道の駅「しらたき(遠軽町)」(道東エリア・オホーツク 83)

北海道の道の駅一覧(テキスト版解説版域内道の駅一覧)・ブログの書き方北のチップス


概要(最終訪問日:2023月3月9日) 《この道の駅のミッション❓》 「ほくほく丼」をいただく
  • オホーツクエリア(内陸部)に位置する道の駅、2003年設置(設置番号83)。道の駅というより「白滝PA」といった方が良いかもしれません(国道上の案内が「緑色」)。「旭川紋別自動車道」(高規格道路・国道450号)の奥白滝ICすぐそばに設けられた道の駅です。「自動車道」が将来「有料道路」に格上げされたときには、「道の駅」が「パーキングエリア」になるのでしょうか

  • トイレは2020年9月改修、ウォシュレットに。授乳室も設置されました
  • オホーツク海側からトラックによるホタテ輸送が盛んです(車中泊度◯)
  • 温泉、食事処、コンビニ等の商業施設は周りにありません
  • 「遠軽町埋蔵文化財センター」に保存されている「黒曜石石器群」が2022年、国宝に指定、道内2番目

  • キャンプ場は「観光スポット」に記載しました
  • 「層雲峡」へは「とうま」が近いでしょう


住所:北海道紋別郡遠軽町奥白滝 (現在地からのルートを表示
電話番号:0158-48-2175   MAP CODE:787 429 078
営業時間や休館日などは「道の駅ホームページ」(おしらせ)をご覧ください
《近くの道の駅》
 (北東27km)まるせっぷ・(北東45km)遠軽森のオホーツク
 (西56km)とうま(道北エリア旭川以南)
 (南88km)おんねゆ温泉・(南144km)ピア21しほろ(十勝エリア)
 (北53km)香りの里たきのうえ

上川管内(南)概略図
オホーツク管内(北)概略図



🙆 記事一覧 

トイレ事情    ●風呂事情    ●洗濯事情
駐車可能台数
敷地内の店    ●レストラン   ●コンビニや店・ガソリン・郵便局
観光スポットや行事
地名由来     ●地図


24hトイレはきれいなウォシュレット

 画像正面、木製屋根が24hトイレへの通路です。2020年9月改修が終わり、ウォシュレット完備になりました(男2、女6うちひとつにオムツ換えつき)。多機能トイレにはオストメイト機器。おむつ交換台は男子トイレ室内、手洗あたりにもあります。画像は、奥へ通路、トイレ、食事処の順で並んでいます。
 授乳室は身障者用駐車スペース横の通路沿いに設けられています(2021年2月完成・画像正面白い壁の建物あたり)。戸外に設けられてよかったと思います。無神経にもトイレ内設置の道の駅があります。
 右手にある観光案内板は建物陰で見えませんが、電光温度計がつけられています、冬期の気温はらくらくマイナス10℃を下回ります。
 左手の傾斜屋根は「身障者用駐車スペース」です。

道の駅「しらたき」トイレ
道の駅「しらたき」トイレと屋根つき駐車スペース


 お風呂はとても遠く、つぎの目的地まで行けそうです。一日くらい風呂に入らなくても…と思えば、大丈夫でしょうが…。
 道の駅内案内板に温泉として「白滝グランドホテル」が書かれています、東へ8kmほどにあったのですが、すでに廃業です。
 遠軽の秘境を探検あるいは「ひらやま」登山(標高1,771m)が目的ならこの道の駅、あるいは「白滝高原キャンプ場」(0158-48-2803、紋別郡遠軽町白滝天狗平308-1、詳しくは「観光スポット」へ)、「遠軽町白滝山の家」(0158-48-2762、紋別郡遠軽町白滝天狗平328)がベースになると思います。


丸瀬布温泉
 「丸瀬布温泉やまびこ」東へ39km・道道1070号沿い(0158-47-2233、紋別郡遠軽町丸瀬布上武利53)10:00-21:00/冬11:00-/火曜定休。料金ふつう(貸しタオルつき)。和風、洋風合わせて10種類の湯に日替わりで浸かることができます。道の駅「まるせっぷ」の向こう、丸瀬布の高規格オートキャンプ場はこの温泉のすぐ隣。東の道の駅「まるせっぷ」からは南へ10km(「しらたき」から「まるせっぷ」までは北東へ27km)。

