道の駅「275つきがた(月形町)」(道央エリア北 128)
北海道の道の駅一覧(テキスト版・解説版・域内道の駅一覧)・ブログの書き方・北のチップス
住所:北海道樺戸郡月形町81番地10 (現在地からのルートを表示)
電話番号:0126-37-2188(温泉の☎) MAP CODE:575 322 601
営業時間や休館日などは「道の駅ホームページ」(おしらせ)をご覧ください
《近くの道の駅》
(東17km)三笠
(西34km)石狩あいろーど厚田
(南17km)しんしのつ・(南西30km)北欧の風とうべつ
(北西19km)つるぬま
🙆 記事一覧
●トイレ事情 ●風呂事情 ●洗濯事情
●駐車可能台数
●敷地内の店 ●レストラン ●コンビニや店・ガソリン・郵便局
●観光スポットや行事
●地名由来 ●地図
トイレ棟が駅舎(温泉棟)に向かって右手にあります。「一戸建て」です。
《月形温泉ゆりかご》
「月形温泉ゆりかご」(0126-37-2188、樺戸郡月形町81番地10)10:00-22:00/(11月~3月)11:00-21:00/第3火曜定休。日帰り入浴専用温泉。入浴料はちょと高い。ボディソープ・シャンプー備え付け。ナトリウム・カルシウム塩化物泉。露天、サウナあり。ボディソープ・シャンプー備え付け。ドライヤー、貸しタオルあり。女性用にはパウダールーム・授乳室が設置されています。休憩室は和室、洋室、2Fに雑誌をそろえた休憩スペースがあります。2024年9月、温泉のリニューアルにあわせ、道の駅としてオープン。温泉(駅舎)内に売店、食事処があります。
食事処はお風呂の手前にあります。営業時間11:30-19:30/火曜定休。「季節の野菜カレー」がおすすめ。ちょっとしたおつまみにお花の形がかわいい「花ポテト」、「きなこソフトクリーム」も販売です。メニュー(PDF)。
食事処は道を挟んで「やきとりボーイ 月形店」があります。焼き鳥だけでなく、キッチンカーで麺類を出しています。また駅舎裏手に「つち工房」があり、おにぎりやお米を販売。おにぎりセットを店内で食べる場合は付け合わせやお味噌汁がつきます。
宿泊は通路を渡って右隣の「月形温泉ホテル」へ。道の駅での宿泊がブームとなる中、宿泊施設があるのはとても好都合。たとえば、美唄市の宮島沼のマガンの「ねぐら立ち」の観察にも好都合の立地です。
《公園とキャンプ場》 (月形町温泉トップに戻る)
「皆楽公園」(0126-53-2577、シーズン外問合せ0126-37-2110、樺戸郡月形町字北農場1)5月~10月開園。「水辺の家休憩所」、大きなメロンの建物(トイレ)のある公園。大きな沼のほとりにあり、釣り(夏はヘラブナ、冬はワカサギ)はもちろん、パークゴルフ、バーベキューやサイクリング(公園の周囲は3kmのサイクリングロード、レンタサイクルあり要料金)、貸しボート(足こぎ・手こぎ要料金)が楽しめます。園内の池はヘラブナ釣りスポット。池には中の島までの太鼓橋が架かっています。多目的アリーナの利用も可能です(要料金)。北から月形温泉、偕楽公園、キャンプ場、バンガローサイトの順に並んでいます(エリアマップ)。〔🗾Googleマップ〕。
右画像・水辺の駅休憩所1Fにランドリー(電気式乾燥機と洗濯機2セット)や「温泉の湯」の自販機があります。ソフトクリームの売り場あり。2Fは休憩所、展望台です。
〔偕楽公園キャンプ場〕 (月形町温泉トップに戻る)
「偕楽公園キャンプ場」には高床式のバンガロー(中にはなにもありません)、テントサイト、オートサイトがあります。テントは池の近くに張ると、大雨のときに冠水することがあります。オートサイトは車乗り入れが可能です。キャンプ場利用料は清掃費のみ。バンガローは要宿泊料と清掃費。
シャワーはありませんが、温泉がすぐそば。ゴミ処理は有料で可。駐車場(未舗装)は100台分、いくぶん狭いです。予約や問合せは左画像「皆楽公園管理棟」(0126-53-2577)まで。右画像炊事場の奥に、バーベキュー用炉、さらにその奥にバンガローがあります。
《美唄市》
直近「コインランドリー・ジャバ美唄店」道の駅から東へ17km・道道33号沿い(美唄市西2条南2丁目4-8)営業時間05:00-23:00。洗濯機6台、洗濯乾燥機3台、乾燥機5台、スニーカーウォッシャー2台あり。稼働状況。〔🗾Googleマップ〕。
「コインランドリーRibera(りべら)」道の駅から東へ17.5km・道道33号沿い(美唄市東1条南2丁目1−1)営業時間06:30-22:30。洗濯乾燥機4台、乾燥機1台、スニーカーウォッシャー2台あり。稼働状況。〔🗾Googleマップ〕。
《岩見沢市》
「コインランドリー洗濯城」道の駅から南東へ20km・道道6号沿い、JR岩見沢駅付近(岩見沢市5条西16-2)24h営業。店舗のX twitter。宮川クリーニング5条西16丁目店すぐ隣り。〔🗾Googleマップ〕。
大型・普通車・身障者用:20台、174台、1台。EV充電器1。「275つきがた」の「275」は国道275号の意味。国道275号の「ホクレン 月形SS / JA月形町」(日曜定休)から東に入り、200mで道の駅です。〔🗾Googleマップ〕。
レストラン営業時間:11:30-19:30/火曜定休。レストランは温泉棟にあります。風呂事情をご覧ください。
