道の駅「おといねっぷ」(道北エリア上川北 12)
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住所:北海道中川郡音威子府村字音威子府155 (現在地からのルートを表示)
電話番号:01656-5-3111 MAP CODE:684 226 191
営業時間や休館日などは「道の駅ホームページ」(おしらせ)をご覧ください
《近くの道の駅》
(北東50km)マリーンアイランド岡島
(北西31km)なかがわ
(南22km)びふか
(北26km)ピンネシリ
🙆 記事一覧
●トイレ事情 ●風呂事情 ●洗濯事情
●駐車可能台数
●敷地内の店 ●レストラン ●コンビニや店・ガソリン・郵便局
●観光スポットや行事
●地名由来 ●地図
24hトイレはなぜか「北斗七星」という名前。駅舎に向かって左手、自販機の間を入ります。2020年トイレ改修が済んで、女子、男子ともに個室はウォシュレット(とってもきれい、感激!)、ベビーチェアつき。多機能トイレに1。オストメイト機器、おむつ交換台があります。床などもとてもきれいです。
さらに授乳室(ほ乳瓶のマークあり)も設置されています。
《天塩川温泉》
「音威子府住民保養センター天塩川温泉」南9.4km(01656-5-3330、中川郡音威子府村咲来919)10:00-21:00。入浴料はふつう。白亜紀の地層から出る温泉。ボディソープ・シャンプー備え付け。天塩川に面した露天あり(冬期も入浴可)。〔🗾Googleマップ〕。
レストラン11:00-14:00・17:00-19:00(レストランのみの利用可)。米は北海道産 「ゆめぴりか」、定食類あり。もちろん「おといねっぷ蕎麦」あり。「源泉ラーメン」、「天塩川ラーメン」あり。宿泊可。
公共交通機関(道の駅裏手の宗谷本線)でも行けます…、
音威子府駅乗車 ~ 咲来駅(さっくるえき)通過 ~ 天塩川温泉駅下車 - 800mほど歩く(下の画像左手に歩き、左に折れます) → 温泉/[時刻表](「音威子府」の駅名が見えないときは、時刻表中央部あたりでマウスをスクロールしてください)。
《キャンプ場》
「天塩川リバーサイドパークキャンプ場」(開設期間5月中旬~10月下旬ころ)がすぐ近く、温泉の山側にあります。無料のキャンプ場、予約不要。テント20張、駐車場20台。炊事場・水洗トイレ。ゴミ持ち帰り、ペット持ち込み不可。駐車場でのオートキャンプおよび車中泊禁止。〔🗾Googleマップ〕。
管理は村。手入れが行き届いているので、温泉と食事処が近い分、道の駅よりこちらの方が過ごしやすいかもしれません。ログハウス(8人用1棟のみ・要利用料\26,500.-)についての予約・問合せは、天塩川温泉(01656-5-3330)、問合せ先:音威子府村経済課産業振興室(01656-5-3313)。なおクマ🐻出没注意報がよく出るところ。
《電気式乾燥》
道北エリアの北部はコインランドリーのないところ。電気式であれば、ピンネシリの道の駅(北へ26km)や中川町のキャンプ場「ナポートパーク」(北西31km)にあります。
《ガス式乾燥》
直近「コインランドリーびふか」道の駅から南下31km・国道40号沿い(01656-2-3355、080-8087-7335、美深町西1条南5丁目36-4)07:00-22:00。道を挟んで隣が「セブンイレブン美深西1条店」(01656-2-3355)。大通り向かいが「むつみ食堂」(01656-2-1271、営業時間11:00-20:00)。洗濯乾燥機4、乾燥機2、敷布団乾燥機1。稼働状況。2022年のオープン。〔🗾Googleマップ〕。
ガス式乾燥のコインランドリーは(日本海側)遠別(西へ51km)、羽幌(南西へ92km)、稚内(北へ119km)、(内陸部)美深、名寄(南へ53km)にあります。
大型・普通車・身障者用:7台・27台・2台/EV急速充電器2・普通充電器1あり。駅舎の前に広い一面の駐車場。国道40号と275号の交差地点、宗谷本線と天塩川にはさまれた道の駅。Google Map。
《駅そばと天北線資料室》
すぐ裏がJR音威子府駅、「音威子府交通ターミナル」という、とてもりっぱな建物です。駅舎内に音威子府産そば(畠山製麺)の「黒い駅蕎麦」で有名な立ち食いコーナーがありましたが、2021年2月閉業しました。黒いそばは天塩川温泉で味わうことができます。また道の駅駅舎とJR音威子府駅の間に「ゲストハウスイケレ」(01656-8-7565、音威子府村音威子府511-6)があり、そのレストラン「めしや満福イケレ」でも黒い蕎麦をいただけます。詳細は「レストラン」へ。「イケレ」はアイヌ語で「感謝」を表す「イヤイライケレ」から取ったもの。ただしその一部分なので、「感謝」という意味ではない。なおゲストハウスイケレはドミトリー形式の宿泊施設で、ベッドルーム、風呂、トイレすべて共用です。
