道の駅「うたしないチロルの湯」(道央エリア北 56)
北海道の道の駅一覧(テキスト版・解説版・域内道の駅一覧)・ブログの書き方・北のチップス
住所:北海道歌志内市字中村72-2 (現在地からのルートを表示)
電話番号:0125-42-5566 MAP CODE:179 016 064
営業時間や休館日などは「道の駅ホームページ」(おしらせ)をご覧ください
《近くの道の駅》
(東16km)スタープラザ芦別・(71km)びえい白金ビルケ(道北中央部南)
(西20km)つるぬま
(南15km)ハウスヤルビ奈井江
(北26km)たきかわ・(38km)ライスランド深川
🙆 記事一覧
●トイレ事情 ●風呂事情 ●洗濯事情
●駐車可能台数
●敷地内の店 ●レストラン ●コンビニや店・ガソリン・郵便局
●観光スポットや行事 +赤平市
●地名由来 ●地図
駅舎に向かって右手、別棟に24hトイレがあります。2018年暮れからのウォシュレット改修工事が済み、とてもきれいに生まれ変わりました。個室は通常のものよりは広めでゆったりした感じ。壁にリモコンが付いています。多機能トイレにはオストメイトの機器ばかりでなく、おむつ交換台も付いています。
ジェットタオルの風力がすごい。内部壁は間伐材の木目を生かした白木、とってもきれい。女子3、男子2、多機能トイレに2のウォシュレットがあります。残念ながら2022年、男子トイレのにおいがきつくなっているそうです。
《歌志内市…駅舎のすぐ向こう》
駅舎奥、一段高くなった丘に、大きな屋根の「チロルの湯」が建っています。名前は歌志内市の「スイスランド計画」という町整備計画に基づいたもので、スイスのチロルとは関係ないようです。でも切妻の屋根が大きくスイス山中のロッジ風、素敵な形をしています。2003年開湯、2013年08月に改修しました。温泉のX twitter。〔🗾Googleマップ〕。
温泉はホームページによると、「旧炭鉱の採掘坑より毎分650リットル湧出している天然温泉で、美人の湯」だそう(ナトリウム炭酸水素塩泉)。北海道の温泉はたいていがそうですが、ぬるぬる感のある湯、湯温はぬるめ(北海道のひとはたぶん気づいていないと思いますが、実は蛇口から出てくる上水道の水もぬるぬるしているのです)。浴槽は大きめの内湯、寝湯、バブル湯、ゆでられる気分の壺湯、サウナ、露天があります。露天風呂は岩風呂風、岩と絵をあしらった壁に囲まれ、それなりの大きさがありまた屋根も付いているので雨の日でも楽しめます。
料金はふつう。半額デーがひと月に2回ほどあります。ホームページ上の「○月イベントカレンダー」というのをクリックすると、半額デーやステーキデーなどその月のイベントが表示されます。
ボディソープとシャンプーは備え付け。タオル・バスタオルはレンタルがあります。ドライヤーがあります。
朝湯が06:00-08:00、通常の営業が10:00~22:00。休業日は特にありません。6月と11月に2~3日の設備の法定点検があるそうです。
温泉にはレストラン(11:30-14:00・17:00-20:00)、宿泊施設、スポーツ施設アリーナチロルが附設されています。
《赤平市》
温泉とキャンプ場は、番地は異なりますが、エルム高原という広大な敷地の中、同じところにあります。歌志内の道の駅から赤平市街地まで北へ11km、エルム高原まで北へ16km。
エルム高原への入口(国道38号沿い)にENEOSガソリンスタンド、野菜直売所「AKABIRAベース」(タンチョウのマスコット)、「ローソン赤平幌岡店」(0125-32-0338)。向かい側に昔お人形屋さんだったお城「赤平徳川城」、その麓に公園「フラワーヒルズ・コミュニティ広場」(トイレあり)などの施設が軒並みあります。
お城とローソンの間の道を登っていくとエルム高原です。オートキャンプ場、キャンプ場「家族旅行村」とつづき、一番奥が温泉。それぞれ下の画像のような案内板が建っています。
なお5月にはエゾヤマザクラのトンネルを抜けてゆくことができます。
《温泉》
「赤平市保養センターエルム高原温泉・ゆったり」(0125-34-2155、赤平市幌岡町377-1)10:00-22:00。入浴料はふつう。弱アルカリ性低張性冷鉱泉。泡風呂、サウナ、露天あり。月末(28日~30日)あたりに半額デー。レストラン、キャンプ場、オートキャンプ場、キャビン村があります。「チロルの湯」から北へ、赤平の市街地を越え17km。〔🗾Googleマップ〕。
レストラン「エルム」(0125-34-2155)があります。営業時間11:00-14:00・16:30-20:00(土日は午後の休憩なし)。おすすめは特大シューマイつき「シューマイチャーハン」。たくさんのメニューがあります。赤平産トマトスープカレーもおすすめ。
《温泉とキャンプ場・オートキャンプ場・キャビン》
水洗トイレ、温水シャワールーム、ランドリーは共用施設。ゴミは分別の上で引き取り(有料・受付時に申し込み)。ペット不可。路上駐車、草地への車の乗り上げ、カラオケ・発電機の使用いずれも不可。幌倉川親水施設、ロング滑り台があります。〔🗾Googleマップ〕。
《砂川市》
直近「コインランドリーひまわり砂川店」西へ11km・道道627号経由(砂川市西1条南2丁目1-1)営業時間07:00-24:00。稼働状況。〔🗾Googleマップ〕。
《滝川市》
「コインランドリーひまわり滝川店」北西16km・道道627号・国道12号経由(滝川市栄町2丁目3-4)06:00-24:00。稼働状況。〔🗾Googleマップ〕。
「コインランドリーひまわり」をクリックすると、近隣(旭川、富良野)のチェーン店も含め表示します。
大型・普通車・身障者用:15台・56台・3台。くねくねと蛇行するペンケ歌志内川を突っ切るように設置された道道114号沿いにある道の駅。駐車可能台数はそれほど多くはないものの駐車場は一面、奥に深いので、道路から離れたところに車を停めることができます。大型車の駐車スペースは道路側。身障者用駐車スペースは駅舎前、屋根付きです。Google Map。
幹線道路がすぐそばを走っていますが、駐車場が奥まっているので音はあまり気にならないと思います。駐車場は平坦な一面、傾斜はありません(ネット上の「傾斜・起伏がひどい」という一部の情報はデマです)。市内にクマが出ることがあります、内陸にあるので、冬はさっ、寒いです。
温泉側、高台の駐車場は、地元の人の車でいつもいっぱいです。
2021年、売店のあったところは閉鎖され、駅舎に入ったところで地元産の野菜が売られています。かつての食事処「食べ処チロル」は椅子とテーブルのある休憩室に…。注文を受けて揚げるドーナツ屋さん、道の駅につきもののソフトクリーム屋さんもありません。奥に「はつみちゃんの漬物」の大きな瓶(かめ)がいくつも並んでいたころがなつかしい。入口に飾られている石炭の大きな原石が2020年はこころなしか寂しそうでしたが、2021年は設置位置を変えて力強く見えます。
上の画像は、右手から24hトイレ、駅舎、その真後ろが「チロルの湯」。左手奥の大きな建物は「SPORTSアリーナチロル」、なんとテニス、ゲートボール、野球、フットサルなどの野外競技も可能な全天候型スポーツ施設で、砂入りの人工芝を張っているそう。
《歌志内市》
歌志内市には数軒、食事処はありますが…。
昼食・夕食は温泉にあるレストラン「チロルの湯」で。営業時間は11:30-14:00・17:30-20:00(ラストオーダーは30分前)。ふつ~うに、定食やカレー、ラーメン、サラダ、刺身や天麩羅の盛り合わせなどがあります。一番高い刺身の盛り合わせで1,600円だそうです。「なんこ」料理もあります(ホルモン料理を食べたことのある人なら大丈夫)。〔🗾Googleマップ〕。
スキーの季節、「かもい岳国際スキー場」で食事を出すとのこと。カツ丼がおいしいらしい。〔🗾Googleマップ〕。
《砂川市》
◯砂川市のレストラン、「ファームレストラン リヴィスタ」赤平回りで10km・道道1027号沿い(050-5868-2199、砂川市 一の沢237番地6)11:30-21:00/水曜定休。岩瀬牧場直営レストラン、ピザやパスタなど、イタリア系。平日のランチメニューは14:00まで。お客さんが多いようなので、予約して行った方が良いでしょう。くわしくは「ハウスヤルビ奈井江」をご覧ください。〔🗾Googleマップ〕。
直通道路がなく、道道114・1027号経由で東へ行って、西に向かいます、10kmほど。向かいが「岩瀬牧場」(0125-53-5071)。レストランは木々に隠れて見えないかも…。道立都市公園「北海道子どもの国」(0125-53-3319)がすぐ近くです。
《赤平市》
歌志内市の道の駅から赤平市市街地まで北へ11km)…。店舗名の前に「がんがん」とあるのは、赤平名物「がんがん鍋」が食べられるところ
