道の駅「かみしほろ」(道東エリア十勝 127)😘
北海道の道の駅一覧(テキスト版・解説版・域内道の駅一覧)・ブログの書き方・北のチップス
住所:北海道河東郡上士幌町字上士幌東3線227-1 (現在地からのルートを表示)
電話番号:01564-7-7777 MAP CODE:424 800 584*52
営業時間や休館日などは「道の駅ホームページ」(おしらせ)をご覧ください
《近くの道の駅》
(東20km)足寄湖(2022年道の駅登録抹消)
(西30km)うりまく
(南11km)ピア21しほろ
(北東73km)層雲峡観光スポット・(北東87km)おんねゆ温泉(オホーツクエリア)
🙆 記事一覧
●トイレ事情 ●風呂事情 ●洗濯事情
●駐車可能台数
●敷地内の店 ●レストラン ●コンビニや店・ガソリン・郵便局
●観光スポットや行事(南部 ナイタイ高原牧場) ●(北部 糠平源泉郷・タウシュベツ川橋梁)
●地名由来 ●地図
道の駅の設置は2020年、トイレはぴかんぴかんです。もちろんウォシュレット、便座クリーナー、音姫つき。女子11(うちひとつにおむつ交換台、残りはベビーチェアつき)、男子4(ベビーチェアつき)。こども用小便器・手洗(低い台)あり。多機能トイレ(左利き用、右利き用)にウォシュレット、オストメイト機器、ベビーチェア、簡易ベッド。授乳室は営業時間内(09:00-18:00)で使用可。入口は駐車場方向に一番長く延びた庇のところ(画像の中心)、大きな自動ドアを通ります。画像の庇のすぐ向こうに水栓(凍結防止のため冬期使用不可)があります。
《道の駅周辺》
「上士幌町ふれあいプラザ浴場」国道237号を850m北上・右手(01564-2-4126、上士幌町字上士幌東3線236)14:00-22:00(土日祝は13:00-)/第1・3月曜日定休。入浴料は安い(道内三番目の安さ、敷地入口の看板に「おとな300円」と書いてあります)。ボディソープ・シャンプー要持参。(料金の安さにびっくりしてか、あるいは湯の色が期待していたものと違ったためか、「温泉ではない」というネット上の口コミを見かけますが)温泉です、温泉成分表(アルカリ性単純泉)が館内に貼りだしてあります。湯はいくぶん色つきかなという程度。洋風と和風の風呂があり週ごとに男女入れ替え。主浴槽、泡風呂、ジャグジー、打たせ湯。サウナ(湿式・乾式)あり。ドライヤー、ロッカーあり。マッサージ機無料。広いホール(休憩室)あり。
温泉すぐ近くに「カミシホロホテル」(01564-7-7266、上士幌町字上士幌東三線237-30)。割安のホテルが2021年にオープン。EVカー充電スタンドやレンタサイクルあり。こちらに泊まるのもなかなかいいかも。
《士幌町》
南の士幌町「しほろ温泉プラザ緑風」は南東へ17km・道道134号沿い。「しほろ温泉」をご覧ください。
《ぬかびら源泉郷》
糠平(ぬかびら)源泉郷(北へ27km)はこのページ「観光スポット」の「糠平源泉郷」に掲載しました。
《道の駅周辺》
2020年、上士幌町にコインランドリーがオープン、しかも道の駅のすぐ近く、稼働状況もネットで確認できます。
「カミシホロランドリー」(MAP CODE:424 830 315*27、上士幌町字上士幌東3線235-19)07:00-23:00。洗濯乾燥機5台、洗濯機2台、乾燥機5台、スニーカーウォッシャーあり。稼働状況。
道の駅駅舎と第二駐車場の間の道(道道337号)を600mほど奥(北)へ行ったところ、右手にあります。駐車場は充分にあり。画像左手奥に赤地に白く「くすり」(福本太陽堂薬品 01564-2-2062)と書いた看板が見えます。
《その他の町》
東・足寄町「Jabba足寄店」東へ30km・国道241号経由・242号沿い(足寄郡足寄町北3条)07:00-22:00。足寄町の道の駅すぐそばです。
西・鹿追町「Aコープ鹿追店」西へ38km・道の駅「しかおい」の近く(0156-66-2250、河東郡鹿追町新町4丁目44-1)05:00-23:00。稼働状況。
南・音更町「ホワイトピア音更」南34km(0155-31-4594、河東郡音更町木野大通東13-3-13)06:00-23:00。道の駅「おとふけ」から南2.2km(新しい道の駅おとふけ「なつぞらのふる里」からは南東4.3km)。
大型・普通車・身障者用:12・244・3/急速充電器1。
第一駐車場は駅舎前。EV充電器、屋根つき身障者用駐車スペース(お母さんと赤ちゃんの絵も描いてあります)、大型車用駐車スペースあり。おそらくわざと残したのでしょう、大うねりと言って良いくらいに起伏が大きい。車の長辺・短辺ともにうねっています。身障者用スペースはなんだかとっても(たぶん道内一)立派な屋根つき。
第二駐車場は道路を渡ったところ。「キャンピングカー用」と大きく書いてあります。駐車可能台数はここが一番多いようです。玉砂利敷きで水栓一か所あり(凍結防止のため冬期使用不可)。
第三駐車場は第二駐車場と同じ並びで国道241号寄り。玉砂利敷き。こちらは普通車用。Google Map(建物も建ち上がりましたの画像)。
国道が二本(241号、273号)通っていて、さらに道道(337号)も。大型車の往来も多く、また大型車はエンジンをかけたままなので、とくに第一駐車場は夜、かなりうるさいかもしれません。一番静かそうなのは第二駐車場の奥。街路灯がありますが、駐車場用の街灯は建っていません。
Wi-Fiは超強力な電波が飛んでいます。MICHI-NO-EKIも強力ですが、michinoeki-k...(パスワード認証)も超強力。駐車場で楽々拾えます(駅舎内でテレビを探してね)。
《レストラン》
「La Table de KAMISHIHORO」(営業時間10:30-17:00)。芝生の庭に向かって大きな窓のあるフレンチレストラン、席がゆったり配置されています。ランチタイム(10:30-15:00)に本格的コース料理をいただけます。7月下旬からはパスタも提供しています。2022年4月から「モーニングセット」を提供。
カフェ&バー(15:00-17:00)の時間にはドリンク類やデザートの盛り合わせ。
4月29日からは08:00時オープンです。駅舎に向かって右手に入口があります。画像は手前がレストラン、奥はフードコートです。
《ファーストフード》…営業時間は09:00-17:00
つぎの3軒はフードコートに向いて展開しています。フードコートの窓は高〜い窓で開放感抜群です。
「ベーカリー・トカトカ」にはもちもちの食パン、季節限定の特別な「メロンパン」あり。わかる人にはわかる「黒豆塩バターパン」もあり。パンの種類がとても多いです。
本店は道の駅から南西へ850m(営業時間10:00-17:00)。イートインあり。パンばかりでなく料理も提供。料理を注文する場合は前日までに電話予約、ナイタイ和牛を使った和牛ハンバーガー、煮込みハンバーグセットやステーキセットがあります。和牛ハンバーガーはお持ち帰りできます。店の前で牛がお出迎え。
「スイーツ・The SANDO」新感覚のモダンサンドの店。あんきなこチーズサンドや、エッグサンドがあります。ソフトクリームやコーヒーも販売。店名は「さんど」。お店独自のHPがあります。食券売機あり。
「UC STAND」十勝の食材(牛肉やジャガイモ、野菜)を使った料理、牛丼ではなく「うーしー丼」、豚丼、豚汁、牛そぼろコロッケ、芋フライなどをテイクアウトできます、カレー牛丼がおいしそう。券売機があります。向かいに広い休憩スペースがあります。店名は「ゆーしー」ではなく、「うーしー」。食券売機あり。
農畜産物の加工販売所も設置、観光案内の窓口(駅舎内一番奥)が設けられています、ふるさと納税の案内窓口も。町内の農場などから運び込まれた、野菜やジャム、また上士幌産のはちみつ、コーヒー、十勝らしく煮豆などなどが置いてあります。
《熱気球体験搭乗》
「かみしほろ」では2020年の夏から体験プログラム「熱気球体験搭乗」が始まりました(新型コロナの蔓延状況により休止の場合あり)。催行はお天気しだい(小雨や少しの風でも運行ができません)ですが、晴れれば眼下の上士幌の町がきれいに見渡せるでしょう。日程は道の駅ホームページで。当日の実施(朝07:00以降に判断)についてはtwitterもしくはinstagramで。
《レンタサイクル》
「レンタサイクル」(問合せ01564-7-7272観光協会、期間6月中旬~10月、曜日との兼ね合いで開始と終了が前後に動きます)があります。電動アシストのシティサイクルやクロスバイクもあり、ちょっとした高原なら電動なので楽々です。予約可。上士幌交通ターミナル、道の駅、ひがし大雪自然館で貸し出しです。別のサイクルステーションで乗り捨ても可能です(有料)。
国交省は防災拠点としての道の駅を計画していますが、「かみしほろ」の道の駅は発電機や仮設照明などの防災機材を備えています。
《お寿司》
◯「みどり鮨」北へ1km・道道337沿い(01564-2-2650、上士幌町字上士幌東3線235)17:00-23:00。回らないお寿司屋さんですが、お値段がリーズナブルでおいしい。
《豚丼など》
◯「金亀亭」北へ900m・道道337経由(01564-2-2332、上士幌町字上士幌東2線234)11:00-13:00・17:30-22:00。カウンターと宴会用小上がり・座敷のある店。ランチに日替わり弁当があります。豚丼や定食などおいしくいただけます。
《おそば》
◯「そば居酒屋五武庵」北へ1.1km(01564-7-7378、上士幌町字上士幌東3線237-143)11:30-14:00・17:00-24:00。せいろは細い十割そば、かけそばなどは二八そば。なかなかよい蕎麦店。黒い建物、のれんがなく、入口に難しい字で「五武庵」と書いた板きれがあるだけなので、躊躇するかもしれませんが、黒い扉を思い切って引いてみましょう。
《パスタ》
「Piccolo」北へ1km(01564-7-7860、上士幌町字上士幌東3線237-44)11:30-14:00・18:00-21:00/水曜定休。白い外壁の建物、店の前に営業時間、店内にその日のおすすめがあります。パスタ中心のメニュー、「日替わりパスタ」にコーヒーをセット、デザートとコーヒーセットなどがあります。
《鉄板焼き》
(○ 昼)「鉄板焼きレストランtobachi(トバチ)」東へ8km・道道316号経由(01564-2-5183、上士幌町字居辺229)11:00-17:00/火曜定休。十勝養蜂園の経営。十勝ハーブ牛のハンバーグ、ステーキがおすすめ。蜂蜜入りパフェあり。
《カレー》