宿泊は「月形温泉ホテル」、駅舎右手にあります。洋室・和室(いずれも畳敷き)があります。バス(温泉)・トイレは共用です。
《月形町つち工房》
駅舎北側に、「月形町つち工房」(08:30-16:00/木曜定休)。赤い二段勾配屋根(ガンブレル屋根)の建物とガラスの温室が4棟。温室ではイチゴ、路地上で南瓜などの作物が育てられています。さんぽ道が作られ反対側まで歩いて行くことができます。赤い屋根の建物はお米とおにぎりのお店「ユニティファーム」。おにぎりが塩昆布ツナ辛子マヨなど10種類、店内にイートインがあり店内で召し上がる場合はお味噌汁(有料)をつけることもできます。イチゴのアイスクリームやお米(ななつぼし、ゆめぴりか)を売っています。
「ファミリーマート月形皆楽公園店」国道275号沿い(0126-37-2011、樺戸郡月形町町字階楽町1)24h営業。美唄市(宮島沼)への十字路にあります。
「セブンイレブン月形町店」国道275号沿い(0126-53-2347、樺戸郡月形町字知来乙[あざ・ちらいおつ]262−18)24h営業。
月形町内のガソリンスタンドは「ホクレン」の1軒です。北方向は浦臼町に2軒(いずれも国道275号沿い)、南方向・当別町7軒(うち国道275号沿い4軒)。
「ホクレン 月形SS/JA月形町」(0126-37-2125、月形町字北農場番外地)08:00-18:00/日曜定休。ほぼ向かいが「ローソン 月形店」。〔🗾Googleマップ〕。
「月形郵便局」道の駅から南西へ1km・道道376号沿い(0126-53-2150、月形町市北5)ATMは日曜お昼まで。国道275号から西に少し入り込みます。店舗横に駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
「札比内郵便局」道の駅から北東へ7km・国道275号沿い(0126-54-3121、月形町札比内1002)ATMは土曜お昼まで。車を駐める場所に苦労するかも、コミュニティセンターが斜め向かいにあります。〔🗾Googleマップ〕。
《道民の森 月形地区》 (観光スポットトップに戻る)
「道民の森 月形地区」皆楽公園から北西へ12km・町道経由(夏期問合せ0126-53-2355、月形町中野)5月~10月。道民の森は広大な敷地で当別町と月形町にまたがり、6つの地区(神居尻・青山ダム・牧場南・一番川・青山中央・月形)に分かれています。月形町にあるのはそのうちの「月形地区」。月形地区は木工芸や陶芸体験をテーマに整備された地区です。冬期の問合せは道民の森管理事務所(0133-22-391)。町の紹介。〔🗾Googleマップ〕。
道民の森はバンガローやテントに宿泊して楽しむところ。バンガロー(10人用4棟、4人用10棟)、学習キャンプ場(25サイト)、陶芸・木工館(利用は有料)があり、それぞれ予約が必要です(日祝は予約不可)。バンガローテントサイトいずれも炊事棟・トイレ・シャワー室(有料)は共同利用、またゴミは生ゴミ以外は持ち帰り、携帯キャリアによりつながらないことがあります。バンガローにはカセットコンロなどのレンタルがありますが、室内での調理は不可(室内の火気使用厳禁、ペット禁止)。テントサイトにはテントや寝袋、また初めての点とセットなどのレンタルあり、ペット可。キャンプ予約、料金はそう高い方ではありません、閑散期には割引あり。
《月形円山展望台》 (観光スポットトップに戻る)
「月形円山展望台」皆楽公園から北西へ2.5km・町道経由(MAP CODE:575 349 141*32、問合せ0126-53-2325、月形町赤川)。「円山公園」は明治23年に樺戸集治監の囚人たちによって植えられた600本の「日本北限の杉林」(集治監開所10周年記念植樹)のある公園(杉林は展望台手前250mにあります)。春は桜🌸、秋には紅葉で鮮やかです。展望台。杉林は「植物群落保護林」に指定。また「歴代典獄記念碑」(典獄とは監獄長のこと・現代風に言えば刑務所長ですが北海道開拓の重要な責を負う立場なので職の重さが異なります。月形氏は町の名の起源になったり、後に銅像が建てられたりしました)があります。〔🗾Googleマップ〕。
展望台は公園の中心にあります。そう高いものではありません(標高86m)が、月形の町を見晴らすには充分です。公園は最初、内務省御用掛りの月形潔が監獄の位置を定めるにあたり、石狩川が流れ、樺戸連山がそびえるこの地が囚人が逃げ出すことが難しい場所、また平地が農業に利用できる場所だろうということでこの地に決定したとのこと。
また月形(円山)と三笠(達布山)を結ぶ道路開削の基準点となったところ。のろしを上げてまっすぐな道を作ろうとしました。成果は現在の道道275号として遺っています。道路のちょうど中間あたり、旧美唄川と交差するところで幾分曲がっていますが、これは月形側の土地が泥炭の湿地だったために、道を直線にすることが難しく、やむなく曲げたところ。
《月形樺戸博物館(北海道行刑資料館)(かばとはくぶつかん)》 (観光スポットトップに戻る)
「月形樺戸博物館」皆楽公園から西へ1.5km・月形町役場となり(0126-53-2399、月形町月形1219)開館期間3/20~11/30・09:30-17:00(開館期間中は無休)/冬期休館。有料。〔🗾Googleマップ〕。