〔がんがん鍋〕
赤平には炭鉱が栄えていた時代から食べられていた「がんがん鍋」があります。「がんがん」食べて、「がんがん」石炭を掘り出そうというこの「がんがん鍋」、要は「ホルモン鍋」ですが、2005年あたりから赤平の店で出されるようになったとのことです。 赤平市では「がんがん鍋」の食べられるところは6軒ほどあります(「赤平駅前食堂」は閉店です)。「がんがん鍋」は2021年「炭鉄港めし」に選定。
赤平観光協会「飲食店情報」もごらんください。
《赤平のおみやげ》
〔塊炭飴(かいたんあめ)〕
「赤平らしい」おみやげは、「塊炭飴(かいたんあめ)」。その名のとおり、石炭そっくりの飴。これは「石川商店」(0125-32-3288、赤平市茂尻元町南5丁目7)で入手可能です。営業時間は08:00-17:00、日曜定休。赤平駅から南東へ3kmといったところ、国道388号沿い。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
〔鞄のいたがき〕
こちらは革の鞄(かばん)作りの定評がある「鞄のいたがき」。「レストラン」になぜと思うかもしれませんが、「赤平本店」(0125-32-0525、赤平市幌岡町113番地)にはカフェが併設され、これまで鞄店を訪れたお客さんにだけ利用してもらっていたのを、ふつうのカフェとしても利用してもらいたいということで、こちらに掲載。メニューは多いわけではありませんが、夏には町村農場のソフトクリームを提供。職人が作った「タンニンなめし革」の製品を見るのもコーヒーのお供。ずいぶんと目の保養にも、またおみやげにもなります。営業時間は10:00-17:00(年末年始はお休み)。鞄店の方は東京や京都などにも支店を出している、革製品に定評のあるお店です。ご自身用にも、おみやげにもぴったりの品がたくさん。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
「セイコーマート歌志内東光店」北東へ4.6km・道道114号経由(0125-42-6152、歌志内市字東光2番地4)営業時間06:00-22:00。ホットシェフあり。
もっと北東へ進むと、赤平市の国道38号沿いに複数あります。赤平市には、ローソンとファミリーマート、セイコーマートが1軒ずつ、市街地中心を少し外れてセブンイレブンが2軒あります。
《北東方向》
《北東方向》
「歌志内郵便局」道道114号を北東へ4.2km(0125-42-3260、歌志内市字本町1027-60)ATMは日曜17:00まで。
《南西方向…上砂川町》
「上砂川郵便局」道道114号を南西に3.8km(0125-62-2312、上砂川町上砂川町254-5)ATMは日曜17:00まで。住所は自治体「上砂川町」のなかの「上砂川町」です。
ほぼ向かいに「ローソン上砂川町店」(0125-62-3939)、町の交流拠点「まちの駅ふらっと」(0125-74-6400)があります。「ふらっと」では11:00-14:00軽食を提供しています/木・日曜定休。
《スキー場・キャンプ場》 (歌志内市トップに戻る)
〔かもい岳ビレッジ(キャンプ場)〕
「かもい岳ビレッヂ・オートキャンプ場」北東へ4km・道道114号・1027号経由(0125-42-5733、歌志内市歌神94-5)開設期間は5月中旬~10月末(コテージ3棟は通年)があります。キャンプ場・コテージともに要予約。〔🗾Googleマップ〕。
コテージ(6人用~12人用)は少々お高いかもしれませんが、なんとサウナ室・テレビ・冷蔵庫・炊飯器・電子レンジ・食器・電気ポット・電話機・掃除機・寝具、ウォシュレットなど完備。
オートキャンプ場は全部で15区画。利用料と一人当たりの入場料が必要。芝が時期によってはきれいに刈り取られていないことがあります。自販機あり。コンビニ等は歌志内の市街地まで下る必要があります。近くに雲海テラスがありますが、キャンプ場からも充分見えます(晴れた早朝)。
〔かもい岳国際スキー場〕
「かもい岳国際スキー場」北東へ4km・道道114号・1027号経由(0125-74-5900、歌志内市字歌神95番地10)開設期間11月下旬~4月上旬09:00-20:00・16:00以降はナイター(開設期間は雪の状態により変化・ちなみに2023年冬は雪不足で12/16のオープン)。場所は「かもい岳ビレッジ」の奥です。易しいバンビコースから大会コースまで5コース(年により閉鎖のコースあり)。チューブ・ソリを楽しめるコースあり、小さいお子さんが大喜び(要レンタル代)。スキー・スノーボードレンタルあり。ほかにリフト料金がかかります。駐車場550台分。かもい岳スキー学校というスキー教室あり。雪の状態などは、facebookへ。〔🗾Googleマップ〕。
ホテル「雲海の里 かもい岳」(0125-74-7070)が管理棟。大浴場とサウナの施設あり。1Fにトレーニングルームを設置しています。客室は和室、洋室、和洋室の3タイプ。2018年閉業の旧「かもい岳温泉」が2023年冬に帰ってきました。ホテルの前面がスキー場。
《神威岳西雲海テラス・神威岳東展望台》 (歌志内市トップに戻る)
「神威岳西雲海テラス」はホテル雲海の里かもい岳玄関から1kmスキーゲレンデを登ると、神威岳山頂(標高467m)。すぐそばに「雲海テラス」、少し離れて「神威岳東展望台」。夏の間は北側の山の中を通る道(4km)を通って車で行けます。冬はスキー場のリフトで登れます。徒歩だとゲレンデを通って一年中登れます。〔🗾Googleマップ〕。
山頂からの眺め、夜の星空は一年中、早朝の雲海は春と秋(雲海はほかの季節にも現れることがあります)。雲海は現れなくても、早朝の日の出を拝むことができます。雲海シーズンには山頂近くにカメラマンがたくさんいると思います。また夜の星空はなかなかの見物です(クマ🐻対策は怠りなく)。
《歌志内郷土館ゆめつむぎ・大正館》 (歌志内市トップに戻る)
「歌志内郷土館ゆめつむぎ」道の駅から北東へ4.3km・道道114号経由(0125-43-2131、歌志内市字本町1027番地1)10:00-17:00。歌志内市の歴史、炭鉱、鉄道、市民の生活を辿ることができる博物館。炭鉱は「炭鉱シアター」でその繁栄ぶりを偲ぶことができ、また地階には大型機材が展示されています。真っ暗な坑内を体験できる「なるほど坑内まっくら体験室」もあり。芥川賞作家・高橋揆一郎の作品も展示されています。〔🗾Googleマップ〕。
向かいが「大正館」(0125-42-2276)。1920(大正9)年に建てられた酒店のレンガ造りの蔵。平成時代に改築し、往時の歌志内の生活用具など(10,000点余)を収蔵展示しています。昭和中期までの柱時計は200点を超えるとも。シーズン中(4月~11月)に限り希望に応じて開館、コーヒーなどをいただけます(要予約・ゴールデンウイークの時期などは予約なしでもオープンのようです)。〔🗾Googleマップ〕。
《歌志内神社》 (歌志内市トップに戻る)
「歌志内神社」道の駅から北東へ4.3km・道道114号経由(0125-42-4044、歌志内市本町210番地)。例大祭は5月12日。大山祇神(おおやまつみのかみ)以下二神を祀る。社殿は神明造り。1900(明治33)年4月・鈴木岩太郎・中山佐織以下五名の創立出願により明治35年3月無格社として許可(歌志内神社・現在村社)。1982(昭和57)年10月社務所改築。階段がなかなか多いのと、楽をして車で登ると狛犬さんに会えなくなる可能性。〔🗾Googleマップ〕。
《旧空知炭鉱倶楽部(こもれびの杜記念館)》 (歌志内市トップに戻る)
「旧空知炭鉱倶楽部(こもれびの杜記念館)」道の駅から北東へ4.6km・道道114号経由(0125-43-2131、歌志内市本町74-4)会館期間5月3日~9月29日・09:00-17:00/月曜休館。入場料無料。尖塔のある建物、歌志内の郷土歴史館。たいてい開いていますが事前予約をした方が確実です。〔🗾Googleマップ〕。
明治初期から歌志内が繁栄していた時代100年をたどる記念館。炭鉱内を動いていた804気動車などが展示されています。炭鉱内部の様子がジオラマと映像を用いて紹介されます。当時の生活やパチンコなどの娯楽にも触れられます。
建物は旧空知炭鉱倶楽部、1897(明治30)年「北海道炭礦鉄道」が北炭空知礦の社員合宿所として建設したもの。1954(昭和29)年には接待専用の倶楽部となり、1995(平成7)年北炭空知礦閉山まで使われました。現在の建物は一部を撤去・改修したものです。
《悲別ロマン座》 (歌志内市トップに戻る)
