道の駅「てしお」(道北エリア留萌 74)
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住所:北海道天塩郡天塩町新開通4-7227-2 (現在地からのルートを表示)
電話番号:01632-9-2155 MAP CODE:530 150 756
営業時間や休館日などは「道の駅ホームページ」(おしらせ)をご覧ください
《近くの道の駅》
(東37km)なかがわ
(西)日本海
(南20km)えんべつ富士見
(北68km)わっかない
🙆 記事一覧
●トイレ事情 ●風呂事情 ●洗濯事情
●駐車可能台数
●敷地内の店 ●レストラン ●コンビニや店・ガソリン・郵便局
●観光スポットや行事
●地名由来 ●地図
24hトイレの個室はすべてウォシュレット。女子5、男子2、多機能トイレに1、おむつ交換台、かわいい子供用便器があります。それなりにきれいです。入口は建物の一番右側・自販機横です。授乳室は入り口を入ってすぐ左へ、男性も利用可の箱形授乳室が2020年、設置されました。
道の駅は天塩町の市街地にあります。道の駅の前を国道232号(愛称は「萌える天北オロロンルート」facebook)が走っていますが、店舗やガソリンスタンドなどは道の駅裏の「山手裏通」沿いにあります。道の駅のすぐ裏がとても立派な町立天塩小学校、その向こう海寄りの通りが「山手裏通」。ついでながら国道側のガラス張り尖塔のある、もっと立派な建物は町立天塩中学校です。
《天塩町》
「てしお温泉夕映」道の駅から南へ1.5km・国道232号経由(01632-2-3111、天塩郡天塩町更岸5807-04)11:00-22:00(日祝は10:00-)。入浴料ふつう。券売機あり。ボディソープ・シャンプー備え付け。和風温泉と洋風温泉があり毎日男女で入れ替え(朝6:00)。〔🗾Googleマップ〕。
この温泉の湯はアンモニア臭がするということで知られているのですが、実際には気づかない人もいるくらい。前もって知っていれば鼻の奥が少しつんとするかなという程度です。アンモニアより塩分濃度がとても高いことを強調したいですね。褐色の湯。
高温湯はさすがに熱いです(だれも入ってなかったよ、最近は熱い湯はあまり好まれないみたい。美深でも高温湯には誰もいませんでした)が、ほかの浴槽の湯温はちょうど良いくらい。利尻富士と大きな夕日が落ちるのを眺めながら露天風呂に入湯できます。サウナあり。
2018年にリニューアル、施設が大きく素晴らしい。脱衣所手前に鍵付きの小さいロッカーと少し大きいロッカーがあります。脱衣所内のロッカーは鍵が取り外されています。扇風機、ドライヤーあります。レンタルタオル(有料)あり。1Fに休憩室、ウォーターサーバーがあります。2021年に洗濯機と電気式乾燥機を1セット設置しました(コインランドリー)。併設のレストランで昼食と夕食が摂れます(営業時間11:30-14:00・17:30-20:00)。道の駅同様「しじみラーメン」が一推し。またマヨネーズ容器入りのプリン(ふつうのとチョコプリン)が売店で販売です、ちゅうちゅうするのがお作法。外にガンダムのマンホール蓋あり。
付帯施設に、ランニングマシーンなどのあるフィットネス室(低料金有料)。サービスとして電動アシストやロードバイクなどの自転車のレンタル(有料)。宿泊が可能です(予約、二食付きはそれなりの料金、一食付きや素泊まりは安い)。
大型・普通車・身障者用:6台・43台・2台/EV急速充電器1。天塩小学校校庭の東側に道の駅はあります。南北に走る国道232号(萌える天北オロロンルート)に沿って細長い駐車場。
画像で言うと、普通車は南側①(2列)②(1列)、大型車は北側③です。国道との間にグリーンベルトがあります。夜は大型車の駐車数が多いようです。②の数字の前が24hトイレの入口。画像はタップすると大きくなります。〔🗾Googleマップ〕。
③に6台分の大型車スペースがあるのですが、国道232号を通る大型車はこの広さには納まりきれず、夜は②にまで進出してきます。トイレ入口の前に駐めていると、朝起きてびっくり。大型車に取り囲まれていて、景色は見えず青空が見えるだけ。一瞬どこに来たのだろうと思うかもしれません、ここはどこ?
