道の駅「ピンネシリ(中頓別町)」(道北エリア宗谷 32)敏音知岳

北海道の道の駅一覧(テキスト版解説版域内道の駅一覧)・ブログの書き方北のチップス


概要(最終訪問日:2021年4月9日) 《この道の駅のミッション❓》 鍾乳洞もなか、砂金物語(こしあんまんじゅう)をいただく

 道北エリア(宗谷管内)、国道275号沿いの道の駅、1996年設置(設置番号32)。中頓別町にあり、宗谷管内で唯一内陸部。夏の訪問は虫の大群に襲われるかも。24hトイレはウォシュレット(快適度8)。駅舎と温泉が国道をはさんであります。隣がコテージ、トレーラーハウスもあるオートキャンプ場(詳細は「観光スポット」へ)。周りにコンビニ、ガソリンスタンドはありません、温泉内に食事処があります。駅舎側の駐車場はとても狭く、道内の道の駅では最小(最小でも車中泊度◎)。Wi-Fi強力。


住所:北海道枝幸郡中頓別町字敏音知72-7 (現在地からのルートを表示
電話番号:01634-7-8510   MAP CODE:684 761 001
営業時間や休館日などは「道の駅ホームページ」(おしらせ)をご覧ください
《近くの道の駅》
 (東46km)マリーンアイランド岡島
 (南西57km)なかがわ・(西68km)てしお
 (南26km)おといねっぷ(「なかがわ」への途上にあります)
 (北35km)北オホーツクはまとんべつ

宗谷管内概略図
上川管内(北)概略図



🙆 記事一覧 

トイレ事情    ●風呂事情    ●洗濯事情
駐車可能台数
敷地内の店    ●レストラン   ●コンビニや店・ガソリン・郵便局
観光スポットや行事
地名由来     ●地図


24hトイレはウォシュレット】 ピンネシリ登山客、キャンプ場利用者も使う道の駅。駅舎「ピンネシリ交流プラザ」にウォシュレットは女子2、男子1、多機能トイレに1。ほかに和式がそれぞれにひとつずつ。それなりにきれいです。施設は古いのですが、登山靴で踏み込んだ床をとってもきれいに掃除してあります。トイレは入口を入って左手にあります。
 MICHI-NO-EKIとは別のWi-Fiも飛んでいます。いずれも強力です。携帯の充電器も置いてあり、道の駅を守る人の気遣いが感じられます。

駅舎「ピンネシリ交流プラザ」
駅舎「ピンネシリ交流プラザ」


 道を挟んだ向かい側に、温泉つきの宿泊施設「ホテル望岳荘」(01634-7-8111)。入浴は10:30-21:00。入浴料は安め。浴槽はふたつ。水風呂・サウナあり。湯は少し黄色みがかってます。ボディソープ・シャンプー備え付け。ドライヤーはありません。シーズン中の金土日は早朝風呂(06:00-)、朝食セット(07:00-)ができるとのこと。第2・4月曜日が定休日。食事は望岳荘のレストラン「ピンネ」で20:00まで。食事+入浴セットで割安になります。
 「ホテル望岳荘」(食事・風呂・宿泊可)、またとなりにキャンプ場、そしてつぎに書きましたようにランドリーセット3組があるために、道の駅は利便性のたいへんよいものになっています。

「ホテル望岳荘」の看板
「ホテル望岳荘」の看板


 駅舎内に電気式の洗濯機・乾燥機のランドリー(3組)があります(24h稼働可)。2018年は1台故障中の貼り紙がありましたが、早速直っていました。
 洗剤は駅舎内売店で販売。必要なら営業時間内に購入を。



 店舗形式のコインランドリーは名寄(南76km)、稚内(北107km)、紋別(東126km)、羽幌(西119km)にあります。「コインランドリー(宗谷管内)」をご覧ください。


●駐車可能台数 [TOPへ] (ここは泊まれますか?道の駅のWi-Fi
大型・普通車・身障者用:6台・12台・-。なかなか狭い駐車場、道内最小でしょう。国道275号に面していますが往来はうるさいほどではありません。が、トラックがエンジンをかけたまま朝までいることがあります。駐車場が狭い分、音の発生源がすぐそば。Google Map


