道の駅「とようら」(道央エリア西 78)

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概要(最終訪問日:2023年10月14日) 《この道の駅のミッション❓》 イチゴのソフトクリームをいただく。
  • 道央エリア(札幌以西)、国道37号沿い、2003年設置(設置番号78)

  • 24hトイレはウォシュレット(快適度8)
  • 駐車場はL字一面、少し狭い、道路沿いは傾斜あり(車中泊度◯)
  • 内浦湾沿いに種々の店が並んでいます。お風呂も海岸沿い、そう離れていません
  • 観光地に「豊浦町噴火湾展望公園」や「インディアン水車公園」があります
  • いちごやりんごがおいしいところ

  • キャンプ場は「風呂事情」に記載しました
  • 洞爺湖温泉・レストラン情報は「あぷた」(温泉レストラン)に掲載しました
  • 「とようら」から東へ16kmにある昭和新山・有珠山ロープウェイ・噴火遺構などの観光施設については「壮瞥情報館i」、「あぷた」に掲載しました


住所:北海道虻田郡豊浦町字旭町65-8 (現在地からのルートを表示
電話番号:0142-83-1010   MAP CODE:662 297 033
営業時間や休館日などは「道の駅ホームページ」(おしらせ)をご覧ください
《近くの道の駅》
 (南東8km)あぷた(洞爺湖町)
 (西34km)くろまつない
 (南)内浦湾
 (北16km)とうや湖

道央エリア西(内陸部)概略図
道央エリア西(内浦湾沿い)概略図



🙆 記事一覧 

トイレ事情    ●風呂事情    ●洗濯事情
駐車可能台数
敷地内の店    ●レストラン   ●コンビニや店・ガソリン・郵便局
観光スポットや行事
地名由来     ●地図


●トイレ事情 (トイレうんちくダンプステーション

24hトイレはきれいなウォシュレット

 24hトイレは駅舎内。駅舎に向かって右手(北側)に駐車場兼通路があり、その一番奥から階段で入ります。大きくはありませんが明るく、きれいに掃除が行き届いています。ウォシュレット女子4、男子2、多機能トイレに1。便座クリーナー付き。入口は画像の階段を上った先にあります。
 蛇口から温かい湯が出ます。ほっとします。北海道の水道水は夏でも異常に冷たいです。凍結を防ぐために水道管が地中深く埋められているので気温の影響を受けることが少ないのと水道水でも水温がもともと低い(夏冬だいたい6℃)ことが挙げられます。そうめんなど30秒も流水にさらすと、氷水に浸したみたいに冷たくなります。

道の駅「とようら」トイレ入り口
道の駅「とようら」トイレ入り口




豊浦温泉
 「天然豊浦温泉しおさい」道の駅から北西へ1.9km(0142-83-1126、虻田郡豊浦町浜町109)10:00-21:00(夏 -22:00)。入浴料ふつう。カルシウム・ナトリウム硫酸塩泉(ふたつの源泉を混合)、源泉かけ流し。ボディソープ・シャンプー備え付け。レンタルタオル(有料)あり。海に浮かぶ客船をイメージした温泉(建物を海側から見ると船の形をしています、画像は海側から撮ったもの)。〔🗾Googleマップ〕。
 大浴場は、和風と洋風の2つのデザイン(毎日男女で入れ替え)で露天を含め11種類の多彩なお風呂が楽しめ、浴室からは噴火湾を一望できます。湯温は3種類(低・中・高温)、サウナあります。家族風呂(15:00-22:00)は要予約、1時間制限、別料金。休憩所(10:00-21:00)、レストラン「渚のしらべ」(11:30-14:00・17:00-20:00 メニューPDF)、売店、電気式ランドリー設備あり。宿泊も可(ただしバス・トイレ・洗面所なしの部屋でも異常に高い、洞爺湖温泉のホテルより高い😲)。とても大きな施設です。「温泉総選挙2018・ファミリー部門」第2位。臨時休業や浴場等の情報はX twitterで。

