道の駅石狩「あいろーど厚田」(道央エリア北 120)

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概要(最終訪問日:2020年11月23日) 道央エリア(札幌以北)に位置する道の駅、2017年設置(設置番号120)。海側を稚内まで走る「日本海オロロンライン(国道231号)」上にあります。トイレはウォシュレット(快適度9)、2019年国交省完走者が選ぶ北海道道の駅ランキング「トイレがきれいだと感じた道の駅」部門第8位。道路を渡った海側にANNEXの施設があり、軽食が提供されます。駅舎側の山を登ったところに「恋人の聖地」という展望台。海からも展望台からも、日本海と夕陽を眺めるのには抜群の立地です(2019年国交省道の駅ランキング「景色がきれいだと感じた道の駅」でTOP10内)。温泉、レストラン、コインランドリーともに遠いところ、コンビニ、ガソリンスタンドはすぐ近く。近くに厚田キャンプ場、また朝市で有名な厚田漁港があります。駐車場は第三まであり、夜間解放されるのは第一のみ(車中泊度◯)。
 2014年、国交省の「重点道の駅」(地域活性化の拠点)に選定されています。


住所:北海道石狩市厚田区厚田98-2
電話番号:0133-78-2300 MAP CODE:514 862 216
営業時間や休館日などは「道の駅ホームページ」(おしらせ)をご覧ください
《近くの道の駅》
(東52km)つるぬま(浦臼町)・(58km)ハウスヤルビ奈井江
(西)日本海
(南33km)北欧の風とうべつ
(北86km)るもい船場公園・(北108km)おびら鰊番屋(道北日本海側)

留萌管内概略図
道央エリア(北)概略図



🙆 記事一覧

トイレ事情     ●風呂事情      ●洗濯事情
駐車可能台数
敷地内の店     ●レストラン     ●コンビニや店・ガソリン・郵便局
観光スポットや行事
地名由来      ●地図


駅舎は三階建て。
 1Fと2Fにトイレがあり、1Fが24hトイレ、女子用4室、男子用が2室。それぞれ1室にベビーチェアつき。便座クリーナーつき。和式はありません。この道の駅も「とうべつ」同様、2017年設置で新しくとてもきれいです。自動の蛇口からはお湯が出ます。汚してしまったらトイレットペーパーで拭きたくなる清潔さです。多機能トイレにはオストメイトの設備、おむつ交換台があります。
 海側に道の駅ANNEXがあり、丼などの軽食、アイスクリームなどを提供、こちらにもトイレがあります。

海側のANNEXから見た道の駅「厚田」
海側のANNEXから見た道の駅「厚田」

 24hトイレを出てすぐのところに傘のしずくとり、すぐの戸外にステンレスの大きな水受けの付いた水栓が備えられています。営業時間内であればゴミ箱が利用できます。


厚田の道の駅で少し大変なのは、入浴施設かもしれません。いくつか候補地はあるのですが、どれもが、車で片道30分以上かかります。

南方向…、施設や料金等については「北欧の風道の駅とうべつ」をご覧ください。
 「石狩天然温泉番屋の湯」南へ27km・国道231号経由(0133-62-5000)営業時間10:00-24:00。食材を勝手に載せて作る丼などが好評のレストランあり。石狩川の砂州に建つ温泉。

 「番屋の湯」から北東(砂州の先端方向)へ700m、こちらは老舗の料亭「金大亭(きんだいてい)」(0133-62-3011、石狩市新町1)11:00-21:00。石狩鍋発祥の店とされています。明治13(1880)年の創業。石狩産の具材を用いた「石狩鍋」をいただけます。鮭の焼き白子や寒塩引なども。鮭の頭からしっぽまでを味わえるコース料理あり。料理ばかりでなく、佇まいが創業当時のまま、北前船が盛んに行き来していたころの面影を偲ぶことができます。「石狩鍋」については市の観光ガイドをご覧ください。
 付近は昔、石狩の中心だったところ、温泉はもちろん観光協会や「いしかり砂丘の風資料館」、明治期に米、塩、呉服、酒を取り扱っていた「旧長野商店」(入館券は「砂丘の丘資料館」で)、弁天歴史公園などが散在しています。「砂丘の風資料館」については「観光スポット」をご覧ください。