北海道の厳しい自然に立ち向かい、開拓と警護に貢献したのは囚人、屯田兵、「内地」からの移民です。そのうちのひとつをここ、月形町の樺戸に見ることができます。
樺戸集治監本庁舎は1881(明治14)年、国内三番目の監獄として建てられました。今でこそ「網走刑務所」の方が映画などの影響で有名になりましたが、明治期は網走も含めた3つの監獄と分館の本館(北海道集治監本監)としての機能を果たしていたところです。博物館は1919(大正8)年に樺戸監獄が廃監となるまで使用されていた事務所。その後昭和後期まで役場として使われ、その後博物館(北海道行刑資料館)となりました。
集治監の当時の様子を実物資料(第一次資料)でみることができます。北海道の水道敷設、道路建設に携わった囚人たちの苦役がわかるところとなっています。明治期の北海道開発の歴史もうかがい知ることができます。囚人たちは道路開削や水道敷設など北海道開拓に欠かせないインフラを整えました。2Fには映像資料、また作業体験コーナーがあります。
博物館は2018(平成30)年、釧路集治監(標茶町)、空知集治監(三笠市)、網走監獄(網走市)とともに北海道遺産に選定されました。博物館別館は野球投手スタルヒンの銅像を彫った彫刻家・本田明二(ほんだめいじ)ギャラリーになっています。
〔篠津山囚人墓地〕 (観光スポットトップに戻る)
囚人墓地は現在、知来乙(ちらいおつ)というところにあります(篠津山囚人墓地、MAP CODE:575 257 764*15、樺戸郡月形町字知来乙1319)。皆楽公園から国道275号を西へ4km、国道275号上に小さな標識があります。町では「樺戸集治監の歴史コース」という月形町歴史探索の一覧を用意しています。樺戸集治監についてのくわしいことは「ライスランド深川」の記事もごらんください。紹介記事。〔🗾Googleマップ〕。
囚人たちの仕事がいかに優れていたかは、当時の月形小学校の子供たちが他校を訪問したとき、自分たちの校舎がいかに立派なものかを実感したという逸話にも残っています。月形小学校は囚人たちの手で建てられたものでした。
〔月形潔氏之像〕 (観光スポットトップに戻る)
「月形潔氏之像」(樺戸郡月形町字月形)。博物館敷地内に像と碑が建っています。北海道の町名はほとんどがアイヌ語起源ですが、ここは人名から。月形氏に敬意を表し、その姓を町名にしました。江戸時代末期の福岡藩士。明治時代に樺戸集治監の典獄(刑務所長・現在の施設長としての刑務所長ではなく、北海道全体の開発長と考えるといいでしょう。この当時の道内道路は囚人がほとんどを建設しました)となって、赴任してきました。樺戸集治監は道内の三つの集治監(樺戸・空知・釧路)+網走分館の中心、北海道集治監本監でした。月形町を含めた一帯の郡長を務めた人です(月形町による紹介)。初代警守課長兼興業課長・海賀直常の進言により村名は「月形」になりました(1881[明治]14年)。〔🗾Googleマップ〕。
円山展望台すぐ下に難しい字が彫られた「海賀直常翁の碑」が建っています〔🗾〕。
博物館から500mほど東、「月形潔上陸の地 🗾」と「監獄波止場跡の碑 🗾」があります。当時はもちろん道路はなく、外輪船で行き来していたとのこと。波止場は鉄道や泥の開通で、1935(昭和10)年に廃止。石狩川が蛇行していたところで、現在はかなり高い堤防が築かれその堤頂に「上陸の地」、下に「波止場跡」があり、すぐそばに階段が築かれています。
《樺戸山 北漸寺》 (観光スポットトップに戻る)
「樺戸山 北漸寺(ほくぜんじ)」(0126-53-2474、月形町市南4)。曹洞宗永平寺派の寺院、空知(そらち)地方最初の寺院。集治監初代教誨師(きょうかいし)鴻春睨(おおとりしゅんげい)が開いた寺。1883(明治16)年に開教、1885年「樺戸山北漸寺」開山。1908(明治41)年、長屋又輔典獄の時代に集治監から囚人の出役を受け、2年がかりで本堂、開山堂、書院を建設。集治監に収容された囚人は赤い服を着せられていたため「赤い人が建てた寺院」として知られていました。屋根は現在、銅に葺き替えられていますがなぜか緑青は出ていません。紹介記事。参考になる図書:吉村昭『赤い人』。〔🗾Googleマップ〕。
《光輪山 圓福寺》 (観光スポットトップに戻る)
「光輪山 圓福寺」(0126-53-2504、月形町市北5-67)。真宗大谷派の寺。教誨師中嶋円諦、1887(明治20)年、中嶋布教所を創設。1896(明治29)年、集治監囚人の手により本堂が官製。これ以前、円福寺の説教所で寺子屋教育実施(知来乙小学校の前身)。紹介記事。〔🗾Googleマップ〕。
《月ヶ湖自然公園》 (観光スポットトップに戻る)
「月ヶ湖自然公園(つきがうみ)」道の駅から南西へ7km・とってもわかりにくいところ(MAP CODE:575 195 852*57、月形町新田)。カーナビにまかせると遠いところに連れて行かれたりします。あまり情報が出てこないところ(下に道案内)。夏期には「学術自然保護地区」ということで立入禁止区域が設定されています。人があまり来ないところですが、静かな時間を過ごすにはいいところ。2024年道の駅オープンで賑やかになるかも。紹介記事。〔🗾Googleマップ〕。