少し不便かもしれませんが、①に駐めるのが無難でしょう。また大型車は一晩中エンジンをかけっぱなしのことが良くあります。
「てしお」にはレンタサイクルがあります。
天塩町は大きなしじみが獲れることで有名。町の特産です。道の駅のレストランも、温泉でもしじみ推し。しじみ弁当やしじみ汁、なんと、おすすめ「しじみ潮ラーメン」があります。
ということで、駅舎内一番目を引くのはレストラン(夏11:00-17:00/冬11:00-15:00・冬期日曜定休)。「道の駅てしおレストラン」と書かれた大きなメニューにつられて足を向けてしまいます。何ができるか一目瞭然。左に「ラーメン、そば、うどん」と並び、右側には「カレー、どんぶり、定食が並びます。カレーはやはり「ホッキカレー」、そばは「にしんそば」、鮭イクラ丼は期間限定です。
売店もしじみ推しです。しじみのお吸い物、しじみの甘辛味噌、しじみスープなど。なんと、「しじみ茶」なるものまで。生きたシジミももちろん売っています。またなつかしの瓶入りドリンク自販機があります。
道の駅名物のアイスクリームは売店で。ここの名物は「どらソフト」。どら焼きの皮にアイスクリームが挟んでありますが、それが5cm以上の高さ。またマヨネーズの容器に入った「てしおプリン」あり。
1F玄関脇にレンタサイクル、2Fの休憩室に「天塩町町歩きガイド」。道の駅スタンプは休館日でも押せます。
《道の駅と温泉》
道の駅のレストランは夏11:00-17:00/冬11:00-15:00・冬期日曜定休で営業。
「てしお温泉夕映レストラン」は11:30-14:30・17:30-20:00の営業時間。
天塩町観光協会がまとめた「食事スポット」も参考に。
《市街地・道の駅周辺の食事処》 (レストラントップに戻る)
〔市街地の菓子店〕 (レストラントップに戻る)
《郊外のアイスクリームやチーズ店》 (レストラントップに戻る)
《肉うどんうんちく》 (レストラントップに戻る)
天塩だけでなく、北海道で「肉うどん」や「肉そば」を注文するときは気をつけて。道外で、肉うどんといえば牛肉がのっかってますが、北海道の「肉うどん」は「豚肉うどん」のこと。丼はさすがに「牛丼」と呼ぶので間違えませんが、「肉を載せた丼」は「豚どん」が主流です。券売機で「肉うどん」、「肉そば」を注文するときは、よく考えてボタンを押しましょ。「豚肉うどん」とは書いていません。ちなみに「さいごうどん」はうどんでも丼でもなく、人の名前。
「すき焼き」も同様で、家庭で作るすき焼きの材料は牛ではなく、豚肉なのです。さすがに店のすき焼きは豚を出すところはないようですが…。室蘭の「焼き鳥」の肉は豚肉です。
天塩町の店舗、「セイコーマート天塩川口店」の周辺はガソリンスタンド、ツルハドラッグ、DCMニコットが集中。
天塩町のガソリンスタンドは山手裏通りに3軒並び、ホクレンが国道沿いにあります。
天塩町の郵便局は市街地と雄信内にあります。 (コンビニトップに戻る)
道の駅「てしお」は日本海側最北の道の駅。赤煉瓦風タイルで駅舎は全面覆われています。旧町役場の建物(現在「天塩川歴史資料館」)は赤煉瓦造り。野幌産のレンガを町職員が積み上げました。いまの町役場は建物こそ白く塗られていますが、基礎部分には赤煉瓦が用いられています。北の寒さに耐えるためでしょうか。
天塩で訪れたいところはやはり天塩川。全国第4位、道内第2位の長さを誇ります。河口では大ぶりのしじみが獲れ、町の特産になっています。汽水域にある天塩川本流・支流やパンケ沼で天塩産として育てられています。昔は天塩もニシン漁が盛んだったところ。しかし天塩も例に漏れず、昭和時代に入り漁獲高は急速に減っていきました。そこで「獲る漁業」から「育てる漁業」への転換を町は図り、現在のシジミ漁があるのです。
天塩川の一番の特徴は河口付近の砂州(浜堤)。砂州は幌延町の域内ですが、約10kmにわたり続きます。なぜこんなに長い砂州ができたのか、なぜ内陸からそのまま日本海へと注ぎ込まなかったのかなど不思議がいっぱいです。
天塩町の観光スポットはほとんどが道の駅の周りにあります。
《川口遺跡風景林》 (観光スポットトップに戻る)
「川口遺跡風景林」道の駅から北へ2km・道道106号沿い(MAP CODE: 830 824 278*28、天塩町川口1461)開設期間5月1日〜10月31日。〔🗾Googleマップ〕。
天塩川沿岸の砂丘林。幅200m、長さ1.5kmの範囲にわたり230基もの竪穴住居群が分布。続縄文期、擦文文化期、オホーツク文化期の暮らし(3世紀~近世)を知ることのできる遺跡です。入ってすぐのところに当時の住居が復元されています。縦穴の穴ポコがたくさんあります。縦穴の大きさは最小2m四方~11mX9m四方。「四方」と書いたのは穴は円形ではなく、方形(四角)で中には正方形のものもあるという。発掘されたものは下に挙げた「天塩川歴史資料館」に納められています。トレッキング道の一部でもあり、散策を楽しむこともできます。
《天塩厳島神社》 (観光スポットトップに戻る)
「天塩厳島神社」道の駅から北へ1.7km(MAP CODE:830 824 009*14、01632-2-1036、天塩町川口基線1226番地)は江戸時代後期の1804年起源。その後移転、改修を経て現在地に祀られ、天塩町の有形文化財になっています。「川口」という地名でわかるように、天塩川河口すぐそばにあります。参道入口には駐車場(画像左側)があり、その奥が「天塩いつくしま公園」(トイレ🚻あり)です。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
祭神は市岐島姫命(いちきしまひめのみこと)、社殿は神明造。
《天塩川歴史資料館》 (観光スポットトップに戻る)
「天塩川歴史資料館」道の駅から北西250m(01632-2-2071、天塩町新栄通6丁目)開館期間4月20日~10月31日10:00-17:00まで/月曜休館・冬期休館。有料。赤煉瓦でできた旧町役場を利用しています。赤レンガがきれいな、瀟洒な建物。〔🗾Googleマップ〕。