「悲別ロマン座(かなしべつろまんざ)」道の駅から北東へ5.2km・道道114号沿い(MAP CODE:179 081 383*44、090-5408-3952、歌志内市上歌1-5)。映画やドラマの舞台となった建物です。最初は1977年公開の映画「幸福の黄色いハンカチ」でロケ地として使用。つぎに倉本聰の脚本テレビドラマ「昨日、悲別で」(1984年)。紋別(もんべつ)、当別(とうべつ)、登別(のぼりべつ)の地名のようにいかにも北海道、アイヌ語地名のようですが、ドラマ由来の架空の地名。〔🗾Googleマップ〕。
もともとは「旧上歌会館(きゅうかみうたかいかん)」の名で1953(昭和28)年に旧住友上歌志内砿の職員厚生施設(映画館)として竣工。映画や舞台、歌謡ショーなどで賑わっていたそうですが、1971年の住友炭鉱閉山のあとは廃墟状態になっていました。保存活動は「昨日、悲別で」以降です。
イベントやコンサート、日々の活動についてはfacebookや施設のX twitterに掲載されています。「悲しみ」を求める人たちに人気。ついでながら2020年8月10日ミンミンゼミが庭で鳴いていました。
上砂川町には架空が現実となった、悲別駅(元々は「上砂川駅」MAP CODE:360 239 307*44)があります。すでに廃線の駅ですが、4月~11月は開いていて、映画やテレビドラマロケ当時を振り返ることができます。上砂川市をご覧ください。
《上歌地区史跡広場》 (歌志内市トップに戻る)
「上歌地区史跡広場」道の駅から北東へ6km・道道114号沿い(MAP CODE:179 082 640*84、歌志内市上歌)。このあたりは「上歌地区」。1895(明治28)年の開山以降、1953(昭和28)年の住友赤平炭鉱との合併まで石炭が掘り続けられました。それまでに二度の炭鉱災害が発生し、石碑が建てられましたが、住友赤平炭鉱が撤退することから石碑の散逸を防ぐ目的で、この上歌地区一か所に集め、保存(1987[昭和62]年)することになったという。狛犬なども含め10基ほどが集められています。〔🗾Googleマップ〕。
キャンプ場は「風呂事情」に記載しました。
《茂尻炭鉱跡 記念碑》 (赤平市トップに戻る)
「茂尻炭鉱跡(もしり)」JR赤平駅から南東へ4.8km・国道38号経由(MAP CODE:179 146 022*37、赤平市茂尻旭町1丁目19)。1918(大正7)年~1969(昭和44)年の稼働、赤平最初の炭鉱です。1967(昭和42)年、生産効率の向上を目指し立坑を建設、翌年には51万トンと出炭量のピークを記録しましたが、昭和44年4月のガス爆発をきっかけに閉山。石碑が道路沿いに建っています。周辺はバッグや鞄で有名な「エースラゲージ株式会社」の所有・管理で立ち入りはできません。〔🗾Googleマップ〕。
「茂尻本町公園」(MAP CODE:179 146 203*07)横の茂尻本町バス停にある右折道路を南に曲がり、根室本線を渡るとすぐ。右手にあります。
《空知川の露頭炭広場》 (赤平市トップに戻る)
「空知川の露頭炭広場」JR赤平駅から南東へ3km・国道38号経由(MAP CODE:179 173 500*24、赤平市字赤平)。「北海道」命名の父・松浦武四郎が1857(安政4)年に発見し、その後空知炭田の端緒となった場所です。大きな石炭塊が地上(水上)に現れています。以前は対岸の百戸町から、あるいはゴムボートを使うしか見る手段はなかったのですが、広場ができてからは大きな階段で川岸近くまで降り、そこから露頭を見ることができます。空知総合振興局編集の「炭鉱遺産マップ(PDF)」があります。〔🗾Googleマップ〕。
道順はMAP CODEを頼りにするより(サッカー場みたいなところに連れて行かれるかも…)、「赤平東郵便局」(0125-32-3913)をめざして行きましょう。赤平の市街地をちょっと外れたところに郵便局があります。国道38号を挟んだ向かいにファミリーマート、北海道銀行、ニコット、マックスバリューなどが並んでいます。郵便局のある交差点は信号つき。
「赤平657」と書かれた信号の方に曲がる(2021年は、角に小さな「露頭炭案内」あり)と、空知川に向かいます。そのまままっすぐ進むと、300mで十字路。再度小さな案内が現れます。
車を降りて未舗装の道を進み、左手に折れるとすぐに、下の画像「案内」が見えます。露頭炭を肉眼で見るのはちょと厳しいかも。双眼鏡かカメラは望遠レンズがあるといいでしょう。ときに「熊出没情報」が出るので鈴くらいは持ってた方がいいでしょう。
《あかびら火まつり》 (赤平市トップに戻る)
「あかびら火まつり」JR赤平駅から南東へ1km・道道114号経由国道38号沿い(メイン会場コミュニティ広場0125-32-1821、赤平市東大町3丁目5番地)。7月中旬赤平市コミュニティ広場をメイン会場に、下に紹介する「ズリ山」の斜面に「火」の文字を描く二日間にわたるお祭り。商工祭り、赤平神社祭り、赤間山祭りの三祭りを統合して1972(昭和47)年から開かれています。〔🗾Googleマップ〕。
「大文字焼き」をヒントに「火」の文字を旧赤間炭鉱ズリ山に描く「火文字焼き」、赤平火太鼓保存会による太鼓演奏、二日間にわたる火神輿によるお祭りです。「火文字焼き」の前には赤平神社からお祭り会場を目指して走る「タイマツリレー」が行われます。夏祭りにつきものの花火も打ち上がります(二日目夜)。
《赤平市炭鉱遺産ガイダンス施設》 (赤平市トップに戻る)
つぎの三つ①②③は同じところにあります。「立坑跡」と「整備工場」の内部は「ガイド付き見学」(午前中10:00-と午後13:30-に一回ずつ、要料金)で見学可能、前半に「立坑櫓」を、後半に「整備工場」を見学します。90分と少々長丁場ですが、見るに如(し)くはないでしょう。「立坑跡」は外部からの撮影が可能です。
①「赤平市炭鉱遺産ガイダンス施設」JR赤平駅から南東へ1.2km・道道227号経由(0125-74-6505、赤平市字赤平485番地)09:30-17:00/月火曜休館。旧住友赤平炭鉱立坑櫓等の建屋内部等を見学するための拠点施設で、炭鉱歴史資料館(旧住友赤平小学校、ガイダンス施設から南東800m)から移設したおよそ200点の資料を展示。炭鉱遺産ガイド付見学が1日に2回催されます。ガイダンス施設ではコーヒー等も提供されます(有料)。不慣れな人の給仕も新鮮で、おいしいものです。〔🗾Googleマップ〕。
②「旧住友赤平炭鉱立坑跡」(問合せ0125-32-1822、ガイダンス施設のすぐ南、画像では奥の櫓)。1938(昭和13)年~1994(平成6)年まで稼働した炭鉱。1963(昭和38)年完成の、高さが50m近くある立坑が遺っています。地下は650mの深さまで達しているそう。当時は東洋一と言われた速度と能力で坑夫を切り羽まで送り届けました。1994(平成6)年に閉山。〔🗾Googleマップ〕。
③「自走枠整備工場」(ガイダンス施設から西へ300m)。坑内トラクター、ボーリングマシン、コールカッター、チェンジコンベアなど炭鉱掘削用の大型機械を100点ほど展示。〔🗾Googleマップ〕。
(休館中)「炭鉱歴史資料館」(赤平市字赤平668番地 旧住友赤平小学校内)休館中。資料は「ガイダンス施設」に移され、展示中。
《北炭赤間炭鉱・ズリ山展望広場》 (赤平市トップに戻る)
つぎの❶❷は1937(昭和12)年~1973(昭和48)年まで稼働した「北炭赤間炭鉱」(駐車場MAP CODE:179 201 157*41、赤平市赤平693-1)の遺構。炭鉱跡・展望広場、おなじところにあります。
JR赤平駅からは直線で100mもない距離ですが、直通道路がないので、一端南東へ800mほど、それから根室本線の線路を南に渡って700mほど。上記ガイダンス施設からだと北西へ800m。
❶炭鉱跡は駐車公園(MAP CODE:179 201 157*41)になっていて、石碑が建っています。駐車場と自販機、トイレがあり、よく整備されています。トイレの水は飲用不可。〔🗾Googleマップ〕。
ズリ山階段のふもとにある四角の大きなコンクリート製遺物は「選炭場跡」。1941(昭和16)年の建設。最盛期は1,700人を超える従業員がいたとのこと。
❷「ズリ山展望広場」ズリ山とは北海道の言葉、ぼた山のこと。山頂への777段「ズリ山階段」(段数日本一)があります。階段はきれいに整備されています。山頂展望台からの眺めは素晴らしいものがあります。赤平駅から「道道224号」がまっすぐ延びているのが見えます。無料の望遠鏡が設置されています。これだけの高さのズリ(ぼた)を排出した炭鉱の大きさが偲ばれます。JR根室本線「赤平駅」のすぐ近く。階段にはときどきクマ🐻ちゃんが出るらしいので、ご注意を。熊鈴と撃退スプレーがあると安心でしょう。実は登山道(階段)が赤平の火祭りでは「火」」の文字に燃え上がるのです。〔🗾Googleマップ〕。
《赤平神社》 (赤平市トップに戻る)