①道の駅方向からは、月ヶ丘の信号手前で左折。信号のところには札沼線が走っていた頃の駅跡があります。広場もそのままで、トイレは使用できます。1.25km直線を走って十字路。目印が何もありませんが、右折すると「道々月形幌向線・月形(275)・新篠津」の青色路線標識があります。右折したら150mほど進み、「月ヶ湖農村公園」の案内板のある三叉路で、左の未舗装路に入ります(③へ)。
②月形町方向からは、中小屋郵便局(0133-27-2040)前の信号を過ぎると100mで右折分岐(青い「月ヶ湖」の小さな案内板)。直進して突き当たった三叉路は左折。400mすすむと「月形藤の園」の案内板(少し位置がおかしいですが)、すぐ向こうにある右折道路(中央線あり)に入ります。約1kmすすんで、「月ヶ湖農村公園」の案内板のある三叉路で、右の未舗装路に入ります(③へ)。
③未舗装路に入った後は一か所分岐がありますが、幾分広い方の道を選んで(片方はすぐ行き止まり)、かなり起伏のある駐車場のような広場に到達。「月ヶ湖自然公園」の大きな看板(右画像)があったら、車を駐めて、歩いて湖畔まで進みましょう。湖畔までは50mほど。
《月形》
「月形」については「月形潔氏之像」をご覧ください。
《札比内(さっぴない)》
アイヌ語「さっ・ぴ・ない」(乾いた石の川)から。乾期(夏)に水がなくなることから。さっぽろの「さっ」も同様に「乾いた」、「ぽろ」は「広いところ」。
《須部津(すべつ)》
アイヌ語「しぺっ」(大きい川)から。月形町役場のすぐ南、国道275号が大きくカーブするところに「須部津川」と大きく書かれた橋(柳橋)があります。そう大きな川ではない(?)ので「本流」といった意味で使われていたのかもしれません。道北上川管内のの「士別」、「標津」(道東根室管内)と同じ語源で、集治監のあった月形では「死別」を連想させるということで「すべつ」に変更したと伝えられます。
《樺戸(かばと)》
アイヌ語の「かぱと」(スイレン科の植物コウホネのこと)に由来。今ではスイレンのようなコウホネは観賞用の水草ですが、アイヌの人々にとってその実は大切な食料だったとのこと。レンコンのようなもの位置にあるものと考えられますが、利用の仕方は乾燥して保存食にしたとのこと。
《知来乙(ちらいおつ)》
アイヌ語の「ちらい・おっ」(魚のイトウが多くいる)から。今では姿を見ることがありませんが、昔はイトウがたくさんいたのでしょう。須部津川の支流に「チライオッナイ」という川があるそうですが、確認できませんでした。
電話番号: MAP CODE:575 322 600*70
#「その他のオプション」をクリックした後、出てきた大きな地図の左側「275つきがた」の文字列の前に「札幌から」など入力し、エンターキーを押すと出発地からの距離、時間、ルートが示されます。
参考URL:
https://hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/53300/
https://hokkaido-michinoeki.jp/michiekiinfo/tsukigatainfo/53807/
https://ad.t-norte.com/lp/275tsukigata_open/
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概要(最終訪問日:2024年10月16日)
《この道の駅のミッション❓》
- 道央エリア(札幌以北)に位置する道の駅、2024年設置(設置番号128)。町道偕楽公園線沿い
- 24hトイレは駅舎とは別棟(快適度10)
- 温泉が駅舎になっています、道を挟んでキャンプ場、ボートが浮かぶ偕楽公園
- ガソリンスタンドは西へ300m(車中泊度○)
- コンビニもすぐそばです
- 観光スポットは道の駅そばの「月形樺戸博物館」、道内最初、また道内すべての刑務所を取り仕切った刑務所跡が博物館になっています
住所:北海道樺戸郡月形町81番地10 (現在地からのルートを表示)
電話番号:0126-37-2188(温泉の☎) MAP CODE:575 322 601
営業時間や休館日などは「道の駅ホームページ」(おしらせ)をご覧ください
《近くの道の駅》
(東17km)三笠
(西34km)石狩あいろーど厚田
(南17km)しんしのつ・(南西30km)北欧の風とうべつ
(北西19km)つるぬま
▶道央エリア(北)概略図
🙆 記事一覧
●トイレ事情 ●風呂事情 ●洗濯事情
●駐車可能台数
●敷地内の店 ●レストラン ●コンビニや店・ガソリン・郵便局
●観光スポットや行事
●地名由来 ●地図
24hトイレはもちろんとってもきれいなウォシュレット
トイレ棟が駅舎(温泉棟)に向かって右手にあります。「一戸建て」です。
温泉、 公園とキャンプ場
《月形温泉ゆりかご》
「月形温泉ゆりかご」(0126-37-2188、樺戸郡月形町81番地10)10:00-22:00/(11月~3月)11:00-21:00/第3火曜定休。日帰り入浴専用温泉。入浴料はちょと高い。ボディソープ・シャンプー備え付け。ナトリウム・カルシウム塩化物泉。露天、サウナあり。ボディソープ・シャンプー備え付け。ドライヤー、貸しタオルあり。女性用にはパウダールーム・授乳室が設置されています。休憩室は和室、洋室、2Fに雑誌をそろえた休憩スペースがあります。2024年9月、温泉のリニューアルにあわせ、道の駅としてオープン。温泉(駅舎)内に売店、食事処があります。
