道の駅石狩「あいろーど厚田」(道央エリア北 120)

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概要(最終訪問日:2024年3月31日) 《この道の駅のミッション❓》 「そば処一純」で厚揚げそばをいただき、厚揚げ専門家になる
  • 道央エリア(札幌以北)に位置する道の駅、2017年設置(設置番号120)。海側を稚内まで走る「日本海オロロンライン(国道231号)」上にあります

  • トイレはウォシュレット(快適度9)
  • 温泉、レストラン、コインランドリーともに遠いところ、コンビニ、ガソリンスタンドは小さいながらすぐ近く
  • 石狩市の観光中心地は「風呂事情」で紹介
  • 駐車場は第三まであり、夜間解放されるのは第一のみ(車中泊度◯)
  • 近くに厚田キャンプ場(観光スポット)、また朝市で有名な厚田漁港があります
  • 道路を渡った海側にANNEXの施設があり、軽食が提供されます(冬期休業)。駅舎側の山を登ったところに「恋人の聖地」という展望台。海からも展望台からも、日本海と夕陽を眺めるのには抜群の立地です(2021年国交省道の駅ランキング「景色がきれいだと感じた道の駅」でTOP10内)

  • 2014年、国交省の「重点道の駅」(地域活性化の拠点)に選定されています
  • キャンプ場については、上記「厚田キャンプ場」のほかに石狩市・増毛町との境にある「雄冬岬キャンプ場」についても触れています


住所:北海道石狩市厚田区厚田98-2 (現在地からのルートを表示
電話番号:0133-78-2300 MAP CODE:514 862 216
営業時間や休館日などは「道の駅ホームページ」(おしらせ)をご覧ください
《近くの道の駅》
(東52km)つるぬま(浦臼町)・(58km)ハウスヤルビ奈井江
(西)日本海
(南33km)北欧の風とうべつ
(北86km)るもい船場公園・(北108km)おびら鰊番屋(道北日本海側)

留萌管内概略図
道央エリア(北)概略図



🙆 記事一覧

トイレ事情     ●風呂事情(温泉周辺の観光施設)   ●洗濯事情
駐車可能台数
敷地内の店     ●レストラン     ●コンビニや店・ガソリン・郵便局
観光スポットや行事
地名由来      ●地図


24hトイレはきれいなウォシュレット

 駅舎は三階建て。1Fと2Fにトイレがあり、1Fが24hトイレ、女子用4室、男子用が2室。それぞれ1室にベビーチェアつき。便座クリーナーつき。和式はありません。この道の駅も「とうべつ」同様、2017年設置で新しくとてもきれい、汚してしまったらトイレットペーパーで拭きたくなる清潔さです。自動の蛇口からはお湯が出ます。多機能トイレにはオストメイトの設備、おむつ交換台があります。2021年トイレ入り口前にピンクの小部屋「授乳室」が設置されました。
 海側に道の駅ANNEX(冬期休業)があり、丼などの軽食、アイスクリームなどを提供、こちらにもトイレがあります。

道の駅石狩「あいろーど厚田」
海側のANNEXから見た道の駅石狩「あいろーど厚田」


 24hトイレを出てすぐのところに傘のしずくとり、すぐの戸外にステンレスの大きな水受けの付いた水栓が備えられています。営業時間内であればゴミ箱(駅舎内)が利用できます。


 直近で26km(石狩市市街地近く「番屋の湯」)、あとはいずれも30km以上離れています

石狩市厚田周辺の温泉
石狩市厚田周辺の温泉


石狩市南方向
 「石狩天然温泉番屋の湯」南へ27km・国道231号経由(0133-62-5000、石狩市弁天町51-2)10:00-24:00。石狩川の砂州に建つ温泉、すぐ近くにあそびーち石狩、はまなすの丘公園。ナトリウム炭酸水素塩・塩化物強塩泉(pH8.2)。大浴場、露天、サウナ、ジャグジーあり。入浴料は少し高め。ボディーソープ・シャンプーあり。広い駐車場150台分。
 送迎バス(4/21~10/2運行)が地下鉄麻生駅と地下鉄栄町駅から午前中にそれぞれ1便、帰りは14:00と16:00出発。
 ゆったりできる休憩室、リクライニングコーナー、セルフマッサージコーナーあり。素泊まりから一泊二食付きの宿泊可
 食材を勝手に載せて作る丼などが好評のレストラン「はまなす亭」あり(11:30-15:00・17:00-20:00、入浴しなくても利用可)。ランチバイキングあり。ランチメニューとディナーメニューは異なります。

石狩市・番屋の湯
石狩市・番屋の湯


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 温泉周辺は昔、石狩(町)の中心だったところ。観光協会や弁天歴史公園、明治期に米、塩、呉服、酒を取り扱っていた旧長野商店、石狩鍋発祥の店とされる金大亭、また石狩の歴史を展示するいしかり砂丘の風資料館などたくさんの施設が石狩川の砂州に展開しています。
 距離と方角は「番屋の湯」からです。

  • 道道225号沿い
     石狩市観光センターゆめぽーと(ソフトクリーム)、北の味いしかり亭(民宿やまたま)、石狩番屋の生鮮市場
  • 「番屋の湯」南側
     RVパーク 石狩FIELD、旧石狩小学校(円形教室)
  • 「番屋の湯」北側・道をはさんでほぼ向かい + 400m北東へ
     いしかり砂丘の風資料館(soup to BREAD、護衛艦いしかり主錨)、旧長野商店。石狩弁天社(石狩さけまつり)、弁天歴史公園(楽山居)、金大亭、石狩八幡神社
  • 「番屋の湯」北側・石狩浜〕…浜に出て海際の道を北上・はまなすの丘公園まで1.8km
     石狩浜海浜植物保護センター、あそびーち石狩(石狩浜、石狩砂丘)、ライダーハウス KAZE、マウニの丘、はまなすの丘公園 ビジターセンター、はまなすの丘公園ビジターセンター(石狩灯台 + 石狩砂丘)

石狩天然温泉番屋の湯周辺
石狩天然温泉番屋の湯周辺・石狩浜





 国道231号沿いガソリンスタンドの信号から石狩川の砂州に入ると、道道225号・小樽石狩線です。この一番奥に石狩市の観光センターなどが並びます。番屋の湯からは南東へ200m。(周辺の観光施設トップに戻る

石狩市観光センターゆめぽーと
 「石狩市観光センターゆめぽーと」(問合せ0133-62-4611、石狩市親船町107番地)夏08:45-18:00・冬08:45-17:15/年末年始のみ休み。石狩の野菜なども含め地場産品、姉妹都市・交流都市の特産品を販売しています。チョウザメの大きな剥製も。レンタサイクルが6台置いてあります(無料)、2km先の「はまなすの丘公園 ビジターセンター」まで出かけるにはぴったり。同じ建物内に「石狩本町簡易郵便局」(0133-62-3303)が入っています。「石狩観光協会」の事務所もここにあります。
 道道側に張り出したところで、「赤井川村山中牧場ソフトクリーム ミルキー店」がソフトクリームを販売です。instagram。「石狩温泉」(「番屋の湯」のこと)のバス停が立っています。



北の味いしかり亭
 「北の味いしかり亭」(0133-62-3422、石狩市親船町109)。観光センターの道をはさんで北側にあります。海鮮丼や鮭親子丼、あんかけ焼きそばなどが並びます。周辺の食事処はここと番屋の湯だけと言っても差し支えないくらいで、賑わっています。
 同じ建物に「料理民宿 やまたま」があります。長期出張応援プランなどとても安く、おいしく泊まれるプランがあります。食事処同様、宿泊できるところは番屋の湯とここだけなので、人気です。
 石狩市は毎年夏、ロックフェスみたいな音楽祭があり全国から人が集まります。また市がソフトボールを推奨していることもあり(国体会場)、全国大会も開かれます。そうした時期には宿が取りづらくなりますが石狩浜近辺の宿はここと番屋の湯にまかせるのが吉です。
 少し離れますが宿泊施設は「石狩コストコ」(目的地設定不可0570-200-800、石狩市新港南2丁目733番地1)付近にもあります。「スーパーホテル石狩」(0133-64-9180、石狩市新港南2-731-2)。朝食、温泉つき。


石狩番屋の生鮮市場
 「石狩番屋の生鮮市場」(0133-77-7065、石狩市親船町20-4)08:00-17:00。北の味いしかり亭の向かい側にあります。生鮮魚介類の店。旅行者は買っても持って帰れないと思うなかれ。すぐ北の石狩浜でバーベキューを楽しむことができます。
 焼く道具がないって?、心配はご無用。斜め向かいの「石狩市観光センターゆめぽーと」で道具を貸し出しています(あそびーち石狩BBQレンタル申込書)。レンタル品は石狩浜の海の家でも貸し出しています(食材を含め予約可)。