豊浦町・天然豊浦温泉しおさい
豊浦町・天然豊浦温泉しおさい
天然豊浦温泉しおさい(フィッシャリーナから)
天然豊浦温泉しおさい(フィッシャリーナから)


 上の画像左手には大きなキャンプ場が二つ、手前は豊浦町の魚釣り場「フィッシャリーナ」。温泉前の浜辺は海水浴ビーチ(遊泳期間7月中旬~8月中旬)になっています。晴れていれば対岸に北海道駒ヶ岳が見えます。

キャンプ場》 風呂事情トップに戻る
  • 豊浦海浜公園キャンプ場」温泉の西隣(0142-82-8260、虻田郡豊浦町字浜町地先海浜地)開設期間6月中旬~9月下旬。HP上で、事前予約・事前決済。フリーサイトの料金が異常に高い(基本レベルの施設に料金は高規格キャンプ場なみ)。デイキャンプは無料。
     炊事場、大きなトイレ棟、シャワー棟(遊泳期間のみ、夏でもきびしい水が出ます)、炭捨て場あり。
  • 高岡オートキャンプ場」さらにお隣・温泉から西へ1.4km(0142-85-1120、豊浦町字礼文華526番地1)開設期間7月中旬~8月。フリーサイト10、キャンピングカーサイト12、バンガロー5棟。こちらもフリーサイトの料金が異常に高い。予約・事前決済。〔🗾Googleマップ〕。
  • 豊浦町のキャンプ場一覧、上記を含め全部で5か所。3か所、フリーサイトの利用料が異常に高い。礼文華海浜公園キャンプ場は施設がましな方。大岸シーサイドキャンプ場(予約不要 下⬇に詳細)、豊浦町森林公園(要予約)は納得の通常価格料金(「森林公園」は他の自治体だとおそらく無料の部類)。

魚釣り場》 風呂事情トップに戻る
 キャンプと同時に海水浴、魚釣りができます。桟橋風の道が海の方へと続いていて、突堤で釣りもできます。海はきれいな水です。
 海は突堤に囲まれていて「豊浦フィッシャリーナ」(豊浦町浜町109 🗾)という魚釣り場です。堤防の上からルアーで大きいものが釣れるようです。紹介記事

豊浦海浜公園キャンプ場
豊浦海浜公園キャンプ場
豊浦町フィッシュアリーナ(5月)
豊浦町フィッシュアリーナ(5月)





 「とようら」から東へ10kmにある「洞爺湖温泉」の日帰り入浴は道の駅「あぷた」に掲載しました。



伊達市
 豊浦町にコインランドリーはありません

 海岸沿いに伊達市まで出ます(道の駅から南東17kmほど、3軒あり)。
 「だて歴史の杜(洗濯事情)」をご覧ください。


●駐車可能台数 (ここは泊まれますか?道の駅のWi-Fi

大型・普通車・身障者用:2台・41台・3台。駐車場は駅舎前2列、駅舎横に1列。駐車場が斜面になっていてどちら側も傾斜。車体が傾くような感じで区画線が引かれています。国道側は目に見えるほどの傾斜がついているので、どちらかといえば駅舎北側に駐めると良いだろうと思います(ところがこの場所にはキャンピングカーなどがよく駐まってるのよねぇ)。北側だと、トイレは目の前です。山側、一番西の数台分は従業員用の駐車スペースです。Google Map

道の駅「とようら」駐車場
道の駅「とようら」駐車場


●敷地内の店

駅舎内ショップ
 「テイクアウトコーナー」では豊浦いちごのソフトクリーム(これはぜったい味わうべき)やスムージー、豊浦産ほたてを串に刺した「ほたてフライ級」は、豊浦町出身ボクサー内藤大助さん絡みの商品。豊浦豚ざんぎ丼などもあります(ザンギは鶏肉を使った唐揚げのような料理)。地元産の野菜は「物産直売コーナー」に。春にはホタテ稚貝が出ます。
 電子レンジが道の駅入り口に置いてあります。店内で売っている弁当などを暖めるには重宝します。