「音威子府交通ターミナル」には「天北線資料室」(01656-5-3311)月曜~金曜09:30-16:00(都合により閉館が早まることがあります)。天北線は村の北東、中頓別、浜頓別、そして稚内に向かう鉄路、75年の営業の後1989年に廃止。音威子府駅は宗谷線と天北線の分岐駅でした。資料室には当時の鉄道備品、分岐駅だった当時のジオラマが展示されています。紹介記事。
道内で一番人口の少ない自治体(2025年5月現在605人)。これまで、食事処と物産店の休止(2019年に再開)など、道の駅の危機がありましたが、2020年にトイレを更新するなど回復傾向でした。しかし2025年3月、テナント引き継ぎがうまくいかず、現在、道の駅は閉鎖状態です。問題の早い解決、道の駅の再開を祈ります。
《音威子府名物黒い蕎麦》
「駐車可能台数」でも紹介しましたように音威子府の黒い蕎麦は、道の駅近くのゲストハウス(めしや満腹イケレ)、天塩川温泉でいただけます。
《音威子府駅周辺》
《咲来駅周辺》
全日食チェーン「こしん」が2020年5月15日オープンしました。道の駅から南・国道越しに見えます(01656-8-7275、音威子府村字音威子府295)09:00-18:00/日曜定休。弁当などふつうのコンビニ以上の品揃え、魚など生ものまで揃っています。〔🗾Googleマップ〕。
「セイコーマート 音威子府店」南東へ1km・国道275号沿い(01656-9-3800、音威子府村字音威子府488番地)06:00-22:00。ホットシェフはありませんが、ホットコーヒーはあります。店舗の山側はスキー場で夏の間、「おといねっぷ」の白い文字が浮かび上がります。〔🗾Googleマップ〕。
「ENEOS 音威子府SS / 音威子府石油」道の駅から南東へ700m・国道275号沿い村役場となり(01656-5-3107、音威子府村字音威子府452-1)08:00-18:00・土日曜 -17:00。〔🗾Googleマップ〕。
「音威子府郵便局」道の駅から南東へ450m・国道275号沿い(01656-5-3011、音威子府村字音威子府447)ATMは日曜17:00まで。〔🗾Googleマップ〕。
《音威子府村トリセツ》‥音威子府村を上手に回るために
村には移住者、観光客向けに「トリセツ」があります/「音威子府村取扱説明書(音威子府村トリセツ)」(PDF)、全ページ一括あるいは必要な情報のみ(全ページ一括/表紙/音威子府とは/注意事項/観光/食事/宿泊/お土産/村内マップ/裏表紙)を手に入れることができます。それぞれの項目は各2ページのとてもよくまとめられたものですが、さらに短くした「概要版」もあります。
なお「注意事項」とは村内の慣習(サイレンやコンビニ、ゴミ袋)、行動する上での注意(クマ、川釣り、牧草地)、服装などについての情報です。
注意事項にもありますように、とくに牧草地は「農地」で、見栄え良くするために草を生やしているのではありません。家畜を育てるためのえさを育てています。その中に踏み込んだり、タイヤで踏みつけたりすると、使い物にならなくなります。絶対に入らないようにしてください
《北海道命名之地》
「北海道命名之地」(MAP CODE:684 247 584*12、中川郡音威子府村字物満内ものまない)はぜひ訪れたいところ。三重県出身、身長わずか145cmの松浦武四郎が1日60kmも70kmも歩き続けて調査した北海道。どのような経緯で「北海道」の名が武四郎の頭に浮かび上がったのかがわかるかもしれません。〔🗾Googleマップ〕。
道の駅おといねっぷから西へ7km、道の駅なかがわから南東へ25km、国道40号沿いです。直前はダート路、また「熊出没注意」の看板もあります。シーズン中であれば観光バスやタクシーが駐まっていることと思います。すぐそばに天塩川が流れ、対岸には宗谷線が走っています。画像はタップするとおおきくなります。
《JR急行 花たびそうや》
宗谷線には、稚内~音威子府・旭川~音威子府間を「JR急行 花たびそうや」が2025年から走っています。音威子府駅はちょうどその中間点、かつては宗谷線と天北線の分岐駅でした。詳細は「わっかない」をご覧ください。
《エコミュージアムおさしまセンター》