 番屋の湯の南側(200m)に当たります。(周辺の観光施設トップに戻る

RVパーク 石狩FIELD
 「RVパーク 石狩FIELD」(090-2201-9090、石狩市横町39 旧石狩小学校グラウンド)年間開設/休業あり。番屋の湯と旧石狩小学校校舎(円形の建物)の間です。トレーラー型トイレ(ウォシュレット)。毎年8月11日~8月13日まで、野外音楽フェス(少し前、BABYMEATLも出演)用。ネット予約(電話不可)。ホームページ

旧石狩小学校
 珍しい円形教室のある「旧石狩小学校」(石狩市横町39)。1873(明治6)年開校、道内最古。円形校舎は1956(昭和31)年建設、こちらは岩見沢市の北村小学校に次いで2番目の建設(旧石狩小学校は現存するものでは最古)。2020年廃校。円形校舎は壁などの面積が少なくてすむために建設費が節約できることから採用されたとのこと、別名「缶詰校舎」。全国で流行したようです。ただし円形の中に教室を仕切るために三角形に近い形の教室。普段は閉鎖されていますが、シーズン中の平日等に解放されることがあります。詳しくは「いしかり砂丘の風資料館」(0133-62-3711)へ。






 「いしかり砂丘の風資料館」は番屋の湯から道をはさんで向かい、八幡神社は北東方向700m。(周辺の観光施設トップに戻る

いしかり砂丘の風資料館
 「いしかり砂丘の風資料館」(0133-62-3711)09:30-17:00/火曜休館。有料。石狩浜ばかりでなく、石狩市の歴史を展示する資料館。石狩市の遺跡から発掘された海と川の漁具、また石狩に油田があった頃の採掘模型などが展示されています。ホームページに開館カレンダーがあります。
 「石狩弁天社」に1789年江戸の小林店喜兵衛が奉納した「手水鉢」は2005年まで石狩八幡神社境内にありましたが、その後この資料館に収蔵されました。手水鉢には「寛政元年」(1789年)の年号と「奥州南部大畑村」(現 青森県むつ市)が彫られています。石狩市指定文化財です。
 「護衛艦いしかり主錨」が玄関側に設置。左画像の左手奥は「旧長野商店」。
 パン屋さん「soup to BREAD(スープ トゥ ブレッド)」(11:00-16:00/土日のみ営業)は裏手に当たります。のれんも看板もないお店ですが、開いているときはたいていお客さんが店の外まで並んでいます。かみ応えのあるドイツパンで、味わい深いです。instagram

いしかり砂丘の風資料館
いしかり砂丘の風資料館、右手に錨
石狩市の油田模型
石狩市の油田模型


旧長野商店
 「旧長野商店」(石狩市弁天町30-5)。長野商店は新潟出身の長野徳太郎が、米、塩、呉服、反物の取引のほか、酒造業のために1874(明治7)年に創業。店舗部分は1894(明治27)年の建築、石蔵ははっきりしないものの1877(明治27)年頃の築造と考えられています。いずれも木骨石造(もっこつせきぞう)という造り(外観はレンガあるいは石造り、骨組みは木造)で、石狩の南・小樽で多用され小樽の町並みを象徴する造りです。1955(昭和30)年に閉店。
 内部へは入場券が必要、いしかり砂丘の風資料館で取り扱っています。

石狩市・旧長野商店
石狩市・旧長野商店
旧長野商店内部
旧長野商店内部


石狩弁天社
 チョウザメがご神体の「石狩弁天社」(問合せ0133-62-4611、石狩市弁天町22-8)。1694(元禄7)年松前藩の「松前神明社」からご神体を勧請(かんじょう)、創立。主神は厳島大明神(いつくしまだいみょうじん)、ほかに妙亀法鮫大明神(みょうきほうこうだいみょうじん)がおり、通称「サメ様」。こちらは石狩川の主とされるチョウザメを神格化した神。石狩市最古の建物・神社。代々、「石狩場所(交易所)」の請負人たちによって信仰されてきた神社。もともと北東方角の八幡神社の場所に立っていたのを、1874(明治7)年八幡神社が町中の場所に遷宮したことから今の場所に移ったのだそうです。現在の八幡神社の鳥居はもともとは弁天社のものだったとか(「海上安全」の彫文字)。

石狩市・石狩弁天社
石狩市・石狩弁天社
砂丘の風資料館に展示されているチョウザメ
砂丘の風資料館に展示されているチョウザメ剥製

石狩さけまつり
 「石狩さけまつり」は毎年九月の最終土日、石狩弁天社周辺で開かれます。「秋あじ」(鮭)の即売会でたいそうなにぎわいです。鮭のつかみ取り大会もあります。

石狩さけまつり
石狩さけまつり
石狩さけまつり露店の行列
石狩さけまつり露店の行列


弁天歴史公園〕 周辺の観光施設トップに戻る
 「弁天歴史公園」(石狩市弁天町38番地)弁天社すぐ北側。このあたりにあったとされる「運上屋」(松前藩が許可を出した蝦夷地における交易所)をモデルに造られた建物(きれいなトイレあり)、石狩市の歴史を1604(慶長9)年から刻んだ年表(右画像レリーフ像の下)、「石狩改革」を担った荒井金助のレリーフ像(右画像)などがあります。建物内に4台のレンタサイクル(09:00-17:00、問合せは観光協会0133-62-4611)があります。
 「楽山居(旧石狩医院和室)」(開設期間4/29~11/3)はレリーフ像の奥にあります。昭和の初めに建てられた旧石狩医院の和室を建設当時の姿に再現したもの。利用の申し込みなどは「石狩観光協会」(0133-62-4611)へ、茶会や句会の会場として設定されているらしく見学は想定していないようです。

石狩市・弁天歴史公園
石狩市・弁天歴史公園
石狩市の歴史
石狩市の歴史年表とレリーフ像


石狩鍋の金大亭
 「番屋の湯」から北東(砂州の先端方向)へ700m、こちらは老舗の料亭「金大亭(きんだいてい)」(0133-62-3011、石狩市新町1)11:00-19:00。1880(明治13)年の創業。石狩産の具材を用いた「石狩鍋」をいただけます(石狩鍋発祥の店とされています)。鮭の焼き白子や寒塩引なども。鮭の頭からしっぽまでを味わえるコース料理あり。料理ばかりでなく、佇まいが創業当時のまま、北前船が盛んに行き来していたころの面影を偲ぶことができます。店舗内は明治時代にタイムスリップしたよう、床の間、家具調度品など石狩の昔の繁栄を彷彿とさせるものばかり。著名人の色紙がたくさんあります。予約必須。
 店は現在の代で終わりという話も出ています。「石狩鍋」については石狩市の観光ガイドをご覧ください(9/15は石狩鍋の日です)。

石狩鍋の金大亭


石狩八幡神社
 「石狩八幡神社」(0133-62-3006、石狩市弁天町1番地)。例大祭は9月15日。譽田別命(ほんだわけのみこと)と倉稲魂命(うかのみたまのみこと)を祀ります。1858(安政5)年、箱館総社八幡宮から末社を勧請、蝦夷総鎮守として建立されました。最初、石狩町川東町(現在の八幡町)に社殿を構える。1874(明治7)年現在地・弁天町に奉遷。翌年、石狩郡郷社。社殿は神明造。
 鳥居裏に「海上・安全」「文化十年・八月吉日」(1813年江戸時代)の文字が彫られています。敷地と鳥居はもともと石狩弁天社のものでした。「石狩弁天社の手水鉢」が2005年までこの神社境内にありましたが、現在は「いしかり砂丘の風資料館」に所蔵。

石狩八幡神社
石狩八幡神社
石狩八幡神社鳥居
石狩八幡神社鳥居





 「海浜植物保護センター」は番屋の湯から北へ(浜に向かって)300m、「はまなすの丘公園ビジターセンター」まで北東1.8km。(周辺の観光施設トップに戻る

石狩浜海浜植物保護センター
 「石狩浜海浜植物保護センター」(0133-60-6107、石狩市弁天町48-1)開館期間4/29~11/3・10:00-16:00/火曜休館・冬期休館。石狩浜の植物保護活動を行っている施設です。建物内で浜の植物紹介や施設内の観察保護園(ハマナス再生園)の育成などを行っています。館内にたくさんの写真があるのであたりを散策する前にご覧になるといいでしょう。センターのお知らせ