道の駅「とようら」
道の駅「とようら」
道の駅「とようら」内部
道の駅「とようら」内部


内藤大助コーナー
 豊浦町からは第36代WBCフライ級王者「内藤大助」選手が出ました。その数々のトロフィーや、記念品。過去の試合模様の写真などが駅舎内に展示してあります。


●レストラン

ほぼ豊浦町市街地(西から順に)

  • ベリーファームとようら」道の駅から北西へ6.3km・国道230号経由(目的地設定不可070-2689-7324、豊浦町字豊泉136-1)6月~10月の営業11:00-16:00。観光農園です。手作りソフトクリーム、ベリースイーツや、コーヒーを提供するカフェ、いちご・ベリーの果物狩り、手ぶらで楽しめるBBQやジンギスカン焼肉があります。農園にはアヒルやニワトリ、また山羊がいて、癒やしの時間を経験できます。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
    西・国道37号沿いに「ドライブインいずみ」(0142-84-1523)11:00-20:00 🗾、「食事処 あらた」(0142-84-1313)10:30-14:30/日曜定休 🗾
  • 勝寿し」道の駅から北西へ1.5km・道道702号経由(0142-83-2259、虻田郡豊浦町字幸町7)17:00-21:00/日月曜定休。地物の魚を使う、回らないお寿司屋さん、ですがリーズナブルなお値段でお寿司をいただけます。お寿司の味は店内の道内歌手のサイン入り色紙が保証してくれます。ナメタガレイの煮付け、ホタテバター焼き、タコの揚げ浸し、ラーメン入りキムチ鍋などもおすすめ。〔🗾Googleマップ〕。
  • なみへいピザ」北西へ650m・国道37号沿いホクレン向かい(0142-82-4808、虻田郡豊浦町字東雲町28-1)11:30-13:30・17:30-21:00/月曜定休。本格的石窯ピザの店。豊浦SPF豚の自家製ベーコンピザやビスマルクがおすすめ。ピザはもちもちの生地。パスタもおいしい。自家製生ハムはとくにおすすめ。繁忙時は予約した方が良いようです。〔🗾Googleマップ〕。
  • かっこう」道の駅から北西へ1.3km・道道702号突き当たり(0142-83-3003、浦町字旭町 JR豊浦駅内)11:00-17:00。人気の「えびフライ定食」は大きな海老フライが三本。またラーメンもおすすめです。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。

 「しおさい温泉」による豊浦町飲食店案内があります。豊浦はホタテの養殖が盛ん、旬は1月以降。
 「とようら」から東へ10kmにある洞爺湖温泉街のレストランは「あぷた」に、伊達市のレストランは南東へ18kmの「だて歴史の杜」掲載しました。



●コンビニ・店・ガソリン・郵便局 (ANRE 停電時も給油可能なGS







    豊浦町の郵便局3軒・東から
  • 豊浦郵便局」道の駅から北西へ1.8km(0142-83-2360、虻田郡豊浦町幸町65)ATMは日曜14:00まで。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
  • 大岸郵便局」道の駅から北西へ9km・道道608号沿い(0142-84-1050、豊浦町大岸112-2)ATMは土曜お昼まで。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
  • 礼文郵便局」道の駅から西へ14km・JR室蘭本線礼文駅前(0142-85-1302、豊浦町礼文華160)ATMは土曜お昼まで。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。


●観光スポットや行事 (服装虫対策ゴミ箱

豊浦町(ほぼ東から西へ)

豊浦町の観光スポット
豊浦町の観光スポット


 「天然豊浦温泉しおさい」(道の駅から北西へ2km)の付近に施設が集まっています。

豊浦町噴火湾展望公園・展望台》 観光スポットトップに戻る
 「豊浦町噴火湾展望公園」道の駅から北西へ2.8km・町道沿い(0142-83-1080、虻田郡豊浦町字高岡67-1)建物は09:00-17:00/火曜定休(開設期間4月下旬~10月)。札幌・函館を結ぶ北海道縦貫自動車道のパーキングエリア。展望塔(09:00-17:00/火曜定休)は高さ20m、エレベーターで上り下りできます。すぐ前にロケット公園。大型ローラーすべり台など無料にしては豪快な器具が設置してあります。夜はライトアップ。春は桜がきれいです。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
 天然豊浦温泉しおさい」(右画像赤い矢印の下・距離は1.4km)から山側を眺めると、左手にこの展望塔が見えます。