「エコミュージアムおさしまセンター」道の駅から西へ6km・国道40号経由筬島おさしま駅そば(01656-5-3980、音威子府村物満内55)開館期間4月下旬~10月31日09:30-16:30/月曜休館・冬期休業。有料。筬島(おさしま)小学校校舎をリノベーションしたエコミュージアム。小学校廃校後、彫刻家・砂澤ビッキ(旭川出身)が校舎を創作拠点として利用していたことから、そのアトリエや作品群(木彫や油絵、版画)を中心とした展示を行っています。校舎の間借りではなく、全体的にリノベーションされ、独特の雰囲気を醸し出しています。カフェINAI INAI BARあり。これも「おといねっぷ美術工芸高校」との関わりでしょうか。道の駅に案内があります。〔🗾Googleマップ〕。
筬島おさしま駅も訪れてみると面白いかもしれません(北東へ170m)。
《高橋昭五郎彫刻の館》
「高橋昭五郎彫刻の館」道の駅から南東へ450m・音威子府郵便局向かい(音威子府村字音威子府443)10:00-16:00/月火曜休館・冬期休館。入館無料。旧音威子府中学校校舎を利用した作品展示室。室蘭市在住の高橋昭五郎氏が自作品を音威子府村に送り続けています。〔🗾Googleマップ〕。
《都市交流センター木遊館》
「都市交流センター木遊館」道の駅から南東へ1.6km・町道沿い(01656-5-3019、音威子府村音威子府179-1)水曜~日曜09:00-16:30/月火曜祝日休館。要入館料、冬期は幾分値上がりします。機械の使用量や消耗品代・木材料がかかります。だれでも利用可能な木工体験施設。簡単なもの(キット制作)は数時間で、手の込んだものは数ヶ月かけて制作します。専門スタッフが常駐しています。道の駅からは直線で500m、踏切を越えるため遠回り。〔🗾Googleマップ〕。
《ブルーベリーハウス・キャンプ場》
「ブルーベリーハウス・キャンプ場」(目的地設定不可050-5373-9014、音威子府村字咲来896-6)。1日1組限定、総部屋数5室一戸建て型宿泊施設(7LDK)。料金はほどほど。テレビや電子レンジなど生活に必要なものはすべてそろっています。ペット不可。X twitter。〔🗾Googleマップ〕。
⛺「ブルーベリーキャンプ場」。ブルーベリーの採集も可能な、1日1組限定のキャンプ場。予約はHPから。
⛺無料の大きなキャンプ場はすぐ北に「天塩川リバーサイドパークキャンプ場」があります。
《音威子府》
5年ほど前は人口800、現在600ほどになってしまった村、経営も危ぶまれるだろうと思われるほどの人口です。音威子府村のホームページには「北海道で一番小さな村」の文字が村章とともに掲げられています。人口増のため全国から生徒を集める村立の「北海道おといねっぷ美術工芸高等学校」があります。一学年の定員は40名、入学後は住民票を音威子府村に移す必要があります。村の人口分布を見ると二十歳前のグラフがぐ~んと伸びているのがわかります。
音威子府村は高知県大川村、福島県檜枝岐村、山梨県丹波山村、和歌山県北山村、岡山県新庄村、熊本県五木村とともに、2016年の「小さな村g7サミット」に参加しました。サミットはそれ以来毎年開かれています。
音威子府村の旧称は「常盤村」。1904(明治37)年に「パンケサックル駅逓所」ができました。が、翌年「常盤駅逓所」と改称。この辺りの経緯が不明です。当時は咲来地区が村の中心だったようですが、大正時代になっていくつかの鉄道路線の敷設、1912年地域の名前をつけた「音威子府駅」の開設により音威子府地区の発展がめざましく、中心が咲来から音威子府に移っていき、1925年に役場(常盤村役場)も移転しました。「常盤」よりも「音威子府」の方が村外の人には通りが良い、「常盤というのは音威子府駅のあるところなんですよ」と説明するのが面倒。駅名は「音威子府」、村名は「常盤」という名前の齟齬が起きたのです。村名の改称には当然反対意見も多くありましたが、昭和も数十年が過ぎて1963(昭和38)年、村は「音威子府村」になりました。昭和40年頃までの人口は4,000近く、年によっては4,000を越えることもありました。
ついでながら「駅逓所」とは「駅+宿場」のようなもの。宿泊・人馬の継立・郵便などの業務を行うところ。現在の駅よりはもっと幅広い業務を扱っていたようです。道内各地にその跡地や建物が残っています。「常盤」の命名はもしかすると「ぱんけ」から「盤」を読み出したのかもしれません。「盤渓スキー場」がある札幌の「ばんけい」はもともと「パンケ」、転訛して 「ばんけい」になっています。