「赤平神社」JR赤平駅から北へ3km・道道224号沿い(0125-32-3003、赤平市泉町4丁目3番地)。例大祭は9月8日。天照大御神(あまてらすおおみかみ)と大山祇大神(おおやまつみのおおかみ)の二神を祀ります。社殿は神明造。1895(明治28)年、石川県江沼郡動橋(加賀市)より団体長寺西幸三郎ら48戸が入植。同じ年に遥拝所建立を計画。すぐに郷里の振波志宮祭神天照皇大神を奉斎。その後、1918(大正7)年に現在地に遷座。1992(平成4)年に創祀百周年記念事業と記念式典を奉納。大きくてりっぱな神社です。〔🗾Googleマップ〕。
《情報発信基地AKABIRAベース》 (赤平市トップに戻る)
「情報発信基地AKABIRAベース」JR赤平駅から西へ850m・国道38号沿い(0125-32-6760、赤平市幌岡町54)10:00-17:00/火水定休。野菜直売所、菓子やおみやげを扱う赤平市の観光案内所。イートインあり。ソフトクリームやシューアイス、赤平産のジャガイモを挟み込んだじゃガールやコロッケ、うどん・そばなどが提供されます。赤平産のお味噌「虹の糀 みそ」、「トマトスープカレー」は人気です。野菜は安い。〔🗾Googleマップ〕。
目印になっている黒い鳥は「クマゲラ」です。facebook。
《豊里炭鉱跡(豊里ふるさと会館)》 (赤平市トップに戻る)
「豊里炭鉱跡」JR赤平駅から西へ2km・国道227号経由(MAP CODE:179 199 787*31、赤平市宮下町3丁目6)。1937(昭和12)年~1967(昭和42)年の稼働。「豊里ふるさと会館」の前に石碑が建っています。また会館内にはジオラマや資料が展示されています。閉山の前年には、豊里小学校の一児童が佐藤栄作首相(当時)に、「炭鉱を潰さないでください」という手紙を送ったとのこと。〔🗾Googleマップ〕。
《あじさいロード》 (赤平市トップに戻る)
「あじさいロード」(MAP CODE; 179 225 837*14)。道道227号沿いにある「北海幹線用水路」。それに沿って東西2kmに渡るあじさいの道。さくらが一緒に植えられています。さくら250本、アジサイ約3,700本、7月下旬(地域交流会を開催)が花の最盛期。赤平あじさいロードの会が平成14年から続けている活動で、植樹から手入れまでをやっています。桜の木はあと数年経つと、勢いが増すでしょう。〔🗾Googleマップ〕。
《歌志内》
「うたしない」という地名はペンケオタシュナイ(ぺんけ=上、おた=砂、しゅない=川)が元になったとのこと。簡単に言えば、「砂が多い川」という意味。砂川市の「砂川」は意味から、「歌志内」は発音から町の名前になりました。「ぺんけ」のあるところたいていは「ぱんけ」(下)が…。少し南に「ペンケ」より蛇行の激しい「パンケウタシュナイ川」があります。釣り人に人気です。
ペンケ歌志内川が曲がりくねって流れるところを道道114号線が貫いた感じ。石炭産業最盛期には歌志内市は46,000の人口を誇ったそうですが、2020年国勢調査ではとうとう3,000を割り込み(2,989人・ちなみに前回平成27年調査では3,585人、600人近くの減少です)、もっとも人口の少ない市としてデータには出てきます。日本のスイスランドは移住者を募集しています。
1895(明治28)年、奈江村戸長役場を設置、翌々年、奈井江村から歌志内村として分離、1900(明治33)年芦別村が分村、1922(大正11)年、歌志内村から赤平村が分村という流れです。
《赤平》
「あかびら」の語源については、二つの説が有力です。ひとつは、アイヌ語の「あかぴら」(山稜の崖の意)が元になっているとする説(音の借用)、もうひとつは空知川崖が赤いことからアイヌ語で「ふれぴら」(赤い崖の意)と呼び、「ふれ」の部分は和語(赤)に訳し、「ぴら」は音をそのまま借用し「平」の字をあてたとする説。二番目の方は異種混交で少し無理があると感じる人もいるかもしれません。
1943(昭和18)年町制施行、1954(昭和29)年市制を施行し赤平市となりました。繁栄のきっかけとなった炭鉱は大正時代の創業です。
赤平市は周辺の歌志内市、三笠市、夕張市同様、かつては炭鉱で栄えた町。人口はどの市も現在4桁ですが、「市」が表すように炭鉱が栄えていたときには数万、夕張市は10万以上の人口を抱えていました。赤平市は2019年10月に一万人を割り込みました。赤平市にも炭鉱の遺構がたくさんあります。
北海道の炭鉱関連遺産「炭鉄港」については、道の駅「三笠」のページで触れています。
電話番号:0125-42-5566 MAP CODE:179 016 064
#「その他のオプション」をクリックした後、出てきた大きな地図の左側「道の駅うたしないチロルの湯」の文字列の前に「札幌から」など入力し、エンターキーを押すと出発地からの距離、時間、ルートが示されます。
参考URL:
https://www.michi-no-eki.jp/stations/views/18841
http://www.hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/2066/
http://tirolnoyu.jp/
#cheap & clean_stay_in_vehicle_at_MichinoEki_Hokkaido
概要(最終訪問日:2022年9月2日)
住所:北海道歌志内市字中村72-2 (現在地からのルートを表示)
電話番号:0125-42-5566 MAP CODE:179 016 064
営業時間や休館日などは「道の駅ホームページ」(おしらせ)をご覧ください
《近くの道の駅》
(東16km)スタープラザ芦別・(71km)びえい白金ビルケ(道北中央部南)
(西20km)つるぬま
(南15km)ハウスヤルビ奈井江
(北26km)たきかわ・(38km)ライスランド深川
▶道央エリア(北)概略図
🙆 記事一覧
●トイレ事情 ●風呂事情 ●洗濯事情
●駐車可能台数
●敷地内の店 ●レストラン ●コンビニや店・ガソリン・郵便局
●観光スポットや行事 +赤平市
●地名由来 ●地図
24hトイレはとってもきれいなウォシュレット
駅舎に向かって右手、別棟に24hトイレがあります。2018年暮れからのウォシュレット改修工事が済み、とてもきれいに生まれ変わりました。個室は通常のものよりは広めでゆったりした感じ。壁にリモコンが付いています。多機能トイレにはオストメイトの機器ばかりでなく、おむつ交換台も付いています。
ジェットタオルの風力がすごい。内部壁は間伐材の木目を生かした白木、とってもきれい。女子3、男子2、多機能トイレに2のウォシュレットがあります。残念ながら2022年、男子トイレのにおいがきつくなっているそうです。
道の駅「歌志内チロルの湯」24hトイレ |
歌志内(道の駅)、赤平市(温泉とキャンプ場)
《歌志内市…駅舎のすぐ向こう》
駅舎奥、一段高くなった丘に、大きな屋根の「チロルの湯」が建っています。名前は歌志内市の「スイスランド計画」という町整備計画に基づいたもので、スイスのチロルとは関係ないようです。でも切妻の屋根が大きくスイス山中のロッジ風、素敵な形をしています。2003年開湯、2013年08月に改修しました。温泉のX twitter。〔🗾Googleマップ〕。
温泉はホームページによると、「旧炭鉱の採掘坑より毎分650リットル湧出している天然温泉で、美人の湯」だそう(ナトリウム炭酸水素塩泉)。北海道の温泉はたいていがそうですが、ぬるぬる感のある湯、湯温はぬるめ(北海道のひとはたぶん気づいていないと思いますが、実は蛇口から出てくる上水道の水もぬるぬるしているのです)。浴槽は大きめの内湯、寝湯、バブル湯、ゆでられる気分の壺湯、サウナ、露天があります。露天風呂は岩風呂風、岩と絵をあしらった壁に囲まれ、それなりの大きさがありまた屋根も付いているので雨の日でも楽しめます。
料金はふつう。半額デーがひと月に2回ほどあります。ホームページ上の「○月イベントカレンダー」というのをクリックすると、半額デーやステーキデーなどその月のイベントが表示されます。
ボディソープとシャンプーは備え付け。タオル・バスタオルはレンタルがあります。ドライヤーがあります。
朝湯が06:00-08:00、通常の営業が10:00~22:00。休業日は特にありません。6月と11月に2~3日の設備の法定点検があるそうです。
温泉にはレストラン(11:30-14:00・17:00-20:00)、宿泊施設、スポーツ施設アリーナチロルが附設されています。
温泉「歌志内チロルの湯」 |
《赤平市》
温泉とキャンプ場は、番地は異なりますが、エルム高原という広大な敷地の中、同じところにあります。歌志内の道の駅から赤平市街地まで北へ11km、エルム高原まで北へ16km。
