブンです。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
- 「セイコーマート 美深店」道の駅から南へ9.8km・国道40号沿い(01656-2-1108、中川郡美深町大通南7丁目16番地15)05:00-24:00。ホットシェフあり。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
- 「ラルズマート美深店」道の駅から南へ8.7km・国道40号沿い(01656-2-1788、中川郡美深町字大通北3丁目)09:00-19:00。向かいに駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
- 「美深スーパー」道の駅から南へ9.3km・町道沿い(01656-2-1737、美深町字東1条南2丁目7番地1)09:00-19:00/6日と20日お休み。老舗の人気スーパー。ランチタイムのお弁当には味噌汁付き、ご飯の足りない人には小盛りを無料で追加。全体的に少し高いかな。酒の販売はありません。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
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美深町のガソリンスタンド(久保産業は廃業です)
- 「ホクレン美深セルフSS/JA北はるか」道の駅から南へ8.5km・国道40号沿い(01656-2-1741、中川郡美深町字大通北6丁目)07:30-19:30(冬期 -19:00)。手持ちスプレー洗車機あり。〔🗾Googleマップ〕。
- 「コスモ石油 美深SS/園部商会」道の駅から南へ9.2km・国道40号沿い(01656-2-1128、美深町大通南3丁目)08:00-18:30。PayPay可。〔🗾Googleマップ〕。
- 「ENEOS 美深大通南SS/馬場商店」道の駅から南へ9.5km・国道40号沿い(01656-2-1221、美深町大通南6-11)07:00-19:00。手持ちスプレー洗車機あり。〔🗾Googleマップ〕。
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美深町の郵便局
- 「美深郵便局」道の駅から南へ9km・町道沿い(01656-2-1940、中川郡美深町東一条北2-4-1)ATMは日曜14:00まで。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
- 「恩根内郵便局」道の駅から北へ5km・町道沿い(01656-4-1330、美深町恩根内60)ATMは土曜お昼まで。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
- 「仁宇布簡易郵便局」トロッコ王国美深から300m南下・道道49号沿い(01656-2-1928、美深町仁宇布207-4)。駐車場🅿あり。簡易郵便局にATMはありません、カードを持っていれば引き出せます(平日16:00まで)。〔🗾Googleマップ〕。
- トロッコ王国・キャンプ場
- 仁宇布(にうぷ)の冷水・十六滝
- びふか松山湿原
- 函岳
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道の駅「びふか」と観光スポット |
《トロッコ王国美深》
「トロッコ王国美深」道の駅から東へ30km(MAP CODE832 758 385*03、01656-2-1065、中川郡美深町仁宇布215番地)運行期間4月下旬~10月下旬・09:00-17:00。「日本一の赤字ローカル線」として全国にその名を知られ、1985(昭和60)年に廃止された国鉄美幸線(びこうせん)。往復10キロ(約40分)の廃線跡を、自らトロッコ(エンジン自走式)を運転して走ることができるテーマパーク(要入国料)。同乗ももちろん可能です。自分で運転する場合は普通自動車の免許が必要です。予約には電話(01656-2-1065)とネット経由があります(空いていれば、予約なしでも可)。周辺には仁宇布公園、仁宇布駅跡があります。〔🗾Googleマップ〕。