 「太美温泉万葉の湯」南へ31km・国道231号経由(0133-26-2130)営業時間10:00-24:00-09:00(早朝風呂)。レストランあり。
 「シャトレーゼガトーキングダムサッポロ」南へ34km・国道231号経由(011-773-3311)10:00-24:00。あわせて7店のレストラン等があります。
 「中小屋温泉」南東へ38km・道道11号経由(0133-27-2011)営業時間10:00-21:00。

北方向…
 「浜益温泉」北へ30km・国道231号経由(0133-79-3617、石狩市浜益区実田254番地4)営業時間10:00-21:00、冬期12:00-20:00/毎月1日定休日。有料の和室休憩室あり(ひとり2時間\200/個室ではなく、広い和室です)。駐車場の端っこに24hトイレ(洋式)があります。

浜益温泉
浜益温泉


 浜益温泉には「はま恋食堂」という食堂があり、うどん・そば、ラーメン、丼などをいただけるそう。営業は不定期。


石狩市市街地にコインランドリーが数軒あります。厚田区からはかなり離れています。一番近い「コインランドリーMEE」(twitter)は道の駅から33.2kmほど南下。番屋の湯で風呂に入り、このコインランドリーを利用するという手も…(番屋の湯からの距離は11.5kmです)。このコインランドリーから札幌中心部まで15km、南下5kmほどで回る寿司屋さん「はなまる」があります。詳しくは「北欧の風道の駅とうべつ」をご覧ください。

 東方の美唄市、「コインランドリージャバ美唄店」東へ49.6km・道道11・33号経由、JR美唄駅近く(美唄市西2条南2丁目4-8)営業時間05:00-23:00。稼働状況

 南東の岩見沢市、「コインランドリージャバ東店」南東へ50.6km・道道11・6号経由(岩見沢市4条東11丁目16)営業時間09:00-19:00。稼働状況

 北東の砂川市、「コインランドリーひまわり砂川店」道道11号と国道275号経由63.8km国道12号沿い(砂川市西1条南2丁目1-1)営業時間07:00-24:00。稼働状況。旭川に近くなります。


大型・普通車・身障者用:駐車場は第1~3まで、全体で154台駐車可能。夜間も解放されている第1駐車場は、大型4台・普通42台・身障者用3台。バイク駐車場は第1駐車場入り口あたり。電気自動車(EV)急速充電設備1台は敷地内のバス停(札幌方面バス時刻)近くにあります。第2駐車場が一番高いところにあります。海側のANNEXにも細長い駐車場があります。こちらはバイクがよく駐まっています。駐車場は申し分ない広さです。Google Map(Map上の建物や駐車場、進入道路は道の駅ができる前の画像です。南からは国道からの進入路が青で色分けされています)。

道の駅石狩「あいろーど厚田」第1駐車場
道の駅石狩「あいろーど厚田」第1駐車場


 国道231号(日本海オロロンライン)沿い、厚田に2018年4月に開業(登録は2017年)した北海道120番目の道の駅です。開業前に石狩市のモニタリング訪問が貸し切りバスを何台も仕立てて行われました。そのときも駐車場は大混雑。モニタリング訪問は石狩市民(石狩・厚田区・浜益区)の住民が対象です。石狩市民の期待の大きさがうかがえます。

 開業当初はさらに混雑に拍車がかかり、札幌方面からの車の列が道の駅入り口まで何キロにもわたって渋滞しました。とくに五月の連休時はそれはものすごい混みようでした。

 昼食とトイレに立ち寄る感じなので、車中泊にはどうかなというところですが、駐車場は広く、道の駅からの日本海の眺めがそれは素晴らしいので、夕日が落ちる瞬間まで見ていたいと思うほどです。
 「マクンベツ湿原」の水芭蕉(本州のものとは大きさが違います)の群生を見るには5月、はまなすの花は夏、鮭の遡上は9月以降が良いでしょう。白銀の滝(増毛町との境)は水が流れ落ちる夏も良いのですが、氷瀑と日本海の荒波の対照がすばらしい冬もおすすめです。海風を受けると立っているのがやっと。


敷地内の店 [TOPへ]
2Fにある「とみき厚田店」では、屋外用「山海バーベキューセット」を提供しています。近くに「厚田キャンプ場」(4月終わり~9月開設、貸しテントなし)があります。