エルム高原への入口(国道38号沿い)にENEOSガソリンスタンド、野菜直売所「AKABIRAベース」(タンチョウのマスコット)、「ローソン赤平幌岡店」(0125-32-0338)。向かい側に昔お人形屋さんだったお城「赤平徳川城」、その麓に公園「フラワーヒルズ・コミュニティ広場」(トイレあり)などの施設が軒並みあります。
お城とローソンの間の道を登っていくとエルム高原です。オートキャンプ場、キャンプ場「家族旅行村」とつづき、一番奥が温泉。それぞれ下の画像のような案内板が建っています。
なお5月にはエゾヤマザクラのトンネルを抜けてゆくことができます。
エルム高原リゾート案内板 |
《温泉》
「赤平市保養センターエルム高原温泉・ゆったり」(0125-34-2155、赤平市幌岡町377-1)10:00-22:00。入浴料はふつう。弱アルカリ性低張性冷鉱泉。泡風呂、サウナ、露天あり。月末(28日~30日)あたりに半額デー。レストラン、キャンプ場、オートキャンプ場、キャビン村があります。「チロルの湯」から北へ、赤平の市街地を越え17km。〔🗾Googleマップ〕。
レストラン「エルム」(0125-34-2155)があります。営業時間11:00-14:00・16:30-20:00(土日は午後の休憩なし)。おすすめは特大シューマイつき「シューマイチャーハン」。たくさんのメニューがあります。赤平産トマトスープカレーもおすすめ。
エルム高原温泉・ゆったり |
《温泉とキャンプ場・オートキャンプ場・キャビン》
水洗トイレ、温水シャワールーム、ランドリーは共用施設。ゴミは分別の上で引き取り(有料・受付時に申し込み)。ペット不可。路上駐車、草地への車の乗り上げ、カラオケ・発電機の使用いずれも不可。幌倉川親水施設、ロング滑り台があります。〔🗾Googleマップ〕。
- キャンプ場「家族旅行村」(0125-32-6160)。通年営業。要利用料金(予約不要)。芝生への車乗り入れ不可。4人用手ぶらキャンプセットあり(要予約・テント設営は利用者による)。
- 「オートキャンプ場」(0125-34-2164)開設期間5月上旬~10月中旬/開設期間は積雪状態で前後します。料金は入場料+使用料。1区画が広く、AC電源、水道、流し台付きのサイトもあります。キャラバンサイトという広めのキャンプサイトもあります。
- 高床式/二階建てキャビンあり(キャビン利用料と人数分の入場料が必要)。連泊は安くなります。22:30以降、夜間外出禁止。
- キャビン村「虹の山荘」(0125-34-2177)通年営業、半年前から予約可。普通のと広めのと2タイプ6棟、いずれも2階建て(6名用と8名用)。調理用品やテーブル、テレビ、ウォシュレットはついていますが、布団、洗濯機はありません(いずれもレンタルあり)。温泉に一番近い。
エルム高原キャンプ場センターハウス |
エルム高原キャンプ場からの眺め |
●洗濯事情 [TOPへ] (「道の駅」近くのコインランドリー一覧)
砂川市、滝川市
《砂川市》
直近「コインランドリーひまわり砂川店」西へ11km・道道627号経由(砂川市西1条南2丁目1-1)営業時間07:00-24:00。稼働状況。〔🗾Googleマップ〕。
《滝川市》
「コインランドリーひまわり滝川店」北西16km・道道627号・国道12号経由(滝川市栄町2丁目3-4)06:00-24:00。稼働状況。〔🗾Googleマップ〕。
「コインランドリーひまわり」をクリックすると、近隣(旭川、富良野)のチェーン店も含め表示します。
大型・普通車・身障者用:15台・56台・3台。くねくねと蛇行するペンケ歌志内川を突っ切るように設置された道道114号沿いにある道の駅。駐車可能台数はそれほど多くはないものの駐車場は一面、奥に深いので、道路から離れたところに車を停めることができます。大型車の駐車スペースは道路側。身障者用駐車スペースは駅舎前、屋根付きです。Google Map。
道の駅「うたしないチロルの湯」駐車場 |
幹線道路がすぐそばを走っていますが、駐車場が奥まっているので音はあまり気にならないと思います。駐車場は平坦な一面、傾斜はありません(ネット上の「傾斜・起伏がひどい」という一部の情報はデマです)。市内にクマが出ることがあります、内陸にあるので、冬はさっ、寒いです。
温泉側、高台の駐車場は、地元の人の車でいつもいっぱいです。
道の駅「うたしないチロルの湯」つらら |
●敷地内の店 [TOPへ]
道の駅の機能としては、広い駐車場、屋外の24hトイレ、駅舎内には休憩所、地元産野菜の小さな販売所、歌志内の歴史を顧みる石炭や写真の展示が残っています。係の人がひとり座ってらっしゃいます(ときどき閉まってることがあるそう👹)。温泉や食事は丘の上の「チロルの湯」へ。道の駅「うたしないチロルの湯」 |
2021年、売店のあったところは閉鎖され、駅舎に入ったところで地元産の野菜が売られています。かつての食事処「食べ処チロル」は椅子とテーブルのある休憩室に…。注文を受けて揚げるドーナツ屋さん、道の駅につきもののソフトクリーム屋さんもありません。奥に「はつみちゃんの漬物」の大きな瓶(かめ)がいくつも並んでいたころがなつかしい。入口に飾られている石炭の大きな原石が2020年はこころなしか寂しそうでしたが、2021年は設置位置を変えて力強く見えます。
上の画像は、右手から24hトイレ、駅舎、その真後ろが「チロルの湯」。左手奥の大きな建物は「SPORTSアリーナチロル」、なんとテニス、ゲートボール、野球、フットサルなどの野外競技も可能な全天候型スポーツ施設で、砂入りの人工芝を張っているそう。
●レストラン [TOPへ]
《歌志内市》
歌志内市には数軒、食事処はありますが…。
昼食・夕食は温泉にあるレストラン「チロルの湯」で。営業時間は11:30-14:00・17:30-20:00(ラストオーダーは30分前)。ふつ~うに、定食やカレー、ラーメン、サラダ、刺身や天麩羅の盛り合わせなどがあります。一番高い刺身の盛り合わせで1,600円だそうです。「なんこ」料理もあります(ホルモン料理を食べたことのある人なら大丈夫)。〔🗾Googleマップ〕。
スキーの季節、「かもい岳国際スキー場」で食事を出すとのこと。カツ丼がおいしいらしい。〔🗾Googleマップ〕。
《砂川市》
◯砂川市のレストラン、「ファームレストラン リヴィスタ」赤平回りで10km・道道1027号沿い(050-5868-2199、砂川市 一の沢237番地6)11:30-21:00/水曜定休。岩瀬牧場直営レストラン、ピザやパスタなど、イタリア系。平日のランチメニューは14:00まで。お客さんが多いようなので、予約して行った方が良いでしょう。くわしくは「ハウスヤルビ奈井江」をご覧ください。〔🗾Googleマップ〕。
直通道路がなく、道道114・1027号経由で東へ行って、西に向かいます、10kmほど。向かいが「岩瀬牧場」(0125-53-5071)。レストランは木々に隠れて見えないかも…。道立都市公園「北海道子どもの国」(0125-53-3319)がすぐ近くです。
《赤平市》
歌志内市の道の駅から赤平市市街地まで北へ11km)…。店舗名の前に「がんがん」とあるのは、赤平名物「がんがん鍋」が食べられるところ
- 歌志内の道の駅直近「柳屋食堂」JR赤平駅から南東へ3.7km・国道38号沿い(0125-32-3018、赤平市茂尻元町北1-4)11:00-14:00/日曜定休。レンガ組みの頑丈そうなお店。ほとんどが今時驚き価格の500円ランチ。高いのは二玉盛の特盛ラーメンとチャーシューメン。店内に人気メニューが書き出してあり、とり天、チキンカツ、カツカレー…という具合。ラーメンとセットにすることもできます。facebook。「うたしないチロルの湯」から北東へ9km。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
- がんがん「八千代寿司」JR赤平駅から北へ180m・駅前(0125-32-2065、赤平市本町2-1やすらい通り)11:00-14:00・17:00-23:00/不定休。お寿司屋さん。ランチが安くておいしい店。ランチタイムにはがんがん鍋、和食セット、天丼セット、握りセットなどが提供されます。ランチは全品800円。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
- (夜)「海鮮居食屋暖らん」JR赤平駅から北へ180m・駅前(0125-32-5217、赤平市本町1丁目2-20)17:00-22:00/月曜定休。メニューが豊富で安い居酒屋さん。焼き物、あぶりもの、海鮮どれも酒のあてにおいしいものばかり。駐車場🅿7台分あり。〔🗾Googleマップ〕。