主として開拓期の地域住民の歴史・生活を辿る資料、生活道具、仕事道具、狩猟道具類などを展示。天塩地域の得意なものとして、「テシオコククジラ」の化石を東部、胸部などいくつかに分けて展示しています。
《天塩川河川公園》水上ステージ、親水広場、🚻 (観光スポットトップに戻る)
「天塩川河川公園」道の駅から西へ750m・町道突き当たり(MAP CODE:830 794 073*28、問合せ01632-2-1729、天塩町海岸通地先 天塩川河川敷地)解放期間5月~10月・冬期除雪なし。トイレ2棟、東屋1棟、休憩所、カヌーポート(要許可申請)、桟橋を備えた、天塩町らしい公園です。ごみ持ち帰り。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
幌延町から流れてきた天塩川が日本海に注ぎ込まず、海岸線の内側を8kmほどずっと流れ、天塩町市街地でようやく海に注ぎ込むのが見られるところ。しじみの宝庫、砂州は天然の防波堤(現在は幌延町域内)となり、大昔には良い漁港、良い漁場となったところ。海のような、海跡湖のような天塩川の最下流を見てみましょう。向こうに砂州がなければ海かと思ってしまうほど広いです。こうした流れになるのは、河口近くがほとんど平坦な北海道ならでは。
川に張りだした木製の河床があります。トイレは2カ所(ひとつは左画像の左手・灯台風の建物)に、レストハウスもあります。右画像は日本海に浮かぶ利尻山。公園からはオトンルイの風力発電所も見えます。
《鏡沼海浜公園》🚻、はまなすの丘 (観光スポットトップに戻る)
「鏡沼海浜公園」道の駅から南へ1.7km(MAP CODE:830 734 855*71、天塩町字更岸7476番地)5月~10月の開設09:00-21:00。7月初旬の「しじみまつり」、9月初旬の「味覚まつり」などのイベント会場にも使われる公園。ここにも、右手を目の上にかざした松浦武四郎さんの像が建っています。歌碑の歌は二首、「蝦夷人のみそぎなしける天盬川 今宵ぞ夏のとまりをばしる」、「ながむれば渚ましろに成にけり てしほの浜の雪の夕暮れ」。夏と冬にも来ていたことがわかります。〔🗾Googleマップ〕。
沼の西側中程まで南下すると、ほどほどの高さの展望デッキがあります。ここは遠くを眺めるより、周辺のハマナスを眺めるところ。群生地になっています。花期は6月後半~8月。西側は海、天塩漁港です。
〔バンガロー、ライダーハウス、キャンプ場〕
バンガロー(13棟、要予約、低料金)やライダーハウス(驚きの低料金、女性専用棟あり)のあるキャンプ場(5月~10月開設期間中問合せ 01632-2-1830)があります。オートキャンプ場(8区画)は要予約、炊事場2棟、トイレ(3棟、道路沿い丸い建物の方にウォシュレットあり)、ランドリー(要受付)があります。貸しテント(要予約)があります。「てしお温泉夕映」がすぐそば。利用料金。
キャンプ場は道の駅から南西へ1.5km・町道沿い。道の駅よりこちらへの移動を勧めます。〔🗾Googleマップ〕。
《JR宗谷線・雄信内駅跡》
「JR雄信内駅跡」は幌延町の案内に記載しました。「エーコープ雄信内」と「雄信内郵便局」が天塩町内にあります。〔🗾Googleマップ〕。
《天塩》
「天塩」はアイヌ語「てしゅ」「てっし」(魚を捕る仕掛け・梁)に由来し、「てしおぺっ」(梁の多い川)が転訛したものとされます。名前由来の場所は天塩町ではなく、美深町にあります。梁(やな)状になった岩(てっし)が川を幾筋も横切っていたところから「てしおぺっ」(「ぺっ」は川の意)になったのだとか。
「てっし」状の岩は、美深町紋穂内(もんぽない)の美深アイランド「せせらぎ水路」にあります。こちらは再現てっしで、飛び石が「てっし」状になっています。実物は、JR宗谷線の無人駅・恩根内駅近く、国道40号と天塩川が交差する恩根内大橋あたりにその面影を残しているところがあります。「大橋」からだと歩道の反対側・上流に見えます。ただ大橋から見るのは車の往来があるので危険です。「せせらぎ水路」は道の駅「びふか」のすぐ裏手、恩根内大橋は「びふか」の北4kmです。
天塩川は北見山地にある天塩岳(士別市と紋別郡滝上町にまたがる標高1,558mの山)を源とし、延長256kmの大きな川、全国第4位、道内第2位の長さ。独特の景観で北海道遺産の川です。天塩岳は天塩川と石狩川の分水嶺(朝日町/上川町)になっています。天塩町には2025年現在、2,600人ほどのひとが暮らしています。
冬の天塩川を見に来るのはなかなか難しいことですが、もし機会があれば3月以降天塩川の氷が割れる頃を狙ってくるといいでしょう。全面氷だった川面が少しずつ割れ(解氷)、下流に流れてゆくのを観察できます。2023年、2025年は3月上旬。中川町では「大解氷」の日時を当てるクイズが行われています。
二月に来れば、全面結氷の天塩川を見ることができます。水の流れる川がなぜ凍るのか、不思議なところです。
《雄信内》
雄信内川のアイヌ語名「おぬぷんない」(河口に原野のある川)に由来。ただし、幌延町では「おのっぷない」が天塩町に入ると「おのぶない」、「おのぷない」に微妙に変化。
住所:北海道天塩郡天塩町新開通4-7227-2 (現在地からのルートを表示)
電話番号:01632-9-2155 MAP CODE:530 150 756
#「その他のオプション」をクリックした後、出てきた大きな地図の左側「道の駅てしお」の文字列の前に「札幌から」など入力し、エンターキーを押すと出発地からの距離、時間、ルートが示されます。
参考URL:
https://www.michi-no-eki.jp/stations/views/18859
http://www.hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/2467/
http://www.teshiotown.hokkaido.jp/?page_id=98
#cheap & clean_stay_in_vehicle_at_MichinoEki_Hokkaido
概要(最終訪問日:2025年5月24日)