食事処はお風呂の手前にあります。営業時間11:30-19:30/火曜定休。「季節の野菜カレー」がおすすめ。ちょっとしたおつまみにお花の形がかわいい「花ポテト」、「きなこソフトクリーム」も販売です。メニュー(PDF)。
食事処は道を挟んで「やきとりボーイ 月形店」があります。焼き鳥だけでなく、キッチンカーで麺類を出しています。また駅舎裏手に「つち工房」があり、おにぎりやお米を販売。おにぎりセットを店内で食べる場合は付け合わせやお味噌汁がつきます。
宿泊は通路を渡って右隣の「月形温泉ホテル」へ。道の駅での宿泊がブームとなる中、宿泊施設があるのはとても好都合。たとえば、美唄市の宮島沼のマガンの「ねぐら立ち」の観察にも好都合の立地です。
月形温泉ゆりかご(駅舎) |
《公園とキャンプ場》 (月形町温泉トップに戻る)
「皆楽公園」(0126-53-2577、シーズン外問合せ0126-37-2110、樺戸郡月形町字北農場1)5月~10月開園。「水辺の家休憩所」、大きなメロンの建物(トイレ)のある公園。大きな沼のほとりにあり、釣り(夏はヘラブナ、冬はワカサギ)はもちろん、パークゴルフ、バーベキューやサイクリング(公園の周囲は3kmのサイクリングロード、レンタサイクルあり要料金)、貸しボート(足こぎ・手こぎ要料金)が楽しめます。園内の池はヘラブナ釣りスポット。池には中の島までの太鼓橋が架かっています。多目的アリーナの利用も可能です(要料金)。北から月形温泉、偕楽公園、キャンプ場、バンガローサイトの順に並んでいます(エリアマップ)。〔🗾Googleマップ〕。
右画像・水辺の駅休憩所1Fにランドリー(電気式乾燥機と洗濯機2セット)や「温泉の湯」の自販機があります。ソフトクリームの売り場あり。2Fは休憩所、展望台です。
月形町・皆楽公園 |
水辺の駅休憩所 |
〔偕楽公園キャンプ場〕 (月形町温泉トップに戻る)
「偕楽公園キャンプ場」には高床式のバンガロー(中にはなにもありません)、テントサイト、オートサイトがあります。テントは池の近くに張ると、大雨のときに冠水することがあります。オートサイトは車乗り入れが可能です。キャンプ場利用料は清掃費のみ。バンガローは要宿泊料と清掃費。
シャワーはありませんが、温泉がすぐそば。ゴミ処理は有料で可。駐車場(未舗装)は100台分、いくぶん狭いです。予約や問合せは左画像「皆楽公園管理棟」(0126-53-2577)まで。右画像炊事場の奥に、バーベキュー用炉、さらにその奥にバンガローがあります。
月形町・皆楽公園キャンプ場受付 |
キャンプ場炊事場 |
●洗濯事情 [TOPへ] (「道の駅」近くのコインランドリー一覧)
美唄市、岩見沢市
《美唄市》
直近「コインランドリー・ジャバ美唄店」道の駅から東へ17km・道道33号沿い(美唄市西2条南2丁目4-8)営業時間05:00-23:00。洗濯機6台、洗濯乾燥機3台、乾燥機5台、スニーカーウォッシャー2台あり。稼働状況。〔🗾Googleマップ〕。
「コインランドリーRibera(りべら)」道の駅から東へ17.5km・道道33号沿い(美唄市東1条南2丁目1−1)営業時間06:30-22:30。洗濯乾燥機4台、乾燥機1台、スニーカーウォッシャー2台あり。稼働状況。〔🗾Googleマップ〕。
《岩見沢市》
「コインランドリー洗濯城」道の駅から南東へ20km・道道6号沿い、JR岩見沢駅付近(岩見沢市5条西16-2)24h営業。店舗のX twitter。宮川クリーニング5条西16丁目店すぐ隣り。〔🗾Googleマップ〕。
大型・普通車・身障者用:20台、174台、1台。EV充電器1。「275つきがた」の「275」は国道275号の意味。国道275号の「ホクレン 月形SS / JA月形町」(日曜定休)から東に入り、200mで道の駅です。〔🗾Googleマップ〕。
●敷地内の店 [TOPへ]
《レストランと宿泊施設》レストラン営業時間:11:30-19:30/火曜定休。レストランは温泉棟にあります。風呂事情をご覧ください。
宿泊は「月形温泉ホテル」、駅舎右手にあります。洋室・和室(いずれも畳敷き)があります。バス(温泉)・トイレは共用です。
《月形町つち工房》
駅舎北側に、「月形町つち工房」(08:30-16:00/木曜定休)。赤い二段勾配屋根(ガンブレル屋根)の建物とガラスの温室が4棟。温室ではイチゴ、路地上で南瓜などの作物が育てられています。さんぽ道が作られ反対側まで歩いて行くことができます。赤い屋根の建物はお米とおにぎりのお店「ユニティファーム」。おにぎりが塩昆布ツナ辛子マヨなど10種類、店内にイートインがあり店内で召し上がる場合はお味噌汁(有料)をつけることもできます。イチゴのアイスクリームやお米(ななつぼし、ゆめぴりか)を売っています。
●レストラン [TOPへ]
月形町(すべて国道275号沿い)
- 「やきとりボーイ 月形店」(0126-53-3515、月形町1521)。道の駅向かい、晴れた日には店の前に椅子とテーブルが並びます。50cmくらいの長さのジャンボ焼き鳥が人気で、朝のうちでないと売り切れちゃうかも…。店の中にはコンロが設置してあって、ジンギスカン、牛タン、ホルモンなどが食べられます。ご飯あり。instagram。〔🗾Googleマップ〕。