で、アイヌ語地名「おといねっぷ」は「濁りたる泥川、漂木の堆積する川口、または切れ曲がる川尻」の意味だそう。
《咲来》
咲来(さっくる)地区には「ペンケサックル川」と「パンケサックル川」が流れています。いずれも天塩川に流れ込む支流です。この「ぺんけ」と「ぱんけ」はよく対で使われ、意味は「上・下」(「ぺんけ」が「上」)。「ペンケトー・パンケトー」など沼に使われることもあります。「ペンケウタシナイ川・パンケウタシナイ川」は旭川の南・歌志内市、砂川市を流れています。
「さっくる」の方の意味は「夏の道」。オホーツク海まで漁に出るための道があったことからこの名がついたのだそう。つまり「上の夏道」と「下の夏道」。北海道の厳しい自然を彷彿とさせる地名です。
住所:北海道中川郡音威子府村字音威子府155 (現在地からのルートを表示)
電話番号:01656-5-3111 MAP CODE:684 226 191
#「その他のオプション」をクリックした後、出てきた大きな地図の左側「道の駅おといねっぷ」の文字列の前に「札幌から」など入力し、エンターキーを押すと出発地からの距離、時間、ルートが示されます。
参考URL:
https://www.michi-no-eki.jp/stations/views/18797
http://www.hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/458/
https://www.cocolocala.jp/spots/3499
#cheap & clean_stay_in_vehicle_at_MichinoEki_Hokkaido
概要(最終訪問日:2021年4月9日)
2025年現在、おといねっぷの道の駅は休業状態です。駅舎内に立ち入ることはできません。問題がはやく解決しますように。
《この道の駅のミッション❓》 駅舎内レストランで「黒い駅そば」をいただく
2025年現在、おといねっぷの道の駅は休業状態です。駅舎内に立ち入ることはできません。問題がはやく解決しますように。
《この道の駅のミッション❓》 駅舎内レストランで「黒い駅そば」をいただく
- 道北エリア(上川管内・旭川以北)、国道40・275号の交差点にある道の駅、1993年設置(設置番号12)
- スタンプは😀24時間押印可能(休館日も押せます)
- 2020年24hトイレの改修が済み、ウォシュレット(快適度10)
- 駐車可能台数は多くはないですが、ゆったりした駐車場(車中泊度○→◎)、Wi-Fiは強力
- 道をはさんで地元商店があります。コンビニは1km、温泉は10km近く離れています
- すぐ近くに天塩川が流れ、JR宗谷線「音威子府駅」が営業しています、シーズン中は「風っこそうや号」の稚内間と旭川間の始発駅・終点です
- 「北海道命名之地」は道の駅から西へ7km地点、こちらも天塩川とJR宗谷線沿いにあります
- キャンプ場は「風呂事情」、「観光スポット」に記載しました
- 音威子府村には移住者、観光客向けパンフレット「トリセツ」があります。「観光スポット」の一番上にリンクを示しています
住所:北海道中川郡音威子府村字音威子府155 (現在地からのルートを表示)
電話番号:01656-5-3111 MAP CODE:684 226 191
営業時間や休館日などは「道の駅ホームページ」(おしらせ)をご覧ください
《近くの道の駅》
(北東50km)マリーンアイランド岡島
(北西31km)なかがわ
(南22km)びふか
(北26km)ピンネシリ
🙆 記事一覧
●トイレ事情 ●風呂事情 ●洗濯事情
●駐車可能台数
●敷地内の店 ●レストラン ●コンビニや店・ガソリン・郵便局
●観光スポットや行事
●地名由来 ●地図
24hトイレはきれいなウォシュレット
24hトイレはなぜか「北斗七星」という名前。駅舎に向かって左手、自販機の間を入ります。2020年トイレ改修が済んで、女子、男子ともに個室はウォシュレット(とってもきれい、感激!)、ベビーチェアつき。多機能トイレに1。オストメイト機器、おむつ交換台があります。床などもとてもきれいです。
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道の駅「おといねっぷ」駅舎 |
さらに授乳室(ほ乳瓶のマークあり)も設置されています。
天塩川温泉、キャンプ場
《天塩川温泉》