石狩浜海浜植物保護センター
石狩浜海浜植物保護センター


あそびーち石狩(石狩浜、石狩砂丘)
 「あそびーち石狩」(石狩市弁天町地先)年間を通して・海水浴場の開設期間は7/8~8/20。浜辺での注意事項は観光協会あそビーチをご覧ください。
 春秋は散策に、夏は海水浴やキャンプで賑わうところ。夏場の売店・海の家が3軒ほど出ます。海水浴シーズンには駐車料金を徴収され、1日単位ですが地元民にとってはとっても高い料金の印象です(夕方以降半額)。またシーズン中は人が多いだけにマナーの悪い客も出没、キャンプでは夜遅くまで騒ぐグループも見受けられます。
 この海水浴場では泳ぐ人も多数いますが、北海道の海水浴は泳ぐよりテントを広げ、バーベキューをするのが通例です。その為かどうかは分かりませんが、公共のトイレ(常設・仮設)はありますが、シャワー・更衣室は海の家で(有料)。監視塔が一か所建っています。海水浴場の開設期間は7/8~8/20(ひと月以上の開設期間は北海道では珍しく、道東には10日間しか開かない浜辺もあります)。
 手ぶらでもバーベキューは可能です(上の石狩番屋の生鮮市場をご覧ください)。食材は「生鮮市場」、レンタル用具は向かいの「石狩市観光センターゆめぽーと」で取り扱っています。また浜辺の売店でも食材とレンタル用具を取り扱う店があります。
 この付近は石狩浜、石狩砂丘とも呼ばれ、石狩川の砂州先端まで散策が可能です。砂地から花を咲かせているハマボウフウやハマエンドウは心和ませてくれます。ただし2km近くある砂地を歩くのは大変骨が折れます。また風が大変強いところです。レンタサイクルが「石狩市観光センターゆめぽーと」(最短700m・0133-62-4611)と「弁天歴史公園」(最短300m・問合せ0133-62-4611)にあります。

石狩市・あそびーち
石狩市・あそびーち
あそびーちでの馬試乗会
あそびーち・どさんこ試乗会


ライダーハウス KAZE
 「ライダーハウス KAZE」(石狩市弁天町地先)開設期間6月中旬~10月末。とっても小さなお家、4人で満杯だそう(男女別棟)。先着順の宿泊(無料)。和式の水洗トイレあり。禁煙。温泉「番屋の湯」(0133-62-5000)は南へ600mです。
 ライダーハウスは国道側にもあります(有料)。「Guest house・ライダーハウス素泊り館」(090-8901-6223、石狩市八幡4丁目16)。男性用、女性用の4人部屋と2人部屋、カップル用の部屋があります。冷暖房完備、Wi-Fiあり。予約可

マウニの丘
 「マウニの丘」(0133-62-3955、石狩市弁天町番外地)11:00-17:00/月火木曜定休(土日だと開いてそう・冬期は休業です)。石狩浜に建つカフェ、潮騒が聞こえます。マウニカレー、和製アンチョビパスタがおすすめ、また海の見える席がお勧め。2F(店舗は2F)にバルコニーがあります。幟がたくさん立っていたら営業中です。

はまなすの丘公園ビジターセンターと石狩灯台〕 周辺の観光施設トップに戻る
 「はまなすの丘公園ビジターセンター」(0133-62-3450、石狩市浜町29-1)開設期間4/29~11/3・09:00-18:00。目の前に広がる「はまなすの丘公園」入り口に建つセンター。1Fはおみやげ売店やソフトクリームの売り場、2Fは公園の展望台、バルコニーがあります。公園内の植物案内の写真つきガイドブックあり。2Fには旧石狩灯台の「燈器」や電球があります、背の高さより少し高い。駐車場あり。

はまなすの丘公園ビジターセンターと石狩灯台
はまなすの丘公園ビジターセンターと石狩灯台


 ビジターセンターから見える「石狩灯台」(MAP CODE:514 313 501*65、石狩市浜町29-1)は北海道最古、1892(明治25)年の建設、最初は木造でした。日本各地の灯台を点々とする「灯台守夫妻」を描いた映画『喜びも悲しみも幾歳月』(1957年)の舞台となりました。灯台の色は今は赤白二色、「カラー映画」に映えるようにこの色に塗り替えたのだそうです。公園内には木道があり石狩川の砂州の先端まで散策できます。
 木道の両側にハマエンドウ、ハマハタザオ、はまなす、エゾスカシユリなどの花がシーズン中咲きます。空にはヒバリやヨシキリ、もっと上空にはトビやノスリが上昇気流に乗ってホバリングしています。植物や動物については「ビジターセンター」に写真集があります。
 公園内は風が強いので薄着では寒いかも。すぐ近くには海水浴場や釣り場。石狩湾と並び、魚釣り、冬は波乗りがとても盛んです。

「はまなすの丘公園」と石狩灯台
「はまなすの丘公園」と石狩灯台(8/10)
石狩灯台とハマナス
石狩灯台とハマナス(6/10)





石狩市北方向・石狩市浜益区
 「浜益温泉」北へ30km・国道231号経由(0133-79-3617、石狩市浜益区実田みた254番地4)営業時間10:00-21:00、冬期13:00-20:00/毎月1日定休日。入浴料はふつう。カルシウムナトリウム塩化物泉(含硫黄)。大浴場、ジェットバス、露天、サウナあり。ボディーソープ・シャンプーあり。有料の和室休憩室あり(ひとり2時間\200/個室ではなく、広い和室です)。
 2022年10月から臨時休館になっていましたが、2023年2月から再開です。駐車場は駐車公園になっていて、端っこに24hトイレ(洋式・24h)があります。

石狩市・浜益温泉
石狩市・浜益温泉


 浜益温泉には「はま恋食堂」という食堂がありましたが、休業のようです。




当別町・札幌市》‥施設や料金等については「北欧の風道の駅とうべつ」をご覧ください。
 「太美温泉万葉の湯」南へ31km・国道231号経由(0133-26-2130、当別町太美町1695マップを見る)営業時間10:00-24:00-09:00(早朝風呂)。レストランや遊具室、漫画室などあり。
 「シャトレーゼガトーキングダムサッポロ」南へ34km・国道231号経由(011-773-3311、札幌市北区東茨戸132番地)10:00-24:00。大きな施設、あわせて7店のレストラン等があります。


石狩市
 石狩市市街地にコインランドリーが数軒あります。厚田区からはかなり離れています。
 直近「コインランドリーMEE」道の駅から33km南下・道道44号沿い(石狩市樽川3条1-20-1)06:00-23:00。twitter。「ジーベック 石狩店」(0133-72-5529)という作業服店の隣。
 番屋の湯で風呂に入り、このコインランドリーを利用するという手も…(番屋の湯からの距離は11.5km南下です)。このコインランドリーから札幌中心部まで15km、4車線の道道を5kmほど南下で回る寿司屋さん「根室 花まる」(011-685-8700 予約不可)があります。詳しくは「北欧の風道の駅とうべつ」をご覧ください。

美唄市(東)》
 「コインランドリージャバ美唄店」東へ50km・道道11/33号経由・JR美唄駅近く(美唄市西2条南2丁目4-8)営業時間05:00-23:00。稼働状況。アップルパイがおいしい「お菓子のほんだ 美唄店」(0126-68-8642)の向かいです。

岩見沢市(南東)》
 「コインランドリーjabba 四番通店」南東へ50km・道道11/6号経由(岩見沢市4条東11丁目16)06:00-23:30。錦屋クリーニング(0126-22-4031)となり。

砂川市(北東)》
 「コインランドリーひまわり砂川店」道道11号と国道275号経由64km北東へ・国道12号沿い(砂川市西1条南2丁目1-1)05:00-24:00。稼働状況。「ツルハドラッグ 砂川店」(0125-55-3677)となり。

留萌市(北)》
 北の留萌市は国道231号(オロロンライン)を経由して85kmの距離です。留萌市の「洗濯事情」をご覧ください。


大型・普通車・身障者用:駐車場は第1~3まで、全体で154台駐車可能。夜間も解放されている第1駐車場は、大型4台・普通42台・身障者用屋根付き4台。バイク駐車場は第1駐車場入り口あたり。電気自動車(EV)急速充電設備1台は敷地内のバス停(札幌方面バス時刻)近くにあります、屋根付き・隣に身障者用駐車場4台分。
 第2駐車場が一番高いところにあります。海側のANNEXにも細長い駐車場があります。こちらはバイクがよく駐まっています。駐車場は申し分ない広さです。南からは国道からの進入路が青で色分けされています。Google Map
 タイヤが大きいレンタサイクル(電動アシストFATバイク)があります。借りられる時間10:00-16:00(時間が長い分、料金もちょと高め)。周辺は坂が多いので、電動アシストがらくちんです。予約

道の駅石狩「あいろーど厚田」第1駐車場
道の駅石狩「あいろーど厚田」第1駐車場


 国道231号(日本海オロロンライン)沿い、厚田に2018年4月に開業(登録は2017年)した北海道120番目の道の駅です。開業前に石狩市のモニタリング訪問が貸し切りバスを何台も仕立てて行われました。そのときも駐車場は大混雑。モニタリング訪問は石狩市民(石狩・厚田区・浜益区)の住民が対象です。石狩市民の期待の大きさがうかがえます。