道の駅「ピンネシリ」駐車場
道の駅「ピンネシリ」駐車場


虫がたいへん🐝
 夏の間はアブ、ゴマフアブ、蚊などの虫が駐車場に大発生していることがあるので、気をつけて、草むらに注意。駐車場のグリーンベルトに近寄っただけで群がってきます。また車のエンジンをかけっぱなしにしていると排気ガスの熱で飛び出してきたりします。虫除けスプレー(成分にディートやイカリジンの入ったもの)を持っていると良いでしょう。夏だとたくさん使うことになると思うので、携帯用よりもふつうに家庭に置いておくような大きさのものが良いです。また長袖、長ズボンは必須です(参考:虫対策)。
 南西側が温泉。レストランも入っています。駐車場北側はオートキャンプ場、駅舎背後に行くと敏音知岳(ぴんねしりだけ)の登山口です。道の駅は登山届けを受け付けています。


●敷地内の店 [TOPへ]
ほかの道の駅と違って、いくぶん山小屋風。それもそのはず、「敏音知岳」(ぴんねしりだけ)の登山口がすぐそば、登山届けの受付をしています。また隣りにオートキャンプ場があり道の駅は管理棟です。「敏音知岳」やオートキャンプ場の詳細は「観光スポットや行事」をご覧ください。

 特産品や手芸品を販売する店が駅舎内にあります。昔ゴールドラッシュに沸いたこともあるピンネシリ、砂金グッズも販売しています。薪ストーブが一番奥に置いてあり、休憩スペースになっています。携帯の充電器、また洗濯機・乾燥機のランドリーがあります(要洗剤、道の駅が閉まった後では買えません)。
 画像に見えるように、駅舎前にもテーブルと椅子が置いてあります。

道の駅「ピンネシリ」
道の駅「ピンネシリ」


●レストラン [TOPへ]
お風呂のある「ホテル望岳荘」で食事ができます。11:30-14:00・17:00-20:00まで。昼は30分前、夜は45分前がラストオーダーです。定休日が第2・4月曜日。

 夕食は無理ですが、すぐ近く南方向に「森のキッチンHARU」(中頓別町字敏音知267)10:00-17:00/水木曜定休。パスタやオムライス、カレー、鹿肉ハンバーグ、豆とトマトのカレーなどができるようです。


●コンビニ・店・ガソリン・郵便局 [TOPへ] (ANRE 停電時も給油可能なGS
コンビニ・店は約15kmほど離れてあります。
 直近「セイコーマートなかとんべつ店」北東へ14.5km・国道275号沿い(01634-6-2721、枝幸郡中頓別町字中頓別161-3)06:00-24:00。ホットシェフあり。
 「セイコーマート 音威子府」南へ27km・国道275号沿い(01656-9-3800、中川郡音威子府村字音威子府488)06:00-22:00。



 「ホクレン中頓別SS / JA中頓別町」北東へ14.5km・国道275号沿い(01634-6-1070、枝幸郡中頓別町字中頓別174-6)07:30-18:00/日曜定休。
 「ENEOS 音威子府SS / 音威子府石油」南へ26.4km・国道275号沿い(01656-5-3107、中川郡音威子府村字音威子府452-1)08:00-18:30(日曜日 -17:00)。



 「中頓別郵便局」北東へ15km・国道275号沿い(01634-6-1860、中頓別町中頓別152-11)ATMは日曜お昼まで。
 「小頓別郵便局(しょうとんべつ)」南東へ11km・国道275号沿い(01634-7-8350、中頓別町小頓別25)ATMは平日夕方まで。


●観光スポットや行事 [TOPへ] (服装虫対策ゴミ箱

以下の順に紹介します(「詳細」をクリックするとメニューを展開し・閉じます)
道の駅周辺
●お祭り・自然のめぐみフェア
オートキャンプ場・ライダーハウス
敏音知岳(登山)