「音威子府住民保養センター天塩川温泉」南9.4km(01656-5-3330、中川郡音威子府村咲来919)10:00-21:00。入浴料はふつう。白亜紀の地層から出る温泉。ボディソープ・シャンプー備え付け。天塩川に面した露天あり(冬期も入浴可)。〔🗾Googleマップ〕。
レストラン11:00-14:00・17:00-19:00(レストランのみの利用可)。米は北海道産 「ゆめぴりか」、定食類あり。もちろん「おといねっぷ蕎麦」あり。「源泉ラーメン」、「天塩川ラーメン」あり。宿泊可。
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音威子府村・天塩川温泉 |
公共交通機関(道の駅裏手の宗谷本線)でも行けます…、
音威子府駅乗車 ~ 咲来駅(さっくるえき)通過 ~ 天塩川温泉駅下車 - 800mほど歩く(下の画像左手に歩き、左に折れます) → 温泉/[時刻表](「音威子府」の駅名が見えないときは、時刻表中央部あたりでマウスをスクロールしてください)。
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音威子府村・天塩川温泉駅 |
《キャンプ場》
「天塩川リバーサイドパークキャンプ場」(開設期間5月中旬~10月下旬ころ)がすぐ近く、温泉の山側にあります。無料のキャンプ場、予約不要。テント20張、駐車場20台。炊事場・水洗トイレ。ゴミ持ち帰り、ペット持ち込み不可。駐車場でのオートキャンプおよび車中泊禁止。〔🗾Googleマップ〕。
管理は村。手入れが行き届いているので、温泉と食事処が近い分、道の駅よりこちらの方が過ごしやすいかもしれません。ログハウス(8人用1棟のみ・要利用料\26,500.-)についての予約・問合せは、天塩川温泉(01656-5-3330)、問合せ先:音威子府村経済課産業振興室(01656-5-3313)。なおクマ🐻出没注意報がよく出るところ。
●洗濯事情
《電気式乾燥》
道北エリアの北部はコインランドリーのないところ。電気式であれば、ピンネシリの道の駅(北へ26km)や中川町のキャンプ場「ナポートパーク」(北西31km)にあります。
《ガス式乾燥》
直近「コインランドリーびふか」道の駅から南下31km・国道40号沿い(01656-2-3355、080-8087-7335、美深町西1条南5丁目36-4)07:00-22:00。道を挟んで隣が「セブンイレブン美深西1条店」(01656-2-3355)。大通り向かいが「むつみ食堂」(01656-2-1271、営業時間11:00-20:00)。洗濯乾燥機4、乾燥機2、敷布団乾燥機1。稼働状況。2022年のオープン。〔🗾Googleマップ〕。
ガス式乾燥のコインランドリーは(日本海側)遠別(西へ51km)、羽幌(南西へ92km)、稚内(北へ119km)、(内陸部)美深、名寄(南へ53km)にあります。
●駐車可能台数 (ここは泊まれますか?・道の駅のWi-Fi)
大型・普通車・身障者用:7台・27台・2台/EV急速充電器2・普通充電器1あり。駅舎の前に広い一面の駐車場。国道40号と275号の交差地点、宗谷本線と天塩川にはさまれた道の駅。Google Map。
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道の駅「おといねっぷ」駐車場 |
《駅そばと天北線資料室》
すぐ裏がJR音威子府駅、「音威子府交通ターミナル」という、とてもりっぱな建物です。駅舎内に音威子府産そば(畠山製麺)の「黒い駅蕎麦」で有名な立ち食いコーナーがありましたが、2021年2月閉業しました。黒いそばは天塩川温泉で味わうことができます。また道の駅駅舎とJR音威子府駅の間に「ゲストハウスイケレ」(01656-8-7565、音威子府村音威子府511-6)があり、そのレストラン「めしや満福イケレ」でも黒い蕎麦をいただけます。詳細は「レストラン」へ。「イケレ」はアイヌ語で「感謝」を表す「イヤイライケレ」から取ったもの。ただしその一部分なので、「感謝」という意味ではない。なおゲストハウスイケレはドミトリー形式の宿泊施設で、ベッドルーム、風呂、トイレすべて共用です。
「音威子府交通ターミナル」には「天北線資料室」(01656-5-3311)月曜~金曜09:30-16:00(都合により閉館が早まることがあります)。天北線は村の北東、中頓別、浜頓別、そして稚内に向かう鉄路、75年の営業の後1989年に廃止。音威子府駅は宗谷線と天北線の分岐駅でした。資料室には当時の鉄道備品、分岐駅だった当時のジオラマが展示されています。紹介記事。