豊浦町・噴火湾展望公園展望台
豊浦町・噴火湾展望公園展望台
展望台からの眺め
展望台からの眺め


 「伊能忠敬測量200年記念碑」展望台からほぼ真北へ300m(豊浦町高岡67-1 噴火湾展望公園)。1800(寛政12)年4月、55歳、江戸の自宅から蝦夷地に向け忠敬一行6名出発。一日におよそ40kmを移動。5月下旬北海道に渡り、8月には別海町の西別にまで到達。この後も測量を予定していたが、鮭漁の最盛期で舟を出すこともかなわず、また人夫も雇えなかったため、帰路につき、9月中旬蝦夷地を離れ、10月下旬江戸に帰り着いた。忠敬の地図はこの後作成されることになります。蝦夷地の測量はこの後、計画に上りますが、実現には至らず、間宮林蔵の手に委ねられます。蝦夷地測量日程については「第1次 伊能忠敬測量」をご覧ください。豊浦町は二回訪れています。〔🗾Googleマップ〕。

蒸気機関車 D51》 観光スポットトップに戻る
 「蒸気機関車 D51」道の駅から北西へ1.2km・豊浦町中央公民館内(0142-83-2239、豊浦町船見町95)。町道に面して、屋外展示。1942年大阪で製造、そのまま北海道に運ばれ伊達紋別支区所属、1976年岩見沢で廃車。豊浦町に運ばれ、静態保存。両隣は公民館の敷地ですが、一方は子供用の遊具公園、もう一方も芝生の空き地。柵があるので、機関車に触ったりはできません。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。

遡上鮭を捕らえるインディアン水車公園》 観光スポットトップに戻る
 「インディアン水車公園」道の駅から北西へ3km・道道702号沿い(駐車場MAP CODE:662 354 410*82、問合せ0142-83-1409、虻田郡豊浦町字浜町89番地1)5月1日~11月30日。上の「展望公園」のすぐ北にある、貫気別川(ぬっきべつがわ)沿いの公園、水車は遡上する鮭を獲る仕掛けです。千歳のインディアン水車は橋の上からの眺めですが、ここはガラス張りの魚道が造ってあり、目の前で鮭がかごに入る様子を見ることができます。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
 鮭の遡上は毎年8月下旬から、手堅く9月中旬~10月訪問(町では10月をおすすめ)、また魚道内の水が澄む数日晴れが続いた後の方がいいでしょう。左画像の水路脇から鮭が飛び跳ねる様子がすぐそばに見えます。
 駐車場奥にあった「すいしゃカフェ」は2022年3月に閉店しましたが、ときどき期間限定で臨時開店し、ホタテなどを焼いています。

豊浦町・インディアン水車水路
豊浦町・インディアン水車水路
インディアン水車
インディアン水車


ポンベツの滝》 観光スポットトップに戻る
 「ポンベツの滝」道の駅から北へ12.3km・駐車スペースと入口は道道914号沿い(MAP CODE:662 500 170*36、豊浦町新山梨)道の駅から北へ12km。落差20m。流量の多いときは見事な滝。ポンベツの滝駐車場・入口(MAP CODE662 531 867*87)から600m(道道914号沿いに「ポンベツの滝入口・滝まで約600m」という看板が道路脇に建っているそうなのですが、見当たりませんでした)。経路は整備されていますが、一部橋が崩落しているなど長靴必須。ポンベツ川には全部で四つの滝があるそう。紹介記事周辺地図。〔🗾Googleマップ〕。