同じ敷地内にキッチンカーが出ることあり、混ぜ蕎麦などを出しています。 - 「DinerTERA(ダイナー・テラ)」(0126-37-2128、樺戸郡月形町町北農場1)11:00-14:00・18:00-21:00(金曜は夜の部のみ)/木曜定休。奇抜な形(球形・ドーム型)の建物ですぐにわかります、店の中も同じ形。ハンバーグとカレーがおすすめ。国道275号から町道への曲がり角、ホクレンの向かい側にあります。facebook。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
- 「お食事の店 ポポット」(0126-53-2885、樺戸郡月形町市北1)11:30-14:00・18:00-21:00/水曜定休。おすすめはオムライス、オムライスカレー。定食、丼もあります。国道275号沿いのホクレンから600m国道を南下。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
- 「レストハウスくうべぇ」道の駅から南西へ6km・国道275号沿い(0126-53-4302、樺戸郡月形町月ケ岡字知来乙296-4)11:00-20:00/木曜定休。ラーメンやカレー、定食。カツラーメンや激辛ラーメンもあります。ハンバーグがおすすめ。広い駐車場🅿があります。〔🗾Googleマップ〕。
- 「アートギャラリー・ポエム」道の駅から北へ1.3km・国道275号沿い(0126-53-3222、月形町北農場1011)。紹介記事。ハイカラな店名のそば屋さん。店名にふさわしく、絵画などの作品を展示してあります。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
●コンビニ・店・ガソリン・郵便局 [TOPへ] (ANRE 停電時も給油可能なGS)
「ローソン月形店」国道275号沿い(0126-53-3388、樺戸郡月形町5255)24h営業。「ファミリーマート月形皆楽公園店」国道275号沿い(0126-37-2011、樺戸郡月形町町字階楽町1)24h営業。美唄市(宮島沼)への十字路にあります。
「セブンイレブン月形町店」国道275号沿い(0126-53-2347、樺戸郡月形町字知来乙[あざ・ちらいおつ]262−18)24h営業。
月形町内のガソリンスタンドは「ホクレン」の1軒です。北方向は浦臼町に2軒(いずれも国道275号沿い)、南方向・当別町7軒(うち国道275号沿い4軒)。
「ホクレン 月形SS/JA月形町」(0126-37-2125、月形町字北農場番外地)08:00-18:00/日曜定休。ほぼ向かいが「ローソン 月形店」。〔🗾Googleマップ〕。
「月形郵便局」道の駅から南西へ1km・道道376号沿い(0126-53-2150、月形町市北5)ATMは日曜お昼まで。国道275号から西に少し入り込みます。店舗横に駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
「札比内郵便局」道の駅から北東へ7km・国道275号沿い(0126-54-3121、月形町札比内1002)ATMは土曜お昼まで。車を駐める場所に苦労するかも、コミュニティセンターが斜め向かいにあります。〔🗾Googleマップ〕。
月形町 (北から順に)
キャンプ場は「風呂事情」、もしくはつぎの「道民の森」へ月形町の観光スポット |
《道民の森 月形地区》 (観光スポットトップに戻る)
「道民の森 月形地区」皆楽公園から北西へ12km・町道経由(夏期問合せ0126-53-2355、月形町中野)5月~10月。道民の森は広大な敷地で当別町と月形町にまたがり、6つの地区(神居尻・青山ダム・牧場南・一番川・青山中央・月形)に分かれています。月形町にあるのはそのうちの「月形地区」。月形地区は木工芸や陶芸体験をテーマに整備された地区です。冬期の問合せは道民の森管理事務所(0133-22-391)。町の紹介。〔🗾Googleマップ〕。
道民の森はバンガローやテントに宿泊して楽しむところ。バンガロー(10人用4棟、4人用10棟)、学習キャンプ場(25サイト)、陶芸・木工館(利用は有料)があり、それぞれ予約が必要です(日祝は予約不可)。バンガローテントサイトいずれも炊事棟・トイレ・シャワー室(有料)は共同利用、またゴミは生ゴミ以外は持ち帰り、携帯キャリアによりつながらないことがあります。バンガローにはカセットコンロなどのレンタルがありますが、室内での調理は不可(室内の火気使用厳禁、ペット禁止)。テントサイトにはテントや寝袋、また初めての点とセットなどのレンタルあり、ペット可。キャンプ予約、料金はそう高い方ではありません、閑散期には割引あり。
《月形円山展望台》 (観光スポットトップに戻る)
「月形円山展望台」皆楽公園から北西へ2.5km・町道経由(MAP CODE:575 349 141*32、問合せ0126-53-2325、月形町赤川)。「円山公園」は明治23年に樺戸集治監の囚人たちによって植えられた600本の「日本北限の杉林」(集治監開所10周年記念植樹)のある公園(杉林は展望台手前250mにあります)。春は桜🌸、秋には紅葉で鮮やかです。展望台。杉林は「植物群落保護林」に指定。また「歴代典獄記念碑」(典獄とは監獄長のこと・現代風に言えば刑務所長ですが北海道開拓の重要な責を負う立場なので職の重さが異なります。月形氏は町の名の起源になったり、後に銅像が建てられたりしました)があります。〔🗾Googleマップ〕。