《この道の駅のミッション❓》 名物「しじみラーメン」、ホタテやタコがゴロゴロ入った「えんべつコロッケ」をいただく
- 道北エリア(留萌管内)、国道232号沿いの道の駅、2017年設置(設置番号74)
- スタンプは😀24時間押印可能(休館日も押せます)
- 24hトイレはウォシュレット(快適度8)
- 市街地の道の駅。温泉、コンビニ、ガソリンスタンドいずれもわりと近くです
- トラックの往来・休憩が多いので、駐車場はいくぶん狭い感じ、微妙に傾斜しています(車中泊度◯)
- 町の特産は「しじみ」
- 天塩川河口の大きな公園から見る川と日本海は迫力があります
- 天塩川河口の長さ10km近く続く河岸段丘は(幌延町)一見の価値あり
- キャンプ場は「観光スポット」の最後に記載しました
住所:北海道天塩郡天塩町新開通4-7227-2 (現在地からのルートを表示)
電話番号:01632-9-2155 MAP CODE:530 150 756
営業時間や休館日などは「道の駅ホームページ」(おしらせ)をご覧ください
《近くの道の駅》
(東37km)なかがわ
(西)日本海
(南20km)えんべつ富士見
(北68km)わっかない
🙆 記事一覧
●トイレ事情 ●風呂事情 ●洗濯事情
●駐車可能台数
●敷地内の店 ●レストラン ●コンビニや店・ガソリン・郵便局
●観光スポットや行事
●地名由来 ●地図
24hトイレはきれいなウォシュレット、貼り紙に圧倒される
24hトイレの個室はすべてウォシュレット。女子5、男子2、多機能トイレに1、おむつ交換台、かわいい子供用便器があります。それなりにきれいです。入口は建物の一番右側・自販機横です。授乳室は入り口を入ってすぐ左へ、男性も利用可の箱形授乳室が2020年、設置されました。
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道の駅「てしお」24hトイレ入口 |
道の駅は天塩町の市街地にあります。道の駅の前を国道232号(愛称は「萌える天北オロロンルート」facebook)が走っていますが、店舗やガソリンスタンドなどは道の駅裏の「山手裏通」沿いにあります。道の駅のすぐ裏がとても立派な町立天塩小学校、その向こう海寄りの通りが「山手裏通」。ついでながら国道側のガラス張り尖塔のある、もっと立派な建物は町立天塩中学校です。
天塩町
《天塩町》
「てしお温泉夕映」道の駅から南へ1.5km・国道232号経由(01632-2-3111、天塩郡天塩町更岸5807-04)11:00-22:00(日祝は10:00-)。入浴料ふつう。券売機あり。ボディソープ・シャンプー備え付け。和風温泉と洋風温泉があり毎日男女で入れ替え(朝6:00)。〔🗾Googleマップ〕。
この温泉の湯はアンモニア臭がするということで知られているのですが、実際には気づかない人もいるくらい。前もって知っていれば鼻の奥が少しつんとするかなという程度です。アンモニアより塩分濃度がとても高いことを強調したいですね。褐色の湯。
高温湯はさすがに熱いです(だれも入ってなかったよ、最近は熱い湯はあまり好まれないみたい。美深でも高温湯には誰もいませんでした)が、ほかの浴槽の湯温はちょうど良いくらい。利尻富士と大きな夕日が落ちるのを眺めながら露天風呂に入湯できます。サウナあり。
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てしお温泉夕映(鏡沼から) |
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てしお温泉夕映(玄関側) |
2018年にリニューアル、施設が大きく素晴らしい。脱衣所手前に鍵付きの小さいロッカーと少し大きいロッカーがあります。脱衣所内のロッカーは鍵が取り外されています。扇風機、ドライヤーあります。レンタルタオル(有料)あり。1Fに休憩室、ウォーターサーバーがあります。2021年に洗濯機と電気式乾燥機を1セット設置しました(コインランドリー)。併設のレストランで昼食と夕食が摂れます(営業時間11:30-14:00・17:30-20:00)。道の駅同様「しじみラーメン」が一推し。またマヨネーズ容器入りのプリン(ふつうのとチョコプリン)が売店で販売です、ちゅうちゅうするのがお作法。外にガンダムのマンホール蓋あり。
付帯施設に、ランニングマシーンなどのあるフィットネス室(低料金有料)。サービスとして電動アシストやロードバイクなどの自転車のレンタル(有料)。宿泊が可能です(予約、二食付きはそれなりの料金、一食付きや素泊まりは安い)。
●洗濯事情
天塩町、遠別町そのほか
天塩町に(ガス式)コインランドリー店舗はありません-
店舗形式のコインランドリー(ガス乾燥)
- (直近)南方向は遠別(「てしお」から20km)道の駅「えんべつ富士見」内。現金不可。2024年開店。
さらに南は羽幌(63km)。 - 北方向は稚内(68km)。
- オホーツク側は稚内から紋別まで(206km)ありません。
- 中央部は2022年、美深町市街(92km)に開店しました。
●駐車可能台数 (ここは泊まれますか?・道の駅のWi-Fi)
大型・普通車・身障者用:6台・43台・2台/EV急速充電器1。天塩小学校校庭の東側に道の駅はあります。南北に走る国道232号(萌える天北オロロンルート)に沿って細長い駐車場。
画像で言うと、普通車は南側①(2列)②(1列)、大型車は北側③です。国道との間にグリーンベルトがあります。夜は大型車の駐車数が多いようです。②の数字の前が24hトイレの入口。画像はタップすると大きくなります。〔🗾Googleマップ〕。
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道の駅「てしお」駐車場 |
③に6台分の大型車スペースがあるのですが、国道232号を通る大型車はこの広さには納まりきれず、夜は②にまで進出してきます。トイレ入口の前に駐めていると、朝起きてびっくり。大型車に取り囲まれていて、景色は見えず青空が見えるだけ。一瞬どこに来たのだろうと思うかもしれません、ここはどこ?
