道の駅「おびら鰊番屋」(道北エリア留萌 27)

北海道の道の駅一覧(テキスト版解説版域内道の駅一覧)・ブログの書き方北のチップス


概要(最終訪問日:2021年4月11日) 《この道の駅のミッション❓》 駅舎内レストラン「鰊番屋」で焼き魚定食をいただき、となりの「花田家番屋」を見学する

 道北エリア(留萌管内)に位置する国道232号沿いの道の駅、1996年設置(設置番号27)。海がすぐ目の前。隣に国指定重要文化財「旧花田家番屋」があり、負けないくらい大きな駅舎。駅舎内は番屋風休憩室、売店、別棟のレストラン。メニューは海産物を中心に多彩でおいしい。トイレはウォシュレット、とてもきれい(快適度10)。駐車場は国道両側に展開、訪問客が多いので少し手狭の感じ、海側の方がどちらかというと空いています。風が吹くと海鳴りとしぶきがすごい、松浦武四郎さんが耐えて日記をつけています(車中泊度◯)。
 キャンプ場は「観光スポット」に記載しました。


住所:北海道留萌郡小平町字鬼鹿広富 (現在地からのルートを表示
電話番号:0164-56-1828   MAP CODE:959 184 151
営業時間や休館日などは「道の駅ホームページ」(おしらせ)をご覧ください
《近くの道の駅》
 (東82km)森と湖の里ほろかない
 (西)日本海
 (南23km)るもい船場公園・(南108km)石狩あいろーど厚田
 (北20km)風Wとままえ・(28km)ほっと♡はぼろ

留萌管内概略図
上川管内(北)概略図



🙆 記事一覧 

トイレ事情    ●風呂事情    ●洗濯事情
駐車可能台数
敷地内の店    ●レストラン   ●コンビニや店・ガソリン・郵便局
観光スポットや行事
地名由来     ●地図


24hトイレはウォシュレット】 24hトイレは駅舎内にあります。個室は全部ウォシュレット、重厚な造りと色使い、ぴかんぴかんです。女子6、男子3、多機能トイレに1。おむつ交換台、ベビーチェアがあります。手洗場には石けん。とてもきれい。
 駅舎中央部から入ります。個室に入って荷物をかけようとすると自分の背の低さを恨むことになるかもしれません。

道の駅「おびら鰊番屋」駅舎
道の駅「おびら鰊番屋」駅舎


小平町(南13km)、留萌市(南25km)を紹介します。
北方向(20km)は苫前の道の駅の温泉です。

 「ゆったりかん(小平町総合交流ターミナル施設)」南へ13km・国道239号経由(0164-56-9111、留萌郡小平町字小平町)10:00-22:00/第3火曜休館。入浴料ふつう。大浴場「光明石温泉」、岡山の光明石を用いた人工温泉。ジャグジー、サウナがあります。休憩室があります。大きくきれいな施設です。
 日本海沿い、夕日がよく見えます。レストラン「黄陽(こよう)」で食事ができます、入浴+食事のセットあり。レストラン営業時間:11:00-14:30・17:00-20:30。「小平牛(おびらぎゅう)」のハンバーグ御膳などがあります。カメラ側に日本海が見える展望台があります。またすぐ北に「小平町望洋台キャンプ場」、日本海と海岸段丘の眺めが素晴らしいです。

小平町・ゆったりかん
小平町・ゆったりかん


 「神居岩温泉(かむいわおんせん)」南へ25.3km・道道1031経由(0164-42-3500、留萌市大字留萌村字カムイワ495)10:00-22:00・土日 -23:00。留萌市の道の駅がすぐ近く。入浴料ふつう。ボディソープ・シャンプー備え付け。大きくきれいなお風呂。湯は若干色つき。サウナ(21:00まで)、ジャグジーあり。早朝風呂(05:00-08:00)があります。足で踏むウォーターサーバーがあります。マイナスイオンヘアドライヤーは有料。休憩室は残念ながら喫煙可。

留萌・ホテル神居岩
留萌・ホテル神居岩


コインランドリーは風呂よりも遠いです、南の留萌市内。
 「コインランドリージャバ留萌店」南へ24.8km・国道231号沿い(0164-42-2227、留萌市元川町2丁目49-2)06:00-22:00。洗濯機・乾燥機一体型あり。
 「コインランドリーカラフル留萌花園店」南23.9km・国道231号経由(留萌市花園町4丁目6-14)05:00-23:00。稼働状況。洗濯機・乾燥機一体型、27kg洗濯機、25kg乾燥機あり。稼働状況
 「コインランドリージャバ 留萌開運店」南へ23km・国道231号経由(留萌市開運町1丁目4-11)06:00-22:00。洗濯機・乾燥機一体型あり。