大岸シーサイドキャンプ場》 観光スポットトップに戻る
 「大岸シーサイドキャンプ場」道の駅から西へ12km・道道608号沿い(問合せ0142-84-1981、豊浦町字大岸)開設期間4月下旬~10月中旬。利用料は普通程度に安い、管理人徴収。トイレ・シャワーあり。予約不要。海岸に横一列でテントを張ります。土日などはお客さんが多いようです。すぐそばを室蘭本線が走っているので、音が気になるひとは要耳栓。〔🗾Googleマップ〕。
 そのほかのキャンプ場については「風呂事情」へ。近くに以下のようなスポットがあります。
カムイチャシ史跡公園・展望台〕 観光スポットトップに戻る
 「カムイチャシ史跡公園」キャンプ場の東すぐ(MAP CODE:662 284 291*14、豊浦町礼文華)。展望台がかなり高台にあるので、海に面していることもあり見晴らしがいいです。「チャシ」とはアイヌ民族のおそらくは砦として使われていたもの。根室あたりにたくさん遺っていますが用途はいまいちはっきりしないようです。カムイというのは「神の」という意味。〔🗾〕。
くぐり岩
 「くぐり岩」キャンプ場から西へ300m(MAP CODE:662 284 096*68、豊浦町礼文華)。海岸にある大きな岩で中央付近に亀裂が入っています。亀裂が向こう側まで通じていて「くぐり岩」の名が。道南・乙部町のくぐり岩が有名なので、こちらの方はあまりネットでも出てこないかも。〔🗾〕。
文学碑公園
 「文学碑公園」くぐり岩の西隣(MAP CODE:662 284 061*03、豊浦町礼文華)。斉藤茂吉、与謝野鉄寛・晶子、伊藤整らの歌碑や随筆碑が建っています。これらの文人は海の美しさに心奪われて北海道を訪れたと言われています。道南・松前町には「伊藤整生誕の地碑」があります。〔🗾〕。
猫岩
 「猫岩」道の駅から西へ12.7km・道道608号沿い(MAP CODE:662 253 548*13、豊浦町字礼文華)。くぐり岩から西へ、向かって800m、道道608号がカーブするあたりに「猫耳」らしきものが頂上に生えている岩があります。くぐり岩方向から行くと、猫がお座りをしている姿に見えます。片側交互通行になることもある道なので、車を駐めたりはできません。「礼文華海浜公園 キャンプ場」からは東へ1.3kmです。〔🗾〕速度制限標識「40」(カーブの頂点)の海側の岩。

秘境駅・小幌駅》 観光スポットトップに戻る
 道の駅からはだいぶ離れますが(豊浦町の西のはずれ、道の駅から20km西・車では行けません)、JR室蘭本線の駅「小幌駅(こぼろ)」(MAP CODE:662 304 447*52、虻田郡豊浦町字礼文華)は「日本一の秘境駅」として有名なところ。トンネルとトンネルの間にある駅です。赤い鉄板のプラットホームが郷愁を誘います。駅を降りて、南方向・海側へ行くと「文太郎道」と「観音道」があり、文太郎道の先には「文太郎浜」、観音堂の横には「岩屋観音」(小幌洞窟遺跡)があります。江戸時代、円空が彫ったとされる「岩屋観音像」が祀られています。〔🗾Googleマップ〕。
 駅名を背景にした写真を添えて「道の駅」か「豊浦温泉しおさい」(小幌駅から19km)で申し込むと、なんと「秘境到達証明書」(無料)を発行してもらえるとか。秘境駅マニアにはたまらないところ。くわしくは町のホームページで。紹介記事
 車や徒歩でのアクセスはありません。周りには何もなく人家さえありません。駅の廃止発表以来、訪れる人が増えたということで、「廃止を中止」。一年ごとに存続を検討する駅。それで、ここに来るにはJRを利用して来るのがおそらく唯一の方法。
 一番いいのは東の大岸駅から列車に乗り→礼文→小幌(12分の乗車)と来る方法です。小幌駅停車の列車は本数が少ないので、帰りの時刻をよく調べて出発しましょう。下手すると乗ってきた列車が最終列車かもしれません。
 帰りの列車が来るまで何をして過ごすかというと、ひとつは小幌駅通過の列車の写真を撮る。ふたつめは岩屋観音まで行って、円空作と伝えられる仏像を拝んで帰ってくる。小幌駅は無人駅ですが、室蘭本線はたくさんの列車、客車、貨物列車が通る大動脈です。撮影にそれほど時間はかからないでしょう。ふたつめは岩屋までは30分ほどの道のり(急斜面あり)。往復の時間とそこで過ごす時間、そして余裕を+して2時間を見ておけばいいでしょう。ただしこれらのことを実現するには午前中に出かけ、昼時を小幌で過ごすくらいのつもりでないとなかなか難しいです(実は一択2023年ダイヤ:大岸08:25→小幌08:36、小幌15:50→大岸16:02)大岸発時刻表小幌発時刻表。8時台に小幌に止まる列車のつぎは、なんと15時台。山の中なので、日の暮れる時間は夏でも早い。