- がんがん「珍来(ちんらい)」JR赤平駅から南東へ350m・道道114号経由(0125-32-2628、赤平市大町1丁目2-23)12:00-18:00/7のつく日お休み。赤平の代表的ラーメン屋さん。蕎麦、丼やカレーもあります。おすすめは「がんがんラーメン・鍋」、「とんかつラーメン」、「ヘルメットとんかつラーメン」。納豆の入った「ナットラーメン」あり。高層ビル並みの「チョモランマ」あるいはチャーシューいっぱいの「ズリ山ラーメン」という裏メニューがあるそう。紹介記事。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
- がんがん「味処 松川」JR赤平駅から南東へ450m・道道114号経由(0125-32-3065、赤平市大町1丁目2-16)11:00-14:00・16:00-21:00/日曜定休。ランチメニューとして「がんがん鍋定食」が提供されています。丼物やもちろんお寿司もおいしいです。JR赤平駅の近く、駅から東へ直線300m。〔🗾Googleマップ〕。
- 「味の美和」JR赤平駅から南東へ700m・国道38号経由道道114号沿い(0125-32-5127、赤平市大町1丁目3-35)11:00-19:00。定食、ラーメン、蕎麦、うどんなど。おすすめは「豚味噌丼」。「赤平市炭鉱遺産ガイダンス施設」がすぐ近く。駐車場🅿店舗前2台。〔🗾Googleマップ〕。
- 「風呂事情」に紹介した「赤平市保養センターエルム高原温泉・ゆったり」JR赤平駅から北へ6.5km・市道経由(0125-34-2155)もごらんください。
〔がんがん鍋〕
赤平には炭鉱が栄えていた時代から食べられていた「がんがん鍋」があります。「がんがん」食べて、「がんがん」石炭を掘り出そうというこの「がんがん鍋」、要は「ホルモン鍋」ですが、2005年あたりから赤平の店で出されるようになったとのことです。 赤平市では「がんがん鍋」の食べられるところは6軒ほどあります(「赤平駅前食堂」は閉店です)。「がんがん鍋」は2021年「炭鉄港めし」に選定。
赤平観光協会「飲食店情報」もごらんください。
《赤平のおみやげ》
〔塊炭飴(かいたんあめ)〕
「赤平らしい」おみやげは、「塊炭飴(かいたんあめ)」。その名のとおり、石炭そっくりの飴。これは「石川商店」(0125-32-3288、赤平市茂尻元町南5丁目7)で入手可能です。営業時間は08:00-17:00、日曜定休。赤平駅から南東へ3kmといったところ、国道388号沿い。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
〔鞄のいたがき〕
こちらは革の鞄(かばん)作りの定評がある「鞄のいたがき」。「レストラン」になぜと思うかもしれませんが、「赤平本店」(0125-32-0525、赤平市幌岡町113番地)にはカフェが併設され、これまで鞄店を訪れたお客さんにだけ利用してもらっていたのを、ふつうのカフェとしても利用してもらいたいということで、こちらに掲載。メニューは多いわけではありませんが、夏には町村農場のソフトクリームを提供。職人が作った「タンニンなめし革」の製品を見るのもコーヒーのお供。ずいぶんと目の保養にも、またおみやげにもなります。営業時間は10:00-17:00(年末年始はお休み)。鞄店の方は東京や京都などにも支店を出している、革製品に定評のあるお店です。ご自身用にも、おみやげにもぴったりの品がたくさん。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
赤平市・鞄のいたがきで過ごすひととき |
●コンビニ・店・ガソリン・郵便局 [TOPへ] (ANRE 停電時も給油可能なGS)
《南西方向》- 「セイコーマート歌志内店」道の駅から南西へ2km・道道114号経由(0125-43-2166、歌志内市字文珠226-17)営業時間06:00-22:00。もっと西へ進むと砂川市、滝川市の国道12号沿いに複数あります。
- 「Da・マルシェ歌志内店(道北アークス)」道の駅から南西へ1.3km・道道114号沿い(0125-42-3807、歌志内市文珠228-14)10:00-19:00。2023年オープンの歌志内のスーパー、100円ショップも入っています。商品は少し割高感があるかも。セルフレジあり。電子レンジ、給湯ポット備え付けの小さなイートインあり。「文珠郵便局」(0125-42-2914)のすぐ先、セイコーマートの手前。
「セイコーマート歌志内東光店」北東へ4.6km・道道114号経由(0125-42-6152、歌志内市字東光2番地4)営業時間06:00-22:00。ホットシェフあり。
もっと北東へ進むと、赤平市の国道38号沿いに複数あります。赤平市には、ローソンとファミリーマート、セイコーマートが1軒ずつ、市街地中心を少し外れてセブンイレブンが2軒あります。
《北東方向》
- 「apollostation 歌志内SS/西出興業」道道114号を北東へ2.4km(0125-42-2370、歌志内市歌神1)08:00-18:00。
- 「ENEOS歌志内SS/明円工業」道道114号を北東へ4.3km・郷土館ゆめつむぎすぐ近く(0125-42-3300、歌志内市字本町1027-40)営業時間07:30-19:00・日曜は-18:00。
《北東方向》
「歌志内郵便局」道道114号を北東へ4.2km(0125-42-3260、歌志内市字本町1027-60)ATMは日曜17:00まで。
《南西方向…上砂川町》
「上砂川郵便局」道道114号を南西に3.8km(0125-62-2312、上砂川町上砂川町254-5)ATMは日曜17:00まで。住所は自治体「上砂川町」のなかの「上砂川町」です。
ほぼ向かいに「ローソン上砂川町店」(0125-62-3939)、町の交流拠点「まちの駅ふらっと」(0125-74-6400)があります。「ふらっと」では11:00-14:00軽食を提供しています/木・日曜定休。
歌志内市・赤平市位置図 |
歌志内市 (西から・道道114号沿いにほぼ集中) 観光スポットトップに戻る
- かもい岳国際スキー場・かもい岳ビレッジ(キャンプ場)
- 神威岳西雲海テラス・神威岳東展望台
- 郷土館ゆめつむぎ・大正館
- 歌志内神社
- 旧空知炭鉱倶楽部(こもれびの杜記念館)
- 悲別ロマン座
- 上歌地区史跡広場
歌志内市観光スポット |
《スキー場・キャンプ場》 (歌志内市トップに戻る)
〔かもい岳ビレッジ(キャンプ場)〕
「かもい岳ビレッヂ・オートキャンプ場」北東へ4km・道道114号・1027号経由(0125-42-5733、歌志内市歌神94-5)開設期間は5月中旬~10月末(コテージ3棟は通年)があります。キャンプ場・コテージともに要予約。〔🗾Googleマップ〕。
コテージ(6人用~12人用)は少々お高いかもしれませんが、なんとサウナ室・テレビ・冷蔵庫・炊飯器・電子レンジ・食器・電気ポット・電話機・掃除機・寝具、ウォシュレットなど完備。
オートキャンプ場は全部で15区画。利用料と一人当たりの入場料が必要。芝が時期によってはきれいに刈り取られていないことがあります。自販機あり。コンビニ等は歌志内の市街地まで下る必要があります。近くに雲海テラスがありますが、キャンプ場からも充分見えます(晴れた早朝)。
〔かもい岳国際スキー場〕
「かもい岳国際スキー場」北東へ4km・道道114号・1027号経由(0125-74-5900、歌志内市字歌神95番地10)開設期間11月下旬~4月上旬09:00-20:00・16:00以降はナイター(開設期間は雪の状態により変化・ちなみに2023年冬は雪不足で12/16のオープン)。場所は「かもい岳ビレッジ」の奥です。易しいバンビコースから大会コースまで5コース(年により閉鎖のコースあり)。チューブ・ソリを楽しめるコースあり、小さいお子さんが大喜び(要レンタル代)。スキー・スノーボードレンタルあり。ほかにリフト料金がかかります。駐車場550台分。かもい岳スキー学校というスキー教室あり。雪の状態などは、facebookへ。〔🗾Googleマップ〕。
ホテル「雲海の里 かもい岳」(0125-74-7070)が管理棟。大浴場とサウナの施設あり。1Fにトレーニングルームを設置しています。客室は和室、洋室、和洋室の3タイプ。2018年閉業の旧「かもい岳温泉」が2023年冬に帰ってきました。ホテルの前面がスキー場。
《神威岳西雲海テラス・神威岳東展望台》 (歌志内市トップに戻る)
「神威岳西雲海テラス」はホテル雲海の里かもい岳玄関から1kmスキーゲレンデを登ると、神威岳山頂(標高467m)。すぐそばに「雲海テラス」、少し離れて「神威岳東展望台」。夏の間は北側の山の中を通る道(4km)を通って車で行けます。冬はスキー場のリフトで登れます。徒歩だとゲレンデを通って一年中登れます。〔🗾Googleマップ〕。
山頂からの眺め、夜の星空は一年中、早朝の雲海は春と秋(雲海はほかの季節にも現れることがあります)。雲海は現れなくても、早朝の日の出を拝むことができます。雲海シーズンには山頂近くにカメラマンがたくさんいると思います。また夜の星空はなかなかの見物です(クマ🐻対策は怠りなく)。