北方向は羽幌町へ‥、
 「コインランドリーきらら」北へ28km・国道232号沿い(0164-62-3592、苫前郡羽幌町北大通1丁目17)06:00-24:00。稼働状況。洗濯機・乾燥機一体型あり。道の駅「ほっと・はぼろ」がすぐ近く。羽幌町唯一のコインランドリーです。


●駐車可能台数 [TOPへ] (ここは泊まれますか?道の駅のWi-Fi
大型・普通車・身障者用:10台・63台・2台/EV急速充電器2。バイク駐車スペースあり。南北に走る国道232号に沿って、細長く造られた道の駅。駐車場は駅舎側、海側二手にあります。Google Map

 山側には駅舎と国指定重要文化財で道の駅の名前にもなっている「旧花田家番屋」。道の駅も番屋も大きな建物です。
 道路をはさんで海際に、「にしん文化歴史公園」、「三船遭難慰霊之碑」があります。公園では松浦武四郎さんが何やらを書き付けています。小平までやってきたのですね。すぐ近くの「おにしかの里」の歌を詠んでいるのでしょうか。

道の駅「おびら鰊番屋」駐車場
道の駅「おびら鰊番屋」駐車場


 国道と海がすぐそば。大型車の駐車スペースが「花田家番屋」の南側にあります。普通車は駅舎側でも海側でも駐められるところに車を駐めれば良いかなと思いますが、海側がいくぶん空いている感じです。風の強い日は波音が大変、長時間駐車すると波しぶき(塩水)でびっしょりになるでしょう。


●敷地内の店 [TOPへ]
番屋風休憩所とレストラン、メロンと小平牛重文・旧花田家番屋を紹介します。

 道の駅ホームページによれば、おびら鰊番屋には「休がテーマの小平町観光交流センター、食がテーマの食材供給施設、観がテーマの重要文化財旧花田家番屋の3つの建物」があるそう。

番屋風休憩所とレストラン
 駅舎の1Fに大きな売店と番屋風休憩室(畳敷きの部屋、番屋の主になった気分が味わえます)、2Fに広い休憩室(食事処になることもあります)。別棟にレストラン、やはり海のものが主体でまた新鮮です。海鮮ばかりでなく、焼き魚の定食もおいしくいただけます。鰊のおいしさを再確認できる「にしん丼」がおすすめです。

メロンと小平牛
 小平町の農産物はメロン。北海道のメロンといえば「夕張メロン」が有名処ですが、小平もメロン栽培ではぬきんでています。赤肉のレッド、青肉のデリシィ、そして小平町特産のアイボリーメロンの三種が栽培されています。アイボリーメロンはあみあみの模様がない白い外観です。町外へはあまりで回らないので見かけたらぜひひとつゲットです。
 黒毛和牛の飼育も盛んで、8月最終日曜には「小平産業まつり」が催され、たくさんの屋台が出ます。大バーベキューパーティはぜひ参加すべし。パーティはチケット制。チケットと交換にお肉と焼き台をゲット。好きな場所でジュージューします。場所は小平町の総合交流ターミナル施設・人工温泉「ゆったりかん」(0164-56-9111・道の駅から南へ13km)となりの「多目的広場」。小平町の「おびまる」に会えるかも。
 小平牛は「ゆったりかん」のレストランでもいただけます。

旧花田家番屋
 国指定重要文化財「旧花田家番屋」は中に入って、当時の生活や漁の様子、ニシン漁の繁栄ぶりなどを如実に知ることができます。「あいのこ船」の大きな木造模型もあります。番屋は1905(明治38)年ころの建築。200人を超える人が働いていたとか。それにしても番屋の建物の大きいこと。でも冬をここで過ごすとなると…(ニシンは「春告魚はるつげうお」とも呼ばれ、3月~5月が旬です)。

道の駅「おびら鰊番屋」旧花田家番屋
道の駅「おびら鰊番屋」旧花田家番屋


●レストラン [TOPへ]
小平町、留萌市(るもい)、増毛町(ましけ)の順に紹介します。

駅舎内
 駅舎内レストラン「鰊番屋」はシーズン中は朝早くからやっていますが、夕飯には閉店が早すぎます(シーズン中17:00まで、冬季は14:00まで)、一食の価値あり。