 開業当初はさらに混雑に拍車がかかり、札幌方面からの車の列が道の駅入り口まで何キロにもわたって渋滞しました。とくに五月の連休時はそれはものすごい混みようでした。

 丘の上で海風が強く車中泊はどうかなというところですが、駐車場は広く、道の駅からの日本海の眺めがそれは素晴らしいので、夕日が落ちる瞬間まで見ていたいと思うほどです。
 「マクンベツ湿原」の水芭蕉(本州のものとは大きさが違います)の群生を見るには5月、はまなすの花は夏、鮭の遡上見学は9月以降が良いでしょう。白銀の滝(増毛町との境)は水が流れ落ちる夏も良いのですが、氷瀑と日本海の荒波の対照がすばらしい冬もおすすめです。海風を受けると立っているのがやっと。



●敷地内の店 [TOPへ]
駅舎1F
 駅舎1Fはそば屋「一純」、直営売店が展開。
 道の駅は「ニシン街道」(道南の松前町から最北の稚内市まで全長約700kmの経路)にあります。その道の駅にふさわしく「一純」の推しは「にしん蕎麦」。また北海道風の厚揚げが食べられる「厚揚げ蕎麦」です。つぎの「レストラン」をご覧ください。



 売店では厚田産カボチャを使用した厚田饅頭・しそサイダー、厚田そばクッキー、ワイン、ジャム、焼き菓子などを販売しています。産直野菜類や履き物「わらじ」なども店頭に並んでいます。沖縄県恩納村と友好都市の関係にあるため沖縄産の物品が並ぶことがあります。
 売店は道の駅建物の大きさ(三階建て)に比べ少々手狭な感じですが、駅舎内の野菜・果物売り場は近年商品が増えよく売れています。

駅舎2F
 2Fには食事のテナント、押し寿司やネギトロ丼、厚田いなりの「石狩二三一(ふみいち)」、ジェラートの「Lico Lico」、アイスクリームとピザの「HOME」が入っており、イートインスペースが日本海に向け造られています。
 また厚田の歴史や観光地、作家など出身人物を紹介するパネルが飾られ、ちょっとした博物館です。右画像は厚田出身・子母沢寛(しもざわ かん)の略歴と作品展示室。子母沢寛は幕末の歴史小説や『父子鷹』などを書いた作家、1962(昭和37)年第10回菊池寛賞受賞。

あいろーど厚田2F展示
石狩市・あいろーど厚田2F展示
子母沢寛略歴と作品展示
道の駅・子母沢寛略歴と作品展示


駅舎3F
 3Fには展望ラウンジばかりでなく、こどもが裸足で遊べるスペースが作られています。展望ラウンジは絶景です。道の駅の裏は小高い山になっていますが、斜面をうまく利用していて、2Fから直接戸外へ出られます。戸外は「こども広場」。ふわふわドームが設置されとんだり跳ねたりできます。水栓も備えられています。晴れていても雨の日でもこどもを遊ばせることのできるスペースが備えられています。

駅舎戸外
 こども広場からもう少し上ったところには厚田出身の宗教家の生家があり(寒風吹きすさぶこの丘の上そしてこの家によく住んでいたなあ!と思わせます)、脚を伸ばせば「恋人の聖地」という名の展望台があります(残念ながら蚊とハエが多い)。
 シーズン中の土・日には道の駅建物の前に、タコやカニ、ゆでトウモロコシ、豚まん・あんまんなどの野外販売が出ます。もちろん鮭の販売も。

駅舎前の出店
駅舎前の出店
出張中のさけ太郎
出張中のさけ太郎


海側のANNEX
 道路を渡って海際へ行くと、道の駅のANNEXがあります。こちらでも丼物(弁当箱入り)やアイスクリームを食べることができます。外にテーブルと椅子が置いてあり、海からのそよ風に吹かれながら食べるのもまた趣向。

あいろーど厚田ANNEX
あいろーど厚田ANNEX


 展望台は道の駅2F(雨が降ったらこちら)、ANNEX(晴れたらこっち)、そして恋人の聖地の3箇所にあります。いずれも日本海と沈む夕陽が絶景です。


●レストラン [TOPへ]
道の駅、南方向(石狩市市街地)、北方向(石狩市浜益区)

道の駅
 道の駅内で夕食を摂るのはちょっと無理そう。直営売店の営業時間はおおむね10:00-16:00、食事処は10:30-16:00。季節などにより変動します。

 「そば処一純」は厚田産そばを100%用いた十割蕎麦。おすすめは「厚揚げそば」、鰊の甘露煮を載せた「にしんそば」。「そば処一純」(売店閉店の1時間前まで開いています)は11/1~3/31は冬期休業。

そば処一純・厚揚げそば
そば処一純・厚揚げそば


 2Fにピザとメロンパン、から揚げ串刺しの店(HOME)、にしんバッテラ・鰊と数の子の親子押し寿司・海鮮丼の「石狩二三一(ふみいち)」、ジェラートの「LicoLico」が入っています。
 時期や時間により近隣の温泉に行って食べることにもなりそう。あるいはすぐ近くの厚田キャンプ場で野外調理を。

 石狩鍋発祥の店「金大亭」については、「風呂事情(周辺の観光施設)」をご覧ください。




南方向
 食事処はほとんどが「花川北・南」という石狩市市街地(道の駅から南へ33km)にあります。札幌市内まではさらに1kmほどの距離。札幌市のレストランなどについては「札幌市内観光スポット」をご覧ください。

ラーメン
 市役所前から3kmほど、道道44号・石狩手稲線沿いに並ぶラーメン屋さん。さながら「石狩ラーメン街道」です。
  • 麺や 雅 石狩本店(みやび)」道の駅から南へ30km・道道44号沿い(0133-64-0224、石狩市花畔二条1丁目67)11:00-16:00・土日祝11:00-20:00/月曜定休。明るく、きれいなお店。焼き味噌や焼き醤油という焼きラーメン、こく味噌などのコクラーメンがあります、自家製麺。炒飯とのセットがよく出ているようです。駐車場店舗周り20台。
  • ラーメンの音むら 石狩店」道の駅から南へ33km・道道44号沿い(0133-77-5713、石狩市花畔2条1丁目175)11:00-21:00。しょうゆ、塩、みそを基本に、チャーシュー麺、また学生盛り(学生証提示)というちょっとお得な麺あり。スタンプカード特典あり。駐車場店舗前20台。
  • ○「らーめん信玄 花川本店」道の駅から南へ30.5km・道道44号沿い(0133-72-2022、石狩市花川南1条1丁目5)11:00-21:30。駐車場は店前に広くありますが、お客さんの数がそれを上回り、お昼時などは道路にまで並んで大変です。道道手稲石狩線沿い。札幌に支店があります。
  • ○(朝~夕)「麺家まるたけ」道の駅から南へ34km・道道44号沿い(0133-62-8855、石狩市花川南5条1丁目14)06:00-08:00・11:00-17:00/月曜定休。早朝から開店のラーメン屋さん。「まるたけみそらーめん」がおすすめ。朝限定メニューの「煮干し醤油ラーメン」あり。JAF会員サービスあり。駐車場は店舗前に7台分。instagram。「札幌トヨタ自動車 中古車T-ZONEいしかり店」の向かい。
  • らーめんもみじ」道の駅から南へ34.5km・道道44号沿い(0133-73-6969、石狩市花川南7条1丁目1-34)11:00-15:30・17:00-20:00(月火はランチのみ、木金は表示どおり、土日は午後の休憩なし)/水曜定休。「辛味噌」(辛さが三種)がおすすめ。駐車場は店舗前9台。
  • (昼)「味処じんべ」道の駅から南へ35km・道道44号経由(0133-73-5888、石狩市花川南4条3丁目152)11:00-14:00(土日は-15:00)/月曜定休。道道44号から少し南に入り込みます。いろんな具材の入った「浜鍋ラーメン」、「とんかつラーメン」がおすすめ。ラーメン主体のようですが、定食、丼もあります。駐車場店舗横10台。「セブンイレブン 石狩花川南5条店」(0133-72-3101・コインランドリーあり)斜め向かい。