(○ 昼)「ナシラ舎」(01564-2-4589、上士幌町居辺東8-259)11:00-17:00(原則土・日の営業・facebookで要確認)。ヨーグルトチキンカレーがおすすめですが、好みは分かれるかも。カレー売り切れの場合はドリンクを提供。facebook。
《食事・カフェ》
「カフェ・クリームテラス / 十勝しんむら牧場」西へ9km・道道337号経由(01564-2-3923、上士幌町字上音更西1-261)10:30-17:00/火水曜定休。林の中にあるカフェ。牧場に牛や山羊が放され、えさやり体験もできます。ウェルカムドリンクはミルクです。ワッフルやソフトクリームがおすすめ。カレーなどの軽食も可。ジャムなどのお土産もあります。店内はゆったりとした席の配置。
《種々の定食》
南に「畑の中のレストラン キタノモシリ」(01564-2-5510、上士幌町字居辺262)があります。営業時間は11:00-15:00(土日-17:00)/月火定休。屋根に展望台がついています。「モシリ」は「大地」の意味。
北方向「三股山荘」、「三国峠cafe」、糠平源泉郷のレストランは「観光スポット」に記しました。
《上士幌のスイーツ》🍦
「DREAM DOLCE(ドリーム・ドルチェ)」北へ1.7km(01564-9-2277 、上士幌町字上士幌東2線239番地 )09:00-18:00(冬期10:00-)/木曜定休・第3水曜休み。ジェラートやソフトクリーム、十勝の素材を使ったケーキ、焼き菓子があります。乳牛3,000頭を飼育する牧場の経営。店の前にでっかいソフトクリームのベンチがあります。ここで食べると恋が叶う・愛が実る(溶けない愛ス?)と言われています。芝生の上にもっと大きなトラクターが置いてあります。
芝生をはさんで(カメラ側)スパゲティやカレーを提供するレストラン(ドリーム・ヒル)があります。
上士幌町の「食べる」もご覧ください。
「片原商店 Aコープ上士幌店 ルピナ」セブンイレブンから北へ500m(01564-2-2067、上士幌町字上士幌東3-237)09:00-19:00。
「セイコーマート うえだ上士幌店」Aコープルピナから300m北上(01564-2-2022、上士幌町字上士幌東3線239)06:00-22:00。ホットシェフあり。
「ホクレン上士幌セルフSS / JA上士幌町」道の駅交差点の向こう側(01564-2-2038、河東郡上士幌町字上士幌東3線230)07:00-19:00。ドライブスルー洗車あり(水土日は洗車デーで撥水コートが半額)。
「出光昭和シェル 上士幌SS / 山本商会」ホクレンから国道273号を北へ300m(01564-2-2231、河東郡上士幌町字上士幌東3線234-124)。
国道273号を北上するのであれば、上士幌町の110km先、上川町にガソリンスタンド(直近)があります。途中三国峠(55km)を越え、層雲峡(86km)を通ります。残量に気をつけて。「当麻町・上川町・層雲峡観光スポット」をごらんください。
「上士幌郵便局」Aコープルピナから50m(01564-2-2100、上士幌町上士幌東3線237番地17)。ATMは日曜14:00まで。
「村上農場オンラインショップ」(上士幌町字居辺東7線213)。いろんな農作物の中でも「じゃがいも」の生産にとくに力を入れている農場。45ヘクタール東京ドームの9倍という畑で作物を生産しています。全国にじゃがいもそのほかを発送、レシピつきです。オンラインでの注文、電話注文も可です。テレビなどでも紹介されているので、多くの人に知られています。
観光スポットがたいそう多いので町をぬかびら源泉郷あたりで南北に分けて紹介します。地図上では南部と北部で色分けしています。北部についてはさらに六分割します。「熱気球体験搭乗」は「敷地内の店」に記しています。
南部は道の駅周辺です。一番の観光スポット「ナイタイ高原牧場」、またバルーンフェスティバルの会場になる「航空公園」、「航空公園キャンプ場」があります。
《ナイタイ高原牧場(ナイタイテラス)》
「ナイタイ高原牧場」(問合せ01564-7-7272上士幌町観光協会、上士幌町字上音更128-5)道の駅から北西へ18km・道道806号経由(ゲートのMAP CODE: 679 103 688*25、河東郡上士幌町上音更85-2)。麓のゲートは4月終わりに開きます。日本一広い(1,700ヘクタール)公共牧場、十勝で一番十勝らしい風景を臨めるところと言われます。展望台およびカフェは「ナイタイテラス」、前面ガラス張り。「ナイタイテラス」から6~7kmほど下ったところにゲートがあり、これが開かないと高原には登れません。
【ゲート解放期間】だいたい4月29日~11月1日、時間07:00-18:00(6月~9月 -19:00)
‥年によって異動します。2022年は4月23日(土)09:00~
【ナイタイテラス】営業時間09:00-17:00
‥期間中は無休ですが、天候によりお休みすることがあります
「ナイタイテラス」(090-3398-5049、上士幌町字上音更128-5)営業時間は上に↑。ランチメニューが三種(ナイタイ和牛のローストビーフ丼、スパイシーキーマカレー、ロコモコ丼)、10:00-16:00までの提供、ナイタイバーガーなどは09:00-16:00の提供。ソフトクリーム、テイクアウト、ドリンクは16:00までです。
《上士幌町航空公園公園とキャンプ場⛺》
「上士幌町航空公園」道の駅から北西へ2.8km(MAP CODE:424 858 708*17、上士幌町字上士幌基線241)にある広大な公園。音更川沿い、画像にあるような熱気球のオブジェが建っています。毎年8月上旬、バルーンフェスティバルが開かれ、いくつもの熱気球が上がります。キャンプ場(↓すぐ下)、パークゴルフ場を併設です、ついでながら、上士幌高校には「熱気球部」があります。
「上士幌町航空公園キャンプ場」(MAP CODE:424 858 283*52、上士幌町字上士幌基線241)は公園内にあるキャンプ場。5月~10月の開設。予約不要、要料金(夕方、料金の徴収員が回ってきます)。車中泊は駐車場(294台分のスペース)で可能、芝生の上に車を乗り入れることはできません。炊事場とトイレがあります。風呂は「温泉ふれあいプラザ浴場」(キャンプ場から南東へ2km)。分別の上で、ゴミ処理可能。バルーンフェスタとお盆の時期はたいそう混み合います。画像中、赤矢印のところから階段を上って「上士幌町航空公園」に通じます。受付は画像一番右手です。
《北海道バルーンフェスティバル》
「北海道バルーンフェスティバル」は8月上旬、航空公園で3日間にわたり開催。朝05:30から気球が飛び上がります。ライブコンサートやこどもに人気のキャラクターショー、熱気球体験搭乗、納涼花火大会、体操の時間などがあります。風の影響で気球競技が中止になることもあります。
2月上旬の2日間「上士幌ウィンターバルーンミーティング」という競技会もあります。場所は同じ航空公園。こちらも熱気球の体験搭乗やいろいろな店が出ます。
《オッパイ山祭り》
上士幌町・三股には「オッパイ山」(西クマネシリ岳・標高1635mとピリベツ岳・標高1602m)と呼ばれる山があります。アイヌの伝説(口承)では「神々の国土造りの舞台になった場所」として神聖なところです。市街あたりから見るとおっぱいが二つあるように見えるところからこのような名前で呼ばれています。「東泉園」(個人運営のもよう)では「オッパイ山祭り」が7月初旬に開かれることがあります。
「東泉園」は航空公園のほぼ対岸。アイヌ民族の聖地「ウタリの森」やアイヌの住居「チセ」、熊を入れる檻などがあります。
《旧国鉄士幌線第三音更川橋梁》
「旧国鉄士幌線第三音更川橋梁」(MAP CODE:679 376 256*41、上士幌町字黒石平)1936年建設、元小屋ダム(音更川)にかかる鉄筋コンクリートアーチ橋、橋長71m。1999年、国指定登録有形文化財。黒石平覆道、泉翠橋、駐車帯の順にあり、旧橋梁は泉翠橋の上から下流側(歩道のある方)に臨めます。この橋梁は地元NPO法人が全国から寄付を募り、2020年10月コンクリートの防水処理などの補修作業を終え、橋梁上の線路は新らたに敷設されました。五月中旬は桜の見頃。約100m下流に「ニナラの滝」という小さな滝があります。
「旧国鉄士幌線第二音更川陸橋」(上士幌町字黒石平)。1936年建設、音更川の断崖絶壁に沿った橋も近くにあります
《旧国鉄士幌線第四音更川橋梁》
「旧国鉄士幌線第四音更川橋梁」(MAP CODE:679 403 318*17、上士幌町字黒石平)1936年建設、中央部を撤去した橋梁、橋長91m。中央部は老朽化で崩壊、ではありません、撤去したものです。鱒見トンネル北西側に位置します。トンネルの上に「下の沢陸橋」あり。
《糠平ダム》
発電用の重力式ダム「糠平ダム」が、ひがし大雪自然館から2kmほどのところにあります。1956年完成。ダムの天端までの高さ76m(道内3位)、ダム堤の長さ293m(向こう岸まで渡れます)、最大水深60m。冬は2月ころに結氷し、観光資源になっています。地名のもとになった「のか・びら」(人の形)という岩はダム湖の中だそうです。また「糠平温泉」はもともとこのあたりにあったのが、ダム建設のため西へ移転しました。2021年「土木学会選奨土木遺産」。
長いダム堤を歩くことができます(ダム堤向こう側に出ることもできますが、通行禁止の場合もあります)。国道273号からダムへのアクセスは上の地図上青枠内の左上、「ダムへの入口」もしくは「湖畔道への入口」をたどってください。
近くに「ダムサイト展望台」(展望はいまいち)があります(facebook)。源泉郷からの道のりは2kmと短いですが、トンネルが2つもあります。
「糠平国道記念碑」まで来たら、国道273号から(上士幌市街からだと、左へ)折れます。糠平源泉郷はこのダムの西にあります。
冬期
源泉郷寄りに「糠平湖氷上トライアル 特設コース」が設けられます。(今では珍しくなった)スパイクタイヤで走る氷上のレースです。1月の終わりの日曜日にレースがあります。前日土曜日は公開練習日です。
また湖面が凍り付き、湖面上に早朝には水蒸気が凍ってできるフロストフラワー、また切り株が凍ってできる「きのこ氷」などを見ることができます。年により氷の緩みなどで糠平湖上の立入が全面禁止になることがあります。