小平町内
 「小平町グルメさんぽ鬼鹿地区」で食事処を紹介しています。
 小平では海産物ホタテとタコが有名です。ホタテは1月から水揚げが始まります。おいしいのは観光シーズンのようです。タコは通年あります。

 「すみれ」道の駅から北へ2.2km・国道232号沿い(0164-57-1451、留萌郡小平町字鬼鹿港町212-4)平日11:00-14:30・17:00-20:00/土日祝17:00-19:00/7月8月は無休。カレー、そば・うどんとありますが、なんといっても「海鮮丼」。店の前に「今日のおすすめ」が書いてあります、たとえば「うにうに丼」など。なおトンカツ丼は三段重ね、話の種に食べてみてはいかが。

 「じょぐら」北へ2.4km・国道232号沿い(0164-57-1525、留萌郡小平町字元浜)5月~9月ほぼお昼の営業、夏休み期間のみ08:00-17:00/6月は火曜定休、10月~4月は休業。人気は「ウニ丼」、「ニシンラーメン」(塩あるいは正油)もおすすめです。「おにしかツインビーチ」のキャンプ場がすぐそば。

 「お食事処 蔵」北へ2.2km・国道232号沿い(0164-57-1299、小平町字鬼鹿港町163)11:00-14:00・18:00-23:00/火曜定休。

 お風呂「ゆったりかん」のレストラン「黄陽(こよう)」に入浴とのセットあり。レストラン営業時間:11:00-14:30・17:00-20:30。こちらも海鮮丼がいただけます。



留萌市》…留萌市には2020年道の駅「るもい船場公園」がオープン。南へ24km…、
(お弁当)「長田鮮魚店」JR留萌駅正面・留萌駅前自由市場内(0164-42-2547、留萌市栄町1-1-10)09:00-17:30。お客さんがいつもいっぱいの鮮魚店。ウニやイクラ、マグロ、甘エビなどが安い。海鮮丼のお弁当あり。店内ではいただけませんが、海鮮一推し。

 「カレー大将」(0164-43-6468、留萌市大町3丁目36-5)11:00-15:00・17:00-20:00/日曜定休。カツカレー、ハンバーグカレーなどのほか、親子丼などの丼物もあります。盛り付け方はいまいち。
 「CURRY ZION(カリー・ザイオン)」(0164-42-2297、留萌市花園町1丁目4-21)11:00-14:30・17:00-20:00/月曜定休。スープカレーの店。辛くないお子さまカレーもあり。2017ミシュランビブグルマン

 「駅前 海栄らーめん」(080-9713-4969、留萌市栄町1丁目1-10)11:30-14:00・17:30-19:00(日曜ランチのみ)/水曜定休。海栄スペシャルがおすすめ。
 「遠路遥々(えんろはるばる)」(留萌市花園町1丁目1)11:00-19:00/木曜定休。ラーメン屋さん、魚介醤油、味噌がおすすめ。

 「季節料理と蝦夷前鮨・丸喜」(0164-42-1476、留萌市開運町2丁目5-6)11:30-14:00・16:30-21:00/月曜定休。回らないお寿司屋さん。丼等もあります。
 「将軍」(0164-43-5125、留萌市錦町1丁目1-5)17:00-23:00。大きな海鮮の店。
 「蛇の目寿し」(0164-42-0848、留萌市錦町3丁目1-13)11:00-22:00/火曜定休。回らないお寿司屋さん。居酒屋の雰囲気。お持ち帰りあります。

留萌のレストラン案内」もどうぞ。



増毛町》南へ40km…、
 「寿司のまつくら」(0164-53-2446、増毛町弁天町1丁目22)11:00-21:00。ウニ丼、ウニエビ丼などがおすすめ。お昼時は行列の可能性。

(昼)「マルジュウ井とう」(0164-53-3399、増毛町畠中町3丁目90)11:00-15:00。海鮮丼のほか海鮮の唐揚げ丼もあります。カラオケがあります。
(昼)「cafe' de SOBA 凜」(0164-56-0063、増毛町永寿町1丁目)11:00-17:00/木曜定休。スイーツもあるそば屋さん。

(昼)「レストハウス雄冬 川上」(0164-55-3241、増毛町雄冬)10:30-15:00。海鮮主体の食事処。市街地からはずっと南「雄冬」にあります。雄冬岬や白銀の滝などが周りにあります。