展望台は公園の中心にあります。そう高いものではありません(標高86m)が、月形の町を見晴らすには充分です。公園は最初、内務省御用掛りの月形潔が監獄の位置を定めるにあたり、石狩川が流れ、樺戸連山がそびえるこの地が囚人が逃げ出すことが難しい場所、また平地が農業に利用できる場所だろうということでこの地に決定したとのこと。
また月形(円山)と三笠(達布山)を結ぶ道路開削の基準点となったところ。のろしを上げてまっすぐな道を作ろうとしました。成果は現在の道道275号として遺っています。道路のちょうど中間あたり、旧美唄川と交差するところで幾分曲がっていますが、これは月形側の土地が泥炭の湿地だったために、道を直線にすることが難しく、やむなく曲げたところ。
月形町・円山展望台 |
月形町・北限の杉林 |
《月形樺戸博物館(北海道行刑資料館)(かばとはくぶつかん)》 (観光スポットトップに戻る)
「月形樺戸博物館」皆楽公園から西へ1.5km・月形町役場となり(0126-53-2399、月形町月形1219)開館期間3/20~11/30・09:30-17:00(開館期間中は無休)/冬期休館。有料。〔🗾Googleマップ〕。
北海道の厳しい自然に立ち向かい、開拓と警護に貢献したのは囚人、屯田兵、「内地」からの移民です。そのうちのひとつをここ、月形町の樺戸に見ることができます。
樺戸集治監本庁舎は1881(明治14)年、国内三番目の監獄として建てられました。今でこそ「網走刑務所」の方が映画などの影響で有名になりましたが、明治期は網走も含めた3つの監獄と分館の本館(北海道集治監本監)としての機能を果たしていたところです。博物館は1919(大正8)年に樺戸監獄が廃監となるまで使用されていた事務所。その後昭和後期まで役場として使われ、その後博物館(北海道行刑資料館)となりました。
集治監の当時の様子を実物資料(第一次資料)でみることができます。北海道の水道敷設、道路建設に携わった囚人たちの苦役がわかるところとなっています。明治期の北海道開発の歴史もうかがい知ることができます。囚人たちは道路開削や水道敷設など北海道開拓に欠かせないインフラを整えました。2Fには映像資料、また作業体験コーナーがあります。
博物館は2018(平成30)年、釧路集治監(標茶町)、空知集治監(三笠市)、網走監獄(網走市)とともに北海道遺産に選定されました。博物館別館は野球投手スタルヒンの銅像を彫った彫刻家・本田明二(ほんだめいじ)ギャラリーになっています。
月形町・樺戸博物館 |
博物館玄関のすり減った石段 |
〔篠津山囚人墓地〕 (観光スポットトップに戻る)
囚人墓地は現在、知来乙(ちらいおつ)というところにあります(篠津山囚人墓地、MAP CODE:575 257 764*15、樺戸郡月形町字知来乙1319)。皆楽公園から国道275号を西へ4km、国道275号上に小さな標識があります。町では「樺戸集治監の歴史コース」という月形町歴史探索の一覧を用意しています。樺戸集治監についてのくわしいことは「ライスランド深川」の記事もごらんください。紹介記事。〔🗾Googleマップ〕。
囚人たちの仕事がいかに優れていたかは、当時の月形小学校の子供たちが他校を訪問したとき、自分たちの校舎がいかに立派なものかを実感したという逸話にも残っています。月形小学校は囚人たちの手で建てられたものでした。
月形町・篠津山囚人墓地 |
〔月形潔氏之像〕 (観光スポットトップに戻る)
「月形潔氏之像」(樺戸郡月形町字月形)。博物館敷地内に像と碑が建っています。北海道の町名はほとんどがアイヌ語起源ですが、ここは人名から。月形氏に敬意を表し、その姓を町名にしました。江戸時代末期の福岡藩士。明治時代に樺戸集治監の典獄(刑務所長・現在の施設長としての刑務所長ではなく、北海道全体の開発長と考えるといいでしょう。この当時の道内道路は囚人がほとんどを建設しました)となって、赴任してきました。樺戸集治監は道内の三つの集治監(樺戸・空知・釧路)+網走分館の中心、北海道集治監本監でした。月形町を含めた一帯の郡長を務めた人です(月形町による紹介)。初代警守課長兼興業課長・海賀直常の進言により村名は「月形」になりました(1881[明治]14年)。〔🗾Googleマップ〕。
円山展望台すぐ下に難しい字が彫られた「海賀直常翁の碑」が建っています〔🗾〕。
博物館から500mほど東、「月形潔上陸の地 🗾」と「監獄波止場跡の碑 🗾」があります。当時はもちろん道路はなく、外輪船で行き来していたとのこと。波止場は鉄道や泥の開通で、1935(昭和10)年に廃止。石狩川が蛇行していたところで、現在はかなり高い堤防が築かれその堤頂に「上陸の地」、下に「波止場跡」があり、すぐそばに階段が築かれています。
樺戸集治監初代典獄・月形潔氏之像 |
囚人に動作時刻を知らせた点鐘 |
《樺戸山 北漸寺》 (観光スポットトップに戻る)