少し不便かもしれませんが、①に駐めるのが無難でしょう。また大型車は一晩中エンジンをかけっぱなしのことが良くあります。
「てしお」にはレンタサイクルがあります。
●敷地内の店
天塩町は大きなしじみが獲れることで有名。町の特産です。道の駅のレストランも、温泉でもしじみ推し。しじみ弁当やしじみ汁、なんと、おすすめ「しじみ潮ラーメン」があります。
ということで、駅舎内一番目を引くのはレストラン(夏11:00-17:00/冬11:00-15:00・冬期日曜定休)。「道の駅てしおレストラン」と書かれた大きなメニューにつられて足を向けてしまいます。何ができるか一目瞭然。左に「ラーメン、そば、うどん」と並び、右側には「カレー、どんぶり、定食が並びます。カレーはやはり「ホッキカレー」、そばは「にしんそば」、鮭イクラ丼は期間限定です。
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天塩町マスコット・てしお仮面 |
売店もしじみ推しです。しじみのお吸い物、しじみの甘辛味噌、しじみスープなど。なんと、「しじみ茶」なるものまで。生きたシジミももちろん売っています。またなつかしの瓶入りドリンク自販機があります。
道の駅名物のアイスクリームは売店で。ここの名物は「どらソフト」。どら焼きの皮にアイスクリームが挟んでありますが、それが5cm以上の高さ。またマヨネーズの容器に入った「てしおプリン」あり。
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道の駅「てしお」 |
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駅舎内のお店(右手冷蔵庫にしじみ) |
1F玄関脇にレンタサイクル、2Fの休憩室に「天塩町町歩きガイド」。道の駅スタンプは休館日でも押せます。
●レストラン
《道の駅と温泉》
道の駅のレストランは夏11:00-17:00/冬11:00-15:00・冬期日曜定休で営業。
「てしお温泉夕映レストラン」は11:30-14:30・17:30-20:00の営業時間。
天塩町観光協会がまとめた「食事スポット」も参考に。
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道の駅レストラン |
《市街地・道の駅周辺の食事処》 (レストラントップに戻る)
- (昼)「あげいん」道の駅から北へ100m・道道484号沿い(01632-2-2525、天塩町新開通6丁目)11:00-15:00。昭和チックな純喫茶という感じの店。しじみラーメン、ボリューミーなカツカレーがおすすめ。。〔🗾Googleマップ〕。
- (夜)居酒屋「居酒屋桜新町」道の駅から北西へ450m・山手裏通沿い(01632-2-1716、天塩町山手裏通6-1200)18:00-24:00/日曜定休。刺身からパスタ、ピザまで、おしゃれな品揃え。飲み放題あり。イカ刺し、カマンベールとカボチャの天ぷらなんかおすすめ。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
- (夜)焼肉「焼肉の店たちばな」(01632-2-1437、天塩町海岸通5丁目)17:00-23:00。ラム肉、サフォーク種羊の焼肉可。カウンターと小上がり。ガスのロースターで焼き、煙もくもく。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
- (夜)居酒屋「はまなす」道の駅から西へ600m・町道沿い(01632-2-1356、天塩町山手通5丁目)18:00-24:00/月曜定休。しじみラーメンとあんこうザンキが人気、ザンギは肉厚でおすすめ。instagram。〔🗾Googleマップ〕。
- (昼)「ドライブインてしお」道の駅から南下900m・町道沿い(01632-2-2042、天塩町川口5788-15)10:00-13:00。入口、建物から昭和を感じるドライブイン。ラーメン、そば・うどん、カレー、丼物、定食。ちょっと割安なカツ丼+ラーメンなどのセットものあり。となりが「セイコーマート あかつか天塩店」(01632-9-2023)。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
〔市街地の菓子店〕 (レストラントップに戻る)
- 菓子「とらや菓子司」(01632-2-1777、天塩町海岸通5)09:00-18:00(日曜は15:00まで)。おすすめはブランデーケーキ(車の運転に注意)とライダーに人気の白いミルクプリンや黒いプリン。和菓子やパンも置いています。天塩コーヒーあり。消防署の向こう側共同駐車場🅿あり(店の前でもよいそう)。〔🗾Googleマップ〕。
《郊外のアイスクリームやチーズ店》 (レストラントップに戻る)
- 「ウノカフェ」道の駅から南へ7km・町道沿い(01632-2-3218、天塩町字サラキシ2015-2)11:00-16:00。コーヒー、ミルク、プリン、アイスクリームなど。周辺は牧場です。〔🗾Googleマップ〕。
- 「べこちちファクトリー」道の駅から東へ22km・国道40号沿い(01632-4-3553、天塩町字タツネウシ3416-34)5月~10月は金土日曜、11月~4月は土日曜の営業10:00-16:00。アイスクリームとチーズの店。店内では食べられません。facebook〔🗾Googleマップ〕。
《肉うどんうんちく》 (レストラントップに戻る)