 「増毛町のレストラン案内(寿司麺類レストラン・食堂喫茶・カフェ)」もどうぞ。


●コンビニ・店・ガソリン・郵便局 [TOPへ] (ANRE 停電時も給油可能なGS
北方向1~2km圏内(鬼鹿地区おにしかちく)にコンビニ等があります。南は13kmほど南下すると小平町の市街地です。セブンイレブン(留萌小平店)等があります。
 「ローソン留萌鬼鹿店」道の駅から北へ1.7km・国道239号沿い(0164-57-1824、留萌郡小平町字鬼鹿港町4-24)24h営業。
 「セイコーマート鬼鹿店」北へ2.4km・国道239号沿い(0164-57-1711、留萌郡小平町字鬼鹿港町171-2)06:00-20:00。

 南下13.5kmで「セブンイレブン留萌小平店」国道239号沿い(0164-59-1888)があります。
 道の駅「るもい」は「おびら鰊番屋」から南下23kmほどです。



ガソリンスタンド、郵便局もほぼ同じところです。
 「ENEOS 鬼鹿SS / オンネ石油」北へ1.1km・国道239号沿い(0164-57-1601、留萌郡小平町字鬼鹿広富144-1)08:00-18:00(土祝 -17:00)/日曜定休。
 ガソリンスタンドはほかに、
・小平町市街(南下13km)に1軒「apollostation小平SS/石黒石油」(0164-56-2121/07:00-18:45・日曜定休)
・「道道126号・萌える天北オロロンルート」上の達布というところに1軒「ENEOS達布SS/岩見燃料店」(0164-58-1234/08:00-18:00・日曜定休)あります。達布は小平町市街から東へ20km、小平ダムの手前。



 「鬼鹿郵便局」北へ2.1km・国道239号沿い(0164-57-1050、留萌郡小平町字鬼鹿港町194)ATMの取扱は土曜お昼まで。
 小平町市街には「小平郵便局」(0164-56-2050、ATMは日曜14:00まで)があります。



 留萌の再掲「おみやげ処お勝手屋萌」南へ24km(0164-43-1100、留萌市栄町3丁目2-13)09:00-18:00/年末年始のみ休み。鰊やかずのこ、タコの加工品、留萌産小麦粉で作った生パスタなどの特産品を置いています。留萌観光案内所も兼ねているので、立ち寄りは吉です。オンラインショップもあります。


●観光スポットや行事 [TOPへ] (服装虫対策ゴミ箱
小平町キャンプ場2か所、小平ダム周辺の順に紹介します。
国指定重要文化財「旧花田家番屋」は「敷地内の店」に記載しました。

2つのキャンプ場
 小平町には道の駅から北方向に海水浴場・キャンプ場の「おにしかツインビーチ」道の駅から北へ2.7km・国道239号沿い(開設期間7月上旬~8月中旬)、南方向に「望洋台キャンプ場」南へ13.6km・国道239号経由(開設期間6月下旬~8月下旬)というキャンプ場があります。どちらも8月終了の短い開設期間です。

《高台のキャンプ場‥道の駅の南》
 「望洋台キャンプ場」はバンガローは安いです。トイレは3カ所あります。シャワー施設は、湯の出る時間が短く料金が高いです。展望台は老朽化のため上には登れませんが、高台から見下ろす日本海の眺めは雄大、海岸段丘は壮観です。ずうっと連なる崖の海岸線、その上に立つ発電用風車も見事です。近くに町営の人工温泉「ゆったりかん」。開設期間中の問合せは「望洋台キャンプ場管理棟」(0164-59-1950)です。

望洋台キャンプ場から日本海を臨む
望洋台キャンプ場から日本海を臨む


《海水浴場とキャンプ場‥道の駅の北》
 「おにしかツインビーチ」の問い合わせは「鬼鹿観光協会」(0164-57-1951)。こちらはバンガロー等はありません。シャワーがお風呂料金なみ、サイト料金も高めです。名前のとおり海水浴場でふたつの浜辺が連なっています。沖の方へ波消しの突堤が突き出ています。食事処「じょぐら」があります。

小平ダム周辺
 小平町の市街地から「小平蘂川(おびらしべがわ)」沿いに「萌える天北オロロンルート(道道126号)」をたどっていくと「小平ダム」(ダム管理所MAP CODE:818 229 605*36)、「小平ダム公園」(MAP CODE:818 229 363*33)、「おびらしべ湖」と続きます。公園には近くから出土した恐竜化石にちなみ「クビナガリュウ」の像があります(ついでながら、小平町に国道経由で入ると、クビナガリュウの首が生えた立体看板が出迎えてくれ、また見送ってくれます)。