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宗谷本線・JR音威子府駅 |
●敷地内の店
道内で一番人口の少ない自治体(2025年5月現在605人)。これまで、食事処と物産店の休止(2019年に再開)など、道の駅の危機がありましたが、2020年にトイレを更新するなど回復傾向でした。しかし2025年3月、テナント引き継ぎがうまくいかず、現在、道の駅は閉鎖状態です。問題の早い解決、道の駅の再開を祈ります。
●レストラン
音威子府蕎麦、音威子府駅、咲来駅(ライダーハウス)
《音威子府名物黒い蕎麦》
「駐車可能台数」でも紹介しましたように音威子府の黒い蕎麦は、道の駅近くのゲストハウス(めしや満腹イケレ)、天塩川温泉でいただけます。
- 「めしや満腹イケレ」道の駅すぐ裏手(01656-8-7565、音威子府村音威子府511-6)11:30-14:00/日月曜定休。新そばの時期には幟が立ちます。そばはカツとじそばやエビとじそばなども。チャーハンやカレーなどのメニューもできます。宿泊可。〔🗾Googleマップ〕。
- お風呂の項で紹介しました「天塩川温泉」(01656-5-3330)に食事処があります(午後の休憩あり、19:00まで)。宿泊可。
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在りし日のJR音威子府駅の駅そば |
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黒い蕎麦 |
《音威子府駅周辺》
- (夜)「居酒屋 潤ちゃん」JR音威子府駅真南120m(01656-5-3815、音威子府村字音威子府)18:00-23:00。すし、焼き魚、煮物など和食全般を提供できます。支払いは現金のみ。〔🗾Googleマップ〕。
- 🍦「ジェラテリア グリーン」ビレッジショップこしんのとなり(01656-8-7440、音威子府村音威子府304)木金土日曜の営業12:00-16:30。ベーシックな「こだわりミルク」から北海道の蕎麦やキヌアを使ったものまでアイスの種類が豊富。券売機でアイスを選びます。名徳牧場の直営店です。支払いは現金のみ。〔🗾Googleマップ〕。
《咲来駅周辺》
- 「お食事処咲来(さっくる)」道の駅から南へ5.2km・国道275号沿い(01656-5-3906、中川郡音威子府村字咲来393-2)11:00-18:50(火曜 -14:00)。丼や蕎麦の店。建物が黄色なのですぐわかります。宗谷本線と国道40(275)号の間に建っています。〔🗾Googleマップ〕。
- 「カフェ咲来」道の駅から南へ5.1km・道道220号沿い(01656-8-7121、音威子府村字咲来321-3)。飲み物とシフォンケーキ。〔🗾Googleマップ〕。
- 「ライダーハウス咲来」道の駅から5.9km南下・JR咲来駅そば(01656-5-3155、音威子府村字咲来243番地)夏のみの営業期間7月中旬~9月中旬。宿泊種類:素泊まり+食事(朝食、夕食)。自炊・洗濯可。屋根付き駐輪場あり。〔🗾Googleマップ〕。
〔ライダーハウス〕
●コンビニ・店・ガソリン・郵便局 (ANRE 停電時も給油可能なGS)
全日食チェーン「こしん」が2020年5月15日オープンしました。道の駅から南・国道越しに見えます(01656-8-7275、音威子府村字音威子府295)09:00-18:00/日曜定休。弁当などふつうのコンビニ以上の品揃え、魚など生ものまで揃っています。〔🗾Googleマップ〕。
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音威子府村・全日食チェーン「こしん」 |
「セイコーマート 音威子府店」南東へ1km・国道275号沿い(01656-9-3800、音威子府村字音威子府488番地)06:00-22:00。ホットシェフはありませんが、ホットコーヒーはあります。店舗の山側はスキー場で夏の間、「おといねっぷ」の白い文字が浮かび上がります。〔🗾Googleマップ〕。
「ENEOS 音威子府SS / 音威子府石油」道の駅から南東へ700m・国道275号沿い村役場となり(01656-5-3107、音威子府村字音威子府452-1)08:00-18:00・土日曜 -17:00。〔🗾Googleマップ〕。
「音威子府郵便局」道の駅から南東へ450m・国道275号沿い(01656-5-3011、音威子府村字音威子府447)ATMは日曜17:00まで。〔🗾Googleマップ〕。