 1Fの直営売店では厚田産カボチャを使用した厚田饅頭・しそサイダー、厚田そばクッキー、ワイン、ジャム、焼き菓子などを販売しています。産直野菜類や履き物「わらじ」なども店頭に並んでいます。沖縄県恩納村と友好都市の関係にあるため沖縄産の物品が並ぶことがあります。売店は道の駅建物の大きさ(三階建て)に比べ少々手狭な感じです。シーズン中の土・日には道の駅建物の前に、タコやカニ、ゆでトウモロコシ、豚まん・あんまんなどの野外販売が出ます。もちろん鮭の販売も。

 道路を渡って海際へ行くと、道の駅のANNEXがあります。こちらでも丼物(弁当箱入り)やアイスクリームを食べることができます。外にテーブルと椅子が置いてあり、海からのそよ風に吹かれながら食べるのもまた趣向。

あいろーど厚田ANNEX
あいろーど厚田ANNEX


 駅舎1Fはそば屋、直営売店、2Fには食事のテナントが入っており、イートインスペースが日本海に向け造られています。厚田の歴史や観光地、また作家などの出身人物を紹介するパネルが飾られ、ちょっとした博物館です。
 3Fには展望ラウンジばかりでなく、こどもが裸足で遊べるスペースが作られています。展望ラウンジは絶景です。道の駅の裏は小高い山になっていますが、斜面をうまく利用していて、2Fから直接戸外へ出られます。戸外は「こども広場」。ふわふわドームが設置されとんだり跳ねたりできます。水栓も備えられています。晴れていても雨の日でもこどもを遊ばせることのできるスペースが備えられています。

 こども広場からもう少し上ったところには厚田出身の宗教家の生家があり(寒風吹きすさぶこの丘の上そしてこの家によく住んでいたなあ!と思わせます)、脚を伸ばせば「恋人の聖地」という名の展望台があります(残念ながら蚊とハエが多い)。
 展望台は道の駅2F(雨が降ったらこちら)、ANNEX(晴れたらこっち)、そして恋人の聖地の3箇所にあります。いずれも日本海と沈む夕陽が絶景です。


レストラン [TOPへ]
道の駅内で夕食を摂ることができるのは夏期だけのよう。期間により直営売店の営業時間が異なっていて(細かく6期間に分かれています)、食堂もそれに合わせて営業時間を変えています。

 「そば処一純」は十割蕎麦。おすすめは「厚揚げそば」、鰊の甘露煮を載せた「にしんそば」。直営売店と「そば処一純」(売店閉店の1時間前まで開いています)は年末・年始以外は無休。

そば処一純・厚揚げそば
そば処一純・厚揚げそば


 2Fにピザの「Bakery & Pizza HOME」、にしんバッテラ・鰊と数の子の親子押し寿司・海鮮丼の「石狩二三一(ふみいち)」、いくら・ホタテ・ウニが載った石狩丼の「とみき厚田店」、ジェラートの「LicoLico」が入っています。
 時期や時間により近隣の温泉に行って食べることにもなりそう。あるいはすぐ近くの厚田キャンプ場で野外調理を。

石狩鍋発祥の店「金大亭」については、「風呂事情」をご覧ください。

 食事処はほとんどが「花川北・南」という石狩市市街地(道の駅から南へ33km)にあります。札幌市内まで1kmほどの距離。札幌市のレストランなどについては「札幌市内観光スポット」をご覧ください。

《ラーメン》
 「らーめん信玄 花川本店」(0133-72-2022、石狩市花川南1条1丁目5)11:00-21:30。駐車場は店前に広くありますが、お客さんの数がそれを上回り、お昼時などは道路にまで並んで大変です。道道手稲石狩線沿い。札幌に支店があります。
 「らーめんもみじ」(0133-73-6969、石狩市花川南7条1丁目1-34)11:00-15:30・17:00-20:00(月火はランチのみ、木金は表示どおり、土日は午後の休憩なし)/水曜定休。「辛味噌」(辛さが三種)がおすすめ。道道手稲石狩線沿い。
(昼)「味処じんべ」(0133-73-5888、石狩市花川南4条3丁目152)11:00-14:00(土日は -15:00)/月曜定休。いろんな具材の入った「浜鍋ラーメン」、「とんかつラーメン」がおすすめ。ラーメン主体のようですが、定食、丼もあります。