道の駅から北方向
天北線メモリアルパーク
砂金まつり
鍾乳洞自然ふれあい公園

道の駅から南方向
旧丹波屋旅館洋館・和館

道の駅「ピンネシリ」と観光スポット
道の駅「ピンネシリ」と観光スポット


道の駅周辺
自然のめぐみフェア、オートキャンプ場・ライダーハウス、敏音知岳(登山)

 駐車可能台数は大変少ないです。こじんまりとしていて、「北海道の内陸にやってきたのだぁ」という感慨が…。ピンネシリへの登山もらくにやれそうな気分になります。

お祭り・自然のめぐみフェア
 9月終わりの日曜日には道の駅で「自然のめぐみフェア」が開かれます。きのこ汁やキノコご飯、浜頓別からは鮮魚屋さんも参加。

9月、お祭りの日
9月、お祭りの日


道の駅、温泉とキャンプ場
 道の駅となりの「オートキャンプ場」(6月~9月開設)はキャンピングカーサイト(電源あり)、一般カーサイト、フリーサイトがあり、一般カーサイトは料金高め、ほかに入場料が必要です。ゴミを分別して処分可能。
 「コテージ」は4棟。キッチン、洗濯乾燥機の設備、そのた生活用品完備。通年営業(シーズン外は要暖房費)。
 「トレーラーハウス」は寝具つきベッド、ウォシュレットトイレ、シャワールーム(ボディソープ・シャンプー備え付け)も完備。10月~4月も利用可能(シーズン外は要暖房費)です。家族連れで利用すれば、安上がりになるでしょう。
 オートキャンプ場のあったところは元々「天北線」(1989年廃止)が通っていたところ、行き先表示板のある「敏音知駅跡」になっています。

 ライダーハウス「北緯45度みつばち村」(01634-6-1111、中頓別町字中頓別)は7月~9月の開設。場所は中頓別町役場(市街地)の近く。道の駅からは北東15km、国道275号沿い。2021年はコロナにより休止。ページのかなり下に掲載されています。

敏音知岳
○「敏音知岳」は標高704m、入山届は道の駅で、駅舎右側が登山口。片道90分ほどのコースタイム、たくさんの人が登ります。アイヌ語「ぴんねしり」は「男である山」という意味、本州で言えば「男体山」といった感じの名づけ方でしょうか。それにしても漢字の当て字がすごい。すぐに三吉神社(山頂)の鳥居とガイドマップの看板があります。鳥居をくぐって登山開始です。道の駅の標高が50mほどらしいので、650mばかりの標高差。10歳に満たない小さいお子さんでも登れる山です。ただし北海道の標高は本州の「+1,000m」ということですので、ほとんど2,000m級の山ということになります。その点、服装に気をつける必要があります。
 途中、林野庁の「森の巨人たち百選」に選ばれた「千本シナ」の巨木があります(周囲6.6m)。頂上からは晴れていれば利尻山やオホーツク海も見えるそう。朝早くだと、雲海が漂うのが見えることがあります。なお「山開き」(ページのかなり下)は6月中旬~下旬、あわせて「登山マラソン」(PDF)が行われ、30分弱で登り切る猛者もいるそう。また2016年から冬期登山も許可されています(防寒対策必須)。

「ピンネシリ岳」案内
「ピンネシリ岳」案内




道の駅から北方向…

天北線メモリアルパーク
 中頓別町の市街地、「天北線メモリアルパーク」国道275号経由・北東へ16km(MAP CODE:644 200 585*11、中頓別町字中頓別951)。中頓別町の「北緯45度夏祭り」(8月上旬土日、盆踊りはもちろん、花火大会やマラソン大会も一緒に開催)などさまざまな催しの会場になるところ。1989年惜しまれつつ廃止になった、JR天北線の「中頓別駅」構内跡地を利用した公園。青色の客車(キハ22)が展示してあります。三角屋根の建物は天北線代替バス(宗谷バスの天北宗谷岬線と都市間バス)の「中頓別バスターミナル」。2階が「鉄道記念館」、目を引く展示物は「はんこ」。他の大都市のはんこなども展示してあります。「酪農祭」の会場になることもあります。近くに「中頓別町郷土資料館」(01634-6-1170)があります。