《音威子府村トリセツ》‥音威子府村を上手に回るために
村には移住者、観光客向けに「トリセツ」があります/「音威子府村取扱説明書(音威子府村トリセツ)」(PDF)、全ページ一括あるいは必要な情報のみ(全ページ一括/表紙/音威子府とは/注意事項/観光/食事/宿泊/お土産/村内マップ/裏表紙)を手に入れることができます。それぞれの項目は各2ページのとてもよくまとめられたものですが、さらに短くした「概要版」もあります。
なお「注意事項」とは村内の慣習(サイレンやコンビニ、ゴミ袋)、行動する上での注意(クマ、川釣り、牧草地)、服装などについての情報です。
注意事項にもありますように、とくに牧草地は「農地」で、見栄え良くするために草を生やしているのではありません。家畜を育てるためのえさを育てています。その中に踏み込んだり、タイヤで踏みつけたりすると、使い物にならなくなります。絶対に入らないようにしてください
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道の駅「おといねっぷ」と観光スポット |
《北海道命名之地》
「北海道命名之地」(MAP CODE:684 247 584*12、中川郡音威子府村字物満内ものまない)はぜひ訪れたいところ。三重県出身、身長わずか145cmの松浦武四郎が1日60kmも70kmも歩き続けて調査した北海道。どのような経緯で「北海道」の名が武四郎の頭に浮かび上がったのかがわかるかもしれません。〔🗾Googleマップ〕。
道の駅おといねっぷから西へ7km、道の駅なかがわから南東へ25km、国道40号沿いです。直前はダート路、また「熊出没注意」の看板もあります。シーズン中であれば観光バスやタクシーが駐まっていることと思います。すぐそばに天塩川が流れ、対岸には宗谷線が走っています。画像はタップするとおおきくなります。
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音威子府村・北海道命名の地 |
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松浦武四郎の「天塩日記」一文 |
《JR急行 花たびそうや》
宗谷線には、稚内~音威子府・旭川~音威子府間を「JR急行 花たびそうや」が2025年から走っています。音威子府駅はちょうどその中間点、かつては宗谷線と天北線の分岐駅でした。詳細は「わっかない」をご覧ください。
《エコミュージアムおさしまセンター》
「エコミュージアムおさしまセンター」道の駅から西へ6km・国道40号経由筬島おさしま駅そば(01656-5-3980、音威子府村物満内55)開館期間4月下旬~10月31日09:30-16:30/月曜休館・冬期休業。有料。筬島(おさしま)小学校校舎をリノベーションしたエコミュージアム。小学校廃校後、彫刻家・砂澤ビッキ(旭川出身)が校舎を創作拠点として利用していたことから、そのアトリエや作品群(木彫や油絵、版画)を中心とした展示を行っています。校舎の間借りではなく、全体的にリノベーションされ、独特の雰囲気を醸し出しています。カフェINAI INAI BARあり。これも「おといねっぷ美術工芸高校」との関わりでしょうか。道の駅に案内があります。〔🗾Googleマップ〕。
筬島おさしま駅も訪れてみると面白いかもしれません(北東へ170m)。
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音威子府村・エコミュージアムおさしまセンター |
《高橋昭五郎彫刻の館》
「高橋昭五郎彫刻の館」道の駅から南東へ450m・音威子府郵便局向かい(音威子府村字音威子府443)10:00-16:00/月火曜休館・冬期休館。入館無料。旧音威子府中学校校舎を利用した作品展示室。室蘭市在住の高橋昭五郎氏が自作品を音威子府村に送り続けています。〔🗾Googleマップ〕。
《都市交流センター木遊館》
「都市交流センター木遊館」道の駅から南東へ1.6km・町道沿い(01656-5-3019、音威子府村音威子府179-1)水曜~日曜09:00-16:30/月火曜祝日休館。要入館料、冬期は幾分値上がりします。機械の使用量や消耗品代・木材料がかかります。だれでも利用可能な木工体験施設。簡単なもの(キット制作)は数時間で、手の込んだものは数ヶ月かけて制作します。専門スタッフが常駐しています。道の駅からは直線で500m、踏切を越えるため遠回り。〔🗾Googleマップ〕。