《歌志内郷土館ゆめつむぎ・大正館》 (歌志内市トップに戻る)
「歌志内郷土館ゆめつむぎ」道の駅から北東へ4.3km・道道114号経由(0125-43-2131、歌志内市字本町1027番地1)10:00-17:00。歌志内市の歴史、炭鉱、鉄道、市民の生活を辿ることができる博物館。炭鉱は「炭鉱シアター」でその繁栄ぶりを偲ぶことができ、また地階には大型機材が展示されています。真っ暗な坑内を体験できる「なるほど坑内まっくら体験室」もあり。芥川賞作家・高橋揆一郎の作品も展示されています。〔🗾Googleマップ〕。
向かいが「大正館」(0125-42-2276)。1920(大正9)年に建てられた酒店のレンガ造りの蔵。平成時代に改築し、往時の歌志内の生活用具など(10,000点余)を収蔵展示しています。昭和中期までの柱時計は200点を超えるとも。シーズン中(4月~11月)に限り希望に応じて開館、コーヒーなどをいただけます(要予約・ゴールデンウイークの時期などは予約なしでもオープンのようです)。〔🗾Googleマップ〕。
《歌志内神社》 (歌志内市トップに戻る)
「歌志内神社」道の駅から北東へ4.3km・道道114号経由(0125-42-4044、歌志内市本町210番地)。例大祭は5月12日。大山祇神(おおやまつみのかみ)以下二神を祀る。社殿は神明造り。1900(明治33)年4月・鈴木岩太郎・中山佐織以下五名の創立出願により明治35年3月無格社として許可(歌志内神社・現在村社)。1982(昭和57)年10月社務所改築。階段がなかなか多いのと、楽をして車で登ると狛犬さんに会えなくなる可能性。〔🗾Googleマップ〕。
《旧空知炭鉱倶楽部(こもれびの杜記念館)》 (歌志内市トップに戻る)
「旧空知炭鉱倶楽部(こもれびの杜記念館)」道の駅から北東へ4.6km・道道114号経由(0125-43-2131、歌志内市本町74-4)会館期間5月3日~9月29日・09:00-17:00/月曜休館。入場料無料。尖塔のある建物、歌志内の郷土歴史館。たいてい開いていますが事前予約をした方が確実です。〔🗾Googleマップ〕。
明治初期から歌志内が繁栄していた時代100年をたどる記念館。炭鉱内を動いていた804気動車などが展示されています。炭鉱内部の様子がジオラマと映像を用いて紹介されます。当時の生活やパチンコなどの娯楽にも触れられます。
建物は旧空知炭鉱倶楽部、1897(明治30)年「北海道炭礦鉄道」が北炭空知礦の社員合宿所として建設したもの。1954(昭和29)年には接待専用の倶楽部となり、1995(平成7)年北炭空知礦閉山まで使われました。現在の建物は一部を撤去・改修したものです。
《悲別ロマン座》 (歌志内市トップに戻る)
「悲別ロマン座(かなしべつろまんざ)」道の駅から北東へ5.2km・道道114号沿い(MAP CODE:179 081 383*44、090-5408-3952、歌志内市上歌1-5)。映画やドラマの舞台となった建物です。最初は1977年公開の映画「幸福の黄色いハンカチ」でロケ地として使用。つぎに倉本聰の脚本テレビドラマ「昨日、悲別で」(1984年)。紋別(もんべつ)、当別(とうべつ)、登別(のぼりべつ)の地名のようにいかにも北海道、アイヌ語地名のようですが、ドラマ由来の架空の地名。〔🗾Googleマップ〕。
もともとは「旧上歌会館(きゅうかみうたかいかん)」の名で1953(昭和28)年に旧住友上歌志内砿の職員厚生施設(映画館)として竣工。映画や舞台、歌謡ショーなどで賑わっていたそうですが、1971年の住友炭鉱閉山のあとは廃墟状態になっていました。保存活動は「昨日、悲別で」以降です。
イベントやコンサート、日々の活動についてはfacebookや施設のX twitterに掲載されています。「悲しみ」を求める人たちに人気。ついでながら2020年8月10日ミンミンゼミが庭で鳴いていました。
上砂川町には架空が現実となった、悲別駅(元々は「上砂川駅」MAP CODE:360 239 307*44)があります。すでに廃線の駅ですが、4月~11月は開いていて、映画やテレビドラマロケ当時を振り返ることができます。上砂川市をご覧ください。
歌志内市・悲別ロマン座 |
《上歌地区史跡広場》 (歌志内市トップに戻る)
「上歌地区史跡広場」道の駅から北東へ6km・道道114号沿い(MAP CODE:179 082 640*84、歌志内市上歌)。このあたりは「上歌地区」。1895(明治28)年の開山以降、1953(昭和28)年の住友赤平炭鉱との合併まで石炭が掘り続けられました。それまでに二度の炭鉱災害が発生し、石碑が建てられましたが、住友赤平炭鉱が撤退することから石碑の散逸を防ぐ目的で、この上歌地区一か所に集め、保存(1987[昭和62]年)することになったという。狛犬なども含め10基ほどが集められています。〔🗾Googleマップ〕。
赤平市 (東から・国道38号沿いにほぼ集中) 観光スポットトップに戻る
赤平市観光スポット |
《茂尻炭鉱跡 記念碑》 (赤平市トップに戻る)
「茂尻炭鉱跡(もしり)」JR赤平駅から南東へ4.8km・国道38号経由(MAP CODE:179 146 022*37、赤平市茂尻旭町1丁目19)。1918(大正7)年~1969(昭和44)年の稼働、赤平最初の炭鉱です。1967(昭和42)年、生産効率の向上を目指し立坑を建設、翌年には51万トンと出炭量のピークを記録しましたが、昭和44年4月のガス爆発をきっかけに閉山。石碑が道路沿いに建っています。周辺はバッグや鞄で有名な「エースラゲージ株式会社」の所有・管理で立ち入りはできません。〔🗾Googleマップ〕。
「茂尻本町公園」(MAP CODE:179 146 203*07)横の茂尻本町バス停にある右折道路を南に曲がり、根室本線を渡るとすぐ。右手にあります。
《空知川の露頭炭広場》 (赤平市トップに戻る)
「空知川の露頭炭広場」JR赤平駅から南東へ3km・国道38号経由(MAP CODE:179 173 500*24、赤平市字赤平)。「北海道」命名の父・松浦武四郎が1857(安政4)年に発見し、その後空知炭田の端緒となった場所です。大きな石炭塊が地上(水上)に現れています。以前は対岸の百戸町から、あるいはゴムボートを使うしか見る手段はなかったのですが、広場ができてからは大きな階段で川岸近くまで降り、そこから露頭を見ることができます。空知総合振興局編集の「炭鉱遺産マップ(PDF)」があります。〔🗾Googleマップ〕。
道順はMAP CODEを頼りにするより(サッカー場みたいなところに連れて行かれるかも…)、「赤平東郵便局」(0125-32-3913)をめざして行きましょう。赤平の市街地をちょっと外れたところに郵便局があります。国道38号を挟んだ向かいにファミリーマート、北海道銀行、ニコット、マックスバリューなどが並んでいます。郵便局のある交差点は信号つき。
「赤平657」と書かれた信号の方に曲がる(2021年は、角に小さな「露頭炭案内」あり)と、空知川に向かいます。そのまままっすぐ進むと、300mで十字路。再度小さな案内が現れます。
車を降りて未舗装の道を進み、左手に折れるとすぐに、下の画像「案内」が見えます。露頭炭を肉眼で見るのはちょと厳しいかも。双眼鏡かカメラは望遠レンズがあるといいでしょう。ときに「熊出没情報」が出るので鈴くらいは持ってた方がいいでしょう。
空知川の露頭炭案内 |
露頭炭(望遠100mm) |
《あかびら火まつり》 (赤平市トップに戻る)
「あかびら火まつり」JR赤平駅から南東へ1km・道道114号経由国道38号沿い(メイン会場コミュニティ広場0125-32-1821、赤平市東大町3丁目5番地)。7月中旬赤平市コミュニティ広場をメイン会場に、下に紹介する「ズリ山」の斜面に「火」の文字を描く二日間にわたるお祭り。商工祭り、赤平神社祭り、赤間山祭りの三祭りを統合して1972(昭和47)年から開かれています。〔🗾Googleマップ〕。
「大文字焼き」をヒントに「火」の文字を旧赤間炭鉱ズリ山に描く「火文字焼き」、赤平火太鼓保存会による太鼓演奏、二日間にわたる火神輿によるお祭りです。「火文字焼き」の前には赤平神社からお祭り会場を目指して走る「タイマツリレー」が行われます。夏祭りにつきものの花火も打ち上がります(二日目夜)。
《赤平市炭鉱遺産ガイダンス施設》 (赤平市トップに戻る)
つぎの三つ①②③は同じところにあります。「立坑跡」と「整備工場」の内部は「ガイド付き見学」(午前中10:00-と午後13:30-に一回ずつ、要料金)で見学可能、前半に「立坑櫓」を、後半に「整備工場」を見学します。90分と少々長丁場ですが、見るに如(し)くはないでしょう。「立坑跡」は外部からの撮影が可能です。