洋食・焼肉・カレー
  • 「レストランぱんどら」道の駅から南へ34km・道道44号経由(0133-74-3916、石狩市花川南4条2丁目270)11:00-14:30・17:00-20:30(月火はお昼のみ)/木曜定休。洋食全般なんでも、スイーツもあります。お持ち帰りもできます。三元豚のトンカツ、ポークチャップ、ポークステーキがおすすめ。こちらも昼時・夕食時はこみこみです。紹介記事。「ラルズマート 花川南店」(0133-71-2121)斜め向かい。
  • 「いそしぎ」道の駅から南へ34km・道道44号経由(0133-73-0709、石狩市花川南4条2丁目102)11:00-20:30/日曜定休。定食、丼、オムライスなど、そば、ラーメン、鍋焼きうどんまで。天ぷらとお刺身のついた「いそしぎ定食」、分厚いトンカツ定食がおすすめ。こちらも混み混みの店。紹介記事
  • 茨戸ガーデン・ノースヒル(ばらと)」道の駅から南へ32.6km・国道231号経由(0133-64-1955、石狩市生振39-2)11:00-22:00。焼肉とステーキの「ノースヒル」。食べ放題もあり、お肉を安く食べられます。ステーキ丼や石狩鮭醤油ラーメンなども。住所「生振」は「おやふる」という読み。
  • 「クレイジースパイス石狩店」(0133-73-8877、石狩市花川北1条4丁目88)11:00-22:00。ネパールの人がやってる店。おすすめはもちろんスープカレー。ナンもおすすめです。店自体はチェーン店(小樽、札幌に店舗)。紹介記事
 道道44号沿いに、「すき家 石狩花川店」(目的地設定不可0120-49-8007)、「はま寿司 石狩樽川店」(目的地設定不可0570-050-076)、「ファイヤーバーグ 花川店」(0133-62-8888・駐車場は店舗裏)、「ヴィクトリアステーション 石狩樽川店」(0133-71-2320)などが並んでいます。





北方向
  • みさき食堂」道の駅から北へ27km・国道231号沿い(0133-79-2504、石狩市浜益区川下17−3)10:30-19:00。おすすめはウニ入りの「元祖浜ラーメン」、期間限定「ウニ丼」(6月末~8月末)。もちろんお刺身なんかもおすすめです。
  • ○「レストラン 海幸」道の駅から北へ29km・国道231号沿い(0133-79-3666、石狩市浜益区浜益629-2)11:00-16:00。地元の食材を多く使用、寿司や中華料理、定食・ラーメンなどのメニューあり。数量限定少しお高い海鮮丼「海幸散らし」、「鉄火丼」がおすすめ。いくら丼やウニ丼ももちろんあります。ニシンの刺身がいただけます(季節による)。料理は量的に多めなのでお気を付けて。テーブルと小上がり。広い駐車場。民宿もやっていて、宿泊可(最近建て直したようでとてもきれい)。浜益中央公園(にしん街道標柱が建っています、トイレあり)の向かい。
  • 2014/01より休業「寿し処ふじ田」(0133-79-3388、石狩市浜益区浜益2-34 浜益漁港前)。X (twitter)


●コンビニ・店・ガソリン・郵便局 [TOPへ] (ANRE 停電時も給油可能なGS
直近
 コンビニは国道231号の坂を500mほど(南の札幌方向へ)下ったところに…
 「セイコーマート厚田店」(0133-78-2420、石狩市厚田区厚田7番地3)営業時間05:00-21:00。野菜も売っています。地域の店の役割も果たしている模様。早く閉めることがあるので注意。

南方向
 「セイコーマートよしの店」国道231号を11.7km南下(0133-77-2112、石狩市厚田区望来[もうらい]58番地1)営業時間06:00-22:00。

北方向
 「セイコーマート浜益店」国道231号を26.5km北上(0133-79-3071、石狩市浜益区川下52番地5)06:00-21:00。こちらはHOT SHEF(温かい丼やカレーなどを提供)付き。
 道の駅から国道231号を70km近く北上して増毛町に入ると、セブンイレブン1軒(24h営業)、セイコーマート2軒(いずれも24:00営業終了)があります。




 ガソリンスタンドは「セイコーマート厚田店」の100mほど先、国道沿いにあります。北方向は浜益区にあります。
 「ENEOS厚田別狩SS / 田中商店」道の駅から南800m(0133-78-2211、石狩市厚田区別狩18)09:00-17:00。
 さらに南へ11km行くと「ホクレン 望来SS」(0133-77-2339、石狩市厚田区望来もうらい119-31)09:00-17:00・土 -12:00/日曜定休。




 「厚田郵便局」(0133-78-2255)ATMは日曜14:00まで。上記セイコーマート厚田店から国道231号を渡り、信号のない交差点から海側へ少し行ったところ。


●観光スポットや行事 [TOPへ] (服装虫対策ゴミ箱
道の駅近辺石狩市市街地(南方向)、石狩市浜益区(北方向)
 石狩川の砂州(石狩浜、あそビーチ、石狩砂丘、はまなすの丘公園)については「風呂事情」に記します

石狩市位置図
石狩市位置図





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漁港の朝市
 「厚田漁港の朝市」4月上旬~10月中旬まで毎日(06:30-14:00くらいまで、問合せ0133-78-2006)開催されています。露店・食堂も店開きです。また海岸がプールになっていて、夏は海水プール(現地管理棟0133-78-2500)に浸かることもできます。戸外のトイレ2、シャワー2など整っています。有料の駐車場があります。海浜プールは7月中旬~8月中旬までの開設です。
 道の駅ANNEXから見下ろせますが、歩くと意外に遠い。

道の駅石狩「あいろーど厚田」ANNEXから厚田漁港を見る
道の駅石狩「あいろーど厚田」ANNEXから厚田漁港を見る


 「いしかり湾漁協朝市」(MAP CODE:514 157 460*47、4月上旬から7月上旬毎日開催)は石狩市の南の石狩新港へ、北では「浜益ふるさと市場朝市」(MAP CODE:794 661 130*36、4月下旬から5月下旬の毎週日曜日に開催)も開かれています。

キャンプ場
 「厚田(公園)キャンプ場」(MAP CODE:514 864 523*17、問合せ0133-78-2100、石狩市厚田区厚田 石狩市あいろーどパーク内)4月終わり~09月までの開設。低料金・有料。貸しテントはありません。キャンプ場内に小川が流れ、こども連れのキャンプに適しています。ジップライン「アツターザン」があります。場内の小川、牧佐内川(ぼくさないがわ)では、9月中旬~10月中旬にサケの遡上が見られます。年によって数の多い少ないはありますが、小さい川なので目の前で観察できます(親水公園あり)。子供用の小さい遊具あり。携帯の電波が入らないかもしれません。「web予約」。
 道の駅の裏手(東)に当たります。道の駅を出て国道→最初の細い道(駐車場から直接出ることも可)をたどると、キャンプ場には北から進入します(3.5km)。あるいは「セイコーマート厚田店」のすぐ南から道道11号・月形厚田線をたどるとキャンプ場には南から進入します(3.6km)。南からの方がわかりやすいと思います。
 「牧佐内(ぼくさないがわ)」はアイヌ語由来。「ぶくさ」(ギョウジャニンニク)+「うし」(多い)+「ない」(沢や川)。

厚田(公園)キャンプ場
厚田(公園)キャンプ場
牧佐内川(ぼくさないがわ)
牧佐内川(ぼくさないがわ)


嶺泊駐車場公園
 「嶺泊駐車場公園」南へ10km・国道231号沿い(MAP CODE:514 591 527*32、石狩市厚田区嶺泊39)。日本海を臨む駐車公園で、灯りがなく星空がきれいに撮影できるので、別名「カシオペアの丘」という名で呼ばれています。夜は国道を通る車のヘッドライトに気をつけて。またクマ🐻の糞などが落ちていないかをよく確認してください。周辺の畑への立入は厳禁、牧草は芝生とは異なり一度踏みつけると家畜の食料として使えなくなります、また靴の裏の病原菌を家畜に伝染させる原因になります。
 道の駅から国道231号を10km南下。海側の崖に建つ「天海珈琲」(休業中)という屋根がモスグリーンの建物が見えたら500mで鋭角に折れる市道へ曲がり、そこから300mほど。防雪柵がずっと建っていて、公園へは柵の間から入ります。柵越しにレーダー施設が見えたらすぐそこです。上の「位置図」で確認してください。





石狩市市街地(南方向) (北から順に) 観光スポットトップに戻る
 石狩市は2005年の合併で南北74kmの細長い市に、合併前のじつに5倍近く伸びました

石狩市市街地の観光スポット
石狩市市街地の観光スポット



樋口季一郎記念館》 石狩市市街地・南方向トップに戻る
 「樋口季一郎記念館」道の駅から22km南下・道道527号沿い(MAP CODE:514 384 023*52、問合せ090-9755-8058、石狩市八幡町高岡103)火水曜休館/有料。もうひとりの杉原千畝といわれる樋口季一郎の記念館。没後50年を記念して整備されました。樋口季一郎は1938年、のちに「ヒグチ・ルート」と呼ばれる鉄路(満州から上海へ)を使って、ナチス・ドイツの迫害から逃れた二万(数値には3桁~5桁まで多くの異論あり)のユダヤ人を救ったとされる軍人です。北海道防衛策を練った机や北海道小樽市で新たに見つかった資料文献のほか、往年の写真などおよそ30点を展示。記念館は札幌軟石を用いた石倉の中にあります。2020年9月23日から一般公開。樋口季一郎紹介記事
 記念館は高岡・五の沢地区の「古民家の宿Solii」(MAP CODE:514 384 023*52)敷地内にあります。古民家の宿についての問合せは011-785-7218。