「糠平湖アイスバブル探勝ツアー」が冬期は開催されています。凍り付いた湖面で、氷の下に見える泡を探そうというものです。氷の中に閉じ込められた空気は日常ではお目にかかれないもの、異次元の世界の感動を味わえます。氷上に「アイスバブルカフェ」が店開きしているかもしれません。マイナス20度の世界で味わうコーヒーもまた非日常です。ツアーに参加する場合は要予約、と同時に寒さに耐えられる服装必須(上下の防寒着、耳の隠れる帽子、厚手の防寒手袋、できればゴーグルも)。「ひがし大雪自然ガイドセンター()糠平温泉文化ホール内」(MAP CODE:679 398 549:22、01564-4-2261)の取扱です。
スノーシューやストック、長靴、スキーウェアのズボンのレンタルがあります。1月下旬は「タウシュベツ川橋梁」が氷の上に姿を見せています。
上士幌町市街地から行くと、ぬかびら源泉郷の最初の施設「鉄道資料館」、「ひがし大雪自然館」(「博物資料館」・「ぬかびら源泉郷ビジターセンター」)、「糠平温泉文化ホール」(「ひがし大雪自然ガイドセンター」)やキャンプ場を紹介します。なんだかよく似た名称の別施設が設置されているので間違わないようご注意ください。
下の地図・右の方に、「ダムへの入口」、「ダム湖畔への入口」を付加しています。糠平ダム、タウシュベツ川橋梁に行く際のルートです。
《上士幌町鉄道資料館🚂》
糠平源泉郷の入口付近にあるのは「鉄道資料館」(01564-4-2041)開館09:00-16:00/月曜休館。道の駅から北上23km。旧糠平駅跡に設置され、旧国鉄士幌線の遺産を展示しています。線路、踏切のきんこんかんこんや車両、トンネルが残されています。資料館内部には制服や車両整備の工具などが展示されています。営業当時の映像も上映されます。士幌線やアーチ橋の詳しい情報はここで提供しています。周辺に残る橋梁をめぐる前に、まずはここで情報を仕入れていくと良いと思います。
上士幌市街から糠平源泉郷にやってくると、このスポットが一番最初に現れます。国道から右手に折れます。
《キャンプ場⛺》
「国設ぬかびら野営場」は鉄道資料館とひがし大雪自然館のほぼ中間に位置します。開設期間はとても短く、6月25日~9月24日です。予約不要、要料金。トイレ、炊事場、炉あり。車両乗り入れはできません。
24hトイレ(冬期閉鎖)はつぎの「ひがし大雪自然館」の駐車場内(下の画像右手)にもあります。この駐車場で車中泊はできません。
《ひがし大雪自然館》
つぎに現れるのが、「ひがし大雪自然館」(01564-4-2323、開館09:00-17:00/水曜定休、7・8月の開館時間は前後1時間ずつ延長です)は大雪山の東側・自然に焦点を当てたセンター。「上士幌町ひがし大雪博物資料館」と「環境省ぬかびら源泉郷ビジターセンター」が入り、動植物の標本展示や調査研究を行っています。中にはきれいなトイレあり。駐車場奥に24h解放のトイレ(独立棟)があります。なおここでの車中泊はできません。
《旧国鉄士幌線糠平川橋梁》
自然館の(上の画像)右手から階段を降りていくと、「旧国鉄士幌線糠平川橋梁」があります。直線距離で230m。橋の下の糠平川は水音を奏でています。橋の向こうには立ち入り禁止のトンネルが…。「ひがし大雪自然ガイドセンター」(文化ホール)のツアーにも組み込まれています。上を歩いて渡れ、下から眺めることもできます(散策路あり)、橋長63.3m。ガイドセンターによると紅葉の秋あるいは冬がおすすめだそう。
《糠平温泉文化ホール(ひがし大雪自然ガイドセンター)》
「糠平温泉文化ホール」(MAP CODE:679 398 549 22)は源泉郷のほぼ中心、「温泉公園」(足湯、カフェあり)のすぐ近くにあります。「ひがし大雪自然ガイドセンター」が入っています(01564-4-2261)。画像では中央の建物、左手は戸外トイレです。タウシュベツ川橋梁ツアーや糠平湖の冬のツアーなどはここで取り扱っています。
「糠平源泉郷」は山奥の秘境にある温泉地、糠平湖の南に位置します。1919(大正8)年に発見、泉質はナトリウム・塩化物炭酸水素塩泉(重曹泉)。9軒ほどの宿があり、日帰り入浴をさせてくれるところもあります。すべて「源泉かけ流し」の温泉です(源泉温度が高いため加水の場合あり)。冬は湖が凍るなど自然環境の厳しいところですが、文化ホールや「ひがし大雪自然ガイドセンター」、「鉄道資料館」、「ぬかびら川源泉郷スキー場」、そして2019年度までは小学校までありました。
南方からは国道273号を北上するか、道道85号・パールスカイラインを然別湖から北進します。道道は冬期、幌鹿峠(標高1,080m)で除雪なし・通行止めになります。
《ぬかびら源泉郷・宿泊施設(日帰り入浴)》
「糠平源泉郷」道の駅から北へ24km・国道273号沿い(01564-4-2323、上士幌町字ぬかびら源泉郷48-2)では、以下の施設で日帰り入浴が可能です。「源泉郷」の名のとおり、すべて源泉かけ流しで、きれいな透明の湯。なお、桜(エゾヤマザクラ)の見頃は五月中旬~下旬。
◯「湯元館」(01564-4-2121)日帰り入浴営業時間13:00-20:00/火水曜定休。入浴料はちょと高い。「空翠の湯」と「神韻の湯」があり、男女で毎日入れ替え。ロッカーあり、大広間「大雪山」の休憩室あり。キッチン、冷蔵庫、寝具などの揃ったコテージがあります。宿泊すると糠平源泉郷内6施設のお風呂に入り放題です。素泊まりはとても安い。2018年度温泉総選挙「リフレッシュ部門」第1位。
◯「糠平館観光ホテル」(01564-4-2210)11:30-21:00。入浴料は高い。糠平源泉郷で最大のホテル。毎日男女入れ替えの岩の湯と木の湯、森の中の温泉・仙峡の湯(混浴露天)があります。休憩コーナーあり。
「山の旅籠山湖荘」(01564-4-2336)15:00-21:00。入浴料はふつう。浴槽は洞窟風呂です。山湖荘に宿泊すると「湯元館、糠平温泉ホテル、糠平館観光ホテル、ユースホステル」の風呂を無料で利用できます。宿泊は1泊2食つきでお安い。
◯「中村屋」(01564-4-2311)07:30-10:00・14:00-20:00。入浴料はちょと高い。ボディソープ・シャンプー備え付け。男女別主浴槽熱めとぬるめそれぞれひとつ、露天岩風呂(原則混浴・時間帯20:30-22:00により女性専用・脱衣所男女別)あり。浴室内は湯気がいっぱい、土日は日帰りのお客さんが一杯です。福井の永平寺を彷彿とさせる廊下を渡って浴室に向かいます。ロッカー、ドライヤーあり。朝食・夕食可(要予約)、入浴とセットにできます。離れのサウナ「ほしの雫」は宿泊者用。休憩室は大きな書棚などを備えたアンティーク調、コーヒーやおやつのメニューが黒板に手書きされています。外に足湯08:00-17:00。
《レストランや店舗・郵便局》
(昼)「ビストロふうか」(01564-4-2525、上士幌町糠平北区50-2)11:00-16:00/月曜定休。ペンション風の店構え。店の中も大変にきれいです。カレー、ハンバーグがあります。
温泉公園の周りに「そば屋」、「定食屋」があります。東側「国設野営場」を越えたところに「ヒグマ珈琲(神秘羆塾ハンモックカフェ)」(夏~秋までの営業・11:00-17:00の営業)があります。
糠平源泉郷にはコンビニやガソリンスタンドはありません。ガソリン残量に気をつけて。85km北に上川町ホクレンがあります。南東は上士幌町市街地(24km)です。
「大和みやげ店」温泉公園カフェのとなり(01564-4-2236)。雑貨、飲料、食品を置いてあります。コンビニほどの品揃えはありません(だって、おみやげ屋さんだもの)が、あって良かったと思える店です。
「ぬかびら源泉郷郵便局」温泉公園の少し東側(01564-4-2200)。ATMは土曜お昼まで。店舗前に手湯があります。コンビニがないので、コンビニのATMはありません。
郵便局斜め前に「消防署」、「帯広警察署 糠平駐在所」(0156-4-42220)があります。
《三の沢橋梁(森のトロッコ鉄道エコレール)》
「旧国鉄士幌線 三の沢橋梁」は「ひがし大雪自然ガイドセンター」(文化ホール)から北上3.4km(MAP CODE:679 459 515*82)。糠平湖沿いの遊歩道とつながっていて、橋上を歩くことができます、橋長40m。橋梁全体は見えず、湖まで降りればみえます。が、道が細く急で、滑らないようにすることが大事です。5月頃だと湖の水量が少なく見えやすいでしょう。駐車場は北側。
すぐ近くに遊具施設「森のトロッコ鉄道エコレール」(問合せ080-3290-9684)。自転車を台車に取りつけたトロッコです。連結して複数人でも乗れるので楽しく、けっこうスピードが出ます。駐車場に「トロッコ」と書いたハイエースが駐まっているか、国道上に「営業中」の貼り紙があります。なければ「お休み」です。
《五の沢橋梁》
「旧国鉄士幌線 五の沢橋梁」(MAP CODE:679 517 641*47)は「ひがし大雪自然ガイドセンター」(文化ホール)から北上3.4km。北側に駐車場と非常電話があります。「五の沢川」に架かる橋梁。こちらも遊歩道とつながっていて歩けます。長さがなんと5mの橋、橋の高さも5mほどです。もしかすると夏より冬の方が訪問客は多いかも…(アイスバブル、ワカサギ釣り)。国道両側にずらりと車が並ぶことがあります。
《タウシュベツ川橋梁展望台》
国道273号からタウシュベツ川橋梁を見ることができるのはここだけです。橋梁まで800mあります(双眼鏡などあった方がよい)。国道上に数台分の駐車帯があります。湖岸近くまで徒歩で行きます。途中ミズナラの巨木があります。クマ出没注意地帯です。
詳しくはつぎの「タウシュベツ川橋梁」で説明します。
《第五音更川橋梁(幌加駅跡・除雪ステーション)》
「旧国鉄士幌線第五音更川橋梁」(MAP CODE:679 723 092*71)は五の沢橋梁から7km北上、国道右手にあります。1938年建設、橋長109m、国指定登録有形文化財。300mほど手前(南)に「旧幌加駅跡」と「除雪ステーション」(トイレ・駐車場あり)があります。除雪ステーションの奥に散策路(建物左手から)、歩いて行くと良いでしょう。危険なので橋の通行はおすすめしません。
もっと北に「旧国鉄士幌線第六音更川橋梁」、「旧国鉄士幌線十三の沢橋梁」もありますが、こちらは崩落等により接近禁止です。
「タウシュベツ川橋梁」はすでに使われなくなった旧国鉄士幌線に架かっていた橋。音更川を堰きとめた「糠平湖」にあります。湖水の水量がさまざまに変化し、季節により橋脚まで現れたり水の中に隠れたりします。「まぼろしの橋」とも言われます。なお、上士幌町には42のコンクリート橋梁が遺っています。
ここでは、3つのアクセス法をご紹介(増水期、冬期はツアーに参加することをおすすめ)。
《○経路》
経路は、①国道273号を北上し「対岸展望スポット」から見る、②ツアーに参加しプログラムに応じた行き方で、③ダム湖東岸のくねくねした悪路を10kmほど北上。