《洋食・焼肉・カレー》
 「レストランぱんどら」(0133-74-3916、石狩市花川南4条2丁目270)11:00-14:30・17:00-20:30(月火はお昼のみ)/木曜定休。洋食全般なんでも、スイーツもあります。お持ち帰りもできます。三元豚のトンカツ、ポークチャップ、ポークステーキがおすすめ。こちらも昼時・夕食時はこみこみです。
 「いそしぎ」(0133-73-0709、石狩市花川南4条2丁目102)11:00-20:30/日曜定休。定食、丼、オムライスなど、そば、ラーメン、鍋焼きうどんまで。天ぷらとお刺身のついた「いそしぎ定食」、分厚いトンカツ定食がおすすめ。こちらも混み混みの店。
 「茨戸ガーデン・ノースヒル(ばらと)」(0133-64-1955、石狩市生振39-2)11:00-22:00。焼肉とステーキの「ノースヒル」。食べ放題もあり、お肉を安く食べられます。ステーキ丼などもあります。住所「生振」は「おやふる」という読みです。
 「クレイジースパイス 石狩店」(0133-73-8877、石狩市花川北1条4丁目88)11:00-22:00。ネパールの人がやってる店。おすすめはもちろんスープカレー。ナンもおすすめです。店自体はチェーン店(小樽、札幌に店舗)。


コンビニ・店・ガソリン・郵便局 [TOPへ] (ANRE 停電時も給油可能なGS
コンビニは国道231号の坂を500mほど(南の札幌方向へ)下ったところに…

 「セイコーマート厚田店」(0133-78-2420、石狩市厚田区厚田7番地3)営業時間05:00-21:00。野菜も売っています。地域の店の役割も果たしている模様。早く閉めることがあるので注意。

南方向…
 「セイコーマートよしの店」国道231号を11.7km南下(0133-77-2112、石狩市厚田区望来[もうらい]58番地1)営業時間06:00-22:00。

北方向…
 「セイコーマート浜益店」国道231号を26.5km北上(0133-79-3071、石狩市浜益区川下52番地5)06:00-21:00。こちらはHOT SHEF(温かい丼やカレーなどを提供)付き。
 道の駅から国道231号を70km近く北上して増毛町に入ると、セブンイレブン1軒(24h営業)、セイコーマート2軒(いずれも24:00営業終了)があります。

ガソリンスタンドは「セイコーマート厚田店」の100mほど先、国道沿いにあります。北方向は浜益区にあります。
 「ENEOS厚田別狩SS / 田中商店」道の駅から南800m(0133-78-2211、石狩市厚田区別狩18)09:00-17:00。
 さらに南へ11km行くと「ホクレン 望来SS」(0133-77-2339、石狩市厚田区望来119-31)09:00-17:00・土 -12:00/日曜定休。

 「厚田郵便局」(0133-78-2255)ATMは日曜14:00まで。上記セイコーマート厚田店から国道231号を渡り、信号のない交差点から海側へ少し行ったところ。


観光スポットや行事 [TOPへ] (服装虫対策ゴミ箱
石狩市は2005年の合併で南北74kmの細長い市に、合併前のじつに5倍近く伸びました。地図を南北に2分割します。

道の駅石狩「あいろーど厚田」と南部の観光スポット
道の駅石狩「あいろーど厚田」と南部の観光スポット


 厚田で特に取り上げるべきは、厚田漁港の朝市。4月上旬~10月中旬まで毎日(06:30-14:00くらいまで、問合せ0133-78-2006)開催されています。食堂も店開きです。また海岸がプールになっていて、夏は海水プール(現地管理棟0133-78-2500)に浸かることもできます。戸外のトイレ2、シャワー2など整っています。有料の駐車場があります。海浜プールは7月中旬~8月中旬までの開設です。

道の駅石狩「あいろーど厚田」ANNEXから厚田漁港を見る
道の駅石狩「あいろーど厚田」ANNEXから厚田漁港を見る


 「いしかり湾漁協朝市」(MAP CODE:514 157 460*47、4月上旬から7月上旬毎日開催)は石狩市の南の石狩新港へ、北では「浜益ふるさと市場朝市」(MAP CODE:794 661 130*36、4月下旬から5月下旬の毎週日曜日に開催)も開かれています。

 道の駅近所に「厚田(公園)キャンプ場」(MAP CODE:514 864 523*17、04月終わり~09月までの開設、問合せ.0133-78-2100)があります。低料金・有料。貸しテントはありません。キャンプ場内に小川が流れこども連れのキャンプに適しています。ジップライン「アツターザン」があります。場内の小川、牧佐内川(ぼくさないがわ)では、9月中旬~10月中旬にサケの遡上が見られます。年によって数の多い少ないはありますが、小さい川なので目の前で観察できます。