瀬戸瀬温泉
 「瀬戸瀬温泉」東へ47km・道道493号沿い(0158-44-2021、道紋別郡遠軽町湯の里)08:00-20:00/水曜定休。料金ふつう。透明の湯、ひょうたん型の浴槽。昔ながらの温泉という感じ。素泊まりもできるようです(宿泊者用の炊事場があります、あるいは食事の持ち込み可、周囲にはほかの施設はなにもありません)。冬期は暖房費が必要。

層雲峡温泉
 「層雲峡温泉ホテル大雪」道の駅から南西51km・国道39号経由(01658-5-3211、上川郡上川町層雲峡)11:00-17:00。料金ちょと高い。きれいな透明の湯、源泉かけ流し。ボディソープ・シャンプー備え付け。直通道路がないので、上川までいったん出て引き返す感じです。

日帰り温泉リスト
 層雲峡温泉日帰りリスト(層雲峡へは南西へほぼ50km、直通道路がなく、上川までいったん出て引き返す感じ。道の駅「とうま」に記載の記事です)。層雲峡温泉は「温泉総選挙2018」の「絶景部門」で第1位になりました。
 旭岳温泉日帰りリスト(旭岳温泉へは西へ100km以上、直通道路がないため、当麻まで出て引き返す感じ。道の駅「ひがしかわ道草館」記載の記事)。
 層雲峡も旭岳も秋は絶景です。どちらにもロープウェイがあり山の中腹まで楽に登れます。ただし防寒の用意は夏でも忘れずに。


遠軽町市街地、旭川市

遠軽町市街地》…直近、東へ50km
 「洗濯遠軽館」東へ50km(0158-42-4770、紋別郡遠軽町大通北1丁目2-60)営業時間06:00-24:00。

旭川市》…西へ64km
 西方向「コインランドリーWASH+永山39店」西へ64km(0166-85-7739、旭川市永山三条9丁目81-1)07:00-24:00。稼働状況


●駐車可能台数 [TOPへ] (ここは泊まれますか?道の駅のWi-Fi
大型・普通車・身障者用:9台・25台・1台。身障者用スペースは屋根付き(2020年設置)。わりと小さめの駐車場。大型車の駐車台数は10台ほどあります。オホーツクからのホタテ輸送途上の休憩所として大型車の駐車スペースを広く取っているのでしょう。道の駅のすぐそばを通る「旭川紋別自動車道」は高速道路並の高規格幹線道路。「奥白滝IC」で自動車道を降りるとすぐに道の駅です(浮島ICと白滝ICのちょうど中間辺り)。
 2020年トイレの改修と同時に身障者用スペースに屋根がつきました。トイレ前からも屋根が伸びて濡れずに済みます。Google Map

 「旭川紋別自動車道」は2019年度内に遠軽ICまでが開通しました。旭川近くの比布JCT(2004年開通・降り口は「比布北インターチェンジ」)から遠軽ICまでの90kmあまりが通行無料の「自動車道」で行き来できます。終点の紋別(総延長135.5kmの予定)までもうひと息です。ちなみに比布JCTから道の駅しらたきまでは60kmほど。

道の駅「しらたき」駐車場
道の駅「しらたき」駐車場


●敷地内の店 [TOPへ]

駅舎内
 駅舎内にはお土産屋さん、山わさびやタケノコ、キノコの缶詰、鹿肉やトド肉の缶詰、そば茶、またおせんべいなどを売っています。

レストラン
 道の駅のレストランは山小屋風の雰囲気でそれなりの食事、うどん・そば、しょうゆラーメン、カツカレー、鳥丼などを提供してくれます。エゾシカ肉がソーセージになってカレーと一緒に供されることがあります。「ほくほく丼」(エゾシカ肉料理)はその時々で提供される料理のようです。メニューをじっくり見るか、お店の人に尋ねてみましょう。戸外のテーブルもあります。
 ホワイトボードにその日のおすすめメニューが書き出してあります。周りは山と畑だけなので、道の駅で夕食を摂るとなると道の駅レストラン閉店時間が気になるところ、17:00です(要確認)。注文は当然それより早い時刻に済ませる必要あります。周りに店がないところ、ぜひ長く続けてもらいたいレストランです。

道の駅「しらたき」おすすめメニュー
道の駅「しらたき」おすすめメニュー


屋外
 外(道の駅右手)には野菜の直売所があります。やはり春~夏にかけてが、並ぶ野菜や山菜の種類も量も多いです。きのこがたくさん。冬はお休みです。
 自販機は直売所に隠れています、奥に3台並んでいます。