石狩市・樋口季一郎記念館
石狩市・樋口季一郎記念館


わがまま農園カフェ》 石狩市市街地・南方向トップに戻る
 食事処「わがまま農園カフェ」道の駅から21km南下・市道沿い(MAP CODE:514 321 171*25、ナビ目的地設定不可080-1885-0050、石狩市八幡町高岡87-3)ランチ11:00-14:30・カフェ14:30-日暮れ/火水曜定休・冬期休業。4種類のセットメニューから選べます。「石狩高岡郵便局」(0133-66-3260)の近く(150m東)、点滅信号の四つ辻にあります。樋口季一郎記念館からは南西に3km。facebook
 近くに「えいときゃんぷ場」(080-9891-4682、石狩市厚田区聚富シツプ216-33)あり。手作りキャンプ場。ステンレス流し、洋式トイレ。2024/04に正式オープン予定。

マクンベツ湿原》 石狩市市街地・南方向トップに戻る
 水芭蕉の群生で知られる「マクンベツ湿原」市役所から北へ8km・国道231号経由(湿原木道入り口MAP CODE:514 193 439*13、石狩市船場町)花期は4月~5月。大きな斜張橋・石狩河口橋近く、石狩川(道道508号)沿いに駐車場があります。ここの水芭蕉は30cmほどの白い花、1mほどの大きな葉が開く巨大水芭蕉(多くの案内で、花期は4月~5月とありますが、4月中旬頃が花の早い時期で虫などの食った跡などが見られず、きれいです)。夏期が過ぎた夏には葉はもっと成長してアマゾンのジャングルに迷い込んだよう。400mの直線木道が敷設してあり、先端は石狩川河畔まで延びています。
 道の駅から南下すると、大きな斜張橋「石狩河口橋」を渡って最初の信号で左に折れ、すぐに真薫別川(まくんべつがわ)という石狩川の支流(水門あり)を渡り左手すぐに駐車場(トイレあり)がありますがこれをやり過ごし、500mほど行くと「マクンベツ湿原駐車場」(MAP CODE:514 165 570*25)が左手にあります。ここが湿原入口に一番近い駐車場、駐車場の土手を越えると、群生地はすぐです。

石狩市・マクンベツ湿原
石狩市・マクンベツ湿原
マクンベツ湿原の水芭蕉
マクンベツ湿原の水芭蕉4/15


佐藤水産・丹野商店》 石狩市市街地・南方向トップに戻る
佐藤水産・サーモンファクトリー
 道の駅から南下27km・国道231号沿いの「佐藤水産」(0133-62-5511、石狩市新港東1丁目54)09:30-17:00。海産物をあつかっています。鮭は高級品からお手頃品までたくさんの種類が。鮭トバなどの海産加工品や筋子、いくらなどもたくさんの種類が置いてあります。冷凍便で各地に送ることができます。店を入ったところでおにぎりを売っています。大きさと少々高めの値段で目を引きます。
 2Fにはレストラン「オールドリバー」(0133-62-4691)があります。店の前には鮭が大きな口を開けて待ち構えています。
 裏手に回ると、昔の石狩川、現在茨戸川(ばらとがわ)があり、こちらにも大きな鮭やカニが岸に上がっています。

石狩市・佐藤水産店舗と食堂
石狩市・佐藤水産店舗と食堂


丹野商店
 佐藤水産から国道231号を北へ1km足らず「丹野商店」(0133-62-4155、石狩市新港東3丁目65-15)08:00-18:00。生鮮海産物や乾物を取り扱う店。お菓子や、果物、釣り具などたくさんの商品を置いてあります。鮮魚類はたぶん佐藤水産よりはかなり安いようです。刺身などすごく安い。乾物は、利尻の昆布からエビの干し物まで種類がそれはそれはたくさん。

オオバナノエンレイソウ大群落》 石狩市市街地・南方向トップに戻る
 「花川南防風林」(MAP CODE:9 875 607*71)に「オオバナノエンレイソウ大群落」があり、毎年5月中旬、三弁(がく片)の白い花で林が埋め尽くされます。漢字では「延齢草」と書き、とても縁起のよい植物、発芽から十年を経てようやく最初の花を付けると言われています。防風林内にはオオバナノエンレイソウのほかに、クロミノエンレイソウ、コジマエンレイソウが発見されているそうなので、花の色や大きさに注意してみるといいでしょう。花の時期にはカメラマンがたむろしています。
 市役所(0133-72-3111)から道道44号を1.2km南下、ガソリンスタンド「ホクレン 花畔セルフSS」(0133-64-2119)の角を右(西)に折れ防風林に入り、そのまま直進。防風林出口は国道337号。国道まで行かずに100mほど手前で車を駐められそうな駐車帯を探します(作業用の小さな空き地があります、車一台を駐められるかどうかの狭いもの)。林の中を覗くと白い花びっしりとが見えるはずです。
 日本最大と言われるオオバナノエンレイソウ群落は広尾町にあります。花川の群落とほとんど同じくらいの広さです。「大樹」の紹介ページをご覧ください。

石狩市・オオバナノエンレイソウ(5月中旬)
石狩市・オオバナノエンレイソウ(5/15)





石狩市浜益区(北方向) (南から順に) 観光スポットトップに戻る

石狩市浜益区の観光スポット
石狩市浜益区の観光スポット


旧木村家住宅(ニシン番屋)》 石狩市浜益区・北方向トップに戻る
 「旧木村家住宅」道の駅から北へ10km・国道231号経由(MAP CODE:794 212 131*21、石狩市浜益区濃昼1-1)内部の見学はできません。「濃昼の殿様」と呼ばれた、津軽竜飛﨑出身の漁師・木村家の番屋。八角形の張り出し窓など和洋折衷、贅を尽くしたというのが外観から分かる造りになっています。内部は全部で10室、応接室があるそうです。1900(明治33)年ころの建築。昭和に入って、六代目の頃になると1,200万円(現在の2億円)の水揚げがあったそうです。ニシン漁がいかに実入りのいい仕事だったか、北海道のいろんなところ(とくに小樽、石狩)にニシン御殿が残っているのが納得できます。平成になって寿司職人の手に渡ったそうですが、その寿司屋も今では閉店です。市の紹介(PDF)。
 屋根などがかなり傾いていて、ほとんど手入れがなされていないようです。
 川向かいにあるキャンプ場は進入すると有料だそう。

石狩市浜益区・旧木村家住宅
石狩市浜益区・旧木村家住宅


ニセアカシアロード》 石狩市浜益区・北方向トップに戻る
 厚田を抜け浜益に入るあたり国道の両側にニセアカシア(和名ハリエンジュ)が群生している「ニセアカシアロード」(石狩市浜益区濃昼)があります。だいたい南は「濃昼(ごきびる)トンネル」(MAP CODE:794 212 454*67)~北は「望海橋」(MAP CODE:794 484 280*43)あたりまで、10kmほど。この花が6月中旬~下旬満開に。花びらが真っ白に道路を染め、海風に揺れるのはみごとな光景、白い花に包まれた感じになります。初夏の時期に房になった白い花を咲かせているのはほぼこのニセアカシアです。花から良質の蜜が獲れ、ちょっとお値段の高い「アカシア蜜」として販売されます。

ニセアカシアの花
ニセアカシアの花 6/16


 ニセアカシアは「生態系被害防止外来種リスト」というものに指定されていて、旺盛な生命力で繁殖する厄介者。根から新しい幹が生長したり、切り株からも発芽したりで、根絶するのが難しいそう。移入当初は土留めに使われたり有用だったらしいのですが、年月が経つうちに今度は幹が倒れやすくなりかえって被害が出る、周りの在来種が育たなくなるなど大変困ったことになっているとのこと。
白い花や新芽は天ぷらや和え物などにして食べますが、葉や果実、樹皮などほかの部分には毒があります。
 地名「濃昼(ごきびる)」は北海道の難読地名のひとつ。アイヌ語「ぽきん・ぴり」(下の・渦/陰/傷)から。このあたりの急峻な崖に太陽が隠れているのを指しているのだとか。あるいは「ほ・きぴり」で「そそり立つ崖」かもしれないとのこと。いずれにせよ「ごきびる」を生成するのはかなりの努力を要しそう。