天塩だけでなく、北海道で「肉うどん」や「肉そば」を注文するときは気をつけて。道外で、肉うどんといえば牛肉がのっかってますが、北海道の「肉うどん」は「豚肉うどん」のこと。丼はさすがに「牛丼」と呼ぶので間違えませんが、「肉を載せた丼」は「豚どん」が主流です。券売機で「肉うどん」、「肉そば」を注文するときは、よく考えてボタンを押しましょ。「豚肉うどん」とは書いていません。ちなみに「さいごうどん」はうどんでも丼でもなく、人の名前。
「すき焼き」も同様で、家庭で作るすき焼きの材料は牛ではなく、豚肉なのです。さすがに店のすき焼きは豚を出すところはないようですが…。室蘭の「焼き鳥」の肉は豚肉です。
●コンビニ・店・ガソリン・郵便局 (ANRE 停電時も給油可能なGS)
天塩町の店舗、「セイコーマート天塩川口店」の周辺はガソリンスタンド、ツルハドラッグ、DCMニコットが集中。
- 「セイコーマート天塩川口店」道の駅から北へ850m・国道232号沿い(01632-2-3526、天塩町字川口5692-2)06:00-24:00。6席のイートイン、ホットシェフあり。向かいが「ホクレン 天塩セルフSS」(01632-2-1334)、斜め向かいが「ツルハドラッグ天塩店」(01632-2-1268)。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
- 「セイコーマートあかつか天塩店」道の駅から南へ1.0km・町道沿い(01632-9-2023、天塩郡天塩町字川口5788-6)06:00-23:00。国道232号とは別の海寄りの道(山手裏通)。ホットシェフあり。となりが「ドライブインてしお」(01632-2-2042)。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
- 「ツルハドラッグ天塩店」道の駅から北へ800m・国道232号沿い(01632-2-1268、天塩町字川口5690-3)09:00-21:00。薬品以外にも、食料品、日用品、化粧品あり。100円ショップ「キャンドゥ」併設。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
- 「中央スーパー天塩店」道の駅から北へ800m・山手裏通り沿い(01632-9-2525、天塩町新栄通11丁目)09:00-20:00。品揃えに少し難あり。周りのお店より価格の安い品が出ることがある。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
- 「DCMニコット 天塩店」道の駅から北へ750m・新地通り沿い(01632-9-1100、天塩町新栄通10丁目)09:00-20:00。ホームセンターだが、日用品、衣料、食品(米、野菜、くだもの)まで。プラモデル(ガンダム)の種類が多い。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
- 「てしおフードセンター」道の駅から西へ650m・町道沿い(01632-2-1133、天塩町山手通5丁目)09:00-18:00・日曜定休。食料品、米、雑貨、弁当。となりが菓子店「とらや菓子司」(01632-2-1777)。店舗前に駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
- 「エーコープ 雄信内店(おのぶない)」道の歴から東へ17.2km・雄信内1条通線沿い(01632-4-3441、天塩町オヌプナイ3761)09:30-17:00/土日曜定休。農協系列のスーパー。品数は多くはありませんが、ふつうにスーパーです。2025年廃止のJR宗谷線「雄信内駅(おのっぷない)」(幌延町内)から南西へ2.6kmにあるスーパーです。裏手に駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
〔雄信内〕 (コンビニトップに戻る)
天塩町のガソリンスタンドは山手裏通りに3軒並び、ホクレンが国道沿いにあります。
- 「ENEOS天塩SS / 協立石油」道の駅から西へ小学校を越えてすぐ裏手・山手裏通沿い(01632-2-1231、天塩町新栄通4丁目)07:30-19:00(日祝08:00-18:00)/休みなし。〔🗾Googleマップ〕。
- 「ENEOS天塩SS / 水口商店」道の駅から北西へ400m・山手裏通沿い(01632-2-1276、天塩町新栄通7丁目)07:00-19:00/元旦のみ休み。手持ちスプレー式洗車機あり。〔🗾Googleマップ〕。
- 「apollostation 天塩SS/新天塩石油」道の駅から北西へ650m・山手裏通沿い(01632-2-1008、天塩郡天塩町新栄通8丁目)07:30-18:30。天塩町役場(01632-2-1001)のほぼ真向かい。〔🗾Googleマップ〕。
- 「ホクレン 天塩セルフSS / JAるもい」道の駅から北へ850m・国道232号沿い(01632-2-1334、天塩郡天塩町字川口5690-14)08:30-18:00/日曜定休。手持ちスプレー式洗車機あり。セイコーマート天塩川口店(01632-2-3526)の向かい。〔🗾Googleマップ〕。
- 雄信内(おのぶない)にガソリンスタンドはありません。 (コンビニトップに戻る)
天塩町の郵便局は市街地と雄信内にあります。 (コンビニトップに戻る)
- 「天塩郵便局」道の駅から西へ550m・道道484号沿い(01632-2-1570、天塩郡天塩町海岸通5丁目55-4)ATMの取扱は日曜15:00まで。玄関横に駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