●レストラン [TOPへ]
 道の駅の周りに商業施設はありません。高規格道路・旭川紋別自動車道ではなく国道333号を東へ10kmで、時計台のついたJR白滝駅があります。山奥の駅ですが、特急も停まる駅です。旭川紋別自動車道からは「白滝IC」を降りて、1.5kmの距離。
 駅周辺には郵便局、ガソリンスタンド2軒がありますが、食堂類はなくなってしまったようです。

 さらに東、「まるせっぷ」の道の駅を過ぎてJR丸瀬布駅前に2、3軒のレストランがあります(道の駅「しらたき」から北東30km、「まるせっぷ」から1.5km)。またコンビニ「セイコーマート丸瀬布店」(0158-47-3177)もあります。


●コンビニ・店・ガソリン・郵便局 [TOPへ] (ANRE 停電時も給油可能なGS
コンビニは丸瀬布(東30km)、あるいは遠軽町市街地(東48km)へ。
 「セイコーマート丸瀬布店」東30km(0158-47-3177、紋別郡遠軽町丸瀬布東町247番地9)営業時間06:30-23:00。ホットシェフあり。

 「セブンイレブン遠軽豊里店」東46km(0158-42-7123、紋別郡遠軽町豊里507番地11)。
 「ローソン遠軽南町店」東48km(01584-2-4343、紋別郡遠軽町南町4-1-29)。

 西方向は上川町にあります、「セブンイレブン上川町店」西へ29km(01658-2-1347、上川町新光町98番地5)。わりと大きめの店です。



ガソリンスタンドは白滝市街地(東へ10km)へ。2軒かたまってあります。
 直近「ホクレン白滝SS / JAえんゆう」東へ10km(0158-48-2866、紋別郡遠軽町白滝715番地)08:00-18:00/(11月~04月)-17:30。
 「ENEOS 白滝SS / 丸力前本商事」(0158-48-2065、紋別郡遠軽町白滝691)07:30-18:30/日曜定休。

 上記はいずれも「JR白滝駅」付近。べつのガソリンスタンド、西方向は上川町(29km)、東は丸瀬布(北東へ30km)にあります。



郵便局も白滝市街地です。
 「白滝郵便局」国道333号経由・東へ10km右手(0158-48-2700、紋別郡遠軽町白滝818)ATMは日曜お昼まで。


●観光スポットや行事 [TOPへ] (服装虫対策ゴミ箱

遠軽町全域地図
遠軽町全域地図



遠軽町白滝の観光スポット
遠軽町白滝の観光スポット


遠軽町埋蔵文化財センター》…国宝所蔵
 白滝は「白滝ジオパーク」の一部で、黒曜石石器(旧石器時代)がたくさん発掘されたところ。その中心に「遠軽町埋蔵文化財センター」(0158-48-2213、遠軽町白滝138-1)があります。
 センター設立の発端そして中核をなすのは「遠間コレクション」。遠間栄治氏(1904~1969)が昭和初期にコツコツと収集した約5,000点の黒曜石石器です。2022年11月、センターが所蔵する「尖頭器」をはじめ約1,900点の石器群が国宝として指定を受けました。道内二番目の国宝です。登録は2023年6月。

 センター1階に「ジオパーク交流センター」があり、膨大な量の石器の展示物を見ることができます。石器時代に石器の材料に使われた黒曜石の発掘ツアーなどが企画されています。夏期は休みなし、冬期は土日祝日がお休み、09:00-17:00の開館です(有料、年間パスポートがあります、常設展は無料)。

 センター周辺には黒曜石の露頭(たとえば「あじさい滝の露頭」)が数多く見られます。こちらも訪問の価値ありです。が、センターの企画に参加する方がよいでしょう(少々山奥、要クマ対策)。
 また「白滝遺跡群」(MAP CODE: 787 436 560*41、遠軽町奥白滝)という旧石器時代の遺跡があります(いくぶん村立白滝三和中小学校跡に近い、小学校跡地から天狗平地区農免道路を通り、南へ500m。国道333号から湧別川を渡り、石北本線をくぐります)。白滝は黒曜石の埋蔵量が数十億トンと言われ、掘り出される石器の数もおびただしいものですが、なんと周辺にはその石器を使うに相当する集落がなかったとのこと。旧石器時代の石器工場だったのでしょうか。