千本ナラ》 石狩市浜益区・北方向トップに戻る
 「千本ナラ」道の駅から20km北上・市道沿い(MAP CODE:794 390 185*62、問合せ0133-79-2029、石狩市浜益区送毛おくりげ)。推定樹齢800年以上。幹回りほぼ5m。枝がいくつも根本から別れ、その様がいかにも千手観音のようだと言うことで、「千本ナラ」の名が付いたそう。パワースポット、幹にかけられたしめ縄には願い事を書いたしゃもじが何本も刺さり、賽銭箱も置いてあります。昭和初期、講談社雑誌「キング」にナラの木の写真が掲載されたことから全国的に有名になり、その後も「願いの叶う木」としてテレビで紹介されました。ナラの木まで階段状の散策路が付いています。市道は曲がりくねってはいますが、両端が国道に通じています。
 地名の「送毛(おくりげ)」はアイヌ語「うくるき」(湿地に生えるサジオモダカ)から。「サジオモダカ」というのはオモダカ科の多年草。東北以北の湿地に生育。「さじ」は葉がスプーンの形状ということから。日本のオモダカはこの種とヘラオモダカの二種があるとのこと。送毛には1796(寛政8)年に和人が住みついたとのこと。

毘砂別公園》 石狩市浜益区・北方向トップに戻る
 「毘砂別公園」道の駅から27km北上・市道沿い(石狩市浜益区毘砂別)。星空がきれいな場所。展望台がありますが、老朽化で封鎖(海が見えない)。駐車場、トイレ(冬季封鎖)あり。
 国道231号上の「石狩市浜益支所毘砂別会館」(0133-79-2080、石狩市浜益区毘砂別35-4)、50mほど手前の三叉路で市道に入り、3km南下で到着です。市道はかなりくねくねしています。
 「毘砂別(びしゃべつ)」はアイヌ語「ぴ・さん・ぺっ」(石が流れ出す川)から。「毘砂別会館」からやってくるとすぐにこの川を渡ります(毘砂別橋)。


川下海浜公園(キャンプ場、海水浴場)》 石狩市浜益区・北方向トップに戻る
 「川下海浜公園(かわしも)」(MAP CODE:794 571 832*80、問合せ0133-62-4611、石狩市浜益区川下15番地2地先)。浜益区市街地にある海浜公園。600mほどの砂浜、浜益川沿いに張り出した突堤、夕日のきれいな場所として有名です。
 キャンプ場(芝生のエリア)開設期間5月~10月。利用は原則無料ですが、海水浴場・はまますピリカビーチの開設期間中(7月8日~8月20日)は駐車料金が有料(朝遅くまで駐めると、2日分の料金)。駐車場が芝生アエリアの両側に二か所(国道沿いに3か所民間の駐車場があります)、炊事棟二か所、トイレ一か所、北に少し離れてもう一か所。
 国道231号沿いに南から「セイコーマート 浜益店」(0133-79-3071、公園から100mほどの距離)、「ふじみや製菓 そば処 冨士味屋」(0133-79-2303)、「民宿 日本海」(0133-79-3034)、「みさき食堂」(0133-79-2504)、もう少し北へ行って「レストラン 海幸」(0133-79-3666)と並びます(食事処については上の「レストラン」へ) 。

荘内藩ハママシケ陣屋跡》 石狩市浜益区・北方向トップに戻る
 「荘内藩ハママシケ陣屋跡」(問合せ0133−79−2114、石狩市浜益区川下)。16.8ヘクタール(東京ドーム4.7ヘクタール)の広さの陣屋跡(陣屋とは簡単に言うと、江戸時代の「出張城」)。復元施設は大手門(2022年修復)、土塁の一部が遺構として遺っています。1859(安政6)年庄内藩は幕府から浜益~天塩の領地を分与(1853年ペリーが浦賀に来航)、厚田から現寿都町歌棄までを警備・開拓を受け持ちました。陣屋内には200人余りの藩士が暮らし、御家中長屋、大工小屋、武器蔵をはじめ各種の蔵、鎮守(神社)などがあり、陣屋外には領民も住み、1864(元治元)年に、道央で最も早い水田耕作をおこなったとのこと。陣屋の建設資材はすべて酒田から運搬。そのための堀が浜益川から陣屋下まで千両堀(435m)として掘られました。戊辰戦争に伴い明治元年(1868)に陣屋は解体、鎮守は現在「川下八幡神社」として遺っています(狛犬2対)。1988年国指定史跡名勝天然記念物。ガイド申し込みは石狩市浜益支所生涯学習課(0133−79−2114)。市の紹介(PDF)。

黄金山・黄金山のイチイ》 石狩市浜益区・北方向トップに戻る
 オロロンライン(国道231号)を北上すると浜益ガソリンスタンドあたりで「黄金山(こがねやま)」(MAP CODE:794 732 545*78、石狩市浜益区実田みた)というすり鉢をひっくり返したようなきれいな形の山が右手に見えます(標高739m)。登山のコースタイムは2時間、毎年五月第3日曜日に山開きが行われます。山頂からはほぼ360°のパノラマが望めます。遠くから見る分には山頂は広い感じですが、岩がゴツゴツで寝転がったりする場所はありません。石狩市デジタルマップ
 文化庁から「ピリカノカ」(美しい場所)の指定を受けています。別名は金富士・浜益富士。参考記事。問合せ0133-79-2213(こがね山岳会事務局)。クマ撃退スプレーは必須。なお「登山道入口」までの兼平沢林道は歩くのにとてもよいところです(イチイの大木あり)。
 国道451号沿いの「黄金山登山道入口」駐車場から2.5km(黄金山登山口までは車で行けます)、登山道から東へ直線で250m、「黄金山のイチイ」があります。樹高18m、幹回り5.4m、推定樹齢は1500年。入口に「黄金山のイチイ」という看板が建っています。幹は直立、3mの高さくらいまで空洞があります。石狩市デジタルマップ

石狩市浜益区・黄金山
石狩市浜益区・黄金山
黄金山山頂
黄金山山頂


 アクセスは国道231号からガソリンスタンド「ENEOS浜益SS」(0133-79-2221)の角を内陸へ曲がり国道451号を進みます。浜益温泉を過ぎて、浜益川にかかる三つ目の橋「実田橋(みたばし)」を渡り、すぐに左手の「黄金山登山道入口」の看板(「動物注意」の小さな標識、通称「赤いきつねと緑のたぬき」まで来たら行き過ぎ)。看板に従って、兼平沢林道を進みます。
 車で4kmほど進むと「登山道入口」(途中「黄金山のイチイ」あり)、駐車場とトイレがあります。駐車場からは徒歩です。
 駐車場から2km弱で旧道(左手)、新道(右手)の分岐点(ここまでに「200」「400」の案内板)、旧道が若干短いですが、ほとんど垂直の登攀があるなどきわめて危険、どちらも1.1kmほどの道のりで頂上到達です。山頂直前はどちらから登っても岩場の急勾配です。トイレ前に地図つきの「黄金山登山道案内」があります。
 旧道は1.1kmの行程のうち後半部のほとんどがロープ・根っこ・岩伝いに登らなくてはならない厳しくて狭い登山道、ほとんど垂直の登攀部が数か所あります。新道との合流地点直前は30cm幅ほどの危険箇所です。ベテランの方はこちらへ。
 新道にも短い木製はしごを登る区間があります。旧道との分岐点以降は、岩の多い山道ですがすこし傾斜がきつい普通の登山道。ただし小石が多く滑りやすいので、ロープをしっかり握り、といって体重を預けず足場を確認しながら登り・降りることが必要です。山頂直前・旧道との合流地点までに「1600」「1800」の案内板。
 石狩市の紹介ホームページに「初心者でも好適の登山コース」とありますが、新道で初心者~中級者、旧道はベテラン向きでしょう。


はまます郷土資料館》 石狩市浜益区・北方向トップに戻る
 「はまます郷土資料館」道の駅から北へ30km・国道231号沿い(0133-79-2402、石狩市浜益区浜益77番地1)は建物自体が文化遺産。明治時代の鰊建網番屋を復元、全国漁港漁場協会の「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選」に選ばれています。もともとは、網元の白鳥家が経営していた鰊建網漁場の番屋で、1899(明治32)年に建築。昭和に入り、ニシン漁の衰退とともに廃墟になりつつあったところを1971(昭和46)年、浜益村が開村百年の記念事業として復元したもの。館内には漁具や資料がたくさん展示してあります。開館期間は5月~10月、10:00-16:00/火曜定休。有料。
 内陸に「荘内藩ハママシケ陣屋跡」が近く(南へ3.6km)にあります。