南方向・石狩市街地近く…、
 南へ25km下ると、水芭蕉の群生で知られる「マクンベツ湿原」(花期は4月~5月)。大きな斜張橋・石狩河口橋近く、石狩川沿いにあります。ここの水芭蕉は30cmほどの白い花、1mほどの大きな葉が開く巨大水芭蕉。夏期が過ぎた夏には葉はもっと成長してアマゾンのジャングルに迷い込んだよう。木道が敷設してあり、先端は石狩川河畔まで延びています。
 道の駅から南下すると、大きな斜張橋「石狩河口橋」を渡って最初の信号で左に折れ、すぐに真薫別川という石狩川の支流(水門あり)を渡り左手すぐに駐車場がありますがこれをやり過ごし、500mほど行くと「マクンベツ湿原駐車場」(MAP CODE:514 165 570*25)が左手にあります。ここが湿原入口に一番近い駐車場、駐車場の土手を越えると、群生地はすぐです。

マクンベツ湿原の水芭蕉
マクンベツ湿原の水芭蕉


 湿原から日本海側へ6km、「お風呂」の項で紹介した「番屋の湯」を過ぎると、石狩川の砂州に「はまなすの丘公園」、「ビジターセンター」(0133-62-3450、石狩市浜町29-1)、「石狩灯台」があります。
 石狩灯台は北海道最古、1892(明治25)年の建設、最初は木造でした。日本各地の灯台を点々とする「灯台守夫妻」を描いた1957年の映画『喜びも悲しみも幾歳月』の舞台となりました。灯台の色は今は赤白二色、「カラー映画」に映えるようにこの色に塗り替えたのだそうです。公園内には木道があり石狩川の砂州の先端まで散策できます。
 木道の両側にハマエンドウ、ハマハタザオ、はまなす、エゾスカシユリなどの花がシーズン中咲きます。空にはヒバリやヨシキリ、もっと上空にはトビやノスリが上昇気流に乗ってホバリングしています。
 植物や動物については「ビジターセンター」に写真集があります。センターではアイスクリームやお土産を売っています。
 公園内は風が強いので寒いかも。すぐ近くには海水浴場や釣り場。石狩湾と並び、魚釣りがとても盛んです。

「はまなすの丘公園」と石狩灯台
「はまなすの丘公園」と石狩灯台


 道の駅から南下27km・国道231号沿いの「佐藤水産」(0133-62-5511)は海産物をあつかっています。鮭は高級品からお手頃品までたくさんの種類が。鮭トバなどの海産加工品や筋子、いくらなどもたくさんの種類が置いてあります。冷凍便で各地に送ることができます。店を入ったところでおにぎりを売っています。大きさと少々高めの値段で目を引きます。2Fにはレストラン「オールドリバー」があります。店の前には鮭が大きな口を開けて待ち構えています。

海産物を扱う「佐藤水産」
海産物を扱う「佐藤水産」


 佐藤水産からさらに南下、市街地に近づくと「花川南防風林」(MAP CODE:9 875 607*71)があります。ここには「オオバナノエンレイソウ大群落」があり、毎年5月に白い花で林が埋め尽くされます。花の時期にはカメラマンがたむろしています。クマ情報は聞きませんが、ときどきキツネがいます。たいてい逃げては行きますが、林の中に動くものを見つけたら気をつけて。触ったりすると肝臓の病気(病原菌エキノコックス)になります。
 国道337号「新港西1」信号防風林側に5mほどの長さの作業用進入路(駐車帯)があります。あるいは信号から400m北上し、右側に防風林内道路(中央線あり)に入ると、両側に同様の駐車帯が三つほどあります。いずれも車一台を駐められるかどうかの狭いものです。
 日本最大と言われるオオバナノエンレイソウ群落は広尾町にあります。花川の群落とほとんど同じくらいの広さです。「大樹」の紹介ページをご覧ください。

花川南防風林・オオバナノエンレイソウ(5月中旬)
花川南防風林・オオバナノエンレイソウ(5月中旬)