「樺戸山 北漸寺(ほくぜんじ)」(0126-53-2474、月形町市南4)。曹洞宗永平寺派の寺院、空知(そらち)地方最初の寺院。集治監初代教誨師(きょうかいし)鴻春睨(おおとりしゅんげい)が開いた寺。1883(明治16)年に開教、1885年「樺戸山北漸寺」開山。1908(明治41)年、長屋又輔典獄の時代に集治監から囚人の出役を受け、2年がかりで本堂、開山堂、書院を建設。集治監に収容された囚人は赤い服を着せられていたため「赤い人が建てた寺院」として知られていました。屋根は現在、銅に葺き替えられていますがなぜか緑青は出ていません。紹介記事。参考になる図書:吉村昭『赤い人』。〔🗾Googleマップ〕。
月形町・樺戸山 北漸寺本堂 |
囚徒の手による彫刻 |
《光輪山 圓福寺》 (観光スポットトップに戻る)
「光輪山 圓福寺」(0126-53-2504、月形町市北5-67)。真宗大谷派の寺。教誨師中嶋円諦、1887(明治20)年、中嶋布教所を創設。1896(明治29)年、集治監囚人の手により本堂が官製。これ以前、円福寺の説教所で寺子屋教育実施(知来乙小学校の前身)。紹介記事。〔🗾Googleマップ〕。
月形町・光輪山 圓福寺 |
《月ヶ湖自然公園》 (観光スポットトップに戻る)
「月ヶ湖自然公園(つきがうみ)」道の駅から南西へ7km・とってもわかりにくいところ(MAP CODE:575 195 852*57、月形町新田)。カーナビにまかせると遠いところに連れて行かれたりします。あまり情報が出てこないところ(下に道案内)。夏期には「学術自然保護地区」ということで立入禁止区域が設定されています。人があまり来ないところですが、静かな時間を過ごすにはいいところ。2024年道の駅オープンで賑やかになるかも。紹介記事。〔🗾Googleマップ〕。
月形町・月ヶ湖自然公園 |
月ヶ湖自然公園案内図 |
①道の駅方向からは、月ヶ丘の信号手前で左折。信号のところには札沼線が走っていた頃の駅跡があります。広場もそのままで、トイレは使用できます。1.25km直線を走って十字路。目印が何もありませんが、右折すると「道々月形幌向線・月形(275)・新篠津」の青色路線標識があります。右折したら150mほど進み、「月ヶ湖農村公園」の案内板のある三叉路で、左の未舗装路に入ります(③へ)。
②月形町方向からは、中小屋郵便局(0133-27-2040)前の信号を過ぎると100mで右折分岐(青い「月ヶ湖」の小さな案内板)。直進して突き当たった三叉路は左折。400mすすむと「月形藤の園」の案内板(少し位置がおかしいですが)、すぐ向こうにある右折道路(中央線あり)に入ります。約1kmすすんで、「月ヶ湖農村公園」の案内板のある三叉路で、右の未舗装路に入ります(③へ)。
③未舗装路に入った後は一か所分岐がありますが、幾分広い方の道を選んで(片方はすぐ行き止まり)、かなり起伏のある駐車場のような広場に到達。「月ヶ湖自然公園」の大きな看板(右画像)があったら、車を駐めて、歩いて湖畔まで進みましょう。湖畔までは50mほど。
月形町・月ヶ湖自然公園経路 |
●地名由来 [TOPへ]
月形町、札比内、須部津、樺戸、知来乙
《月形》
「月形」については「月形潔氏之像」をご覧ください。
《札比内(さっぴない)》
アイヌ語「さっ・ぴ・ない」(乾いた石の川)から。乾期(夏)に水がなくなることから。さっぽろの「さっ」も同様に「乾いた」、「ぽろ」は「広いところ」。
《須部津(すべつ)》
アイヌ語「しぺっ」(大きい川)から。月形町役場のすぐ南、国道275号が大きくカーブするところに「須部津川」と大きく書かれた橋(柳橋)があります。そう大きな川ではない(?)ので「本流」といった意味で使われていたのかもしれません。道北上川管内のの「士別」、「標津」(道東根室管内)と同じ語源で、集治監のあった月形では「死別」を連想させるということで「すべつ」に変更したと伝えられます。
《樺戸(かばと)》
アイヌ語の「かぱと」(スイレン科の植物コウホネのこと)に由来。今ではスイレンのようなコウホネは観賞用の水草ですが、アイヌの人々にとってその実は大切な食料だったとのこと。レンコンのようなもの位置にあるものと考えられますが、利用の仕方は乾燥して保存食にしたとのこと。
《知来乙(ちらいおつ)》
アイヌ語の「ちらい・おっ」(魚のイトウが多くいる)から。今では姿を見ることがありませんが、昔はイトウがたくさんいたのでしょう。須部津川の支流に「チライオッナイ」という川があるそうですが、確認できませんでした。
●地図 [TOPへ]
住所:北海道樺戸郡月形町81番地10 (現在地からのルートを表示)電話番号: MAP CODE:575 322 600*70
#「その他のオプション」をクリックした後、出てきた大きな地図の左側「275つきがた」の文字列の前に「札幌から」など入力し、エンターキーを押すと出発地からの距離、時間、ルートが示されます。
参考URL:
https://hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/53300/
https://hokkaido-michinoeki.jp/michiekiinfo/tsukigatainfo/53807/
https://ad.t-norte.com/lp/275tsukigata_open/
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