旧国鉄美幸線は美深駅からトロッコ王国のある仁宇布を経て、オホーツク海側の枝幸町を結ぶ予定の路線。産業開発路線として計画された。しかし仁宇布までで建設はストップし、1985年に廃止された。開業は1964年。延長距離は21.2km(仁宇布まで、ちなみに美深-枝幸間は87km)。完成していれば、枝幸まで冬期も列車での旅となっただろうが、現在のトロッコも冬期休業なのは少し悲しものがある。美幸線建設以前にあった美深町営軌道、またバスも冬場は運休だった。
〔公園とキャンプ場〕
休業中「羊と冒険のキャンプ場」(080-5588-3845、美深町仁宇布215−2)開設期間4月下旬~10月下旬。「不便」を楽しむ場所。施設は炊事場とトイレのみ。トイレはウォシュレット。レンタル品はありません。6月以降になるとヒツジが放牧されます。場内を「ペンケニウプ川」が流れています。「トロッコ王国美深」、「仁宇布公園」、「仁宇布駅逓所史跡」がすぐ近く、「仁宇布の冷水」まで南下6km。facebook・instagram・予約サイト。〔🗾Googleマップ〕。
「トロッコ王国美深」、「羊と冒険のキャンプ場」への経路:道の駅から国道40号を10km南下、「セイコーマート美深店」(01656-2-1108)を過ぎると「仁宇布の冷水と十六滝・松山湿原・トロッコ王国21km」の看板、つぎの交差点(同じく緑色の看板)を左に折れ、そのまま道道49号をひたすら登っていけば21kmほどで到着、道道49号と120号の合流点にキャンプ場はあります。「仁宇布簡易郵便局」(01656-2-1928)を目的地にするといいでしょう。
《仁宇布の冷水・十六滝》
ここから美深の奥へ「仁宇布(にうぷ)の冷水・十六滝」(MAP CODE:832 641 675*00、美深町仁宇布)。宇布簡易郵便局(01656-2-1928)から道道49号美深雄武線を東進。5月下旬にオープン。「仁宇布の冷水」は環境省が選定した「平成の名水百選」のひとつ。冷たい水を汲んで飲むこともできます。その周りには十六滝と呼ばれる滝が散在しています。〔🗾Googleマップ〕。
車で行くことも可能な、雨霧の滝(MAP CODE:832 610 825*06、美深町仁宇布4)、女神の滝(MAP CODE:832 610 764*20、美深町仁宇布5)、深緑の滝(MAP CODE:832 721 200*34、美深町仁宇布)、激流の滝(MAP CODE:651 237 321*83、美深町仁宇布1)、高広の滝(MAP CODE:832 631 212*68、美深町仁宇布2)。ほとんどがダート路です。
一方、装備や沢登りスタイルが必要なのは、大滝沢の滝、十五線沢壱の滝、十五線沢弐の滝、十五線沢参の滝、十五線沢四の滝、沼岳沢壱の滝、沼岳沢弐の滝、タケノコ沢の滝、ペンケオーシャンの滝、ペンケオーシャン弐の滝、湿原下の滝。
「冷水」に近いのは「雨霧の滝」(うぎりのたき)、「激流の滝」は美深市街に近いところにあります。いずれも道道49号を登ります(上川総合振興局「雨霧の滝と女神の滝マップ」)。
《びふか松山湿原》
「仁宇布の冷水」の近く「びふか松山湿原」(MAP CODE:832 582 760*24、美深町仁宇布)5月下旬ゲート開放。ツアー参加を推奨。日本最北の高層湿原で、標高が797m(本州の2,000m級の山に換算すれば、気温や天候の急変の予想がつくと思います)。厳しい自然環境のなかでアカエゾマツやダケカンバが背を低くして成長(矮性)しています。湿原を通る木道があります。ここに行くにも、上の「雨霧の滝と女神の滝マップ」が参考になるかと思います。〔🗾Googleマップ〕。
途中で入山届の記入が必要です。車では行けません。「トロッコ王国美深」の6kmほど南、同じ道道49号をもう少し先までたどります。「仁宇布の冷水」などの案内とともに湿原への案内標識もあります。
「美深町観光協会」のツアー(6月下旬)、GAC•River Toursのツアー(6月下旬~9月下旬)。
《函岳》
「函岳」(
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美深町・函岳頂上 |
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函岳頂上のケルン |
《函岳までの路程》‥ナビはスマホのものを含めほぼ使えません、道路上の道案内看板に従いましょう。