遠軽町埋蔵文化財センター
遠軽町埋蔵文化財センター
遠間コレクションの一部
遠間コレクションの一部


白滝高原キャンプ場・天狗平展望台
 道の駅から2kmほど南下したところに「白滝高原キャンプ場」(MAP CODE:787 370 740*30、0158-48-2803・白滝総合支所0158-48-2212、遠軽町白滝天狗平308-1)があります(開設期間6月~9月)。費用はとても安く、バンガローや温水シャワーがあります。そして、なんと五右衛門風呂があり、自分で沸かして入るのだとか。「ひらやま」への登山ベースにも良さそうです。
 1km南下で「天狗平展望台」(遠軽町白滝天狗平)。「白滝ジオパーク」の一部です。火砕流が作り出した広大な平原(現在は、農地)を見渡すことができます。「北海道に来たぁ!」という感動が味わえます。背後に天狗岳や平山が見えます。展望台に隣接して「遠軽町白滝山の家」があります。

まきば北海道
 トレッキングが楽しめる「まきば北海道」(旧どさんこトレッキング、MAP CODE:787 256 088*36、目的地設定不可090-6876-2975、遠軽町白滝上支湧別549番地1)は道の駅から10kmほど南下したところ。料金はかかりますが、引き馬や乗馬と、馬とちょっとだけ長い時間遊ぶことができます。北海道らしさを味わうにはやはり牧場の体験ですよね。

農家民宿えづらファーム
(宿泊)「農家民宿えづらファーム」道の駅から東へ13km・JR石北本線白滝駅からは3km南下(0158-48-2050、遠軽町白滝北支湧別152-3)。1日1組貸切宿泊(お風呂はもちろん、洗濯機もついた一軒家にお泊まり)を提供してくれる「農家民宿」。北海道の大自然を満喫したいのならぜひここで。農場ツアーや収穫体験、ピザ窯やスノーシューなどたくさんの体験メニューが準備されています。なんと言っても星空の美しさは抜群。農場の住込みボランティアも募集中だそうです。

ひらやま
 「ひらやま」(標高1,771m)の登山道入口(MAP CODE:787 065 363*82)までは、ダート路があるものの車で行け、登山道入口には駐車場もあります。途中三カ所ほど滝があったり、夏に雪渓も残っていたりと、きれいなところです。登山口から頂上まで約3km、2時間30分の行程です。頂上はその名のとおり、平たい山、ハイマツたくさんです。
 毎年六月下旬に「ひらやま山開き」が行われ、登山参加募集や無料バス運行も実施されることがあります(感染症蔓延等で中止の年あり)。

 「しらたき」は層雲峡にかなり近い道の駅ですが、直近の道の駅は旭川の東にある「とうま」、「とうま」から層雲峡へは50kmほどの距離。当麻にはコンビニやガソリンスタンドなどの商業施設も整っています。層雲峡については「とうまからの観光案内」をご覧ください。

 国道450号上に数カ所、「北大雪スキー場」の案内があります。「TENGU CAT-SKI GUIDES」のみ営業中。


●地名由来 [TOPへ]
 道の駅から20kmほど北東に、小さな「白滝」があり、そこから取られたとのこと。白滝の辺りは湧別川、JR石北線、国道333号、旭川紋別自動車道が並んで走っています。国道と自動車道が交差する辺り、少し西寄りの国道沿いに「村名白滝発祥の地」(MAP CODE:617 062 589*52)と書かれた駐車場があります。滝が見えるところに「発祥の地」の大きな碑が建っています。

村名白滝発祥の地
村名白滝発祥の地


 白滝は大雪山系の一部で村の90%は山林。平坦地の標高が500m~600m(高緯度にあるため、本州に置き換えると1,500m相当)あり、雪も11月下旬~5月上旬まで積雪があります。札幌などと比べるとひと月遅れの雪解けです。ちなみに札幌は道外と比べるとひと月遅れの春が来ます。

 白滝に和人が入植したのはかなり遅く、1912年、大正元年のこと。2005年、遠軽町、丸瀬布町、生田原町と合併して、この地も遠軽町になりました。合併時の総人口は1,100人ほど、現在の遠軽町は20,000人ほどの人口です。


●地図 [TOPへ]
住所:北海道紋別郡遠軽町奥白滝 (現在地からのルートを表示
電話:0158-48-2175   MAP CODE:787 429 078

# 「その他のオプション」をクリックした後、出てきた大きな地図の左側「道の駅しらたき」の文字列の前に「札幌から」など入力し、エンターキーを押すと出発地からの距離、時間、ルートが示されます。


参考URL:
https://www.michi-no-eki.jp/stations/views/18868
http://www.hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/2623/
https://engaru.jp/tourism/page.php?id=439

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