小平ダム下流のクビナガリュウ
小平ダム下流のクビナガリュウ


 道道126号からは外れますが、小平ダム公園の近くには「天狗の滝(PDF)」(MAP CODE:818 288 089*14)、落差30mのきれいな滝、下の動画右端、岩山が切れているところにあります。
 道道はおびらしべ湖にかかる「滝見大橋」を渡りとてもすがすがしい気分になれます。湖畔沿いではなくダムの上を渡ります。橋の前にダム管理事務所(トイレあり、ダム堤は徒歩で渡れます)、対岸に「小平しべ湖駐車公園」(MAP CODE:818 260 264*63、トイレあり)があります。動画は小平しべ湖駐車公園からの出発です。

小平ダム滝見大橋


 「萌える天北オロロンルート」(道道126号)はそのまま内陸へ向かうと蕎麦の産地・幌加内へ、北は稚内の南・幌延町まで続きます。

道の駅「おびら鰊番屋」と観光スポット
道の駅「おびら鰊番屋」と観光スポット


 小平町の南は留萌市(るもいし、南へ24km)、留萌市の南は増毛町(ましけちょう、道の駅から南へ40km)です。増毛町は果物の産地、とくにサクランボとリンゴは道内有数の生産地。留萌市に2020年、新しい道の駅「るもい」がオープンしました。

 北方向は「風Wとままえ」(20km)、内陸に向かうと「三毛別羆事件復元の地」(冬期は除雪がないため通行止め)があります。オロロンラインを10kmほど北上すると、「力昼郵便局(りきびる)」(0164-66-1400)があり、そこから道道1062号に入ります、郵便局から24kmほどです(計34km)。「クマ出没情報」がよく出るところですが、復元小屋の前まで車で行けます(クマさんに出会ったら、決して走らないこと、背中を見せないこと。要は逃げ出さないこと。詳しくは「動物・クマ対策」を参照)。
 三毛別は苫前町内ですが、緯度的には「おびら鰊番屋」とほとんど同じ、直線距離だと12kmもないほどです。


●地名由来 [TOPへ]
 小平町市街地から海に注ぐ川は「小平蘂川(おびらしべがわ)」。その昔「小平」は「小平蘂」と呼ばれていたそう。語源がアイヌ語の「おぴらしぺつ」(河口に崖のある川)。「たしかにそのとおり」と頷ける地形です。川の名前などに当時の村名が残っているのでしょう。

 ところが1927(昭和2)年旧国鉄の羽幌線の駅として「小平蘂駅」ではなく、「小平駅」が開業。所在地名を用いるとして「ルスツ」の駅名改称を却下し続けた国鉄の方針はどこに行ってしまったのでしょうか?村議会では、駅名と村名が異なること、「蘂」の文字が面倒なことなどで村名改称を検討したそうですが実現せず。第二次大戦が終わり、「蘂」の文字が当用漢字からはずれたことで、1948(昭和23)年めでたく「小平村」に改称されました。小平駅はその後1987年(昭和60)年羽幌線の廃止とともに廃駅に。駅舎ははなくなり、現在小平中央町の信号付近で児童公園となり、こどもたちの成長を見守っています。

 村はその後、鬼鹿村(道の駅のあるあたり)を編入し、1966(昭和41)年になって町制を施行、現在3,000人ほどの人々が暮らしています。

 ついでながら「小平」の漢字を用いる地域名はいろんなところにあり、いろんな読み方。東京の「こだいらし」をはじめ、群馬みどり市の「おだいら」、栃木市の「こひら」、徳島阿南市の「こへい」。鹿児島には姓として「こびら」があります。教員になって鹿児島に赴任した友人、「小平さん」を「こだいらさん」と呼んで親御さんからひどく怒られたとか。「蘂」も難しいけど、日本語は難しいですね。


●地図 [TOPへ]
住所:北海道留萌郡小平町字鬼鹿広富 (現在地からのルートを表示
電話番号:0164-56-1828   MAP CODE:959 184 151

#「その他のオプション」をクリックした後、出てきた大きな地図の左側「道の駅おびら鰊番屋」の文字列の前に「札幌から」など入力し、エンターキーを押すと出発地からの距離、時間、ルートが示されます。


参考URL:
https://www.michi-no-eki.jp/stations/views/18812
http://www.hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/744/
http://www.town.obira.hokkaido.jp/kanko/detail/00001365.html

#cheap & clean_stay_in_vehicle_at_MichinoEki_Hokkaido

コメント