 「樋口季一郎記念館」(MAP CODE:514 384 023*52、問合せ090-9755-8058、石狩市八幡町高岡103)火水曜休館/有料。もうひとりの杉原千畝といわれる樋口季一郎の記念館。没後50年を記念して整備されました。樋口季一郎は1938年、のちに「ヒグチ・ルート」と呼ばれる鉄路(満州から上海へ)を使って、ナチス・ドイツの迫害から逃れた二万(数値には3桁~5桁まで多くの異論あり)のユダヤ人を救ったとされる軍人です。北海道防衛策を練った机や北海道小樽市で新たに見つかった資料文献のほか、往年の写真などおよそ30点を展示。記念館は札幌軟石を用いた石倉の中にあります。2020年9月23日から一般公開。NHKニュース
 高岡・五の沢地区の「古民家の宿Solii」(MAP CODE:514 384 023*52)内にあります。古民家の宿についての問合せは011-785-7218。周りにはなにもないところですが、2kmほどはなれて、食事処「わがまま農園カフェfacebook(MAP CODE:514 321 171*25、ナビ目的地設定不可080-1885-0050、石狩市八幡町高岡87-3)ランチ11:00-14:30・カフェ14:30-日暮れ/火水曜定休・冬期休業。4種類のセットメニューから選べます。「石狩高岡郵便局」(0133-66-3260)の近く、点滅信号の四つ辻にあります。

石狩市・樋口季一郎記念館
石狩市・樋口季一郎記念館


北方向・浜益区方向…、
 厚田を抜け浜益に入るあたり国道の両側にニセアカシア(和名ハリエンジュ)が群生している「ニセアカシアロード」があります。だいたい南は「濃昼(ごきびる)トンネル」~北は「望海橋」あたりまで、10kmほどです。この花が6月中旬〜下旬満開に。真っ白に道路を染め、海風に揺れるのはみごとな光景、白い花に包まれた感じになります。初夏の時期に房になった白い花を咲かせているのはほぼこのニセアカシアです。花から良質の蜜が獲れ、ちょっとお値段の高い「アカシア蜜」として販売されます。
 ニセアカシアは「生態系被害防止外来種リスト」というものに指定されていて、旺盛な生命力で繁殖する厄介者。根から新しい幹が生長したり、切り株からも発芽したりで、根絶するのが難しいそう。移入当初は土留めに使われたり有用だったらしいのですが、年月が経つうちに今度は幹が倒れやすくなりかえって被害が出る、周りの在来種が育たなくなるなど大変困ったことになっているそうです。
 白い花や新芽は天ぷらや和え物などにして食べますが、葉や果実、樹皮などほかの部分には毒があります。

 「はまます郷土資料館」(0133-79-2402、石狩市浜益区浜益77番地1)は建物自体が文化遺産。明治時代の鰊建網番屋を復元、全国漁港漁場協会の「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選」に選ばれています。もともとは、網元の白鳥家が経営していた鰊建網漁場の番屋で、1899(明治32)年に建築。昭和に入り、ニシン漁の衰退とともに廃墟になりつつあったところを1971(昭和46)年、浜益村が開村百年の記念事業として復元したもの。館内には漁具や資料がたくさん展示してあります。開館期間は5月~10月、10:00-16:00/火曜定休。有料。

果樹園
 浜益の市街から、9kmほど北上すると、観光果樹園があり、サクランボやりんごを摘み取ることができます。いずれも幌(幌郵便局、0133-79-2260)というところです。
 「善盛園」(0133-79-3210)はきれいに手入れされたサクランボ園、雨よけハウス完備で雨の日もサクランボ狩りを6月下旬~8月上旬に楽しめます。梅や、ブドウ、梨、リンゴも育てていて、7月~10月までそれぞれ果物狩りができます。国道沿いに看板が複数枚出てきます。
 「木村果樹園」(0133-79-5033)でもサクランボ狩りができます。国道沿いの果樹園入り口に「森のくだもの屋さん」と書いた看板があります。

 郵便局のある「幌」から10km北上(道の駅から45km)すると、雄冬岬、「白銀の滝(しらがね)」(MAP CODE:927 520 503*63)があります。北の増毛町との境です。この岬はたどり着くのが困難なことから以前は「北海道三大秘岬(ひこう)」、また雄冬のあたりは「陸の孤島」とされていました。1981年、国道231号が開通したおかげで、現在はたやすく到達できる地域です。ここからの日本海、また水平線に落ちる夕陽、その背後にある白銀の滝(しらがねのたき)。見上げる滝から落ちてくる水流は壮観、また冬の氷瀑には圧倒されます。
 北方向増毛町に入ると、海側に「雄冬岬キャンプ場」(MAP CODE:927 551 271*74)、少し寂しい「雄冬岬展望台」と「岩石公園」があります。いずれも4月~10月の開設です。夏期は午後8時まで開いています。
 キャンプ場から北へ250m、国道沿いに「北海道電話自動化完了の地碑」(MAP CODE:927 551 488*82)があります。海底ケーブルを敷いて電話の自動化が完了したことを知ると深い感慨に襲われます。