自力で行く場合は道の駅でゲートの鍵を借ります、その際説明をきちんと聞いてください。
《①対岸展望スポット》
「タウシュベツ川橋梁」(上士幌町字ぬかびら源泉郷)には湖の対岸に展望台(「タウシュベツ川橋梁展望台」MAP CODE:679 576 389*12、河東郡上士幌町字ぬかびら源泉郷)があります。道の駅からは北へ31km・国道273号沿い、4~5台分の駐車帯があります。
個人で行くのであればここから見るのが良いでしょう。リンク先にあるよう、橋梁近くを通る林道はぬかるみや倒木等の事由で、かなりの悪路です。
駐車帯から展望台への道(200mほど)は森の中、途中「ミズナラ」の巨木や道案内の立て札があります。展望台から橋までは直線で800mほどの距離があります。写真に撮る場合は、三脚、望遠レンズがあると良いでしょう。ときどき「ヒグマ🐻出没警報」が出るので要注意。
「タウシュベツ川橋梁」は長さ130m、音更川の支流に架かる旧国鉄士幌線の橋です。1937(昭和12)年の完成。1978(昭和53)に路線廃止、国鉄士幌線の全線廃止は1987(昭和62)年。完成後に糠平ダムが建設(1955年)されたために周辺がダム湖に沈むことになり迂回路が建設され、鉄道橋梁としての役割は20年にも満たずにダムの完成とともに終わっています。士幌線は北海道開発の目的で敷設(「糠平温泉」も開発の途中、1919(大正8)年に発見されたもの)、三股駅から上川町へと抜ける鉄道敷設計画があったようですが、建設以前に士幌線じたいが廃止され、現在は国道273号が層雲峡、上川へと通じています。
音更川とタウシュベツ川の合流点は支流とは思えないほど川幅が広くなっています。真冬は氷の上に浮かび上がる眼鏡橋、4月終わりは橋脚がすべて見えます。5月ゴールデンウィークを過ぎるころは雪解け水の影響でタウシュベツ川の水量がしだいに増して晩春には、冬と同じように眼鏡橋になります。その後は全部沈むことなく線路敷設部が見える状態で推移、冬になる前からしだいに水量が少なくなります。これを毎年繰り返します(経年劣化と環境による劣化が目で見て分かります)。全貌が見えるのは3月~5月、河原を歩けるのは春先のほんの短い期間(だいたいゴールデンウイークの前、年により変化)です。
《②ツアーに参加する》
増水期の橋梁近くへは道が途絶えていたりして残念ながら個人で行くことはかなり難しい道のりです。橋梁近くまで行きたいときは「有料ツアー」に参加です。有料ツアーは「ひがし大雪自然ガイドセンター」(01564-4-2261、上士幌町ぬかびら源泉郷北区44-3 糠平温泉文化ホール内)が扱っています。
「冬から春のツアー」(8コース、橋梁が一番よく・きれいに見える時期)、「春から夏のツアー」(4コース、橋が水面に映ります)、「秋から冬のツアー」(3コース)のツアーがあります。やはり湖が雪と氷に閉ざされる冬そして春にかけてが一番の好機のようです。
《③自力で行く》… [地図をもう一度確認する]
橋梁に通じる道はバリケード柵で閉じられています。この鍵を道の駅で借りて、橋をめざすのが三つ目の方法です(2022年4月から「鍵の貸し出し法」が変わり、道の駅で貸し出すことになりました・前日までにHPから要予約・要協力金・貸し出し予定期間4月29日~10月末日)。
たとえば、2020年は2019年からの降雪量が少なく、夏の間も橋は橋脚から上全部を見せていました(展望台からの画像↑をごらんください)。これくらい水がない(過去20年余り、例がないそう)と対岸の道を車で行くこともできます。「ひがし大雪自然ガイドセンター」(01564-4-2261)で可否を尋ねてみると良いでしょう(センターのtwitterで橋の状況=水位などを確認することもできます)。2020年はそれでも10月中旬くらいから水が溜まりはじめ、かなりの深さになりました。
個人(のグループ)で行くのは安価な反面、危険が伴います。また周辺は熊が出没するところ、🐻クマ対策も怠りなく(一人で行くのはおやめください。単独行動は危険なばかりでなく、万一の場合救助を求めることができません)。
ご注意:冬期の除雪のない期間、春先の氷が溶け出す期間など、橋梁および湖への立ち入りが全面禁止される期間があります。鍵を借りることはできません。
さらに国道273号を北上するとログハウスの喫茶店「三股山荘」、白樺並木、松見大橋、三国峠、「三国峠展望台」(標高1,080m)、三国トンネルがあり、トンネル内で上川町に入ります。トンネルの向こうは上川町で、大雪湖、大雪ダム、層雲峡と続きます。
概要(最終訪問日:2022年10月7日)
《この道の駅のミッション❓》 レストラン「La Table de KAMISHIHORO」でランチをいただく
- 十勝エリア北部、国道241・273号合流点の道の駅、2020年設置(設置番号127)
- 24hトイレはウォシュレット(快適度10)
- センターにある駅舎は窓を大きく取った建物、大きな施設です。こどもたちが遊べるキッズスペースあり
- 駐車場は三面、広い(車中泊度◎)。身障者用スペースは大きな屋根つき
- レンタサイクル、ドッグラン(冬期使用不可)があります。Wi-FiはMICHI-NO-EKI以外も飛んでいて、パスワード認証で超強力。らくらく拾えます
- 上士幌の市街地にあり、風呂は町営の温泉、それからコインランドリーがすぐ近く、ガソリンスタンドはお隣り、コンビニ(ゴミ箱なし)などそのほかの店舗も近くにあります
- 道の駅の設備が至れり尽くせり、周辺の利便性も抜群、来てよかったと思える道の駅です。
- ぬかびら源泉郷への遠出、タウシュベツ川橋梁(ゲートの鍵は予約の上道の駅で借ります)の探検も準備万端で臨めます。なお、ぬかびら源泉郷の店舗はホテル、旅館、食事処、おみやげ屋さん、郵便局。ガソリンスタンド、コンビニ、キャッシュカードを使えるところはありません
- キャンプ場は「観光スポット(市街地近く)」と「糠平源泉郷」に記載しました
住所:北海道河東郡上士幌町字上士幌東3線227-1 (現在地からのルートを表示)
電話番号:01564-7-7777 MAP CODE:424 800 584*52
営業時間や休館日などは「道の駅ホームページ」(おしらせ)をご覧ください
《近くの道の駅》
(東20km)足寄湖(2022年道の駅登録抹消)
(西30km)うりまく
(南11km)ピア21しほろ
(北東73km)層雲峡観光スポット・(北東87km)おんねゆ温泉(オホーツクエリア)
▶上川管内(南)概略図
▶十勝エリア概略図
🙆 記事一覧
●トイレ事情 ●風呂事情 ●洗濯事情
●駐車可能台数
●敷地内の店 ●レストラン ●コンビニや店・ガソリン・郵便局
●観光スポットや行事(南部 ナイタイ高原牧場) ●(北部 糠平源泉郷・タウシュベツ川橋梁)
●地名由来 ●地図
24hトイレはぴかんぴかんのウォシュレット
道の駅の設置は2020年、トイレはぴかんぴかんです。もちろんウォシュレット、便座クリーナー、音姫つき。女子11(うちひとつにおむつ交換台、残りはベビーチェアつき)、男子4(ベビーチェアつき)。こども用小便器・手洗(低い台)あり。多機能トイレ(左利き用、右利き用)にウォシュレット、オストメイト機器、ベビーチェア、簡易ベッド。授乳室は営業時間内(09:00-18:00)で使用可。入口は駐車場方向に一番長く延びた庇のところ(画像の中心)、大きな自動ドアを通ります。画像の庇のすぐ向こうに水栓(凍結防止のため冬期使用不可)があります。
道の駅「かみしほろ」 |
《道の駅周辺》
「上士幌町ふれあいプラザ浴場」国道237号を850m北上・右手(01564-2-4126、上士幌町字上士幌東3線236)14:00-22:00(土日祝は13:00-)/第1・3月曜日定休。入浴料は安い(道内三番目の安さ、敷地入口の看板に「おとな300円」と書いてあります)。ボディソープ・シャンプー要持参。(料金の安さにびっくりしてか、あるいは湯の色が期待していたものと違ったためか、「温泉ではない」というネット上の口コミを見かけますが)温泉です、温泉成分表(アルカリ性単純泉)が館内に貼りだしてあります。湯はいくぶん色つきかなという程度。洋風と和風の風呂があり週ごとに男女入れ替え。主浴槽、泡風呂、ジャグジー、打たせ湯。サウナ(湿式・乾式)あり。ドライヤー、ロッカーあり。マッサージ機無料。広いホール(休憩室)あり。
上士幌町ふれあいプラザ浴場 |
温泉すぐ近くに「カミシホロホテル」(01564-7-7266、上士幌町字上士幌東三線237-30)。割安のホテルが2021年にオープン。EVカー充電スタンドやレンタサイクルあり。こちらに泊まるのもなかなかいいかも。
《士幌町》
南の士幌町「しほろ温泉プラザ緑風」は南東へ17km・道道134号沿い。「しほろ温泉」をご覧ください。
《ぬかびら源泉郷》
糠平(ぬかびら)源泉郷(北へ27km)はこのページ「観光スポット」の「糠平源泉郷」に掲載しました。
●洗濯事情 [TOPへ] (「道の駅」近くのコインランドリー一覧)
道の駅周辺、その他の町
《道の駅周辺》
2020年、上士幌町にコインランドリーがオープン、しかも道の駅のすぐ近く、稼働状況もネットで確認できます。
「カミシホロランドリー」(MAP CODE:424 830 315*27、上士幌町字上士幌東3線235-19)07:00-23:00。洗濯乾燥機5台、洗濯機2台、乾燥機5台、スニーカーウォッシャーあり。稼働状況。
道の駅駅舎と第二駐車場の間の道(道道337号)を600mほど奥(北)へ行ったところ、右手にあります。駐車場は充分にあり。画像左手奥に赤地に白く「くすり」(福本太陽堂薬品 01564-2-2062)と書いた看板が見えます。
上士幌町のコインランドリー |
《その他の町》
東・足寄町「Jabba足寄店」東へ30km・国道241号経由・242号沿い(足寄郡足寄町北3条)07:00-22:00。足寄町の道の駅すぐそばです。
西・鹿追町「Aコープ鹿追店」西へ38km・道の駅「しかおい」の近く(0156-66-2250、河東郡鹿追町新町4丁目44-1)05:00-23:00。稼働状況。
南・音更町「ホワイトピア音更」南34km(0155-31-4594、河東郡音更町木野大通東13-3-13)06:00-23:00。道の駅「おとふけ」から南2.2km(新しい道の駅おとふけ「なつぞらのふる里」からは南東4.3km)。
大型・普通車・身障者用:12・244・3/急速充電器1。