- 「雄信内郵便局(おのぶない)」道の駅から東へ17km・道道256号沿い(01632-4-3300、天塩町オヌプナイ5511-7)ATMは土曜お昼まで。「エーコープ 雄信内店」はすぐ近く(150m東)。向かいがとても大きな「NOSAI留萌北部家畜診療所」(01632-4-3367)。店舗前に1台分ほど駐車スペース🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
〔雄信内〕
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道の駅「てしお」と観光スポット |
道の駅「てしお」は日本海側最北の道の駅。赤煉瓦風タイルで駅舎は全面覆われています。旧町役場の建物(現在「天塩川歴史資料館」)は赤煉瓦造り。野幌産のレンガを町職員が積み上げました。いまの町役場は建物こそ白く塗られていますが、基礎部分には赤煉瓦が用いられています。北の寒さに耐えるためでしょうか。
天塩で訪れたいところはやはり天塩川。全国第4位、道内第2位の長さを誇ります。河口では大ぶりのしじみが獲れ、町の特産になっています。汽水域にある天塩川本流・支流やパンケ沼で天塩産として育てられています。昔は天塩もニシン漁が盛んだったところ。しかし天塩も例に漏れず、昭和時代に入り漁獲高は急速に減っていきました。そこで「獲る漁業」から「育てる漁業」への転換を町は図り、現在のシジミ漁があるのです。
天塩川の一番の特徴は河口付近の砂州(浜堤)。砂州は幌延町の域内ですが、約10kmにわたり続きます。なぜこんなに長い砂州ができたのか、なぜ内陸からそのまま日本海へと注ぎ込まなかったのかなど不思議がいっぱいです。
天塩町の観光スポットはほとんどが道の駅の周りにあります。
《川口遺跡風景林》 (観光スポットトップに戻る)
「川口遺跡風景林」道の駅から北へ2km・道道106号沿い(MAP CODE: 830 824 278*28、天塩町川口1461)開設期間5月1日〜10月31日。〔🗾Googleマップ〕。
天塩川沿岸の砂丘林。幅200m、長さ1.5kmの範囲にわたり230基もの竪穴住居群が分布。続縄文期、擦文文化期、オホーツク文化期の暮らし(3世紀~近世)を知ることのできる遺跡です。入ってすぐのところに当時の住居が復元されています。縦穴の穴ポコがたくさんあります。縦穴の大きさは最小2m四方~11mX9m四方。「四方」と書いたのは穴は円形ではなく、方形(四角)で中には正方形のものもあるという。発掘されたものは下に挙げた「天塩川歴史資料館」に納められています。トレッキング道の一部でもあり、散策を楽しむこともできます。
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天塩町・川口遺跡風景林竪穴住居 |
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川口遺跡案内 |
《天塩厳島神社》 (観光スポットトップに戻る)
「天塩厳島神社」道の駅から北へ1.7km(MAP CODE:830 824 009*14、01632-2-1036、天塩町川口基線1226番地)は江戸時代後期の1804年起源。その後移転、改修を経て現在地に祀られ、天塩町の有形文化財になっています。「川口」という地名でわかるように、天塩川河口すぐそばにあります。参道入口には駐車場(画像左側)があり、その奥が「天塩いつくしま公園」(トイレ🚻あり)です。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
祭神は市岐島姫命(いちきしまひめのみこと)、社殿は神明造。
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天塩厳島神社 |
《天塩川歴史資料館》 (観光スポットトップに戻る)
「天塩川歴史資料館」道の駅から北西250m(01632-2-2071、天塩町新栄通6丁目)開館期間4月20日~10月31日10:00-17:00まで/月曜休館・冬期休館。有料。赤煉瓦でできた旧町役場を利用しています。赤レンガがきれいな、瀟洒な建物。〔🗾Googleマップ〕。
主として開拓期の地域住民の歴史・生活を辿る資料、生活道具、仕事道具、狩猟道具類などを展示。天塩地域の得意なものとして、「テシオコククジラ」の化石を東部、胸部などいくつかに分けて展示しています。
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天塩川歴史資料館 |
《天塩川河川公園》水上ステージ、親水広場、🚻 (観光スポットトップに戻る)
「天塩川河川公園」道の駅から西へ750m・町道突き当たり(MAP CODE:830 794 073*28、問合せ01632-2-1729、天塩町海岸通地先 天塩川河川敷地)解放期間5月~10月・冬期除雪なし。トイレ2棟、東屋1棟、休憩所、カヌーポート(要許可申請)、桟橋を備えた、天塩町らしい公園です。ごみ持ち帰り。駐車場🅿あり。〔🗾Googleマップ〕。
幌延町から流れてきた天塩川が日本海に注ぎ込まず、海岸線の内側を8kmほどずっと流れ、天塩町市街地でようやく海に注ぎ込むのが見られるところ。しじみの宝庫、砂州は天然の防波堤(現在は幌延町域内)となり、大昔には良い漁港、良い漁場となったところ。海のような、海跡湖のような天塩川の最下流を見てみましょう。向こうに砂州がなければ海かと思ってしまうほど広いです。こうした流れになるのは、河口近くがほとんど平坦な北海道ならでは。