雄冬岬・白銀の滝
雄冬岬・白銀の滝


 増毛町に入り、10km北上・国道沿いに「岩尾温泉あったま~る」(0164-55-2024)11:00-21:00/第3木曜定休。入浴料はふつう。内湯と露天がそれぞれひとつあります、冷鉱泉。大きな温泉ではありませんが、小高い丘の上にあり、日本海に沈む夕陽を眺めながら静かに時の流れを感じるのもまた楽しいものです。4月1日~11月30日の営業、冬期は休業です。
 増毛町、留萌市については「るもい船場公園」をご覧ください。

道の駅石狩「あいろーど厚田」と北部の観光スポット
道の駅石狩「あいろーど厚田」と北部の観光スポット


地名由来 [TOPへ]
「あつた」という地名はアイヌ語の「あたうすい」([ニシンの]群れを取るところ)あるいは「アッタ」(楡の木の皮を剥ぐ)から。「あつた」の地名は1661年の松前藩の絵図にすでに載っているとか。1700年の絵図にも再掲されているとのこと。ニシンやアキアジを本州から出稼ぎで獲りに来ていたのではないかと言われています。増毛や天塩、宗谷方面に出稼ぎが許されたのは、天保11年(1840年)。厚田はそれまで北の出稼ぎの北限だったようです。相当量の鰊などが捕れたようです。
 ニシン漁の始まりは1700年代に入ってからといわれ、明治以降は道の駅でも紹介されている佐藤松太郎などの大富豪を生み出しました。明治から昭和初期までがニシン漁の最盛期でした。
 「はまます」の方はアイヌ語「あまますけ」(穀物を煮る)、「ましけい」(余る・もの)、「ましけ」(カモメ・ところ)の3つの説があり、後ふたつの説が有力視されているとのこと。「ましけい」あるいは「ましけ」が「はまます」になった経緯は北の「増毛」と区別するために「浜」を頭に付けたとのことです。

 厚田村と北の浜益村は2005年に石狩市に組み入れられ(合併)、それぞれ地域自治区(厚田区、浜益区)となりました。それまでこのふたつの村をつなぐ道は幕末に開削された「濃昼山道(ごきびるさんどう)」だけで、ふたつの村は陸の孤島と呼ばれることもありました。1981年雄冬岬トンネルが開通し、札幌・留萌間が開通し、国道231号の通行が可能となりました。現在の国道を通っても、覆道や長いトンネル(太島内トンネル2,454m、新送毛トンネル2,995m、浜益トンネル4,216m、日方泊トンネル2,900m、大別苅トンネル1,992m)が連続し、しかも海岸線をくるくる曲がりながら走りますので、昔の通行そして道路工事の大変さが偲ばれます。
 「濃昼山道」はしばらくだれも通らない道でしたが、有志の方たちの努力と整備で2005(平成17)年よみがえり、現在はトレッキングの道として使われています。

 オロロンラインを北上すると浜益あたりに「黄金山」というすり鉢をひっくり返したようなきれいな形の山が左手に見えます(石狩市浜益区実田)。標高は739m。文化庁から「ピリカノカ」(美しい場所)の指定を受けています。コースタイムは2時間、五月の下旬に山開きが行われます。問合せ0133-79-2213(こがね山岳会事務局)。クマ撃退スプレーは必須です。

 2020年、「三密」ということばが使われるようになりました。石狩市ではもっとずっと前からこのことばを使っています。「密入国、密輸、密漁」、これが西の大陸が近い町の三密です。

石狩市役所
石狩市役所


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住所:北海道石狩市厚田区厚田98-2
電話番号:0133-78-2300 MAP CODE:514 862 216

#「その他のオプション」をクリックした後、出てきた大きな地図の左側「道の駅あいろーど厚田」の文字列の前に「札幌から」など入力し、エンターキーを押すと出発地からの距離、時間、ルートが示されます。


参考URL:
https://www.michi-no-eki.jp/stations/view/14165
http://www.hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/14938/
http://aikaze.co.jp/

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