道の駅から国道40号を5.7km南下、左手に緑色の「通行無料・名寄美深道路」が現れたあとすぐに、「函岳・頂上まで34km」の看板。すぐ先の交差点(写真つき看板あり)を左に折れ、道道680号に入ります。宗谷本線を越えます(右手に初野駅)。道道入り口から1.7km、初野駅から1.3km、看板「函岳・ここから約32km」の看板がある十字路があります(道道は左折)、矢印のとおり左に折れ、進みます。
道道を5km進むと、林道(砂利道)との分岐に来ます(「函岳まで27km」の看板)。そこからは一本道をずっと登っていきます(意外と下りが多い)。19kmで「加須美峠」(ここまで森の中、カーブ多し、カーブミラーは19kmで5枚のみ)、丁字路を左に折れ、8km(青空が気持ちいい、晴れてればね)で函岳頂上です。まっすぐ行くと枝幸町の歌登(歌登からも車で登れます)。
林道は砂利道、4~5mの幅員。しょっちゅう対向車に遭遇するわけではありませんが、バイクなどは道の真ん中を走ってきたりするので、カーブでは警笛推奨。カーブはたくさんあります。また🐻ちゃん出没の恐れがあるので、そのためにも警笛を鳴らした方がいいでしょう。車は離合するのがやっとの道幅なので、側溝や谷底に落ちないよう気をつけましょう。
MAP CODEはありますが、ナビが間違った道を案内するので載せていません。Google Mapなどでは総延長78kmといった経路を案内されることがあります。総距離60km以上が表示されたら、ナビはあきらめ道道680号を自力で行きましょう(要所、要所に看板があります、看板が出てくるまで走り続けましょう)。国道から折れたら、34kmの距離です。
●地名由来
《美深》
「びふか」の地名はアイヌ語の「ぴうか」(石の多いところ)に由来し、天塩川の砂利の河原を指しています。町内のJR美深駅はいまでは「びふかえき」の読みですが、もともとは「ぴうかえき」という発音で、1951(昭和26)年に呼び名を変えたそうです。
美深町のマスコットキャラクターは「美深くんと美深ちゃん(みみちゃん)」。いずれもかぼちゃの形をしています。美深のカボチャは「くりかぼちゃ」と呼ばれ、たいそうおいしいです、9月中旬~10月下旬の収穫。
町にはカボチャを使ったお菓子もあり、「かぼちゃパイ」、「ピウカ・ボッチャ」が 「菓子司すぎむら」(01656-2-1462、美深町大通北4丁目)で作られています。ティラミスやアップルパイも人気です。「ピウカ・ボッチャ」は道の駅やJR美深駅でも販売。
また「白樺樹液」、小麦「ハルユタカ」、美深産のかぼちゃ「クリユタカ」を使った木の葉型のパイサブレ「シラカボ」は「菓子司花月堂」(01656-2-1583、美深町東2条南1丁目駅前通り)で作られています。こちらも道の駅やJRの美深駅で販売。
美深町は1923(大正12)年村から町制になり、成立しました。人口は1970年に11,400人以上を数えましたが、その後漸次減少。2025年現在、3,000人台中頃になっています。
縄文時代より人が住み、江戸時代1857(安政4)年には松浦武四郎も訪れています。
《仁宇布》
「にうぷ」はアイヌ語「にうぷ」に由来、「木のある場所」を意味します。木は「トドマツ」ではないかと言われています。ペンケ(上)、パンケ(下)の付くニウプ川があります。
自動車メーカースバルのテストコース(SUBARU研究実験センター 美深試験場)があることで有名です。ニウプには2025年現在、59人の人が住んでいるそうです。
●地図
住所:北海道中川郡美深町字大手307-1 (現在地からのルートを表示)
電話番号:01656-2-1000 MAP CODE:651 488 715
#「その他のオプション」をクリックした後、出てきた大きな地図の左側「道の駅びふか」の文字列の前に「札幌から」など入力し、エンターキーを押すと出発地からの距離、時間、ルートが示されます。
参考URL:
https://www.michi-no-eki.jp/stations/views/18790
http://www.hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/292/
https://www.m-bifuka.com/
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