砂金まつり
 8月中頃に「砂金まつり」(問合せ01634-7-8510)が開かれます。「ペーチャン川砂金掘り体験場」(MAP CODE:644 082 304*74、中頓別町兵安)は中頓別町市街地(上にあげました天北線メモリアルパーク)から道道120号を6km南下、「ペーチャン川」沿いにあります。7月15日~8月25日の期間オープン。

鍾乳洞自然ふれあい公園
 「中頓別鍾乳洞自然ふれあい公園」道の駅から北東20km・国道275号経由(MAP CODE:644 265 228*63、01634-6-1299、枝幸郡中頓別町字旭台、5月~10月/冬季閉鎖)は日本最北のカルスト地形にある公園。1.5kmの遊歩道と、第一洞窟の入口から60mほどを散策できます。洞窟内も歩道が整備されています。崖線湧水、親水池、またおおきな軍艦岩、親子岩などの奇岩も見ることができます。上にあげました「天北線メモリアルパーク」からは北東へ5km。少し手前に「衣笠の滝」(落差2m)という小さな滝もあります。
 管理棟「ぬく森館」があり、ここから園内に入ります。ガイドサービス(要予約)があります。6月第1日曜日に「鍾乳洞まつり」、6月の上旬~中旬にかけて芝桜のライトアップが行われます。予約やお問い合わせは「なかとんべつ観光まちづくりビューロー」(01634-7-8510)、「中頓別町役場産業グループ」(01634-6-1111)へ。
 園内で見られる植物や昆虫、鳥などについてはホームページ上にきれいにまとめられています。とても役に立ちます。



道の駅から南方向…
旧丹波屋旅館洋館・和館

旧丹波屋旅館洋館・和館
 「旧丹波屋旅館洋館・和館」道の駅から南東へ11km(中頓別町字小頓別91-1)。国道275号沿いに建つ木造二階建ての旅館、旧天北線の小頓別駅の駅前旅館として営業していたもの。洋館と和館は並んで建っています。大正時代初め(1914年ころ)に立てられ、2階が客室でした。「コンビニ」の項で紹介しました「小頓別郵便局(しょうとんべつ)」(01634-7-8350)がすぐ近く(400mほど道の駅寄り)です。旅館からさらに400m先にはトイレ付きの駐車場があります、道の駅からだと右手。


●地名由来 [TOPへ]
 「ピンネシリ」の地名由来については、上の「観光スポット」内「敏音知岳」で触れています。「ピンネシリ」という山はほかに石狩市と新十津川村の境にもあります(標高1,100m)。また雄阿寒岳や尻別岳(ルスツ)もアイヌ語では「ピンネシリ」という名前だそう。
 「敏音知岳」が「男山」だとすれば、「女山」も当然あります。直線距離で3km、北東方向に「松音知岳」(まちねしりだけ・標高531m)があります。石狩地方の「ピンネシリ」には「隈根尻山」(くまねしりやま・雌山・標高971.4m)があります。
 一方、町名の「なかとんべつ」は隣の「浜頓別町」の「頓別」と同じ、「とー・うん・ぺっ」(沼・そこにある・川)から。
 1949(昭和24)年から町制を施行し、現在の人口は1,700ほど。道北エリア宗谷管内では唯一「海のない」自治体です。


●地図 [TOPへ]
住所:北海道枝幸郡中頓別町字敏音知72-7 (現在地からのルートを表示
電話番号:01634-7-8510   MAP CODE:684 761 001

#「その他のオプション」をクリックした後、出てきた大きな地図の左側「道の駅ピンネシリ」の文字列の前に「札幌から」など入力し、エンターキーを押すと出発地からの距離、時間、ルートが示されます。


参考URL:
https://www.michi-no-eki.jp/stations/views/18817
http://www.hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/842/
https://pinneshiri-autocamp.com/

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