果樹園》 石狩市浜益区・北方向トップに戻る
 浜益の市街から、9kmほど北上すると、観光果樹園があり、サクランボやりんごを摘み取ることができます。いずれも幌(幌郵便局、0133-79-2260)というところ。
 「木村果樹園」セイコーマート浜益店から北へ10km・国道231号経由(0133-79-5033)でもサクランボ狩りができます。国道沿いの果樹園入り口に「森のくだもの屋さん」と書いた看板があります。善盛園よりはもう一つ南の交差点で山側に折れます(折れて、1.8km)。
 「善盛園」セイコーマート浜益店から北へ10km・国道231号経由(0133-79-3210、石狩市浜益区幌403-1)6月下旬~8月上旬。きれいに手入れされたサクランボ園、雨よけハウス完備で雨の日もサクランボ狩りを6月下旬~8月上旬に楽しめます。梅や、ブドウ、梨、リンゴも育てていて、7月~10月までそれぞれ果物狩りができます。国道沿いに看板が複数枚出てきます。フルーツ狩りの最新情報は、facebookへ。幌の信号で鋭角に山側に折れます(折れて、1km)。

雄冬岬・白銀の滝》 石狩市浜益区・北方向トップに戻る
 「白銀の滝(しらがねのたき)」(MAP CODE:927 520 503*63、石狩市浜益区雄冬)。幌郵便局から10km北上(道の駅から45km)すると、「雄冬岬(おふゆみさき)」と「白銀の滝」があります。北の増毛町との境です。この岬はその昔たどり着くのが困難なことから「北海道三大秘岬(ひこう)」、また雄冬のあたりは「陸の孤島」とされていました。1981年、国道231号が開通したおかげで、現在はたやすく到達できる地域です。ここからの日本海、また水平線に落ちる夕陽は絶景です。見上げる滝から落ちてくる水流は壮観、また冬の氷瀑には圧倒されます。
 この岬は増毛町・暑寒別岳の西端に当たり、安山岩質溶岩が地形を形作っています。
 南から来ると、浜益トンネルを抜けてすぐ滝があります。また駐車場にはトイレがありますが、使用禁止のことが多いようです。我慢できないときはつぎの「雄冬岬キャンプ場」のトイレ(冬季閉鎖)をノック。「岩石公園」駐車場にもトイレがあります。

石狩市雄冬・白銀の滝
石狩市雄冬・白銀の滝


雄冬岬キャンプ場・雄冬岬展望台》 石狩市浜益区・北方向トップに戻る
 「白銀の滝」から国道231号を500mほど北上で増毛町に入ります。海側に「雄冬岬野営場」(MAP CODE:927 551 271*74、問合せ0164-53-3332、増毛町雄冬)、山側に少し寂しい「雄冬岬展望台」と「岩石公園」があります。キャンプ場、公園、いずれも4月~10月の開設。夏期は午後8時まで開いています。
 キャンプ場(野営場)は国道と浜の間の細長い敷地。屋根付きの炊事場とトイレがあります。一段下がったところに「雄冬冷清水」という湧水が湧き出しています。飲んでみたいかもしれませんが「飲用不可」(北海道では生水は決して飲まないように)。
 「岩石公園」は国道山側の施設。火山岩の傾斜に長い階段を付け、岩を観察できるようにしてあります。階段を含め散策路が山を一周していて、途中展望台や休憩所もあります。トイレ(冬季閉鎖)は階段の上りはじめのところにあります。すぐ下に雄冬漁港が見えます。

岩尾温泉あったま~る》 石狩市浜益区・北方向トップに戻る
 増毛町に入り、10km北上・国道沿いに「岩尾温泉あったま~る」(0164-55-2024、増毛町岩老109番地1)11:00-21:00/第3木曜定休。入浴料はふつう。内湯と露天がそれぞれひとつあります、冷鉱泉。大きな温泉ではありませんが、小高い丘の上にあり、日本海に沈む夕陽を眺めながら静かに時の流れを感じるのもまた楽しいものです。4月1日~11月30日の営業、冬期は休業です。
 増毛町の温泉については道の駅「るもい」をご覧ください。


●地名由来 [TOPへ]
厚田(望来など)、浜益、濃昼山道、石狩
「濃昼(ごきびる)」、「送毛(おくりげ)」、「毘砂別(びしゃべつ)」については上の「観光スポット」内で説明

厚田
 「あつた」という地名はアイヌ語の「あたうすい」([ニシンの]群れを取るところ)あるいは「アッタ」(楡の木の皮を剥ぐ)から。「あつた」の地名は1661年の松前藩の絵図にすでに載っているとか。1700年の絵図にも再掲されているとのこと。ニシンやアキアジ(鮭)を本州から出稼ぎで獲りに来ていたのではないかと言われています。増毛や天塩、宗谷方面に出稼ぎが許されたのは、天保11年(1840年)。厚田はそれまで北の出稼ぎの北限だったようです。相当量の鰊などが捕れたようです。
 ニシン漁の始まりは1700年代に入ってからといわれ、明治以降は道の駅でも紹介されている佐藤松太郎などの大富豪を生み出しました。明治から昭和初期までがニシン漁の最盛期でした。

望来
 「もうらい」はアイヌ語由来とのことですが、原義は不明とのこと。「もらい」、「もいれ」からとする説(流れが静かで遅い)、あるいは「むない」(塞がる川)とする説などがある模様。望来川を見るとどちらもうなずけます。ニシン漁でまず栄えたようですが、1870(明治3)年秋田県からの入植者が和人の最初とされます。翌年、山形県庄内から14戸45人が集団移住してきました。望来村はこの年を開基としていました。

古潭
 アイヌ語の「こたん」(村)あるいは「こたんうんぺっ」(村の川)から。和人合す無用になったのは1858(安政5)年から。厚田の中では一番早いようです。最初は漁場開拓に従事していたとのこと。石狩市の案内(PDF)。

発足
 「はったり」はアイヌ語由来「はったら」。「淵」や「よどみ」を意味する。1886(明治19)年、徳島からの若者が最初の開拓者。

聚富
 「しっぷ」はアイヌ語「すうぉぷ」(箱)に由来するとされる。山や川が箱状だったとする説があるそうですがはっきりしないようです。松浦武四郎が1856(安政3)年に作成した地図の中に「しゅおぷ川」として出てくるのが最初だとのこと。聚富の開拓は遅く、ようやく1895(明治28)年になって淡路島の開拓団体、20数戸が渡ってきたのが最初。

浜益
 「はまます」の方はアイヌ語「あまますけ」(穀物を煮る)、「ましけい」(余る・もの)、「ましけ」(カモメ・ところ)の3つの説があり、後ふたつの説が有力視されています。「ましけい」あるいは「ましけ」(増毛と同じ)が「はまます」になった経緯は北の「増毛」と区別するために「浜」を頭に付けたとのことです。

濃昼山道
 厚田村と北の浜益村は2005年に石狩市に組み入れられ(合併)、それぞれ地域自治区(厚田区、浜益区)となりました。それまでこのふたつの村をつなぐ道は幕末に開削された「濃昼山道(ごきびるさんどう)」だけで、ふたつの村は陸の孤島と呼ばれることもありました。1981年雄冬岬トンネルが開通し、札幌・留萌間が開通し、国道231号の通行が可能となりました。現在の国道を通っても、覆道や長いトンネル(太島内トンネル2,454m、新送毛トンネル2,995m、浜益トンネル4,216m、日方泊トンネル2,900m、大別苅トンネル1,992m)が連続し、しかも海岸線をくるくる曲がりながら走りますので、昔の通行そして道路工事の大変さが偲ばれます。「濃昼(ごきびる)」の語源については上の「ニセアカシアロード」をご覧ください。
 「濃昼山道」はしばらくだれも通らない道でしたが、有志の方たちの努力と整備で2005(平成17)年よみがえり、現在はトレッキングの道として使われています。

石狩
 「いしかり」の語源は市内を流れる道内最大の川・石狩川から。流路延長は268km(全国第3位)、流域面積は14,330㎢(全国第2位)の1級河川。流域には46市町村があり、北海道の経済、文化に深く関わっています。内部への道がない頃は石狩川を丸木舟で遡っていました。そのもともとの語形は「い・しから・ぺっペツ」(アイヌ語で非常に曲がりくねった川の意)。現在はかなり治水工事が進みまっすぐに流れる部分が多くなっていますが、最下流のあたりでも「茨戸川」など昔は石狩川で、現在は堰止湖になっているところがたくさんあります。
 2020年、「三密」ということばが使われるようになりました。石狩市ではもっとずっと前からこのことばを使っています。「密入国、密輸、密漁」、これが西の大陸が近い町の三密です。

石狩市役所
石狩市役所


●地図 [TOPへ]
住所:北海道石狩市厚田区厚田98-2 (現在地からのルートを表示
電話番号:0133-78-2300 MAP CODE:514 862 216

#「その他のオプション」をクリックした後、出てきた大きな地図の左側「道の駅あいろーど厚田」の文字列の前に「札幌から」など入力し、エンターキーを押すと出発地からの距離、時間、ルートが示されます。


参考URL:
https://www.michi-no-eki.jp/stations/view/14165
http://www.hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/14938/
http://aikaze.co.jp/

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