第一駐車場は駅舎前。EV充電器、屋根つき身障者用駐車スペース(お母さんと赤ちゃんの絵も描いてあります)、大型車用駐車スペースあり。おそらくわざと残したのでしょう、大うねりと言って良いくらいに起伏が大きい。車の長辺・短辺ともにうねっています。身障者用スペースはなんだかとっても(たぶん道内一)立派な屋根つき。
道の駅「かみしほろ」 |
第二駐車場は道路を渡ったところ。「キャンピングカー用」と大きく書いてあります。駐車可能台数はここが一番多いようです。玉砂利敷きで水栓一か所あり(凍結防止のため冬期使用不可)。
第三駐車場は第二駐車場と同じ並びで国道241号寄り。玉砂利敷き。こちらは普通車用。Google Map(建物も建ち上がりましたの画像)。
国道が二本(241号、273号)通っていて、さらに道道(337号)も。大型車の往来も多く、また大型車はエンジンをかけたままなので、とくに第一駐車場は夜、かなりうるさいかもしれません。一番静かそうなのは第二駐車場の奥。街路灯がありますが、駐車場用の街灯は建っていません。
Wi-Fiは超強力な電波が飛んでいます。MICHI-NO-EKIも強力ですが、michinoeki-k...(パスワード認証)も超強力。駐車場で楽々拾えます(駅舎内でテレビを探してね)。
●敷地内の店 [TOPへ]
《レストラン》
「La Table de KAMISHIHORO」(営業時間10:30-17:00)。芝生の庭に向かって大きな窓のあるフレンチレストラン、席がゆったり配置されています。ランチタイム(10:30-15:00)に本格的コース料理をいただけます。7月下旬からはパスタも提供しています。2022年4月から「モーニングセット」を提供。
カフェ&バー(15:00-17:00)の時間にはドリンク類やデザートの盛り合わせ。
4月29日からは08:00時オープンです。駅舎に向かって右手に入口があります。画像は手前がレストラン、奥はフードコートです。
道の駅「かみしほろ」外観 |
《ファーストフード》…営業時間は09:00-17:00
つぎの3軒はフードコートに向いて展開しています。フードコートの窓は高〜い窓で開放感抜群です。
「ベーカリー・トカトカ」にはもちもちの食パン、季節限定の特別な「メロンパン」あり。わかる人にはわかる「黒豆塩バターパン」もあり。パンの種類がとても多いです。
本店は道の駅から南西へ850m(営業時間10:00-17:00)。イートインあり。パンばかりでなく料理も提供。料理を注文する場合は前日までに電話予約、ナイタイ和牛を使った和牛ハンバーガー、煮込みハンバーグセットやステーキセットがあります。和牛ハンバーガーはお持ち帰りできます。店の前で牛がお出迎え。
「スイーツ・The SANDO」新感覚のモダンサンドの店。あんきなこチーズサンドや、エッグサンドがあります。ソフトクリームやコーヒーも販売。店名は「さんど」。お店独自のHPがあります。食券売機あり。
「UC STAND」十勝の食材(牛肉やジャガイモ、野菜)を使った料理、牛丼ではなく「うーしー丼」、豚丼、豚汁、牛そぼろコロッケ、芋フライなどをテイクアウトできます、カレー牛丼がおいしそう。券売機があります。向かいに広い休憩スペースがあります。店名は「ゆーしー」ではなく、「うーしー」。食券売機あり。
道の駅「かみしほろ」フードコート |
農畜産物の加工販売所も設置、観光案内の窓口(駅舎内一番奥)が設けられています、ふるさと納税の案内窓口も。町内の農場などから運び込まれた、野菜やジャム、また上士幌産のはちみつ、コーヒー、十勝らしく煮豆などなどが置いてあります。
《熱気球体験搭乗》
「かみしほろ」では2020年の夏から体験プログラム「熱気球体験搭乗」が始まりました(新型コロナの蔓延状況により休止の場合あり)。催行はお天気しだい(小雨や少しの風でも運行ができません)ですが、晴れれば眼下の上士幌の町がきれいに見渡せるでしょう。日程は道の駅ホームページで。当日の実施(朝07:00以降に判断)についてはtwitterもしくはinstagramで。
《レンタサイクル》
「レンタサイクル」(問合せ01564-7-7272観光協会、期間6月中旬~10月、曜日との兼ね合いで開始と終了が前後に動きます)があります。電動アシストのシティサイクルやクロスバイクもあり、ちょっとした高原なら電動なので楽々です。予約可。上士幌交通ターミナル、道の駅、ひがし大雪自然館で貸し出しです。別のサイクルステーションで乗り捨ても可能です(有料)。
国交省は防災拠点としての道の駅を計画していますが、「かみしほろ」の道の駅は発電機や仮設照明などの防災機材を備えています。
●レストラン [TOPへ]
寿司、豚丼、そば、パスタ、鉄板焼き、カレー、カフェ、定食、スイーツ
《お寿司》
◯「みどり鮨」北へ1km・道道337沿い(01564-2-2650、上士幌町字上士幌東3線235)17:00-23:00。回らないお寿司屋さんですが、お値段がリーズナブルでおいしい。
《豚丼など》
◯「金亀亭」北へ900m・道道337経由(01564-2-2332、上士幌町字上士幌東2線234)11:00-13:00・17:30-22:00。カウンターと宴会用小上がり・座敷のある店。ランチに日替わり弁当があります。豚丼や定食などおいしくいただけます。
《おそば》
◯「そば居酒屋五武庵」北へ1.1km(01564-7-7378、上士幌町字上士幌東3線237-143)11:30-14:00・17:00-24:00。せいろは細い十割そば、かけそばなどは二八そば。なかなかよい蕎麦店。黒い建物、のれんがなく、入口に難しい字で「五武庵」と書いた板きれがあるだけなので、躊躇するかもしれませんが、黒い扉を思い切って引いてみましょう。
《パスタ》
「Piccolo」北へ1km(01564-7-7860、上士幌町字上士幌東3線237-44)11:30-14:00・18:00-21:00/水曜定休。白い外壁の建物、店の前に営業時間、店内にその日のおすすめがあります。パスタ中心のメニュー、「日替わりパスタ」にコーヒーをセット、デザートとコーヒーセットなどがあります。
《鉄板焼き》
(○ 昼)「鉄板焼きレストランtobachi(トバチ)」東へ8km・道道316号経由(01564-2-5183、上士幌町字居辺229)11:00-17:00/火曜定休。十勝養蜂園の経営。十勝ハーブ牛のハンバーグ、ステーキがおすすめ。蜂蜜入りパフェあり。
《カレー》
(○ 昼)「ナシラ舎」(01564-2-4589、上士幌町居辺東8-259)11:00-17:00(原則土・日の営業・facebookで要確認)。ヨーグルトチキンカレーがおすすめですが、好みは分かれるかも。カレー売り切れの場合はドリンクを提供。facebook。
《食事・カフェ》
「カフェ・クリームテラス / 十勝しんむら牧場」西へ9km・道道337号経由(01564-2-3923、上士幌町字上音更西1-261)10:30-17:00/火水曜定休。林の中にあるカフェ。牧場に牛や山羊が放され、えさやり体験もできます。ウェルカムドリンクはミルクです。ワッフルやソフトクリームがおすすめ。カレーなどの軽食も可。ジャムなどのお土産もあります。店内はゆったりとした席の配置。
《種々の定食》
南に「畑の中のレストラン キタノモシリ」(01564-2-5510、上士幌町字居辺262)があります。営業時間は11:00-15:00(土日-17:00)/月火定休。屋根に展望台がついています。「モシリ」は「大地」の意味。
北方向「三股山荘」、「三国峠cafe」、糠平源泉郷のレストランは「観光スポット」に記しました。
上士幌町・キタノモシリ |
《上士幌のスイーツ》🍦
「DREAM DOLCE(ドリーム・ドルチェ)」北へ1.7km(01564-9-2277 、上士幌町字上士幌東2線239番地 )09:00-18:00(冬期10:00-)/木曜定休・第3水曜休み。ジェラートやソフトクリーム、十勝の素材を使ったケーキ、焼き菓子があります。乳牛3,000頭を飼育する牧場の経営。店の前にでっかいソフトクリームのベンチがあります。ここで食べると恋が叶う・愛が実る(溶けない愛ス?)と言われています。芝生の上にもっと大きなトラクターが置いてあります。
芝生をはさんで(カメラ側)スパゲティやカレーを提供するレストラン(ドリーム・ヒル)があります。
上士幌町・ドリームドルチェ |
上士幌町の「食べる」もご覧ください。
●コンビニ・店・ガソリン・郵便局 [TOPへ] (ANRE 停電時も給油可能なGS)
「セブンイレブン上士幌町店」道の駅から国道273号を北へ500m(01564-2-2234、河東郡上士幌町字上士幌東3-233)24h営業。ゴミ箱はありません。「片原商店 Aコープ上士幌店 ルピナ」セブンイレブンから北へ500m(01564-2-2067、上士幌町字上士幌東3-237)09:00-19:00。
「セイコーマート うえだ上士幌店」Aコープルピナから300m北上(01564-2-2022、上士幌町字上士幌東3線239)06:00-22:00。ホットシェフあり。
「ホクレン上士幌セルフSS / JA上士幌町」道の駅交差点の向こう側(01564-2-2038、河東郡上士幌町字上士幌東3線230)07:00-19:00。ドライブスルー洗車あり(水土日は洗車デーで撥水コートが半額)。
「出光昭和シェル 上士幌SS / 山本商会」ホクレンから国道273号を北へ300m(01564-2-2231、河東郡上士幌町字上士幌東3線234-124)。
国道273号を北上するのであれば、上士幌町の110km先、上川町にガソリンスタンド(直近)があります。途中三国峠(55km)を越え、層雲峡(86km)を通ります。残量に気をつけて。「当麻町・上川町・層雲峡観光スポット」をごらんください。
「上士幌郵便局」Aコープルピナから50m(01564-2-2100、上士幌町上士幌東3線237番地17)。ATMは日曜14:00まで。
「村上農場オンラインショップ」(上士幌町字居辺東7線213)。いろんな農作物の中でも「じゃがいも」の生産にとくに力を入れている農場。45ヘクタール東京ドームの9倍という畑で作物を生産しています。全国にじゃがいもそのほかを発送、レシピつきです。オンラインでの注文、電話注文も可です。テレビなどでも紹介されているので、多くの人に知られています。
道の駅「かみしほろ」と観光スポット |
観光スポットがたいそう多いので町をぬかびら源泉郷あたりで南北に分けて紹介します。地図上では南部と北部で色分けしています。北部についてはさらに六分割します。「熱気球体験搭乗」は「敷地内の店」に記しています。
上士幌町南部(北から順に)
- ナイタイ高原牧場(ナイタイテラス)