①「赤平市炭鉱遺産ガイダンス施設」JR赤平駅から南東へ1.2km・道道227号経由(0125-74-6505、赤平市字赤平485番地)09:30-17:00/月火曜休館。旧住友赤平炭鉱立坑櫓等の建屋内部等を見学するための拠点施設で、炭鉱歴史資料館(旧住友赤平小学校、ガイダンス施設から南東800m)から移設したおよそ200点の資料を展示。炭鉱遺産ガイド付見学が1日に2回催されます。ガイダンス施設ではコーヒー等も提供されます(有料)。不慣れな人の給仕も新鮮で、おいしいものです。〔🗾Googleマップ〕。
赤平市炭鉱遺産ガイダンス施設 |
ガイダンス施設内部 |
②「旧住友赤平炭鉱立坑跡」(問合せ0125-32-1822、ガイダンス施設のすぐ南、画像では奥の櫓)。1938(昭和13)年~1994(平成6)年まで稼働した炭鉱。1963(昭和38)年完成の、高さが50m近くある立坑が遺っています。地下は650mの深さまで達しているそう。当時は東洋一と言われた速度と能力で坑夫を切り羽まで送り届けました。1994(平成6)年に閉山。〔🗾Googleマップ〕。
③「自走枠整備工場」(ガイダンス施設から西へ300m)。坑内トラクター、ボーリングマシン、コールカッター、チェンジコンベアなど炭鉱掘削用の大型機械を100点ほど展示。〔🗾Googleマップ〕。
(休館中)「炭鉱歴史資料館」(赤平市字赤平668番地 旧住友赤平小学校内)休館中。資料は「ガイダンス施設」に移され、展示中。
《北炭赤間炭鉱・ズリ山展望広場》 (赤平市トップに戻る)
つぎの❶❷は1937(昭和12)年~1973(昭和48)年まで稼働した「北炭赤間炭鉱」(駐車場MAP CODE:179 201 157*41、赤平市赤平693-1)の遺構。炭鉱跡・展望広場、おなじところにあります。
JR赤平駅からは直線で100mもない距離ですが、直通道路がないので、一端南東へ800mほど、それから根室本線の線路を南に渡って700mほど。上記ガイダンス施設からだと北西へ800m。
❶炭鉱跡は駐車公園(MAP CODE:179 201 157*41)になっていて、石碑が建っています。駐車場と自販機、トイレがあり、よく整備されています。トイレの水は飲用不可。〔🗾Googleマップ〕。
ズリ山階段のふもとにある四角の大きなコンクリート製遺物は「選炭場跡」。1941(昭和16)年の建設。最盛期は1,700人を超える従業員がいたとのこと。
北炭赤間炭鉱選炭場跡 |
❷「ズリ山展望広場」ズリ山とは北海道の言葉、ぼた山のこと。山頂への777段「ズリ山階段」(段数日本一)があります。階段はきれいに整備されています。山頂展望台からの眺めは素晴らしいものがあります。赤平駅から「道道224号」がまっすぐ延びているのが見えます。無料の望遠鏡が設置されています。これだけの高さのズリ(ぼた)を排出した炭鉱の大きさが偲ばれます。JR根室本線「赤平駅」のすぐ近く。階段にはときどきクマ🐻ちゃんが出るらしいので、ご注意を。熊鈴と撃退スプレーがあると安心でしょう。実は登山道(階段)が赤平の火祭りでは「火」」の文字に燃え上がるのです。〔🗾Googleマップ〕。
赤平市・ズリ山展望広場からの眺め |
《赤平神社》 (赤平市トップに戻る)
「赤平神社」JR赤平駅から北へ3km・道道224号沿い(0125-32-3003、赤平市泉町4丁目3番地)。例大祭は9月8日。天照大御神(あまてらすおおみかみ)と大山祇大神(おおやまつみのおおかみ)の二神を祀ります。社殿は神明造。1895(明治28)年、石川県江沼郡動橋(加賀市)より団体長寺西幸三郎ら48戸が入植。同じ年に遥拝所建立を計画。すぐに郷里の振波志宮祭神天照皇大神を奉斎。その後、1918(大正7)年に現在地に遷座。1992(平成4)年に創祀百周年記念事業と記念式典を奉納。大きくてりっぱな神社です。〔🗾Googleマップ〕。
《情報発信基地AKABIRAベース》 (赤平市トップに戻る)
「情報発信基地AKABIRAベース」JR赤平駅から西へ850m・国道38号沿い(0125-32-6760、赤平市幌岡町54)10:00-17:00/火水定休。野菜直売所、菓子やおみやげを扱う赤平市の観光案内所。イートインあり。ソフトクリームやシューアイス、赤平産のジャガイモを挟み込んだじゃガールやコロッケ、うどん・そばなどが提供されます。赤平産のお味噌「虹の糀 みそ」、「トマトスープカレー」は人気です。野菜は安い。〔🗾Googleマップ〕。
目印になっている黒い鳥は「クマゲラ」です。facebook。
《豊里炭鉱跡(豊里ふるさと会館)》 (赤平市トップに戻る)
「豊里炭鉱跡」JR赤平駅から西へ2km・国道227号経由(MAP CODE:179 199 787*31、赤平市宮下町3丁目6)。1937(昭和12)年~1967(昭和42)年の稼働。「豊里ふるさと会館」の前に石碑が建っています。また会館内にはジオラマや資料が展示されています。閉山の前年には、豊里小学校の一児童が佐藤栄作首相(当時)に、「炭鉱を潰さないでください」という手紙を送ったとのこと。〔🗾Googleマップ〕。
《あじさいロード》 (赤平市トップに戻る)
「あじさいロード」(MAP CODE; 179 225 837*14)。道道227号沿いにある「北海幹線用水路」。それに沿って東西2kmに渡るあじさいの道。さくらが一緒に植えられています。さくら250本、アジサイ約3,700本、7月下旬(地域交流会を開催)が花の最盛期。赤平あじさいロードの会が平成14年から続けている活動で、植樹から手入れまでをやっています。桜の木はあと数年経つと、勢いが増すでしょう。〔🗾Googleマップ〕。
赤平あじさいロード(7/23) |
●地名由来 [TOPへ]
歌志内、赤平
《歌志内》
「うたしない」という地名はペンケオタシュナイ(ぺんけ=上、おた=砂、しゅない=川)が元になったとのこと。簡単に言えば、「砂が多い川」という意味。砂川市の「砂川」は意味から、「歌志内」は発音から町の名前になりました。「ぺんけ」のあるところたいていは「ぱんけ」(下)が…。少し南に「ペンケ」より蛇行の激しい「パンケウタシュナイ川」があります。釣り人に人気です。
歌志内市・ペンケ歌志内川 |
ペンケ歌志内川が曲がりくねって流れるところを道道114号線が貫いた感じ。石炭産業最盛期には歌志内市は46,000の人口を誇ったそうですが、2020年国勢調査ではとうとう3,000を割り込み(2,989人・ちなみに前回平成27年調査では3,585人、600人近くの減少です)、もっとも人口の少ない市としてデータには出てきます。日本のスイスランドは移住者を募集しています。
1895(明治28)年、奈江村戸長役場を設置、翌々年、奈井江村から歌志内村として分離、1900(明治33)年芦別村が分村、1922(大正11)年、歌志内村から赤平村が分村という流れです。
《赤平》
「あかびら」の語源については、二つの説が有力です。ひとつは、アイヌ語の「あかぴら」(山稜の崖の意)が元になっているとする説(音の借用)、もうひとつは空知川崖が赤いことからアイヌ語で「ふれぴら」(赤い崖の意)と呼び、「ふれ」の部分は和語(赤)に訳し、「ぴら」は音をそのまま借用し「平」の字をあてたとする説。二番目の方は異種混交で少し無理があると感じる人もいるかもしれません。
1943(昭和18)年町制施行、1954(昭和29)年市制を施行し赤平市となりました。繁栄のきっかけとなった炭鉱は大正時代の創業です。
赤平市は周辺の歌志内市、三笠市、夕張市同様、かつては炭鉱で栄えた町。人口はどの市も現在4桁ですが、「市」が表すように炭鉱が栄えていたときには数万、夕張市は10万以上の人口を抱えていました。赤平市は2019年10月に一万人を割り込みました。赤平市にも炭鉱の遺構がたくさんあります。
北海道の炭鉱関連遺産「炭鉄港」については、道の駅「三笠」のページで触れています。
JR赤平駅 |
●地図 [TOPへ]
住所:北海道歌志内市字中村72-2 (現在地からのルートを表示)電話番号:0125-42-5566 MAP CODE:179 016 064
#「その他のオプション」をクリックした後、出てきた大きな地図の左側「道の駅うたしないチロルの湯」の文字列の前に「札幌から」など入力し、エンターキーを押すと出発地からの距離、時間、ルートが示されます。
参考URL:
https://www.michi-no-eki.jp/stations/views/18841
http://www.hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/2066/
http://tirolnoyu.jp/
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