《ブルーベリーハウス・キャンプ場》
「ブルーベリーハウス・キャンプ場」(目的地設定不可050-5373-9014、音威子府村字咲来896-6)。1日1組限定、総部屋数5室一戸建て型宿泊施設(7LDK)。料金はほどほど。テレビや電子レンジなど生活に必要なものはすべてそろっています。ペット不可。X twitter。〔🗾Googleマップ〕。
⛺「ブルーベリーキャンプ場」。ブルーベリーの採集も可能な、1日1組限定のキャンプ場。予約はHPから。
⛺無料の大きなキャンプ場はすぐ北に「天塩川リバーサイドパークキャンプ場」があります。
●地名由来
音威子府、咲来
《音威子府》
5年ほど前は人口800、現在600ほどになってしまった村、経営も危ぶまれるだろうと思われるほどの人口です。音威子府村のホームページには「北海道で一番小さな村」の文字が村章とともに掲げられています。人口増のため全国から生徒を集める村立の「北海道おといねっぷ美術工芸高等学校」があります。一学年の定員は40名、入学後は住民票を音威子府村に移す必要があります。村の人口分布を見ると二十歳前のグラフがぐ~んと伸びているのがわかります。
音威子府村は高知県大川村、福島県檜枝岐村、山梨県丹波山村、和歌山県北山村、岡山県新庄村、熊本県五木村とともに、2016年の「小さな村g7サミット」に参加しました。サミットはそれ以来毎年開かれています。
音威子府村の旧称は「常盤村」。1904(明治37)年に「パンケサックル駅逓所」ができました。が、翌年「常盤駅逓所」と改称。この辺りの経緯が不明です。当時は咲来地区が村の中心だったようですが、大正時代になっていくつかの鉄道路線の敷設、1912年地域の名前をつけた「音威子府駅」の開設により音威子府地区の発展がめざましく、中心が咲来から音威子府に移っていき、1925年に役場(常盤村役場)も移転しました。「常盤」よりも「音威子府」の方が村外の人には通りが良い、「常盤というのは音威子府駅のあるところなんですよ」と説明するのが面倒。駅名は「音威子府」、村名は「常盤」という名前の齟齬が起きたのです。村名の改称には当然反対意見も多くありましたが、昭和も数十年が過ぎて1963(昭和38)年、村は「音威子府村」になりました。昭和40年頃までの人口は4,000近く、年によっては4,000を越えることもありました。
ついでながら「駅逓所」とは「駅+宿場」のようなもの。宿泊・人馬の継立・郵便などの業務を行うところ。現在の駅よりはもっと幅広い業務を扱っていたようです。道内各地にその跡地や建物が残っています。「常盤」の命名はもしかすると「ぱんけ」から「盤」を読み出したのかもしれません。「盤渓スキー場」がある札幌の「ばんけい」はもともと「パンケ」、転訛して 「ばんけい」になっています。
で、アイヌ語地名「おといねっぷ」は「濁りたる泥川、漂木の堆積する川口、または切れ曲がる川尻」の意味だそう。
《咲来》
咲来(さっくる)地区には「ペンケサックル川」と「パンケサックル川」が流れています。いずれも天塩川に流れ込む支流です。この「ぺんけ」と「ぱんけ」はよく対で使われ、意味は「上・下」(「ぺんけ」が「上」)。「ペンケトー・パンケトー」など沼に使われることもあります。「ペンケウタシナイ川・パンケウタシナイ川」は旭川の南・歌志内市、砂川市を流れています。
「さっくる」の方の意味は「夏の道」。オホーツク海まで漁に出るための道があったことからこの名がついたのだそう。つまり「上の夏道」と「下の夏道」。北海道の厳しい自然を彷彿とさせる地名です。
●地図
住所:北海道中川郡音威子府村字音威子府155 (現在地からのルートを表示)
電話番号:01656-5-3111 MAP CODE:684 226 191
#「その他のオプション」をクリックした後、出てきた大きな地図の左側「道の駅おといねっぷ」の文字列の前に「札幌から」など入力し、エンターキーを押すと出発地からの距離、時間、ルートが示されます。
参考URL:
https://www.michi-no-eki.jp/stations/views/18797
http://www.hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/458/
https://www.cocolocala.jp/spots/3499
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