- 上士幌町航空公園(キャンプ場)
- 北海道バルーンフェスティバル
- オッパイ山祭り
南部は道の駅周辺です。一番の観光スポット「ナイタイ高原牧場」、またバルーンフェスティバルの会場になる「航空公園」、「航空公園キャンプ場」があります。
上士幌町南部の観光スポット |
《ナイタイ高原牧場(ナイタイテラス)》
「ナイタイ高原牧場」(問合せ01564-7-7272上士幌町観光協会、上士幌町字上音更128-5)道の駅から北西へ18km・道道806号経由(ゲートのMAP CODE: 679 103 688*25、河東郡上士幌町上音更85-2)。麓のゲートは4月終わりに開きます。日本一広い(1,700ヘクタール)公共牧場、十勝で一番十勝らしい風景を臨めるところと言われます。展望台およびカフェは「ナイタイテラス」、前面ガラス張り。「ナイタイテラス」から6~7kmほど下ったところにゲートがあり、これが開かないと高原には登れません。
【ゲート解放期間】だいたい4月29日~11月1日、時間07:00-18:00(6月~9月 -19:00)
‥年によって異動します。2022年は4月23日(土)09:00~
【ナイタイテラス】営業時間09:00-17:00
‥期間中は無休ですが、天候によりお休みすることがあります
「ナイタイテラス」(090-3398-5049、上士幌町字上音更128-5)営業時間は上に↑。ランチメニューが三種(ナイタイ和牛のローストビーフ丼、スパイシーキーマカレー、ロコモコ丼)、10:00-16:00までの提供、ナイタイバーガーなどは09:00-16:00の提供。ソフトクリーム、テイクアウト、ドリンクは16:00までです。
ナイタイテラス(左手)と高原牧場 |
《上士幌町航空公園公園とキャンプ場⛺》
「上士幌町航空公園」道の駅から北西へ2.8km(MAP CODE:424 858 708*17、上士幌町字上士幌基線241)にある広大な公園。音更川沿い、画像にあるような熱気球のオブジェが建っています。毎年8月上旬、バルーンフェスティバルが開かれ、いくつもの熱気球が上がります。キャンプ場(↓すぐ下)、パークゴルフ場を併設です、ついでながら、上士幌高校には「熱気球部」があります。
上士幌町航空公園 |
「上士幌町航空公園キャンプ場」(MAP CODE:424 858 283*52、上士幌町字上士幌基線241)は公園内にあるキャンプ場。5月~10月の開設。予約不要、要料金(夕方、料金の徴収員が回ってきます)。車中泊は駐車場(294台分のスペース)で可能、芝生の上に車を乗り入れることはできません。炊事場とトイレがあります。風呂は「温泉ふれあいプラザ浴場」(キャンプ場から南東へ2km)。分別の上で、ゴミ処理可能。バルーンフェスタとお盆の時期はたいそう混み合います。画像中、赤矢印のところから階段を上って「上士幌町航空公園」に通じます。受付は画像一番右手です。
上士幌町航空公園キャンプ場 |
《北海道バルーンフェスティバル》
「北海道バルーンフェスティバル」は8月上旬、航空公園で3日間にわたり開催。朝05:30から気球が飛び上がります。ライブコンサートやこどもに人気のキャラクターショー、熱気球体験搭乗、納涼花火大会、体操の時間などがあります。風の影響で気球競技が中止になることもあります。
2月上旬の2日間「上士幌ウィンターバルーンミーティング」という競技会もあります。場所は同じ航空公園。こちらも熱気球の体験搭乗やいろいろな店が出ます。
《オッパイ山祭り》
上士幌町・三股には「オッパイ山」(西クマネシリ岳・標高1635mとピリベツ岳・標高1602m)と呼ばれる山があります。アイヌの伝説(口承)では「神々の国土造りの舞台になった場所」として神聖なところです。市街あたりから見るとおっぱいが二つあるように見えるところからこのような名前で呼ばれています。「東泉園」(個人運営のもよう)では「オッパイ山祭り」が7月初旬に開かれることがあります。
「東泉園」は航空公園のほぼ対岸。アイヌ民族の聖地「ウタリの森」やアイヌの住居「チセ」、熊を入れる檻などがあります。
●上士幌町北部:ぬかびら源泉郷・橋梁など旧国鉄士幌線遺構 [TOPへ]
北部のスポットはなんといっても、ぬかびら源泉郷、そしてタウシュベツ川橋梁をはじめとする旧国鉄士幌線の遺構群。ここでは音更川沿いの橋梁や駅舎跡、上士幌町最北の松見大橋、さらには野湯(のゆ)にも触れます。
上士幌町北部(南から順にほぼ国道273号沿いに)
- 旧国鉄士幌線第三音更川橋梁~糠平ダム
- ぬかびら源泉郷周辺の観光スポット
- ぬかびら源泉郷
- 旧国鉄士幌線三の沢橋梁跡~第五音更川橋梁(タウシュベツ展望台)
- タウシュベツ川橋梁(上の展望台とはルートが異なります)
- 三股山荘~三国峠・野湯
- 煩雑さを避けるため六分割します。以下の紹介は国道273号を北上します。
- スポットのほとんどが国道273号沿いにありますが、タウシュベツ川橋梁を間近で見る場合、ダム湖東側の狭い悪路を通って10kmほど(糠平ダムから)北上します。
道の駅「かみしほろ」と観光スポット(再掲) |
旧国鉄士幌線第三音更川橋梁~糠平ダム(南から順に国道273号沿い) [上士幌北部に戻る]
旧国鉄士幌線第三音更川橋梁~糠平ダム |
《旧国鉄士幌線第三音更川橋梁》
「旧国鉄士幌線第三音更川橋梁」(MAP CODE:679 376 256*41、上士幌町字黒石平)1936年建設、元小屋ダム(音更川)にかかる鉄筋コンクリートアーチ橋、橋長71m。1999年、国指定登録有形文化財。黒石平覆道、泉翠橋、駐車帯の順にあり、旧橋梁は泉翠橋の上から下流側(歩道のある方)に臨めます。この橋梁は地元NPO法人が全国から寄付を募り、2020年10月コンクリートの防水処理などの補修作業を終え、橋梁上の線路は新らたに敷設されました。五月中旬は桜の見頃。約100m下流に「ニナラの滝」という小さな滝があります。
「旧国鉄士幌線第二音更川陸橋」(上士幌町字黒石平)。1936年建設、音更川の断崖絶壁に沿った橋も近くにあります
旧国鉄士幌線第三音更川橋梁 |
《旧国鉄士幌線第四音更川橋梁》
「旧国鉄士幌線第四音更川橋梁」(MAP CODE:679 403 318*17、上士幌町字黒石平)1936年建設、中央部を撤去した橋梁、橋長91m。中央部は老朽化で崩壊、ではありません、撤去したものです。鱒見トンネル北西側に位置します。トンネルの上に「下の沢陸橋」あり。
旧国鉄士幌線第四音更川橋梁 |
《糠平ダム》
発電用の重力式ダム「糠平ダム」が、ひがし大雪自然館から2kmほどのところにあります。1956年完成。ダムの天端までの高さ76m(道内3位)、ダム堤の長さ293m(向こう岸まで渡れます)、最大水深60m。冬は2月ころに結氷し、観光資源になっています。地名のもとになった「のか・びら」(人の形)という岩はダム湖の中だそうです。また「糠平温泉」はもともとこのあたりにあったのが、ダム建設のため西へ移転しました。2021年「土木学会選奨土木遺産」。
長いダム堤を歩くことができます(ダム堤向こう側に出ることもできますが、通行禁止の場合もあります)。国道273号からダムへのアクセスは上の地図上青枠内の左上、「ダムへの入口」もしくは「湖畔道への入口」をたどってください。
近くに「ダムサイト展望台」(展望はいまいち)があります(facebook)。源泉郷からの道のりは2kmと短いですが、トンネルが2つもあります。
「糠平国道記念碑」まで来たら、国道273号から(上士幌市街からだと、左へ)折れます。糠平源泉郷はこのダムの西にあります。
冬期
源泉郷寄りに「糠平湖氷上トライアル 特設コース」が設けられます。(今では珍しくなった)スパイクタイヤで走る氷上のレースです。1月の終わりの日曜日にレースがあります。前日土曜日は公開練習日です。
また湖面が凍り付き、湖面上に早朝には水蒸気が凍ってできるフロストフラワー、また切り株が凍ってできる「きのこ氷」などを見ることができます。年により氷の緩みなどで糠平湖上の立入が全面禁止になることがあります。
「糠平湖アイスバブル探勝ツアー」が冬期は開催されています。凍り付いた湖面で、氷の下に見える泡を探そうというものです。氷の中に閉じ込められた空気は日常ではお目にかかれないもの、異次元の世界の感動を味わえます。氷上に「アイスバブルカフェ」が店開きしているかもしれません。マイナス20度の世界で味わうコーヒーもまた非日常です。ツアーに参加する場合は要予約、と同時に寒さに耐えられる服装必須(上下の防寒着、耳の隠れる帽子、厚手の防寒手袋、できればゴーグルも)。「ひがし大雪自然ガイドセンター()糠平温泉文化ホール内」(MAP CODE:679 398 549:22、01564-4-2261)の取扱です。
スノーシューやストック、長靴、スキーウェアのズボンのレンタルがあります。1月下旬は「タウシュベツ川橋梁」が氷の上に姿を見せています。
ぬかびら源泉郷周辺の観光スポット(南から順に国道273号沿い) [上士幌北部に戻る]
- 上士幌町鉄道資料館
- 国設ぬかびら野営場(キャンプ場)
- ひがし大雪自然館
- 旧国鉄士幌線糠平川橋梁
- 糠平温泉文化ホール(ひがし大雪自然ガイドセンター)
上士幌町市街地から行くと、ぬかびら源泉郷の最初の施設「鉄道資料館」、「ひがし大雪自然館」(「博物資料館」・「ぬかびら源泉郷ビジターセンター」)、「糠平温泉文化ホール」(「ひがし大雪自然ガイドセンター」)やキャンプ場を紹介します。なんだかよく似た名称の別施設が設置されているので間違わないようご注意ください。
下の地図・右の方に、「ダムへの入口」、「ダム湖畔への入口」を付加しています。糠平ダム、タウシュベツ川橋梁に行く際のルートです。
ぬかびら源泉郷周辺の観光スポット |
《上士幌町鉄道資料館🚂》
糠平源泉郷の入口付近にあるのは「鉄道資料館」(01564-4-2041)開館09:00-16:00/月曜休館。道の駅から北上23km。旧糠平駅跡に設置され、旧国鉄士幌線の遺産を展示しています。線路、踏切のきんこんかんこんや車両、トンネルが残されています。資料館内部には制服や車両整備の工具などが展示されています。営業当時の映像も上映されます。士幌線やアーチ橋の詳しい情報はここで提供しています。周辺に残る橋梁をめぐる前に、まずはここで情報を仕入れていくと良いと思います。
上士幌市街から糠平源泉郷にやってくると、このスポットが一番最初に現れます。国道から右手に折れます。
上士幌町・鉄道資料館 |
《キャンプ場⛺》