川に張りだした木製の河床があります。トイレは2カ所(ひとつは左画像の左手・灯台風の建物)に、レストハウスもあります。右画像は日本海に浮かぶ利尻山。公園からはオトンルイの風力発電所も見えます。
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天塩川河川公園 |
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天塩川河川公園(利尻島遠景) |
《鏡沼海浜公園》🚻、はまなすの丘 (観光スポットトップに戻る)
「鏡沼海浜公園」道の駅から南へ1.7km(MAP CODE:830 734 855*71、天塩町字更岸7476番地)5月~10月の開設09:00-21:00。7月初旬の「しじみまつり」、9月初旬の「味覚まつり」などのイベント会場にも使われる公園。ここにも、右手を目の上にかざした松浦武四郎さんの像が建っています。歌碑の歌は二首、「蝦夷人のみそぎなしける天盬川 今宵ぞ夏のとまりをばしる」、「ながむれば渚ましろに成にけり てしほの浜の雪の夕暮れ」。夏と冬にも来ていたことがわかります。〔🗾Googleマップ〕。
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鏡沼海浜公園・松浦武四郎像 |
沼の西側中程まで南下すると、ほどほどの高さの展望デッキがあります。ここは遠くを眺めるより、周辺のハマナスを眺めるところ。群生地になっています。花期は6月後半~8月。西側は海、天塩漁港です。
〔バンガロー、ライダーハウス、キャンプ場〕
バンガロー(13棟、要予約、低料金)やライダーハウス(驚きの低料金、女性専用棟あり)のあるキャンプ場(5月~10月開設期間中問合せ 01632-2-1830)があります。オートキャンプ場(8区画)は要予約、炊事場2棟、トイレ(3棟、道路沿い丸い建物の方にウォシュレットあり)、ランドリー(要受付)があります。貸しテント(要予約)があります。「てしお温泉夕映」がすぐそば。利用料金。
キャンプ場は道の駅から南西へ1.5km・町道沿い。道の駅よりこちらへの移動を勧めます。〔🗾Googleマップ〕。
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天塩町・鏡沼海浜公園 |
《JR宗谷線・雄信内駅跡》
「JR雄信内駅跡」は幌延町の案内に記載しました。「エーコープ雄信内」と「雄信内郵便局」が天塩町内にあります。〔🗾Googleマップ〕。
●地名由来
《天塩》
「天塩」はアイヌ語「てしゅ」「てっし」(魚を捕る仕掛け・梁)に由来し、「てしおぺっ」(梁の多い川)が転訛したものとされます。名前由来の場所は天塩町ではなく、美深町にあります。梁(やな)状になった岩(てっし)が川を幾筋も横切っていたところから「てしおぺっ」(「ぺっ」は川の意)になったのだとか。
「てっし」状の岩は、美深町紋穂内(もんぽない)の美深アイランド「せせらぎ水路」にあります。こちらは再現てっしで、飛び石が「てっし」状になっています。実物は、JR宗谷線の無人駅・恩根内駅近く、国道40号と天塩川が交差する恩根内大橋あたりにその面影を残しているところがあります。「大橋」からだと歩道の反対側・上流に見えます。ただ大橋から見るのは車の往来があるので危険です。「せせらぎ水路」は道の駅「びふか」のすぐ裏手、恩根内大橋は「びふか」の北4kmです。
天塩川は北見山地にある天塩岳(士別市と紋別郡滝上町にまたがる標高1,558mの山)を源とし、延長256kmの大きな川、全国第4位、道内第2位の長さ。独特の景観で北海道遺産の川です。天塩岳は天塩川と石狩川の分水嶺(朝日町/上川町)になっています。天塩町には2025年現在、2,600人ほどのひとが暮らしています。
冬の天塩川を見に来るのはなかなか難しいことですが、もし機会があれば3月以降天塩川の氷が割れる頃を狙ってくるといいでしょう。全面氷だった川面が少しずつ割れ(解氷)、下流に流れてゆくのを観察できます。2023年、2025年は3月上旬。中川町では「大解氷」の日時を当てるクイズが行われています。
二月に来れば、全面結氷の天塩川を見ることができます。水の流れる川がなぜ凍るのか、不思議なところです。
《雄信内》
雄信内川のアイヌ語名「おぬぷんない」(河口に原野のある川)に由来。ただし、幌延町では「おのっぷない」が天塩町に入ると「おのぶない」、「おのぷない」に微妙に変化。
●地図
住所:北海道天塩郡天塩町新開通4-7227-2 (現在地からのルートを表示)
電話番号:01632-9-2155 MAP CODE:530 150 756
#「その他のオプション」をクリックした後、出てきた大きな地図の左側「道の駅てしお」の文字列の前に「札幌から」など入力し、エンターキーを押すと出発地からの距離、時間、ルートが示されます。
参考URL:
https://www.michi-no-eki.jp/stations/views/18859
http://www.hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/2467/
http://www.teshiotown.hokkaido.jp/?page_id=98
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