岩屋観音〕 観光スポットトップに戻る
 「岩屋観音」小幌駅から徒歩のみ(MAP CODE:662 305 040*50、豊浦町礼文華)。小幌駅からの訪問先として町のホームページに載っているところ。小幌駅からは30分(距離は500mほど、健脚ならもっと早い)で、かなりの急斜面。円空作と伝えられる仏像が祀られています。円空上人は仏門に入ったのち、全国を修行しながら仏像を作ったと言われ、1666(寛文6)年、小幌を訪れ仏像を彫ったとされています。すぐそばは文太郎浜、漁船が舫ってあるかもしれません。紹介記事。〔🗾〕。
 「小幌秘境クルージング」(0142-75-2505、洞爺湖町洞爺湖温泉142-55)4月中旬~10月下旬。2名以上で催行。岩屋観音から出るクルージングがあります。入り込んだ湾内を巡る船旅は神秘的。この地を訪れた円空上人の気持ちにより添えるかもしれません。〔🗾Googleマップ〕。


●地名由来

豊浦、貫気別、弁辺、ポンベツ

豊浦
 「弁辺」は明治期の命名。なぜか語呂が悪いとして、1932(昭和7)年「豊浦村」に改称されました。農産・水産物が豊かで内浦湾に面していることから「豊浦」とつけられたそう。戦後1947年に町制を施行、合併等もなく今に至っています。人口は4,000ほど。

貫気別
 「インディアン水車公園」の脇を流れる「貫気別川(ぬっきべつがわ)」はアイヌ語「ぬぷき・ぺっ」(濁り川)から。水源は留寿都村の「貫気別山」(標高994m)。火山に関係する川の名前かもしれません。訪れたときはきれいな水が流れていました。アイヌの人は自然環境の変化に厳しかったのかもしれません。

弁辺
 道の駅あたりは昔「弁辺」(べんべ)といい、古文書では「辧邊」と綴っていたとのこと。こんな難しい漢字を、お手本を見ながらでも書ける人はいるのでしょうか。近くにカタカナの「二級河川ベンベ川水系ベンベ川」が流れています。「ぺうんぺっ」(水のあるところ)、「ぺうれぺっ」(若い水)などが語源のようです。

ポンベツ
 アイヌ語「ぽんべつ」は「小さい川の意。十勝エリアに豆の町「本別町」がありますが、ここも同じ語源。


●地図

住所:北海道虻田郡豊浦町字旭町65-8 (現在地からのルートを表示
電話番号:0142-83-1010   MAP CODE:662 297 033

#「その他のオプション」をクリックした後、出てきた大きな地図の左側「道の駅とようら」の文字列の前に「札幌から」など入力し、エンターキーを押すと出発地からの距離、時間、ルートが示されます。


参考URL:
https://www.michi-no-eki.jp/stations/views/18863
http://www.hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/2533/
https://toyoura-feel.com/stay/%E9%81%93%E3%81%AE%E9%A7%85%E3%81%A8%E3%82%88%E3%81%86%E3%82%89/

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