「国設ぬかびら野営場」は鉄道資料館とひがし大雪自然館のほぼ中間に位置します。開設期間はとても短く、6月25日~9月24日です。予約不要、要料金。トイレ、炊事場、炉あり。車両乗り入れはできません。
24hトイレ(冬期閉鎖)はつぎの「ひがし大雪自然館」の駐車場内(下の画像右手)にもあります。この駐車場で車中泊はできません。
《ひがし大雪自然館》
つぎに現れるのが、「ひがし大雪自然館」(01564-4-2323、開館09:00-17:00/水曜定休、7・8月の開館時間は前後1時間ずつ延長です)は大雪山の東側・自然に焦点を当てたセンター。「上士幌町ひがし大雪博物資料館」と「環境省ぬかびら源泉郷ビジターセンター」が入り、動植物の標本展示や調査研究を行っています。中にはきれいなトイレあり。駐車場奥に24h解放のトイレ(独立棟)があります。なおここでの車中泊はできません。
上士幌町・ひがし大雪自然館 |
《旧国鉄士幌線糠平川橋梁》
自然館の(上の画像)右手から階段を降りていくと、「旧国鉄士幌線糠平川橋梁」があります。直線距離で230m。橋の下の糠平川は水音を奏でています。橋の向こうには立ち入り禁止のトンネルが…。「ひがし大雪自然ガイドセンター」(文化ホール)のツアーにも組み込まれています。上を歩いて渡れ、下から眺めることもできます(散策路あり)、橋長63.3m。ガイドセンターによると紅葉の秋あるいは冬がおすすめだそう。
旧国鉄士幌線糠平川橋梁 |
《糠平温泉文化ホール(ひがし大雪自然ガイドセンター)》
「糠平温泉文化ホール」(MAP CODE:679 398 549 22)は源泉郷のほぼ中心、「温泉公園」(足湯、カフェあり)のすぐ近くにあります。「ひがし大雪自然ガイドセンター」が入っています(01564-4-2261)。画像では中央の建物、左手は戸外トイレです。タウシュベツ川橋梁ツアーや糠平湖の冬のツアーなどはここで取り扱っています。
上士幌町・糠平温泉文化ホール |
ぬかびら源泉郷 [上士幌北部に戻る]
- 糠平源泉郷・宿泊施設(日帰り入浴)
- レストランや店舗(郵便局)
「糠平源泉郷」は山奥の秘境にある温泉地、糠平湖の南に位置します。1919(大正8)年に発見、泉質はナトリウム・塩化物炭酸水素塩泉(重曹泉)。9軒ほどの宿があり、日帰り入浴をさせてくれるところもあります。すべて「源泉かけ流し」の温泉です(源泉温度が高いため加水の場合あり)。冬は湖が凍るなど自然環境の厳しいところですが、文化ホールや「ひがし大雪自然ガイドセンター」、「鉄道資料館」、「ぬかびら川源泉郷スキー場」、そして2019年度までは小学校までありました。
南方からは国道273号を北上するか、道道85号・パールスカイラインを然別湖から北進します。道道は冬期、幌鹿峠(標高1,080m)で除雪なし・通行止めになります。
ぬかびら源泉郷 |
《ぬかびら源泉郷・宿泊施設(日帰り入浴)》
「糠平源泉郷」道の駅から北へ24km・国道273号沿い(01564-4-2323、上士幌町字ぬかびら源泉郷48-2)では、以下の施設で日帰り入浴が可能です。「源泉郷」の名のとおり、すべて源泉かけ流しで、きれいな透明の湯。なお、桜(エゾヤマザクラ)の見頃は五月中旬~下旬。
糠平源泉郷案内図 |
◯「湯元館」(01564-4-2121)日帰り入浴営業時間13:00-20:00/火水曜定休。入浴料はちょと高い。「空翠の湯」と「神韻の湯」があり、男女で毎日入れ替え。ロッカーあり、大広間「大雪山」の休憩室あり。キッチン、冷蔵庫、寝具などの揃ったコテージがあります。宿泊すると糠平源泉郷内6施設のお風呂に入り放題です。素泊まりはとても安い。2018年度温泉総選挙「リフレッシュ部門」第1位。
◯「糠平館観光ホテル」(01564-4-2210)11:30-21:00。入浴料は高い。糠平源泉郷で最大のホテル。毎日男女入れ替えの岩の湯と木の湯、森の中の温泉・仙峡の湯(混浴露天)があります。休憩コーナーあり。
「山の旅籠山湖荘」(01564-4-2336)15:00-21:00。入浴料はふつう。浴槽は洞窟風呂です。山湖荘に宿泊すると「湯元館、糠平温泉ホテル、糠平館観光ホテル、ユースホステル」の風呂を無料で利用できます。宿泊は1泊2食つきでお安い。
◯「中村屋」(01564-4-2311)07:30-10:00・14:00-20:00。入浴料はちょと高い。ボディソープ・シャンプー備え付け。男女別主浴槽熱めとぬるめそれぞれひとつ、露天岩風呂(原則混浴・時間帯20:30-22:00により女性専用・脱衣所男女別)あり。浴室内は湯気がいっぱい、土日は日帰りのお客さんが一杯です。福井の永平寺を彷彿とさせる廊下を渡って浴室に向かいます。ロッカー、ドライヤーあり。朝食・夕食可(要予約)、入浴とセットにできます。離れのサウナ「ほしの雫」は宿泊者用。休憩室は大きな書棚などを備えたアンティーク調、コーヒーやおやつのメニューが黒板に手書きされています。外に足湯08:00-17:00。
《レストランや店舗・郵便局》
(昼)「ビストロふうか」(01564-4-2525、上士幌町糠平北区50-2)11:00-16:00/月曜定休。ペンション風の店構え。店の中も大変にきれいです。カレー、ハンバーグがあります。
温泉公園の周りに「そば屋」、「定食屋」があります。東側「国設野営場」を越えたところに「ヒグマ珈琲(神秘羆塾ハンモックカフェ)」(夏~秋までの営業・11:00-17:00の営業)があります。
糠平源泉郷にはコンビニやガソリンスタンドはありません。ガソリン残量に気をつけて。85km北に上川町ホクレンがあります。南東は上士幌町市街地(24km)です。
「大和みやげ店」温泉公園カフェのとなり(01564-4-2236)。雑貨、飲料、食品を置いてあります。コンビニほどの品揃えはありません(だって、おみやげ屋さんだもの)が、あって良かったと思える店です。
「ぬかびら源泉郷郵便局」温泉公園の少し東側(01564-4-2200)。ATMは土曜お昼まで。店舗前に手湯があります。コンビニがないので、コンビニのATMはありません。
郵便局斜め前に「消防署」、「帯広警察署 糠平駐在所」(0156-4-42220)があります。
旧国鉄士幌線三の沢橋梁跡~第五音更川橋梁(南から順に国道273号沿い) [上士幌北部に戻る]
- 旧国鉄士幌線 三の沢橋梁(森のトロッコ鉄道エコレール)
- 旧国鉄士幌線 五の沢橋梁
- タウシュベツ川橋梁展望台
- 旧国鉄士幌線第五音更川橋梁(旧幌加駅跡)
ぬかびら源泉郷から第五音更川橋梁 |
《三の沢橋梁(森のトロッコ鉄道エコレール)》
「旧国鉄士幌線 三の沢橋梁」は「ひがし大雪自然ガイドセンター」(文化ホール)から北上3.4km(MAP CODE:679 459 515*82)。糠平湖沿いの遊歩道とつながっていて、橋上を歩くことができます、橋長40m。橋梁全体は見えず、湖まで降りればみえます。が、道が細く急で、滑らないようにすることが大事です。5月頃だと湖の水量が少なく見えやすいでしょう。駐車場は北側。
すぐ近くに遊具施設「森のトロッコ鉄道エコレール」(問合せ080-3290-9684)。自転車を台車に取りつけたトロッコです。連結して複数人でも乗れるので楽しく、けっこうスピードが出ます。駐車場に「トロッコ」と書いたハイエースが駐まっているか、国道上に「営業中」の貼り紙があります。なければ「お休み」です。
旧国鉄士幌線 三の沢橋梁(国道から) |
三の沢橋梁 |
《五の沢橋梁》
「旧国鉄士幌線 五の沢橋梁」(MAP CODE:679 517 641*47)は「ひがし大雪自然ガイドセンター」(文化ホール)から北上3.4km。北側に駐車場と非常電話があります。「五の沢川」に架かる橋梁。こちらも遊歩道とつながっていて歩けます。長さがなんと5mの橋、橋の高さも5mほどです。もしかすると夏より冬の方が訪問客は多いかも…(アイスバブル、ワカサギ釣り)。国道両側にずらりと車が並ぶことがあります。
《タウシュベツ川橋梁展望台》
国道273号からタウシュベツ川橋梁を見ることができるのはここだけです。橋梁まで800mあります(双眼鏡などあった方がよい)。国道上に数台分の駐車帯があります。湖岸近くまで徒歩で行きます。途中ミズナラの巨木があります。クマ出没注意地帯です。
詳しくはつぎの「タウシュベツ川橋梁」で説明します。
《第五音更川橋梁(幌加駅跡・除雪ステーション)》
「旧国鉄士幌線第五音更川橋梁」(MAP CODE:679 723 092*71)は五の沢橋梁から7km北上、国道右手にあります。1938年建設、橋長109m、国指定登録有形文化財。300mほど手前(南)に「旧幌加駅跡」と「除雪ステーション」(トイレ・駐車場あり)があります。除雪ステーションの奥に散策路(建物左手から)、歩いて行くと良いでしょう。危険なので橋の通行はおすすめしません。
もっと北に「旧国鉄士幌線第六音更川橋梁」、「旧国鉄士幌線十三の沢橋梁」もありますが、こちらは崩落等により接近禁止です。
タウシュベツ川橋梁 [上士幌北部に戻る]
タウシュベツ川橋梁への経路 |
「タウシュベツ川橋梁」はすでに使われなくなった旧国鉄士幌線に架かっていた橋。音更川を堰きとめた「糠平湖」にあります。湖水の水量がさまざまに変化し、季節により橋脚まで現れたり水の中に隠れたりします。「まぼろしの橋」とも言われます。なお、上士幌町には42のコンクリート橋梁が遺っています。
ここでは、3つのアクセス法をご紹介(増水期、冬期はツアーに参加することをおすすめ)。
《○経路》
経路は、①国道273号を北上し「対岸展望スポット」から見る、②ツアーに参加しプログラムに応じた行き方で、③ダム湖東岸のくねくねした悪路を10kmほど北上。
自力で行く場合は道の駅でゲートの鍵を借ります、その際説明をきちんと聞いてください。
《①対岸展望スポット》
「タウシュベツ川橋梁」(上士幌町字ぬかびら源泉郷)には湖の対岸に展望台(「タウシュベツ川橋梁展望台」MAP CODE:679 576 389*12、河東郡上士幌町字ぬかびら源泉郷)があります。道の駅からは北へ31km・国道273号沿い、4~5台分の駐車帯があります。
個人で行くのであればここから見るのが良いでしょう。リンク先にあるよう、橋梁近くを通る林道はぬかるみや倒木等の事由で、かなりの悪路です。
駐車帯から展望台への道(200mほど)は森の中、途中「ミズナラ」の巨木や道案内の立て札があります。展望台から橋までは直線で800mほどの距離があります。写真に撮る場合は、三脚、望遠レンズがあると良いでしょう。ときどき「ヒグマ🐻出没警報」が出るので要注意。
タウシュベツ川橋梁(9月上旬・対岸展望台から) |
「タウシュベツ川橋梁」は長さ130m、音更川の支流に架かる旧国鉄士幌線の橋です。1937(昭和12)年の完成。1978(昭和53)に路線廃止、国鉄士幌線の全線廃止は1987(昭和62)年。完成後に糠平ダムが建設(1955年)されたために周辺がダム湖に沈むことになり迂回路が建設され、鉄道橋梁としての役割は20年にも満たずにダムの完成とともに終わっています。士幌線は北海道開発の目的で敷設(「糠平温泉」も開発の途中、1919(大正8)年に発見されたもの)、三股駅から上川町へと抜ける鉄道敷設計画があったようですが、建設以前に士幌線じたいが廃止され、現在は国道273号が層雲峡、上川へと通じています。
音更川とタウシュベツ川の合流点は支流とは思えないほど川幅が広くなっています。真冬は氷の上に浮かび上がる眼鏡橋、4月終わりは橋脚がすべて見えます。5月ゴールデンウィークを過ぎるころは雪解け水の影響でタウシュベツ川の水量がしだいに増して晩春には、冬と同じように眼鏡橋になります。その後は全部沈むことなく線路敷設部が見える状態で推移、冬になる前からしだいに水量が少なくなります。これを毎年繰り返します(経年劣化と環境による劣化が目で見て分かります)。全貌が見えるのは3月~5月、河原を歩けるのは春先のほんの短い期間(だいたいゴールデンウイークの前、年により変化)です。
《②ツアーに参加する》
増水期の橋梁近くへは道が途絶えていたりして残念ながら個人で行くことはかなり難しい道のりです。橋梁近くまで行きたいときは「有料ツアー」に参加です。有料ツアーは「ひがし大雪自然ガイドセンター」(01564-4-2261、上士幌町ぬかびら源泉郷北区44-3 糠平温泉文化ホール内)が扱っています。
「冬から春のツアー」(8コース、橋梁が一番よく・きれいに見える時期)、「春から夏のツアー」(4コース、橋が水面に映ります)、「秋から冬のツアー」(3コース)のツアーがあります。やはり湖が雪と氷に閉ざされる冬そして春にかけてが一番の好機のようです。
タウシュベツ川橋梁(初春・ツアー) |
《③自力で行く》… [地図をもう一度確認する]
橋梁に通じる道はバリケード柵で閉じられています。この鍵を道の駅で借りて、橋をめざすのが三つ目の方法です(2022年4月から「鍵の貸し出し法」が変わり、道の駅で貸し出すことになりました・前日までにHPから要予約・要協力金・貸し出し予定期間4月29日~10月末日)。
たとえば、2020年は2019年からの降雪量が少なく、夏の間も橋は橋脚から上全部を見せていました(展望台からの画像↑をごらんください)。これくらい水がない(過去20年余り、例がないそう)と対岸の道を車で行くこともできます。「ひがし大雪自然ガイドセンター」(01564-4-2261)で可否を尋ねてみると良いでしょう(センターのtwitterで橋の状況=水位などを確認することもできます)。2020年はそれでも10月中旬くらいから水が溜まりはじめ、かなりの深さになりました。
個人(のグループ)で行くのは安価な反面、危険が伴います。また周辺は熊が出没するところ、🐻クマ対策も怠りなく(一人で行くのはおやめください。単独行動は危険なばかりでなく、万一の場合救助を求めることができません)。
ご注意:冬期の除雪のない期間、春先の氷が溶け出す期間など、橋梁および湖への立ち入りが全面禁止される期間があります。鍵を借りることはできません。
三股山荘~三国峠(南から順に国道273号沿い) [上士幌北部に戻る]
さらに国道273号を北上するとログハウスの喫茶店「三股山荘」、白樺並木、松見大橋、三国峠、「三国峠展望台」(標高1,080m)、三国トンネルがあり、トンネル内で上川町に入ります。トンネルの向こうは上川町で、大雪湖、大雪ダム、層雲峡と続きます。
上士幌町最北・三股山荘~三国峠 |
《三股山荘》
「三股山荘(みつまたさんそう)」道の駅から北へ43km・国道273号沿い・糠平湖を越えていきます(01564-4-2165、上士幌町字三股8)11:00-14:00/火曜定休・4月初めの2週間はお休み。廃線になった士幌線「十勝三股駅」すぐ近くに建てられたカフェ、駅名標が建っています。
店内には昔の駅舎を写した写真や鉄道が通っていた頃のジオラマなどが飾られています。ランチのみの営業、飲物、スイーツもあります。平日でもけっこうお客さんで混んでいます。ランチは早く行かないとなくなるかも…。
春なら、建物奥への道を辿るとルピナスの群生があります。携帯はこのあたりまで来ると電話会社によりつながらない可能性があります。
向かいに「十勝三股」というバス停があります。森林産業が盛んだった最盛期(1954[昭和29]年ころ)は周辺に1,200人ほどが住んでいたところ。ひとつ前の「幌内駅」周辺には300人ほどが暮らしていたといいますから、繁栄ぶりがわかります。鉄道は北の上川まで延ばす計画もあったようですが、国道に取って代わられました。
上士幌町・三股山荘 |
《白樺並木》
三股山荘から1.5km北上すると、非常に生育の良い「白樺並木」があります。整然と並んだ並木、直線道路とその奥の三国峠の山々、とてもきれいです。青葉の茂る夏よりも、春先や秋あるいは冬が良いかもしれません。
上士幌町・白樺並木 |
《松見大橋》…緑深橋から見ます
三国峠の紹介記事でよく出てくる「松見大橋」は糠平源泉郷からは「三国峠cafe」の手前にあります。橋の全景は国道273号駐車帯からの撮影です。「三国峠cafe」、「三国峠展望台」まで行くと行き過ぎ、峠から橋は見えません。カフェの手前1kmほどの「緑深橋」下り車線(駐車帯)から見えます。画像奥に見える「十勝三股の樹海」(別名:三国峠の大樹海)は2022年北海道遺産に選定されました。
糠平源泉郷からはつぎの順番で並びます。すぐ上に紹介した「白樺並木」が終わったら、9kmで松見大橋 → すぐにヘアピンカーブ → コマクサ覆道(覆道を抜けると右手に松見大橋が見えます・わき見運転は危ない!) → (緑深橋) → 覆道から300mほどで右側に駐車帯。駐車帯から1kmほどで三国峠のカフェです。
2022年駐車帯より広い駐車場が三国峠寄りにできてました(未舗装)。また橋の上には欄干沿いに歩行者用ポール(緑色)が建てられています。
上士幌町・松見大橋 |
《三国峠(カフェ・展望台)》
「三国峠」は標高1,139mで、北海道最高峰の国道地点、トンネルの向こうは道北エリア・上川町です。1961年から「町道層雲峡十勝三股線」の指定を受け、三国トンネルの工事は1964年から開始、1971年に完成しました。国道昇格はその前の1969(昭和44)年。
展望台からは北海道遺産の「十勝三股の樹海」、二ペソツ山(2,013m)、ウペペサンケ山(1,848m)を見ることができます。いずれも北海道らしい大きな姿容です。
「三国峠カフェ」(営業期間のみ080-1975-0407、上士幌町三股番外地 三国峠頂上)4月中旬~11月上旬・08:30-17:30/冬期は休業です。カレーとそば、ソフトクリーム、飲物があります。自家焙煎のコーヒーも販売しています。店内はテーブルが三つとカウンター席です。お土産品も置いています。店外に三国峠展望台があります。すぐ近くの橋は「三国峠橋」。ここを過ぎると広大な上川町(1049.47㎢、面積道内12位)に入ります。
下の「三国峠カフェ」の画像、右端が三国峠展望台、左手側に三国トンネルがあります
上士幌町・三国峠 |
三国峠カフェ |
(さらに北は…)三股山荘あたりから北の上川町・層雲峡まで、秋は山の紅葉がきれいです。「三国峠カフェ」をすぎるとすぐに、長い三国トンネル(標高1,139m道内国道最高地点・長さ1,152m)、トンネルを抜けるとすぐ右手に駐車場の順で並びます。トンネル内が上川町との境です。
《野湯(のゆ)》
こちらも国道273号経由、いずれも三股山荘にたどり着く前に西に折れます
音更川上流、温泉宿があったところに野湯が残っています。携帯は圏外です。
「幌加温泉湯元 鹿の谷(かのや)」道の駅から北へ51km(01564-4-2163、河東郡上士幌町幌加)09:00-18:00。おばあさんがいます。入浴料はふつう。内湯は混浴が3、女湯1(男湯、女湯で分かれているわけではありません)、露天は混浴が1です。冬露天も楽しめます。硫黄泉のようです。ケロリン桶付き。宿泊可能ですが、「宿泊」というより、「テントを借りる」感覚で…(温泉の建物はちゃんとあります)。寝袋持参・自炊必須あるいは食料持参、素泊まりのみ。MAP CODEは679 750 884*70。国道273号から西へ2kmほど入り込みます。アクセスはそう難しくありません。
「岩間温泉」北へ64km(MAP CODE:743 036 520*48、河東郡上士幌町)いつでも入浴可。リンク先の紹介ページには湯船が映っていますが、2016年の台風で壊れ、現在は湯壺を自分で作って入ります。当然、クマ出没注意。国道273号沿いの「三股山荘」(01564-4-2165)直前を西に折れ、10km以上入り込みます。
●地名由来 [TOPへ]
士幌町では「しほろ」を「広大な土地」を意味する、アイヌ語の「しゅううぉろー」からだんだんなまったものだとしていますが、上士幌町では「鍋を捨てた川」を由来として、川の上流に位置することから「しほろちょう」に「上」をつけて上士幌としました。1954年(昭和29年)に上士幌村から上士幌町になり、発電所の建設や林業によって人口のピーク(1955年14,000弱)を迎えました。現在は5,000人弱の人々が暮らしています。
鹿追町や士幌町、この辺りは隣町と同じ地名が使われているところがあります。道路上の表示に惑わされないようにしてください。「音更」という表示が多数存在します。たとえば上音更や中音更は士幌町にあります。
●地図 [TOPへ]
住所:北海道河東郡上士幌町字上士幌東3線227-1 (現在地からのルートを表示)電話番号:01564-7-7777 MAP CODE:424 800 584*52
#「その他のオプション」をクリックした後、出てきた大きな地図の左側「道の駅かみしほろ」の文字列の前に「札幌から」など入力し、エンターキーを押すと出発地からの距離、時間、ルートが示されます。
参考URL:
https://www.michi-no-eki.jp/stations/views/19942
http://www.hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/23227/
https://karch.jp/michinoeki/
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